JPH0731104A - 立軸回転電機及びその製造方法 - Google Patents
立軸回転電機及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0731104A JPH0731104A JP16882493A JP16882493A JPH0731104A JP H0731104 A JPH0731104 A JP H0731104A JP 16882493 A JP16882493 A JP 16882493A JP 16882493 A JP16882493 A JP 16882493A JP H0731104 A JPH0731104 A JP H0731104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cage
- stator frame
- opening
- coil
- laterally
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ステータフレームを横向きに設置
した状態での組立を可能とし、かつインナーケージの固
定を焼嵌、溶接することなく、インナーケージ挿入にか
かる時間を短縮する。 【構成】 本発明は、インナーケージをステータフレー
ムに形成された開口部に軸直角方向より落し込んで固定
することを特徴とする。
した状態での組立を可能とし、かつインナーケージの固
定を焼嵌、溶接することなく、インナーケージ挿入にか
かる時間を短縮する。 【構成】 本発明は、インナーケージをステータフレー
ムに形成された開口部に軸直角方向より落し込んで固定
することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、立軸回転電機及びその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の立軸回転電機の構造を図２により
説明する。図２において、インナーケージ１は外周が円
形となっており、この形状同一寸法の穴を加工した脚板
３を有したステータフレーム２を立向きに設置し、焼嵌
によりインナーケージ１を軸方向から押入し、接合面付
近を回り止めとして溶接４を施していた。そして、その
後のローター５の挿入及びベアリング６の取付等の組立
作業も全て縦向きの状態のまま行われていた。
説明する。図２において、インナーケージ１は外周が円
形となっており、この形状同一寸法の穴を加工した脚板
３を有したステータフレーム２を立向きに設置し、焼嵌
によりインナーケージ１を軸方向から押入し、接合面付
近を回り止めとして溶接４を施していた。そして、その
後のローター５の挿入及びベアリング６の取付等の組立
作業も全て縦向きの状態のまま行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構造で
はインナーケージ１挿入に始まる組立作業は、全てステ
ータフレーム２を立向きに設置した状態で行われること
から高所作業が多くなり安全性において問題があり、横
軸回転電機とは全く別の組立ラインを必要としていた。
又、インナーケージ１がステータフレーム２に焼嵌め及
び溶接３により固定されることから、インナーケージ１
の挿入前にステータフレーム２を炉に入れて温度を上げ
る必要があり、挿入後もステータフレーム２の温度が常
温に下がるまで、次の作業が出来ず、回り止め溶接３の
熱影響によりステータフレーム１のベアリング取付面や
フランジ面が否むため修正加工を必要とするなどインナ
ーケージ１の挿入作業の前後の工程において多大な時間
が費されていた。
はインナーケージ１挿入に始まる組立作業は、全てステ
ータフレーム２を立向きに設置した状態で行われること
から高所作業が多くなり安全性において問題があり、横
軸回転電機とは全く別の組立ラインを必要としていた。
又、インナーケージ１がステータフレーム２に焼嵌め及
び溶接３により固定されることから、インナーケージ１
の挿入前にステータフレーム２を炉に入れて温度を上げ
る必要があり、挿入後もステータフレーム２の温度が常
温に下がるまで、次の作業が出来ず、回り止め溶接３の
熱影響によりステータフレーム１のベアリング取付面や
フランジ面が否むため修正加工を必要とするなどインナ
ーケージ１の挿入作業の前後の工程において多大な時間
が費されていた。
【０００４】そこで、本発明は、ステータフレームを横
向きに設置した状態で組立を可能とし、かつ、インナー
ケージの固定を焼嵌、溶接によらない方法でインナーケ
ージ挿入にかかる時間を短縮した立軸回転電機及びその
製造方法を提供することを目的とする。
向きに設置した状態で組立を可能とし、かつ、インナー
ケージの固定を焼嵌、溶接によらない方法でインナーケ
ージ挿入にかかる時間を短縮した立軸回転電機及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コイルと鉄心とこの鉄心を挟持する押え
板とから成るインナーケージと、開口部を有するスチー
タフレームとを具備し、前記ステータフレームの開口部
に前記インナーケージを軸直角方向より落し込んで固定
することを特徴とする立軸回転電機、及びコイルと鉄心
とこの鉄心を挟持する押え板とから成るインナーケージ
をステータフレームに形成された開口部に軸直角方向よ
り落し込んで固定し、横向き状態で組立てることを特徴
とする立軸回転電機の製造方法とを提供する。
に、本発明は、コイルと鉄心とこの鉄心を挟持する押え
板とから成るインナーケージと、開口部を有するスチー
タフレームとを具備し、前記ステータフレームの開口部
に前記インナーケージを軸直角方向より落し込んで固定
することを特徴とする立軸回転電機、及びコイルと鉄心
とこの鉄心を挟持する押え板とから成るインナーケージ
をステータフレームに形成された開口部に軸直角方向よ
り落し込んで固定し、横向き状態で組立てることを特徴
とする立軸回転電機の製造方法とを提供する。
【０００６】
【作用】上記のように構成された本発明においては、イ
ンナーケージに対し締付用の穴を有した脚板を外周の一
面に軸方向と平行に面を向けて取付ける。一方、ステー
タフレームに対しては側板の一面にインナーケージを落
し込むための開口部を設け、その反対側の面には、イン
ナーケージの脚板ととり合うねじ穴を有した座を取付け
ておく。そして、インナーケージはステータフレームの
開口部を上向きに、つまりステータフレームを横向きに
設置した状態で落し込み脚板の締付穴よりボルト等によ
り固定し構成する。尚、この後の組立作業も全てステー
タフレームを横向きにした状態で行い、最後に縦向きに
する。
ンナーケージに対し締付用の穴を有した脚板を外周の一
面に軸方向と平行に面を向けて取付ける。一方、ステー
タフレームに対しては側板の一面にインナーケージを落
し込むための開口部を設け、その反対側の面には、イン
ナーケージの脚板ととり合うねじ穴を有した座を取付け
ておく。そして、インナーケージはステータフレームの
開口部を上向きに、つまりステータフレームを横向きに
設置した状態で落し込み脚板の締付穴よりボルト等によ
り固定し構成する。尚、この後の組立作業も全てステー
タフレームを横向きにした状態で行い、最後に縦向きに
する。
【０００７】故に、インナーケージの挿入方向が軸直角
方向となったことから、ステータフレームを横向きにし
た状態で組立てることが可能となると同時に、インナー
ケージをステータフレームにボルト締めにより固定して
いるので、焼嵌や溶接を行わないで済む。
方向となったことから、ステータフレームを横向きにし
た状態で組立てることが可能となると同時に、インナー
ケージをステータフレームにボルト締めにより固定して
いるので、焼嵌や溶接を行わないで済む。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１を用いて説明
する。図１に示すように、インナーケージ１は、コイル
８と、鉄心９と、その鉄心９を両端から挟む押え板10と
により構成している。この押え板10に対し、鉄心９にコ
イル８を納める前の時点で、押え板10の外周の一面に押
え板10と直角方向、つまり軸方向と平行に面を向けて、
締付用の穴を有した脚板３を溶接により取付ける。一
方、ステータフレーム２には、４面の側板面の内、最終
的に風洞11を取付ける面にインナーケージ１を落し込む
ための十分な開口部22を設け、その反対側の面にはイン
ナーケージ１に取付けた脚板３ととり合うねじ穴を有し
た座４を設けておく。そして、インナーケージ１は、ス
テータフレーム２の風洞11を取付ける面となる開口部12
を上に向けて、つまり、ステータフレーム２を横向きに
設置し、開口部12より落し込み、脚板３の締付穴より、
ボルト13にて締付、固定する。
する。図１に示すように、インナーケージ１は、コイル
８と、鉄心９と、その鉄心９を両端から挟む押え板10と
により構成している。この押え板10に対し、鉄心９にコ
イル８を納める前の時点で、押え板10の外周の一面に押
え板10と直角方向、つまり軸方向と平行に面を向けて、
締付用の穴を有した脚板３を溶接により取付ける。一
方、ステータフレーム２には、４面の側板面の内、最終
的に風洞11を取付ける面にインナーケージ１を落し込む
ための十分な開口部22を設け、その反対側の面にはイン
ナーケージ１に取付けた脚板３ととり合うねじ穴を有し
た座４を設けておく。そして、インナーケージ１は、ス
テータフレーム２の風洞11を取付ける面となる開口部12
を上に向けて、つまり、ステータフレーム２を横向きに
設置し、開口部12より落し込み、脚板３の締付穴より、
ボルト13にて締付、固定する。
【０００９】この後、組立作業は全てステータフレーム
２を横向きの状態で行い、最後に立向きに置き換える
が、インナーケージ１の荷重は、脚板３を介してステー
タフレーム２の座４を取付けた面で全てを受け持つこと
になるため、この面は側板を厚くするか補強をするなど
して強度を上げると同時に、押え板12とステータフレー
ム２の棚板との間に当て板14を介してスタッド15を入れ
支持する。
２を横向きの状態で行い、最後に立向きに置き換える
が、インナーケージ１の荷重は、脚板３を介してステー
タフレーム２の座４を取付けた面で全てを受け持つこと
になるため、この面は側板を厚くするか補強をするなど
して強度を上げると同時に、押え板12とステータフレー
ム２の棚板との間に当て板14を介してスタッド15を入れ
支持する。
【００１０】以上のように構成することで、インナーケ
ージ１はステータフレーム２の側板の一面である風洞11
の取付面より落し込まれることから、組立時のステータ
フレーム２は横向きした状態、つまり、横軸回転電機と
同じ様にして組立作業を行うことが可能となる。又、イ
ンナーケージ１の固定をボルト締めとしたことにより、
従来の焼嵌、溶接による場合必要であった。インナーケ
ージ１の挿入前にステータフレーム２の温度を上げるた
めに炉に入れたり、挿入後、回り止め溶接の熱影響を受
けたステータフレーム２を修正加工する必要がなくな
る。
ージ１はステータフレーム２の側板の一面である風洞11
の取付面より落し込まれることから、組立時のステータ
フレーム２は横向きした状態、つまり、横軸回転電機と
同じ様にして組立作業を行うことが可能となる。又、イ
ンナーケージ１の固定をボルト締めとしたことにより、
従来の焼嵌、溶接による場合必要であった。インナーケ
ージ１の挿入前にステータフレーム２の温度を上げるた
めに炉に入れたり、挿入後、回り止め溶接の熱影響を受
けたステータフレーム２を修正加工する必要がなくな
る。
【００１１】以上述べたように、本実施例によれば、イ
ンナーケージ１の固定をステータフレーム２にボルト締
めとし、挿入方向が変わったことにより横軸回転電機と
同様横向きにした状態で組立作業を進められることか
ら、組立ラインを一本化することが可能となると同時に
高所作業が無くなることから組立時における安全性が確
保できる。又、インナーケージ１の挿入作業の前後工程
が簡略化されるため組立時間を短縮することが可能とな
る。
ンナーケージ１の固定をステータフレーム２にボルト締
めとし、挿入方向が変わったことにより横軸回転電機と
同様横向きにした状態で組立作業を進められることか
ら、組立ラインを一本化することが可能となると同時に
高所作業が無くなることから組立時における安全性が確
保できる。又、インナーケージ１の挿入作業の前後工程
が簡略化されるため組立時間を短縮することが可能とな
る。
【００１２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、立
軸回転電機であっても横向きの状態で組立が可能、つま
り、横軸回転電機と同じ組立ラインを使用することがで
き、組立時間も短縮され、又、組立時の高所作業が無く
なることから、安価で組立時における安全性の高い立軸
回転電機を提供することができる。
軸回転電機であっても横向きの状態で組立が可能、つま
り、横軸回転電機と同じ組立ラインを使用することがで
き、組立時間も短縮され、又、組立時の高所作業が無く
なることから、安価で組立時における安全性の高い立軸
回転電機を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図。
【図２】従来の立軸回転電機を示す断面図。
１…インナーケージ、２…ステータフレーム、８…コイ
ル、９…鉄心、10…押え板、12…開口部。
ル、９…鉄心、10…押え板、12…開口部。
Claims (2)
- 【請求項１】 コイルと鉄心とこの鉄心を挟持する押え
板とから成るインナーケージと、開口部を有するステー
タフレームとを具備し、前記ステータフレームの開口部
に前記インナーケージを軸直角方向より落し込んで固定
することを特徴とする立軸回転電機。 - 【請求項２】 コイルと鉄心とこの鉄心を挟持する押え
板とから成るインナーケージをステータフレームに形成
された開口部に軸直角方向より落し込んで固定し、横向
き状態で組立てることを特徴とする立軸回転電機の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16882493A JPH0731104A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 立軸回転電機及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16882493A JPH0731104A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 立軸回転電機及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731104A true JPH0731104A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15875201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16882493A Pending JPH0731104A (ja) | 1993-07-08 | 1993-07-08 | 立軸回転電機及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731104A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113287250A (zh) * | 2019-01-10 | 2021-08-20 | 维斯塔斯风力系统有限公司 | 关于风力涡轮机发电机中定子安装的改进 |
-
1993
- 1993-07-08 JP JP16882493A patent/JPH0731104A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113287250A (zh) * | 2019-01-10 | 2021-08-20 | 维斯塔斯风力系统有限公司 | 关于风力涡轮机发电机中定子安装的改进 |
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