JPH07310743A - 軸受予圧調整装置 - Google Patents

軸受予圧調整装置

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Publication number
JPH07310743A
JPH07310743A JP6100837A JP10083794A JPH07310743A JP H07310743 A JPH07310743 A JP H07310743A JP 6100837 A JP6100837 A JP 6100837A JP 10083794 A JP10083794 A JP 10083794A JP H07310743 A JPH07310743 A JP H07310743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
adjusting device
coil
rotating shaft
piezoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6100837A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Kojima
正友 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6100837A priority Critical patent/JPH07310743A/ja
Publication of JPH07310743A publication Critical patent/JPH07310743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2202/00Solid materials defined by their properties
    • F16C2202/30Electric properties; Magnetic properties
    • F16C2202/36Piezoelectric

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  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い回転速度範囲で使用される回転軸を支え
る軸受に、適切な予圧が与えられるようにした軸受予圧
調整装置を提供すること。 【構成】 回転軸1が回転すると、それに固定された永
久磁石21と回転軸1の外側に配置されたコイル22と
の作用によりコイル22に電流を励起される。その電流
は整流回路24により直流化され、圧電素子25に電圧
が印加される。圧電素子25は回転軸1を支持する軸受
2、3の外輪に接しているため、軸受に作用する予圧が
調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い回転速度範囲で使
用される回転軸を支える軸受に、適切な予圧が与えられ
るようにした軸受予圧調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、軸の振れを抑えたり、軸受の剛性
を高めたり、アキシアル方向の振動による異音を防止し
たりする目的で、転がり軸受は予め内部応力を発生させ
た状態で使用される場合がある。このような使い方を予
圧といい、定位置予圧と定圧予圧という方法が知られて
いる。予圧量は軸受にかかる荷重に応じて決められ、必
要以上の予圧量は、軸受寿命の短縮や動力の損失を招
く。
【0003】工作機械の主軸の軸受予圧調整装置として
実公平3−46258号公報に記載された構成が知られ
ている。これは、工作機械の主軸の温度上昇及び切削条
件に適合した予圧を与えるため、組使用の軸受のディス
タンスカラーに油圧によって拡張できる形状のものを介
在させると共に、それに供給される油圧力を制御するよ
うにした軸受予圧調整装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置には回転数検出手段、制御装置等が必須であり機構が
複雑になることや、油圧手段により予圧を付与している
ため適用範囲が工作機械等に限定されるなどの問題点が
あった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、機構が簡単で、広い回転速度範
囲で使用できる軸受予圧調整装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の軸受予圧調整装置は、回転軸の回転に伴って
発電可能な発電手段と、前記回転軸を支持する軸受の外
輪に接して配置され、前記発電手段からの電圧が印加さ
れる電気・機械変換手段とを含むことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明の軸受予圧調整装置
においては、回転軸が回転すると、発電手段は電気を発
電する。発電された電気は、電気・機械変換手段に供給
され、電気・機械変換手段は、回転軸を支持する軸受の
外輪に接しているため、軸受に作用する予圧が調整され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】回転軸1は、軸受けとしてのアンギュラ形
玉軸受2、3の背面組合せでフレーム4に軸承されてい
る。玉軸受2、3の内輪間には、ディスタンスカラー5
が介装され回転軸1の段部1aとねじ部1bに螺合する
ナット6によって玉軸受3の外側のディスタンスカラー
7を介して挟持固定されている。玉軸受2、3の外輪間
には、電気・機械変換手段としての圧電素子25が介装
されており、フレームの段部4a、ディスタンスカラー
11、ディスタンスカラー12、外輪押え13によって
挟持固定されている。ディスタンスカラー11、ディス
タンスカラー12は軸方向に弾性変形可能である。
【0010】さらに、回転軸1はフランジ20が固定さ
れ、フランジ20には永久磁石21が固定されている。
この永久磁石21と僅かな隙間を隔ててコイル22が配
置されており、コイル22はフレーム4に固定されてお
り、この永久磁石21とコイル22とにより発電手段が
構成される。コイルの巻線の両端はトランス23に接続
されており、トランス23の他端は、整流手段としての
整流回路に接続されている。整流回路からの出力端子は
圧電素子25の電極に接続されている。
【0011】回転軸1が角速度ω(rad/S)で回転する
と、コイルにはωに比例した交流の起電力が生じる。発
生した起電力はトランスによって電圧が変換された後、
整流回路24により直流化される。この電圧が圧電素子
25に印加されるため圧電素子25は角速度ωに比例し
た変位を生じる。
【0012】圧電素子の特性は両端自由時の変位量をΔ
f、印加電圧をV、圧電定数をgとすると、 Δf = g V で表され、弾性率をE、長さをL、断面積をA、変位量
をΔとすると、圧電素子の発生する力Fは、 F = E A (Δf−Δ) / L で表される。
【0013】次に、図2を参照して圧電素子25に電圧
を印加した時の予圧量の変化を説明する。外輪間に圧電
素子25を挟んだとき、内輪とディスタンスカラー5の
間の隙間を2δ0とする。圧電素子に電圧を印加しない
状態では、軸受の剛性を表す曲線A と圧電素子の剛性
を表す直線Bの交点より予圧量P0が求まり、圧電素子
に電圧を印加した状態では、軸受の剛性を表す曲線Aと
圧電素子の剛性を表す直線Cの交点より予圧量Pが求ま
る。圧電定数g、弾性係数E、長さL等を適切に選ぶこ
とにより、所定の回転数で必要な予圧量を与えることが
できる。
【0014】これにより、軸受荷重が小さい低回転数で
は小さな予圧が掛かり、軸受荷重の大きい高回転数では
大きな予圧が掛かるため、適切な予圧が与えられる。
【0015】なお、アンギュラ形玉軸受2、3を背面組
合せで組使用する他、図3に示すように、軸方向の離れ
た位置で2つの玉軸受けを用いても予圧を付与すること
ができる。
【0016】また、電気・機械変換手段としては、圧電
素子25の他に、例えば、ソレノイドなども用いること
ができる。また、電気・機械変換手段として交流で駆動
できるものを用いた場合には、整流回路を必要とはしな
い。
【0017】更に、発電手段として、回転軸1に永久磁
石21を固定し、この永久磁石21と僅かな隙間を隔て
てコイル22を配置して構成したが、回転軸1にコイル
22を固定し、このコイル22と僅かな隙間を隔てて永
久磁石21を配置し、整流子を介して起電力を取り出す
ように構成しても差し支えない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、回転数検出手段、制御装置等が不要で機
構が簡単な上、広い回転速度範囲で使用できる軸受予圧
調整装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の軸受予圧調整装置を示す図で
ある。
【図2】図2は、予圧量の変化を説明するための図であ
る。
【図3】図3は、第二実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2、3 軸受 21 永久磁石 22 コイル 24 整流回路 25 圧電素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の回転に伴って発電可能な発電手
    段と、前記回転軸を支持する軸受の外輪に接して配置さ
    れ、前記発電手段からの電圧が印加される電気・機械変
    換手段とを含むことを特徴とする軸受予圧調整装置。
  2. 【請求項2】 前記発電手段が、回転軸に固定された永
    久磁石及びコイルのいずれか一方と、前記回転軸の外側
    に配置された他方とから構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の軸受予圧調整装置。
  3. 【請求項3】 前記電気・機械変換手段が、圧電素子に
    より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    軸受予圧調整装置。
  4. 【請求項4】 前記発電手段と電気・機械変換手段との
    間に、整流手段を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の軸受予圧調整装置。
  5. 【請求項5】 回転軸に固定された永久磁石と、前記回
    転軸の外側に配置されたコイルと、該コイルに励起され
    た電流を直流化する整流回路と、前記回転軸を支持する
    軸受の外輪に接して配置され、前記整流回路により電圧
    が印加される圧電素子とを含むことを特徴とする軸受予
    圧調整装置。
JP6100837A 1994-05-16 1994-05-16 軸受予圧調整装置 Pending JPH07310743A (ja)

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JP6100837A JPH07310743A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 軸受予圧調整装置

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JP6100837A JPH07310743A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 軸受予圧調整装置

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JPH07310743A true JPH07310743A (ja) 1995-11-28

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ID=14284435

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JP6100837A Pending JPH07310743A (ja) 1994-05-16 1994-05-16 軸受予圧調整装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005003579A1 (en) * 2003-06-26 2005-01-13 Honeywell International Inc. Piezodynamic preload adjustment system
JP2005096062A (ja) * 2003-08-26 2005-04-14 Ricoh Co Ltd 移動体送り装置
DE102005027082A1 (de) * 2005-06-11 2006-12-14 Daimlerchrysler Ag Lagerungsvorrichtung
JP4484397B2 (ja) * 2001-05-18 2010-06-16 本田技研工業株式会社 軸受の組付方法

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JP4484397B2 (ja) * 2001-05-18 2010-06-16 本田技研工業株式会社 軸受の組付方法
WO2005003579A1 (en) * 2003-06-26 2005-01-13 Honeywell International Inc. Piezodynamic preload adjustment system
JP2005096062A (ja) * 2003-08-26 2005-04-14 Ricoh Co Ltd 移動体送り装置
DE102005027082A1 (de) * 2005-06-11 2006-12-14 Daimlerchrysler Ag Lagerungsvorrichtung

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