JPH073103U - 膜抵抗を有する回路装置 - Google Patents

膜抵抗を有する回路装置

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JPH073103U
JPH073103U JP10894691U JP10894691U JPH073103U JP H073103 U JPH073103 U JP H073103U JP 10894691 U JP10894691 U JP 10894691U JP 10894691 U JP10894691 U JP 10894691U JP H073103 U JPH073103 U JP H073103U
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JP
Japan
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film resistor
trimming
trimming groove
groove
thick film
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Pending
Application number
JP10894691U
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English (en)
Inventor
隆夫 牛窪
洋司 沖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
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Publication of JPH073103U publication Critical patent/JPH073103U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚膜抵抗のトリミング部分の耐圧を向上させ
る。 【構成】 厚膜抵抗体4にコの字状にトリミング溝5を
形成した後に、コの字状トリミング溝5で分離された島
状領域7にトリミング溝を設け、島状領域7を分断す
る。これにより、コの字状トリミング溝の角部の電圧分
担が低くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は混成集積回路のような膜抵抗を有する回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
混成集積回路の厚膜抵抗は絶縁回路基板上の一対の配線導体間に設けられてい る。厚膜抵抗の最終的な抵抗値の調整はトリミングによって行う。トリミングは レーザトリミング法又はサンドブラスト法によって厚膜抵抗に溝を形成すること によって行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
トリミング溝は一般に厚膜抵抗の側面に対して直角に設けられる。しかし、単 に1本の直線状の溝を設けた場合には、トリミング溝の近傍に電界集中及び電流 集中が生じ易い。この種の問題を解決するためにトリミング溝をL字形に形成す ることにより改善される。また、トリミング溝をコの字形に形成すれば、電界集 中及び電流集中が更に改善されることを本願考案者は確認した。しかし、厚膜抵 抗に高いサージ電圧が印加されると、コの字形溝の場合であっても、コの字の角 部の電界集中によってリーク電流の増大や焼損が生じる。
【0004】 そこで、本考案の目的は高い電圧に絶えることができる膜抵抗を有する回路装 置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、回路基板と、この回路基板上に設けられ た第1及び第2の配線導体と、前記第1及び第2の配線導体間に設けられた膜抵 抗体とを有する回路装置において、前記膜抵抗体は前記第1及び第2の配線導体 間で帯状に延びており、前記膜抵抗体の抵抗値を調整するためのトリミング溝が 、前記膜抵抗体の一方の側面からほぼ直角に延びる第1の部分と、この第1の部 分の終端から前記側面に対して平行に延びる第2の部分と、この第2の部分の終 端から前記側面に至り且つ前記第1の部分に対して平行に延びている第3の部分 と、前記第1及び第3の部分の間において前記側面から前記第2の部分に至るよ うに形成された第4の部分とを有していることを特徴とする膜抵抗を有する回路 装置に係わるものである。
【0006】
【作用及び効果】
本考案におけるトリミング溝の第4の部分は第1、第2及び第3の部分から成 るコの字状溝で区画された膜抵抗体を分断し、トリミング溝の電圧分担を軽減す る働きを有する。このため、第1の部分と第2の部分の境界の角部分及び第2の 部分と第3の部分の境界の角部分における電界集中が緩和され、ここでのリーク 電流の低減及び破壊の防止が可能になり、耐圧の高い膜抵抗を提供することがで きる。
【0007】
【実施例】
次に、図1〜図4を参照して本考案の実施例に係わる混成集積回路を説明する 。 混成集積回路を作製する時にはまず、セラミック基板等の絶縁性回路基板1 を用意し、この上に第1及び第2の配線導体2、3を形成する。図1には回路基 板1の一部のみが示されているので、一対の配線導体2、3が示されているのみ であるが。実際にはトランジスタ、ダイオード、ICチップ等を接続するための ランドや配線導体を設ける。
【0008】 次に、第1及び第2の配線導体2、3間に帯状に延びる厚膜抵抗体4を設ける 。この厚膜抵抗体4は厚膜抵抗ペーストのスクリーン印刷、乾燥、焼成によって 形成する。また、図1〜図4では省略されているが厚膜抵抗体4を覆うようにオ −バ−コ−トガラス膜を形成する。
【0009】 次に、図1の帯状厚膜抵抗体4に、この抵抗値が所望値になるようにレーザト リミング又はサンドブラストトリミングによって図3に示すコの字形のトリミン グ溝5を設ける。このトリミング溝5は帯状厚膜抵抗体4の一方の端縁上の離間 した2点のうちの1点を始点、他点を終点としてコの字形状に形成する。即ち、 コの字状カットのトリミング溝5は、抵抗体4の側面6を始端として側面6に対 して直角に延びる第1の部分5aと、この第1の部分5aの終端から側面6に平 行に延びる第2の部分5bと、この第2の部分5bの終端から側面6に至り且つ 第1の部分5aに対して平行に延びている第3の部分5cとから成り、長方形の 島状領域7が生じるように形成する。島状領域7はコの字状にカットされトリミ ング溝5によって抵抗体4の本体部から電気的に分離されている。
【0010】 本実施例では、更に、抵抗体から成る島状領域7を分断する第4の部分5dを 図4に示すように設ける。トリミング溝5の第4の部分5dは側面6から直角に 延びて第2の部分5bに達しており、島状領域7を第1及び第2の部分7a、7 bに分断している。従ってトリミング溝5は全体としてE字状である。なお、第 4の部分5dと同様な働きを有する分断用溝を第4の部分5dに平行に追加する ことができる。
【0011】 トリミング溝5の第1〜第3の部分5a、5b、5cの長さは、所望抵抗値が 得られるように例えばマイコンによって決定される。また、所望の抵抗値が得ら れた後は、トリミング溝5を含めてオ−バ−コ−トガラス膜を有する抵抗体4を 絶縁性ラバー等の絶縁物で覆う。
【0012】 ところで、図3に示すようにトリミング溝5をコの字状に形成した場合には、 コの字のコーナ部に電界集中が生じ、ここでリーク又は焼損が生じる。これに対 して、図4に示すように第4の部分5dを付加すると、第1及び第3の部分5a 、5cと第2の部分5bとの間の電圧分担が小さくなり、サージ電圧印加時にお けるリーク電流の増大及び焼損を防ぐことができる。従って、サージ耐量の高い 抵抗を得ることができる。なお、第4の部分5dは抵抗値に直接に影響しないの で、これを設けることによってトリミング工程が煩雑化することはほとんどない 。
【0013】 電界集中を防ぐために第1〜第3の部分5a〜5cのコの字の溝の代りに円弧 状の溝を形成することが考えられるが、所望抵抗値を得るためのトリミングのパ ターン(円弧の径)の演算が複雑になるのみでなく、トリミング装置又は抵抗体 4の移動が複雑になり、実用性に乏しい。これに対して、図4に示す本実施例の トリミング溝5はY軸方向にのびる第1、第3及び第4の部分5a、5c、5d とX軸方向にのびる第2の部分5bを形成するのみで良いから、容易に形成する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトリミング前の抵抗を示す平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線を示す断面図である。
【図3】コの字トリミング後を示す平面図である。
【図4】トリミング完了後の抵抗を示す平面図である。
【符号の説明】
4 厚膜抵抗体 5 トリミング溝 5a 第1の部分 5b 第2の部分 5c 第3の部分 5d 第4の部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板と、この回路基板上に設けられ
    た第1及び第2の配線導体と、前記第1及び第2の配線
    導体間に設けられた膜抵抗体とを有する回路装置におい
    て、 前記膜抵抗体は前記第1及び第2の配線導体間で帯状に
    延びており、前記膜抵抗体の抵抗値を調整するためのト
    リミング溝が、前記膜抵抗体の一方の側面からほぼ直角
    に延びる第1の部分と、この第1の部分の終端から前記
    側面に対して平行に延びる第2の部分と、この第2の部
    分の終端から前記側面に至り且つ前記第1の部分に対し
    て平行に延びている第3の部分と、前記第1及び第3の
    部分の間において前記側面から前記第2の部分に至るよ
    うに形成された第4の部分とを有していることを特徴と
    する膜抵抗を有する回路装置。
JP10894691U 1991-12-06 1991-12-06 膜抵抗を有する回路装置 Pending JPH073103U (ja)

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JP10894691U JPH073103U (ja) 1991-12-06 1991-12-06 膜抵抗を有する回路装置

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JPH073103U true JPH073103U (ja) 1995-01-17

Family

ID=14497658

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014017378A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Denso Corp 抵抗体のトリミング方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6318809B2 (ja) * 1978-06-28 1988-04-20 Matsushita Electric Works Ltd

Patent Citations (1)

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