JPH0731037B2 - 拳銃のグリツプ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、拳銃のグリップに関する。

（従来の技術） 内部に剛性部材が埋め込まれた弾性材料からなるグリッ
プパネルや弾性材料のみからなるグリップパネルを使用
することが長年に渡り提案されてきた。種々の寸法およ
び形状のゴム製グリップパネルおよび木製グリップパネ
ルは長年に渡り使用されてきた。

見映えがよく、形状が簡易でかつ変形させやすく、しか
も製造が容易であり、操作者に十分なグリップ感を与え
ることが出来るグリップはいまだに無い。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記事情の下でなされ、この発明の目的は、
見映えがよく、形状が簡易でかつ変形させやすく、しか
も製造が容易であり、操作者に十分なグリップ感を与え
ることが出来る、拳銃のグリップを提供することであ
る。

（問題点を解消する為の手段） 上記事情を解消することが出来るこの発明に従った拳銃
のグリップは、拳銃のフレームの把持部の両側に配置さ
れフレームの把持部の両側に配置された時の外側面に凹
所が形成されたグリップパネル弾性台座と、グリップパ
ネル弾性台座の外側面の凹所内に外部から装着されるグ
リップパネル剛性部材と、を備えている。グリップパネ
ル弾性台座およびグリップパネル剛性部材を相互に整合
させた状態で拳銃のフレームの把持部の両側に連結させ
るのにはグリップパネル結合手段を使用する。

（発明の作用および効果） この発明に従った拳銃のグリップにおいては、操作者が
グリップを握った時にグリップパネル剛性部材がフレー
ムの把持部に向かって移動してグリップパネル弾性台座
を変形させ、これによって拳銃の操作者にしっかりとし
て心地良いグリップ感を提供する。この発明に従った拳
銃のグリップはまた、拳銃の発砲時に発生する反動を良
好に吸収することが出来るとゆう利点も提供する。

以下この発明の種々の実施例を図面を参照して説明す
る。

（実施例） 第１図および第２図には、この発明の第１の実施例によ
るグリップが適用された輪胴式拳銃10が示されており、
この輪胴式拳銃10は、フレーム11と、銃身12と、シリン
ダ13と、撃鉄14と、引き金16と、安全鉄17と、上部に指
掛け凹部23が形成されている左グリップパネル弾性台座
18と、右グリップパネル弾性台座19と、左グリップパネ
ル剛性部材21と、右グリップパネル剛性部材22と、グリ
ップパネル連結手段24と、を備えている。

左グリップパネル弾性台座18と右グリップパネル弾性台
座19とはエラストマー材料または変形可能な他の材料で
形成されている。第３図ないし第10図に示す如く左グリ
ップパネル弾性台座18と右グリップパネル弾性台座19の
夫々の内側面にはフレーム11の把持部26の対応した片側
領域を収納する内側凹所が形成されており、内側凹所と
左グリップパネル弾性台座18および右グリップパネル弾
性台座19の夫々の周縁との間の相互に対向する上記内側
面の領域には左グリップパネル弾性台座18と右グリップ
パネル弾性台座19とがフレーム11の把持部26の両側に載
置された時に相互に当接する当接表面25の幅を狭くする
為に内側凹所に沿って段部20が形成されている。左グリ
ップパネル弾性台座18と右グリップパネル弾性台座19の
夫々の外側面にも凹所27,28が形成されている。凹所27,
28は上下方向に細長い形状をしており、凹所27,28には
左グリップパネル剛性部材21および右グリップパネル弾
性部材22が装着されている。左グリップパネル剛性部材
21および右グリップパネル弾性部材22は木の如き剛性材
料で形成されており、輪胴式拳銃10のフレーム11の把持
部26と、左および右グリップパネル弾性台座18および19
と、左および右グリップパネル剛性部材21および22と、
これらを相互に整合させた状態で連結固定させる為のグ
リップパネル連結手段24とからなるグリップに高い剛性
とより良好な外観とを提供する。左および右グリップパ
ネル弾性台座18および19の夫々に形成されている凹所27
および28の寸法および形状と、凹所27および28に装着さ
れる左および右グリップパネル剛性部材21および22の寸
法および形状とを変化させることにより、グリップ全体
の弾性、剛性、および外観を様々に変化させることが出
来る。

左および右グリップパネル弾性台座18および19の夫々に
形成されている凹所27および28に対する左および右グリ
ップパネル剛性部材21および22の装着の位置決めは、凹
所27の両側面27a,27bの間の寸法、凹所28の両側面28a,2
8bの間の寸法、および凹所27および28に装着される左お
よび右グリップパネル剛性部材21および22の夫々の両側
縁の間の寸法によってさらに調節することが出来る。左
および右グリップパネル弾性台座18および19の夫々に形
成されている凹所27および28に対する左および右グリッ
プパネル剛性部材21および22の装着の位置決めはさら
に、左および右グリップパネル弾性台座18および19の夫
々に形成されている貫通孔30と、左および右グリップパ
ネル弾性台座18および19の貫通孔30に対応して左および
右グリップパネル剛性部材21および22の形成されている
係合凹所31と、フレーム11の把持部26に固定され左およ
び右グリップパネル弾性台座18および19の貫通孔30に貫
通されて左および右グリップパネル剛性部材21および22
の係合凹所31に係合された係合ピン32と、により助けら
れている。係合ピン32はグリップパネル連結手段24の回
りを左および右のグリップパネル（左グリップパネル弾
性台座18と左グリップパネル剛性部材21との組み合わ
せ、および右グリップパネル弾性台座19と右グリップパ
ネル剛性部材22との組み合わせ）が回転するのを防止
し、左および右のグリップパネルをフレーム11の把持部
26の両側面上の所定位置に保持する。

フレーム11の把持部26は、輪胴式拳銃10の操作者の希望
に応じることが出来るよう大小種々の寸法が準備されて
いる左および右グリップパネル弾性台座18および19より
も実質的に小さいことが好ましい。フレーム11の把持部
26よりも下方に延出するような比較的大きな寸法の左お
よび右グリップパネル弾性台座18および19を使用する時
には、左および右グリップパネル剛性部材21および22の
寸法および形状を変化させることにより所望の弾性と剛
性とを有したグリップを得ることが出来る。例えば大き
な手の平と大きな握力とを有した男性は、小さな手の平
と小さな握力とを有した女性に比べて、より大きな寸法
とより大きな剛性とを有した左および右グリップパネル
剛性部材21および22を使用することが出来る。

フレーム11の把持部26と左および右グリップパネル弾性
台座18および19の夫々の内側凹所とは、第８図に示す如
く把持部26と左および右グリップパネル弾性台座18およ
び19の夫々の内側凹所との間で把持部26の前方と後方と
に空間33を生じさせるよう寸法が設定されている。フレ
ーム11の把持部26の内部には、第８図に示す如く、ハン
マー棒34、ハンマーばね36、およびばね力が負荷されて
いる引き金安全ラッチ機構37が配置されている。グリッ
プパネル連結手段24は、第５図および第７図に示す如
く、右グリップパネル剛性部材22に埋設されたナット41
と、左グリップパネル剛性部材21に埋設されたワッシャ
42と、ボルト39と、を有しており、ボルト39は頭部をワ
ッシャ42に係合させた状態で左および右グリップパネル
弾性台座18および19を貫通した後自由端をナット41に螺
合させている。

次に第11図ないし第15図を参照して、この発明の第２の
実施例に従ったグリップを説明する。第11図に示された
輪胴式拳銃40が使用しているグリップの左および右グリ
ップパネル弾性台座18′および19′は夫々の内側面にフ
レームの把持部26′の対応した片側領域を収納する内側
凹所が形成されておらず、夫々の内側面の周縁部が把持
部26′の両側面上に載置されているだけである。左およ
び右グリップパネル弾性台座18′および19′の内側面に
は外側面の凹所27,28に対応した位置に実質的に平坦な
内底面を有した浅い凹所43および44が形成されていて、
浅い凹所43および44は把持部26の両側面との間に左内側
隙間46と右内側隙間47とを生じさせている。この実施例
における左および右グリップパネル剛性部材21′および
22′、およびグリップパネル連結手段24′の夫々の構造
および機能は、前述の第１の実施例における左および右
グリップパネル剛性部材21および22、およびグリップパ
ネル連結手段24の夫々の構造および機能と同じである。

また係合ピン32′は、左および右グリップパネル弾性台
座18′および19′の夫々の内側面に形成されている係合
孔に係合されていて、フレームの把持部26′の両側面上
の所定位置に左および右グリップパネル弾性台座18′お
よび19′を保持している。

次に第16図ないし第21図を参照して、この発明の第３の
実施例に従ったグリップを説明する。第16図に示された
輪胴式拳銃50が使用しているグリップの左および右グリ
ップパネル弾性台座18″および19″の夫々の内側面に形
成されている実質的に平坦な内底面を有した浅い凹所4
3′および44′の深さは前述の第２の実施例における浅
い凹所43および44の深さよりも僅かに深い。そして把持
部26″が左および右グリップパネル弾性台座18″および
19″により覆われているフレーム開口49を有している。
この実施例のグリップパネル連結手段24″及び係合ピン
32″を含んだ他の全ての構造および機能は前述の第２の
実施例の構造および機能と同じである。

また次に第22図ないし第26図を参照して、この発明の第
４の実施例に従ったグリップを説明する。この実施例の
グリップ61は自動拳銃60に適用されており、フレームの
把持部62と、左および右グリップパネル弾性台座63およ
び64と、左および右グリップパネル剛性部材66および67
と、を備えている。

２対のねじ68がグリップパネル連結手段を構成してお
り、これらのねじ68は左および右グリップパネル弾性台
座63および64の夫々に形成されている１対の貫通孔69
と、左および右グリップパネル剛性部材66および67の夫
々に形成されている１対の貫通孔71と、に挿通されてお
り、自由端をフレームの把持部63の両側面に形成されて
いる２対のねじ穴74に弾倉77を避けるように螺合されて
いる。左および右グリップパネル剛性部材66および67中
の下方のねじ68は、第26図に示す如く相互に段違い状に
配置されている。これらの図面には、銃身79と、ボルト
80と、フレーム把持部解除レバー75と、がまた示されて
いる。

第27図には上述した第４の実施例の変形例が示されてお
り、ここにおいては左および右グリップパネル剛性部材
（図には左グリップパネル剛性部材66′のみが示されて
いる）の外表面に滑り止めの為の多数の刻みが形成され
ている。

またさらに第28図ないし第34図を参照して、この発明の
第５の実施例に従ったグリップを説明する。この実施例
のグリップは自動拳銃90に適応されており、左および右
グリップパネル弾性台座81および82が自動拳銃90のフレ
ームの把持部83の両側に形成されている係合凹所に係合
されていて左および右グリップパネル弾性台座81および
82の夫々の低端部に形成されている切り欠き86および87
に頭部を係合させている第１のねじ84が左および右グリ
ップパネル弾性台座81および82をフレームの把持部83に
固定している。また左および右グリップパネル剛性部材
88および89は、頭部を左および右グリップパネル剛性部
材88および89に係合させ自由端を左および右グリップパ
ネル弾性台座81および82に螺合させた第２のねじ84′に
より左および右グリップパネル弾性台座81および82に固
定されている。この実施例では第１のねじ42と第２のね
じ42′とがグリップパネル連結手段を構成している。そ
の他の構成は前述の第４の実施例に従ったグリップの構
成と同じである。この実施例のグリップにおいては、左
および右グリップパネル剛性部材88および89の底縁91お
よび92が左および右グリップパネル剛性部材88および89
の夫々の外側面から内側面に向かうにつれて下方に徐々
に延出しているテーパ形状に形成されているとともにこ
のテーパ形状の底縁91および92が左および右グリップパ
ネル弾性台座81および82に形成されている左および右グ
リップパネル剛性部材88および89の装着の為の凹所のテ
ーパ形状の底縁93および94に合致していることもまた前
述の第４の実施例に従ったハンドグリップの構成と異な
る。

またさらに第35図ないし第38図を参照して、この発明の
第６の実施例に従ったグリップを説明する。この実施例
のグリップは輪胴式拳銃100に適応されており、第11図
に示した輪胴式拳銃に適応されている第２の実施例のグ
リップと同様に、フレームの把持部26と同様な輪郭を
している。このような形状のグリップは多くの輪胴式拳
銃において使用されており、第35図ないし第38図に示さ
れたグリップもまた例えばスミス・アンド・ウエッソン
（Smith and Wesson）、コルト（Colt）、チャーター銃
器（Charter Arms）、ラーマ（Llama）、タウラス（Tau
rus）、ロッシ（Rossi）、その他の銃器製造会社によっ
て製造された輪胴式拳銃において使用することが出来
る。これらの図にはまた、ハンマーばね91と、ばね係止
片92と、が示されている。この実施例における左および
右グリップパネル弾性台座18および19、左および右
グリップパネル剛性部材21および22、およびグリッ
プパネル連結手段24の構造および機能は、前述した第
２の実施例における左および右グリップパネル弾性台座
18′および19′、左および右グリップパネル剛性部材2
1′および22′、およびグリップパネル連結手段24′の
構造および機能と同じである。

またさらに第39図ないし第45図を参照して、この発明の
第７の実施例に従ったグリップを説明する。この実施例
のグリップは輪胴式拳銃110に適応されており、左およ
び右グリップパネル弾性台座111および112と、左および
右グリップパネル剛性部材113および114と、フレームの
把持部116と、を備えており、フレームの把持部116の下
部117のみが外部に露出している。係合ピン118が左およ
び右グリップパネル弾性台座111および112に係合してい
る第43図参照）。グリップパネル連結手段121は頭部を
左グリップパネル剛性部材113に係合させた状態で左お
よび右グリップパネル弾性台座111,112およびフレーム
の把持部116を貫通した後自由端を右グリップパネル剛
性部材114に螺合させることにより、これらを整合させ
た状態でフレームの把持部116上の所定の位置に保持す
る（第45図参照）。左および右グリップパネル弾性台座
111および112はフレームの把持部116の両側面と後部の
み覆っており、フレームの把持部116の前部を外部空間
に露出させている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１の実施例に従ったグリップが
適用された輪胴式拳銃の左側面図； 第２図は、第１図の輪胴式拳銃の右側面図； 第３図は、第１図の輪胴式拳銃のグリップの左側面のみ
を拡大して示す左側面図； 第４図は、第３図の矢印４−４の方向から見たグリップ
の後面図； 第５図は、第３図の線５−５に沿った横断面図； 第６図は、第３図の線６−６に沿った横断面図； 第７図は、第３図の線７−７に沿った縦断面図； 第８図は、第４図の線８−８に沿った縦断面図； 第９図は、第４図の矢印９−９の方向からみたグリップ
の底面図； 第10図は、第１図の輪胴式拳銃の分解斜視図； 第11図は、この発明の第２の実施例に従ったグリップが
適用された輪胴式拳銃の右側面図； 第12図は、第11図の線12−12に沿った横断面図； 第13図は、第11図の矢印13−13の方向からみたグリップ
の後面図； 第14図は、第11図の線14−14に沿った縦断面図； 第15図は、第11図の線15−15に沿った横断面図； 第16図は、この発明の第３の実施例に従ったグリップが
適用された輪胴式拳銃の右側面図； 第17図は、第16図の線17−17に沿った横断面図； 第18図は、第16図の線18−18に沿った部分的な横断面
図； 第19図は、第16図の矢印19−19の方向からみたグリップ
の後面図； 第20図は、第16図の線20−20に沿った縦断面図； 第21図は、第16図の矢印21−21の方向からみたグリップ
の底面図； 第22図は、この発明の第４の実施例に従ったグリップが
適用された自動式拳銃の右側面図； 第23図は、第22図の矢印23−23の方向からみたグリップ
の後面図； 第24図は、第22図の線24−24に沿った横断面図； 第25図は、第22図の線25−25に沿った横断面図； 第26図は、第22図の線26−26に沿った縦断面図； 第27図は、第22図に示されているこの発明の第４の実施
例に従ったグリップの変形例が適用された自動式拳銃の
グリップのみを示す左側面図； 第28図は、この発明の第５の実施例に従ったグリップが
適用された自動式拳銃の右側面図； 第29図は、第28図の自動式拳銃のグリップの後面図； 第30図は、第28図の自動式拳銃の前面図； 第31図は、第28図の線31−31に沿った縦断面図； 第32図は、第28図の線32−32に沿った横断面図； 第33図は、第28図の線33−33に沿った横断面図； 第34図は、第31図の縦断面の右端部のみを拡大して示す
拡大縦断面図； 第35図は、この発明の第５の実施例に従ったグリップが
適用された輪胴式拳銃の左側面図； 第36図は、第35図の輪胴式拳銃のグリップの後面を右半
分だけ第37図の線36−36に沿った縦断面で示す後面図； 第37図は、第36図の線37−37に沿った縦断面図； 第38図は、第35図の線38−38に沿った横断面図； 第39図は、この発明の第６の実施例に従ったグリップが
適用された輪胴式拳銃の右側面図； 第40図は、第41図の線40−40に沿った第39図の輪胴式拳
銃のグリップのみの縦断面図； 第41図は、第39図の輪胴式拳銃のグリップのみの後面
図； 第42図は、第39図の輪胴式拳銃のグリップのみの右側面
図； 第43図は、第42図の線43−43に沿った縦断面図； 第44図は、第42図の線44−44に沿った横断面図； 第45図は、第42図の線45−45に沿った横断面図である。 10…輪胴式拳銃、11…フレーム、18…左グリップパネル
弾性台座、19…右グリップパネル弾性台座、21…左グリ
ップパネル剛性部材、22…右グリップパネル剛性部材、
24…グリップパネル連結手段、26…把持部、27,28…凹
所、30…貫通孔、32…係合ピン、40…輪胴式拳銃、18′
…左グリップパネル弾性台座、19′…右グリップパネル
弾性台座、21′…左グリップパネル剛性部材、22′…右
グリップパネル剛性部材、24′…グリップパネル連結手
段、26′…把持部、32′…係合ピン、50…輪胴式拳銃、
49…フレーム開口、18″…左グリップパネル弾性台座、
19″…右グリップパネル弾性台座、24″…グリップパネ
ル連結手段、26″…把持部、32″…係合ピン、43′,4
4′…凹所、60…輪胴式拳銃、61…グリップ、62…把持
部、63…左グリップパネル弾性台座、64…右グリップパ
ネル弾性台座、66…左グリップパネル剛性部材、67…右
グリップパネル剛性部材、68…ねじ（グリップパネル連
結手段）、71…貫通孔、90…自動拳銃、81…左グリップ
パネル弾性台座、82…右グリップパネル弾性台座、83…
把持部、84…第１のねじ（グリップパネル連結手段）、
84′…第２のねじ（グリップパネル連結手段）、88…左
グリップパネル剛性部材、89…右グリップパネル剛性部
材、100…輪胴式拳銃、18…左グリップパネル弾性台
座、19…右グリップパネル弾性台座、21…左グリッ
プパネル剛性部材、22…右グリップパネル剛性部材、
24…グリップパネル連結手段、26…把持部、110…
輪胴式拳銃、111…左グリップパネル弾性台座、112…右
グリップパネル弾性台座、113…左グリップパネル剛性
部材、114…右グリップパネル剛性部材、116…把持部、
118…係合ピン、121…グリップパネル連結手段。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】（ａ）拳銃のフレームの把持部の両側に配
   置され、内側面で上記把持部と係合し外側面で拳銃の使
   用者の手の平と係合するエラストマー材料製の変形可能
   なグリップパネル弾性台座と； （ｂ）グリップパネル弾性台座の上記外側面に形成され
   た凹所と； （ｃ）上記凹所に外部から装着されるグリップパネル剛
   性部材と； （ｄ）拳銃のフレームの上記把持部に対して、上記把持
   部の両側に配置されたグリップパネル弾性台座と、上記
   グリップパネル弾性台座の上記凹所に装着された上記グ
   リップパネル剛性部材と、を相互に整合させた状態で連
   結するグリップパネル連結手段と； を備えており、 上記凹所の寸法及び形状と上記凹所に外部から装着され
   る上記グリップパネル剛性部材の寸法及び形状とを変化
   させて全体の弾性及び剛性及び外観を所望のものに変化
   させることが出来る、ことを特徴とする拳銃のグリッ
   プ。
2. 【請求項２】前記グリップパネル弾性台座の前記内側面
   には、前記拳銃のフレームの前記把持部の両側に前記グ
   リップパネル弾性台座が配置された時に前記フレームの
   前記把持部から離間した実質的に平坦な内底面を備えた
   内側凹所が形成されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の拳銃のグリップ。
3. 【請求項３】前記拳銃のフレームの前記把持部には、前
   記グリップパネル弾性台座がその上方を延出している開
   口が形成されている、ことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の拳銃のグリップ。
4. 【請求項４】前記グリップパネル連結手段が、前記グリ
   ップパネル剛性部材に係合し、前記グリップパネル弾性
   台座に挿通され、そして前記拳銃のフレームの前記把持
   部に螺合されたねじを有している、ことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載の拳銃のグリップ。
5. 【請求項５】前記グリップパネル弾性台座は貫通孔を有
   しており、前記拳銃のフレームの前記把持部上には上記
   貫通孔に挿通されて前記拳銃のフレームの前記把持部上
   の所定の位置に前記グリップパネル弾性台座を保持する
   係合ピンが設けられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の拳銃のグリップ。