JPH0730985Y2 - 旋回輪軸受におけるオイルシ−ル - Google Patents

旋回輪軸受におけるオイルシ−ル

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JPH0730985Y2
JPH0730985Y2 JP1987121613U JP12161387U JPH0730985Y2 JP H0730985 Y2 JPH0730985 Y2 JP H0730985Y2 JP 1987121613 U JP1987121613 U JP 1987121613U JP 12161387 U JP12161387 U JP 12161387U JP H0730985 Y2 JPH0730985 Y2 JP H0730985Y2
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ring
outer ring
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inner ring
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JP1987121613U
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浩 深谷
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ハンド−ザ−工業株式会社
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    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/16Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with a single row of balls
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、土工用車輌の車体上に作業部を支架せしめて
装架するターンテーブル等を旋回自在に支持せしめる旋
回輪軸受(旋回ベアリング)におけるオイルシールにつ
いての改良に関する。
[従来の技術] 旋回輪軸受Aは、第1図に示している如く、リング状に
成形した外輪1の内周面と、その外輪1の内周側に嵌入
するリング状に形成した内輪2の外周面とに、縦断面形
状が半円弧状をなす刳込溝10・20をそれぞれ周方向に環
状に連続させて形設しておいて、それら外輪1と内輪2
とを二重環状に同心に嵌め合わせて、断面半円弧状の刳
込溝10と刳込溝20とが、断面が円形をなして環状に連続
する軌道溝uを形成する状態とし、その状態において、
外輪1の外周面側に予め形設してあるボール挿入穴11
(第2図)から、スチールボール3…とインナースペー
サー4…とを、内輪2を回転させながら一個づつ挿入し
て装填していき、そのスチールボール3…とインナース
ペーサー4…の装填が終えたところで、前述のボール挿
入穴11を盲栓で塞ぐことで組立てるように構成してあ
る。
そして、土工用車輌のターンテーブルを軸支する旋回輪
軸受Aの場合にあっては、内輪2をそれに設けておくボ
ルト穴21…にセットボルトを挿通してターンテーブルの
下部フレームに組付け、外輪1をそれに設けておくボル
ト穴12…にセットボルトを挿通してターンテーブルの上
部フレームに組付けるように用い、また、該旋回輪軸受
Aをターンテーブルの駆動機構を兼ねさす場合にあって
は、内輪2の内周面側に内接歯車5を一体に成形し、こ
れに、上部フレーム側に軸支したピニオン6を噛合わせ
(第3図)、そのピニオン6の駆動で、外輪1が組付け
られる上部フレームを旋回駆動さするようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このように構成される旋回輪軸受Aには、外
輪1の内周面の刳込溝10と内輪2の外周面の刳込溝20と
で形成する軌道溝u内に装填したスチールボール3の回
転を円滑にするため、その軌道溝u内には潤滑油とし
て、グリスを充填する。そして、その充填したグリスの
洩出を防ぐため、オイルシール7を設けるが、そのオイ
ルシール7は、通常、内輪2をそれの下端部が外輪1の
下端部より下方に突出してくるように、外輪1に対して
下方にずらせた状態に組合わせておいて、その内輪2の
下端部の外周面に、切込溝8を形設して、ここにリング
状に形成したオイルシール7の内端縁側を嵌合させて、
そのリング状のオイルシール7の外端側を外輪1の下端
面に接合させることで構成するようにしている。
しかし、この手段は、オイルシール7を組付けるための
工作が面倒なだけでなく、スチールボール3を装填した
軌道溝uを直接シールしないで、外輪1と内輪2との対
向面に形成される間隙dの下端を塞ぐようにすることか
ら、軌道溝u内に充填した潤滑油の洩れが多くなる問題
がある。
本考案は従前手段に生じているこれらの問題を解消せし
めるためらなされたものであって、軌道溝u内に充填し
た潤滑油を、その軌道溝u内に確実に保持せしめるよう
にして、洩出を阻止するのが、面倒な工作を要すること
なく得られるようにする新たな手段を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] そして、本考案においては、この目的を達成するための
手段として、内周面に縦断面において半円形状をもって
周方向に環状に連続する刳込溝を具備せしめてリング状
に形成する外輪を、ゴム・合成樹脂材などの弾性資材の
可塑性により、前記刳込溝を上下に2分する位置におい
て上半側と下半側とに分離可能に成形し、該外輪の内周
側に組合わす内輪は、ゴム・合成樹脂材等の弾性資材に
より、それの外周面に、前記外輪の内周面に形設した半
円形状の刳込溝に嵌合する縦断面において半円状の突条
が周方向に環状に連続して存在する形状に成形し、これ
ら外輪と内輪とを前記外輪の刳込溝に前述内輪の突状を
嵌合せしめて組合わせる旋回輪軸受において、前記外輪
の刳込溝の口縁部位に、該外輪を形成するゴム・合成樹
脂材などの弾性資材の可塑材で、内輪の突条の外周面に
向けて突出するリップを一体に形成せしめてなる旋回輪
軸受におけるオイルシールを提起するものである。
[実施例] 次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は同
効の構成部材については従前手段のものと同一の符号を
付して用いるものとする。
第4図は本考案を実施せる旋回輪軸受Aの要部の一部破
断した斜視図で、同図において1は外輪、10は該外輪1
の内周面に形設した刳込溝、2は内輪、2aは内輪2の外
周面に形設した突条、5は内接歯車を示す。
外輪1は、テフロン(登録商標)またはウレタン等の伸
び率が50〜300倍程度に大きい合成樹脂材よりなる弾性
資材の可塑材をもって、内周面側に縦断面において半円
形をなして周方向に環状を連続する刳込溝10を具備する
形状に成形するが、その成形の際、前記刳込溝10を上下
に2分する位置において、上半側1aと下半側1bに2分し
て、それらを各別に成形し、その成形した上半側1aと下
半側1bを、分離自在に接合して閉じ合わすことで構成し
てある。
外輪1を、上半側1aと下半側1bとを別体に成形し、分離
可能としておくのは、外輪1を、それの内周面に設けた
刳込溝10が、内輪2の外周面に形設した周方向に環状に
連続する突条2aに嵌合した状態として内輪2に組合わせ
るときに、その内輪2の突条2aを上下から挟み込むよう
にして、嵌合状態とするためである。そして、このこと
から、該外輪1には従前手段のボール挿入穴11は不要と
なる。しかし、該外輪1を上部フレーム等に組付けるた
めのセットボルトを挿通させるボルト穴12…は、上下に
貫通するように設けられる。そして、このボルト穴12…
は、それに挿通するセットボルトが上半側1aと下半側1b
とを一体に閉じ合わせる締着用のボルトを兼ねるように
用いられる。この上半側1aと下半側1bとを閉じ合わせる
締着用のボルトを挿通するボルト穴は専用に形設する場
合がある。
しかして、かく成形する外輪1には、それの内周面側に
形成する刳込溝10の上縁と下縁とに、第5図および第6
図に示している如く、内輪2側に向けて嘴状に突出して
周方向に環状に連続するリップ13を、第6図にあるよ
う、突出端側が半円形状をなす刳込溝10の内周面をそれ
の曲率に従い延長せしめた仮想曲面Wの内側に入り込む
形態となるように、該外輪1を成形する前述のゴム・合
成樹脂材等の弾性資材の可塑材をもって、該外輪1を成
形する際に一体に連続させて成形しておく。
この刳込溝10の上縁および下縁に形成するリップ13は、
刳込溝10の下縁側にだけ設けて、上縁側に形成しない場
合がある。
内輪2は、テフロン(登録商標)またはウレタン等の伸
び率が大きい合成樹脂材よりなる弾性資材の可塑材をも
って成形するが、その際に、外周面側には前述の外輪1
の内周面に形成した断面半円形状の刳込溝10に密に嵌り
合う断面半円状で周方向に環状に連続する突条2aを一体
に連続されて成形しておく。
この突条2aを断面半円状に形成するのは、この突条2aが
外輪1の内周面の刳込溝10に嵌り合って、それらの嵌合
面により、外輪1と内輪2との間における上下方向の荷
重を支承させる場合の、荷重の支承面の面積を大きくす
るためと、合成樹脂材よりなる弾性資材の可塑材で前述
の支承面を成形した場合に、その支承面に角があると、
その角の部分がもろくなることから、その弱い角が支承
面にない状態とするためである。また、前述の外輪1の
内周面に形成した刳込溝10を、断面半円形状に形成して
いるのは、この内輪2の外周面に形成する断面半円状の
突条2aに対応させるためである。また、該内輪2には、
下部フレーム等に組付けるためのセットボルトを挿通す
るためのボルト穴21…が、上下に貫通して形設される。
また、該内輪2の内周面側に装設せる内接歯車5は、該
内輪2を成形した前述の合成樹脂材よりなる弾性資材の
可塑材をもって、該内輪2を成形する際に一体に連続さ
せて形成してある。
そして、このように形成される外輪1および内輪2は、
外輪1を上半側1aと下半側1bとに分離させておいて、そ
の上半側1aと下半側1bとを、内輪2の外周面側に形成し
てある突条2aを上下から挾み込むように閉じ合わせて一
体的に連結させることにより、旋回輪軸受Aに組立てら
れる。
このとき、外輪1の内周面側で、そこに形設されている
刳込溝10の上縁と下縁とに設けたリップ13は、刳込溝10
に突条2aが嵌合していくときに、それを形成しているゴ
ム・合成樹脂材等の弾性資材による弾力で上下に押し拡
げられ、突条2aが刳込溝10に嵌合した状態において、弾
性による復元で第7図の如く突条2aの外周面の基端部を
覆い込むように、その基端部に圧着していき、刳込溝10
の内周面とそこに嵌合する突条2aの外周面との間に形成
される軌道溝uを密にシールするオイルシール7を構成
するようになる。
[作用] このように構成せる実施例装置は次のように作用する。
外輪1の内周面に形成した刳込溝10に、内輪2の外周面
に形成した突条2aを嵌め込んで、外輪1と内輪2とを嵌
め合わせ旋回輪軸受Aに組立てる際に、刳込溝10内にグ
リス等の潤滑油を予め充填しておけば、旋回輪軸受Aを
組立てたときに外輪1の刳込溝10の内面と内輪2の突条
2aの外面とで構成される軌道溝u内に潤滑油が充填さ
れ、その潤滑油を、外輪1の刳込溝10の上縁および下縁
に断面において嘴状に突出させて設けたリップ13が内輪
2の突条2aの外面の基端側に接着することで構成される
オイルシール7によって、軌道溝u内に封じ込めた状態
となる。
そして、このようにオイルシール7として作用するよう
になるリップ13・13は、外輪1を成形する際に一体に成
形することから、オイルシールの組付けのための加工お
よび組付け操作を不要なものとする。
なお、本考案手段は、断面半円形状の刳込溝10を外輪1
の内周面に設け、断面半円状の突条2aを内輪2の外周面
に設けた実施例だけを示しているが、断面半円形状の刳
込溝10を内輪2の内周面に設け、断面半円状の突条2aを
外輪1の外周面に設けるようにして良いものである。そ
のようにする場合には、刳込溝10を設ける内輪2を上下
に2分し、分離可能に閉じ合わせるようにする。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による旋回輪軸受における
オイルシールは、内周面に縦断面において半円形状をも
って周方向に環状に連続する刳込溝を具備せしめてリン
グ状に形成する外輪を、ゴム・合成樹脂材などの弾性資
材の可塑材により、前記刳込溝を上下に2分する位置に
おいて上半側と下半側とに分離可能に成形し、該外輪の
内周側に組合わす内輪は、ゴム・合成樹脂材等の弾性資
材により、それの外周面に、前記外輪の内周面に形設し
た半円形状の刳込溝に嵌合する縦断面において半円状の
突条が周方向に環状に連続して存在する形状に成形し、
これら外輪と内輪とを前記外輪の刳込溝に前述内輪の突
条を嵌合せしめて組合わせる旋回輪軸受において、前記
外輪の刳込溝の口縁部位に、該外輪を形成するゴム・合
成樹脂材などの弾性資材の可塑材で、内輪の突条の外周
面に向けて突出するリップを一体に形成せしめて構成し
てあるのだから、外輪と内輪との間に形成される軌道溝
内に充填する潤滑油を、その軌道溝内に局限して封じ込
めるようになって、洩れを著しく少なくでき、しかも、
オイルシールを組付けるための加工および組付け操作を
不要にし得るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従前の旋回輪軸受の要部の一部破断した斜視
図、第2図は同上の要部の横断平面図、第3図はピニオ
ンと噛合わせた状態の部分の斜視図、第4図は本考案を
実施せる旋回輪軸受の要部の一部破断した斜視図、第5
図は同上の要部の外輪と内輪とを分解した状態の斜視
図、第6図は同上の外輪の縦断面図、第7図は同上の外
輪と内輪とを嵌合させた状態の縦断面図である。 図面符号の説明 A……旋回輪軸受、u……軌道溝、W……仮想曲面 1……外輪、1a……上半側、1b……下半側 10……刳込溝、11……ボルト挿入穴、12……ボルト穴 13……リップ、2……内輪、2a……突条 20……刳込溝、21……ボトル穴、3……スチールボール 4……インナースペーサー、5……内接歯車、6……ピ
ニオン 7……オイルシール、8……切込溝、d……間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面に縦断面において半円形状をもって
    周方向に環状に連続する刳込溝を具備せしめてリング状
    に形成する外輪を、ゴム・合成樹脂材などの弾性資材の
    可塑材により、前記刳込溝を上下に2分する位置におい
    て上半側と下半側とに分離可能に成形し、該外輪の内周
    側に組合わす内輪は、ゴム・合成樹脂材等の弾性資材に
    より、それの外周面に、前記外輪の内周面に形設した半
    円形状の刳込溝に嵌合する縦断面において半円状の突条
    が周方向に環状に連続して存在する形状に成形し、これ
    ら外輪と内輪とを前記外輪の刳込溝に前述内輪の突条を
    嵌合せしめて組合わせる旋回輪軸受において、前記外輪
    の刳込溝の口縁部位に、該外輪を形成するゴム・合成樹
    脂材などの弾性資材の可塑材で、内輪の突条の外周面に
    向けて突出するリップを一体に形成せしめてなる旋回輪
    軸受におけるオイルシール。
JP1987121613U 1987-08-08 1987-08-08 旋回輪軸受におけるオイルシ−ル Expired - Lifetime JPH0730985Y2 (ja)

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