JPH07309744A - 酸素を発生する固形浴用剤 - Google Patents

酸素を発生する固形浴用剤

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JPH07309744A
JPH07309744A JP12956794A JP12956794A JPH07309744A JP H07309744 A JPH07309744 A JP H07309744A JP 12956794 A JP12956794 A JP 12956794A JP 12956794 A JP12956794 A JP 12956794A JP H07309744 A JPH07309744 A JP H07309744A
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JP
Japan
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peroxocarbonate
effect
oxygen
component
bathing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12956794A
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English (en)
Inventor
Toichi Kitamura
北村藤一
Sachiko Yamane
山根幸子
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MITON HOUSE KK
Original Assignee
MITON HOUSE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 血行改善効果、殺菌効果、及び有機物分解効
果を有する固形浴用剤を提供する。 【構成】 湯浴に投入した際に水と反応して酸素が発生
する固形状の浴用剤であって、成分A:ペルオクソ炭酸
塩と、成分B:前記ペルオクソ炭酸塩に対して実質的に
中和量の有機酸とを含有する。又、更に成分Cとして炭
酸水素塩を含有するものでもある。 【効果】 容易に泡状の酸素を発生させることができ、
炭酸泉と同様の血行改善効果が得られる。又、発生する
酸素が、殺菌効果及び洗浄作用を有し、浴槽や風呂釜の
汚れや「ぬめり」を分解除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯浴に投入した際に溶
解し、水と反応して酸素が発生する固形状の浴用剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、温泉に含まれる成分と、その
効能の関係が種々知られており、例えば炭酸水素ナトリ
ウムを含む温泉は、アルカリ泉とも言われ、脂肪や分泌
物を落とし、肌が滑らかになるという効果があること
や、炭酸ガスが溶け込んだ炭酸泉は、炭酸ガスの細かい
泡が皮膚に刺激を与え、毛細血管を拡張させるので、心
臓に負担をかけずに血行を良くする効果があることが知
られている。そこで、今日までに、湯浴に投入した際に
溶解し、細かい泡が発生する浴用剤が種々提案されてき
ており、例えば、コハク酸などの有機酸と炭酸水素ナト
リウムなどの炭酸塩とを含有する浴用剤の場合には、湯
浴中で有機酸と炭酸塩が反応して二酸化炭素(炭酸ガ
ス)が発生し、この炭酸ガスの泡によって血行が良くな
るという効果が得られる。
【0003】しかしながら、このような炭酸ガスが発生
する浴用剤にあっては、湯浴に投入した際に発生する炭
酸ガスが、血行を改善するのに役立つという点では優れ
ているが、炭酸ガスに殺菌効果や有機物を分解する効果
がほとんどないために、浴槽や風呂釜の汚れや「ぬめ
り」を除去することはできない。このように、これま
で、皮膚を刺激することによる血行改善効果、殺菌効果
及び有機物分解効果に優れた浴用剤については提案され
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
の問題点を解決し、血行を改善する効果を有し、かつ皮
膚を殺菌することができ、更には浴槽や風呂釜の汚れを
除去することが可能な固形浴用剤を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の固形浴用剤は、
湯浴に投入した際に水と反応して酸素が発生するもので
あって、成分A:ペルオクソ炭酸塩と、成分B:前記ペ
ルオクソ炭酸塩に対して実質的に中和量の有機酸とを含
有することを特徴とする。
【0006】まず、本発明の固形浴用剤に含有される成
分A及びBについて説明する。本発明における成分Aの
ペルオクソ炭酸塩(過炭酸塩)は、成分Bの有機酸と湯
浴中で反応して酸素の泡を発生させることが可能な化合
物であれば良く、特に好ましい化合物としては、例えば
ペルオクソ炭酸ナトリウムが挙げられる。一方、成分B
の有機酸としては、粉末で使用でき、ペルオクソ炭酸塩
との混合・成形により固形成形体となるものであれば良
く、例えばコハク酸、リンゴ酸、酒石酸などの一般的な
有機酸が使用でき、特に、皮膚に対して温和であるとい
う点においてコハク酸が好ましい。
【0007】そして、本発明の固形浴用剤においては、
成分Aのペルオクソ炭酸塩と成分Bの有機酸とが実質的
に中和量で配合されるのが一般的であり、成分A:成分
Bのモル比率としては4:6〜6:4が適している。
尚、この場合において、成分Bの量に対して成分Aの量
をやや過剰とするのが好ましい。本発明の固形浴用剤で
は、湯浴中で成分Aと成分Bとが反応して細かい泡状の
酸素が発生する。このような酸素には、殺菌効果がある
ので皮膚を清浄な状態とすることができ、しかも、有機
物を除去する効果(洗浄作用)があるので浴槽や風呂釜
の汚れや「ぬめり」を除去することもできる。本発明の
固形浴用剤では、理論的には、例えばペルオクソ炭酸塩
として過炭酸ナトリウム1000gを含有する固形浴用
剤の場合、有機酸としてのコハク酸との反応により、約
100リットルの酸素を発生させることができる。
【0008】又、本発明は、前述の成分A及び成分Bの
固形浴用剤において、更に、固形剤として、成分C:炭
酸水素塩を含有することを特徴とするものでもある。本
発明において、成分Cとして好ましい炭酸水素塩化合物
には、炭酸水素ナトリウムが挙げられ、このような成分
Cを含有する固形浴用剤の場合には、細かい泡状の酸素
と共に炭酸ガスも発生し、前述の固形浴用剤と同様の血
行改善効果が得られる。本発明では、成分Cの添加量
は、前記成分A及びBの合計量に対して0.5〜2重量
%であることが好ましく、1重量%程度が一般的であ
る。
【0009】更に、本発明の固形浴用剤は、この他の成
分として、浴用剤として効果のあることが知られている
粉末化合物、例えば、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニ
ウム、硫酸鉄、炭酸水素第一鉄などを含有しても良い。
尚、本発明の固形浴用剤は、前述の成分を充分に混合し
てから油圧成形機を用いて加圧成形することにより固形
化して製造でき、錠剤の形態とするのが一般的であり、
このような錠剤状の成形品は、湯浴に投入した際に水と
徐々に反応して酸素を一定時間連続的に発生させること
ができるので好ましい。
【0010】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。
【実施例】
実施例1 ペルオクソ炭酸ナトリウム(Na2 CO3 ・3/2 H2
2 )68.7重量%とコハク酸31.3重量%とを充分
に混合した後、この混合物を金型に充填し、加圧成形す
ることにより、10mm径の円板状の、本発明の固形浴
用剤(重さ1.5g)を得た。この固形浴用剤を湯浴に
投入した際には細かい泡状の酸素が発生し、皮膚に快い
刺激をもたらし、血行改善に効果があった。又、発生し
た泡状の酸素により、皮膚表面を清浄にすることがで
き、浴槽や風呂釜の汚れや「ぬめり」を除去することも
できた。
【0011】実施例2 上記実施例1で得られた混合物に、更に1重量%の炭酸
水素ナトリウムを添加し、充分に混合した後、実施例1
と同様の条件で加圧成形して、本発明の固形浴用剤を得
た。この固形浴用剤についても、実施例1の場合と同様
の、優れた血行改善効果が得られ、殺菌効果及び有機物
分解効果を示した。
【0012】
【発明の効果】本発明の固形浴用剤は、水に良く溶ける
性質を有し、不快な臭いや皮膚への刺激性がなく、有害
な物質が皮膚上に残ることもない。特に、本発明では、
水との接触により発生する酸素が、殺菌効果及び洗浄作
用を有するので、有機物を分解除去することができ、浴
槽や風呂釜の汚れや「ぬめり」が除去できる。更に、本
発明では、容易に泡状の酸素ガスを発生させることがで
きるので、炭酸泉と同様の血行改善効果も得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯浴に投入した際に水と反応して酸素が
    発生する固形状の浴用剤であって、成分A:ペルオクソ
    炭酸塩と、成分B:前記ペルオクソ炭酸塩に対して実質
    的に中和量の有機酸とを含有することを特徴とする、酸
    素を発生する固形浴用剤。
  2. 【請求項2】 更に、成分C:炭酸水素塩を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の固形浴用剤。
JP12956794A 1994-05-18 1994-05-18 酸素を発生する固形浴用剤 Pending JPH07309744A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291511A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 Kao Corp 皮膚料
JPH04217623A (ja) * 1990-12-17 1992-08-07 Nippon Soda Co Ltd 酸素発生浴用剤組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291511A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 Kao Corp 皮膚料
JPH04217623A (ja) * 1990-12-17 1992-08-07 Nippon Soda Co Ltd 酸素発生浴用剤組成物

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