JPH07309607A - オゾン発生用放電体 - Google Patents
オゾン発生用放電体Info
- Publication number
- JPH07309607A JPH07309607A JP13353094A JP13353094A JPH07309607A JP H07309607 A JPH07309607 A JP H07309607A JP 13353094 A JP13353094 A JP 13353094A JP 13353094 A JP13353094 A JP 13353094A JP H07309607 A JPH07309607 A JP H07309607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- metal plate
- ceramic substrate
- holes
- sheet
- Prior art date
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- Pending
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はオゾン発生用放電体の提供を目的とす
る。 【構成】本発明は、一対の板状の電極の一方に、貫通孔
を多数形成して、その口縁に電界が集中する構成として
ので、多数の貫通孔を形成することによって、電界の集
中領域を長くする構成とした。 【効果】本発明によれば、極めて簡単な構造であるにも
拘らず、高濃度のオゾンを効率良く得ることができる。
る。 【構成】本発明は、一対の板状の電極の一方に、貫通孔
を多数形成して、その口縁に電界が集中する構成として
ので、多数の貫通孔を形成することによって、電界の集
中領域を長くする構成とした。 【効果】本発明によれば、極めて簡単な構造であるにも
拘らず、高濃度のオゾンを効率良く得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥空気中若しくは酸
素中で無声放電を行なわせてオゾンを発生させる際に用
いる放電体に関するものである。
素中で無声放電を行なわせてオゾンを発生させる際に用
いる放電体に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】本発明は、構造簡易で製造コ
ストが低く、オゾンの発生効率の高い放電体の提供を目
的とするものである。
ストが低く、オゾンの発生効率の高い放電体の提供を目
的とするものである。
【0003】
【問題解決の手段】本発明の放電体は、セラミック基板
の一方の面には、底を当該セラミック基板の他面と平行
な平面とした凹部を形成し、当該凹部に第1の電極とし
ての金属板を埋設し、当該セラミック基板の他方の面に
は、第2の電極としての金属板を、上記第1の電極の金
属板と重なり合う位置に平行に配設し、上記第1の電極
の金属板には、第2の電極の金属板に対してほぼ垂直な
貫通孔を多数形成し、両電極間に高電圧を加えてオゾン
を発生させるように構成した。
の一方の面には、底を当該セラミック基板の他面と平行
な平面とした凹部を形成し、当該凹部に第1の電極とし
ての金属板を埋設し、当該セラミック基板の他方の面に
は、第2の電極としての金属板を、上記第1の電極の金
属板と重なり合う位置に平行に配設し、上記第1の電極
の金属板には、第2の電極の金属板に対してほぼ垂直な
貫通孔を多数形成し、両電極間に高電圧を加えてオゾン
を発生させるように構成した。
【0004】
【発明の作用】本発明によれば、第1の電極の金属板に
形成された貫通孔の第2電極側の口縁に電界が集中(電
荷が溜まって)して放電する。電界が集中して来るの
は、口縁のリング状の長さ領域となるため、貫通孔が多
数であるほど、電界の集中領域の全長は長くなる。しか
も、この貫通孔によって放電域に十分な空気即ち酸素も
供給される。
形成された貫通孔の第2電極側の口縁に電界が集中(電
荷が溜まって)して放電する。電界が集中して来るの
は、口縁のリング状の長さ領域となるため、貫通孔が多
数であるほど、電界の集中領域の全長は長くなる。しか
も、この貫通孔によって放電域に十分な空気即ち酸素も
供給される。
【0005】
【実施例】以下、本発明を実施の一例を示す図面に基づ
いて説明する。図1は放電体の一部を切り欠いた状態を
示す斜視図である。図中の符合1は適度な厚さを持つ板
状に成形されたファインセラミック製のセラミック基板
である。セラミック基板1は、ポーラス径が約1ミクロ
ン程度の多孔質性のアルミナ板が最適である。セラミッ
ク基板1の一方の面、即ち図示の表面側には、第1の電
極として金属板2が、他方、セラミック基板1の他方の
面、即ち図示の裏面側には、第2の電極としての金属板
3が平行に配設されている。金属板2、3のセラミック
基板1への固着に際しては、セラミック基板1の表裏面
の配設領域に予め、当該金属板が蒸発するスパッタリン
グ現象を防ぐためのコーティングを施しておくのがよ
い。このコーティングとしては、例えば、セラミック基
板1の製造に際し、板状に整形したセラミックの表面
に、ペースト状の金属箔粉を薄く塗り付けたうえで、焼
成する方法がある。上記の第1電極としての金属板2と
この第2電極としての金属板3との間には、絶縁体とし
てセラミック基板1が介在するが、図示の例では、図1
に示すように、セラミック基板1の表面側に、底を当該
セラミック基板1の裏面と平行な平面とした凹部4を形
成し、この凹部4に第1の電極としての金属板2を埋設
してある。、そして、この第1の電極の金属板2には、
第2の電極の金属板3に対してほぼ垂直な貫通孔5が多
数形成してある。この第1の電極の金属板2に多数形成
された貫通孔5の第2電極側の口縁に電界が集中(電荷
が溜まって)して放電するのである。電界が集中して来
るのは、口縁のリング状の長さ領域となる。従って、貫
通孔5の口縁の長さ×管通孔の数=電界集中領域の長
さ、となる。即ち、貫通孔5が多数であるほど、電界の
集中領域の全長は長くなる。しかも、この貫通孔5によ
って放電域に十分な空気即ち酸素が供給される。上記の
如く構成したオゾン発生用放電体は、その第1の電極と
しての金属板2の端部を高圧トランス(図示せず)の陽
極に、他方の第2の電極としての金属板2の端部を同高
圧トランスの陰極にそれぞれ接続して使用する(極性配
置はこの逆であってもよい)。このようにして、オゾン
発生用放電体に所要の高周波電界を加えると、セラミッ
ク基板1の表側の電極(金属板2)とそれを取り巻く空
気中に極めて高い電位が発生し、裏面側の陰極たる金属
板3から陽極たる金属板2へと電子が無数に飛び出して
行く。この場合、両電極間(金属板2と金属板3)にセ
ラミック基板1の凹部4の底部6が絶縁体として介在
し、セラミック基板1は極小の孔を無数に有しているか
ら、この孔を介して電子が自由に飛び交う。しかも、こ
の放電領域には貫通孔5を介してオゾンの原料となる空
気即ち酸素が十分に通う。実験によると、貫通孔の全体
がコロナ状放電の塊状を呈して、オーロラを見るような
輝きが観測された。これは、空気中の酸素に対する電子
量が十分に得られたため、活性化した酸素原子に十分な
結合エネルギが与えられて、オゾン化効率が著しく高く
なったためと考えられる。
いて説明する。図1は放電体の一部を切り欠いた状態を
示す斜視図である。図中の符合1は適度な厚さを持つ板
状に成形されたファインセラミック製のセラミック基板
である。セラミック基板1は、ポーラス径が約1ミクロ
ン程度の多孔質性のアルミナ板が最適である。セラミッ
ク基板1の一方の面、即ち図示の表面側には、第1の電
極として金属板2が、他方、セラミック基板1の他方の
面、即ち図示の裏面側には、第2の電極としての金属板
3が平行に配設されている。金属板2、3のセラミック
基板1への固着に際しては、セラミック基板1の表裏面
の配設領域に予め、当該金属板が蒸発するスパッタリン
グ現象を防ぐためのコーティングを施しておくのがよ
い。このコーティングとしては、例えば、セラミック基
板1の製造に際し、板状に整形したセラミックの表面
に、ペースト状の金属箔粉を薄く塗り付けたうえで、焼
成する方法がある。上記の第1電極としての金属板2と
この第2電極としての金属板3との間には、絶縁体とし
てセラミック基板1が介在するが、図示の例では、図1
に示すように、セラミック基板1の表面側に、底を当該
セラミック基板1の裏面と平行な平面とした凹部4を形
成し、この凹部4に第1の電極としての金属板2を埋設
してある。、そして、この第1の電極の金属板2には、
第2の電極の金属板3に対してほぼ垂直な貫通孔5が多
数形成してある。この第1の電極の金属板2に多数形成
された貫通孔5の第2電極側の口縁に電界が集中(電荷
が溜まって)して放電するのである。電界が集中して来
るのは、口縁のリング状の長さ領域となる。従って、貫
通孔5の口縁の長さ×管通孔の数=電界集中領域の長
さ、となる。即ち、貫通孔5が多数であるほど、電界の
集中領域の全長は長くなる。しかも、この貫通孔5によ
って放電域に十分な空気即ち酸素が供給される。上記の
如く構成したオゾン発生用放電体は、その第1の電極と
しての金属板2の端部を高圧トランス(図示せず)の陽
極に、他方の第2の電極としての金属板2の端部を同高
圧トランスの陰極にそれぞれ接続して使用する(極性配
置はこの逆であってもよい)。このようにして、オゾン
発生用放電体に所要の高周波電界を加えると、セラミッ
ク基板1の表側の電極(金属板2)とそれを取り巻く空
気中に極めて高い電位が発生し、裏面側の陰極たる金属
板3から陽極たる金属板2へと電子が無数に飛び出して
行く。この場合、両電極間(金属板2と金属板3)にセ
ラミック基板1の凹部4の底部6が絶縁体として介在
し、セラミック基板1は極小の孔を無数に有しているか
ら、この孔を介して電子が自由に飛び交う。しかも、こ
の放電領域には貫通孔5を介してオゾンの原料となる空
気即ち酸素が十分に通う。実験によると、貫通孔の全体
がコロナ状放電の塊状を呈して、オーロラを見るような
輝きが観測された。これは、空気中の酸素に対する電子
量が十分に得られたため、活性化した酸素原子に十分な
結合エネルギが与えられて、オゾン化効率が著しく高く
なったためと考えられる。
【発明の効果】本発明によれば、第1の電極の金属板に
形成された貫通孔の第2電極側の口縁に電界が集中して
放電するので、貫通孔を多数形成することによって、電
界の集中領域を長くすることができる。しかも、この貫
通孔によって放電域に十分な空気即ち酸素も供給できる
ため、従来の放電体に比べて、極めて簡単な構造である
にも拘らず、高濃度のオゾンを効率良く得ることができ
る。
形成された貫通孔の第2電極側の口縁に電界が集中して
放電するので、貫通孔を多数形成することによって、電
界の集中領域を長くすることができる。しかも、この貫
通孔によって放電域に十分な空気即ち酸素も供給できる
ため、従来の放電体に比べて、極めて簡単な構造である
にも拘らず、高濃度のオゾンを効率良く得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電体の一部を切り欠いた状態を示す斜視図で
ある。
ある。
1 セラミック基板 2 金属板(第1の電極
・陽極) 3 金属板(第2の電極・陰極) 4 凹部 5 貫通孔 6 底部
・陽極) 3 金属板(第2の電極・陰極) 4 凹部 5 貫通孔 6 底部
Claims (1)
- 【請求項1】 セラミック基板の一方の面には、底を当
該セラミック基板の他面と平行な平面とした凹部を形成
し、当該凹部に第1の電極としての金属板を埋設し、当
該セラミック基板の他方の面には、第2の電極としての
金属板を、上記第1の電極の金属板と重なり合う位置に
平行に配設し、 上記第1の電極の金属板には、第2の電極の金属板に対
してほぼ垂直な貫通孔を多数形成し、 両電極間に高電圧を加えてオゾンを発生させるように構
成したことを特徴とするオゾン発生用放電体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13353094A JPH07309607A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | オゾン発生用放電体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13353094A JPH07309607A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | オゾン発生用放電体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309607A true JPH07309607A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=15106959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13353094A Pending JPH07309607A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | オゾン発生用放電体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07309607A (ja) |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP13353094A patent/JPH07309607A/ja active Pending
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