JPH073088B2 - 室内結露の防止装置 - Google Patents

室内結露の防止装置

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JPH073088B2
JPH073088B2 JP62226152A JP22615287A JPH073088B2 JP H073088 B2 JPH073088 B2 JP H073088B2 JP 62226152 A JP62226152 A JP 62226152A JP 22615287 A JP22615287 A JP 22615287A JP H073088 B2 JPH073088 B2 JP H073088B2
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宏司 大野
孝則 江尻
襄 日高
浩 今井
昭夫 寒河江
幹雄 瀧本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、室内での天井面や壁面等に、結露が発生し
てしまうことを防止する室内結露の防止装置に関するも
のである。
〔この発明が解決すべき問題点〕
室内において、天井面近傍に滞留する高温多湿の空気
は、外壁面および天井面等の冷体に接すると、結露して
水滴を発生させることとなる。この結露現象は、外気と
接している外壁面が多い階段室等において顕著である。
そして、このような結露現象が顕著である階段室等で
は、水滴が落下して、人間に不快感を与えることが多く
なる。また、EVシャフトや物置等においては、この水滴
が、室内の収納物に落下して腐食等を起こさせる原因と
なっている。
なお、このような結露による水滴に対処すべく、除湿装
置等を設けると、その設備費や運転費等が必要となり、
常に空調する必要のない階段室やEVシャフトの結露防止
がコスト高なものになってしまう問題点がある。
この発明は前述した事情に鑑みて創案されたもので、そ
の目的は階段室やEVシャフト等の非空調空間における室
内結露を安価でしかも確実に防止することのできる室内
結露の防止装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明によれば防止装置を、外壁の上下方向へ延びて
取付けられており、室内側上下端部に室内空気出入口が
設けられている本体部と、この本体部に外気の熱伝導が
行われるべく取付けられており、前記出入口からの室内
空気が当接する結露部と、前記本体部の下端に設けられ
ており、前記結露部からの結露水を室外へ排出する結露
受け部とからなるものである。
そして、室内において天井面近傍に溜まった高温多湿の
空気を出入口から自然対流によって本体部内へ導き、結
露部で積極的に結露を誘発させて、室内で結露が発生し
てしまうことを防止するものである。
〔実施例〕
以下、この発明を図示する実施例によって説明する。
室内結露の防止装置1は、外壁2の上下方向へ延びて取
付けられており、上下端部に室内3の空気出入口4が設
けられている本体部5と、この本体部5に外気の熱伝導
が行われるべく取付けられており、出入口4からの室内
空気が当接する結露部6と、本体部5の下端に設けられ
ており、結露部6からの結露水を室外7へ排出する結露
受け部8とからなっている。(第1図〜第4図参照) なお、この実施例での防止装置1は、第5図に示すよう
に空調が行われていない階段室9およびEVシャフト10に
取付けられている。そして、ここでの符号11は空調が行
われている一般室であり、また矢印Eは空気の流れを表
わしている。
本体部5は、外壁2の開口部の内周面に取付けられてい
る取付枠5aと、この取付枠5aに室外7側へ突出して設け
られている断面略コ字状の室外部材5bと、取付枠5aに室
内3側へ突出して設けられており、内周面にフォームポ
リスチレン等の吸湿しない断熱材12が布設されている断
面略コ字状の室内部材5cとからなっている。
そして室外部材5bと室内部材5cとで、断面略ロ字状の上
下端が開口しているボックス状に形成されている。
結露部6は、室内外方向へ折曲した断面略波板状に形成
されており、取付枠5aの内周面に、外壁2の開口部を塞
ぐようにして取付けられている。なお下端には、水抜き
穴14が設けられている。
結露受け部8は、取付枠5aと結露部6との間に設けられ
た板体で形成されている。そして、室内3から室外7へ
の下り勾配で取付枠5aと、結露部6との間に設けられて
いる受け部8aとこの受け部8aの室内3側端から上方に立
上がる立上がり部8bと、受け部8aの室外7側端から下方
外壁面へ垂下する水切部8cとからなっている。
なお、本体部5の室内部材5cにおける上部開口部および
下部開口部と、結露受け部8の立上がり部8bとの間で出
入口4が形成されている。また、室外部材5bの上下開口
部で通気口13が形成されている。
このような構成からなる防止装置1による室内結露の防
止作用は、先ず、室内3の天井面隅角部に溜まっている
高温多湿の空気が、第2図および第5図に示した如く自
然対流によって出入口4から本体部5内へ導入される。
そしてこの導入空気は、本体部4内の結露部6に当接す
る。
この時に、この結露部6には、通気口12からの外気に接
してして常に冷やされていることから、本体部5内へ導
入された室内3の高温多湿の空気が冷やされてその湿気
分が水滴として付着する。
次にこの結露部6に付着した水滴は、下端へ自重によっ
て流れ落ち、結露受け部8の受け部8aの上面へ落下して
外部に排出される。
このようにして室内3の天井面隅角部に溜まった高温多
湿の空気は、自然対流によって導入される本体部5内に
おいて冷やされて積極的に結露を誘発させられ、湿気分
が結露部6に水滴として付着して外部へ排出され除去さ
れる。
そのため、室内3において冷やされ、結露してしまうこ
とを防止できる。
なお、この発明の室内結露の防止装置は、前述した実施
例の構成のものに限らずに、「請求の範囲」の欄で記載
した範囲の構成を有するものであればどのようなもので
もよい。また、設置場所も前述した実施例のものに限定
されるものではない。
〔発明の効果〕
上下端部の室内空気出入口から、内部に外気の熱伝導が
行われる結露部を設けた本体部内へ室内空気を導入する
ようにしたことにより、安価で確実に室内結露を防止す
ることができる。即ち、本体部内に導入された室内空気
は、結露部によって冷やされて積極的に結露が誘発させ
られ、その湿気分が水滴として分離され外部へ排出され
る。そのため、室内空気の除湿が行われることとなり、
室内における結露の発生を確実に防止することができ
る。
また、本体部内への室内空気の導入は、室内天井面近傍
に設けた出入口で行われるので、自然対流を利用して行
えて特別な吸気装置等を必要としない。このように、自
然の空気流で本体部内の結露部に当接させるだけなの
で、簡単な構造とすることができ、かつ吸気装置等を必
要としないことから結露防止装置を安価に提供できる。
さらに、結露部は、室内外方向へ折曲した断面略波板状
に形成され、本体部取付け用として外壁に形成した開口
部を塞ぐように設けられている。そのため、積極的に結
露が誘発させる面積が、単なる板状よりも大きくするこ
とができる共に、外壁の開口部を塞ぐように設けられて
いることから、結露除去効率を大幅に向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第5図のA部拡大断面図、第2図は第1図のB-
B線断面図、第3図は第2図における水滴排出部分の斜
視図、第4図は第1図のD-D線矢視図、第5図はこの発
明の結露防止装置を階段室およびEVシャフトに取付けた
状態を示す横断面図である。 1……防止装置、2……外壁、3……室内、4……空気
出入口、5……本体部、5a……取付枠、5b……室外部
材、5c……室内部材、6……結露部、7……室外、8…
…結露受け部、8a……受け部、8b……立上がり部、8c…
…水切部、9……階段室、10……EVシャフト、11……一
般室、12……断熱材、13……通気口、14……水抜き穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 襄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 今井 浩 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 寒河江 昭夫 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 瀧本 幹雄 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−95804(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁にその上下方向へ延びて取付けられ、
    上下端部に室内空気出入口が設けられている本体部と、
    この本体部に外気の熱伝導が行われるべく取付けられ、
    前記出入口からの室内空気が当接する結露部と、前記本
    体部の下端に設けられ、前記結露部からの結露水を室外
    へ排出する結露受け部とからなり、 前記結露部は、室内外方向へ折曲した断面略波板状に形
    成され、前記本体部の取付け用として外壁に形成した開
    口部を塞ぐように設けられていることを特徴とする室内
    結露の防止装置。
JP62226152A 1987-09-09 1987-09-09 室内結露の防止装置 Expired - Fee Related JPH073088B2 (ja)

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JPS6471944A JPS6471944A (en) 1989-03-16
JPH073088B2 true JPH073088B2 (ja) 1995-01-18

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ID=16840674

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04172Y2 (ja) * 1984-11-29 1992-01-07

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JPS6471944A (en) 1989-03-16

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