JPH0730888B2 - ボイラの給水ポンプの給水能力低下検出方法 - Google Patents

ボイラの給水ポンプの給水能力低下検出方法

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JPH0730888B2
JPH0730888B2 JP11664789A JP11664789A JPH0730888B2 JP H0730888 B2 JPH0730888 B2 JP H0730888B2 JP 11664789 A JP11664789 A JP 11664789A JP 11664789 A JP11664789 A JP 11664789A JP H0730888 B2 JPH0730888 B2 JP H0730888B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラの給水ポンプの給水能力低下検出方法
に関し、特には、蒸発量が数百kg/h〜数ton/hの小型ボ
イラの給水ポンプの給水能力低下検出方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、ボイラの給水ポンプの給水能力低下を検出する方
法として、例えば、給水ポンプの作動の都度給水ポンプ
の給水時間を測定し、この給水時間の実測値と予め設定
された給水時間とを比較し、給水時間の実測値が設定値
以上になれば給水ポンプの給水能力が低下したと判別す
るようにしているものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ボイラにおいては、過負荷や主蒸気弁の
急開等が起こることがあり、これらが起こると、ボイラ
缶内の圧力が急激に低下し、自己蒸発現象が起こり、定
格蒸気量以上の蒸気が発生することから、ボイラの水管
内の水位が急激に低下する。このため、この水位低下分
を補給するために給水ポンプの給水時間が通常時より長
くかかり、給水能力が低下したと判別するための設定給
水時間以上になることがあって警報がでるため、未だ使
用可能な給水ポンプを取り替えたり、或いは無用の点検
を強いられることがある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、ボイラの給水ポンプの
給水能力低下を的確に検出し得るボイラの給水ポンプの
給水能力低下検出方法を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係わるボイラの給
水ポンプの給水能力低下検出方法は、ボイラの給水ポン
プの給水開始から給水停止までの作動時間を測定する操
作と、この実測された作動時間と予め設定した給水ポン
プの給水能力低下限界時間とを比較する操作と、給水ポ
ンプの給水停止から給水開始までの給水停止時間を測定
する操作と、この実測された給水停止時間と予め設定し
たボイラの正常操業時の限界給水停止時間とを比較する
操作、および実測給水停止時間が限界給水停止時間未満
の時に、前記実測作動時間と給水能力低下限界時間との
比較結果をキャンセルする操作を含むものである。
〔作用〕
本発明方法では、ボイラの給水ポンプの給水開始から給
水停止までの作動時間を測定する操作と、この実測され
た作動時間と予め設定した給水ポンプの給水能力低下限
界時間とを比較する操作と、給水ポンプの給水停止から
給水開始までの給水停止時間を測定する操作と、この実
測された給水停止時間と予め設定したボイラの正常操業
時の限界給水停止時間とを比較する操作、および実測給
水停止時間が限界給水停止時間未満の時に、前記実測作
動時間と給水能力低下限界時間との比較結果をキャンセ
ルする操作を含むので、給水ポンプの給水能力低下を的
確に判別することができる。
具体的には、前述したように、ボイラの操業中に過負荷
や主蒸気弁の急開等が起こり、定格蒸気量以上の蒸気の
発生分を補給するために給水ポンプの給水時間が長くか
かった場合、実測作動時間が給水能力低下限界時間を超
えるため給水ポンプの給水能力が低下したと判別するこ
とになるが、過負荷や主蒸気弁の急開等が起こった場
合、ボイラの水管内の水位も急激に低下するので、給水
ポンプの給水停止から給水開始までの実測給水停止時間
がボイラの正常操業時の限界給水停止時間未満となり、
前記給水ポンプの給水能力が低下したと判別した結果を
キャンセルすることになり、ボイラの操業中に過負荷や
主蒸気弁の急開等が起こっても給水ポンプの給水能力低
下と誤判別することが無くなり、給水ポンプの給水能力
低下を的確に判別することができる。
尚、給水ポンプの給水能力低下限界時間は、給水ポンプ
の定格仕様から定めることができ、またボイラの正常操
業時の給水停止時間の最小時間は、定格蒸発量と蒸発面
の面積とからもとめることができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係わる実施例について図面を参照して説
明する。
第1図は、本発明に係わるボイラの給水ポンプの給水能
力低下検出装置の概念図である。
1は小型貫流ボイラ、2はボイラ本体、3はボイラ本体
2の上部に設けられたバーナ、4はボイラ本体2の内部
の上水管ヘッダ(図示せず)に接続された蒸気管、5は
ボイラ本体2の内部の下水管ヘッダ(図示せず)に接続
された給水管路、6はボイラ本体2の内部の上水管ヘッ
ダと下水管ヘッダとに連通して接続された水位検出器を
示し、給水管路5には、上流側から順に流量計7、給水
ポンプ8、逆止弁9が設けられている。また水位検出器
6は、第2図に拡大して示すように、上下連通管10,11
の間の水位検出位置に水位検出筒12が接続され、この水
位検出筒12の上蓋13には、給水停止用水位検出子14、給
水開始用水位検出子15、異常低水位検出用水位検出子16
の3本の水位検出子が設けられている。そして、この例
では、これら3本の水位検出子14,15,16からの出力が水
位制御器17に入力されるように構成すると共に、給水停
止用水位検出子14、給水開始用水位検出子15からの信号
により給水ポンプ8が作動・停止すると同時に、この給
水ポンプ8の作動から停止するまでの作動時間と停止か
ら作動するまでの給水停止時間とを水位制御器17で測定
するように構成されている。
上述の如き構成からなる装置において、本発明方法を実
施する場合は、予め給水ポンプ8の定格仕様から定めた
給水ポンプ8の給水能力低下限界時間と、ボイラ1の定
格蒸発量と蒸発面の面積とから求めたボイラ1の正常操
業時の給水停止時間の最小時間とを水位制御器17に入力
して設定する。そしてボイラ1の操業中は、水位検出器
6の給水停止用水位検出子14と給水開始用水位検出子15
からの信号を水位制御器17を介して給水ポンプ8へ送信
して作動・停止制御する一方、この給水ポンプ8の作動
から停止するまでの作動時間と停止から作動するまでの
給水停止時間とを水位制御器17で実測すると共に、この
実測結果を前記予め入力した給水ポンプ8の給水能力低
下限界時間およびボイラ1の正常操業時の給水停止時間
の最小時間とそれぞれ比較し、実測作動時間が給水能力
低下限界時間を超え、且つ実測給水停止時間がボイラ1
の正常操業時の限界給水停止時間以上である時に、給水
ポンプ8が給水能力低下に至ったことを警報する。これ
により給水ポンプ8の給水能力低下を的確に検出するこ
とができる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明方法によれば、ボイラの給水ポ
ンプの給水能力の低下を的確に検出し得るので、未だ使
用可能な給水ポンプを取り替えたり、或いは無用の点検
を強いられることが無くなり、ボイラの稼働率も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わるボイラの給水ポンプの給水能
力低下検出装置の概念図、第2図は、本発明に係わる水
位検出器の拡大断面図である。 1……小型貫流ボイラ、2……ボイラ本体 3……バーナ、4……蒸気管 5……給水管路、6……水位検出器 7……流量計、8……給水ポンプ 9……逆止弁、10,11……連通管 12……水位検出筒、13……上蓋 14……給水停止用水位検出子 15……給水開始用水位検出子 16……異常低水位検出用水位検出子 17……水位制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラの給水ポンプの給水開始から給水停
    止までの作動時間を測定する操作と、この実測された作
    動時間と予め設定した給水ポンプの給水能力低下限界時
    間とを比較する操作と、給水ポンプの給水停止から給水
    開始までの給水停止時間を測定する操作と、この実測さ
    れた給水停止時間と予め設定したボイラの正常操業時の
    限界給水停止時間とを比較する操作、および実測給水停
    止時間が限界給水停止時間未満の時に、前記実測作動時
    間と給水能力低下限界時間との比較結果をキャンセルす
    る操作を含むことを特徴とするボイラの給水ポンプの給
    水能力低下検出方法。
JP11664789A 1989-05-09 1989-05-09 ボイラの給水ポンプの給水能力低下検出方法 Expired - Lifetime JPH0730888B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580068Y2 (ja) * 1992-11-30 1998-09-03 株式会社サムソン 多管式貫流ボイラの給水異常検出装置
JP5648789B2 (ja) * 2010-08-26 2015-01-07 三浦工業株式会社 ボイラ

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