JPH07308811A - 携帯用コアドリル - Google Patents
携帯用コアドリルInfo
- Publication number
- JPH07308811A JPH07308811A JP10014194A JP10014194A JPH07308811A JP H07308811 A JPH07308811 A JP H07308811A JP 10014194 A JP10014194 A JP 10014194A JP 10014194 A JP10014194 A JP 10014194A JP H07308811 A JPH07308811 A JP H07308811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- core drill
- drilling
- ratchet
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、携帯用コアドリルに関するもので
あり、その目的とするところは、回転のみで削孔作業を
行なうコアドリルにおいて、ロック現象の解除を容易に
し且つ作業効率を向上させることである。 【構成】 モータ1の回転力を先端軸2に伝え、先端軸
2にダイヤモンドコアビット4等の先端工具を取付けて
削孔作業を行なう携帯用コアドリルに、削孔作業中にか
ける推力と逆の力を加えた時、振動を発生することので
きる振動発生部品6,7を設置する。
あり、その目的とするところは、回転のみで削孔作業を
行なうコアドリルにおいて、ロック現象の解除を容易に
し且つ作業効率を向上させることである。 【構成】 モータ1の回転力を先端軸2に伝え、先端軸
2にダイヤモンドコアビット4等の先端工具を取付けて
削孔作業を行なう携帯用コアドリルに、削孔作業中にか
ける推力と逆の力を加えた時、振動を発生することので
きる振動発生部品6,7を設置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先端にダイヤモンドコ
アビット等の大口径用の先端工具を取り付けて削孔作業
を行う携帯用コアドリルに関するものである。
アビット等の大口径用の先端工具を取り付けて削孔作業
を行う携帯用コアドリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯用コアドリルを図4を用いて
説明する。モータ1の回転はギヤ減速され先端軸2に伝
えられる。先端軸にはチャック3が取付けられており、
チャック3にダイヤモンドコアビット等の先端工具を取
り付け、モータより伝達された回転力と作業者による推
進力の2つにより削孔作業を行う。従来の携帯用ドリル
は、作業中の騒音や振動を低減するためハンマドリル等
の機械に対し、回転力だけで削孔を行うことを特徴とし
ていた。
説明する。モータ1の回転はギヤ減速され先端軸2に伝
えられる。先端軸にはチャック3が取付けられており、
チャック3にダイヤモンドコアビット等の先端工具を取
り付け、モータより伝達された回転力と作業者による推
進力の2つにより削孔作業を行う。従来の携帯用ドリル
は、作業中の騒音や振動を低減するためハンマドリル等
の機械に対し、回転力だけで削孔を行うことを特徴とし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯用コアドリ
ルは、低騒音や低振動を目的としているため削孔作業中
は、回転力だけを先端工具に伝え振動等の力は加えられ
ない。このため、従来の携帯用コアドリルで大口径のダ
イヤモンドコアビットを使い削孔作業を行なった場合、
削孔深さが増すと切粉の排出が不十分となりロック現象
を起こすという問題があった。ロック現象とは、削孔時
に切粉の排出が十分に行われなくなり、切粉がダイヤモ
ンドコアビットと削孔壁の間に噛み込みダイヤモンドコ
アビットを止めようとする現象である。このロック現象
が起こると削孔能率が落ち、ダイヤモンドコアビットが
完全に止まってしまうため、噛み込みを解除するのに大
変な力と時間を費やしてしまうという問題があった。
ルは、低騒音や低振動を目的としているため削孔作業中
は、回転力だけを先端工具に伝え振動等の力は加えられ
ない。このため、従来の携帯用コアドリルで大口径のダ
イヤモンドコアビットを使い削孔作業を行なった場合、
削孔深さが増すと切粉の排出が不十分となりロック現象
を起こすという問題があった。ロック現象とは、削孔時
に切粉の排出が十分に行われなくなり、切粉がダイヤモ
ンドコアビットと削孔壁の間に噛み込みダイヤモンドコ
アビットを止めようとする現象である。このロック現象
が起こると削孔能率が落ち、ダイヤモンドコアビットが
完全に止まってしまうため、噛み込みを解除するのに大
変な力と時間を費やしてしまうという問題があった。
【0004】本発明の目的は、低騒音や低振動で削孔作
業を行うという特徴を生かしながら上記ロック現象によ
るダイヤモンドコアビットの噛み込みの原因となる切粉
の排出を良くし作業効率の低下を軽減することである。
業を行うという特徴を生かしながら上記ロック現象によ
るダイヤモンドコアビットの噛み込みの原因となる切粉
の排出を良くし作業効率の低下を軽減することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、携帯用コア
ドリル内部に振動発生部品を設け、ロック解除のため削
孔中にかける推力と反対方向の力を加えると振動が発生
するように構成することにより達成される。また振動発
生部品は、削孔中にかける推力には反応しないよう構成
することにより、削孔中は低騒音や低振動の削孔作業が
可能となる。更にロック解除のための振動は、方向性を
特に決めなくとも上記目的を達成することができる。
ドリル内部に振動発生部品を設け、ロック解除のため削
孔中にかける推力と反対方向の力を加えると振動が発生
するように構成することにより達成される。また振動発
生部品は、削孔中にかける推力には反応しないよう構成
することにより、削孔中は低騒音や低振動の削孔作業が
可能となる。更にロック解除のための振動は、方向性を
特に決めなくとも上記目的を達成することができる。
【0006】
【作用】上記のように構成された携帯用コアドリルは、
削孔中は振動を発生させずにロック現象が起きた時のみ
振動を発生させるよう作用する。
削孔中は振動を発生させずにロック現象が起きた時のみ
振動を発生させるよう作用する。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図3を用いて説明
する。図1は本発明の実施例を示す携帯用コアドリルの
一部断面図である。モータ1の回転力はギヤ減速され先
端軸2に伝えられる。先端軸2にはチャック3が取り付
けられており、チャック3にダイヤモンドコアビット4
を取付け、モータ1の回転力と作業者のかける推力によ
り削孔作業を行なう。先端軸2及びギヤ等は、ギヤカバ
5内に収納されており、ギヤカバ5内には図1に示す形
状のラチェット6及びラチェット7が配設されており、
図2に示す形状の爪部8が向い合うように配置されてい
る。ラチェット6はギヤカバ5に固定され、ラチェット
7は先端軸2に固定されており、ラチェット6及びラチ
ェット7の間には、ラチェット6、ラチェット7を引き
離すようにスプリング9が配置されている。先端軸2
は、軸受10,11により支承されており軸方向に摺動
自在に配置されている。図1の携帯用コアドリルに力が
加わっていない時、ラチェット6及びラチェット7の間
のスプリング9により先端軸2は後方へ押し付けられて
おり、ナット12が軸受10に突き当り停止した状態に
なっている。携帯用コアドリルで削孔作業を行なった
時、先端軸は押し付けられ、ナット12が軸受10に突
き当った状態で削孔作業が続く。削孔作業が進みロック
現象が起ると、作業者は携帯用コアドリルに削孔中とは
逆の力を加え、ダイヤモンドコアビット4を抜き、ロッ
ク現象を解除しようとする。この時、ダイヤモンドコア
ビット4は削孔壁との間に摩擦力を生じているため、図
3のように先端軸2は前方に移動し、ラチェット6及び
ラチェット7が噛み合う。ラチェット6はギヤカバ5に
固定されており、ラチェット7は先端軸2に固定されて
いるため、先端軸2の回転力はラチェット7に伝わり図
2に示す爪部に沿ってラチェット7の爪部が、ラチェッ
ト6の爪部をなぞるように前後に動きながら回転する。
ラチェット7が前後に動きながら回転するため前記先端
軸2は、前後に振動し、その振動がダイヤモンドコアビ
ット4に伝わる。以上の様に構成した結果、削孔作業中
は、回転力と作業者の推力のみで削孔を行ない、ロック
現象が起ると振動を与え、固まろうとする切粉を粉砕し
ながらロック解除を行なう。
する。図1は本発明の実施例を示す携帯用コアドリルの
一部断面図である。モータ1の回転力はギヤ減速され先
端軸2に伝えられる。先端軸2にはチャック3が取り付
けられており、チャック3にダイヤモンドコアビット4
を取付け、モータ1の回転力と作業者のかける推力によ
り削孔作業を行なう。先端軸2及びギヤ等は、ギヤカバ
5内に収納されており、ギヤカバ5内には図1に示す形
状のラチェット6及びラチェット7が配設されており、
図2に示す形状の爪部8が向い合うように配置されてい
る。ラチェット6はギヤカバ5に固定され、ラチェット
7は先端軸2に固定されており、ラチェット6及びラチ
ェット7の間には、ラチェット6、ラチェット7を引き
離すようにスプリング9が配置されている。先端軸2
は、軸受10,11により支承されており軸方向に摺動
自在に配置されている。図1の携帯用コアドリルに力が
加わっていない時、ラチェット6及びラチェット7の間
のスプリング9により先端軸2は後方へ押し付けられて
おり、ナット12が軸受10に突き当り停止した状態に
なっている。携帯用コアドリルで削孔作業を行なった
時、先端軸は押し付けられ、ナット12が軸受10に突
き当った状態で削孔作業が続く。削孔作業が進みロック
現象が起ると、作業者は携帯用コアドリルに削孔中とは
逆の力を加え、ダイヤモンドコアビット4を抜き、ロッ
ク現象を解除しようとする。この時、ダイヤモンドコア
ビット4は削孔壁との間に摩擦力を生じているため、図
3のように先端軸2は前方に移動し、ラチェット6及び
ラチェット7が噛み合う。ラチェット6はギヤカバ5に
固定されており、ラチェット7は先端軸2に固定されて
いるため、先端軸2の回転力はラチェット7に伝わり図
2に示す爪部に沿ってラチェット7の爪部が、ラチェッ
ト6の爪部をなぞるように前後に動きながら回転する。
ラチェット7が前後に動きながら回転するため前記先端
軸2は、前後に振動し、その振動がダイヤモンドコアビ
ット4に伝わる。以上の様に構成した結果、削孔作業中
は、回転力と作業者の推力のみで削孔を行ない、ロック
現象が起ると振動を与え、固まろうとする切粉を粉砕し
ながらロック解除を行なう。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、携帯用コアドリルに削
孔中と反対方向に力を加えた時、振動を先端工具に加え
ることができるので、削孔作業中は低騒音、低振動で作
業を行なうことができる。またロック解除をしたい時、
振動を加え切粉の排出を良くし作業効率を向上させるこ
とができる。
孔中と反対方向に力を加えた時、振動を先端工具に加え
ることができるので、削孔作業中は低騒音、低振動で作
業を行なうことができる。またロック解除をしたい時、
振動を加え切粉の排出を良くし作業効率を向上させるこ
とができる。
【図1】 本発明の実施例を示す携帯用コアドリルの一
部断面図である。
部断面図である。
【図2】 本発明のラチェットを示す側面図と上面図で
ある。
ある。
【図3】 本発明の実施例を示す携帯用コアドリルのラ
チェットの噛み合った状態を示す状態図である。
チェットの噛み合った状態を示す状態図である。
【図4】 従来の携帯用コアドリルを示す一部断面図で
ある。
ある。
1はモータ、2は先端軸、3はチャック、4はダイヤモ
ンドコアビット、5はギヤカバ、6はラチェット、7は
ラチェット、8は爪部、9はスプリング、10は軸受、
11は軸受、12はナットである。
ンドコアビット、5はギヤカバ、6はラチェット、7は
ラチェット、8は爪部、9はスプリング、10は軸受、
11は軸受、12はナットである。
Claims (3)
- 【請求項1】 モータの回転力をギヤを介して先端軸に
伝え、該先端軸に大口径用の先端工具を取付け、該回転
力と推力の2つの力で削孔を行う携帯用コアドリルにお
いて、前記先端軸上に振動発生機構部を設け、該振動発
生機構部に前記先端工具に削孔中に加える力と反対向き
の力を加えた時、振動を前記先端工具に伝えることを特
徴とする携帯用コアドリル。 - 【請求項2】 前記振動発生機構部は、削孔中は前記先
端工具に振動を加えない構造となっていることを特徴と
する請求項1記載の携帯用コアドリル。 - 【請求項3】 前記振動発生機構部の振動は削孔中に加
える推力軸方向、推力軸と直角方向、回転方向、又は前
記した複合のいずれかの方向の振動となっていることを
特徴とする請求項1乃至請求項2記載の携帯用コアドリ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10014194A JPH07308811A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 携帯用コアドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10014194A JPH07308811A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 携帯用コアドリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07308811A true JPH07308811A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14266042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10014194A Withdrawn JPH07308811A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 携帯用コアドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07308811A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004261952A (ja) * | 2002-09-11 | 2004-09-24 | Black & Decker Inc | 回転式ツールビットを有する動力工具の安全遮断装置 |
JP2015066817A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社シブヤ | コアドリル装置 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP10014194A patent/JPH07308811A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004261952A (ja) * | 2002-09-11 | 2004-09-24 | Black & Decker Inc | 回転式ツールビットを有する動力工具の安全遮断装置 |
JP2015066817A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社シブヤ | コアドリル装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |