JPH07308594A - ジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整方法及び その方法に用いる装置 - Google Patents
ジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整方法及び その方法に用いる装置Info
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- JPH07308594A JPH07308594A JP6126909A JP12690994A JPH07308594A JP H07308594 A JPH07308594 A JP H07308594A JP 6126909 A JP6126909 A JP 6126909A JP 12690994 A JP12690994 A JP 12690994A JP H07308594 A JPH07308594 A JP H07308594A
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- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C1/00—Crushing or disintegrating by reciprocating members
- B02C1/02—Jaw crushers or pulverisers
- B02C1/025—Jaw clearance or overload control
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Prostheses (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、トグルブロックの位置調整を、装
置の大型化を招くことなく大きな範囲で行え、大型のク
ラッシャにも適応することができるジョ−クラッシャの
トグルブロック位置調整方法及びその方法に用いる装置
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、スイングジョ−の下端部に一端を
連結したトグルプレ−トの他端を支持するトグルブロッ
クの位置調整方法において、トグルブロックの背面側に
位置し、トグルブロックの前後動方向に移動する押出し
ブロックと、トグルブロックの前後動方向と直交方向の
両端側に一端を連結し、トグルブロックの前後動方向に
伸縮する一対の油圧シリンダとを有する装置を用いて、
前記押出しブロックを前進させてトグルブロックをトグ
ルプレ−ト側に押し出すと共に、前記油圧シリンダを収
縮させてトグルブロックを引き寄せ、トグルブロック背
面と押出しブロック前面との間に発生する隙間にシムを
差し込んで行うことを特徴とした、ジョ−クラッシャの
トグルブロック位置調整技術である。
置の大型化を招くことなく大きな範囲で行え、大型のク
ラッシャにも適応することができるジョ−クラッシャの
トグルブロック位置調整方法及びその方法に用いる装置
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、スイングジョ−の下端部に一端を
連結したトグルプレ−トの他端を支持するトグルブロッ
クの位置調整方法において、トグルブロックの背面側に
位置し、トグルブロックの前後動方向に移動する押出し
ブロックと、トグルブロックの前後動方向と直交方向の
両端側に一端を連結し、トグルブロックの前後動方向に
伸縮する一対の油圧シリンダとを有する装置を用いて、
前記押出しブロックを前進させてトグルブロックをトグ
ルプレ−ト側に押し出すと共に、前記油圧シリンダを収
縮させてトグルブロックを引き寄せ、トグルブロック背
面と押出しブロック前面との間に発生する隙間にシムを
差し込んで行うことを特徴とした、ジョ−クラッシャの
トグルブロック位置調整技術である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダブルトグル又はシン
グルトグルジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整
方法及びその方法に用いるトグルブロックのスライド装
置に関するものである。
グルトグルジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整
方法及びその方法に用いるトグルブロックのスライド装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ジョ−クラッシャは、採掘されたままの
原石を砕くための一次破砕機として用いられる代表的な
破砕機である。図３にダブルトグルジョ−クラッシャの
一例を示す。採掘された原石は、固定ジョ−１とスイン
グジョ−１１との間に形成される破砕室１２内に投入さ
れ、スイングジョ−１１の揺動により破砕される。
原石を砕くための一次破砕機として用いられる代表的な
破砕機である。図３にダブルトグルジョ−クラッシャの
一例を示す。採掘された原石は、固定ジョ−１とスイン
グジョ−１１との間に形成される破砕室１２内に投入さ
れ、スイングジョ−１１の揺動により破砕される。
【０００３】スイングジョ−１１は、スイングジョ−軸
１３を支点として吊り下げられており、偏心軸２の回転
により上下運動するピットマン２１と、その前後のトグ
ル機構によって揺動運動する。ダブルトグル機構の場合
は、スイングジョ−１１とピットマン２１とを連結する
ジョ−トグルプレ−ト２２と、ピットマン２１とトグル
ブロック２３とを連結するフレ−ムトグルプレ−ト２４
より構成される。
１３を支点として吊り下げられており、偏心軸２の回転
により上下運動するピットマン２１と、その前後のトグ
ル機構によって揺動運動する。ダブルトグル機構の場合
は、スイングジョ−１１とピットマン２１とを連結する
ジョ−トグルプレ−ト２２と、ピットマン２１とトグル
ブロック２３とを連結するフレ−ムトグルプレ−ト２４
より構成される。
【０００４】フレ−ムトグルプレ−ト２４側には、破砕
できないものをかみ込んだ際の安全装置が設けられてい
ると共に、固定ジョ−１とスイングジョ−１１との間の
破砕間隙の調整装置も設けられている。この間隙調整装
置は、トグルブロック２３を楔体２５の移動により前後
にスライドさせ、フレ−ムトグルプレ−ト２４、ピット
マン２１、ジョ−トグルプレ−ト２２を介して、スイン
グジョ−１１の前後の位置調整を行うものである。な
お、シングルジョ−クラッシャの場合は、ピットマン２
１とジョ−トグルプレ−ト２２を持たず、偏心軸２をス
イングジョ−軸１３に兼用させた構造となる。
できないものをかみ込んだ際の安全装置が設けられてい
ると共に、固定ジョ−１とスイングジョ−１１との間の
破砕間隙の調整装置も設けられている。この間隙調整装
置は、トグルブロック２３を楔体２５の移動により前後
にスライドさせ、フレ−ムトグルプレ−ト２４、ピット
マン２１、ジョ−トグルプレ−ト２２を介して、スイン
グジョ−１１の前後の位置調整を行うものである。な
お、シングルジョ−クラッシャの場合は、ピットマン２
１とジョ−トグルプレ−ト２２を持たず、偏心軸２をス
イングジョ−軸１３に兼用させた構造となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来は、
楔体２５を押し込むことにより、トグルブロック２３を
スライドさせるため、構造的に調整範囲が小さく、大型
のクラッシャに使用するには多少無理があった。楔体２
５を用いたスライド構造により大きな調整範囲を得るた
めには、楔体２５を含めたスライド構造が大きくなり、
クラッシャ全体の構造の大型化を招くことになる。
楔体２５を押し込むことにより、トグルブロック２３を
スライドさせるため、構造的に調整範囲が小さく、大型
のクラッシャに使用するには多少無理があった。楔体２
５を用いたスライド構造により大きな調整範囲を得るた
めには、楔体２５を含めたスライド構造が大きくなり、
クラッシャ全体の構造の大型化を招くことになる。
【０００６】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、トグルブロックの位置調整
を、装置の大型化を招くことなく大きな範囲で行え、大
型のクラッシャにも適応することができるジョ−クラッ
シャのトグルブロック位置調整方法及びその方法に用い
る装置を提供することを目的とする。
するためになされたもので、トグルブロックの位置調整
を、装置の大型化を招くことなく大きな範囲で行え、大
型のクラッシャにも適応することができるジョ−クラッ
シャのトグルブロック位置調整方法及びその方法に用い
る装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、スイン
グジョ−の下端部に一端を連結したトグルプレ−トの他
端を支持するトグルブロックの位置調整方法において、
トグルブロックの背面側に位置し、トグルブロックの前
後動方向に移動する押出しブロックと、トグルブロック
の前後動方向と直交方向の両端側に一端を連結し、トグ
ルブロックの前後動方向に伸縮する一対の油圧シリンダ
とを有する装置を用いて、前記押出しブロックを前進さ
せてトグルブロックをトグルプレ−ト側に押し出すと共
に、前記油圧シリンダを収縮させてトグルブロックを引
き寄せ、トグルブロック背面と押出しブロック前面との
間に発生する隙間にシムを差し込んで行うことを特徴と
した、ジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整方法
である。また、上記ジョ−クラッシャのトグルブロック
位置調整方法に用いる装置において、スイングジョ−の
下端部に一端を連結したトグルプレ−トの他端を支持す
るトグルブロックのスライド装置であって、トグルブロ
ックの背面側に位置し、トグルブロックの前後動方向に
移動する押出しブロックと、トグルブロックの前後動方
向と直交方向の両端側に一端を連結し、トグルブロック
の前後動方向に伸縮する一対の油圧シリンダとを有し、
前記押出しブロックによりトグルブロックを押し出す動
作と、前記油圧シリンダの伸縮動作とにより、トグルブ
ロックを前後にスライド可能に構成したことを特徴とす
る、ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置で
ある。また、上記ジョ−クラッシャのトグルブロックス
ライド装置において、前記押出しブロックは、前記トグ
ルブロック背面と接触する平面部と、この平面部の背面
側のテ−パ−面を形成したテ−パ−部とを有し、前記テ
−パ−部と係合する楔体をトグルブロックの前後動方向
と直交方向に移動させて、押出しブロックを前後動させ
るよう構成した、ジョ−クラッシャのトグルブロックス
ライド装置である。また、上記ジョ−クラッシャのトグ
ルブロックスライド装置において、前記押出しブロック
は、前記トグルブロック背面と接触する平面部と、この
平面部の背面側に２つのテ−パ−面により山形に形成し
たテ−パ−部とを有し、前記各テ−パ−面と係合する２
つの楔体を、トグルブロックの前後動方向と直交方向に
互いに近付く方向に移動させ、あるいは離れる方向に移
動させて、押出しブロックを前後動させるよう構成し
た、ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置で
ある。さらに、上記ジョ−クラッシャのトグルブロック
スライド装置において、前記油圧シリンダの油圧回路に
リリ−フ弁を設け、このリリ−フ弁を調整して、前記ト
グルブロックの移動に必要な荷重のうちの所定の割合の
荷重を油圧シリンダに負担させ、残りの割合の荷重を前
記押出しブロックに負担させるよう構成した、ジョ−ク
ラッシャのトグルブロックスライド装置である。
グジョ−の下端部に一端を連結したトグルプレ−トの他
端を支持するトグルブロックの位置調整方法において、
トグルブロックの背面側に位置し、トグルブロックの前
後動方向に移動する押出しブロックと、トグルブロック
の前後動方向と直交方向の両端側に一端を連結し、トグ
ルブロックの前後動方向に伸縮する一対の油圧シリンダ
とを有する装置を用いて、前記押出しブロックを前進さ
せてトグルブロックをトグルプレ−ト側に押し出すと共
に、前記油圧シリンダを収縮させてトグルブロックを引
き寄せ、トグルブロック背面と押出しブロック前面との
間に発生する隙間にシムを差し込んで行うことを特徴と
した、ジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整方法
である。また、上記ジョ−クラッシャのトグルブロック
位置調整方法に用いる装置において、スイングジョ−の
下端部に一端を連結したトグルプレ−トの他端を支持す
るトグルブロックのスライド装置であって、トグルブロ
ックの背面側に位置し、トグルブロックの前後動方向に
移動する押出しブロックと、トグルブロックの前後動方
向と直交方向の両端側に一端を連結し、トグルブロック
の前後動方向に伸縮する一対の油圧シリンダとを有し、
前記押出しブロックによりトグルブロックを押し出す動
作と、前記油圧シリンダの伸縮動作とにより、トグルブ
ロックを前後にスライド可能に構成したことを特徴とす
る、ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置で
ある。また、上記ジョ−クラッシャのトグルブロックス
ライド装置において、前記押出しブロックは、前記トグ
ルブロック背面と接触する平面部と、この平面部の背面
側のテ−パ−面を形成したテ−パ−部とを有し、前記テ
−パ−部と係合する楔体をトグルブロックの前後動方向
と直交方向に移動させて、押出しブロックを前後動させ
るよう構成した、ジョ−クラッシャのトグルブロックス
ライド装置である。また、上記ジョ−クラッシャのトグ
ルブロックスライド装置において、前記押出しブロック
は、前記トグルブロック背面と接触する平面部と、この
平面部の背面側に２つのテ−パ−面により山形に形成し
たテ−パ−部とを有し、前記各テ−パ−面と係合する２
つの楔体を、トグルブロックの前後動方向と直交方向に
互いに近付く方向に移動させ、あるいは離れる方向に移
動させて、押出しブロックを前後動させるよう構成し
た、ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置で
ある。さらに、上記ジョ−クラッシャのトグルブロック
スライド装置において、前記油圧シリンダの油圧回路に
リリ−フ弁を設け、このリリ−フ弁を調整して、前記ト
グルブロックの移動に必要な荷重のうちの所定の割合の
荷重を油圧シリンダに負担させ、残りの割合の荷重を前
記押出しブロックに負担させるよう構成した、ジョ−ク
ラッシャのトグルブロックスライド装置である。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。なお、本実施例ではダブルトグル
ジョ−クラッシャを例に挙げて説明するが、シングルト
グルジョ−クラッシャにも適応することができる。
例について説明する。なお、本実施例ではダブルトグル
ジョ−クラッシャを例に挙げて説明するが、シングルト
グルジョ−クラッシャにも適応することができる。
【０００９】＜イ＞トグルブロックのスライド装置の構
造 図２に示すように、トグルブロック３は、機械本体フレ
−ム１４に接合された棚状の上部支持材１５と下部支持
材１６との間に挟持されており、通常の破砕運転時には
固定されている。このトグルブロック３には、フレ−ム
トグルプレ−ト２４の一端が連結されている。なお、フ
レ−ムトグルプレ−ト２４、ピットマン２１、ジョ−ト
グルプレ−ト２２、スイングジョ−１１、固定ジョ−１
に関しては、従来と同じ構造であるため説明を省略す
る。
造 図２に示すように、トグルブロック３は、機械本体フレ
−ム１４に接合された棚状の上部支持材１５と下部支持
材１６との間に挟持されており、通常の破砕運転時には
固定されている。このトグルブロック３には、フレ−ム
トグルプレ−ト２４の一端が連結されている。なお、フ
レ−ムトグルプレ−ト２４、ピットマン２１、ジョ−ト
グルプレ−ト２２、スイングジョ−１１、固定ジョ−１
に関しては、従来と同じ構造であるため説明を省略す
る。
【００１０】破砕間隙の調整装置は、トグルブロック３
の背面側のフレ−ム１４に接合したハウジング１７内に
組込まれている。ハウジング１７はトグルブロック３側
が開放されており、内部に押出しブロック４ａ、対向ブ
ロック４ｂ、二つの楔体５ａ、５ｂ、ねじロッド６が収
納されている。
の背面側のフレ−ム１４に接合したハウジング１７内に
組込まれている。ハウジング１７はトグルブロック３側
が開放されており、内部に押出しブロック４ａ、対向ブ
ロック４ｂ、二つの楔体５ａ、５ｂ、ねじロッド６が収
納されている。
【００１１】図１に示すように、押出しブロック４ａ
は、トグルブロック３の背面と接触してその平面部４１
が配置されており、平面部４１の反対側には２つのテ−
パ−面４２により山形に形成したテ−パ−部が形成され
ている。この押出しブロック４ａの両側にはばね４３が
装着され、対向ブロック４ｂ側に付勢されている。
は、トグルブロック３の背面と接触してその平面部４１
が配置されており、平面部４１の反対側には２つのテ−
パ−面４２により山形に形成したテ−パ−部が形成され
ている。この押出しブロック４ａの両側にはばね４３が
装着され、対向ブロック４ｂ側に付勢されている。
【００１２】押出しブロック４ａと対向する位置には、
所定の間隔をおいて、同じ様に山形の２つのテ−パ−面
４２を有する対向ブロック４ｂを配置する。
所定の間隔をおいて、同じ様に山形の２つのテ−パ−面
４２を有する対向ブロック４ｂを配置する。
【００１３】押出しブロック４ａと対向ブロック４ｂと
の間には、テ−パ−面４２間に合致する形状の楔体５
ａ、５ｂを配置する。楔体５ａ、５ｂの中心部には台形
ねじ５１を取り付け、この台形ねじ５１と楔体５ａ、５
ｂの軸心部に貫通するねじロッド６を螺合させる。ねじ
ロッド６の一端は回転駆動モ−タ６１と連結する。
の間には、テ−パ−面４２間に合致する形状の楔体５
ａ、５ｂを配置する。楔体５ａ、５ｂの中心部には台形
ねじ５１を取り付け、この台形ねじ５１と楔体５ａ、５
ｂの軸心部に貫通するねじロッド６を螺合させる。ねじ
ロッド６の一端は回転駆動モ−タ６１と連結する。
【００１４】トグルブロック３の前後動方向と直交方向
の両端部には、トグルブロック３の前後動方向に伸縮す
る一対の油圧シリンダ７ａ、７ｂの一端を連結する。
の両端部には、トグルブロック３の前後動方向に伸縮す
る一対の油圧シリンダ７ａ、７ｂの一端を連結する。
【００１５】油圧シリンダ７ａ、７ｂの油圧回路の一例
としては、図１に示すように、油圧シリンダ７ａ側の油
圧路８ａ、８ｂの途上に、リリ−フ弁８１ａ、８１ｂと
方向切換え弁８２を設け、また油圧路８ａの油圧シリン
ダ７ａとリリ−フ弁８１ａとの間に逆止弁８３を設け、
さらに油圧路８ｂの油圧タンク８４側に油圧ポンプ８５
を設ける。また、他方の油圧シリンダ７ｂの油圧路８
ｃ、８ｄは、油圧シリンダ７ａとリリ−フ弁８１ａ、８
１ｂとの間の油圧路８ａ、８ｂにそれぞれ接続する。
としては、図１に示すように、油圧シリンダ７ａ側の油
圧路８ａ、８ｂの途上に、リリ−フ弁８１ａ、８１ｂと
方向切換え弁８２を設け、また油圧路８ａの油圧シリン
ダ７ａとリリ−フ弁８１ａとの間に逆止弁８３を設け、
さらに油圧路８ｂの油圧タンク８４側に油圧ポンプ８５
を設ける。また、他方の油圧シリンダ７ｂの油圧路８
ｃ、８ｄは、油圧シリンダ７ａとリリ−フ弁８１ａ、８
１ｂとの間の油圧路８ａ、８ｂにそれぞれ接続する。
【００１６】上記リリ−フ弁８１ａ、８１ｂは、トグル
ブロック３の移動に必要な荷重のうちの所定の割合の荷
重を油圧シリンダ７ａ、７ｂに負担させるよう調整する
ことができる。この場合、押出しブロック４ａは残りの
割合の荷重を負担すれば足り、ねじロッド６を回転させ
るモ−タ６１の省力化を図ることができる。
ブロック３の移動に必要な荷重のうちの所定の割合の荷
重を油圧シリンダ７ａ、７ｂに負担させるよう調整する
ことができる。この場合、押出しブロック４ａは残りの
割合の荷重を負担すれば足り、ねじロッド６を回転させ
るモ−タ６１の省力化を図ることができる。
【００１７】＜ロ＞トグルブロックの位置調整方法 固定ジョ−１及びスイングジョ−１１のライナ−が摩耗
して、破砕間隙が広り過ぎた場合など、トグルブロック
３を前進させて破砕間隙を小さくする。この場合、モ−
タ６１を作動させてねじロッド６を回転させ、楔体５
ａ、５ｂを互いに接近する方向に移動させて、押出しブ
ロック４ａを前進させてトグルブロック３を前方に押し
出す動作と、油圧シリンダ７ａ、７ｂを収縮させて引き
寄せる動作とにより、トグルブロック３を前進させる。
して、破砕間隙が広り過ぎた場合など、トグルブロック
３を前進させて破砕間隙を小さくする。この場合、モ−
タ６１を作動させてねじロッド６を回転させ、楔体５
ａ、５ｂを互いに接近する方向に移動させて、押出しブ
ロック４ａを前進させてトグルブロック３を前方に押し
出す動作と、油圧シリンダ７ａ、７ｂを収縮させて引き
寄せる動作とにより、トグルブロック３を前進させる。
【００１８】押出しブロック４ａが限界まで前進して停
止した後、さらに油圧シリンダ７ａ、７ｂによりトグル
ブロック３を引き寄せ、トグルブロック３を所要の位置
まで前進させる。押出しブロック４ａの平面部４１とト
グルブロック３の背面との間には間隙が生じるため、こ
の間隙にシム９を適宜数差し込む。こによって、破砕運
転時にトグルブロック３に伝わる衝撃力を、後方のトグ
ルブロックに伝達することができる。
止した後、さらに油圧シリンダ７ａ、７ｂによりトグル
ブロック３を引き寄せ、トグルブロック３を所要の位置
まで前進させる。押出しブロック４ａの平面部４１とト
グルブロック３の背面との間には間隙が生じるため、こ
の間隙にシム９を適宜数差し込む。こによって、破砕運
転時にトグルブロック３に伝わる衝撃力を、後方のトグ
ルブロックに伝達することができる。
【００１９】トグルブロック３を後退させる場合は、ね
じロッド６を逆回転させ、楔体５ａ、５ｂを互いに離れ
る方向に移動させて、押出しブロック４ａをばね４３の
収縮力により引き戻すと共に、油圧シリンダ７ａ、７ｂ
を伸長してトグルブロック３を押し戻す動作ことによ
り、トグルブロック３の後退を行うことができる。
じロッド６を逆回転させ、楔体５ａ、５ｂを互いに離れ
る方向に移動させて、押出しブロック４ａをばね４３の
収縮力により引き戻すと共に、油圧シリンダ７ａ、７ｂ
を伸長してトグルブロック３を押し戻す動作ことによ
り、トグルブロック３の後退を行うことができる。
【００２０】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。即ち、押出し
ブロックが限界まで前進して停止した後、さらに油圧シ
リンダによりトグルブロックを引き寄せ、押出しブロッ
クの平面部とトグルブロックの背面との間に生じる間隙
にシムを適宜数差し込む。これによって、トグルブロッ
クの位置調整を、装置の大型化を招くことなく大きな範
囲で行え、大型のクラッシャにも適応することが可能と
なる。
め、次のような効果を得ることができる。即ち、押出し
ブロックが限界まで前進して停止した後、さらに油圧シ
リンダによりトグルブロックを引き寄せ、押出しブロッ
クの平面部とトグルブロックの背面との間に生じる間隙
にシムを適宜数差し込む。これによって、トグルブロッ
クの位置調整を、装置の大型化を招くことなく大きな範
囲で行え、大型のクラッシャにも適応することが可能と
なる。
【図１】 本発明の装置の一実施例の要部の説明図
【図２】 本発明の装置の一実施例の全体の説明図
【図３】 従来技術の説明図
Claims (5)
- 【請求項１】 スイングジョ−の下端部に一端を連結し
たトグルプレ−トの他端を支持するトグルブロックの位
置調整方法において、 トグルブロックの背面側に位置し、トグルブロックの前
後動方向に移動する押出しブロックと、 トグルブロックの前後動方向と直交方向の両端側に一端
を連結し、トグルブロックの前後動方向に伸縮する一対
の油圧シリンダとを有する装置を用いて、 前記押出しブロックを前進させてトグルブロックをトグ
ルプレ−ト側に押し出すと共に、前記油圧シリンダを収
縮させてトグルブロックを引き寄せ、 トグルブロック背面と押出しブロック前面との間に発生
する隙間にシムを差し込んで行うことを特徴とした、 ジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載のジョ−クラッシャのト
グルブロック位置調整方法に用いる装置において、 スイングジョ−の下端部に一端を連結したトグルプレ−
トの他端を支持するトグルブロックのスライド装置であ
って、 トグルブロックの背面側に位置し、トグルブロックの前
後動方向に移動する押出しブロックと、 トグルブロックの前後動方向と直交方向の両端側に一端
を連結し、トグルブロックの前後動方向に伸縮する一対
の油圧シリンダとを有し、 前記押出しブロックによりトグルブロックを押し出す動
作と、前記油圧シリンダの伸縮動作とにより、トグルブ
ロックを前後にスライド可能に構成したことを特徴とす
る、 ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置。 - 【請求項３】 請求項２に記載のジョ−クラッシャのト
グルブロックスライド装置において、 前記押出しブロックは、前記トグルブロック背面と接触
する平面部と、この平面部の背面側のテ−パ−面を形成
したテ−パ−部とを有し、 前記テ−パ−部と係合する楔体をトグルブロックの前後
動方向と直交方向に移動させて、押出しブロックを前後
動させるよう構成した、 ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置。 - 【請求項４】 請求項２に記載のジョ−クラッシャのト
グルブロックスライド装置において、 前記押出しブロックは、前記トグルブロック背面と接触
する平面部と、この平面部の背面側に２つのテ−パ−面
により山形に形成したテ−パ−部とを有し、 前記各テ−パ−面と係合する２つの楔体を、トグルブロ
ックの前後動方向と直交方向に互いに近付く方向に移動
させ、あるいは離れる方向に移動させて、押出しブロッ
クを前後動させるよう構成した、 ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置。 - 【請求項５】 請求項２乃至４のいずれかに記載のジョ
−クラッシャのトグルブロックスライド装置において、 前記油圧シリンダの油圧回路にリリ−フ弁を設け、 このリリ−フ弁を調整して、前記トグルブロックの移動
に必要な荷重のうちの所定の割合の荷重を油圧シリンダ
に負担させ、 残りの割合の荷重を前記押出しブロックに負担させるよ
う構成した、 ジョ−クラッシャのトグルブロックスライド装置。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6126909A JP2808236B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | ジョ−クラッシャのトグルブロック位置調整方法及びその方法に用いる装置 |
| AU21476/95A AU684971B2 (en) | 1994-05-17 | 1995-04-06 | Toggle block position adjusting method for a jaw crusher and device for use in the method |
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