JPH07307860A - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH07307860A
JPH07307860A JP6124313A JP12431394A JPH07307860A JP H07307860 A JPH07307860 A JP H07307860A JP 6124313 A JP6124313 A JP 6124313A JP 12431394 A JP12431394 A JP 12431394A JP H07307860 A JPH07307860 A JP H07307860A
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image
signal
area
input device
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JP6124313A
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English (en)
Inventor
Shunichi Haga
俊一 芳賀
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像入力装置において、出力画面範囲を容易
に指定可能としかつ効果的な画像表示ができるようにす
る。 【構成】 被写体像(20)を撮像してその画像信号を
出力するとともに撮像倍率の変更が可能な撮像手段(2
1、22)と、前記撮像手段(21、22)の撮像領域
の内必要な画像情報を含む有効領域と必要な画像情報を
含まない不要領域とを区別する領域指定情報を入力する
領域指定手段(32、34)と、前記領域指定手段(3
2、34)によって入力された領域指定情報にもとづき
前記不要領域に対応する画像信号を元の画像信号とは異
なる画像信号と置き換えるよう画像処理を行う画像処理
手段(27、28、29、30、36)とを備えた画像
入力装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像入力装置に関し、
特に印刷原稿その他をビデオカメラ等でさまざな倍率で
撮像して画像信号に変換出力する画像入力装置におい
て、簡単な操作により原稿画像の有効領域または出力画
面範囲を指定して効果的な画像入力ができるようにする
ための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば紙面に印刷された原稿の情報を
コンピュータのディスプレイや通常のテレビジョンなど
に出力表示したり、コンピュータの記憶装置に画像デー
タとして記憶させて管理したりするためには、印刷原稿
の光学情報を画像信号などの電気情報に変換する必要が
ある。このような印刷原稿などの光学情報を電気情報に
変換して入力するために、画像入力装置が使用される。
【0003】原稿などの光学情報を電気情報に変換する
ための簡単な方法としては、原稿像をCCD等からなる
ビデオカメラで撮影し、その撮像信号を電気情報として
得る方法がある。このビデオカメラを使用する方法で
は、被写体像の撮影倍率を任意に変更できるズーム機能
を備えたビデオカメラを使用することにより、原稿の大
きさがさまざまであっても、ズーム倍率を変化させて撮
影し、たとえば原稿画像をモニター画面一杯の大きさに
表示することができる。また、原稿の大きさが一定であ
っても、原稿に印刷された情報の内、特定情報を含む領
域をズーム機能で拡大して撮影し、必要な情報を詳細か
つ的確に得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像入力装置では、得られた画像信号により原稿画像を
表示させると、モニター画面の形状と原稿の形状が異な
る場合には、原稿画像をモニター画面一杯に表示させて
も、モニター画面には原稿画像以外の画像が表示される
ために、必要な原稿画像を識別しにくいという問題があ
った。たとえば、通常の横長テレビ画面にA4版の原稿
画像を縦位置で表示させると、A4版の原稿画像の両側
に原稿画像以外の画像が表示される。さらに、原稿の画
像情報の内の特定部分の画像情報だけが必要な場合に、
ズーム倍率を調整してその所望領域の画像をモニター画
面一杯に表示しても、モニター画面に希望しない部分の
画像が写り込んでしまい、モニター画面が見苦しくな
り、必要な画像情報の識別が困難になるという不都合も
あった。
【0005】また、原稿の特定情報を含む領域を特定の
大きさの画像として撮影するためには、原稿全体の画像
から特定の画像領域をトリミングして切り出すことが必
要になる。そのためには、まずビデオカメラにより原稿
全体を撮影し、モニターを見ながらこの撮影された原稿
全体の画像から特定情報を含む領域を捜し出して確認
し、その特定情報を含む領域がモニター画面に対して適
切な大きさに表示されるようにズーム倍率を調整する必
要があった。しかし、原稿の全体像から特定情報を含む
領域を過不足なく的確に切り出すのは容易ではなかっ
た。
【0006】したがって、本発明の目的は、書画原稿な
どの被写体の像を撮影倍率の変更が可能な撮像手段によ
って撮影して画像信号を得る画像入力装置において、表
示画像において必要とする画面範囲を容易に指定可能と
しかつ効果的な画像入力が行なわれるようにすることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題の解決のため、
本発明の画像入力装置では、被写体像を撮像してその画
像信号を出力するとともに撮像倍率の変更が可能な撮像
手段(21,22)と、前記撮像手段の撮像領域の内必
要な画像情報を含む有効領域(10)と必要な画像情報
を含まない不要領域(11)とを区別する領域指定情報
を入力する領域指定手段(32,34)と、前記領域指
定手段によって入力された領域指定情報にもとづき前記
不要領域に対応する画像信号を元の画像信号とは異なる
画像信号と置き換えるよう画像処理を行う画像処理手段
(27〜30,36)とを備える。
【0008】また、前記撮像手段の撮像倍率が変化した
場合に、前記有効領域に含まれる画像情報内容が常に一
定になるように前記撮像倍率の変化と連動して前記有効
領域の大きさが変化するようにすると好都合である。
【0009】また、前記異なる画像信号は前記不要領域
の画像を所定の色として表示する信号にすることもでき
る。
【0010】また、前記画像処理手段から出力された画
像信号を画像として表示するための表示手段を備え、該
表示手段は該表示手段の表示面が前記撮像手段により撮
影できる位置に移動可能にすることも可能である。
【0011】また、前記領域指定手段は透明シートで構
成されており該透明シートは前記表示手段の表示面上に
重ね合わされるよう配置すると好都合である。
【0012】また、前記表示手段は、外部の画像信号源
からの画像信号による画像を表示可能とすることもでき
る。
【0013】
【作用】このような構成により、撮像手段から得た画像
信号のうち、領域指定手段によって指定された必要な画
像情報を含む有効領域以外の不要領域の画像信号を、た
とえば元の画像の色とは異なる色の画像信号に置き換え
ることによりカラーペイント処理し、有効領域を識別し
やすい画像として表示することができる画像信号を得る
ことができる。
【0014】また、撮像手段の撮像倍率が変化した場合
に、有効領域の大きさを撮影倍率の変化と連動して変化
させることにより、撮影倍率の変化に関係なく有効領域
に含まれる画像データの内容を一定に保ち、常に有効領
域を識別容易にかつ効果的に表示する画像信号を得るこ
とができる。
【0015】また、画像入力装置に表示手段を設け、こ
の表示手段を表示面が撮像手段によって撮影できる位置
に移動可能にすることにより、コンピュータやビデオ装
置など外部の画像信号源から画像を入力することができ
る。これにより、さまざまな信号源からの画像情報にお
いて有効領域を指定して効果的な表示が可能な画像信号
を得ることができる。
【0016】また、有効領域を指定する領域指定手段を
透明シートで構成し、この透明シーとを表示手段に重ね
ることにより、表示手段で被写体画像を観察しながら有
効領域を指定することができるので、有効領域の指定が
容易になる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の実施例に係る画像
入力装置を示し、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。この画像入力装置は、原稿を置くための原稿台1、
原稿台1に置かれた原稿を撮影するために原稿台1の上
方に配置された撮像部2、撮像部2の一部であり原稿の
撮像倍率を変えるズームレンズ3、原稿台1上の原稿を
照明するための照明装置4、および原稿の特定領域を指
定するためのデジタイザ付き液晶モニター5を備えてい
る。また、この画像入力装置本体とは別に、液晶モニタ
ー5のデジタイザ面に位置信号を入力するためのペン入
力器6が付属している。またさらに、デジタイザ付き液
晶モニター5に外部からの画像信号による画像を表示さ
せるための外部入力端子9を備えている。
【0019】デジタイザ付き液晶モニター5は、透明シ
ートで形成されたデジタイザが液晶モニター5の表示面
上に重ね合わされたものである。オペレータはデジタイ
ザ付き液晶モニター5に表示された画像を観察しながら
ペン入力部6を操作し、そのデジタイザ付き液晶モニタ
ーに表示された画像の所望位置のデジタイザ入力面にペ
ン入力部6を接触させて、デジタイザ付き液晶モニター
5に表示された被写体の特定領域を指定することができ
る。
【0020】また図1(b)に示すように、このデジタ
イザ付き液晶モニター5は、支持棒7の支点Oに取り付
けられており、矢印M、Nの方向に回転可能でかつ任意
の角度で止まるように摩擦力を与えられて左右から支持
されている。さらに、支持棒7はクランプダイアル8を
緩めることにより、支点O′を中心にして矢印P、Qの
方向に回転可能なように取り付けられている。これによ
り液晶モニター5は、表示画像が見易いようにほぼ垂直
に立てた状態で使用することもできるし、外部からの画
像を表示して撮像部2で撮像するために原稿台1上に表
示面が上になるように配置することができる。また、こ
の画像入力装置を使用しないときには、表示面が下にな
るようにして保管することもできる。
【0021】図2は、図1の画像入力装置の電気的な構
成を示す。図2においては、原稿20の光学像が、ズー
ムレンズ21を介してCCD等からなる撮像素子22に
入射する。撮像素子22で光電変換された画像信号は、
信号処理部26に送られてビデオ信号に変換される。
【0022】このとき、ズームレンズ21がズームレン
ズ駆動装置23によって駆動され、撮像素子22に入射
する光学像のズーム倍率が調整される。また、ズームレ
ンズ駆動装置23は、ズームレンズ位置検出器24、原
稿サイズ入力器34およびズームスイッチ25からの信
号に基づいて、制御部35によって制御される。ズーム
レンズ位置検出器24は、ズームレンズの位置を検出し
てズーム倍率に関する信号を出力する。ズームスイッチ
25は、オペレータが手動でズーム倍率を設定するため
のスイッチである。また、原稿サイズ入力器34から
は、オペレータが入力した原稿サイズに関する信号が送
られる。
【0023】制御部35はまた、信号処理部26から出
力するビデオ信号の処理の流れをスイッチ37によって
2通りに切り換える。一方の処理の流れ「処理A」で
は、本発明の特徴となる画像処理を実施する。信号処理
部26からの画像信号は、A/D変換器27でアナログ
のビデオ信号がデジタル信号に変換され、画像メモリ2
8に記憶され、制御部35から演算部36を介した信号
に基づいて表示制御部29で画像処理が行われ、そして
D/A変換器30で再びアナログ信号に変換されてモニ
ター31に映し出されると同時に外部出力される。もう
一方の処理の流れ「処理B」では、信号処理部26から
のビデオ信号がそのままモニター31に表示されると同
時に外部出力される。
【0024】また、原稿サイズ入力部34で入力された
原稿画像領域に関する位置情報と、デジタイザ32でペ
ン入力部33で入力された領域の位置情報は、制御部3
5を介して演算部36に送られ、モニター31に表示さ
れる画像における位置信号が出力される。
【0025】次に、この画像入力装置で、オペレータが
実際に原稿の画像信号を得る際の動作について具体的に
説明する。
【0026】原稿20を撮像するズーム倍率を決める方
法には2通りある。1つは、原稿サイズ入力部34で撮
影原稿の大きさを入力する方法であり、もう1つは、ズ
ームスイッチ25により手動で任意にズーム倍率を変え
る方法である。
【0027】まず、オペレータが原稿サイズ入力部34
で撮影原稿の大きさを入力する場合の動作について説明
する。
【0028】オペレータが、原稿サイズ入力部34によ
りA4、B5などと原稿のサイズを入力すると、その信
号が制御部35に送られ、ズームレンズ駆動部22を制
御してズームレンズ21が移動する。このとき、ズーム
レンズ位置検出器23のズームレンズ位置に関する信号
が制御部35にフィードバックされ、ズームレンズ21
は入力された原稿サイズに対応するズーム倍率のレンズ
位置で停止する。
【0029】図3は、原稿のサイズとズームレンズ21
のズーム倍率との関係を示したものである。このグラフ
において、横軸は入力原稿のサイズをA3版、A4版、
B5版等で表しており、縦軸はズーム倍率(NA3,N
A4,NB5等)を表している。ズーム倍率は、ズーム
レンズの位置をデフォルト値として示したものであり、
レンズ位置によってズーム倍率が決まる。原稿サイズと
ズーム倍率は1対1に対応しているため、原稿の大きさ
によってズーム倍率を選択して、適切な大きさの原稿画
像を得ることができる。
【0030】したがって、たとえばズームレンズ21を
使用して撮像した原稿画像を、モニター31の表示画面
に一杯に表示するためには、原稿サイズが小さくなるほ
どズーム倍率を大きくして望遠撮影(テレ)をする必要
があり、原稿サイズが大きくなるほどズーム倍率を小さ
くして広角撮影(ワイド)をする必要がある。
【0031】再び図2を参照すると、原稿サイズ入力部
34からの信号はまた、制御部35を介して信号処理部
26のビデオ信号出力の流れを処理Aに設定し、同時に
演算部36に送られる。演算部36では、原稿サイズに
関する信号により、この原稿画像を液晶モニター31に
表示するときの有効領域と不要領域に関する位置信号を
求める。この場合の有効領域とは、入力する原稿が表示
されている画像領域である。また不要領域とは、原稿表
示領域以外の画像領域たとえば原稿が置かれている原稿
台などの画像領域である。
【0032】また、この表示画像の有効領域をデジタイ
ザ32により任意に指定することもできる。
【0033】この画像の有効領域について、図4を参照
して説明する。図4は、デジタイザ付き液晶モニター3
1(図2)の画面に表示された原稿画像を示す。この図
では、原稿サイズを入力することによってズーム倍率が
選択され、原稿画像10が入力デジタイザ付き液晶モニ
ター31の画面の縦方向一杯に表示されている。
【0034】また、ここでは原稿画像10内の一部分を
有効領域11として指定している。有効領域11を指定
するためには、オペレータはモニター31に表示された
画像を見ながらペン入力部33を操作し、モニター31
表面のデジタイザ入力面において点A、B、C、Dを入
力することにより有効領域11を指定することができ
る。モニター画面において、有効領域11以外の画像領
域が不要領域である。
【0035】こうして、有効領域と不要領域が指定され
ると、図5に示すような画像処理が行われる。図5
(a)〜(c)は、図2の各部における信号波形の一例
を概略的に示し、それぞれ横軸は時間、縦軸は信号電圧
を表す。図5(a)は、図2のブロック図の信号処理部
26から出力される画像信号であり、区間ADの信号が
1水平走査線に対応する画像信号部分である。それぞれ
の画像信号部分の間には、同期信号を含む帰線期間があ
る。次に図5(b)は、図2のデジタイザ32から入力
された有効領域指定信号を、演算部36において1本の
水平走査線における画像信号の区間指定信号に変換した
信号を模式的に表しており、ここでは区間B′C′が有
効領域に指定されたことを示している。図5(c)は、
図2のD/A変換器30から出力される画像信号を示
し、前記図5(a)の画像信号と図5(b)の有効領域
指定信号により、もとの画像の有効領域だけを表示する
画像信号である。この図5(c)では、図5(b)で有
効領域と指定された区間B″C″だけに、図5(a)の
画像信号が現われており、区間A″B″および区間C″
D″は図5(a)の画像信号とは異なる信号、例えば所
定の輝度レベルの信号に置き換えられている。この区間
A″B″および区間C″D″の画像信号を特定の画像信
号に置き換えることにより、これらの区間を例えば一定
輝度レベルの信号として表示することができる。なお、
以上は図2各部の画像信号がモノクロ用の輝度信号であ
るものとして説明したが、実際には上記画像信号はカラ
ー画像に対応して、例えば、R,G,B各色のレベルを
表わす複数の画像信号からなるものとすることができ
る。
【0036】このように各水平走査線の所定の区間の画
像信号を、被写体を撮像した画像信号とは異なる画像信
号に変化させるような画像処理を行う。また垂直方向に
ついても上記水平方向と同じ処理を行う。この画像処理
を表示画面全体の走査線について行うことにより、表示
画像の有効領域以外の不要領域を特定の色等で表示さ
せ、有効領域を区別して図2のモニター31に表示する
ことができる。
【0037】また、原稿サイズ入力部34およびデジタ
イザ32によって有効領域が指定された後で、ズームレ
ンズ21が移動されてズーム倍率が変わった場合には、
ズーム位置検出器24からの信号の変化に連動して演算
部36から出力する有効領域と不要領域に関する座標デ
ータが変化し、同時に画像メモリ28の内容が書き換え
られるので、ズーム倍率が変化しても、表示された原稿
画像における有効領域に含まれる画像データの内容は一
定に保たれる。
【0038】この例を、図6により、有効領域がA4版
サイズの原稿面であるときに、ズーム倍率を変化させた
場合の表示画像として示す。図6(a)は有効領域指定
直後の画像、図6(b)はズームレンズをテレ側に移動
したときの画像、図6(c)はズームレンズをワイド側
に移動したときの画像である。図6(a)では、原稿サ
イズ入力により入力された原稿の有効領域42すべてが
モニター表示領域40一杯に入るようにズーム倍率が調
整されている。有効領域42以外の不要領域41は、不
要領域41の元の画像色とは異なる色で表示されてい
る。図6(b)では、ズーム倍率が大きくなり有効領域
42の一部分だけがモニター表示領域40一杯に表示さ
れ、不要領域41は表示されていない。図6(c)で
は、ズーム倍率が小さくなり有効領域42がモニター表
示領域40に占める割合が小さくなって、不要領域41
が多く表示される。
【0039】なお、前記図2において、オペレータがズ
ームスイッチ25でズーム倍率を手動で設定した場合に
は、制御部35により処理Bが選択され、信号処理部2
6でビデオ信号に変換された画像信号はそのままモニタ
ー31に表示されると同時に外部出力される。但し、ズ
ームスイッチ25によりズーム倍率を設定した後で、デ
ジタイザ32で有効領域を指定した場合は、制御部35
により処理Aに切り換えられ、不要領域の色を変化させ
て有効領域を区別した画像がモニター31に表示され
る。
【0040】このように、原稿をズーム倍率可変に撮像
した原稿画像に対して、原稿サイズまたは原稿の任意領
域などを有効領域として指定することによって、画像の
有効領域以外の領域を不要領域として任意の色に変化さ
せて表示することができる。したがって、原稿画像にお
いて、画像データを必要とする有効領域と画像データを
実際には必要としない不要領域をはっきりと識別するこ
とができ、原稿画像の必要な部分だけの情報を確実に認
識することができる。
【0041】なお、本実施例では、透明デジタイザを液
晶モニター表面に重ねたデジタイザ付き液晶モニターを
使用しているが、透明デジタイザを原稿の上に重ね合わ
せてその上からペン入力器などにより有効領域を指定し
てもよい。
【0042】図7は本発明の第2の実施例に係る画像入
力装置の側面図であり、図1に関連して説明した第1の
実施例と原理的には同じであり、同じ構成要素は同じ数
字で示した。本実施例が第1の実施例と異なる点は、画
像の有効領域の指定手段として、液晶モニターとは分離
したタブレット12を使用する点である。タブレット1
2は、感圧タブレットなどを使用することができる。原
稿台1上のタブレット12を設け、このタブレット12
上に原稿を載せて、上からペン入力器6などにより押圧
することにより、有効領域を入力することができる。
【0043】また、以上説明した2つの実施例では、有
効領域をペン入力器によって指定しているが、モニター
の表示画像にマウス等で移動するカーソルを表示させ、
そのカーソルの位置により有効領域を指定することもで
きる。
【0044】また、以上の実施例では、被写体像におけ
る有効領域の形状を四角形に指定しているが、多角形、
円形または特定の文字形状などに有効領域を指定するこ
とによって、表示画像にさらに多くの情報を含めること
も可能である。
【0045】また、以上の実施例では、不要領域の色を
変化させて有効領域を識別しやすくしているが、不要領
域を網かけしたり有効領域を枠で囲むようにしてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、原稿な
どの被写体像を撮像した画像信号において、画像データ
を必要とする有効領域と画像データを必要としない不要
領域を区別する信号を入力し、その不要領域を所定の色
で表示させるような画像処理を行うことにより、被写体
像の特定の領域を識別しやすい状態で表示する画像信号
を得ることができる。これにより、原稿の形状や表示し
たい情報を含む領域の形状にかかわらず、必要な領域だ
けを的確に表示することができる。また、撮像した画像
信号のモニターとして、通常のテレビジョン受像機やハ
イビジョン用テレビジョン受像機を使用する際でも、表
示画面の形状にかかわらず必要な画像領域を見易い状態
で表示することができる。
【0047】また、たとえば原稿の一部分を画像データ
として選択的に入力したい場合でも、実際にズーム倍率
を変化させて画像をモニター画面上で確認しながら入力
する必要がないので、必要とする画像データを容易かつ
的確に切り出すことができる。
【0048】また、表示画像の有効領域の大きさをズー
ム倍率と連動させることができるので、有効領域を指定
した後でズーム倍率が変化しても、有効領域に含まれる
画像データは一定に保つことができる。
【0049】また、画像入力装置に画像表示するための
液晶モニターなどを一体的に設け、この液晶モニターの
表示面を画像入力装置の撮像素子で撮影できるような位
置に移動可能にしているので、この液晶モニターにコン
ピュータやビデオ機器からの画像信号による画像を表示
することができ、さまざまな画像を容易に入力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像入力装置の構
成を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る画像入力装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図3】入力原稿サイズとズーム倍率との関係を示すグ
ラフである。
【図4】モニター画面における有効領域を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施例に係る画像入力装置の画
像処理を説明するための信号波形図であり、(a)は撮
像部からの画像信号、(b)は有効領域指定信号、
(c)は有効領域を考慮した画像信号を示す。
【図6】モニターに表示された原稿像を示す説明図であ
り、(a)は原稿サイズが入力された直後の画像、
(b)はズームレンズをテレ側に移動したときの画像、
(c)はズームレンズをワイド側に移動したときの画像
を示す。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像入力装置の構
成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 原稿台 2 撮像素子 3 ズームレンズ 4 照明 5 デジタイザ付き液晶モニター 6 ペン入力器 7 支持棒 8 クランプダイアル 9 外部入力端子 10 原稿 11 有効領域 12 タブレット 20 原稿 21 ズームレンズ 22 撮像素子 23 ズームレンズ駆動部 24 ズーム倍率検出部 25 ズームスイッチ 26 信号処理部 27 A/D変換器 28 画像メモリ 29 表示制御部 30 D/A変換器 31 モニタ 32 デジタイザ 33 ペン入力器 34 原稿サイズ入力部 35 制御部 36 演算部 37 スイッチ 40 モニター表示領域 41 不要領域 42 有効領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像してその画像信号を出力
    するとともに撮像倍率の変更が可能な撮像手段と、 前記撮像手段の撮像領域の内必要な画像情報を含む有効
    領域と必要な画像情報を含まない不要領域とを区別する
    領域指定情報を入力する領域指定手段と、 前記領域指定手段によって入力された領域指定情報にも
    とづき前記不要領域に対応する画像信号を元の画像信号
    とは異なる画像信号と置き換えるよう画像処理を行う画
    像処理手段と、 を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段の撮像倍率が変化した場合
    に、前記有効領域に含まれる画像情報内容が常に一定に
    なるように前記撮像倍率の変化と連動して前記有効領域
    の大きさが変化することを特徴とする請求項1に記載の
    画像入力装置。
  3. 【請求項3】 前記異なる画像信号は、前記不要領域の
    画像を所定の色として表示する信号であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像入力装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段から出力された画像信
    号を画像として表示するための表示手段を備え、該表示
    手段は該表示手段の表示面が前記撮像手段によって撮影
    できる位置に移動可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の画像入力装置。
  5. 【請求項5】 前記領域指定手段は、透明シートで構成
    されており該透明シートが前記表示手段の表示面上に重
    ね合わされていることを特徴とする請求項4に記載の画
    像入力装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、外部の画像信号源から
    の画像信号による画像を表示可能であることを特徴とす
    る請求項4に記載の画像入力装置。
JP6124313A 1994-05-13 1994-05-13 画像入力装置 Pending JPH07307860A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015119430A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 カシオ計算機株式会社 画像読み取り装置、画像読み取り方法及びプログラム

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JP2015119430A (ja) * 2013-12-20 2015-06-25 カシオ計算機株式会社 画像読み取り装置、画像読み取り方法及びプログラム

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