JPH07307474A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JPH07307474A
JPH07307474A JP12071194A JP12071194A JPH07307474A JP H07307474 A JPH07307474 A JP H07307474A JP 12071194 A JP12071194 A JP 12071194A JP 12071194 A JP12071194 A JP 12071194A JP H07307474 A JPH07307474 A JP H07307474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active layer
insulating film
gate
contact hole
film transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP12071194A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hashimoto
誠 橋本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下層側のゲート電極及び上層側の活性層に対
するコンタクト孔を同時に開口する際に、活性層の膜厚
が減少したりコンタクト孔が活性層を貫通したりするの
を防止する。 【構成】 ゲート絶縁膜13のうちでコンタクト孔22
を包含する領域21の部分を除去した後、層間絶縁膜1
7を形成し、裏面ゲート12及び活性層14に対するコ
ンタクト孔22、23を同時に開口する。このため、コ
ンタクト孔23の領域のみならず、コンタクト孔22の
領域21にも、層間絶縁膜17のみしか存在しておら
ず、エッチングすべき膜厚が互いに等しいので、活性層
14が必要以上にオーバエッチングされない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、活性層よりも下層
にゲート電極を有している薄膜トランジスタの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタの構造としては、活性
層の上層にのみゲート電極を有している構造の他に、活
性層の上層及び下層の両方にゲート電極を有している構
造や、活性層の下層にのみゲート電極を有している構造
がある。図2は、これらのうちで、両面ゲート型等と称
されており、活性層の上層及び下層の両方にゲート電極
を有している薄膜トランジスタの製造方法の一従来例を
示している。
【0003】この一従来例では、ウェハ(図示せず)の
表面に断面凸状の活性層14をパターニングし、この活
性層14等の上にゲート絶縁膜13を形成する。そし
て、ゲート絶縁膜13上で、不純物を高濃度にドープし
た多結晶Si膜等から成る裏面ゲート12をパターニン
グし、この裏面ゲート12等を絶縁膜11で覆う。
【0004】その後、絶縁膜11上に多結晶Si膜(図
示せず)等を堆積させ、平坦化した多結晶Si膜上に他
のウェハを張り合わせる。そして、張り合わせた2枚の
ウェハの表裏を反転させ、元のウェハを研削、研磨して
活性層14を露出させる。ここまでで、裏面ゲート12
を覆っているゲート絶縁膜13上に活性層14を形成し
たことになる。
【0005】活性層14の表面には、この表面の酸化等
によってゲート絶縁膜15を形成する。ゲート絶縁膜1
5等の上では、不純物を高濃度にドープした多結晶Si
膜等から成る表面ゲート16をパターニングし、表面ゲ
ート16、活性層14及びゲート絶縁膜13等を層間絶
縁膜17で覆う。
【0006】ところで、両面ゲート型の薄膜トランジス
タでは、裏面ゲート12と表面ゲート16とを電気的に
接続して両者を同電位にする場合もあるが、チャネルリ
ーク電流を裏面ゲート12の電界で抑制したりするため
に、この裏面ゲート12の電位を表面ゲート16の電位
とは独立に固定する場合もある。
【0007】また、チャネルリーク電流を抑制したりす
るために裏面ゲート12を使用する場合は、この裏面ゲ
ート12用のゲート絶縁膜13を表面ゲート16用のゲ
ート絶縁膜15ほどには薄くする必要がない。従って、
ゲート絶縁膜13の信頼性も考慮して、図2にも示した
様に、ゲート絶縁膜13をゲート絶縁膜15よりも厚く
している。
【0008】そして、裏面ゲート12に対するコンタク
ト孔(図示せず)をウェハの表面側から開口するために
は、ゲート絶縁膜13及び層間絶縁膜17の合計の膜厚
をエッチングする必要がある。一方、活性層14に対す
るコンタクト孔(図示せず)をウェハの表面側から開口
するためには、層間絶縁膜17のみの膜厚をエッチング
するだけでよい。
【0009】従って、図2に示した一従来例では、裏面
ゲート12及び活性層14に対する2つのコンタクト孔
をウェハの表面側から同時に開口する際に、エッチング
量が多い裏面ゲート12に対するコンタクト孔に合わせ
て、エッチング条件を設定していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の一従
来例の様に、エッチング量が多い裏面ゲート12に対す
るコンタクト孔にエッチング条件を合わせて、裏面ゲー
ト12及び活性層14に対する2つのコンタクト孔を同
時に開口すると、裏面ゲート12よりも浅い活性層14
が必要以上にオーバエッチングされる。しかも、活性層
14は膜厚が元々薄い。従って、この一従来例では、活
性層14の膜厚が減少したりコンタクト孔が活性層14
を貫通したりして、プロセスマージンが小さく、高い歩
留りでは薄膜トランジスタを製造することができなかっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の薄膜トランジ
スタの製造方法は、ゲート電極12を覆っているゲート
絶縁膜13上に、活性層14を形成する工程と、前記ゲ
ート絶縁膜13のうちで、前記ゲート電極12に対する
第1のコンタクト孔22を包含する領域21の部分を除
去する工程と、前記除去の後に、前記活性層14よりも
上層の層間絶縁膜17を形成する工程と、前記第1のコ
ンタクト孔22と前記活性層14に対する第2のコンタ
クト孔23とを、前記層間絶縁膜17に同時に開口する
工程とを有することを特徴としている。
【0012】請求項2の薄膜トランジスタの製造方法
は、請求項1の薄膜トランジスタの製造方法において、
前記除去の直後に前記層間絶縁膜17を形成することを
特徴としている。
【0013】請求項3の薄膜トランジスタの製造方法
は、請求項1または2の薄膜トランジスタの製造方法に
おいて、前記領域21において前記層間絶縁膜17が平
坦化されない広さに、この領域21を設定することを特
徴としている。
【0014】
【作用】請求項1の薄膜トランジスタの製造方法では、
下層側のゲート電極12に対する第1のコンタクト孔2
2と、上層側の活性層14に対する第2のコンタクト孔
23とを同時に開口する際に、第2のコンタクト孔23
の領域のみならず、第1のコンタクト孔22の領域21
にも、層間絶縁膜17のみしか存在していない。
【0015】従って、これら第1及び第2のコンタクト
孔22、23の開口に際して、エッチングすべき膜厚が
互いに等しいので、活性層14が必要以上にオーバエッ
チングされず、活性層14の膜厚が減少したり第2のコ
ンタクト孔23が活性層14を貫通したりするのを防止
することができる。
【0016】請求項2の薄膜トランジスタの製造方法で
は、ゲート絶縁膜13のうちで第1のコンタクト孔22
を包含する領域21の部分を除去してから層間絶縁膜1
7を形成するまでの間に他の処理を受けないので、ゲー
ト電極12にドープした不純物が外方拡散して閾値電圧
等の特性が変動するのを防止することができる。
【0017】請求項3の薄膜トランジスタの製造方法で
は、第1のコンタクト孔22を包含する領域21におい
て層間絶縁膜17自体が平坦化されないので、第1及び
第2のコンタクト孔22、23の開口に際して、エッチ
ングすべき膜厚を互いに確実に等しくすることができ
る。従って、活性層14の膜厚が減少したり第2のコン
タクト孔23が活性層14を貫通したりするのを確実に
防止することができる。
【0018】
【実施例】以下、両面ゲート型の薄膜トランジスタの製
造に適用した本願の発明の一実施例を、図1を参照しな
がら説明する。なお、図面を見易くするために、図1に
は表面ゲートを図示していない。また、図2に示した一
従来例と対応する構成部分には、同一の符号を付してあ
る。
【0019】本実施例でも、表面ゲート16を形成する
までは、図2に示した一従来例と実質的に同様の工程を
実行する。しかし、本実施例では、図1に示す様に、そ
の後、裏面ゲート12用のゲート絶縁膜13のうちで、
後に裏面ゲート12に対して開口すべきコンタクト孔を
包含する寸法Lの領域21の部分を除去する。
【0020】次に、表面ゲート16、活性層14及びゲ
ート絶縁膜13等を膜厚tの層間絶縁膜17で覆い、裏
面ゲート12及び活性層14に対する寸法lの2つのコ
ンタクト孔22、23をウェハの表面側から同時に開口
する。なお、領域21の寸法Lは、 L≧l+2t としておく。その後、更に、従来公知の工程を実行し
て、この薄膜トランジスタを完成させる。
【0021】以上の様な本実施例では、図1(b)から
も明らかな様に、領域21内には層間絶縁膜17しか存
在していない。しかも、領域21の寸法Lを上述の式
の様に設定してあるので、図1(b)に示した様に、領
域21において層間絶縁膜17が平坦化されていない。
【0022】従って、コンタクト孔22、23の開口に
際して、エッチングすべき膜厚が互いに等しい。このた
め、膜厚の薄い活性層14が必要以上にオーバエッチン
グされず、活性層14の膜厚が減少したりコンタクト孔
23が活性層14を貫通したりするのを防止することが
できる。
【0023】ところで、以上の実施例では、層間絶縁膜
17を形成する直前にゲート絶縁膜13のうちで領域2
1の部分を除去しているが、この除去を更に前の工程で
行うと、裏面ゲート12が露出している状態でアニール
等の他の処理を受ける。この結果、裏面ゲート12に高
濃度にドープされている不純物が外方拡散して、閾値電
圧等の特性が変動する。従って、ゲート絶縁膜13のう
ちで領域21の部分を除去した直後に層間絶縁膜17を
形成するのがよい。
【0024】なお、以上の実施例は両面ゲート型の薄膜
トランジスタの製造に本願の発明を適用したものである
が、活性層の下層にのみゲート電極を有している薄膜ト
ランジスタの製造にも本願の発明を適用することができ
る。
【0025】
【発明の効果】請求項1の薄膜トランジスタの製造方法
では、下層側のゲート電極に対する第1のコンタクト孔
と、上層側の活性層に対する第2のコンタクト孔とを同
時に開口する際に、活性層の膜厚が減少したり第2のコ
ンタクト孔が活性層を貫通したりするのを防止すること
ができるので、プロセスマージンが大きく、高い歩留り
で薄膜トランジスタを製造することができる。
【0026】請求項2の薄膜トランジスタの製造方法で
は、ゲート電極にドープした不純物が外方拡散して閾値
電圧等の特性が変動するのを防止することができるの
で、更に高い歩留りで薄膜トランジスタを製造すること
ができる。
【0027】請求項3の薄膜トランジスタの製造方法で
は、下層側のゲート電極に対する第1のコンタクト孔
と、上層側の活性層に対する第2のコンタクト孔とを同
時に開口する際に、活性層の膜厚が減少したり第2のコ
ンタクト孔が活性層を貫通したりするのを確実に防止す
ることができるので、プロセスマージンが更に大きく、
更に高い歩留りで薄膜トランジスタを製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施例を示しており、(a)は
平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う位置における
側断面図である。
【図2】本願の発明の一従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
12 裏面ゲート 13 ゲート絶縁膜 14 活性層 17 層間絶縁膜 21 領域 22 コンタクト孔 23 コンタクト孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極を覆っているゲート絶縁膜上
    に、活性層を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜のうちで、前記ゲート電極に対する第
    1のコンタクト孔を包含する領域の部分を除去する工程
    と、 前記除去の後に、前記活性層よりも上層の層間絶縁膜を
    形成する工程と、 前記第1のコンタクト孔と前記活性層に対する第2のコ
    ンタクト孔とを、前記層間絶縁膜に同時に開口する工程
    とを有することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記除去の直後に前記層間絶縁膜を形成
    することを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記領域において前記層間絶縁膜が平坦
    化されない広さに、この領域を設定することを特徴とす
    る請求項1または2記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
JP12071194A 1994-05-10 1994-05-10 薄膜トランジスタの製造方法 Pending JPH07307474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069938A (ja) * 2010-08-26 2012-04-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012069938A (ja) * 2010-08-26 2012-04-05 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法

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