JPH0730712Y2 - 耐シガレット性床材 - Google Patents
耐シガレット性床材Info
- Publication number
- JPH0730712Y2 JPH0730712Y2 JP1989066037U JP6603789U JPH0730712Y2 JP H0730712 Y2 JPH0730712 Y2 JP H0730712Y2 JP 1989066037 U JP1989066037 U JP 1989066037U JP 6603789 U JP6603789 U JP 6603789U JP H0730712 Y2 JPH0730712 Y2 JP H0730712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- cigarette
- pattern layer
- heat
- pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本願考案はタバコの踏みつけや放置に対して強いシート
状耐シガレット性床材に関する。
状耐シガレット性床材に関する。
（従来技術と問題点） 従来よりプラスチック床材はタバコ火に弱く焼け焦げや
ヤニ、ニコチンによる汚れが生じて好ましくなかった。
ヤニ、ニコチンによる汚れが生じて好ましくなかった。
この対策として、例えば実公昭58−30667号に表面に耐
熱架橋PVCシートが開示され、耐タバコ火性があると記
載されている。しかし上記考案の床材には、タバコ火の
踏み消しには強いが放置によるヤニ、ニコチン、タール
の床材への浸透、焼け焦げには弱い欠点があった。
熱架橋PVCシートが開示され、耐タバコ火性があると記
載されている。しかし上記考案の床材には、タバコ火の
踏み消しには強いが放置によるヤニ、ニコチン、タール
の床材への浸透、焼け焦げには弱い欠点があった。
（問題点を解決する手段） 本願考案は上記問題点を解決した考案で熱伝導率の高い
層に模様層が形成された積層体において、熱伝導率の高
い層上に非架橋ポリ塩化ビニル（PVC）模様層が形成さ
れた積層体において、該模様層が0.1〜1.0mmであり、か
つ４フッ化エチレン系コポリマーまたはポリイミド系樹
脂からなる融点が260℃以上の0.1〜0.3mm厚の透明耐熱
樹脂層で該模様層が被覆されていることを特徴とするシ
ート状体シガレット性床材、を要旨とする。
層に模様層が形成された積層体において、熱伝導率の高
い層上に非架橋ポリ塩化ビニル（PVC）模様層が形成さ
れた積層体において、該模様層が0.1〜1.0mmであり、か
つ４フッ化エチレン系コポリマーまたはポリイミド系樹
脂からなる融点が260℃以上の0.1〜0.3mm厚の透明耐熱
樹脂層で該模様層が被覆されていることを特徴とするシ
ート状体シガレット性床材、を要旨とする。
以下図面に基づいて本願考案を説明する。
第１図は本願考案床材の断面図である。
１は熱伝導率の高い層で、熱伝導率の高い層はアルミニ
ウム、銅、鉄の金属箔、金属薄板、合成樹脂フィルムに
金属をメッキまたは蒸着したもの、あるいは上記金属粉
と合成樹脂を混練して成型したシートまたはフィルムが
好適である。
ウム、銅、鉄の金属箔、金属薄板、合成樹脂フィルムに
金属をメッキまたは蒸着したもの、あるいは上記金属粉
と合成樹脂を混練して成型したシートまたはフィルムが
好適である。
熱伝導率の高い層はタバコ火の熱が、床材から効果的に
分散される。
分散される。
２はロータリースクリーン等で印刷した盛り上げ印刷部
分であり、さらに適宜透明樹脂層をコーティングするこ
とにより模様層３が得られる。
分であり、さらに適宜透明樹脂層をコーティングするこ
とにより模様層３が得られる。
模様層３は非架橋PVCであり架橋PVC等の耐熱性樹脂を使
用することは不要で、意匠性のみを考慮すればよい。
用することは不要で、意匠性のみを考慮すればよい。
模様層はこの他シート上にグラビア印刷により模様が形
成されたもの、または着色された無地シートであっても
よい。
成されたもの、または着色された無地シートであっても
よい。
模様層３は厚さが0.1〜1.0mmであり、好ましくは0.2〜
0.7mmである。この範囲内の厚さであると、タバコ火の
熱が上記熱伝導率の高い層１に逃げて、床材が熱で破損
されることはない。
0.7mmである。この範囲内の厚さであると、タバコ火の
熱が上記熱伝導率の高い層１に逃げて、床材が熱で破損
されることはない。
模様材３上に耐熱樹脂層４が形成されている。耐熱樹脂
層４は透明で模様が透視できる。
層４は透明で模様が透視できる。
耐熱樹脂層は260℃以上の融点を有し、 テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン、
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル、テトラフルオロエチレン−エチレンのコポリ
マー等の４フッ化エチレン系コポリマーまたはポリイミ
ド系樹脂フィルムである。これらのフィルムは可撓性が
ある。
テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
エーテル、テトラフルオロエチレン−エチレンのコポリ
マー等の４フッ化エチレン系コポリマーまたはポリイミ
ド系樹脂フィルムである。これらのフィルムは可撓性が
ある。
耐熱樹脂層はポリエステルまたはポリウレタン系接着剤
を介して模様層に積層される。
を介して模様層に積層される。
これらの樹脂は架橋PVCと異なり、タバコ火を踏み消し
はもちろん、放置に対しても焼け焦げを生じず、またニ
コチン、タール等で汚れることはなく好ましい耐シガレ
ット性が得られる。
はもちろん、放置に対しても焼け焦げを生じず、またニ
コチン、タール等で汚れることはなく好ましい耐シガレ
ット性が得られる。
なおこの耐熱樹脂層は0.1〜0.3mmである。上述の通りシ
ート状耐シガレット性床材５を得る。第２図は本考案の
他の実施態様図で、１は熱伝導率の高い層、４は耐熱樹
脂層、６は粒状体から形成された模様層で、スルーチッ
プ模様や、貫通模様が得られる。この模様層は、0.1〜
1.0mmである。上記構成の通り、模様層６は非架橋PVCに
より得られ、架橋等の耐熱性は必要ない。
ート状耐シガレット性床材５を得る。第２図は本考案の
他の実施態様図で、１は熱伝導率の高い層、４は耐熱樹
脂層、６は粒状体から形成された模様層で、スルーチッ
プ模様や、貫通模様が得られる。この模様層は、0.1〜
1.0mmである。上記構成の通り、模様層６は非架橋PVCに
より得られ、架橋等の耐熱性は必要ない。
上記の通りであるので、タバコ火の踏み消しはもちろん
放置に対しても焼け焦げを生じないし、またニコチン、
タールによる汚染も防止される。本考案シート床材にお
いて初めて優れた耐シガレット性が得られた。
放置に対しても焼け焦げを生じないし、またニコチン、
タールによる汚染も防止される。本考案シート床材にお
いて初めて優れた耐シガレット性が得られた。
またタバコ火では耐熱層が軟化しないのでタバコ火を放
置しても灰が付着せず美観上も優れた床材７が得られ
る。
置しても灰が付着せず美観上も優れた床材７が得られ
る。
なお得られた床材はPVCまたはこれと繊維層の複合体の
基材上に形成してもよい。
基材上に形成してもよい。
実施例１ 厚さ20mμのアルミニウム箔の熱伝導率の高い層上にPVC
100重量部に対し、充填剤60部、可塑剤60部を含有した
0.4mm厚さのシートＡを形成し、シートＡ上に非架橋性P
VCベーストインキで印刷模様を設け模様層を形成した。
100重量部に対し、充填剤60部、可塑剤60部を含有した
0.4mm厚さのシートＡを形成し、シートＡ上に非架橋性P
VCベーストインキで印刷模様を設け模様層を形成した。
模様層上に0.25mmのテトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレンコポリマーフィルムの耐熱樹脂層をポ
リエステル系接着剤を介して積層した。
ルオロプロピレンコポリマーフィルムの耐熱樹脂層をポ
リエステル系接着剤を介して積層した。
上記積層体を軟質PVCシート上に形成して本願考案の耐
シガレット性床材を得た。
シガレット性床材を得た。
実施例２ 実施例１のシートＡを粉砕機でチップにし、このチップ
をプレスした後スライスして、0.6mm厚の模様層を得
た。
をプレスした後スライスして、0.6mm厚の模様層を得
た。
この模様層を実施例１と同じ熱伝導率の高い層上に積層
し、さらに0.25mm厚のポリイミドフィルム耐熱樹脂層を
ポリエステル接着剤を介して積層し、得られた積層体を
実施例１と同様に基材上に形成して、耐シガレット性床
材を得た。
し、さらに0.25mm厚のポリイミドフィルム耐熱樹脂層を
ポリエステル接着剤を介して積層し、得られた積層体を
実施例１と同様に基材上に形成して、耐シガレット性床
材を得た。
（考案の効果） タバコ火の踏み消しはもちろん放置に対しても焼け
焦げが生じなかった。
焦げが生じなかった。
ニコチン、タール等の汚れがつかなかった。
タバコの灰が耐熱樹脂層に巻き込まれなかった。
耐薬品性が優れていた。
とくに工程が簡素化され、低コストが可能になっ
た。
た。
意匠性が優れていた。
シート床材において好適な耐シガレット性が得られ
た。
た。
第１図、第２図は本考案床材の断面図、である。 １は熱伝導率の高い層、２は盛り上げ印刷部分、３は模
様層、４は耐熱樹脂層、５、７は耐シガレット性床材で
ある。
様層、４は耐熱樹脂層、５、７は耐シガレット性床材で
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】熱伝導率の高い層上に非架橋ポリ塩化ビニ
ル模様層が形成された積層体において、該模様層が0.1
〜1.0mmであり、かつ４フッ化エチレン系コポリマーま
たはポリイミド系樹脂からなる融点が260℃以上の0.1〜
0.3mm厚の透明樹脂耐熱樹脂層で該模様層が被覆されて
いることを特徴とするシート状耐シガレット性床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989066037U JPH0730712Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 耐シガレット性床材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989066037U JPH0730712Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 耐シガレット性床材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH036493U JPH036493U (ja) | 1991-01-22 |
| JPH0730712Y2 true JPH0730712Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31598406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989066037U Expired - Lifetime JPH0730712Y2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 耐シガレット性床材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730712Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57205663A (en) * | 1981-06-09 | 1982-12-16 | Toyo Linoleum | Floor material, tobacco-fire resisting property thereof is improved |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP1989066037U patent/JPH0730712Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH036493U (ja) | 1991-01-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |