JPH0730701U - 射出成形ブーツ - Google Patents
射出成形ブーツInfo
- Publication number
- JPH0730701U JPH0730701U JP6702793U JP6702793U JPH0730701U JP H0730701 U JPH0730701 U JP H0730701U JP 6702793 U JP6702793 U JP 6702793U JP 6702793 U JP6702793 U JP 6702793U JP H0730701 U JPH0730701 U JP H0730701U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe sole
- sole
- protrusion
- boot
- injection
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- Granted
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形ブーツにおいて、靴底の摩耗による
使用限度を一目で正確に判別できるスリップサインを設
けることにより、使用に際し、スリップに起因する災害
を事前に回避し、軽快な歩行を保証する。 【構成】 靴底20にブーツ本体10を接着してなり、
本体底部11の下面12に形成する突起13を、靴底2
0の下面に形成される意匠形状21の多数の突出部23
のうち所望の突出部23に対応する位置に配置し、その
頂面14が突出部23の靴底ベース厚面22と少なくと
もほぼ同一面となるように、すなわち高さhが靴底20
のベース厚tと少なくともほぼ同じ寸法となるように構
成しており、靴底20の素材としては、突起13と識別
容易な異なった色彩の材料を用いている。
使用限度を一目で正確に判別できるスリップサインを設
けることにより、使用に際し、スリップに起因する災害
を事前に回避し、軽快な歩行を保証する。 【構成】 靴底20にブーツ本体10を接着してなり、
本体底部11の下面12に形成する突起13を、靴底2
0の下面に形成される意匠形状21の多数の突出部23
のうち所望の突出部23に対応する位置に配置し、その
頂面14が突出部23の靴底ベース厚面22と少なくと
もほぼ同一面となるように、すなわち高さhが靴底20
のベース厚tと少なくともほぼ同じ寸法となるように構
成しており、靴底20の素材としては、突起13と識別
容易な異なった色彩の材料を用いている。
Description
【0001】
本考案は、靴底摩耗によるスリップの危険を知らせる構成を備えた射出成形ブ ーツに関する。
【0002】
従来、射出成形ブーツにおける靴底の防滑性については、樹脂配分や靴底下面 の意匠形状により効果的になした商品が市販されているが、意匠形状が摩耗によ り消滅して使用限度に達していることを使用者に知らせる構成を備えているもの は無い。
【0003】
しかしながら、前記従来の防滑手段においては、使用の経過に伴う靴底摩滅に よるスリップし易さの程度を簡易迅速に、かつ正確に判別することができないた め、防滑性が失われた状態にあるにかかわらず使用した結果、スリップして転倒 して怪我をしたり、あるいはスリップの不安をかかえて軽快な歩行ができないと いう不具合がある。
【0004】 本考案は、このような従来の技術的課題を背景になされたもので、靴底の摩耗 による使用限度を一見して正確に判別できるスリップサインを設けることにより 、使用に際し、スリップに起因する災害を事前に回避し、安心して安全に履ける 靴底を備えた射出成形ブーツを得ることを目的とする。
【0005】
本考案は、ブーツ本体側の下面に形成する突起を、靴底下面に意匠形状として 形成される多数の突出部のうち所望の突出部に対応する位置に配置し、さらにそ の高さは、前記突起の頂面が前記突出部の靴底ベース厚面と少なくともほぼ同一 面となるように構成するとともに、靴底の素材は、前記突起と異なった色彩とし たことを特徴とする射出成形ブーツを提供するものである。
【0006】
本考案の射出成形ブーツは、使用の経過に伴って靴底の意匠形状がその靴底ベ ース厚面まで摩耗消滅すると、ブーツ本体側の下面に形成した突起の頂面が前記 靴底ベース厚面に現れ、靴底の色と顕著な異色であるため、一目で識別でき、靴 底が使用限度に達したことを認識することができる。
【0007】
以下、本考案に係る第1実施例の射出成形ブーツB1を図面に基づいて詳細に 説明する。 第1実施例の射出成形ブーツB1は、図1に示すように、2回の射出成形によ り作成するものであって、靴底20にブーツ本体10が射出成形により一体に接 合されてなる。 その特徴とするところは、本体底部11の下面12に形成する突起13を、靴 底20の下面に形成される意匠形状21の多数の突出部23のうち所望の突出部 23に対応する位置に配置し、その頂面14が突出部23の靴底ベース厚面22 と少なくともほぼ同一面となるように、すなわち高さhが靴底20のベース厚t と少なくともほぼ同じ寸法となるようにしてあり、かつ靴底20の素材としては 、突起13と識別容易に異なった色彩の材料を用いていることである。
【0008】 このような構成となっているので、この射出成形ブーツB1では、使用の経過 に伴い、靴底20の意匠形状21が図2に示すように、靴底ベース厚面22まで 摩耗した場合には、突起13の頂面14が露出してスリップサインとなるため、 使用限度に達したことを一目で知ることができる。
【0009】 次に、本考案に係る第2実施例の射出成形ブーツB2を、図3に基づいて詳細 に説明する。 第2実施例の射出成形ブーツB2は、図3に示すように、3回の射出成形によ り作成するものであって、靴底20に中間靴底30を介在させ、ブーツ本体40 が一体に接合されてなる。 この実施例のブーツ本体40は、本体底部41の下面42には突起を設けず、 中間靴底30において、その下面31に第1実施例の本体底部11おける突起1 3と同様の条件を備えた突起32を設けている。 なお、識別用に異色の材料を用いるのは、中間靴底30あるいは靴底20いず れでもよい。 従って、靴底20の意匠形状21が靴底ベース厚面22まで摩耗した場合には 中間靴底30によりスリップサインを現すため、第1実施例と同様な効果が得ら れる。
【0010】 なお、前記両実施例における各部材の材質は、塩化ビニル系樹脂を用いている が、異色の材料を得るためには、両者あるいは一方に異なった顔料、染料などを 混入すればよい。
【0011】 以上で本考案の実施例の射出成形ブーツを説明したが、本考案はこの実施例に 限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲での構成および作用の変更があ っても本考案に含まれる。
【0012】 例えば、これらの実施例では、突起13、突起32の高さhを、靴底のベース 厚tとほぼ同じ寸法となしているが、この高さhはベース厚tよりも若干高い方 がスリップサインが出やすいので好ましい。逆に、この高さhは、ベース厚tよ りも若干短くても、スリップサインとして現れるので、本考案の範囲内である。 また、これらの実施例では、各部材の材質を塩化ビニル系樹脂としたが、そのほ かポリウレタン、熱可塑性合成ゴムなどの他の材料を使用しても差し支えない。 さらに、靴底の素材を、前記突起と異なった色彩の材料とするために、両者のい ずれか、あるいは双方に顔料、染料などの異なる色彩材料を配合するのみならず 、両者の構成材料自体を異ならせることにより、結果として色彩が異なるように なしても構わない。
【0013】
このように、本考案は、ブーツ本体側の下面に形成する突起を、靴底意匠形状 の突出部のうち所望のものに対応する位置に配置し、その高さを靴底ベース厚面 と少なくともほぼ同一寸法にするとともに、靴底と異色のものとしたため、靴底 が使用限度まで摩滅したことを一目で知りスリップの危険を回避できるようにな り、使用に際し、転倒したり怪我をしたりする不安がなく、軽快な歩行が保証さ れる。
【図1】本考案に係る第1実施例の射出成形ブーツの要
部縦断面図である。
部縦断面図である。
【図2】本考案に係る第1実施例の射出成形ブーツの靴
底が使用限度まで摩耗した状態を示す要部縦断面図であ
る。
底が使用限度まで摩耗した状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図3】本考案に係る第2実施例の射出成形ブーツの要
部縦断面図である。
部縦断面図である。
B1 射出成形ブーツ B2 射出成形ブーツ 10 ブーツ本体 12 下面 13 突起 14 頂面 20 靴底 21 意匠形状 22 靴底ベース厚面 23 突出部 31 下面 32 突起 40 ブーツ本体
Claims (1)
- 【請求項1】 ブーツ本体側の下面に形成する突起を、
靴底下面に意匠形状として形成される多数の突出部のう
ち所望の突出部に対応する位置に配置し、さらにその高
さは、前記突起の頂面が前記突出部の靴底ベース厚面と
少なくともほぼ同一面となるように構成するとともに、
靴底の素材は、前記突起と異なった色彩としたことを特
徴とする射出成形ブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6702793U JP2567956Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 射出成形ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6702793U JP2567956Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 射出成形ブーツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730701U true JPH0730701U (ja) | 1995-06-13 |
JP2567956Y2 JP2567956Y2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=13333001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6702793U Expired - Lifetime JP2567956Y2 (ja) | 1993-11-24 | 1993-11-24 | 射出成形ブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567956Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010081973A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Midori Anzen Co Ltd | 靴底および靴 |
JP2013126529A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-27 | Achilles Corp | 防滑靴底 |
-
1993
- 1993-11-24 JP JP6702793U patent/JP2567956Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010081973A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Midori Anzen Co Ltd | 靴底および靴 |
JP2013126529A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-06-27 | Achilles Corp | 防滑靴底 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2567956Y2 (ja) | 1998-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971202 |
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