JPH0730498U

JPH0730498U - 人体検知器付き照明装置

Info

Publication number: JPH0730498U
Application number: JP6476893U
Authority: JP
Inventors: 英二朗竹村; 敦史宮野
Original assignee: 竹中エンジニアリング株式会社
Priority date: 1993-11-08
Filing date: 1993-11-08
Publication date: 1995-06-06

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】人体の動きを検知して照明を点灯させる装置
において、昼間は作動させず、夜間にだけ人体検出した
時、照明を点灯するよう判定する照度検出部の判定照度
を簡単に調整できるようにする。【構成】人体検知器１と、昼夜の別を検出する照度検
出部４と、所定の時間だけ照明灯を点灯させるよう制御
する制御手段２と、照度検出部４に昼夜の別を判定する
所定レベルを調整するレベル変更手段５及び昼夜のどち
らを検出しているかを表示する状態表示手段６とで構成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は人体を検出した時に予め設定された時間だけ照明灯を点灯することのできる人体検知器付き照明装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

実用化されている人体検知器付き照明装置は、照度判別機能が搭載され、これにより昼夜の判別を行ない、昼間は作動させず、夜間にだけ人体を検出すると所定時間点灯するという動作を行なうものである。その照度判別機能には予め設定された昼夜の別を判定する判定レベルが定められており、そのレベル以上の明るさの時は昼間と判定し、また、そのレベル以下の明るさの時は夜間と判定し、前記に示した動作を行なわさせている。この為に、設定されている照度によっては周囲の環境照度が実際に使用されている場所毎に異なる為次のような問題が起こる。

【０００３】街灯やその他の人工的な照明が当たる場所に設置されている場合には、夜になって照明で照らしたい箇所の照度が暗くなっても、人体検知器付き照明装置の周囲照度が照明に照らされていて暗くならないため、夜であるという判定を行なわず、作動しないままとなる。また、逆に太陽光が遮られ陰になる場所に設置されている場合には、照明で照らしたい箇所の照度が暗くなる前に夜であるという判定を行ない作動モードに入ってしまう。この問題を解消するために、照度検出部の昼夜の別を判定する判定レベルの設定を、可変抵抗器等により調整出来るようにして、実使用場所毎に対処出来るようにしている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、その判定レベルを調整・設定するには、夜であるということを判定させたい照度辺りに周囲照度がなっている環境下において、次の作業を行なわなければならない。調整用の可変抵抗器等を調整して、人体検出により点灯するかどうかを確認する。もし点灯しなければ調整し直して再び人体検出により点灯するかどうかを確認にする。そして、所定の動作が得られるまでこの作業を繰り返さなければならなかった。また、この設定レベルは通常数Ｌｘ〜数十Ｌｘにすることが多く、この照度となる夕刻時は、照度変化（低下）が大きく、前記調整作業を行なっている間に刻々と変化してしまうため、時間をかけ過ぎると正確な設定レベルの調整は不可能であった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記に鑑みなされたもので、照度判別機能の判定結果を表示する状態表示手段を具備したものである。

【０００６】

【作用】

本考案によれば、本装置を設置しその調整を行なう時にその結果が表示されるため、調整時間が短縮される。

【０００７】

【実施例】

図１は、本考案の実施例のブロック図である。人体検知器１からの信号と照度検出部４からの信号は制御手段２へ伝送され、判断・処理の結果、照明灯３を点灯させる。また、照度検出部４の結果は状態表示手段６へ伝送され、その結果に応じた表示を行なわせる。照度検出部４の判定が昼の場合は、人体検知器１から信号があっても制御手段２からは信号は出力されず、照明灯３は点灯することはない。照度検出部４の判定が夜の場合のみ人体検知器１から信号が出力されたのを受けて、制御手段２は照明灯３を点灯させる。また、照度検出部４には昼夜の別を判定させる判定レベル調整機能が付加されている。これは可変抵抗器等で構成されるレベル変更手段である。

【０００８】図２は図１のブロック図の照度検出部４と状態表示手段６の具体例を示した回路図であり、照度検出部の光検出素子としてＣｄｓを用いたものである。Ｃｄｓは高照度下では低抵抗を示し、低照度下では高抵抗を示す。Ｃｄｓの抵抗値をＲｃとするとＩＣの反転入力端子電圧はＶＲ×Ｅ÷（Ｒ１＋Ｒｃ＋ＶＲ）となるため、高照度から低照度になるにつれて電圧が下がる。一方、非反転入力端子電圧はＲ３×Ｅ÷（Ｒ２＋Ｒ３）で固定されている。高照度時は反転入力端子電圧が非反転入力端子電圧より高いためＩＣの出力はＬレベルでＬＥＤは消灯している。つまり昼間はＬＥＤが消えている。低照度になるにつれ反転入力端子電圧は下がり、ある照度を以て反転入力端子電圧は非反転入力端子電圧より低くなりＩＣの出力はＨレベルに反転しＬＥＤが点灯する。このことは夜になった時はＬＥＤが点灯することを示している。従って、本考案の人体検知器付き照明装置を設置し、昼夜の別を判定する判定レベルを調整する時には、使用者が夜であることを判定させたい照度になった環境下において、ＶＲ（可変抵抗器）を調整してＬＥＤが点灯する状態にすればそれで調整は完了となる。

【０００９】

【考案の効果】

以上詳述したとおり、本考案によれば人体検知器付き照明装置において照度検出部の判定照度を簡単に調整することが可能となる。つまり、人体検知器を作動させては照明灯が点灯するかどうか確認しなければならないという煩わしさがなくなり、また、希望の照度に調整することが簡単に行なえるようになった。また、表示部が備わっているため、通常の使用においても、いつから人体検知器付き照明装置が作動可能状態にあるかが一目瞭然となり、より便利なものとすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のブロック図である。

【図２】照度検出部４と状態表示部６の具体例を示し
た回路図である。

【符号の説明】

１．人体検知器２．制御手段３．照明灯４．照度検出部５．レベル変更手段６．状態表示手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０１Ｊ 1/02 Ｗ 8803−2Ｇ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

人体検知器と昼夜の別を検出する照度検出部と、前記照
度検出部が夜であることを検出している時に限り、前記
人体検知器が人体検知信号を発したことを受けて、所定
の時間だけ照明灯を点灯させるよう制御を行なう制御手
段を備えた人体検知器付き照明装置において、前記照明
検出部には昼夜の別を判定する所定レベルを調整するレ
ベル変更手段と、前記照度検出部が昼・夜のどちらを検
出しているのかを表示する状態表示手段とを設けたこと
を特徴とする人体検知器付き照明装置。