JPH0730487A - テレビ電波送・受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微弱電波地帯での受信状態を良好にし、且つ
室内でテレビ受像機を使用する際のプライバシーを守る
ことを目的とする。 【構成】 赤外線を変調して放射する赤外線発信部と赤
外線センサーと復調器から成るアダプター及びテレビ受
像機で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、微弱電波地域での使用
を主目的とする小出力の赤外線を使用したテレビ電波送
・受信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、室内や地下等の微弱電波地域で使
用するテレビ受像機は、外部アンテナで受けたテレビ電
波又は共聴ケーブルで送られてくるテレビ信号を供給さ
れている。それに対し、携帯用テレビ受像機は屋外での
使用を主目的としているために増幅率の低い棒状アンテ
ナを使用しており、コンクリート等で囲まれた室内や微
弱電波地域では受信状態が極端に悪化して実用不可とな
ってしまうこともある。

【０００３】

【発明が解決しようとする問題点】そのため、室内での
チャンネル争いを回避する場合、病室内の場合、ショー
ウインドウ内の場合等での使用が難しい。又、アンテナ
ケーブルをテレビ受像機に接続すると設置場所の自由度
が制限されたり、ケーブルが邪魔になったり等の不具合
がある。加えてプライバシー上の問題も生ずる恐れもあ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、前述の不具合
を改善するために赤外線を使用したテレビ電波の送・受
信装置を提供する。

【０００５】

【実施例】図１は本発明になる室内用テレビ電波の送・
受信装置の一実施例の概略図である。外部アンテナ１で
受信されたテレビ電波は変調器を内臓した赤外線発信部
２に供給され、該変調器と該テレビ電波を使って赤外線
を変調し、変調された赤外線を空中に放射する。そし
て、放射された赤外線をテレビ受像機５に付属した赤外
線センサーと復調器を内臓したアダプター６を使って通
常のテレビ電波に戻し、テレビ受像機５で受像する。
又、赤外線の代わりにレーザー光線を使用することも可
能であり、アダプター自体をテレビ受像機内に設けてお
けば使い勝っても良く成る。

【０００６】

【発明の効果】以上、説明した如く、本発明になる赤外
線を使用したテレビ電波の送・受信装置を室内及び微弱
電波地帯の地下や列車内等に設置しておけば携帯用テレ
ビ受像機でもキレイな画像を見ることができるのでプラ
イバシーが守れると同時に周囲に迷惑を掛けることもな
い。又、赤外線は電波に関する規制を受けないので送信
出力を大きくすることによって使用範囲が拡がり、且つ
それ自体の指向性で他の機器へ影響を与えない。加え
て、アンテナケーブルを接続する必要がないので複数の
テレビ受像機を好きな場所に設置でき、分配器やブース
ターの役目も兼ねる等のメリットもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】室内用テレビ電波送・受信装置使用の概略図で
ある。

【符号の説明】

１ 外部アンテナ ２ 赤外線発信部 ３ アダプター ４ テレビ受像機 ５ 部屋

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テレビ電波供給線の先端に赤外線変調器を内臓した赤外
   線発信部と、赤外線センサーと赤外線復調器を内臓した
   アダプターを設けたテレビ受像機用赤外線送・受信装
   置。