JPH0730472Y2 - 三視界リアミラーを組込んだリアスポイラー - Google Patents

三視界リアミラーを組込んだリアスポイラー

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JPH0730472Y2
JPH0730472Y2 JP1990065677U JP6567790U JPH0730472Y2 JP H0730472 Y2 JPH0730472 Y2 JP H0730472Y2 JP 1990065677 U JP1990065677 U JP 1990065677U JP 6567790 U JP6567790 U JP 6567790U JP H0730472 Y2 JPH0730472 Y2 JP H0730472Y2
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JP1990065677U
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JPH0423588U (ja
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直路 得能
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直路 得能
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乗用車の運転席から車両後方と左右の視界を
見ることのできる鏡を組込んだリアスポイラーに関す
る。
〔従来の技術〕
普通の乗用車においては、運転車が運転席からリアウィ
ンドーを通して後方を見たときに、運転車の目の高さと
後部トランクの上面との延長線より下方の視界と、運転
者の目の位置と車両後部のウィンドーのない部分との延
長線の範囲内の視界は、運転者からは見えない。この運
転者からは見えない範囲は死角といわれる。
車両をバックさせる場合、この死角の範囲内に障害物が
あったり、子供がしゃがんでいたりしたときに、障害物
や子供が運転者に見えず、そのままバックしたときに物
損事故や人身事故を起こすおそれがある。
また、後方に塀などが見えても、車体後端との距離感が
つかみにくく、手前に止めすぎたり、塀などに衝突した
りすることがある。
また、車両をバックさせながら車庫から道路に出る場合
や、見通しの悪い交差点で方向転換する場合に、車両後
部の左右方向が見えにくく、運転に気をつかうばかりで
なく、事故を起こすおそれがある。
このような車両後方の死角をなくすために、車体後部に
鏡を取り付けることが考えられる。すなわち、運転席か
らリアウィンドーを通して後方を見たときに、リアバン
パーの周辺を見ることができる鏡と、車両前後軸に直角
な左方向と右方向とを見ることができる2個の鏡を車体
後部に取り付ければ、これらの3個の鏡を介して三方向
の視界を運転席から見ることも可能である。
しかし、このような鏡を、たとえばサイドミラーのよう
なかたちで車体に取り付けると、車両の美観を損ない、
また、車両の製造コストを高くすることになるので、実
際にはこのような鏡を取り付けた乗用車は実用されてお
らず、車両後方の死角をなくす有効な手段のないのが現
状である。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、車両の美観を損なうことなく、また車両の製
造コストを高くすることなく、車両の後方の死角をなく
す手段を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案の三視界リアミラーを
組込んだリアスポイラーは、車両の後部周辺を運転席か
ら視認するためのミラーを組み込んだ乗用車用のリアス
ポイラーであって、羽部と固定柱とでリアスポイラーを
T字型に形成し、同リアスポイラーの前記羽部に透明部
分を設け、運転席から後方を見たときに同透明部分を透
過してリアバンパー周辺を視界に収める鏡を前記羽部の
後部に取り付け、さらに、運転席から後方を見たときに
車両前後軸に直角な左右方向を視界に収める鏡を前記固
定柱に取り付けたことを特徴とする。
ここで、前記羽部を、車両後方側を高くした斜面部と同
斜面部の後端から垂下した垂直部とを有するとともに前
記斜面部を透明なアクリル板としたものとし、前記垂直
部の車両前方側に斜め下方に凸な曲面の鏡を取り付ける
ことができる。
また、前記固定柱を、車両前方側が半円形の曲面をなし
た半円筒状のものとし、前記半円形の曲面に同曲面に沿
った曲面の鏡を取り付けることができる。
〔作用〕
本考案の三視界リアミラーを組込んだリアスポイラー
は、高速走行中の車両の安定性に高める通常のリアスポ
イラーの機能を有するとともに、車両をバックさせる際
に、運転席からリアウィンドーを通して後方を見たとき
に、リアスポイラーに組み込んだ鏡を介してリアバンパ
ーの周辺と車両前後軸に直角な左方向と右方向とを見る
ことができる。
リアバンパーの周辺は、リアスポイラーの羽部の透明部
を通して垂直部に取り付けた曲面鏡を介して運転席から
見える。この曲面鏡は、斜め下方に凸な曲面をなしてい
るので、運転席からはリアバンパーよりかなり離れた部
分まで視界に入り、また、運転者の座高の高低にかかわ
らずリアバンパーの周辺を見ることができる。
車両前後軸に直角な左方向と右方向は、リアスポイラー
の羽部を固定する固定柱に取り付けた曲面鏡を介して運
転席から見える。この曲面鏡は、半円形の曲面をなして
いるので、運転席からは左右両方向の180度以上の角度
範囲を見ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図〜第6図に示す実施例に基づいて
説明する。
本実施例の三視界リアミラーを組込んだリアスポイラー
(以下、たんにリアスポイラーという)は、第1図に示
すように、羽部と固定柱とでT字型に形成し、第1図お
よび第3図に示すように、羽部に透明アクリル板2によ
る透明部分を設けるとともに、後部に曲面反射鏡4を取
り付け、さらに、第3図および第4図に示すように、固
定柱を半円筒柱5とし、この半円筒柱5の表面に半円筒
曲面鏡3を取り付けたものである。
このリアスポイラーは、第5図および第6図に示すよう
に、乗用車後部のトランク6の後部寄りの中央部に半円
筒柱5を固定して取り付ける。
リアスポイラーの羽部は、第2図および第3図に示すよ
うに、側面からみた形状は直角三角形をなし、第1図お
よび第3図に示すように、外周だけを残して内部は空洞
になっている。この外周部を取り付け枠1とし、同取り
付け枠1に透明なアクリル板2を取り付けている。アク
リル板2は透明であるので、運転席から後方を見たとき
に視界の妨げにはならない。また、アクリル板2を取り
付けた羽部は、従来の高速走行安定用のリアスポイラー
の羽部と同様の機能を果たす。
さらに、斜面部の後端から垂下した垂直部の車両前方側
に、第3図に示すように、斜め下方に凸な曲面反射鏡4
を取り付けている。この曲面反射鏡4は、曲面の中心部
の接線方向が水平線に対して40度の角度をなすように取
り付けてあり、運転席から羽部のアクリル板2を通して
曲面反射鏡4を見たときに、リアバンパー7よりかなり
離れた部分まで視界に入り、また、運転者の座高の高低
にかかわらずリアバンパー7の周辺を見ることができ
る。また、この曲面反射鏡4は、トランク6の横幅とほ
ぼ同じ長さの羽部のほぼ全長に取り付けているので、リ
アバンパー7の周辺の視界も幅広く見ることができる。
リアスポイラーの固定柱は、第3図および第4図に示す
ように、断面が半円形の半円筒柱5として、この半円筒
柱5を、第5図および第6図に示すように、曲面側が車
両前方側となるようにトランク6の蓋に固定する。
この半円筒柱5の曲面側の表面に、半円筒曲面鏡3を取
り付けている。この半円筒曲面鏡3を運転席から見たと
きに、半円筒曲面鏡3に映る車両前後軸に直角な左方向
および右方向を見ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば以下の効果を奏する。
本考案の三視界ミラーを組込んだリアスポイラーにおい
ては、羽部と固定柱とでT字型に形成したリアスポイラ
ーの、羽部に設けた透明部分の後部に鏡を取り付けたの
で、運転席から羽部の透明部分を通して鏡を見ることに
より、鏡に映るリアバンパーの周辺を見ることができ
る。さらに、リアスポイラーの固定柱に鏡を取り付けた
ので、運転席からこの鏡を見ることにより、車両前後軸
に直角な左方向および右方向を見ることができる。
また、鏡をリアスポイラーに取り付けたので、サイドミ
ラーのようなかたちで車体に取り付けた場合に比して、
車両の製造コストを高めることがなく、また鏡を取り付
けたことによりリアスポイラーの装飾的効果を上げ、美
観上も優れたものとなる。
さらに、リアスポイラーとしての高速安定性も通常のリ
アスポイラーと同様な効果がある。
請求項2に記載のリアスポイラーにおいては、リアバン
パーの周辺を見るための鏡として、羽部の後端から垂下
した垂直部の車両前方側に斜め下方に凸な曲面の鏡を取
り付けたので、運転席からこの鏡を見ることにより、運
転者の座高の高低にかかわらず、リアバンパーの周辺と
その後方を見ることができる。
請求項3に記載のリアスポイラーにおいては、車両前後
軸に直角な左方向および右方向を見るための鏡として、
固定柱の車両前方側の半円形の曲面に沿った曲面の鏡を
取り付けたので、運転席からこの鏡を見ることにより、
鏡に映る車両前後軸に直角な左右両方向の180度以上の
角度範囲を見ることができる。
以上のように、本考案の三視界ミラーを組み込んだリア
スポイラーを乗用車後部トランクの開閉蓋に取り付ける
ことにより、運転者が運転席からリアウィンドーを通し
て後方を見たとき、従来は死角となって見えなかったリ
アバンパーの周辺および車両前後軸に直角な左右両方向
が鏡を介して見え、車両をバックさせる場合の死角に起
因する事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の三視界ミラーを組込んだリアス
ポイラーを運転席側から見た正面図、第2図は第1図の
リアスポイラーの側面図、第3図は第1図のリアスポイ
ラーの半円筒柱の中心部分を見た側面断面図、第4図は
第1図のリアスポイラーの平面図(半円の点線部分は透
視図)、第5図は第1図のリアスポイラーを乗用車後部
トランクに取り付けた平面図(点線部分である半円筒柱
と半円筒鏡は透視図)、第6図は第1図のリアスポイラ
ーを乗用車後部トランクに取り付けた側面図(リアスポ
イラーは側面断面図)である。 〔符号の説明〕 1……取り付け枠 2……透明アクリル板 3……半円筒曲面鏡 4……曲面反射鏡 5……半円筒柱 6……乗用車後部トランク 7……リアバンパー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の後部周辺を運転席から視認するため
    のミラーを組み込んだ乗用車用のリアスポイラーであっ
    て、羽部と固定柱とでリアスポイラーをT字型に形成
    し、同リアスポイラーの前記羽部に透明部分を設け、運
    転席から後方を見たときに同透明部分を透過してリアバ
    ンパー周辺を視界に収める鏡を前記羽部の後部に取り付
    け、さらに、運転席から後方を見たときに車両前後軸に
    直角な左右方向を視界に収める鏡を前記固定柱に取り付
    けたことを特徴とする三視界リアミラーを組込んだリア
    スポイラー。
  2. 【請求項2】前記羽部が、車両後方側を高くした斜面部
    と同斜面部の後端から垂下した垂直部とを有するととも
    に前記斜面部が透明なアクリル板であり、前記垂直部の
    車両前方側に斜め下方に凸な曲面の鏡を取り付けた請求
    項1記載の三視界リアミラーを組込んだリアスポイラ
    ー。
  3. 【請求項3】前記固定柱が、車両前方側が半円形の曲面
    をなした半円筒状であり、前記半円形の曲面に同曲面に
    沿った曲面の鏡を取り付けた請求項1記載の三視界リア
    ミラーを組込んだリアスポイラー。
JP1990065677U 1990-06-20 1990-06-20 三視界リアミラーを組込んだリアスポイラー Expired - Lifetime JPH0730472Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0423588U JPH0423588U (ja) 1992-02-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60170278U (ja) * 1984-04-23 1985-11-12 日産自動車株式会社 可動式スポイラ装置
JPH02120192A (ja) * 1988-10-31 1990-05-08 Oi Seisakusho Co Ltd リヤスポイラ装置

Also Published As

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JPH0423588U (ja) 1992-02-26

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