JPH0730471U - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
- Publication number
- JPH0730471U JPH0730471U JP5985393U JP5985393U JPH0730471U JP H0730471 U JPH0730471 U JP H0730471U JP 5985393 U JP5985393 U JP 5985393U JP 5985393 U JP5985393 U JP 5985393U JP H0730471 U JPH0730471 U JP H0730471U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- retainer
- terminal insertion
- housing
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を少なくでき、それに伴い組み付け
を容易にする。 【構成】 ターミナル6はターミナル挿入部3に挿入さ
れ、これの被係合部8がハウジング2に設けられた係合
爪4に係合している。ターミナル挿入部3の外周部には
合成樹脂製のリテーナ10を嵌合していて、このリテー
ナ10には、係合爪4に係止してこれの動きを拘束する
係止部11を一体成形により設けている。リテーナ10
の左部にはゴム製のシール部材14を二重成形により一
体的に設けていて、このシール部材14がターミナル挿
入部3の外周部に嵌合している。二重係止用のリテーナ
10と防水用のシール部材14とを二重成形により一体
的に設けるようにしたから、それらを1部品として扱う
ことができる。
を容易にする。 【構成】 ターミナル6はターミナル挿入部3に挿入さ
れ、これの被係合部8がハウジング2に設けられた係合
爪4に係合している。ターミナル挿入部3の外周部には
合成樹脂製のリテーナ10を嵌合していて、このリテー
ナ10には、係合爪4に係止してこれの動きを拘束する
係止部11を一体成形により設けている。リテーナ10
の左部にはゴム製のシール部材14を二重成形により一
体的に設けていて、このシール部材14がターミナル挿
入部3の外周部に嵌合している。二重係止用のリテーナ
10と防水用のシール部材14とを二重成形により一体
的に設けるようにしたから、それらを1部品として扱う
ことができる。
Description
【0001】
本考案は、二重係止用のリテーナと防水用のシール部材とを備えたコネクタに 関する。
【0002】
例えば自動車において、防水用コネクタとして用いられているものにおいては 、次のような構成のものがある。すなわち、合成樹脂製のハウジングに弾性変形 可能な係合爪を設け、このハウジングのターミナル挿入部に挿入されたターミナ ルの被係合部にその係合爪を係合させることによりターミナルを抜け止め状態に 保持すると共に、ターミナル挿入部にターミナルの挿入方向とは反対側からリテ ーナを嵌合させ、このリテーナが有する係止部を前記係合爪に係止させてその係 合爪の動きを拘束する構成とし、これによりいわゆる二重係止構造としている。 また、ターミナル挿入部の外周部にはゴム製のシール部材を嵌合させ、このシー ル部材を上記ハウジングに嵌合される相手側コネクタのハウジングに圧接させる ことにより、ターミナル挿入部側への水の浸入を防止するようにしている。
【0003】
しかしながら、上記した従来構成のものでは、リテーナとシール部材とを別部 品として必要としているため、その分部品点数が多く、組み付けが面倒であり、 ひいてはコストが高くなる欠点があった。
【0004】 そこで、本考案の目的は、部品点数を少なくでき、それに伴い組み付けが容易 にでき、ひいてはコストを低減することができるコネクタを提供するにある。
【0005】
本考案のコネクタは、両端が開口したターミナル挿入部を有するハウジングと 、リード線の先端部に接続して設けられ、被係合部を有して前記ターミナル挿入 部にこれの一方側の開口部から挿入されるターミナルと、前記ハウジングに設け られ、前記ターミナル挿入部に挿入されたターミナルの被係合部に係合してその ターミナルを抜け止め状態に保持する弾性変形可能な係合爪と、前記ターミナル 挿入部の他方側の開口部側から該ターミナル挿入部の外周部に嵌合され、その嵌 合に伴い前記係合爪に係止してその係合爪の動きを拘束する係止部を一体に有す る合成樹脂製のリテーナと、前記ターミナル挿入部の外周部に嵌合するように前 記リテーナに成形により一体的に設けられ、前記ハウジングに嵌合される相手側 のハウジングに圧接する弾性材製のシール部材とを具備して成る構成としたもの である。
【0006】
上記した手段によれば、リテーナとシール部材とを1部品として扱うことがで きるから、その分部品点数を少なくでき、また、ハウジングに対する組み付けが 容易にできる。
【0007】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明する。 まず、図1には本考案が対象とする雌コネクタ1の組み立て状態の断面図を示 している。この雌コネクタ1のハウジング2は合成樹脂により形成されたもので あり、このハウジング2の略中央部には、左右両端部に開口部3a、3bを有し たターミナル挿入部3が複数個形成されている(図1には、ターミナル挿入部3 は1個のみ示されている)。そして、各ターミナル挿入部3の内部には、図1の 右側よりの部位に、弾性変形可能な係合爪4がハウジング2に一体成形により設 けられている。係合爪4とターミナル挿入部3の内面との間には、隙間が形成さ れている。
【0008】 ターミナル6は、リード線7の先端部にかしめにより接続して設けられており 、上記ターミナル挿入部3にこれの一方側である左側の開口部3a側から挿入さ れている。ターミナル6には下面側が開口した被係合部8が形成されており、こ の被係合部8が上記係合爪4に係合することにより、ターミナル6はターミナル 挿入部3に抜け止め状態に保持されている。リード線7の外周部にはシール用の ゴム栓9が取着されており、このゴム栓9の外周部がターミナル挿入部3の内周 面に圧接することにより、左側の開口部3a側からターミナル6側への水の浸入 を防止している。
【0009】 ターミナル挿入部3の外周部には、合成樹脂製の容器状をなすリテーナ10が 嵌合されている。このリテーナ10には、図2に示すように、内部に係止部11 が一体成形により設けられていると共に、左端部に挿入位置を規制するためのス トッパ部12が一体成形により設けられ、さらに右側面においてターミナル6と 対応する部位に孔13が形成されている。このリテーナ10は、ターミナル挿入 部3の他方側である右側の開口部3b側からターミナル挿入部3の外周部に嵌合 されていて、その嵌合状態で係止部11が係合爪4とターミナル挿入部3の内面 との間の隙間に挿入されて係合爪4に係止することにより、係合爪4の図1中上 下方向の動きを拘束している。
【0010】 そして、上記リテーナ10の左部には、弾性材、この場合ゴム製のシール部材 14が二重成形(二色成形)により一体的に設けられている。シール部材14の 外面側には2本の突条部15が形成されていて、これら突条部15は、雌コネク タ1のハウジング2に嵌合される、相手側である雄コネクタ16のハウジング1 7(図2に二点鎖線で示す)に圧接して、ターミナル挿入部3側への水の浸入を 防止する。
【0011】 雌コネクタ1のハウジング2と雄コネクタ16のハウジング17とを嵌合した 状態では、雄コネクタ16のターミナル18がリテーナ10の孔13及びターミ ナル挿入部3の右側の開口部3bを通して雌コネクタ1のターミナル6に挿入接 続される。
【0012】 上記した構成によれば、二重係止用のリテーナ10に防水用のシール部材14 を二重成形により一体的に設けるようにしたから、リテーナ10とシール部材1 4とを1部品として扱うことができ、よって、その分部品点数を少なくできると 共に、ハウジング2に対する組み付けが容易にでき、ひいてはコストを低減する ことが可能になる。
【0013】 なお、シール部材14としては、ゴムに限られず、弾性を有してシール性を発 揮するものであれば、軟質樹脂とすることもできる。
【0014】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、二重係止用のリテーナに防 水用のシール部材を成形により一体的に設けるようにしたから、それらリテーナ とシール部材とを1部品として扱うことができ、よって、その分部品点数を少な くできると共に、ハウジングに対する組み付けが容易にでき、ひいてはコストを 低減することが可能になるという優れた効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】リテーナの縦断側面図
2はハウジング、3はターミナル挿入部、3a、3bは
開口部、4は係合爪、6はターミナル、7はリード線、
8は被係合部、10はリテーナ、11は係止部、14は
シール部材である。
開口部、4は係合爪、6はターミナル、7はリード線、
8は被係合部、10はリテーナ、11は係止部、14は
シール部材である。
Claims (1)
- 【請求項1】 両端が開口したターミナル挿入部を有す
るハウジングと、 リード線の先端部に接続して設けられ、被係合部を有し
て前記ターミナル挿入部にこれの一方側の開口部から挿
入されるターミナルと、 前記ハウジングに設けられ、前記ターミナル挿入部に挿
入されたターミナルの被係合部に係合してそのターミナ
ルを抜け止め状態に保持する弾性変形可能な係合爪と、 前記ターミナル挿入部の他方側の開口部側から該ターミ
ナル挿入部の外周部に嵌合され、その嵌合に伴い前記係
合爪に係止してその係合爪の動きを拘束する係止部を一
体に有する合成樹脂製のリテーナと、 前記ターミナル挿入部の外周部に嵌合するように前記リ
テーナに成形により一体的に設けられ、前記ハウジング
に嵌合される相手側のハウジングに圧接する弾性材製の
シール部材とを具備して成るコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5985393U JPH0730471U (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5985393U JPH0730471U (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730471U true JPH0730471U (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=13125174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5985393U Pending JPH0730471U (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730471U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002015811A (ja) * | 2000-04-25 | 2002-01-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2012169149A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 防水コネクタ |
WO2022209790A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ハウジング、コネクタ、及びコネクタ付きケーブル |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP5985393U patent/JPH0730471U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002015811A (ja) * | 2000-04-25 | 2002-01-18 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP2012169149A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 防水コネクタ |
WO2022209790A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ハウジング、コネクタ、及びコネクタ付きケーブル |
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