JPH0730272Y2 - ベルトサンダのプラテンユニット - Google Patents
ベルトサンダのプラテンユニットInfo
- Publication number
- JPH0730272Y2 JPH0730272Y2 JP4427389U JP4427389U JPH0730272Y2 JP H0730272 Y2 JPH0730272 Y2 JP H0730272Y2 JP 4427389 U JP4427389 U JP 4427389U JP 4427389 U JP4427389 U JP 4427389U JP H0730272 Y2 JPH0730272 Y2 JP H0730272Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- platen unit
- belt sander
- platen
- elastic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、板材表面を研削、研磨加工するベルトサン
ダのうち特に被加工板材の送材方向に対して直角方向に
走行するベルト、所謂クロスベルトを有するベルトサン
ダのプラテンユニットに関する。
ダのうち特に被加工板材の送材方向に対して直角方向に
走行するベルト、所謂クロスベルトを有するベルトサン
ダのプラテンユニットに関する。
クロスベルトサンダでは通常のベルトサンダによる研磨
加工で被加工板材表面に生じる研磨斑や周期的加工斑を
消去するため、第3図に示すようなクロスベルト方式の
ベルトサンダを用いる。かかるクロスベルトを有するベ
ルトサンダはコンタクトロールとアイドラロールに巻装
されたベルト(これらの図は省略)や被加工板材の走行
方向に対してクロスする方向に走行するクロスベルト2
を備え、該クロスベルト2は駆動ロール3やテンション
ロール4及びハイスピードロール5及び6等に巻装して
ある。そして該クロスベルト2は表面の目詰まりを防止
するため揺動運動機構又は振動運動機構(図は省略)を
備えたプラテンユニット10で揺動或いは振動させつつ押
圧するようになっいる。
加工で被加工板材表面に生じる研磨斑や周期的加工斑を
消去するため、第3図に示すようなクロスベルト方式の
ベルトサンダを用いる。かかるクロスベルトを有するベ
ルトサンダはコンタクトロールとアイドラロールに巻装
されたベルト(これらの図は省略)や被加工板材の走行
方向に対してクロスする方向に走行するクロスベルト2
を備え、該クロスベルト2は駆動ロール3やテンション
ロール4及びハイスピードロール5及び6等に巻装して
ある。そして該クロスベルト2は表面の目詰まりを防止
するため揺動運動機構又は振動運動機構(図は省略)を
備えたプラテンユニット10で揺動或いは振動させつつ押
圧するようになっいる。
前記各ロールに巻装したクロスベルト2は第3図の二点
鎖線に示すようにその重さによって撓んで緩む傾向があ
る。更に第4図に示すように、前記各ロールの表面はク
ラウン加工されRが付いているためクロスベルトもこの
表面に沿って湾曲し搬送される板材Wの角部がその曲線
の一部に当接して研削される。その結果研磨加工の際被
加工板材Wは第5図や第6図に示すように、角の部分に
「面垂れ」を生じる。この「面垂れ」が生じると商品価
値が低下し、更に修正加工によるコストの上昇原因にな
るという問題がある。この考案はかかる課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とする所は板材と接触する
際には平らな状態で研磨し「面垂れ」を防止することの
出来るベルトサンダのプラテンユニットを提供すること
にある。
鎖線に示すようにその重さによって撓んで緩む傾向があ
る。更に第4図に示すように、前記各ロールの表面はク
ラウン加工されRが付いているためクロスベルトもこの
表面に沿って湾曲し搬送される板材Wの角部がその曲線
の一部に当接して研削される。その結果研磨加工の際被
加工板材Wは第5図や第6図に示すように、角の部分に
「面垂れ」を生じる。この「面垂れ」が生じると商品価
値が低下し、更に修正加工によるコストの上昇原因にな
るという問題がある。この考案はかかる課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とする所は板材と接触する
際には平らな状態で研磨し「面垂れ」を防止することの
出来るベルトサンダのプラテンユニットを提供すること
にある。
即ち、この考案は上記する課題を解決するために、ベル
トサンダのプラテンユニットが、送材方向に対して直角
方向に走行するクロスベルトを押圧するベルトサンダの
プラテンユニットであって、エア吸引装置に通じる空間
を形成した吸引ダクトと上面に該吸引ダクトを配置する
凹部を形成し下面に弾性体を配置するプラテンホルダと
該弾性体を被覆し前記プラテンホルダにその端部を係止
させたキャンバスとより成り、更に前記吸引ダクト下部
とプラテンホルダと弾性体及びキャンバスに一定間隔に
複数のエア穴を穿設したことを特徴とする。
トサンダのプラテンユニットが、送材方向に対して直角
方向に走行するクロスベルトを押圧するベルトサンダの
プラテンユニットであって、エア吸引装置に通じる空間
を形成した吸引ダクトと上面に該吸引ダクトを配置する
凹部を形成し下面に弾性体を配置するプラテンホルダと
該弾性体を被覆し前記プラテンホルダにその端部を係止
させたキャンバスとより成り、更に前記吸引ダクト下部
とプラテンホルダと弾性体及びキャンバスに一定間隔に
複数のエア穴を穿設したことを特徴とする。
ベルトサンダのプラテンユニットを上記手段とした時の
作用について添付図の符号を用いて説明すると次のよう
になる。
作用について添付図の符号を用いて説明すると次のよう
になる。
エア吸引装置(例えばブロワ、図示せず)を作動させる
と吸引ダクト15の空間15a及び該吸引ダクト15下部とプ
ラテンホルダ11と弾性体12とキャンバス13に穿設した穴
16部分は外部より低圧となる。そのため前記クロスベル
ト2が該穴16を介してプラテンユニット1のキャンバス
13に吸着される。このためクロスベルト2は板材を加工
する際プラテンユニット1側に密着した状態で研磨加工
することになり、弛んだり、湾曲することはなくなる。
と吸引ダクト15の空間15a及び該吸引ダクト15下部とプ
ラテンホルダ11と弾性体12とキャンバス13に穿設した穴
16部分は外部より低圧となる。そのため前記クロスベル
ト2が該穴16を介してプラテンユニット1のキャンバス
13に吸着される。このためクロスベルト2は板材を加工
する際プラテンユニット1側に密着した状態で研磨加工
することになり、弛んだり、湾曲することはなくなる。
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して
説明する。
説明する。
第1図はこの考案にかかるベルトサンダのプラテンユニ
ット1を装着したクロスベルトを有するベルトサンダの
要部正面図である。この図で加工される板材は紙面垂直
方向(クロスベルト2の下側矢印に対して直角方向)に
送材される。このプラテンユニット1は揺動運動機構又
は振動運動機構(図は省略)によって駆動されるが、内
部にエア吸引装置(例えばブロワ)に通じる空間15aを
形成したダクト15とプラテンホルダ11と弾性体12等より
構成される。
ット1を装着したクロスベルトを有するベルトサンダの
要部正面図である。この図で加工される板材は紙面垂直
方向(クロスベルト2の下側矢印に対して直角方向)に
送材される。このプラテンユニット1は揺動運動機構又
は振動運動機構(図は省略)によって駆動されるが、内
部にエア吸引装置(例えばブロワ)に通じる空間15aを
形成したダクト15とプラテンホルダ11と弾性体12等より
構成される。
第2図は第1図のA−A矢視断面図であって前記プラテ
ンユニット1の詳細な構成を示す。
ンユニット1の詳細な構成を示す。
前記プラテンホルダ11の上部には凹部11aが形成され、
該凹部11aには前記吸引ダクト15の下部が配置されるよ
うになっている。また、前記弾性体12はゴム、スポンジ
ゴム、フェルト等で製作され前記プラテンホルダ11の下
部に配置される。そして該弾性体12は、その端部を前記
プラテンホルダ11の側面にボルト14により係止されたキ
ャンバス13で被覆される。
該凹部11aには前記吸引ダクト15の下部が配置されるよ
うになっている。また、前記弾性体12はゴム、スポンジ
ゴム、フェルト等で製作され前記プラテンホルダ11の下
部に配置される。そして該弾性体12は、その端部を前記
プラテンホルダ11の側面にボルト14により係止されたキ
ャンバス13で被覆される。
また、前記吸引ダクト15の下部とプラテンホルダ11と弾
性体12及びキャンバス13にはこれらを貫きクロスベルト
2表面に達するエア穴16を一定間隔に複数箇所穿設して
ある。
性体12及びキャンバス13にはこれらを貫きクロスベルト
2表面に達するエア穴16を一定間隔に複数箇所穿設して
ある。
この考案のベルトサンダのプラテンユニットは以上のよ
うな構成からなるが、次にその作用について説明する。
うな構成からなるが、次にその作用について説明する。
エア吸引装置(例えばブロワ、図示せず)を作動させる
と吸引ダクト15の空間15a及び該吸引ダクト15下部とプ
ラテンホルダ11と弾性体12とキャンバス13に穿設した穴
16部分は外部より低圧となる。そのため前記クロスベル
ト2が該穴16を介してプラテンユニット1のキャンバス
13に吸着される。このためクロスベルト2は板材を加工
する際プラテンユニット1側に密着した状態で研磨加工
することになり、弛んだり、湾曲することはなくなる。
と吸引ダクト15の空間15a及び該吸引ダクト15下部とプ
ラテンホルダ11と弾性体12とキャンバス13に穿設した穴
16部分は外部より低圧となる。そのため前記クロスベル
ト2が該穴16を介してプラテンユニット1のキャンバス
13に吸着される。このためクロスベルト2は板材を加工
する際プラテンユニット1側に密着した状態で研磨加工
することになり、弛んだり、湾曲することはなくなる。
この考案にかかるベルトサンダのプラテンユニットは以
上詳述したような構成としたので、クロスベルトが駆動
ロールやハイスピードロール等の表面で湾曲していて
も、また自重で弛んでいても板材を研磨加工する際は平
らな状態で板材を研磨し、加工された板材に「面垂れ」
が生じることはなくなる。従って加工された板材の商品
価値が低下したり二次加工によるコストアップというこ
とも無くなる。
上詳述したような構成としたので、クロスベルトが駆動
ロールやハイスピードロール等の表面で湾曲していて
も、また自重で弛んでいても板材を研磨加工する際は平
らな状態で板材を研磨し、加工された板材に「面垂れ」
が生じることはなくなる。従って加工された板材の商品
価値が低下したり二次加工によるコストアップというこ
とも無くなる。
第1図はこの考案にかかるベルトサンダのプラテンユニ
ットを装着したクロスベルトサンダの要部正面図、第2
図は第1図のA−A矢視断面図、第3図は従来のクロス
ベルトを有するベルトサンダの要部正面図、第4図はク
ロスベルトを巻装するローラとクロスベルトの湾曲状態
を示す図、第5図は従来のクロスベルトを有するベルト
サンダで加工された円形板材の加工状態を示す図であっ
て第5図(A)は平面図、第5図(B)は正面図、第5
図(C)は第図5(B)の一部拡大図である。第6図は
従来のクロスベルトを有するベルトサンダで加工された
矩形板材の加工状態を示す図であって第6図(A)は平
面図、第6図(B)は正面図である。 1……プラテンユニット、2……クロスベルト 3……駆動ローラ、4……テンションローラ 5、6……ハイスピードローラ 11……プラテンホルダ、11a……凹部 12……弾性体、13……キャンバス 15……吸引ダクト、15a……空間 16……穴
ットを装着したクロスベルトサンダの要部正面図、第2
図は第1図のA−A矢視断面図、第3図は従来のクロス
ベルトを有するベルトサンダの要部正面図、第4図はク
ロスベルトを巻装するローラとクロスベルトの湾曲状態
を示す図、第5図は従来のクロスベルトを有するベルト
サンダで加工された円形板材の加工状態を示す図であっ
て第5図(A)は平面図、第5図(B)は正面図、第5
図(C)は第図5(B)の一部拡大図である。第6図は
従来のクロスベルトを有するベルトサンダで加工された
矩形板材の加工状態を示す図であって第6図(A)は平
面図、第6図(B)は正面図である。 1……プラテンユニット、2……クロスベルト 3……駆動ローラ、4……テンションローラ 5、6……ハイスピードローラ 11……プラテンホルダ、11a……凹部 12……弾性体、13……キャンバス 15……吸引ダクト、15a……空間 16……穴
Claims (1)
- 【請求項1】送材方向に対して直角方向に走行するクロ
スベルトを押圧するベルトサンダのプラテンユニットで
あって、エア吸引装置に通じる空間を形成した吸引ダク
トと上面に該吸引ダクトを配置する凹部を形成し下面に
弾性体を配置するプラテンホルダと該弾性体を被覆し前
記プラテンホルダにその端部を係止させたキャンバスと
より成り、更に前記吸引ダクト下部とプラテンホルダと
弾性体及びキャンバスに一定間隔に複数のエア穴を穿設
したことを特徴とするベルトサンダのプラテンユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4427389U JPH0730272Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | ベルトサンダのプラテンユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4427389U JPH0730272Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | ベルトサンダのプラテンユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02135153U JPH02135153U (ja) | 1990-11-09 |
JPH0730272Y2 true JPH0730272Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31557422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4427389U Expired - Lifetime JPH0730272Y2 (ja) | 1989-04-15 | 1989-04-15 | ベルトサンダのプラテンユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730272Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-15 JP JP4427389U patent/JPH0730272Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02135153U (ja) | 1990-11-09 |
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