JPH07302369A - 硬貨分離機 - Google Patents

硬貨分離機

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JPH07302369A
JPH07302369A JP11755994A JP11755994A JPH07302369A JP H07302369 A JPH07302369 A JP H07302369A JP 11755994 A JP11755994 A JP 11755994A JP 11755994 A JP11755994 A JP 11755994A JP H07302369 A JPH07302369 A JP H07302369A
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JP
Japan
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coin
coins
escape
straight
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP11755994A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kozo Sekimoto
孝三 関本
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Ace Denken KK
Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Ace Denken KK
Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬貨の汚れによる機能低下又は機能喪失を防
止した硬貨分離機を提供する。 【構成】 分離しようとする全金種の硬貨を起立状態で
斜め下方に転動させる導入路11と、導入路11から転
動する硬貨2a,2bの内、最大径の硬貨2bを除くほ
かの硬貨2aを直進させる直進路12と、導入路11を
転動する硬貨の内、最大径の硬貨2bのみの上部に接触
して、その硬貨の進行方向を反らす反らし部14とを備
え、かつ、その反らし部により反らされる硬貨を直進路
12から脱進させる脱進口13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投入口から投入された
硬貨、又は、ホッパから排出された硬貨を、金種ごとに
用意された金庫に収納するため、各硬貨の径の違いに基
づいて、機械的に金種ごとに分離する硬貨分離機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の硬貨分離機の一部を破断
して示す斜視図である。すなわち、この硬貨分離機CS
は、搬送ベルト1の端部から落下される硬貨2を受入れ
る受入れ口3を有する滑走路4を、滑走面5を斜めにし
て設置し、滑走面5に、各金種の硬貨の径より僅かに大
きい径を有して、1金種の硬貨のみが通過し得る分離孔
6a,6bを、順次径が大きくなる順序で配設してなる
ものである。
【0003】そして、搬送ベルト1により搬送されてく
る硬貨2を、その搬送ベルト1の端部から滑走路4の受
入れ口3に落下させ、硬貨を横にして滑走面5を滑走さ
せて、径の小さな第1金種の硬貨2aを先の分離孔6a
から下方のシュート7aより第1金種用金庫の方向に落
下させ、また、径の大きな第2金種の硬貨2bを後の分
離孔6bから下方のシュート7bより第2金種用金庫の
方向に落下させることにより、金種ごとに分離してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硬貨を
横にして滑走させるから、硬貨の汚れ等により滑走面5
に異物が付着し易く、異物の付着により滑走面の摩擦が
増大して、分離機能の低下又は喪失を招来し、あるいは
コインが停止することによりジャムを起こし復旧困難と
なるので、頻繁に滑走路内を清掃しなければならない、
という問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであり、滑り方式から転動方式に変えて、
硬貨の汚れによる機能低下又は機能喪失を防止した硬貨
分離機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による硬貨分離機は、分離しようとする全金
種の硬貨を起立状態で下方に転動させる導入路と、前記
導入路から転動する硬貨の内、最大径の硬貨を除くほか
の硬貨を直進させる直進路と、前記導入路を転動する硬
貨の内、最大径の硬貨のみの上部に接触して、その硬貨
の進行方向を反らす反らし部を備え、かつ、その反らし
部により反らされる硬貨を直進路から脱進させる脱進口
とを有することを特徴としている。
【0007】また、反らし部を備えた脱進口を直進路の
延長方向に複数個有し、各反らし部は、下流側になるに
連れて順次径の小さな硬貨のみに接触してその硬貨を反
らすものであることを特徴としている。
【0008】
【作用】硬貨投入口に投入された、又はホッパから排出
された複数金種の硬貨は、導入路を下流方向に直進路を
直進するように転動される。そして、最大径の硬貨は、
その上部が反らし部に接触して、直進路から反らされ、
脱進口から脱進する。径の小さな硬貨は、反らし部に接
触せずに直進路を直進される。従って、硬貨は、金種ご
とに分離される。
【0009】脱進口及び直進路の末端部をそれぞれシュ
ートを介して金庫に接続すれば、分離後の硬貨は金庫に
収納される。反らし部及び脱進口が複数個設けられた場
合は、径の大きい硬貨から順に各脱進口において直進路
から脱進され、分離される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明による硬貨分離機を示す斜視図で
ある。図2は、要部の平面図、図3は同要部の正面図、
図4は図2のX−X線断面図である。
【0011】図1は、2種類の硬貨を選別するように構
成された例を示す。新しい硬貨分離機NCSは、搬送ベ
ルト1の端部から落下される硬貨2を受入れる受入れ口
10と、その受入れ口10に落下した硬貨2を縦にして
転動させる導入路11と、その導入路から所要の距離を
持って斜め下方に延長する直進路12とを有している。
【0012】そして、直進路の途中に、側面に開放され
た脱進口13が形成され、その脱進口の上部に、導入路
からの硬貨の転動方向を斜めに横断するように湾曲して
形成されて、導入路及び直進路を転動する硬貨の内、最
大径の硬貨の上部に接触してその硬貨を脱進口から外側
に脱進するように反らす反らし部14が設けられてい
る。
【0013】導入路11の底面11aと、直進路12の
底面12aは、一体的に接続されている。また、直進路
12の端部に第1分岐路15が接続され、脱進口13の
外側に反らし部14により反らされた硬貨を受け入れる
第2分岐路16が接続されている。
【0014】上記の構成により、今、搬送ベルト1から
硬貨受入れ口10に落下した硬貨は、導入路11を起立
した状態で、その導入路の底面を転動する。そして、そ
の硬貨が径の小さい100円硬貨2aである場合は、そ
の転動する際に、図4に示すように硬貨2aの上部に反
らし部14が接触しないので、100円硬貨2aは直進
路12に向けて直進し、そのまま第1分岐路15を通過
して、下方に用意された100円硬貨用金庫17に収容
される。
【0015】また、搬送ベルト1から硬貨受入れ口10
に落下した硬貨が径の大きい500円硬貨2bである場
合は、導入路11から転動する際に、図4に示すように
その硬貨2bの上部が反らし部14に接触して、硬貨の
上部が反らされて、脱進口13から脱進され、第2分岐
路16内に案内され、その第2分岐路を通過して、下方
に用意された500円硬貨用金庫18に収容される。
【0016】上記のように、本発明によれば、硬貨は、
従来の横状態で滑走させるのに対して、縦状態で転動さ
せるので、その硬貨が汚れている場合にも、転動路に異
物が付着することが少なく、また、硬貨転動摩擦が著し
く少ない。そして、径の大きい硬貨は、反らし部により
機械的に転動方向を反らされるため、分離性能が確実で
ある。
【0017】上記の実施例では、導入路11は、その周
囲が壁で閉塞されていたから、硬貨の転動面が垂直であ
っても、換言すると、硬貨を完全に立てたままで転動さ
せても、脱進口13を直進路12方向に転動する硬貨に
不安定さが生じず、とくに問題はない。しかし、本発明
は、導入路が周囲を壁で閉塞されているものに限定され
る必要はない。転動面となる底面の幅方向片側にのみ案
内壁を備えたものでも良い。この場合は、硬貨を完全に
立てたままで転動させると、硬貨が不安定になり、とく
に径の小さな硬貨が脱進口において安定性を欠いて転動
すると、脱進口13から第2分岐路16方向に進行する
恐れがあり、分離信頼度が低下する。
【0018】そこで、転動する硬貨を片面でのみ案内す
る場合は、安定性を確保するために、図5に示すよう
に、その案内面19は、多少、斜めにする必要がある。
【0019】この場合の適度な傾斜角度γは、次のよう
にして求められる。図6は、横型と縦型の硬貨落下力の
比較をする説明図であり、(a)は、従来の硬貨分離機
の横型滑走方式における硬貨落下力を、(b)は、本発
明の硬貨分離機の縦型転動方式における硬貨落下力を説
明する。
【0020】図6において、斜面(滑走面又は転動面)
に添って働く力Fは、硬貨の重量をW、硬貨と案内面と
の間の摩擦係数をμとすると、次ぎの式で求められる。 横型 Fh=Wsinθ − μWcosθ 縦型 Fv=Wsinθ − μWcosθ しかし、式の形は同じでも、縦型の転がり抵抗μは、著
しく小さいので、μWcosθ の項は無視することが
でる。また、縦型転動方式における傾斜案内面19に添
って下方に働く力に抗する抵抗力Fbは、次の式で求め
られる。この力は硬貨の進行方向に対しても同じであ
り、 Fb= μWcosγ 従って、単位重量が斜面に添って下方に働く力は、次の
式で得られる。 横型 Fh= sinθ − μcosθ 縦型 Fv= sinθ − μcosγ 横型では、θを30°位、μ=0.3にすると、 Fh=sin30° −0.3cos30°=0.25 となる。縦型で同じ力を得るには、γ=70°として、 θ=sin-1(Fv+μcosγ)=20° となって、傾斜角度θが横型の場合よりも10°緩くて
も良いこととなる。もし、滑走面が汚れて μ=0.5
になったとすると、 Fh=sin30°−0.5cos30°=0.067 Fv=sin30°−0.5cos70°=0.33 となり、落下力は0.33/0.067=4.9倍、縦
型の方が強くなり、汚れに強いことが、計算上からも確
認することができる。横型と縦型のそれぞれの場合につ
いて、摩擦係数μと硬貨の落下力Fの関係を図7に示
す。硬貨に全く異物が付着していない時のμは、0.3
である。
【0021】図7から、横型の場合は、硬貨の異物付着
により摩擦抵抗が大きくなるに連れて、1g当たりの落
下力が低下する割合が増大し、落下力0.1(g)程度
になると、硬貨の分離性能に影響が出る。そのため、横
型の場合は、滑走面の傾斜角度θが25°以上、好まし
くは30°近傍である必要がある。
【0022】これに対して、縦型の場合は、案内面19
の傾斜角度θが30°の場合は、硬貨の異物付着により
摩擦係数μが0.7になっても、1g当たりの落下力は
0.3gが保持される。そして、縦型の場合の好ましい
傾斜角度は30〜20°であるが、40〜10°の範囲
が使用可能である。図7日ら明らかなように、縦型にお
いては、横型と同一傾斜角度で、格段に大きな落下力が
得られ、硬貨の汚れに対して強いことが理解される。
【0023】上記の実施例は、硬貨の種類が2種類の簡
単な例である。3種類以上の硬貨の選別に適用する場合
は、直進路12に長手方向に複数個の脱進口を設けると
共に、各脱進口に反らし部を、各反らし部が、順次径が
小さな1金種の硬貨のみの上部に接触する位置に設けれ
ばよい。これにより、径の大きい硬貨ほど先の脱進口か
ら脱進させて、それぞれ特定の金種に分離することがで
きる。また、硬貨の金種数が多い場合は、直進路12を
斜め下方に延長し、又は斜め下方に蛇行状に延長しても
良い。
【0024】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、硬貨が
立って転動し、径の大きい硬貨は反らし部により直進路
から脱進されるので、硬貨の汚れによる影響を受けるこ
となく、高い信頼度を以て硬貨を分離することができ
る。また、縦型であるので、設置空間に幅を取らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の要部の平面図である。
【図3】同要部の正面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】他の実施例の断面図である。
【図6】横型と縦型の硬貨落下力の比較をする説明図で
ある。
【図7】横型と縦型における、硬貨の落下力と摩擦との
関係を比較して示すグラフである。
【図8】従来の硬貨分離機の一部を破断して示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 搬送ベルト 2,2a,2b 硬貨 2a 100円硬貨 2b 500円硬貨 NCS 硬貨分離機 10 硬貨受入れ口 11 導入路 12 直進路 13 脱進口 14 反らし部 15 第1分岐路 16 第2分岐路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分離しようとする全金種の硬貨を起立状態
    で下方に転動させる導入路(11)と、前記導入路から
    転動する硬貨の内、最大径の硬貨を除くほかの硬貨を直
    進させる直進路(12)と、前記導入路を転動する硬貨
    の内、最大径の硬貨のみの上部に接触して、その硬貨の
    進行方向を反らす反らし部(14)を備え、かつ、その
    反らし部により反らされる硬貨を直進路から脱進させる
    脱進口(13)とを有することを特徴とする硬貨分離
    機。
  2. 【請求項2】反らし部(14)を備えた脱進口(13)
    を直進路(12)の延長方向に複数個有し、各反らし部
    は、下流側になるに連れて順次径の小さな硬貨のみに接
    触してその硬貨を反らすものであることを特徴とする請
    求項1記載の硬貨分離機。
JP11755994A 1994-05-06 1994-05-06 硬貨分離機 Pending JPH07302369A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11755994A JPH07302369A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 硬貨分離機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11755994A JPH07302369A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 硬貨分離機

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JPH07302369A true JPH07302369A (ja) 1995-11-14

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ID=14714819

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JP11755994A Pending JPH07302369A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 硬貨分離機

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JP (1) JPH07302369A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039571A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Kyoraku Sangyo Kk メダル分別装置
JP2015064913A (ja) * 2015-01-14 2015-04-09 株式会社バンダイ 収容物取出装置
JP2016154029A (ja) * 2016-04-01 2016-08-25 株式会社バンダイ 収容物取出装置
WO2018159175A1 (ja) * 2017-03-03 2018-09-07 株式会社日本コンラックス 硬貨選別装置

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