JPH07302258A - 電磁界強度算出装置 - Google Patents

電磁界強度算出装置

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JPH07302258A
JPH07302258A JP9536394A JP9536394A JPH07302258A JP H07302258 A JPH07302258 A JP H07302258A JP 9536394 A JP9536394 A JP 9536394A JP 9536394 A JP9536394 A JP 9536394A JP H07302258 A JPH07302258 A JP H07302258A
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健二 長瀬
Makoto Mukai
誠 向井
Shinichi Otsu
信一 大津
Kanji Nishino
関司 西野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、モーメント法に基づいて電気回路装
置の放射する電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置
に関し、高精度を実現しつつ高速に電磁界強度を算出で
きるようにすることを目的とする。 【構成】電気回路装置の持つプリント板に存在する金属
の面パターンを特性インピーダンスが概略等しい線パタ
ーンに変換したり、プリント板に存在する誘電体を等価
な容量を持つコンデンサに変換したり、プリント板に存
在する誘電体の内の電流路から遠いものを削除したり、
プリント板をメッシュ化していくときに電流の流れに沿
う形状で分割していくように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーメント法に基づい
て電気回路装置の放射する電磁界強度を算出する電磁界
強度算出装置に関し、特に、高精度を実現しつつ高速に
電磁界強度を算出できるようにする電磁界強度算出装置
に関する。
【0002】電気回路装置から不要放射される電波は、
テレビやラジオ等の他の電波と干渉することから、最
近、各国で厳しく規制されるようになってきた。このよ
うな規制の規格として、日本ではVCCI規格があり、
米国ではFCC規格があり、ドイツではVDE規格があ
る。
【0003】このような電波規制を満足させるために
は、シールド技術やフィルタ技術等のような種々の対策
技術を使う必要があり、これらの対策技術がどの程度電
波を減少させるかを定量的にシミュレートしていく必要
がある。これから、高い精度でもって電気回路装置の放
射する電磁界強度をシュレートできるようにする電磁界
強度算出装置の構築が叫ばれている。
【0004】
【従来の技術】任意形状の物体から放射される電磁界強
度は、物体各部に流れる電流が分かれば、公知の理論式
を用いて容易に計算することができる。この電流値は、
理論的には、マックスウェルの電磁波動方程式を与えら
れた境界条件の下で解くことで得られるものであるが、
任意形状物体を対象とした複雑な境界条件の下での直接
的な数式解は現在知られていない。
【0005】従って、現在の電磁界強度算出装置で用い
られている電流を求める解法は、難易の程度はあるにせ
よ、すべて近似的なものである。現在、この近似的な解
法として、微小ループアンテナ近似法と、分布定数線路
近似法と、モーメント法という3種類のものが知られて
いる。
【0006】微小ループアンテナ近似法は、波源回路と
負荷回路との間を接続する配線をループアンテナとして
扱い、ループ上の電流は平坦なものと仮定して、これを
集中定数回路の計算手法で求める方法である。図14
に、この微小ループアンテナ近似法の構成を図示する。
【0007】この微小ループアンテナ近似法による計算
は、最も簡単であるが、ループの寸法が電磁波の波長に
比べて無視できない条件では精度が極めて低下すること
から、現実には殆ど用いられていない。
【0008】一方、分布定数線路近似法は、1次元の構
造物として近似できる物体に対して、分布定数線路の方
程式を適用することで電流を求める方法である。計算は
比較的簡単であり、計算時間及び記憶容量も解析要素数
にほぼ比例して増加するに止まり、線路の反射や共振等
の現象も含めた解析ができることから、1次元の近似が
成立する物体については、高速・高精度の解析ができ
る。図15に、この分布定数線路近似法の構成を図示す
る。
【0009】この分布定数線路近似法による計算は、1
次元の構造物として近似できる物体については、高速・
高精度の解析ができるものの、近似できない物体につい
ては解析できないという問題点がある。
【0010】一方、モーメント法は、マックスウェルの
電磁波動方程式から導かれる積分方程式の解法の1つで
あり、3次元の任意形状物体を扱うことができる。具体
的には、物体を小さな要素に分割して電流の計算を行う
ものである。
【0011】このように、モーメント法が3次元の任意
形状物体を扱えることから、電磁界強度算出装置では、
モーメント法を使って、電気回路装置の放射する電磁界
強度を算出するという構成が有力である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁界強度算出装置では、モーメント法を適用すべく電
気回路装置をメッシュ化していくときに、規定の縦横比
(アスペクト化)を持つようにと各部分をそのまま単純
に矩形に分割していくという方法を採っている。すなわ
ち、電気回路装置の持つプリント板についても、電流の
向きを考慮することなく、図16に示すように、規定の
縦横比を持つようにと各部分をそのまま一律に矩形に分
割していく方法を採っているのである。
【0013】そして、従来の電磁界強度算出装置では、
電気回路装置の持つプリント板に存在する誘電体につい
ても、そのままメッシュ化する構成を採って、その表面
に流れる等価電流及び等価磁流を未知数とするモーメン
ト法の連立方程式を導出して、それを解いていくという
方法を採っている。
【0014】これから、従来の電磁界強度算出装置で
は、メッシュの数が多くなることで、モーメント法の連
立方程式を解くのに時間がかかるととともに、メモリ消
費量も大きいという問題点があった。
【0015】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、モーメント法に基づいて電気回路装置の放射
する電磁界強度を算出する構成を採るときにあって、高
精度を実現しつつ高速に電磁界強度を算出できるように
する新たな電磁界強度算出装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明により構成される電磁界
強度算出装置であって、モーメント法に基づいて解析対
象となる電気回路装置の放射する電磁界強度を算出す
る。
【0017】この電磁界強度算出装置1は、解析対象と
なる電気回路装置の構造体を入力する入力手段10と、
入力された電気回路装置の持つプリント板の構造体を変
更したり、入力された電気回路装置の構造体をメッシュ
に分割する処理を行う前処理手段11と、モーメント法
に基づいて解析対象となる電気回路装置の放射する電磁
界強度を算出する電磁界強度算出手段12と、算出され
た電磁界強度を出力する出力手段13とを備える。
【0018】前処理手段11は、変換手段110や、削
除手段111や、分割手段112を備える。この変換手
段110は、必要に応じて、電気回路装置の持つプリン
ト板に存在する金属の面パターンを線パターンに変換し
たり、プリント板に存在する誘電体を等価な容量を持つ
コンデンサに変換したりする。
【0019】削除手段111は、必要に応じて、電気回
路装置の持つプリント板に存在する誘電体の内、特定の
ものについては存在しないものとみなす処理を行う。分
割手段112は、入力された電気回路装置の構造体を規
定のアルゴリズムに従ってメッシュに分割する。
【0020】
【作用】本発明では、入力手段10により解析対象とな
る電気回路装置の構造体が入力されると、前処理手段1
1の変換手段110は、電気回路装置の持つプリント板
に存在する金属の面パターンを、特性インピーダンスが
概略等しくなる線パターンに変換したり、プリント板に
存在する誘電体を、その誘電体を挟む金属パターンが持
つ真空中の単位長さ当たりの容量をC0 、実効誘電率を
εeff で表すならば、単位長さ当たりの容量が「ΔC=
0eff −1)」で表される等価な容量のコンデンサ
に変換していく。
【0021】この変換手段110による変換処理に従っ
て、電気回路装置の持つプリント板の構造が等価な構造
を持ちつつ簡略なものに変換されることになる。一方、
前処理手段11の削除手段111は、電気回路装置の持
つプリント板に存在する誘電体の内、その誘電体を挟む
金属パターンから規定以上離れる領域のものについて
は、その表面にほとんど等価電流及び等価磁流が流れな
いことから存在しないものとみなしていく。
【0022】この削除手段111による削除処理に従っ
て、電気回路装置の持つプリント板の構造が実質同一の
まま簡略なものに変換されることになる。一方、前処理
手段11の分割手段112は、メッシュに分割していく
ときにあって、電気回路装置の持つプリント板に存在す
るグランド層の内の金属パターンとの接続領域について
は、接続点との間の電流の入出流形態にほぼ従う形状で
分割する。また、プリント板に存在するグランド層の内
の金属パターンと対向する領域については、その金属パ
ターンと平行形状を有して、その形状幅がその金属パタ
ーンから離れるに従って大きなものとなるようにと分割
する。また、誘電体がコンデンサに変換されるときにあ
って、プリント板に存在するグランド層の内の変換コン
デンサとの接続領域については、接続点との間の電流の
入出流形態にほぼ従う形状で分割する。
【0023】この分割手段112による分割処理に従っ
て、同一精度を維持しつつ、従来よりも大きなサイズの
メッシュに分割していくことが可能になる。前処理手段
11の処理が終了すると、電磁界強度算出手段12は、
先ず最初に、金属のみを解析対象とする場合には、要素
間の相互係数として、要素間の相互インピーダンスを算
出し、金属と誘電体とを解析対象とする場合には、要素
間の相互係数として、要素間の相互インピーダンス,相
互アドミッタンス,相互リアクションを算出する。
【0024】続いて、電磁界強度算出手段12は、算出
した相互係数を用いて、金属のみを解析対象とする場合
には、金属に流れる電流を未知数とするモーメント法の
連立方程式を導出し、金属と誘電体とを解析対象とする
場合には、金属に流れる電流と、誘電体の表面に流れる
等価電流,等価磁流とを未知数とするモーメント法の連
立方程式を導出する。
【0025】続いて、電磁界強度算出手段12は、導出
したモーメント法の連立方程式を解くことで、金属のみ
を解析対象とする場合には、金属に流れる電流を算出
し、金属と誘電体とを解析対象とする場合には、金属に
流れる電流と、誘電体の表面に流れる等価電流,等価磁
流とを算出して、この算出値から電気回路装置の放射す
る電磁界強度を計算する。
【0026】そして、この計算結果を受けて、出力手段
13は、計算された電磁界強度を例えば図式化して出力
する。このように、本発明では、モーメント法に基づい
て電気回路装置の放射する電磁界強度を算出するときに
あって、電気回路装置の持つプリント板を等価な簡略構
造に変換したり、実質同一の簡略構造に変換したり、電
流の流れを考慮しつつメッシュ化することで、同一精度
を維持しつつメッシュの数を大幅に減らすことができる
ようになることから、高精度を実現しつつ高速に電磁界
強度を算出できるようになる。
【0027】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図1でも説明したように、本発明では、解析対象と
なる電気回路装置の持つプリント板を、等価な簡略構造
に変換したり、実質同一の簡略構造に変換したり、電流
の流れを考慮しつつメッシュ化する構成を採るものであ
る。
【0028】図2に、この処理を実行するプリント板モ
デル生成機構20の一実施例を図示する。この実施例の
プリント板モデル生成機構20は、プリント板のCAD
データを受け取る入力処理部21と、プリント板に存在
する金属伝送路パターンのパターンモデルを生成するパ
ターンモデル生成部22と、プリント板に存在する誘電
体の誘電体モデルを生成する誘電体モデル生成部23
と、プリント板に存在するグランド層のグランド層モデ
ルを生成するグランド層モデル生成部24と、モーメン
ト法の計算機構に渡すデータを編集するデータ編集処理
部25と、端末30の発行する選択指示をパターンモデ
ル生成部22,誘電体モデル生成部23,グランド層モ
デル生成部24に通知する選択指示部26とから構成さ
れている。
【0029】図3に、パターンモデル生成部22の実行
する処理フローの一実施例、図4に、誘電体モデル生成
部23の実行する処理フローの一実施例、図5に、グラ
ンド層モデル生成部24の実行する処理フローの一実施
例を図示する。次に、これらの処理フローに従って、本
発明を詳細に説明する。
【0030】パターンモデル生成部22は、図3の処理
フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、入力
処理部21から周波数,パターン座標,パターン要素種
類等のプリント板情報を受け取り、周波数を抽出して波
長λを算出する。続いて、ステップ2で、受け取ったプ
リント板の持つ金属伝送路パターンを、例えば最も長い
ものでも波長λの1/10以下になるようにと分割する
ことで、金属伝送路パターンをメッシュ化する。
【0031】続いて、ステップ3で、選択指示部26か
らの金属伝送路パターン要素の選択指示が面要素指示で
あるのか線要素指示であるのかを判断して、面要素指示
であることを判断するとき、すなわち、メッシュ化した
面要素の金属伝送路パターンをそのまま使うという選択
指示であることを判断するときには、ステップ4に進ん
で、パターン幅,パターン座標を抽出し、続くステップ
5で、この抽出したパターン幅,パターン座標を使って
面要素の金属伝送路パターンを生成して処理を終了す
る。
【0032】一方、ステップ3で、選択指示部26から
の金属伝送路パターン要素の選択指示が線要素指示であ
ることを判断するとき、すなわち、メッシュ化した面要
素の金属伝送路パターンを線要素に変換して使うという
選択指示であることを判断するときには、ステップ6に
進んで、面要素の金属伝送路パターンを特性インピーダ
ンスが概略等しくなる線要素の金属伝送路パターンに変
換して、パターン幅,パターン座標を抽出し、続くステ
ップ7で、パターンの中点座標を計算し、続くステップ
8で、この抽出したパターン幅,パターン座標,中点座
標を使って線要素の金属伝送路パターンを生成して処理
を終了する。
【0033】このステップ6で実行する変換処理につい
て具体的に説明するならば、図6(a)に示すような線
形状の金属伝送路パターンの持つ特性インピーダンス
が、誘電体がない場合(真空中)には、
【0034】
【数1】
【0035】で表され、図6(b)に示すような面形状
の金属伝送路パターンの持つ特性インピーダンスが、誘
電体がない場合(真空中)には、
【0036】
【数2】
【0037】で表されて、この2つの式の値が「r≒w
/4」のときに等しくなることから、面要素の金属伝送
路パターンの面幅値を4で割った値を計算し、その面要
素の金属伝送路パターンをこの算出値を半径に持つ線要
素の金属伝送路パターンに変換していくことで行うこと
になる。
【0038】このようにして、パターンモデル生成部2
2は、要求に応じて、面要素の金属伝送路パターンを線
要素に変換しつつ、金属伝送路パターンをメッシュ化し
ていくよう処理するのである。
【0039】パターンモデル生成部22が処理を終了す
ると、誘電体モデル生成部23は、図4の処理フローに
示すように、先ず最初に、ステップ1で、選択指示部2
6からの指示が誘電体考慮を指示するものであるのか否
かを判断して、誘電体を考慮しない指示であることを判
断するときには、誘電体は存在しないものとみなしてそ
のまま処理を終了する。すなわち、誘電体の表面に流れ
る等価電流及び等価磁流を無視してモーメント法の実行
に入るべく準備するのである。
【0040】一方、誘電体考慮の指示であることを判断
するときには、ステップ2に進んで、選択指示部26か
らの指示が代用指示であるのか非代用指示であるのかを
判断して、非代用指示であることを判断するとき、すな
わち、誘電体をコンデンサで代用しない指示であること
を判断するときには、ステップ3に進んで、そのまま誘
電体をメッシュ化して誘電体要素の設定処理を行う。こ
のとき、選択指示部26から誘電体の一部削除の指示が
あるときには、図7に示すように、金属伝送路パターン
から規定以上離れる領域の誘電体については、その表面
にほとんど等価電流及び等価磁流が流れないことから存
在しないものとみなしていく処理を行う。
【0041】一方、ステップ2での指示が代用指示であ
ることを判断するとき、すなわち、誘電体をコンデンサ
で代用する指示であることを判断するときには、ステッ
プ4に進んで、コンデンサの挿入位置座標を計算する。
誘電体から変換するコンデンサは、例えば金属伝送路パ
ターン要素の中心に挿入される構成が採られるので、こ
の挿入位置座標を計算するのである。なお、このコンデ
ンサの挿入位置は、金属伝送路パターン要素の中心に限
られるものではなくて、両端や任意の位置に設定するこ
とが可能である。
【0042】続いて、ステップ5で、作成するコンデン
サを接続するための要素を生成する。コンデンサは、金
属伝送路パターン要素の挿入位置からグランド層に垂直
に下ろす線の中央部に配置する構成を採るので、このた
めの接続要素を生成するのである。続いて、ステップ6
で、金属伝送路パターン要素のパターン幅wと、グラン
ド層からの高さhと、誘電体の誘電率εr とを抽出す
る。
【0043】続いて、ステップ7で、ステップ6で抽出
したパターン幅w,高さh,誘電率εr を使って、誘電
体に代えて挿入するコンデンサの容量ΔC(単位長さ当
たりの容量)を計算し、続くステップ8で、この算出し
た容量ΔCと金属伝送路パターンの要素長との掛け算値
で表される容量を持つコンデンサを、誘電体に代えて挿
入して処理を終了する。
【0044】このステップ7で実行する容量ΔCの算出
処理について具体的に説明するならば、誘電体がない場
合(真空中)の伝送路の単位長さ当たりの容量をC、単
位長さ当たりのインダクタンスをLで表すならば、特性
インピーダンスは、 Z0 =(L0 /C0 1/2 で表されるが、誘電体が存在する場合には、線路容量が
増加するので、特性インピーダンスは、 Z0 ' =〔L0 /(C0 +ΔC)〕1/2 で表される。
【0045】一方、この特性インピーダンスZ0 ' は、
実効誘電率εeff を用いると、 Z0 ' =(εeff -1/2(L0 /C0 1/2 と表される。従って、この2つの特性インピーダンスZ
0 ' の式から εeff 0 =C0 +ΔC すなわち、 ΔC=C0 (εeff −1) が求められる。ここで、実効誘電率εeff は、よく知ら
れているように、
【0046】
【数3】
【0047】で求められるものである。この容量ΔCを
持つコンデンサが、誘電体と等価なものとなる。例え
ば、半径がr、グランド層からの高さがhの線状の金属
伝送路パターンの真空中での容量C0 は、真空の誘電率
をε0(=8.854185×10-12 F/m)とすると、
【0048】
【数4】
【0049】と表されるので、その金属伝送路パターン
とグランド層との間に存在する誘電体は、この容量C0
を、 ΔC=C0 (εeff −1) に代入することで求まる容量ΔCを持つコンデンサと等
価なものとなるのである。
【0050】このようにして、誘電体モデル生成部23
は、要求に応じて、誘電体を等価な容量を持つコンデン
サに変換していくよう処理するのである。これから、誘
電体モデル生成部23の処理に従って誘電体がコンデン
サに変換されと、大幅にメッシュ数を減らせることにな
る。
【0051】誘電体モデル生成部23が処理を終了する
と、グランド層モデル生成部24は、図5の処理フロー
に示すように、先ず最初に、ステップ1で、選択指示部
26からの指示が等比分割を指示するものであるのか否
かを判断して、等比分割指示でないことを判断するとき
には、ステップ2に進んで、金属伝送路パターンとの接
続領域以外の領域を、従来技術のように規定の縦横比の
矩形に分割していくことでメッシュ化する。
【0052】続いて、ステップ3で、電流の流入,流出
部分である金属伝送路パターンとの接続領域を抽出し、
続くステップ4で、この抽出した領域を接続点から放射
状に分割していくことでメッシュ化する。すなわち、金
属伝送路パターンとの接続領域については、電流の流れ
に沿う形でメッシュ化していくのである。このようなメ
ッシュ化構成を採ることで、メッシュ数を大幅に削減で
きるようになる。
【0053】一方、ステップ1での指示が等比分割指示
であることを判断するときには、ステップ5に進んで、
対となる金属伝送路パターンのパターン幅を抽出し、続
くステップ6で、その金属伝送路パターンのパターン座
標を抽出する。続いて、ステップ7で、金属伝送路パタ
ーンとの接続領域以外の領域の要素幅(金属伝送路パタ
ーンと直交する方向の要素幅)を計算する。この要素幅
は、金属伝送路パターンから離れるに従って大きくなる
ようにと算出され、例えば、等比的に増大する形態に従
って算出されることになる。
【0054】続いて、ステップ8で、電流の流入,流出
部分である金属伝送路パターンとの接続領域を抽出し、
続くステップ9で、この抽出した接続領域以外の領域に
ついては、対となる金属伝送路パターンと平行形状を有
して、ステップ7で計算した要素幅を持つようにと分割
してメッシュ化するとともに、この抽出した接続領域に
ついては、接続点から放射状に分割してメッシュ化す
る。すなわち、金属伝送路パターンとの接続領域以外の
領域についても電流の流れに沿う形でメッシュ化してい
くとともに、金属伝送路パターンから離れる領域につい
ては、流れる電流が小さく影響度も小さいことから、大
きなメッシュとなるようにと分割していくのである。こ
のようなメッシュ化構成を採ることで、メッシュ数を大
幅に削減できるようになる。
【0055】このようにして、グランド層モデル生成部
24は、グランド層の内の金属伝送路パターンとの接続
領域については放射状に分割してメッシュ化していくと
ともに、それ以外の領域については、要求に応じて、金
属伝送路パターンと平行形状を有して、金属伝送路パタ
ーンから離れるに従って大きな要素幅を持つように分割
してメッシュ化していくよう処理するのである。
【0056】なお、グランド層モデル生成部24は、誘
電体モデル生成部23の処理に従って、金属伝送路パタ
ーンとグランド層との間にコンデンサが挿入されるとき
には、電流の流れに沿う形でメッシュ化すべく、そのコ
ンデンサとの接続点が三角形の頂点になるようにとグラ
ンド層をメッシュ化していくよう処理することもある。
【0057】図8及び図9に、このような処理を実行す
るプリント板モデル生成機構20の実行処理の具体例を
図示する。図8(a)に示す具体例は、誘電体の存在を
無視して、面形状の金属伝送路パターンをそのまま分割
し、グランド層の内の金属伝送路パターンとの接続領域
については放射状に分割し、それ以外の領域について
は、金属伝送路パターンと平行形状を有して、金属伝送
路パターンから離れるに従って大きな要素幅を持つよう
に分割した例である。
【0058】図8(b)に示す具体例は、面形状の金属
伝送路パターンをそのまま分割し、金属伝送路パターン
とグランド層との間の誘電体をコンデンサに変換した例
である。
【0059】図9(a)に示す具体例は、面形状の金属
伝送路パターンを線形状に変換して分割し、あるいは、
本来の線形状の金属伝送路パターンをそのまま分割し、
金属伝送路パターンとグランド層との間の誘電体をコン
デンサに変換し、グランド層の内の金属伝送路パターン
との接続領域については放射状に分割し、それ以外の領
域については、変換したコンデンサとの接続点が三角形
の頂点になるようにと分割した例である。
【0060】図9(b)に示す具体例は、面形状の金属
伝送路パターンをそのまま分割し、金属伝送路パターン
とグランド層との間の誘電体をコンデンサに変換し、グ
ランド層の内の金属伝送路パターンとの接続領域につい
ては放射状に分割し、それ以外の領域については、変換
したコンデンサとの接続点で区画しつつ、金属伝送路パ
ターンと平行形状を有して、金属伝送路パターンから離
れるに従って大きな要素幅を持つように分割した例であ
る。
【0061】このようにして、プリント板モデル生成機
構20の実行処理に従ってプリント板のモーメント法モ
デルが生成されると、電磁界強度算出装置1は、解析対
象となる電気回路装置が持つプリント板以外のケーブル
や金属筐体等の金属構造物をメッシュ化して、この金属
構造物のメッシュモデルと、プリント板モデル生成機構
20の生成したプリント板モデルとからモーメント法の
連立方程式を導出し、それを解くことで金属に流れる電
流と、誘電体の表面に流れる等価電流及び等価磁流を求
めて、これを使って、電気回路装置の放射する電磁界強
度を算出していくよう処理する。
【0062】すなわち、電磁界強度算出装置1は、先ず
最初に、分割した金属同士の相互インピーダンスZ0 CC
と、分割した金属と誘電体との相互インピーダンスZ0
Cd,Z0 dcと、分割した誘電体同士の相互インピーダン
スZ0 dd,Zd ddと、分割した誘電体同士の相互アドミ
ッタンスY0 dd,Yd ddと、分割した金属と誘電体との
相互リアクションB0 Cd,B0 dcと、分割した誘電体同
士の相互リアクションB0 dd,Bd ddとを算出する。
【0063】ここで、肩付き文字“0”は空気中での計
算値を表し、肩付き文字“d”は誘電体中での計算値を
表し、添え字“c”は金属を表し、添え字“d”は誘電
体を表し、添え字“cc”は、金属から金属への相互関
係を表し、添え字“dd”は、誘電体から誘電体への相
互関係を表し、添え字“cd”は、誘電体から金属への
相互関係を表し、添え字“dc”は、金属から誘電体へ
の相互関係を表している。
【0064】続いて、この算出した相互インピーダン
ス,相互アドミッタンス,相互リアクションと、プリン
ト板の持つ波源Vと、分割した金属に流れる電流I
c と、分割した誘電体の表面に流れる等価電流Id と、
分割した誘電体の表面に流れる等価磁流Mとを使い、金
属の表面電界値がゼロを示すという境界条件から導かれ
るモーメント法の連立方程式 〔Z0 CC〕〔Ic 〕+〔Z0 Cd〕〔Id 〕+〔B0 Cd
〔M〕=〔V〕 と、誘電体の境界面の両側で電界の接線成分が等しいと
いう境界条件から導かれるモーメント法の連立方程式 〔Z0 dc〕〔Ic 〕+〔Z0 dd+Zd dd〕〔Id 〕+
〔B0 dd+Bd dd〕〔M〕=
〔0〕 と、誘電体の境界面の両側で磁界の接線成分が等しいと
いう境界条件から導かれるモーメント法の連立方程式 〔B0 dc〕〔Ic 〕+〔B0 dd+Bd dd〕〔Id 〕+
〔−Y0 dd−Yd dd〕〔M〕=
〔0〕 とを導出する。
【0065】そして、このモーメント法の連立方程式を
解くことで、金属に流れる電流Icと、分割した誘電体
の表面に流れる等価電流Id と、分割した誘電体の表面
に流れる等価磁流Mとを求めて、これらの値から、電気
回路装置の放射する電磁界強度を算出するのである。
【0066】最後に、本発明の有効性を確認するために
行ったシミレーション結果について説明する。このシミ
ュレーションでは、図10に示す構造のプリント板を想
定し、このプリント板が、図11に示すソース,ロード
の回路(周波数:500MHz)を持つことを想定し
て、従来技術に従って図12(a)に示すようなプリン
ト板モデルを生成するとともに、本発明に従って図12
(b)に示すようなプリント板モデルを生成して、この
2つのプリント板モデルの放射する電磁界強度をミュレ
ートして、それを実測値と比較することで行った。
【0067】図13に、このシミレーションで生成した
電磁界放射パターンを図示する。観測点との距離は10
m、観測点の高さ位置は1mである。図中の黒丸,白丸
が実測値、破線が、従来技術に従う図12(a)に示す
プリント板モデルからシミュレートされた電磁界強度、
実線が、本発明に従う図12(b)に示すプリント板モ
デルからシミュレートされた電磁界強度である。
【0068】このシミレーションから、本発明を用いる
ことで、電気回路装置の放射する電磁界強度を正確に、
しかも、3倍以上の高速な計算時間でもって算出できる
ことが確認された。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モーメント法に基づいて電気回路装置の放射する電磁界
強度を算出するときにあって、電気回路装置の持つプリ
ント板を等価な簡略構造に変換したり、実質同一の簡略
構造に変換したり、電流の流れを考慮しつつメッシュ化
することで、同一精度を維持しつつメッシュの数を大幅
に減らすことができるようになることから、高精度を実
現しつつ高速に電磁界強度を算出できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】プリント板モデル生成機構の一実施例である。
【図3】パターンモデル生成部の実行する処理フローで
ある。
【図4】誘電体モデル生成部の実行する処理フローであ
る。
【図5】グランド層モデル生成部の実行する処理フロー
である。
【図6】金属伝送路パターンの説明図である。
【図7】誘電体一部削除処理の説明図である。
【図8】プリント板モデル生成機構の実行処理の説明図
である。
【図9】プリント板モデル生成機構の実行処理の説明図
である。
【図10】シミュレーションの説明図である。
【図11】シミュレーションの説明図である。
【図12】シミュレーションの説明図である。
【図13】シミュレーションの説明図である。
【図14】微小ループアンテナ近似法の説明図である。
【図15】分布定数線路近似法の説明図である。
【図16】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 電磁界強度算出装置 10 入力手段 11 前処理手段 12 電磁界強度算出手段 13 出力手段 110 変換手段 111 削除手段 112 分割手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 関司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーメント法に基づいて電気回路装置の
    放射する電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置にお
    いて、 電気回路装置の持つプリント板に存在する金属の面パタ
    ーンを、線パターンに変換していくことで、モーメント
    法の連立方程式を導出していくよう構成されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁界強度算出装置にお
    いて、 金属の面パターンを、特性インピーダンスが概略等しく
    なる線パターンに変換していくよう構成されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  3. 【請求項3】 モーメント法に基づいて電気回路装置の
    放射する電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置にお
    いて、 電気回路装置の持つプリント板に存在する誘電体を、等
    価な容量を持つコンデンサに変換していくことで、モー
    メント法の連立方程式を導出していくよう構成されるこ
    とを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電磁界強度算出装置にお
    いて、 誘電体を挟む金属パターンが持つ真空中の単位長さ当た
    りの容量をC0 、実効誘電率をεeff で表すならば、誘
    電体を、単位長さ当たりの容量が「ΔC=C0eff
    1)」で表されるコンデンサに変換していくよう構成さ
    れることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の電磁界強度算出装
    置において、 電気回路装置の持つプリント板に存在するグランド層を
    メッシュに分割するときにあって、変換したコンデンサ
    とグランド層との接続領域については、接続点との間の
    電流の入出流形態に概略従う形状で分割していくこと
    で、モーメント法の連立方程式を導出していくよう構成
    されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  6. 【請求項6】 モーメント法に基づいて電気回路装置の
    放射する電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置にお
    いて、 電気回路装置の持つプリント板に存在するグランド層を
    メッシュに分割するときにあって、金属パターンとの接
    続領域については、接続点との間の電流の入出流形態に
    概略従う形状で分割していくことで、モーメント法の連
    立方程式を導出していくよう構成されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  7. 【請求項7】 モーメント法に基づいて電気回路装置の
    放射する電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置にお
    いて、 電気回路装置の持つプリント板に存在するグランド層を
    メッシュに分割するときにあって、金属パターンと対向
    する領域については、該金属パターンと平行形状を有し
    て、その形状幅が該金属パターンから離れるに従って大
    きなものとなるようにと分割していくことで、モーメン
    ト法の連立方程式を導出していくよう構成されること
    を、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電磁界強度算出装置にお
    いて、 金属パターンから離れるに従って、グランド層の分割幅
    が等比的に拡大されるよう構成されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
  9. 【請求項9】 モーメント法に基づいて電気回路装置の
    放射する電磁界強度を算出する電磁界強度算出装置にお
    いて、 電気回路装置の持つプリント板に存在する誘電体の内、
    該誘電体を挟む金属パターンから規定以上離れる領域の
    ものについては、存在しないものとみなしていくこと
    で、モーメント法の連立方程式を導出していくよう構成
    されることを、 特徴とする電磁界強度算出装置。
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