JPH07302164A - ペン入力用液晶表示装置 - Google Patents
ペン入力用液晶表示装置Info
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- JPH07302164A JPH07302164A JP11456394A JP11456394A JPH07302164A JP H07302164 A JPH07302164 A JP H07302164A JP 11456394 A JP11456394 A JP 11456394A JP 11456394 A JP11456394 A JP 11456394A JP H07302164 A JPH07302164 A JP H07302164A
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- shield member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液晶表示装置を構成するバックライトから発
生する雑音によるデジタイザの回路の誤動作を防止す
る。 【構成】 雑音の発生源であるバックライト自体に雑音
シールド部材を設けると共にこのシールド部材をアース
電位にする。 【効果】 バックライトより発生する雑音のデジタイザ
の回路への影響がなくなり液晶表示装置としての誤動作
がなくなり信頼性が向上する。
生する雑音によるデジタイザの回路の誤動作を防止す
る。 【構成】 雑音の発生源であるバックライト自体に雑音
シールド部材を設けると共にこのシールド部材をアース
電位にする。 【効果】 バックライトより発生する雑音のデジタイザ
の回路への影響がなくなり液晶表示装置としての誤動作
がなくなり信頼性が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ペン入力用液晶表示
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペン入力用液晶表示装置は、液晶表示素
子に電磁誘導方式のデジタイザを付設して、ペンによる
入力を可能にしたものである。従来のペン入力用液晶表
示装置の断面図を図6に示す。図において、液晶表示素
子1は、対向面に透光性電極を形成した上下一対の電極
基板2、3と、この電極基板2と3にはさまれた液晶4
と、電極基板2、3の外側に設けられた偏光板5、6と
から構成されている。また上記液晶表示素子1の横側に
は、バックライト7と反射板8からなるバックライト部
9が設けられ、バックライト7の発光を拡散板10を通
して拡散させ、液晶表示素子1の下面全面に照射し、表
示すべきパターンを暗所でも明示可能となるような構成
となっている。なお、11はペン入力用液晶表示装置の
外装部材である。また、12は上記液晶表示素子1を駆
動する駆動回路を装着した液晶駆動回路基板であり、1
3はデジタイザの回路基板である。
子に電磁誘導方式のデジタイザを付設して、ペンによる
入力を可能にしたものである。従来のペン入力用液晶表
示装置の断面図を図6に示す。図において、液晶表示素
子1は、対向面に透光性電極を形成した上下一対の電極
基板2、3と、この電極基板2と3にはさまれた液晶4
と、電極基板2、3の外側に設けられた偏光板5、6と
から構成されている。また上記液晶表示素子1の横側に
は、バックライト7と反射板8からなるバックライト部
9が設けられ、バックライト7の発光を拡散板10を通
して拡散させ、液晶表示素子1の下面全面に照射し、表
示すべきパターンを暗所でも明示可能となるような構成
となっている。なお、11はペン入力用液晶表示装置の
外装部材である。また、12は上記液晶表示素子1を駆
動する駆動回路を装着した液晶駆動回路基板であり、1
3はデジタイザの回路基板である。
【0003】上記液晶表示装置に使用するバックライト
部9を構成するバックライト7は、比較的大形で、高照
度のものが要求され300V程度の高電圧交流で駆動さ
れる。このため、このバックライト7から放射される雑
音電波、あるいは静電誘導の強さも大きい。また、この
雑音の周波数も数KHz乃至数10KHzにもなり、こ
れが液晶表示素子1の電極2、3に雑音として作用し
て、液晶表示装置の誤表示の要因となっていた。この誤
表示の要因となるバックライト7から発生する雑音対策
として<特開平3−45985>や<特開平2−139
23>においては、バックライト部9を囲んでいる液晶
表示素子1や反射板8にシールド部材を設け、雑音を受
ける側を全面シールドすることにより、バックライト7
から発生する雑音の影響を抑えて、液晶表示装置の誤表
示を防止するようにしている。
部9を構成するバックライト7は、比較的大形で、高照
度のものが要求され300V程度の高電圧交流で駆動さ
れる。このため、このバックライト7から放射される雑
音電波、あるいは静電誘導の強さも大きい。また、この
雑音の周波数も数KHz乃至数10KHzにもなり、こ
れが液晶表示素子1の電極2、3に雑音として作用し
て、液晶表示装置の誤表示の要因となっていた。この誤
表示の要因となるバックライト7から発生する雑音対策
として<特開平3−45985>や<特開平2−139
23>においては、バックライト部9を囲んでいる液晶
表示素子1や反射板8にシールド部材を設け、雑音を受
ける側を全面シールドすることにより、バックライト7
から発生する雑音の影響を抑えて、液晶表示装置の誤表
示を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7は、上記<特開平
3−45985>に開示された技術を図6に示したペン
入力用液晶表示装置に適用したときの断面図である。図
において、14が図6に対して新たに追加された雑音対
策用のシールド部材である。なお、図6と同一または、
同等のものは同じ符号を付して説明を省略する。
3−45985>に開示された技術を図6に示したペン
入力用液晶表示装置に適用したときの断面図である。図
において、14が図6に対して新たに追加された雑音対
策用のシールド部材である。なお、図6と同一または、
同等のものは同じ符号を付して説明を省略する。
【0005】ところで、図7に示すような液晶駆動回路
基板12とデジタイザの回路基板13との間にプレーン
状にシールド部材14を設けた構造では、ペン入力用の
デジタイザとして、位置検出精度の高い電磁誘導方式デ
ジタイザを用いる場合に、バックライト7から発生する
雑音対策用に設けたシールド部材14がペンからの電磁
波を遮蔽するため、ペン入力ができなくなる、という欠
点がある。すなわち、上記<特開平3−45985>や
<特開平2−13923>で開示された技術は、バック
ライトから発生する雑音が液晶駆動回路基板12へ悪影
響をもたらして液晶表示装置が誤動作するのを防止する
ことを目的とするものであり、デジタイザを備えた液晶
表示装置を考慮してなされたものではないため、デジタ
イザとして抵抗膜方式または静電容量方式のデジタイザ
を使用するときは、上記のように誤表示を防止するため
に液晶駆動回路基板12とデジタイザの回路基板13の
間にプレーン状にシールド部材14を設けることは有効
であるが、デジタイザとして電磁誘導方式を採用したも
のに対してはむしろ害がある。
基板12とデジタイザの回路基板13との間にプレーン
状にシールド部材14を設けた構造では、ペン入力用の
デジタイザとして、位置検出精度の高い電磁誘導方式デ
ジタイザを用いる場合に、バックライト7から発生する
雑音対策用に設けたシールド部材14がペンからの電磁
波を遮蔽するため、ペン入力ができなくなる、という欠
点がある。すなわち、上記<特開平3−45985>や
<特開平2−13923>で開示された技術は、バック
ライトから発生する雑音が液晶駆動回路基板12へ悪影
響をもたらして液晶表示装置が誤動作するのを防止する
ことを目的とするものであり、デジタイザを備えた液晶
表示装置を考慮してなされたものではないため、デジタ
イザとして抵抗膜方式または静電容量方式のデジタイザ
を使用するときは、上記のように誤表示を防止するため
に液晶駆動回路基板12とデジタイザの回路基板13の
間にプレーン状にシールド部材14を設けることは有効
であるが、デジタイザとして電磁誘導方式を採用したも
のに対してはむしろ害がある。
【0006】すなわち、デジタイザとして電磁誘導方式
を採用し、かつペン入力が可能な液晶表示装置におい
て、デジタイザの回路基板13の回路をバックライト7
の発生する雑音から保護する有効な手段が従来はなかっ
た。したがって、このような状態(特段の対策を施さな
い状態)でペン入力によりデジタイザの回路基板13の
回路を動作させると、ペンの入力位置に対して検知され
る点の座標がふらついてジッタ現象が生じるという問題
があった。
を採用し、かつペン入力が可能な液晶表示装置におい
て、デジタイザの回路基板13の回路をバックライト7
の発生する雑音から保護する有効な手段が従来はなかっ
た。したがって、このような状態(特段の対策を施さな
い状態)でペン入力によりデジタイザの回路基板13の
回路を動作させると、ペンの入力位置に対して検知され
る点の座標がふらついてジッタ現象が生じるという問題
があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、バックライト7から発生する雑
音によって、液晶駆動回路が影響を受けないようにする
と共にデジタイザの回路基板が影響を受けないようにし
て、バックライトから発生する雑音によって誤動作する
ことのないペン入力用液晶表示装置を提供することを目
的とする。
ためになされたもので、バックライト7から発生する雑
音によって、液晶駆動回路が影響を受けないようにする
と共にデジタイザの回路基板が影響を受けないようにし
て、バックライトから発生する雑音によって誤動作する
ことのないペン入力用液晶表示装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるペン入
力用液晶表示装置は、雑音を発生する側のバックライト
自体を雑音シールド部材により覆うと共に、このシール
ド部材の電位をアース電位になるようにしたものであ
る。すなわち、ペン入力液晶表示装置全体として見る
と、雑音の影響を受ける側を全面シールドするのではな
く、局所的にシールドすることを特徴としている。
力用液晶表示装置は、雑音を発生する側のバックライト
自体を雑音シールド部材により覆うと共に、このシール
ド部材の電位をアース電位になるようにしたものであ
る。すなわち、ペン入力液晶表示装置全体として見る
と、雑音の影響を受ける側を全面シールドするのではな
く、局所的にシールドすることを特徴としている。
【0009】また、シールド部材としてプラスチックフ
ィルムによりバックライトを覆うようにしたものであ
る。
ィルムによりバックライトを覆うようにしたものであ
る。
【0010】また、シールド部材として透明導電膜を用
いて、スパッタリング等によりバックライトを覆うよう
にしたものである。
いて、スパッタリング等によりバックライトを覆うよう
にしたものである。
【0011】また、シールド部材として銀粒子や銅粒子
等の導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂をバックライトにコ
ーティングしたものである。
等の導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂をバックライトにコ
ーティングしたものである。
【0012】また、シールド部材として、バックライト
表面のデジタイザに面する部分にバックライトの軸方向
にテープ状に透明導電膜を設けるようにしたものであ
る。
表面のデジタイザに面する部分にバックライトの軸方向
にテープ状に透明導電膜を設けるようにしたものであ
る。
【0013】また、シールド部材として、銀粒子や銅粒
子等の導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂をバックライト表
面のデジタイザに面する部分にバックライトの軸方向に
テープ状に設けるようにしたものである。
子等の導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂をバックライト表
面のデジタイザに面する部分にバックライトの軸方向に
テープ状に設けるようにしたものである。
【0014】また、シールド部材である透明導電膜の上
にフッソ系樹脂をコーティングするようにしたものであ
る。
にフッソ系樹脂をコーティングするようにしたものであ
る。
【0015】
【作用】上記のように、シールド部材により雑音の発生
源であるバックライトを覆ったシールド部材が雑音の発
生源の近傍で雑音を遮蔽することで、雑音の液晶駆動回
路基板及びデジタイザ回路基板への影響がなくなり液晶
駆動回路及びデジタイザの回路の誤動作がなくなる。
源であるバックライトを覆ったシールド部材が雑音の発
生源の近傍で雑音を遮蔽することで、雑音の液晶駆動回
路基板及びデジタイザ回路基板への影響がなくなり液晶
駆動回路及びデジタイザの回路の誤動作がなくなる。
【0016】また、バックライトを覆ったプラスチック
フィルムがシールド部材となり、バックライトから発生
する雑音を遮蔽して液晶駆動回路基板及びデジタイザ回
路基板へ影響するのを防止する。
フィルムがシールド部材となり、バックライトから発生
する雑音を遮蔽して液晶駆動回路基板及びデジタイザ回
路基板へ影響するのを防止する。
【0017】また、スパッタリングによりバックライト
上に塗布された透明導電膜がシールド部材となり、バッ
クライトから発生する雑音を遮蔽して液晶駆動回路基板
及びデジタイザ回路基板へ影響するのを防止する。
上に塗布された透明導電膜がシールド部材となり、バッ
クライトから発生する雑音を遮蔽して液晶駆動回路基板
及びデジタイザ回路基板へ影響するのを防止する。
【0018】また、導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂をシ
ールド部材としたので、このシールド部材がバックライ
トから発生する雑音を遮蔽する。
ールド部材としたので、このシールド部材がバックライ
トから発生する雑音を遮蔽する。
【0019】また、バックライトのデジタイザと面する
部分にバックライトの軸線方向にシールド部材として設
けたテープ状の透光性導電膜がバックライトから発生す
る雑音を遮断するので、雑音の液晶駆動回路基板及びデ
ジタイザ回路基板への影響がなくなり液晶駆動回路及び
デジタイザの回路の誤動作がなくなると共に、輝度の低
下を抑えことができる。
部分にバックライトの軸線方向にシールド部材として設
けたテープ状の透光性導電膜がバックライトから発生す
る雑音を遮断するので、雑音の液晶駆動回路基板及びデ
ジタイザ回路基板への影響がなくなり液晶駆動回路及び
デジタイザの回路の誤動作がなくなると共に、輝度の低
下を抑えことができる。
【0020】また、バックライトのデジタイザと面する
部分にバックライトの軸線方向にシールド部材として設
けたテープ状の導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂が、デジ
タイザ方向に輻射されている高周波雑音を吸収して、バ
ックライトからの雑音を抑えると共に、輝度の低下を抑
える。
部分にバックライトの軸線方向にシールド部材として設
けたテープ状の導電粒子を混ぜたフッソ系樹脂が、デジ
タイザ方向に輻射されている高周波雑音を吸収して、バ
ックライトからの雑音を抑えると共に、輝度の低下を抑
える。
【0021】また、スパッタリングまたはコーティング
によりバックライト上に塗布された透明導電膜の上にコ
ーティングされたフッソ系樹脂がバックライト上での光
の表面反射率を抑えて、バックライトからの光の透過率
を向上させる。
によりバックライト上に塗布された透明導電膜の上にコ
ーティングされたフッソ系樹脂がバックライト上での光
の表面反射率を抑えて、バックライトからの光の透過率
を向上させる。
【0022】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示す図であ
る。。なお、従来例と同一または同等のものには同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例
は、上記バックライト7に、細い銅線を格子状に印刷し
たプラスチックフィルムなどのシールド部材14を設
け、このシールド部材14を液晶駆動回路基板12また
はデジタイザの回路基板13のGNDに接続することで
アース電位にしている。以上のように、この実施例にお
いては、バックライト自体に透光性のあるシールド部材
(粗い銅線を格子上に印刷したプラスチックフィルム)
を設けて、これをアース電位にすることによりバックラ
イトからの雑音がバックライトの外へでるのを抑えるこ
とができ、液晶駆動回路基板12への雑音をなくすと共
にデジタイザの回路基板13への雑音の影響のなくして
誤動作のないペン入力液晶表示装置をうることができ
る。
る。。なお、従来例と同一または同等のものには同一の
符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施例
は、上記バックライト7に、細い銅線を格子状に印刷し
たプラスチックフィルムなどのシールド部材14を設
け、このシールド部材14を液晶駆動回路基板12また
はデジタイザの回路基板13のGNDに接続することで
アース電位にしている。以上のように、この実施例にお
いては、バックライト自体に透光性のあるシールド部材
(粗い銅線を格子上に印刷したプラスチックフィルム)
を設けて、これをアース電位にすることによりバックラ
イトからの雑音がバックライトの外へでるのを抑えるこ
とができ、液晶駆動回路基板12への雑音をなくすと共
にデジタイザの回路基板13への雑音の影響のなくして
誤動作のないペン入力液晶表示装置をうることができ
る。
【0023】実施例2.図2は、この発明の他の実施例
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。この実施
例においては、シールド部材として、透明導電膜15を
バックライト7にスパッタリングにより塗布し、且つこ
の透明導電膜15の電位を、アース電位にするようにし
たものである。この実施例においてはバックライト自体
に透光性のあるシールド部材(透明導電膜)を設けて、
これをアース電位にすることにより実施例1と同様にバ
ックライトからの雑音を雑音の発生源の近傍で遮蔽する
ことができ、実施例1と同等の効果を得ることができ
る。
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。この実施
例においては、シールド部材として、透明導電膜15を
バックライト7にスパッタリングにより塗布し、且つこ
の透明導電膜15の電位を、アース電位にするようにし
たものである。この実施例においてはバックライト自体
に透光性のあるシールド部材(透明導電膜)を設けて、
これをアース電位にすることにより実施例1と同様にバ
ックライトからの雑音を雑音の発生源の近傍で遮蔽する
ことができ、実施例1と同等の効果を得ることができ
る。
【0024】実施例3.図3は、この発明の他の実施例
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。この実施
例においては、前記実施例2の透明導電膜15の上にフ
ッ素系樹脂16をコーティングして、透明導電膜15を
アース電位にするようにしたものである。これは、バッ
クライト7に透明導電膜を塗布することにより輝度が低
下するので、この輝度の低下を避けるためである。一般
的にいって、透明導電膜の表面を構成するITO膜(I
ndium Tin Oxide)より低い屈折率を有
する物質を表面に塗布することで表面反射率を抑えるこ
とができ、透過率が向上する。この実施例のような構成
にすることによって、バックライト7からの光の透過率
が上がり、バックライト7からの光を弱めずに、上記実
施例と同等の効果を得ることができる。以上のように、
この実施例においては、シールド部材(透明導電膜)の
上にフッソ系樹脂をコーティングすることにより、雑音
を抑えて且つバックライト輝度の低下を抑えることがで
きる。
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。この実施
例においては、前記実施例2の透明導電膜15の上にフ
ッ素系樹脂16をコーティングして、透明導電膜15を
アース電位にするようにしたものである。これは、バッ
クライト7に透明導電膜を塗布することにより輝度が低
下するので、この輝度の低下を避けるためである。一般
的にいって、透明導電膜の表面を構成するITO膜(I
ndium Tin Oxide)より低い屈折率を有
する物質を表面に塗布することで表面反射率を抑えるこ
とができ、透過率が向上する。この実施例のような構成
にすることによって、バックライト7からの光の透過率
が上がり、バックライト7からの光を弱めずに、上記実
施例と同等の効果を得ることができる。以上のように、
この実施例においては、シールド部材(透明導電膜)の
上にフッソ系樹脂をコーティングすることにより、雑音
を抑えて且つバックライト輝度の低下を抑えることがで
きる。
【0025】実施例4.図4は、この発明の他の実施例
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。図4にお
いて、17はシールド部材としてバックライト7にコー
ティングされた銀粒子や銅粒子などの導電粒子を混ぜた
フッ素系樹脂である。さらに、このシールド部材(銀粒
子や銅粒子などの導電粒子を混ぜたフッ素系樹脂)17
は、液晶駆動回路基板12またはデジタイザの回路基板
13のGNDに接続されてアース電位になっている。以
上のように、この実施例のような構成にすることによ
り、シールド部材としての銀粒子や銅粒子等の導電粒子
を混ぜたフッ素系樹脂がバックライタ7から発生する雑
音を雑音の発生源の近傍で遮蔽する。
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。図4にお
いて、17はシールド部材としてバックライト7にコー
ティングされた銀粒子や銅粒子などの導電粒子を混ぜた
フッ素系樹脂である。さらに、このシールド部材(銀粒
子や銅粒子などの導電粒子を混ぜたフッ素系樹脂)17
は、液晶駆動回路基板12またはデジタイザの回路基板
13のGNDに接続されてアース電位になっている。以
上のように、この実施例のような構成にすることによ
り、シールド部材としての銀粒子や銅粒子等の導電粒子
を混ぜたフッ素系樹脂がバックライタ7から発生する雑
音を雑音の発生源の近傍で遮蔽する。
【0026】実施例5.図5は、この発明の他の実施例
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。図におい
て、18はシールド部材として、バックライト7表面の
デジタイザの回路基板13に面する部分にバックライト
7の軸線方向に設けられたテープ状透明導電膜である。
さらに、このシールド部材(テープ状透明導電膜)17
は、液晶駆動回路基板12またはデジタイザの回路基板
13のGNDに接続されてアース電位になっている。以
上のように、この実施例においては、バックライト表面
の全面ではなく一部にシールド部材(透明導電膜)を設
けることで、光の透過量が低下する部分を少なくするこ
とことにより輝度の低下を抑えると共に雑音を抑えて、
誤動作のないペン入力液晶表示装置を得ることができ
る。
を示す図である。図において図1と同一または同等のも
のには、同一の符号を付して説明を省略する。図におい
て、18はシールド部材として、バックライト7表面の
デジタイザの回路基板13に面する部分にバックライト
7の軸線方向に設けられたテープ状透明導電膜である。
さらに、このシールド部材(テープ状透明導電膜)17
は、液晶駆動回路基板12またはデジタイザの回路基板
13のGNDに接続されてアース電位になっている。以
上のように、この実施例においては、バックライト表面
の全面ではなく一部にシールド部材(透明導電膜)を設
けることで、光の透過量が低下する部分を少なくするこ
とことにより輝度の低下を抑えると共に雑音を抑えて、
誤動作のないペン入力液晶表示装置を得ることができ
る。
【0027】以上説明した各実施例の効果についてまと
めると下記の表1のようになる。
めると下記の表1のようになる。
【0028】
【表1】
【0029】なお、表1における各測定項目についての
補足説明を以下に行なう。 (1)EMSCANとは、バックライトから発生する雑
音(ノイズ)レベルを示し、数値の小さい方が望まし
い。 (2)ジッタ量とは、ペンで入力した位置と検出した位
置とのずれを示し、雑音の影響大きく受けるほど数値が
大きくなり、数値が小さい方が望ましい。 (3)バックライト輝度とは、LCD(液晶表示素子)
の輝度ではなく、バックライトそのものの輝度を示し、
数値が大きい程よい。
補足説明を以下に行なう。 (1)EMSCANとは、バックライトから発生する雑
音(ノイズ)レベルを示し、数値の小さい方が望まし
い。 (2)ジッタ量とは、ペンで入力した位置と検出した位
置とのずれを示し、雑音の影響大きく受けるほど数値が
大きくなり、数値が小さい方が望ましい。 (3)バックライト輝度とは、LCD(液晶表示素子)
の輝度ではなく、バックライトそのものの輝度を示し、
数値が大きい程よい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、雑音
の発生源であるバックライトをシールド部材で覆うと共
にこのシールド部材の電位をアース電位にしたのでバッ
クライトから発生する雑音によるペン入力液晶表示装置
の誤動作がなくなり、ペン入力液晶表示装置の信頼性を
向上させることができる。
の発生源であるバックライトをシールド部材で覆うと共
にこのシールド部材の電位をアース電位にしたのでバッ
クライトから発生する雑音によるペン入力液晶表示装置
の誤動作がなくなり、ペン入力液晶表示装置の信頼性を
向上させることができる。
【0031】また、プラスチックフィルムによりバック
ライトを覆うようにしたので、バックライトから発生す
る雑音を雑音の発生源の近傍で遮蔽して誤動作のないペ
ン入力液晶表示装置を得ることができる。
ライトを覆うようにしたので、バックライトから発生す
る雑音を雑音の発生源の近傍で遮蔽して誤動作のないペ
ン入力液晶表示装置を得ることができる。
【0032】また、透光性のある透明導電膜をスパッタ
によりバックライトを覆うようにしたので、バックライ
トから発生する雑音を雑音の発生源の近傍で遮蔽して誤
動作のないペン入力液晶表示装置を得ると共にシールド
部材の形成を容易にすることができる。
によりバックライトを覆うようにしたので、バックライ
トから発生する雑音を雑音の発生源の近傍で遮蔽して誤
動作のないペン入力液晶表示装置を得ると共にシールド
部材の形成を容易にすることができる。
【0033】また、銀粒子や銅粒子等を混ぜたフッ素系
樹脂をシールド部材としたのでバックライトから発生す
る雑音を遮蔽することができる。
樹脂をシールド部材としたのでバックライトから発生す
る雑音を遮蔽することができる。
【0034】また、バックライト表面のデジタイザに面
する部分に軸線方向にテープ状透明導電膜を設けるよう
にしたので、バックライトから発生する雑音がバックラ
イトの外へ影響を与えるのを防止できると共に、バック
ライトの輝度の低下を抑止することができる。
する部分に軸線方向にテープ状透明導電膜を設けるよう
にしたので、バックライトから発生する雑音がバックラ
イトの外へ影響を与えるのを防止できると共に、バック
ライトの輝度の低下を抑止することができる。
【0035】また、銀粒子や銅粒子等を混ぜたフッ素系
樹脂をシールド部材としてバックライト表面のデジタイ
ザに面する部分に軸線方向にテープ状に設けたのでバッ
クライトから発生する雑音を遮蔽すると共にバックライ
トの輝度の低下を抑止することができる。
樹脂をシールド部材としてバックライト表面のデジタイ
ザに面する部分に軸線方向にテープ状に設けたのでバッ
クライトから発生する雑音を遮蔽すると共にバックライ
トの輝度の低下を抑止することができる。
【0036】また、透明導電膜で形成されたシールド部
材の上にフッ素系樹脂をコーティングするようにしたの
でバックライトの輝度の低下を抑止することができる。
材の上にフッ素系樹脂をコーティングするようにしたの
でバックライトの輝度の低下を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すペン入力用液晶表示
装置の断面図。
装置の断面図。
【図2】この発明の実施例2を示すペン入力用液晶表示
装置の断面図。
装置の断面図。
【図3】この発明の実施例3を示すペン入力用液晶表示
装置の断面図。
装置の断面図。
【図4】この発明の実施例4を示すペン入力用液晶表示
装置の断面図。
装置の断面図。
【図5】この発明の実施例5を示すペン入力用液晶表示
装置の断面図。
装置の断面図。
【図6】従来のペン入力用液晶表示装置の断面図。
【図7】従来のペン入力用液晶表示装置に対するシール
ド対策例の断面図。
ド対策例の断面図。
1 液晶表示装置 2 上下電極基板 3 上下電極基板 4 液晶 5 偏光板 6 偏光板 7 バックライト 8 反射板 9 バックライト部 10 拡散部 11 外装部材 12 液晶駆動回路基板 13 デジタイザの回路基板 14 シールド部材 15 透明導電膜 16 フッ素系樹脂 17 導電粒子を混ぜたフッ素系樹脂 18 テープ状透明導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾形 友博 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 情報システム製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】 液晶表示素子、バックライト、ペン、電
磁誘導式デジタイザを備えた液晶表示装置において、前
記バックライトにシールド部材を設け、このシールド部
材をアース電位にしたことを特徴とするペン入力用液晶
表示装置。 - 【請求項2】 前記シールド部材は、プラスチックフィ
ルムであることを特徴とする請求項1に記載のペン入力
用液晶表示装置。 - 【請求項3】 シールド部材として、透明導電膜を用
い、スパッタリングでバックライトを覆ったことを特徴
とする請求項1に記載のペン入力用液晶表示装置。 - 【請求項4】 シールド部材として、導電粒子を混ぜた
フッ素系樹脂をバックライトにコーティングしたことを
特徴とする請求項1に記載のペン入力用液晶表示装置。 - 【請求項5】 シールド部材として、バックライト表面
のデジタイザの回路に面する部分に、バックライトの軸
線方向にテープ状透明導電膜を形成したことを特徴とす
る請求項1に記載のペン入力用液晶表示装置。 - 【請求項6】 シールド部材として、導電粒子を混ぜた
フッ素系樹脂をバックライト表面のデジタイザの回路に
面する部分に、バックライトの軸線方向にテープ状にコ
ーティングしたことを特徴とする請求項1に記載のペン
入力用液晶表示装置。 - 【請求項7】 前記透明導電膜の上にフッ素系樹脂をコ
ーティングしたことを特徴とする請求項3または請求項
5に記載のペン入力用液晶表示装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11456394A JPH07302164A (ja) | 1994-04-30 | 1994-04-30 | ペン入力用液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11456394A JPH07302164A (ja) | 1994-04-30 | 1994-04-30 | ペン入力用液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302164A true JPH07302164A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14640953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11456394A Pending JPH07302164A (ja) | 1994-04-30 | 1994-04-30 | ペン入力用液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302164A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100510726B1 (ko) * | 2003-03-28 | 2005-08-30 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 디지타이저가 장착된 액정표시장치와 그의 제조방법 |
KR100497617B1 (ko) * | 1998-02-03 | 2005-09-30 | 삼성전자주식회사 | 엘씨디 백라이트용 램프 어셈블리 |
-
1994
- 1994-04-30 JP JP11456394A patent/JPH07302164A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100497617B1 (ko) * | 1998-02-03 | 2005-09-30 | 삼성전자주식회사 | 엘씨디 백라이트용 램프 어셈블리 |
KR100510726B1 (ko) * | 2003-03-28 | 2005-08-30 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 디지타이저가 장착된 액정표시장치와 그의 제조방법 |
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