JPH0730205Y2 - 配管接続式加圧鋳造装置 - Google Patents
配管接続式加圧鋳造装置Info
- Publication number
- JPH0730205Y2 JPH0730205Y2 JP5943892U JP5943892U JPH0730205Y2 JP H0730205 Y2 JPH0730205 Y2 JP H0730205Y2 JP 5943892 U JP5943892 U JP 5943892U JP 5943892 U JP5943892 U JP 5943892U JP H0730205 Y2 JPH0730205 Y2 JP H0730205Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- metal container
- pipe
- casting mold
- casting
- Prior art date
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、圧搾空気の圧力で溶湯
を溶湯容器から鋳造型のキャビティーに送って鋳造する
加圧鋳造装置に関すもので、具体的には多品種少量生産
に適すると共に、保守点検が容易で、かつ溶湯の搬送圧
を低くすることができる加圧鋳造装置に関する。
を溶湯容器から鋳造型のキャビティーに送って鋳造する
加圧鋳造装置に関すもので、具体的には多品種少量生産
に適すると共に、保守点検が容易で、かつ溶湯の搬送圧
を低くすることができる加圧鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている、この種の加圧
鋳造装置は、溶湯を満たす溶湯容器の上に鋳造型を配置
すると共に、これら溶湯容器と鋳造型とをストークスと
称される垂直な配管を介して接続し、溶湯容器に圧搾空
気を供給する圧搾空気配管を接続したものである。この
加圧鋳造装置では、溶湯容器内に圧搾空気を送ること
で、溶湯容器内の湯の液面の気圧を高くし、溶湯容器内
の気圧と大気圧との差により、前記ストークを介して溶
湯容器内の溶湯を鋳造型のキャビティーに押し上げ、同
キャビティー内で所定の鋳物を鋳造するものである。こ
のような構造を有する加圧鋳造装置は、配管構造が単純
であると共に、前記ストークは溶湯容器内の溶融の熱に
より加熱されることから、ストーク内での溶湯凝固の防
止を目的としてストークを加熱するためのヒーターを別
に備える必要が無いという利点を有する。
鋳造装置は、溶湯を満たす溶湯容器の上に鋳造型を配置
すると共に、これら溶湯容器と鋳造型とをストークスと
称される垂直な配管を介して接続し、溶湯容器に圧搾空
気を供給する圧搾空気配管を接続したものである。この
加圧鋳造装置では、溶湯容器内に圧搾空気を送ること
で、溶湯容器内の湯の液面の気圧を高くし、溶湯容器内
の気圧と大気圧との差により、前記ストークを介して溶
湯容器内の溶湯を鋳造型のキャビティーに押し上げ、同
キャビティー内で所定の鋳物を鋳造するものである。こ
のような構造を有する加圧鋳造装置は、配管構造が単純
であると共に、前記ストークは溶湯容器内の溶融の熱に
より加熱されることから、ストーク内での溶湯凝固の防
止を目的としてストークを加熱するためのヒーターを別
に備える必要が無いという利点を有する。
【0003】
【考案が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
のような構造を有する加圧鋳造装置において、溶湯容
器、ストーク及び鋳造型を保守、修理する場合、或は鋳
造物の変更により、それらを交換する場合に、重量物で
ある溶湯容器を鋳造型の下から引きだして分解しなけれ
ばならない。このため、溶湯容器は、予め大型な移動装
置の上に載せて鋳造型の下に挿入しなければならない。
従って、溶湯容器を設置する移動装置等の大型の付帯設
備を必要とし、溶湯容器、ストーク及び鋳造型の保守、
修理或は交換に大がかりな作業を必要とする欠点があっ
た。また、鋳造型が溶湯容器の真上に配置されているた
め、溶湯容器から鋳造型まで溶湯を送り出すときの揚程
が高く、その分だけ、溶湯容器内に供給する圧搾空気の
気圧を高くしなければならないという問題もあった。
のような構造を有する加圧鋳造装置において、溶湯容
器、ストーク及び鋳造型を保守、修理する場合、或は鋳
造物の変更により、それらを交換する場合に、重量物で
ある溶湯容器を鋳造型の下から引きだして分解しなけれ
ばならない。このため、溶湯容器は、予め大型な移動装
置の上に載せて鋳造型の下に挿入しなければならない。
従って、溶湯容器を設置する移動装置等の大型の付帯設
備を必要とし、溶湯容器、ストーク及び鋳造型の保守、
修理或は交換に大がかりな作業を必要とする欠点があっ
た。また、鋳造型が溶湯容器の真上に配置されているた
め、溶湯容器から鋳造型まで溶湯を送り出すときの揚程
が高く、その分だけ、溶湯容器内に供給する圧搾空気の
気圧を高くしなければならないという問題もあった。
【0004】そこで本考案は、上記の如き従来の装置に
おける欠点を解決し、大型の溶湯容器移動機構等を用い
ることなく、溶湯容器、鋳造型及びそれらの配管等の保
守、修理或は交換等が容易であると共に、鋳造型へ溶湯
を送る時の気圧を低くすることが可能な配管接続式加圧
式鋳造装置を提供することを目的とする。
おける欠点を解決し、大型の溶湯容器移動機構等を用い
ることなく、溶湯容器、鋳造型及びそれらの配管等の保
守、修理或は交換等が容易であると共に、鋳造型へ溶湯
を送る時の気圧を低くすることが可能な配管接続式加圧
式鋳造装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的を達
成するために、本考案では、溶湯を貯える溶湯容器1
と、当該溶湯容器1に供給された圧搾気体の圧力で前記
溶湯が供給され、鋳造物を成型するキャビティー8aを
有する鋳造型8とを備える鋳造装置において、前記溶湯
容器1と鋳造型8とを水平方向に離して設置すると共
に、溶湯容器1を水平方向に移動自在に支持し、且つ溶
湯容器1にその水平方向の振動を吸収する減衰器6を接
続し、溶湯容器1と鋳造型8とを水平方向の配管20と
垂直方向の配管22及びこれら配管20、22を直交状
に接続するベント接続ブロック21とで接続し、これら
溶湯容器1と鋳造型8及びこれらを接続する前記配管2
0、22とベント接続ブロック21のうち、垂直方向に
接続された配管要素を、設置面11上にバネ6aを介し
て支持すると共に、水平方向に接続された配管要素を、
前記設置面11上に立設した支持フレーム4、9でバネ
6b、6dを介して両側から挟持したことを特徴とする
配管接続式加圧鋳造装置を提供する。
成するために、本考案では、溶湯を貯える溶湯容器1
と、当該溶湯容器1に供給された圧搾気体の圧力で前記
溶湯が供給され、鋳造物を成型するキャビティー8aを
有する鋳造型8とを備える鋳造装置において、前記溶湯
容器1と鋳造型8とを水平方向に離して設置すると共
に、溶湯容器1を水平方向に移動自在に支持し、且つ溶
湯容器1にその水平方向の振動を吸収する減衰器6を接
続し、溶湯容器1と鋳造型8とを水平方向の配管20と
垂直方向の配管22及びこれら配管20、22を直交状
に接続するベント接続ブロック21とで接続し、これら
溶湯容器1と鋳造型8及びこれらを接続する前記配管2
0、22とベント接続ブロック21のうち、垂直方向に
接続された配管要素を、設置面11上にバネ6aを介し
て支持すると共に、水平方向に接続された配管要素を、
前記設置面11上に立設した支持フレーム4、9でバネ
6b、6dを介して両側から挟持したことを特徴とする
配管接続式加圧鋳造装置を提供する。
【0006】
【作用】このような構成からなる本考案による配管接続
式加圧鋳造装置では、溶湯容器1が鋳造型8の真下に無
く、それらが水平方向に離して設置されているので、溶
湯容器1を移動することなく、これら溶湯容器1と鋳造
型8及びそれらを接続する配管20、22の分解ができ
る。このため、それらの保守、修理、交換等が容易に行
える。また、溶湯容器1と鋳造型8との高さの差を低く
することができ、溶湯容器1から鋳造型8まで溶湯を供
給する時の揚程も低くて済むようになるので、溶湯容器
1に供給する圧搾空気の気圧を低くすることもできる。
そして、溶湯容器1を水平方向に移動自在に支持し、溶
湯容器1と鋳造型8とを水平方向の配管20と垂直方向
の配管22及びこれら配管20、22を直交状に接続す
るベント接続ブロック21とで接続し、これら溶湯容器
1と鋳造型8及びこれらを接続する前記配管20、22
とベント接続ブロック21のうち、垂直方向に接続され
た配管要素を、設置面11上にバネ6aを介して支持す
ると共に、水平方向に接続された配管要素を、前記設置
面11上に立設した支持フレーム4、9でバネ6b、6
dを介して両側から挟持しているため、溶湯容器1と鋳
造型8とをバネの弾力で確実に接続できる。さらに、溶
湯容器1にその水平方向の振動を吸収する減衰器6を接
続しているため、溶湯容器1を水平方向に移動自在に支
持していても、溶湯容器1の水平方向の振動が減衰器6
で速やかに吸収されるため、溶湯容器1の振動による不
安定状態が起こらない。
式加圧鋳造装置では、溶湯容器1が鋳造型8の真下に無
く、それらが水平方向に離して設置されているので、溶
湯容器1を移動することなく、これら溶湯容器1と鋳造
型8及びそれらを接続する配管20、22の分解ができ
る。このため、それらの保守、修理、交換等が容易に行
える。また、溶湯容器1と鋳造型8との高さの差を低く
することができ、溶湯容器1から鋳造型8まで溶湯を供
給する時の揚程も低くて済むようになるので、溶湯容器
1に供給する圧搾空気の気圧を低くすることもできる。
そして、溶湯容器1を水平方向に移動自在に支持し、溶
湯容器1と鋳造型8とを水平方向の配管20と垂直方向
の配管22及びこれら配管20、22を直交状に接続す
るベント接続ブロック21とで接続し、これら溶湯容器
1と鋳造型8及びこれらを接続する前記配管20、22
とベント接続ブロック21のうち、垂直方向に接続され
た配管要素を、設置面11上にバネ6aを介して支持す
ると共に、水平方向に接続された配管要素を、前記設置
面11上に立設した支持フレーム4、9でバネ6b、6
dを介して両側から挟持しているため、溶湯容器1と鋳
造型8とをバネの弾力で確実に接続できる。さらに、溶
湯容器1にその水平方向の振動を吸収する減衰器6を接
続しているため、溶湯容器1を水平方向に移動自在に支
持していても、溶湯容器1の水平方向の振動が減衰器6
で速やかに吸収されるため、溶湯容器1の振動による不
安定状態が起こらない。
【0007】
【実施例】以下、図面に従って本考案による配管接続式
加圧鋳造装置の実施例を具体的に説明する。図1は、本
考案による配管接続式加圧鋳造装置の一実施例で、同図
において、1は溶湯を貯える溶湯容器である。この溶湯
容器1は蓋2を備えており、この蓋2には溶湯容器1の
中に空気または窒素等の高圧ガスを送り込むための圧搾
空気配管3が接続されている。4は前述の溶湯容器1を
支持する支持フレームである。5はコロでああり、この
コロ5は、溶湯容器1と支持フレーム4の支持面に設け
られる。具体的には、溶湯容器1に構成された把手部1
aと支持面4aの間に設けられ、溶湯容器1を水平方向
に移動自在に支持フレーム4に支持している。
加圧鋳造装置の実施例を具体的に説明する。図1は、本
考案による配管接続式加圧鋳造装置の一実施例で、同図
において、1は溶湯を貯える溶湯容器である。この溶湯
容器1は蓋2を備えており、この蓋2には溶湯容器1の
中に空気または窒素等の高圧ガスを送り込むための圧搾
空気配管3が接続されている。4は前述の溶湯容器1を
支持する支持フレームである。5はコロでああり、この
コロ5は、溶湯容器1と支持フレーム4の支持面に設け
られる。具体的には、溶湯容器1に構成された把手部1
aと支持面4aの間に設けられ、溶湯容器1を水平方向
に移動自在に支持フレーム4に支持している。
【0008】6は溶湯容器1の水平方向の振動を吸収
し、減衰させる減衰器であり、例えば油圧式の減衰機構
等からなる。8は内部にキャビティー8aを有する鋳造
型であり、この鋳造型8は、溶湯容器1そ支持している
支持フレーム4とは別の独立した支持フレーム9の上に
置かれている。この鋳造型8の底面には、そのキャビテ
ィー8aに溶湯を充填するために溶湯導入口10が設け
られ、上方にはキャビティー8aの中の空気を逃すため
の空気抜き8bが設けられている。
し、減衰させる減衰器であり、例えば油圧式の減衰機構
等からなる。8は内部にキャビティー8aを有する鋳造
型であり、この鋳造型8は、溶湯容器1そ支持している
支持フレーム4とは別の独立した支持フレーム9の上に
置かれている。この鋳造型8の底面には、そのキャビテ
ィー8aに溶湯を充填するために溶湯導入口10が設け
られ、上方にはキャビティー8aの中の空気を逃すため
の空気抜き8bが設けられている。
【0009】20は水平方向に設けられた配管、22は
垂直方向に設けられた配管、21はこれら配管20、2
1を直交状に接続するベント接続ブロックである。これ
らの配管20、22とベント接続ブロック21とは、そ
れぞれが保温機能を備え、鋳造に先だって十分に熱せら
れる。加熱手段としては、例えば配管に電熱線を巻回
し、その外側に保温材で覆ったもの等が採用される。さ
らに当該配管とベント接続ブロックは、その材料として
セラミックス等の耐熱性材料が使用されるが、鋳造する
金属がアルミニュームのように腐食性の高い場合でも、
その材料に耐食性の高い鉄製の鋳造管を使用しても良
い。
垂直方向に設けられた配管、21はこれら配管20、2
1を直交状に接続するベント接続ブロックである。これ
らの配管20、22とベント接続ブロック21とは、そ
れぞれが保温機能を備え、鋳造に先だって十分に熱せら
れる。加熱手段としては、例えば配管に電熱線を巻回
し、その外側に保温材で覆ったもの等が採用される。さ
らに当該配管とベント接続ブロックは、その材料として
セラミックス等の耐熱性材料が使用されるが、鋳造する
金属がアルミニュームのように腐食性の高い場合でも、
その材料に耐食性の高い鉄製の鋳造管を使用しても良
い。
【0010】これらの配管20、22とベント接続ブロ
ック21とは、組合せて接続される事によって、前述の
溶湯容器1と鋳造型8とを接続し、溶湯容器1から溶湯
を鋳造型8に送り込むダクトとなる。すなわち、水平方
向の配管20は、溶湯容器1の吐出口7にその一端が圧
接され、他端がベント接続ブロック21の側面に圧接さ
れている。また、垂直方向の配管22は、その一端がベ
ント接続ブロック21の上面に圧接されており、他端が
前述の鋳造型8に構成された溶湯導入口10に圧接され
ている。ベント接続ブロック21の内部にベント状の通
路があり、この通路により、前記水平方向の配管20と
垂直方向の配管22とが接続され、配管21側から流れ
てきた溶湯はその通路を通って配管22側に導かれる。
ック21とは、組合せて接続される事によって、前述の
溶湯容器1と鋳造型8とを接続し、溶湯容器1から溶湯
を鋳造型8に送り込むダクトとなる。すなわち、水平方
向の配管20は、溶湯容器1の吐出口7にその一端が圧
接され、他端がベント接続ブロック21の側面に圧接さ
れている。また、垂直方向の配管22は、その一端がベ
ント接続ブロック21の上面に圧接されており、他端が
前述の鋳造型8に構成された溶湯導入口10に圧接され
ている。ベント接続ブロック21の内部にベント状の通
路があり、この通路により、前記水平方向の配管20と
垂直方向の配管22とが接続され、配管21側から流れ
てきた溶湯はその通路を通って配管22側に導かれる。
【0011】これら配管20、22及びベント接続ブロ
ック21並びにこれらによって接続された溶湯容器1と
鋳造型8とは、水平及び垂直方向にバネを介して支持さ
れている。すなわち、ベント接続ブロック21は、設置
面11に立設された支持部材13に圧縮性のバネ6aを
介して下から支持されている。また、鋳造型8は、支持
フレーム9に設けられた支持部材14によって、上側か
ら支持されている。これによって、垂直方向に接続され
た配管要素、つまり、ベント接続ブロック21、配管2
2及び鋳造型8は、支持部材13、14により上下から
挟持されると共に、バネ6aの弾力が垂直方向に作用し
ており、これにより、前述の配管22の両端が鋳造型8
とベント接続ブロック21とに各々圧接されている。ま
た、ベント接続ブロック21は、支持フレーム9から突
設された支持部材16に圧縮性のバネ6bを介して図1
において左側から支持されていると共に、溶湯容器1
は、前記支持部材16に対向して支持フレーム4にから
突設された支持部材12にバネ6dを介して図1におい
て右側から支持されている。これによって、水平方向に
接続された配管要素、つまり、ベント接続ブロック2
1、配管20及び溶湯容器1は、支持部材16、12に
より両側から水平方向に挟持されると共に、バネ6b、
6dの弾力が同方向に作用しており、これにより、前述
の配管20の両端が溶湯容器1とベント接続ブロック2
1とに各々圧接されている。なお、図示されてないが、
これら配管20、22の両端が圧接される部分には、各
々シールパッキング等のシール部材を敷いておく。
ック21並びにこれらによって接続された溶湯容器1と
鋳造型8とは、水平及び垂直方向にバネを介して支持さ
れている。すなわち、ベント接続ブロック21は、設置
面11に立設された支持部材13に圧縮性のバネ6aを
介して下から支持されている。また、鋳造型8は、支持
フレーム9に設けられた支持部材14によって、上側か
ら支持されている。これによって、垂直方向に接続され
た配管要素、つまり、ベント接続ブロック21、配管2
2及び鋳造型8は、支持部材13、14により上下から
挟持されると共に、バネ6aの弾力が垂直方向に作用し
ており、これにより、前述の配管22の両端が鋳造型8
とベント接続ブロック21とに各々圧接されている。ま
た、ベント接続ブロック21は、支持フレーム9から突
設された支持部材16に圧縮性のバネ6bを介して図1
において左側から支持されていると共に、溶湯容器1
は、前記支持部材16に対向して支持フレーム4にから
突設された支持部材12にバネ6dを介して図1におい
て右側から支持されている。これによって、水平方向に
接続された配管要素、つまり、ベント接続ブロック2
1、配管20及び溶湯容器1は、支持部材16、12に
より両側から水平方向に挟持されると共に、バネ6b、
6dの弾力が同方向に作用しており、これにより、前述
の配管20の両端が溶湯容器1とベント接続ブロック2
1とに各々圧接されている。なお、図示されてないが、
これら配管20、22の両端が圧接される部分には、各
々シールパッキング等のシール部材を敷いておく。
【0012】このような構成からなる加圧鋳造装置で
は、溶湯容器1と鋳造型8の配置を、水平方向の配管2
0、垂直方向の配管22及びベント接続ブロック21の
組合せによって容易に変更することが可能である。そし
て、溶湯容器1に溶湯を満たし、かつ配管20、22及
びベント接続ブロック21等を十分に熱してから蓋2を
閉じた状態で圧搾空気配管3から溶湯容器1に圧搾ガス
を送り込む。すると、圧搾空気の気圧で溶湯容器1内の
溶湯が鋳造型8のキャビティー8aに注入され、鋳造品
を成型する事ができる。鋳造が繰り返されて、溶湯容器
1内の溶湯が少なくなったときは、溶湯容器1の蓋2を
開放し、溶融容器1内に必要な量の溶湯を追加すること
が出来る。
は、溶湯容器1と鋳造型8の配置を、水平方向の配管2
0、垂直方向の配管22及びベント接続ブロック21の
組合せによって容易に変更することが可能である。そし
て、溶湯容器1に溶湯を満たし、かつ配管20、22及
びベント接続ブロック21等を十分に熱してから蓋2を
閉じた状態で圧搾空気配管3から溶湯容器1に圧搾ガス
を送り込む。すると、圧搾空気の気圧で溶湯容器1内の
溶湯が鋳造型8のキャビティー8aに注入され、鋳造品
を成型する事ができる。鋳造が繰り返されて、溶湯容器
1内の溶湯が少なくなったときは、溶湯容器1の蓋2を
開放し、溶融容器1内に必要な量の溶湯を追加すること
が出来る。
【0013】図2は、図1の実施例の変形例で、溶湯容
器1の吐出口7が当該溶湯容器の底に構成されているも
のである。ここで、溶湯容器1の吐出口7に接続される
配管20は、その端部が上方に開口している。そして、
この開口部を有する配管20の端部が、設置面11から
立設された支持部材15にバネ6cを介して支持されて
おり、このバネ6cの弾力で、その端部の開口部分が溶
湯容器1の底の吐出口7に圧接されている。すなわち、
ここでは配管20と溶湯容器1との接続は、垂直方向に
なされており、この接続部分下方からバネ6cで支持さ
れ、互いに圧接されている。一方、水平方向に接続され
た配管要素、つまり、ベント接続ブロック21と配管2
0とは、支持部材16、12により両側から水平方向に
挟持されると共に、バネ6b、6dの弾力が同方向に作
用しており、これにより、前述の配管20の図2におい
て右端がベント接続ブロック21に圧接されている。
器1の吐出口7が当該溶湯容器の底に構成されているも
のである。ここで、溶湯容器1の吐出口7に接続される
配管20は、その端部が上方に開口している。そして、
この開口部を有する配管20の端部が、設置面11から
立設された支持部材15にバネ6cを介して支持されて
おり、このバネ6cの弾力で、その端部の開口部分が溶
湯容器1の底の吐出口7に圧接されている。すなわち、
ここでは配管20と溶湯容器1との接続は、垂直方向に
なされており、この接続部分下方からバネ6cで支持さ
れ、互いに圧接されている。一方、水平方向に接続され
た配管要素、つまり、ベント接続ブロック21と配管2
0とは、支持部材16、12により両側から水平方向に
挟持されると共に、バネ6b、6dの弾力が同方向に作
用しており、これにより、前述の配管20の図2におい
て右端がベント接続ブロック21に圧接されている。
【0014】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案の配管接続式
加圧鋳造装置によれば、大型の溶湯容器移動機構等を用
いることなく、溶湯容器、鋳造型及びそれらの配管等の
保守、修理或は交換等が容易であると共に、鋳造型へ溶
湯を送る時の気圧を低くすることが可能な配管接続式加
圧式鋳造装置を提供することができる。
加圧鋳造装置によれば、大型の溶湯容器移動機構等を用
いることなく、溶湯容器、鋳造型及びそれらの配管等の
保守、修理或は交換等が容易であると共に、鋳造型へ溶
湯を送る時の気圧を低くすることが可能な配管接続式加
圧式鋳造装置を提供することができる。
【図1】本考案による配管接続式加圧鋳造装置の一実施
例を示す概略断面図である。
例を示す概略断面図である。
【図2】本考案による配管接続式加圧鋳造装置の他の実
施例を示す概略断面図である。
施例を示す概略断面図である。
1 溶湯容器 3 圧搾空気配管 4 支持フレーム 5 コロ 6 減衰器 8 鋳造型 9 支持フレーム 11 設置面 20 配管 21 ベント接続ブロック 22 配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三浦 邦明 茨城県日立市滑川本町三丁目19番5号 助 川電気工業株式会社内 (72)考案者 並木 伸夫 茨城県日立市滑川本町三丁目19番5号 助 川電気工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 溶湯を貯える溶湯容器1と、当該溶湯容
器1に供給された圧搾気体の圧力で前記溶湯が供給さ
れ、鋳造物を成型するキャビティー8aを有する鋳造型
8とを備える鋳造装置において、前記溶湯容器1と鋳造
型8とを水平方向に離して設置すると共に、溶湯容器1
を水平方向に移動自在に支持し、且つ溶湯容器1にその
水平方向の振動を吸収する減衰器6を接続し、溶湯容器
1と鋳造型8とを水平方向の配管20と垂直方向の配管
22及びこれら配管20、22を直交状に接続するベン
ト接続ブロック21とで接続し、これら溶湯容器1と鋳
造型8及びこれらを接続する前記配管20、22とベン
ト接続ブロック21のうち、垂直方向に接続された配管
要素を、設置面11上にバネ6aを介して支持すると共
に、水平方向に接続された配管要素を、前記設置面11
上に立設した支持フレーム4、9でバネ6b、6dを介
して両側から挟持したことを特徴とする配管接続式加圧
鋳造装置。 - 【請求項2】 請求項1の配管20、22とベント接続
ブロック21がそれらを加熱することの出来る加熱手段
を備えていることを特徴とする配管接続式加圧鋳造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943892U JPH0730205Y2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 配管接続式加圧鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943892U JPH0730205Y2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 配管接続式加圧鋳造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615861U JPH0615861U (ja) | 1994-03-01 |
JPH0730205Y2 true JPH0730205Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=13113288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5943892U Expired - Lifetime JPH0730205Y2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 配管接続式加圧鋳造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730205Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5581914B2 (ja) * | 2010-09-06 | 2014-09-03 | 株式会社デンソー | 低圧鋳造機及び鋳物部品の製造方法 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP5943892U patent/JPH0730205Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615861U (ja) | 1994-03-01 |
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