JPH07300419A - ラノリン/ラノリン酸エステル皮膚処置用組成物 - Google Patents

ラノリン/ラノリン酸エステル皮膚処置用組成物

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JPH07300419A
JPH07300419A JP5344518A JP34451893A JPH07300419A JP H07300419 A JPH07300419 A JP H07300419A JP 5344518 A JP5344518 A JP 5344518A JP 34451893 A JP34451893 A JP 34451893A JP H07300419 A JPH07300419 A JP H07300419A
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lanolin
skin
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treatment
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Edward W Clark
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Lansinoh Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 約10−約90重量%のラノリン及び約90
−10重量%の少なくとも1種のラノリン酸のエステル
を含む皮膚処置用組成物。 【効果】 該組成物は放射線治療における不利な皮膚反
応の予防又は処置に特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願に関するクロスリファレンス】本出願は19
92年12月18日出願の出願番号第07/933,0
19号の一部継続である。
【0002】
【発明の背景】発明の分野 :本発明は皮膚処置用組成物、特に皮膚緩和
組成物に関する。さらに特定すると本発明はラノリン及
びラノリン酸エステルを含む組成物に関する。
【0003】先行技術の説明:正常な条件下では表皮の
含水量及び蒸気圧は回りの空気より高く、水が皮膚の表
面から蒸発している。皮膚は低い相対湿度、表皮下層か
らの水和の不足及び/又は空気の動きにさらされると基
底角質(stratum corneum)からの水分
の過剰な損失により乾燥する。
【0004】Frazier,et al.,A Fo
rmulary For External Ther
apy of the Skin,Charles
C.Thomas,Springfield,Illi
nois(1954),pp.55−69は皮膚緩和材
料を皮膚の乾燥を防ぐ、又は軽減するものとして定義し
ている。Strianse,S.J.,“Hand C
reams and Lotions” 於 Saga
rin,E.,Cosmetics:Science
and Technology,Wiley−Inte
rscience,New York(1972),
9.180は皮膚緩和薬を、“乾燥した又は非柔軟な角
質に適用すると再水和を誘起することによりその組織を
軟化する薬剤”として定義している。
【0005】基底角質の皮膚乾燥及び柔軟性の低下は油
性材料を加えることによって直すことはできないが、油
性材料が存在しない場合でさえ皮膚は再水和すると柔軟
になる。
【0006】荒れた皮膚における乾燥の感触の主要原因
は基底角質の含水量の減少である。表皮から上層に拡散
する水の量が制限されており、特に低い相対湿度におい
て蒸発による皮膚表面からの水の損失との均衡に不足で
ある限り、皮膚はある程度の非柔軟性及び堅さに近付
く。皮膚緩和薬が閉塞剤、すなわちこれらの物質のフィ
ルム内に入るか又はそれを通過する水を減少させるか、
あるいはそれを防ぐ疎水性材料として働く場合に、その
最大の用途を見いだすのはここである。閉塞材料は皮膚
表面からの水の蒸発の障壁として作用し、従って角質を
再水和させる。さらに皮膚緩和薬はその“潤滑”性の故
に皮膚に滑性を与えるが、必ずしも皮膚を軟化しない。
【0007】Barnett,G.,“Emollie
nt Creams and Lotions” 於
Sagarin,E.,Cosmetics:Scie
nce and Technology,Wiley−
Interscience,New York(197
2),99.34−36は皮膚緩和薬が材料の長い表を
含み、それは以下の種類に分類することができると示し
ている: (1)炭化水素油及びワックス; (2)シリコン油; (3)トリグリセリドエステル; (4)アセトグリセリドエステル; (5)エトキシル化グリセリド; (6)アルキルエステル; (7)アルケニルエステル; (8)脂肪酸; (9)脂肪族アルコール; (10)脂肪族アルコールエーテル; (11)エーテル−エステル; (12)ラノリン及び誘導体; (13)多価アルコール(ポリオール)及びポリエーテ
ル誘導体; (14)多価アルコール(ポリオール)エステル; (15)ワックスエステル; (16)ビスワックス誘導体; (17)植物ワックス; (18)リン脂質; (19)ステロール;及び (20)アミド。
【0008】ラノリンは羊の脂腺の油性分泌物であり、
羊毛繊維上に堆積する。それはフリースを軟化し、風雨
に対してフリースを保護するよう働く。それはワックス
であり、脂肪ではない。それは高分子量ラノリンアルコ
ール(ラノリン中で69の脂肪族アルコール(C12−C
36)及び6のステロールが同定された)及び高分子量ラ
ノリン酸(約138の酸(C7−C41)がラノリン中で
同定された)のエステル、ジエステル及びヒドロキシエ
ステルの複雑な混合物である。ラノリンは洗毛工業の副
産物である。
【0009】羊毛脂は羊の品種、刈られた解剖学的領
域、内部フリースであるか又は外部フリースであるか、
及び季節に依存して駆られた羊毛の10−15重量%を
成す。オーストラリアフリースの平均組成は11−16
%の脂、6−8%のシュイント(suint)(汗中の
種々の有機及び無機酸のカリウム塩)、10−12%の
水、8−19%の汚れ及び49−61%の羊毛繊維であ
る。100ポンドの羊毛は約2−4ポンドのラノリンを
与える。ラノリンは洗毛、その後分離及び精製を行うこ
とにより回収され、精製は酸分解又は遠心洗浄、中和、
石鹸の除去、濾過、漂白及び脱臭を含むことができる。
【0010】ラノリンは有効な皮膚緩和薬であり、それ
は主観的評価により、十分な天然の水の保持の不足によ
り乾燥した、又は荒れた皮膚を軟化及び改善する。Id
son,B.(“What is a moistur
izer?”,Amer.Perf.Cosm.87:
33−35(1972年8月))は、ラノリンが経表皮
水分損失を完全に阻害することなく減少させることによ
り皮膚中の水をその正常な量である10−30%とする
ことを報告した。
【0011】ヒトの皮膚からの水分の発散へのラノリン
及び他の化粧品材料の閉塞効果の相対的定量的評価がP
owers,et al.(“A study of
the effect of cosmetic in
gredients,creams and loti
ons on the rate of moistu
re loss from the skin”,Pr
oc.Sci.Sect.TGA,No.28,21−
26(1957年12月))により成された。特にラノ
リンは前腕の内表面に適用され(5.0−6.25mg
/cm2、54−68ミクロンのフィルムの厚さに相
当)、シリカゲルを含む直径が28mmのガラスのデシ
ケーターで覆った。特定の時間間隔の後に小型デシケー
ターを秤量することにより水の吸収を決定した。すべて
の結果は相対湿度が0の条件下で得た。ラノリンは皮膚
からの水分損失を32%減少させ、ペトロラタムの極度
の障壁効果(水分損失の48%減少)と反対にこの材料
の場合の穏やかな閉塞効果を示している。
【0012】ラノリンの加湿力はClark,E.W.
(“New concepts of lanoli
n”,Manufacturing Chemist,
61:18−23(1990年6月))により示され、
定量された。ヒトの基底角質に適用するとラノリンは
(表皮)淡明層までの全深を通って浸透することが示さ
れた(Clark,E.W.,“Short−term
penetrationof lanolin in
to human stratum corneu
m”,J.Soc.Cosmet.Chem.,43−
219−227(1992年7/8月))。ラノリン
は、水と接触すると水滴の径が0.6μmより小の微細
分散された油中水型(w/o)乳液としてその水のいく
らかを自然に乳化し、逆にラノリン中に乳化された水は
内部/外部湿度勾配が適していればラノリンから移行で
きることも示された(上記で引用された“New Co
nceptof lanolin”紙にて)。言い換え
るとラノリンは水の2方向輸送を可能にし、基底角質内
のラノリンは水分溜として作用し、皮膚の乾燥状態に依
存して天然の表皮水分を吸収し、あるいはそれを放出す
ることができると思われる。従ってラノリンは、水を保
持し、経表皮水輸送を制御するヒトの基底角質における
天然の細胞内脂質二重層と類似の方法で挙動することが
できる。前記の通り基底角質内の適した含水量は皮膚の
良い状態の必須の条件であり、ラノリンの適用が必要な
水分量の保持又は復帰を助ける。
【0013】ラノリンはその100%の形態で皮膚上に
直接用いることができ、又は混合物あるいは水性乳液中
に挿入することができ、それは乳化剤、油、ワックス、
顔料などの他の成分を含むことができる。ラノリンは1
00%の形態の場合にその最大の皮膚緩和を与えるが、
純粋な物質の融点は正常な皮膚温度より高く、いくらか
堅い稠度を有し、そのために皮膚、特に傷付いた皮膚へ
の適用が容易でない。従ってラノリンそれ自体はその高
い粘度、粘着性、及び高いドラッグ(dragprop
erty)の故に皮膚処置用製品として満足できるもの
ではなく、そのためにそれは消費者にとって美容上許容
できないものとなり、皮膚上に広げるのが困難すぎて広
く受け入れられないものとなっている。
【0014】従って歴史的にラノリンは従来のコールド
クリームなどの油中水系における補助乳化剤として用い
られてきた。補助乳化剤として働く他にラノリンは油及
びペトロラタムベース系の感触を改善し、皮膚上のフィ
ルムに優雅さ及び絹のような滑らかなきめを与える。そ
れは又、これらの系で用いられる極度に閉塞的な炭化水
素の水分透過性を変え、フィルムを通って水蒸気をいく
らか拡散させる。この性質はラノリンが高濃度のヒドロ
キシ脂肪酸エステルを含み、その約80%が分枝鎖状で
あるという事実と関連している。この点でラノリンはヒ
トの皮脂と類似しており、実際に化粧品組成物中で皮膚
に適用した場合その物質の機能の多くと重複することが
できる。
【0015】ヒトの場合、これらの脂肪酸は代謝から誘
導されず実際の角化の過程の副産物であり、その過程は
年令と共に減少するという主な理由から、皮脂の分枝鎖
状留分は胎児の皮膚において最大であり、年令と共に減
少し、成人においてさらに減少する。従ってラノリン
は、これらの減少した分枝鎖状脂肪酸を補足するもので
あり、有益な皮膚緩和、軟化及びスーパー・ファッティ
ング(super−fatting)薬であると考えら
れる。ラノリンは口紅及びアイメーキャップ組成物にお
いて重大な用途を見いだし、ほとんど確実にその複雑な
分枝鎖状エステル組成の故にそこで共−溶剤及びフィル
ム改善性が発揮される。典型的にラノリンは発汗又は顔
料着色系における成分の分離を減少させる。予想される
通りラノリンは顔料着色薬剤(酸化亜鉛、カラミンな
ど)のための湿潤及び分散剤としても非常に有効であ
り、比較的大量のラノリンが含まれると炭化水素ベース
の軟膏は容易に調製することができる。
【0016】ラノリンの誘導体も皮膚緩和薬として広く
用いられてきた。ラノリンの誘導体は2種類に分けられ
る:分別溶剤結晶化などの物理的分離過程の結果である
物理的誘導体;及びラノリン自体の化学的修飾及び脂肪
酸と脂肪族アルコールへのラノリンの加水分解の結果で
ある化学的誘導体。
【0017】米国特許第4,960,592号(Hag
en,et al.,“Lanolin And La
nolin Oil Skin Treatment
Composition”)は、ラノリンとラノリン油
の混合物を用いることにより、ラノリン自体の利用の前
記の欠点を克服しようとしている。ラノリン(これは主
に易動の液体から堅いワックスまでの広範囲の粘度にわ
たる種々のエステルを含む)の物理的誘導体であるラノ
リン油は、自然には室温で液体であり、物理的方法によ
り全ラノリンから分離されたエステルを含む。特に、ラ
ノリン油の部分をラノリンと混合することにより、最終
的組成物の融点が下がり、粘度が減少し、皮膚上の引き
ずり性が減少する。物理的稠度が異なるのは別として、
ラノリン油は化学的及び一般的性質において全ラノリン
と類似しており、その高い皮膚緩和力を保持している。
ラノリン及びラノリンとラノリン油の混合物はヒトの基
底角質により吸収されるが、擦り込むことにより助けら
れても吸収速度は遅く、2mg/cm2より多くの負荷
は不完全であり、薄い脂状のフィルムが皮膚の表面上に
残される。
【0018】かくして、有効で美容上許容し得る皮膚緩
和組成物が要求され続けている。
【0019】
【発明の概略】本発明は、皮膚緩和薬の濃度が100%
であり最大の効力を与える水−非含有皮膚処置用組成物
を提示する。
【0020】本発明は低アレルゲン性皮膚処置用組成物
を提示する。
【0021】本発明は消費者にとって美容上許容し得る
ラノリン−ベース皮膚処置用組成物を提示する。
【0022】本発明のこれらの、及び他の目的は後文で
明らかになるが、基本的に: (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油を含む皮膚処置用
組成物を提供する本発明により達成された。
【0023】前記の通りラノリンは高分子量ラノリンア
ルコール(表1)及びラノリン酸(表2)のエステル、
ジエステル及びヒドロキシエステルの混合物を含む天然
に誘導される生成物である。それは自己乳化性であり、
安定な油中水型乳液を形成し、最高でその重量の2倍か
又はそれ以上の水を吸収する。
【0024】
【表1】
【0025】 B.ステロール (1)コレステロール 1 (2)ジヒドロコレステロール 1 C.トリメチルステロール (1)ラノステロール 1 (2)ジヒドロラノステロール 1 (3)アグノステロール 1 (4)ジヒドロアグノステロール 1
【0026】
【表2】
【0027】多くの等級のラノリン、特に無水ラノリン
が入手可能である。ほとんどの会社は製品を調製する場
合USP等級の無水ラノリンを用いる。この精製の程度
ではラノリン中に外来の物質が残り、それでもUSP等
級の要求は満たすであろう。これは一般の集団には脅威
とならないが、皮膚科学的に敏感な集団は比較的低等級
のラノリンに対するアレルギー反応を起こし得る。これ
に関し、遊離のラノリンアルコール、特にジオールがア
レルゲンとして同定された(Takano,et a
l.,Allergens of Lanolin:p
arts I and II,J.Soc.Cosme
t.Chem.,34,99−125(1983年3/
4月))。さらに洗剤の残留物(洗毛過程などの残留
物)と組み合わさるとアレルギー反応の確率が増加す
る。例えばClark et al.,Lanolin
With Reduced Sensitizing
Potential,Contact Dermat
itis 1977:3:69−74は、中程度の遊離
のアルコール(例えば約9%)の存在下で0.1%もの
少量の洗剤が、ラノリンアレルギーの歴史を持つ患者に
おいて過敏性の検出し得る確率を有意に増加させること
を示した。さらに高い洗剤の濃度はさらに増加させる結
果とはならない。遊離の脂肪族アルコールの含有率が低
い場合(例えば約2.2%)、洗剤の添加の効果は僅か
であり、遊離の脂肪族アルコールの含有率が高い場合
(羊毛アルコールの場合のように)、洗剤の添加はもし
あってもほとんど観察できる効果を与えない。
【0028】それにもかかわらず一般的集団の中で一次
特異的ラノリンアレルギーの起こる確率は100万当た
り5.5±4.2と定量され(Clark,E.W.,
Estimation of the general
incidence ofspecific lan
olin allergy,Journal ofth
e Society of Cosmetic Che
mists,26,pp.323−335(197
5))、ラノリン自体の遊離のアルコール含有率はその
多くの化学的誘導体より低いので、ラノリン、特に純粋
な無水ラノリンを使用することにより低アレルゲン性に
関する理論的な基準を満たす組成物が得られるであろ
う。適した無水ラノリンにはClearlan 165
R及びSparklelan 1656R(両方ともQ
uantum ChemicalCorporatio
n,a division of Emeryの製品)
が含まれる。これらの材料に関する製品規格を表3に示
す。
【0029】
【表3】 表3 規格 Clearlan Sparklelan 1650R 1656R 色(Gardner)、最大 9 12 遊離の脂肪酸 0.56 0.56 (オレイン酸としてUSP) %最大 水分(USP),%最大 0.25 0.25 融点範囲 38−44 38−44 (USP Class II),℃ 灰分(USP),%最大 0.1 0.1 ヨウ素価 18−36 18−36 (USP,0.78−0.82g試料) 別の場合、Anhydrous Lanolin Su
per Refined(Westbrook SRL
R,Westbrook Lanolin Compa
ny,England)などの非常に高度に精製された
ラノリンを有利に用いることができ、それは以下の規格
を満たす:
【0030】
【表4】 表4 試験 限界 融点;℃ 38−44 水;%w:w 最大0.25 強熱後の残留物;%w:w 最大0.1 水溶性酸化可能物質 USPを満足 ヨウ素価;%w:w 18−36 ペトロラタム USPを満足 酸性度;mg KOHg-1 最大1.12 アルカリ度 USPを満足 塩化物 USPを満足 水溶性酸及びアルカリ USPを満足 アンモニア USPを満足 過酸化物価;me.mg-1 最大20 色;1/4”Lovibond 8−14y 0.8−2.0r 遊離脂肪族アルコール;%w:w 最大1.5 洗剤残留物;%w:w 最大0.05 有害生物防除剤残留物 P95を満足有害生物防除剤 P95制限;ppm リンダン(Lindane) 0.2 HCH(アルファ+ベータ) 0.1 HCB 0.1 ジエルドリン+アルドリン 0.02 (Dieldrin+Aldrin) エンドリン(Endrin) 0.02 合計DDTなど 0.2 合計ヘプタクロル(Heptachlor)など 0.1 合計エンドスルファン(Endosulfan) 0.1 テクナゼン(Tecnazene) 0.02 メトキシクロル(methoxyghlor) 0.1 ジクロフェンチオン(Dichlofenthion) 0.1 ジアジノン(Diazinon) 0.05 プロペタムフォス(Propetamphos) 0.2 合計クロルフェンビンフォス 0.1 (Chlorfenvinphos) テラトクロルビンフォス 0.1 (Tatrachlorfenvinphos) マラチオン(Malathion) 0.1 ブロモフォスエチル(Bromophoe Ethyl)0.2 合計 1.0 ラノリン酸エステルはラノリンの加水分解、そこからの
ラノリン酸の回収及び得られた酸のエステル化により製
造される。典型的にイソプロパノール又はグリセリンな
どの低級アルカノール、アルカノールアミン、又は脂肪
族アルコール又はステロールとのエステルが製造され
る。そのようなエステルは、ラノリン酸イソプロピルの
場合AmerlateRP,W(Amerchol)、
CrodalanRIPL(Croda USA,Cr
oda Ltd.)、EmerestR1723(Em
ery)、FancorRIPL(Fanning)、
Isopropyl Lanolate(Yoshik
awa)、LanestaRL,P,S(Westbr
ook)、LanisolateR(Lanaete
x)又はRitasolR(RITA);ラノリン酸グ
リセリルの場合LanestaRGR(Westbro
ok);アルカノールアミンエステルの場合Croda
mineR(Croda)又はCromeenR(Cro
da);ラノリン酸コレステリル(Yoshikaw
a);ラノリン酸オレイルの場合CrodalanR
L(Croda USA,Croda Ltd.);ラ
ノリン酸イソコレステリル(Yoshikawa);ラ
ノリン酸オクチルドデカノール(Yoshikaw
a);及び主にコレステロールならびにラノステロール
のノルマル、イソ及びアンテイソラノリン酸エステルを
含むステロールのC10−C30カルボン酸エステルの場合
Super Sterol EsterR(Croda
USA,Croda Ltd.)などの商品名で容易
に商業的に入手できる。本発明には低級アルカノールが
好ましい。“低級アルカノール”は炭素数が最高6の脂
肪族又は環状脂肪族アルコールを意味し、それは1、
2、3価又はそれ以上であることができる。例にはメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノ
ール、n−ブタノール、イソブタノール、sec−ブタ
ノール、tert−ブタノール、ペンタノール、イソペ
ンタノール、アミルアルコール(2−メチル−1−ブタ
ノール)、tert−ペンタノール、シクロペンタノー
ル、n−ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,2−ブタンジオール、2,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,2−シクロペン
タンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、ピナ
コール(2,3−ジメチル−2,3−ブタンジオー
ル)、グリセロール(1,2,3−プロパントリオー
ル)及びペンタエリスリトールが含まれる。
【0031】ラノリン酸の低級アルキルエステルの中
で、ラノリン酸イソプロピルが特に望ましいことが見い
だされた。さらに特定するとここで、ラノリン酸イソプ
ロピルが全ラノリン又はラノリンとラノリン油の混合物
中に少ない割合で加えられると基底角質による吸収が大
きく助けられ、加速されることが見いだされた。そのよ
うな混合物は検出できるような表面フィルムを残さず、
20秒という短時間で皮膚に吸収されることができる。
これはこれまで既知のラノリン組成物に有意な改善を与
える。
【0032】前記の通りラノリン酸イソプロピルは、ラ
ノリンを含むエステルを加水分解し、その後主要加水分
解産物であるラノリンアルコール及びラノリン酸を分離
することにより製造される。後者をその後既知の方法に
よりイソプロパノールで再エステル化し、ラノリン酸イ
ソプロピルを得る。
【0033】ラノリン酸イソプロピルは柔らかいバター
状の固体であり、大体皮膚温度で熔融するが、Lane
sta LR、Lanesta SA30R及びLane
sta SRとして知られるものなどのもっと融点の低
い、又は高い種々の凝離留分も商業的に入手可能であ
る。これらの留分はすべて本発明に有効である。純粋な
状態でそれらは穏やかに擦り込むだけで10−20秒に
て完全に基底角質により吸収される。ラノリン酸イソプ
ロピル自身が皮膚による急速な吸収を示すのみでなく、
新しく予想に反した発見は、それがキャリヤー機能を有
し、そのために比較的少ない割合で添加剤として用いた
場合に他の物質の吸収を助けられることである。このキ
ャリヤー機能はラノリン酸イソプロピルがラノリンに加
えられた時に明らかになり、驚くべき発見はラノリン酸
イソプロピルがそれ自身の重量の数倍のラノリンの吸収
を完結させられることである。同時に混合物の融点は純
粋なラノリン又はラノリンとラノリン油の混合物より低
く、皮膚上の引きずり性が低い。これは授乳中の母親の
胸、赤ん坊のおしり及び傷付いた又は過剰に乾燥した皮
膚の場合などの敏感な皮膚の領域の処置に関する重要な
発見である。有意なアレルゲン性はラノリン酸イソプロ
ピルに帰せられず、従ってそれを混合することにより低
アレルゲン性ラノリン及び低アレルゲン性ラノリン油の
必須の寄与が減じることはない。
【0034】高真空下の分別蒸留により全エステル混合
物から分離されたラノリン酸イソプロピルの高分子量留
分である固体はLanestaRSの商品名で販売さ
れ、本発明の組成物の製造に特に望ましいことが見いだ
された。この材料に関する製品規格を表5に示す。
【0035】
【表5】 表5 規格 灰分、% 最大0.1 水、% 最大0.2 酸価、mg KOHg-1 最大5.0 けん化価、mg KOHg-1 115−145 ヨウ素価(1グラム)、% 6−20 融点、℃ 30−39 色、Lovibond 1/4”セル 黄色単位(熱時) 10−18 赤単位(熱時) 1.0−2.5 さらに、分子蒸留によって精製し、ラノリン脂肪酸のジ
−及びトリ−エステルを主に含む混合物を製造したグリ
セロール及びラノリン脂肪酸の固体縮合生成物はLan
estaRGRの商品名で販売され、本発明の組成物の
製造に有用であることが見いだされた。この材料に関す
る製品規格を表6に示す。
【0036】
【表6】 表6 規格 灰分、% 最大0.15 水、% 最大0.2 酸価、mg KOH/g 最大5.0 けん化価、mg KOH/g 140−180 滑り点(slip point)、℃ 40−55 外観 暗、黄色、 ワックス状固体 本発明の組成物は約10−約90重量%のラノリンと約
90−約10重量%のラノリン酸エステルをブレンドす
ることにより形成することができ、好ましくは約60−
約90重量%のラノリンを約40−約10重量%のラノ
リン酸エステルとブレンドし、最も好ましくは約75−
90重量%のラノリンを約25−10重量%のラノリン
酸エステルとブレンドする。
【0037】例えば香料、着色料などの他の成分を本発
明の意図する組成物中にブレンドすることができるが、
組成物はラノリン及びラノリン酸エステルのみから成る
のがずっと好ましい。これによりアレルゲン又は刺激物
の可能性のあるものが組成物中に導入されるのを避け、
不利な成分の相互作用の可能性を避け、ある成分を加え
られるようにするために追加の可溶化剤が必要となる可
能性を避けることができる。
【0038】本発明の組成物は無水である、すなわち最
大含水率が0.25重量%であることが好ましい。これ
は、注意深く制御した環境条件下で最初に無水である成
分をブレンドすることにより、最も容易に達成すること
ができる。本発明の組成物から実質的に水を排除するこ
とにより多くの利益が得られ、その少なからぬものは水
の不足により細菌成長が避けられ、保存寿命が延びるこ
と、及びエステルの実質的加水分解が避けられることで
ある。
【0039】本発明の組成物はラノリンをその融点(3
8−44℃)より高い温度、例えば50℃に加熱し、そ
の後ラノリンと同温度に予備加熱しておくことができる
ラノリン酸エステルを加え、均一な液体が形成されるま
で穏やかに撹拌することにより容易に製造することがで
きる。その後均一な塊を室温(約20℃)に冷却し、ペ
トロラタムと類似の稠度を有する半−軟質固体(sem
i−soft solid)を形成する。混合物は最初
に所望の容器に詰め、その後冷却するのが好ましい。
【0040】本発明の組成物は、容易に皮膚上に広げて
部分的閉塞的フィルムを形成できることが特徴である。
この部分的閉塞的皮膜が経表皮水分損失を阻害すること
により乾燥皮膚を再水和させる。しかしそこを通る水の
通過をいくらか許すことにより水腫を起こし得る皮膚の
過剰水和を防ぐ。さらに酸素が皮膜を通過することがで
き、嫌気性細菌の繁殖を防ぎ、これは皮膚が過剰の乾燥
及び/又は患者が掻くことにより裂け、壊れている場合
に重要な因子である。本発明の組成物は“乾燥”皮膚の
処置にその主要な用途を見いだしているが、床ずれ及び
糖尿病性潰瘍などの多数の皮膚疾患の処置にも有用であ
ることが見いだされた。
【0041】本発明の組成物は放射線治療を受けている
患者の不利な皮膚反応の阻害及び/又は放射線治療を受
けている患者で起こった不利な皮膚反応の処置に特に有
効であることも見いだされた。それぞれの場合に、毎日
2回の適用が本発明の治療的及び/又は予防的効果を示
すのに十分であることがわかった。
【0042】さらに本発明の組成物に関して他の多くの
用途が可能である。化学療法の場合、組成物は乾燥皮膚
及び裂けて傷付いた唇を阻害及び/又は処置することが
できる。手術後、本発明の組成物を用いて治癒に伴う乾
燥、堅さ(tautness)及び痒みを軽減すること
ができる。組成物を用いて乾燥皮膚になり易い遺伝的傾
向を処置することができ、又は風雨(日光、風、寒さな
ど)にさらしすぎたために乾燥した、又は荒れた皮膚及
び唇の処置に用いることができる。さらに乾燥した、刺
激された、剥がれた、裂けた、又は荒れた手及びあま皮
も本発明の組成物で処置することができる。
【0043】本発明の組成物は15−25cm2当たり
約1gの比率で適用することができ、単に擦り込むこと
により広げることができる。もちろんより多量又は少量
も用いることができるが、量が増加しても必ずしも利益
が増加するとは限らない。本発明の組成物は1日2回適
用することができるが、患者の必要に応じてより多数又
は少数回の適用を用いることができ、それは患者の活動
性及び/又は患者の入浴の頻度に影響される。
【0044】本発明を一般的に記載したが、ある特定の
実施例を参照することによりさらに理解を得ることがで
き、実施例は本明細書にて例示のみを目的としており、
他に特定しなければ制限を意図しない。
【0045】
【実施例】実施例1 10重量部のラノリン(Westbrook SR
R)を熔融し、90重量部のラノリン酸イソプロピル
(Lanesta SR)とブレンドし、本発明の組成
物を形成することができる。
【0046】実施例2 実施例1と同様に60重量部のラノリンを熔融し、40
重量部のラノリン酸イソプロピルとブレンドすることが
できる。
【0047】実施例3 実施例1と同様に75重量部のラノリンを熔融し、25
重量部のラノリン酸イソプロピルとブレンドすることが
できる。
【0048】実施例4 実施例1と同様に90重量部のラノリンを熔融し、10
重量部のラノリン酸イソプロピルとブレンドすることが
できる。
【0049】実施例5 10重量部のラノリン(Westbrook SR
R)を熔融し、90重量部のラノリン酸グリセリル
(Lanesta GRR)とブレンドし、本発明の組
成物を形成することができる。
【0050】実施例6 実施例1と同様に60重量部のラノリンを熔融し、40
重量部のラノリン酸グリセリルとブレンドすることがで
きる。
【0051】実施例7 実施例1と同様に75重量部のラノリンを熔融し、25
重量部のラノリン酸グリセリルとブレンドすることがで
きる。
【0052】実施例8 実施例1と同様に90重量部のラノリンを熔融し、10
重量部のラノリン酸グリセリルとブレンドすることがで
きる。
【0053】実施例9−16 ラノリン、ラノリン酸イソプロピル及び場合によりラノ
リン油から多くの異なる混合物を形成した。各試験混合
物の10mgをボランティアの患者の内側前腕上に4c
2の面積で輪郭を画いた中心に置き、人差し指の先で
穏やかに擦り込み、ストップウォッチを用いて完全に吸
収されるのに必要な時間又はさらに吸収されなくなるま
での時間を測定した。さらに各試験混合物の融点を測定
した。結果を表7にまとめる。
【0054】
【表7】
【0055】100%ラノリンの2つの標準試料(実施
例9及び13)と対照的に、他の試験混合物は完全に吸
収され、特に融点が正常な体温よりわずかに高い点まで
低下した実施例12及び16の場合に、吸収の間に粘度
及び引きずり性が非常に低下したことに気付いた。又、
皮膚上の使用後感もより快適であり、粘着性が残らなか
った。
【0056】以下の実施例は本発明に意図されている組
成物の利用の例を示す。
【0057】実施例A 患者:54才−女性 状態:下咽頭の癌 放射線処置(部位、線量、頻度): (i)舌−毎日180cGyの線量にて28処置で50
40cGyの合計線量 (ii)頸部−毎日180cGyの線量にて28処置で
5040cGyの合計線量 放射線処置の開始前の皮膚の状態 治癒した手術瘢痕 赤みなし 皮膚処置:1620cGyの後、実施例3の組成物を毎
日放射線処置後及び就寝時に少し適用した。
【0058】結果:皮膚の問題により必要な放射線処置
の中断なし。皮膚は柔らかく、しなやかである。穏やか
な紅斑のみ。水疱なし。(患者は並行して化学療法を受
け、それは喉の痛みを増したが皮膚反応は増さなかっ
た)。
【0059】実施例B 患者:47才−女性 状態:偏平上皮癌、左扁桃、左の頸部に転移 放射線処置(部位、線量、頻度): (i)両側頸部(低)/SC(上鎖骨)−毎日180c
Gyの線量にて28処置で5040cGyの合計線量 (ii)咽頭及び上頸部、左及び右側−毎日180cG
yの線量にて4500cGyの合計線量−その後評価。
【0060】放射線処置の開始前の皮膚の状態:治癒し
た手術瘢痕、他の点は正常な外観の皮膚。
【0061】皮膚処置:2700cGyの後、実施例3
の組成物を毎日放射線処置後及び就寝時に適用した。
【0062】結果:中断なく5040cGyの合計線量
を完了。皮膚は柔らかくしなやかなままであり、穏やか
な紅斑があるが皮膚外皮に水疱又は亀裂はない。
【0063】実施例C 患者:58才−女性 状態:乳癌、腫瘍摘出(lumpectomy)後、浸
潤性導管癌。(治癒した手術瘢痕、他の点は正常な外観
の皮膚)。
【0064】放射線処置:向き合った接線方向の入り口
を用いて処置し、95%イソライン(isoline)
への楔形で1日に180radにて、38日経過(38
elapsed calender days)の間に
28処置で合計5040radを与えた。
【0065】皮膚処置:毎日放射線処置の後、及び就寝
時に再び実施例3の組成物を適用。
【0066】結果:患者は不利な反応を経験しなかっ
た。皮膚は柔らかく、しなやかであった。穏やかな紅
斑。
【0067】実施例D 患者:53才−男性 状態:偏平上皮癌、左後部鼻咽頭。
【0068】放射線処置:鼻咽頭及び上頸部、両側頸部
−毎日180cGyの線量にて39処置で7020cG
yの合計線量。
【0069】皮膚の処置:毎日放射線処置の後及び就寝
時に実施例3の組成物を適用。
【0070】結果:患者の皮膚はほとんど反応がない。
頸側部の領域に穏やかな赤み、及びSC(下鎖骨)領域
に明るいピンク−赤み。処置の中断なし。
【0071】実施例E 患者:60才−女性 状態:扁桃癌 放射線処置:180rad/日にて6840radの合
計線量 皮膚処置:放射線処置の後及び就寝時に毎日実施例3の
組成物を適用。
【0072】結果:患者は最小の紅斑で、及び圧痛又は
痒みなしで処置を完了した。
【0073】実施例F 患者:81才−男性 状態:右耳下領域の皮膚癌(skin surface
carcinoma) 放射線処置:毎日200radにて6600radの合
計線量 皮膚の処置:3週目に毎日放射線処置合計及び就寝時に
実施例3の組成物の適用を開始。
【0074】結果:使用の開始前、患者はすでに中度の
紅斑及び湿潤性落屑を現した。使用3日目までに皮膚は
乾燥し、紅斑は穏やかになった。使用5日目までに皮膚
は乾燥し、紅斑は最小になった。患者の報告による快適
さの程度は非常に改善された。
【0075】実施例G 患者:53才−男性 状態:頭部及び頸部癌 放射線処置:頸部に7360radを与えた。
【0076】皮膚処置:毎日放射線処置の後及び就寝時
に実施例3の組成物を適用。
【0077】結果:患者は処置の終了時に穏やかな紅斑
があっただけであった。
【0078】実施例H 患者:65才−女性 状態:頭部及び頸部癌、栄養的健康状態が悪く、多くの
慢性的疾患に苦しむ。
【0079】放射線処置:頸部及び下鎖骨リンパ節に合
計6600radを与えた。
【0080】皮膚処置:毎日放射線処置後及び就寝時に
実施例3の組成物を与えた。
【0081】結果:放射線処置の経過中を通じて紅斑又
は落屑がなかった。
【0082】実施例I 患者:60才−女性 状態:頭部及び頸部癌 放射線処置:下鎖骨、上鎖骨及び頸部結節に合計713
0radを与えた。
【0083】皮膚処置:2週目に、わずかな紅斑及び耳
たぶの圧痛のために毎日放射線処置後及び就寝時の実施
例3の組成物の適用を開始。
【0084】結果:3日以内で皮膚はきれいになり、圧
痛は解消し、患者は処置の終了まで皮膚の影響に関する
症状はないままであった。
【0085】実施例J 患者:41才−女性 状態:乳の浸潤性導管癌 放射線処置:200rad/日で5000radまで与
え、初期の部位に30処置の間6000radまで追
加。
【0086】皮膚処置:放射線処置の後及び就寝時に毎
日実施例3の組成物を適用。
【0087】結果:2400radにて:穏やかな紅
斑;及び6000radにて:穏やかな紅斑及び処置さ
れた乳の下の皮下脂肪に湿潤性落屑の小さい領域が1
つ。
【0088】実施例K 患者:68才−女性 状態:後部膣壁内及び会陰の軟組織ならびに骨盤内に直
腸起源の再発腺癌。直腸のB2腺癌の前歴。(外陰及び
会陰−ピンクから赤;及び多数の小さい乾燥した乳頭状
皮疹が陰唇(labial fold)に局在。) 放射線処置:骨盤、膣及び会陰への毎日の放射線照射、
6MV、4場、180/fxから4500rad;54
00radまで減力して追加;及び膣下部(dista
l vagina)に最終的6400radまで減力
(reduction)及び追加(boost)。
【0089】皮膚処置:放射線処置の後及び就寝時に毎
日実施例3の組成物を適用。
【0090】結果:3600radにて−皮膚の問題な
し。4500radにて−最小の外陰反応。5400r
adにて−最小の皮膚反応;皮膚の色はピンクから赤;
陰唇内に数箇所の湿潤性落屑の領域。(上記の処置の開
始時の皮膚の発疹は明らかでない。)患者は痒み及び穏
やかな圧痛のみを報告した−組成物を適用すると楽にな
った。
【0091】実施例L 患者:65才−女性 状態:舌癌 放射線処置:舌への200rad/日で合計6600r
ad。
【0092】皮膚処置:放射線処置の後及び就寝時に毎
日実施例3の組成物を適用。
【0093】結果:赤みなし。皮膚の刺激なし。落屑な
し。
【0094】実施例M 患者:58才−女性 状態:乳癌。左乳保存ランペクトミー後−腋窩節切開。
(腕の下及び乳頭の上に治癒した瘢痕。皮膚の赤みな
し。) 放射線処置:左の乳の接線方向に毎日180rad(4
x)にて28回で5040まで。処置計画は1部位当た
り15及び30度の楔形を含む。
【0095】皮膚処置:放射線処置の後及び就寝時に毎
日実施例3の化合物を適用。
【0096】結果:患者は15回の後に穏やかな紅斑が
あった。皮膚はこわれていなかった。患者の皮膚は痛み
又は不快感はなく、柔らかくしなやかで、水疱もないま
まであった。極度に赤い皮膚状態が現れたので、12日
間中断し、組成物を1日に2回用い続ける指示があっ
た。患者は38日の経過後復帰した。合計46日で処置
を完了。処置後2週間−皮膚の外観はほとんど正常であ
った。
【0097】実施例N 乳/胸部又は頭部/頸部処置領域上に放射線処置を受け
ている10人の患者が処置領域の片側又は半分に実施例
3の組成物を用い、他方に代わりの製品を用いた。何週
間か皮膚の反応を監視した。皮膚処置用組成物は毎日の
各放射線処理後及び就寝時に適用した。
【0098】2人の患者の場合は研究を中断し、彼らに
必要であった快適及び治癒を与えるために実施例3の組
成物のみの使用に切り替えた。
【0099】すべての場合に放射線処置の間の皮膚の赤
みは有意に低下した。
【0100】さらに実施例3の組成物なしで処置され、
種々の程度の落屑のあった患者は、最初の適用の48時
間以内に治癒における劇的な改善が認められた。
【0101】上記の記載を見て、明らかに本発明の多数
の修正及び変更が可能である。従って本発明は、添付す
る特許請求の範囲内で、特に本明細書に記載した以外の
方法で行うことができる。
【0102】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0103】1.基本的に (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油を含む皮膚処置用
組成物。
【0104】2.上記1項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、該ラノリンが約60−約90重量%の量で存在
し、少なくとも1種の該ラノリン酸のエステルが約40
−約10重量%の量で存在することを特徴とする組成
物。
【0105】3.上記1項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、該ラノリンが約75−約90重量%の量で存在
し、少なくとも1種の該ラノリン酸のエステルが約25
−約10重量%の量で存在することを特徴とする組成
物。
【0106】4.上記1項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、少なくとも1種の該ラノリン脂肪酸のエステル
がラノリン脂肪酸の混合物の低級アルキルエステルであ
ることを特徴とする組成物。
【0107】5.上記4項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、該低級アルキルエステルが多価低級アルカノー
ル及びラノリン脂肪酸の混合物のエステルであることを
特徴とする組成物。
【0108】6.上記5項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、該多価低級アルカノールがグリセリドであるこ
とを特徴とする組成物。
【0109】7.上記6項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、少なくとも1種の該ラノリン脂肪酸の低級アル
キルエステルが、ラノリン脂肪酸のグリセリルエステル
の主にジ−及びトリ−エステルである留分であることを
特徴とする組成物。
【0110】8.上記6項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、少なくとも1種の該ラノリン脂肪酸の低級アル
キルエステルが、ラノリン脂肪酸のグリセリルエステル
の主にモノ−エステルである留分であることを特徴とす
る組成物。
【0111】9.上記4項に記載の皮膚処置用組成物に
おいて、該低級アルキルエステルが1価低級アルカノー
ル及びラノリン脂肪酸の混合物のエステルであることを
特徴とする組成物。
【0112】10.上記9項に記載の皮膚処置用組成物
において、該1価低級アルカノールがイソプロパノール
であることを特徴とする組成物。
【0113】11.上記10項に記載の皮膚処置用組成
物において、少なくとも1種の該ラノリン脂肪酸の低級
アルキルエステルがラノリン脂肪酸のイソプロピルエス
テルの液体の留分であることを特徴とする組成物。
【0114】12.上記10項に記載の皮膚処置用組成
物において、少なくとも1種の該ラノリン脂肪酸の低級
アルキルエステルがラノリン脂肪酸のイソプロピルエス
テルの固体の留分であることを特徴とする組成物。
【0115】13.上記12項に記載の皮膚処置用組成
物において、該ラノリンが約75−約90重量%の量で
存在し、ラノリン脂肪酸のイソプロピルエステルの該固
体の留分が約25−約10重量%の量で存在することを
特徴とする組成物。
【0116】14.上記12項に記載の皮膚処置用組成
物において、該ラノリンが約50−約80重量%の量で
存在し、ラノリン脂肪酸のイソプロピルエステルの該固
体の該留分が約25−約10重量%の量で存在し、該ラ
ノリン油が約25−約10重量%の量で存在することを
特徴とする組成物。
【0117】15.上記14項に記載の皮膚処置用組成
物において、該ラノリンが約50−約70重量%の量で
存在し、ラノリン脂肪酸のイソプロピルエステルの該固
体の留分が約25−約15重量%の量で存在し、該ラノ
リン油が約25−約15重量%の量で存在することを特
徴とする組成物。
【0118】16.上記1項に記載の皮膚処置用組成物
において、該ラノリンが約50−約90重量%の量で存
在し、少なくとも1種の該ラノリン酸のエステルが約2
5−約5重量%の量で存在し、該ラノリン油が約25−
約5重量%の量で存在することを特徴とする組成物。
【0119】17.上記1項に記載の皮膚処置用組成物
において、該組成物が実質的に無水であることを特徴と
する組成物。
【0120】18.上記1項に記載の皮膚処置用組成物
において、該ラノリンが低アレルゲン性ラノリンである
ことを特徴とする組成物。
【0121】19.上記1項に記載の皮膚処置用組成物
において、該ラノリン油が低アレルゲン性ラノリン油で
あることを特徴とする組成物。
【0122】20.上記1項に記載の皮膚処置用組成物
において、該組成物が低アレルゲン性であることを特徴
とする組成物。
【0123】21.放射線治療を受けている患者におけ
る不利な皮膚反応を阻害する方法において、放射線への
各暴露の後に少なくとも1回治療的有効量の皮膚処置用
組成物を放射線治療の位置に適用することを含み、該皮
膚処置用組成物が基本的に (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油を含むことを特徴
とする方法。
【0124】22.上記21項に記載の方法において、
治療的有効量の該皮膚処置用組成物を放射線処置の経過
の間毎日、そのような放射線への暴露の後及び再度就寝
時に放射線治療の位置に適用することを特徴とする方
法。
【0125】23.上記21項に記載の方法において、
該ラノリンが約75−約90重量%の量で存在し、少な
くとも1種の該ラノリン酸のエステルがラノリン脂肪酸
のイソプロピルエステルの固体の留分であり、ラノリン
脂肪酸のイソプロピルエステルの該固体の留分が約25
−約10重量%の量で存在することを特徴とする方法。
【0126】24.上記21項に記載の方法において、
該放射線治療が癌の治療であり、放射線治療の該位置が
癌の部位の放射線照射の間に放射線に暴露される皮膚の
領域であることを特徴とする方法。
【0127】25.放射線治療を受けている患者におけ
る不利な皮膚反応を処置する方法において、治療的有効
量の皮膚処置用組成物を不利な皮膚反応の位置に適用す
ることを含み、該皮膚処置用組成物が基本的に (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油を含むことを特徴
とする方法。
【0128】26.上記25項に記載の方法において、
該ラノリンが約75−約90重量%の量で存在し、少な
くとも1種の該ラノリン酸のエステルがラノリン脂肪酸
のイソプロピルエステルの固体の留分であり、ラノリン
脂肪酸のイソプロピルエステルの該固体の留分が約25
−約10重量%の量で存在することを特徴とする方法。
【0129】27.乾燥皮膚を加湿する方法において、
そのような処置の必要な患者の乾燥皮膚の領域に加湿有
効量の皮膚処置用組成物を適用することを含み、該皮膚
処置用組成物が基本的に (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油を含むことを特徴
とする方法。
【0130】28.上記27項に記載の方法において、
該ラノリンが約75−約90重量%の量で存在し、少な
くとも1種の該ラノリン酸のエステルが約25−約10
重量%の量で存在することを特徴とする方法。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)約50−約95重量%のラノリ
    ン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
    酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油から本質的になる
    皮膚処置用組成物。
  2. 【請求項2】 放射線治療を行っている患者における不
    利な皮膚反応を阻害する方法において、放射線への各暴
    露の後に少なくとも1回治療的有効量の皮膚処置用組成
    物を放射線治療の位置に適用することを含み、該皮膚処
    置用組成物が (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
    酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油から本質的になる
    ことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 放射線治療を受けている患者における不
    利な皮膚反応を処置する方法において、治療的有効量の
    皮膚処置用組成物を不利な皮膚反応の位置に適用するこ
    とを含み、該皮膚処置用組成物が (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
    酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油から本質的になる
    ことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 乾燥皮膚を加湿する方法において、その
    ような処置の必要な患者の乾燥皮膚の領域に加湿有効量
    の皮膚処置用組成物を適用することを含み、該皮膚処置
    用組成物が (A)約50−約95重量%のラノリン; (B)約5−約50重量%の少なくとも1種のラノリン
    酸のエステル;及び (C)0−約25重量%のラノリン油から本質的になる
    ことを特徴とする方法。
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