JPH07300222A - タイヤ上のマーク読取り方法および装置 - Google Patents

タイヤ上のマーク読取り方法および装置

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Publication number
JPH07300222A
JPH07300222A JP11596594A JP11596594A JPH07300222A JP H07300222 A JPH07300222 A JP H07300222A JP 11596594 A JP11596594 A JP 11596594A JP 11596594 A JP11596594 A JP 11596594A JP H07300222 A JPH07300222 A JP H07300222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
mark
station
conveyor
reading
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11596594A
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English (en)
Inventor
Takao Kokubu
孝夫 國分
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH07300222A publication Critical patent/JPH07300222A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡単でかつ安価としながら、高能率で
タイヤ17上のマーク19を読み取る。 【構成】 タイヤ17の連続搬送中に、タイヤ17上のマ
ーク19の位置検出、検出結果を基にタイヤ17を回転させ
ることによる放射基準線L上へのマーク19の移動、およ
び静置されたリーダー41によるマーク19の読み取りを、
次々と行う。このとき、コンベア11の搬送速度は制限を
受けず、また、コンベア11はタイヤ17がいずれのステー
ションK、T、Yに到達したときも停止させる必要はな
く、作業能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤの側壁に設け
られたマークを搬送中に読取ることができる読取り方法
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ上のマーク読取り方法およ
び装置としては、例えば特開昭61ー043382号公報あるい
は特開昭62ー157122号公報に記載されているようなもの
が知られている。前者のものは、側壁にマークが設けら
れたタイヤを該マークが上向きとなった状態でコンベア
により位置検出ステーションまで搬送し、この位置検出
ステーションにおいて、位置センサによりタイヤ上のマ
ークの位置を検出するが、この検出結果を位置検出ステ
ーションの下流側に設置された読取りステーションの読
取り手段に出力し、これにより、該読取り手段をマーク
の読み取りが可能な位置まで水平面内で移動させる。こ
のとき、タイヤはコンベアの作動により読取りステーシ
ョンまで搬送され、この読み取りステーションにおい
て、前記読取り手段によりマークが読み取られるのであ
る。一方、後者のものは、側壁にマークが設けられたタ
イヤを該マークが上向きとなった状態でコンベアにより
搬送するが、このタイヤが位置修正ステーションに到達
すると、この搬送を一旦停止する。そして、この停止時
に、チャックローラによって該タイヤを把持し中心回り
に回転させながら、タイヤ上のマークをセンサによって
検出することにより、該マークをコンベア中心線上まで
移動させ、次に、コンベアを作動してタイヤを読取りス
テーションに搬送し、この読み取りステーションにおい
て、リーダにより搬送中のタイヤのマークを読み取るよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ようなものにあっては、タイヤが位置検出ステーション
から読取りステーションまで搬送される間に、読取り手
段は待機位置から読取り位置まで移動しなければならな
いため、コンベアの搬送速度が読取り手段の移動に必要
な時間により制限されて、作業能率が低下してしまうと
いう問題点がある。また、読取り手段を水平面内におい
て高精度で移動させるために複雑な構造をした駆動手段
(例えば、XYテーブル)が必要となり、高価となって
しまうという問題点もある。一方、後者のようなものに
あっては、タイヤを把持しながら回転させることにより
マークをコンベア中心線上に移動させるようにしている
ため、タイヤの搬送を位置修正ステーションにおいて一
旦停止させなければならず、この結果、作業能率が低下
してしまうという問題点がある。
【0004】この発明は、構造簡単でかつ安価でありな
がら、高能率でタイヤ上のマークを読み取ることができ
るタイヤ上のマーク読取り方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、側壁
にマークが設けられたタイヤを該マークが上向きとなっ
た状態で連続走行しているコンベアにより搬送しながら
位置検出ステーション、タイヤ回転ステーション、読取
りステーションを次々と通過させ、前記位置検出ステー
ションにおいては、前記マークのタイヤ中心を通る放射
基準線からの離隔角度を測定して該マークの角度位置を
検出し、タイヤ回転ステーションにおいては、前記検出
したマークの角度位置を基にタイヤを中心回りに回転さ
せることにより該マークを放射基準線上まで移動させ、
読取りステーションにおいては、コンベアの直上に静置
された読取り手段により前記放射基準線上に位置するマ
ークを読み取るようにしたタイヤ上のマーク読取り方法
により、また、位置検出ステーション、タイヤ回転ステ
ーション、読取りステーションを順次貫き、連続走行す
ることにより、側壁にマークが設けられたタイヤを該マ
ークが上向きとなった状態で位置検出ステーションから
読取りステーションに向かって連続搬送するコンベア
と、位置検出ステーションにタイヤが到達したとき、前
記マークのタイヤ中心を通る放射基準線からの離隔角度
を測定して該マークの角度位置を検出する位置検出手段
と、タイヤ回転ステーションにタイヤが到達したとき、
前記検出したマークの角度位置を基にタイヤを中心回り
に回転させることにより該マークを放射基準線上まで移
動させるタイヤ回転手段と、読取りステーションにおけ
るコンベアの直上に静置され、読取りステーションにタ
イヤが到達したとき、前記放射基準線上に位置するマー
クを読み取る読取り手段と、を備えたタイヤ上のマーク
読取り装置により達成することができる。
【0006】
【作用】今、連続走行しているコンベアにより、側壁に
設けられたマークが上向きとなっている状態でタイヤが
搬送され、位置検出ステーションに到達したとする。こ
のとき、位置検出手段がタイヤ上のマークを検知し、該
マークとタイヤ中心を通る放射基準線との間の周方向離
隔角度を測定して該マークの角度位置を検出する。そし
て、この位置検出手段が検出したマークの角度位置はタ
イヤ回転手段に送られる。一方、タイヤは前記連続走行
しているコンベアにより位置検出ステーションからタイ
ヤ回転ステーションに搬送されるが、このタイヤ回転ス
テーションにタイヤが到達すると、タイヤ回転手段が前
記送られてきたマークの角度位置を基にタイヤを中心回
りに回転させ、該マークを放射基準線上まで移動させ
る。このようにタイヤ回転手段はタイヤを所定角度だけ
中心回りに回転させられればよいので、構造は簡単なも
のでよく、安価に製作することができる。このようにし
て回転されたタイヤは、さらに、連続走行しているコン
ベアによりタイヤ回転ステーションから読取りステーシ
ョンまで搬送されるが、この読取りステーションにおい
て、コンベアの直上に静置された読取り手段により前記
放射基準線上に位置するマークが読み取られる。このよ
うにタイヤ搬送中にタイヤ回転手段によってマークの位
置を修正するとともに、静置された読取り手段によって
このマークを読み取るようにしたので、コンベアの搬送
速度はこれらのものの制限を受けることはなく、この結
果、作業能率が向上する。また、コンベアはタイヤがい
ずれのステーションに到達したときも停止させる必要は
なく、作業能率をさらに向上させることができる。
【0007】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、コンベアが高速走行しているときにもマークを読み
取ることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図面に基づい
て説明する。図1、2、3において、11は前後方向に延
びるローラコンベアであり、このコンベア11は後方から
前方に向かって順次配置された位置検出ステーション
K、タイヤ回転ステーションT、読取りステーションY
を貫いており、これらの各ステーションK、T、Yは互
いに前後方向に所定距離だけ離れている。前記コンベア
11は左右方向に延びる多数本のローラ12を有し、これら
のローラ12は前後方向に所定距離だけ離れて配置されて
いる。そして、これらのローラ12はタイヤ回転ステーシ
ョンTと読取りステーションYとの中間位置より後方に
おいては、右側に向かうに従い下方に若干の角度をもっ
て傾斜しており、一方、タイヤ回転ステーションTと読
取りステーションYとの中間位置より前方においては水
平となっている。また、前記コンベア11はほぼ上下方向
に延びる多数本のローラ13を有し、これらのローラ13は
傾斜したローラ12の右端直上に該ローラ12に直交した状
態で配置されている。そして、これらローラ13も前後方
向に所定距離だけ離れて配置されている。また、このコ
ンベア11は、これらのローラ12、13が図示していない駆
動機構、例えばモータにより同期して同一周速度で駆動
回転されることにより、前方(下流側)に向かって連続
的に走行する。そして、このコンベア11上にタイヤ17が
横置きで載置されると、該タイヤ17はこのコンベア11の
連続走行により、後方(上流側)から前方(下流側)に
向かって、換言すれば位置検出ステーションKから読取
りステーションYに向かって連続的に搬送される。ここ
で、このタイヤ17の側壁18、例えばサイドウォール部に
はマーク19(刻印、塗布、印刷、貼付などにより設けら
れた文字、記号、ラベル等をいい、ここではバーコード
チケット)が設けられているが、このようなマーク19が
上向きとなった状態でタイヤ17はコンベア11上に載置さ
れている。ここで、上向きとは横向きあるいは下向きで
ないことをいい、前述の傾斜したローラ12上に載置され
ている場合のように多少傾斜している場合を含む。そし
て、このようにタイヤ17が傾斜した状態で搬送されてい
るとき、該タイヤ17のトレッド部表面はローラ13に、サ
イドウォール部表面はローラ12に接触しているが、これ
らローラ12、13は同一の周速度で同期回転しており、し
かも、タイヤ17とローラ12、13との摩擦抵抗値はきわめ
て大きいので、タイヤ17は同一の回転位置を維持しなが
ら、即ち回転することなく搬送される。なお、このこと
はタイヤ17が水平な状態で搬送されているときも同様で
ある。
【0009】21は位置検出ステーションKに設けられた
撮像装置であり、この撮像装置21はコンベア11の上方に
設置されている。そして、この撮像装置21はタイヤ17が
位置検出ステーションKに到達したとき、搬送中のタイ
ヤ17全体を撮像し、その画像信号を画像処理装置22に出
力する。ここで、マーク19の色とタイヤ17の背景色(黒
色)とが異なっている場合には、前記撮像装置21として
モノクロのものを用いることができ、設備費を安価とす
ることができる。また、この撮像装置21はタイヤ17全体
を撮像するので、広い視野が必要となるが、このように
視野を広くしても、後述するようにマーク19の位置を検
出するだけ(マーク19の読み取りは行わない)であるの
で、充分処理を行うことができる。このようにして撮像
装置21から画像処理装置22にタイヤ17の画像信号が送ら
れると、該画像処理装置22は画像信号からタイヤ17の直
径D、タイヤ17上のマーク19の位置(XY座標値)およ
びタイヤ17の中心G(重心)の位置(XY座標値)を求
めるとともに、このタイヤ17の中心Gを通りタイヤ17に
対して放射方向に延びる放射基準線Lを決定するが、こ
の実施例においては、前記放射基準線Lはコンベア11の
搬送方向に対して直交する直線と平行としている。次
に、前記画像処理装置22は前記マーク19の位置および放
射基準線Lに基づいて放射基準線Lからマーク19までの
周方向離隔角度Aを求め、該マーク19の角度位置を検出
する。前述した撮像装置21、画像処理装置22は全体とし
て、位置検出ステーションKにタイヤ17が到達したと
き、マーク19のタイヤ中心Gを通る放射基準線Lからの
離隔角度Aを測定して該マーク19の角度位置を検出する
位置検出手段23を構成する。
【0010】25はタイヤ回転ステーションTに設置され
た回転付与部材であり、この回転付与部材25はローラ12
の右端とローラ13との間に配置され、コンベア11の搬送
方向(前後方向)に延びている。そして、この回転付与
部材25はタイヤ17に傷を付けないようにゴム、プラスチ
ック等の軟質の材料から構成されるとともに、その左側
面にタイヤ17との間の摩擦抵抗を増大させるため、長手
方向に離れた多数の突起26が形成されている。27は左右
方向に延びるエアシリンダであり、このシリンダ27のピ
ストンロッド28の先端には前記回転付与部材25が連結さ
れている。そして、このシリンダ27のピストンロッド28
が突出して回転付与部材25が付与位置まで移動している
ときにタイヤ17がタイヤ回転ステーションTに到達する
と、該タイヤTのトレッド部表面が回転付与部材25、詳
しくは突起26に接触するが、このとき、タイヤ17の中心
Gにはコンベア11から前方に向かう搬送力が付与され、
一方、回転付与部材25に接触しているトレッド部表面に
は制動力が付与されるため、該タイヤ17は回転付与部材
25上を転動しながら前方に向かって搬送されることにな
り、これにより、該タイヤ17は中心G回りに強制的に回
転される。なお、シリンダ27のピストンロッド28が引っ
込んでいる場合には、回転付与部材25はタイヤ17の搬送
経路から退避しており、該タイヤ17に接触することはな
い。29、30は前記シリンダ27に一端が接続された一対の
エア通路であり、このエア通路29、30の他端には電磁弁
31が接続されている。この電磁弁31には供給通路32を通
じてエア源33が、排出通路34を通じて消音器35が接続さ
れている。
【0011】38は前記画像処理装置22に接続された制御
装置であり、この制御装置38には画像処理装置22から離
隔角度Aおよびタイヤ17の直径Dに関する出力信号が送
られる。このような出力信号を受け取ると、制御装置38
はこれら離隔角度Aおよび直径Dから離隔角度Aに対応
するタイヤ17の外周長を求めるが、この外周長は、タイ
ヤ17が中心G回りに離隔角度Aだけ回転するときにタイ
ヤ17が走行する直線距離と等しい。次に、前記制御手段
38は前記外周長(直線距離)とコンベア11の走行速度か
ら回転付与部材25をタイヤ17に接触させる接触時間、即
ち電磁弁31に制御信号を出力してシリンダ27のピストン
ロッド28を突出させる時間、を求めるとともに、この接
触時間を記憶しておく。そして、この制御装置38はタイ
ヤ17がタイヤ回転ステーションTに到達したとき、電磁
弁31に制御信号を接触時間の間だけ出力してシリンダ27
のピストンロッド28を突出させ、これにより、回転付与
部材25を搬送中のタイヤ17に接触させて該タイヤ17を中
心G回りに離隔角度Aと等角度だけ回転させ、マーク19
を放射基準線L上まで移動させる。前述した回転付与部
材25、シリンダ27、電磁弁31、エア源33、制御装置38は
全体として、タイヤ回転ステーションTにタイヤ17が到
達したとき、検出したマーク19の角度位置を基にタイヤ
17を中心G回りに回転させることにより該マーク19を放
射基準線L上まで移動させるタイヤ回転手段39を構成す
る。
【0012】41は読取りステーションYに配置された読
取り手段としてのバーコードリーダーであり、このリー
ダー41はコンベア11の直上に静置されている。そして、
このリーダー41は、タイヤ17が読取りステーションYに
到達したとき、放射基準線L上に位置しているマーク19
をタイヤ17の搬送の最中に読み取る。ここで、マーク19
は一般にタイヤ17の周方向にほぼ延びているので、マー
ク19の最終移動位置である放射基準線Lが、前述のよう
にコンベア11の搬送方向に対して直交する直線と平行で
あると、読取り手段とマーク19との接触時間、即ち読取
り時間が長くなり、この結果、コンベア11を高速走行さ
せても読取り精度が低下するようなことはない。そし
て、このように一旦マーク19を放射基準線L上まで移動
させると、タイヤ17とコンベア11との摩擦抵抗が大きい
ので、長距離搬送してもタイヤ17が回転するようなこと
はなく、即ちマーク19が放射基準線L上からずれるよう
なことはない。この結果、読取りステーションYより下
流側に設置された複数の加工ステーションにおいても同
様の位置にリーダーを配置すれば、タイヤ17の回転位置
を修正することなく同様にマーク19を確実に読み取るこ
とができる。なお、マーク19が刻印、塗布、印刷などに
より設けられた文字、記号等である場合には、これらの
色、形状、大きさ、意味、汚れの度合などが撮像管、イ
メージセンサー等により読み取られる。そして、このよ
うにして読み取られた情報は、処理装置に送られた後、
解読、判定されて各種加工、警報装置に出力される。
【0013】次に、この発明の第1実施例の作用につい
て説明する。今、ローラ12、13が同一周速度で同期回転
してコンベア11が前方(下流側)に向かって連続走行
し、該コンベア11上に横置きで載置された加硫済みタイ
ヤ17が読取りステーションYに向かって搬送されている
とする。このとき、該タイヤ17はローラ12が傾斜してい
るので、ローラ12と同様に傾斜しているが、側壁18に設
けられたマーク19は上向きとなっている。そして、この
ような搬送によりタイヤ17が位置検出ステーションKに
到達すると、撮像装置21が該タイヤ17全体を撮像し、そ
の画像信号を画像処理装置22に出力する。このような画
像信号が入力されると、画像処理装置22はその画像信号
からタイヤ17の直径D、タイヤ17上のマーク19の位置お
よびタイヤ17の中心Gの位置を検知するとともに、この
タイヤ17の中心Gを通りタイヤ17に対して放射方向に延
びる放射基準線Lを決定し、その後、該マーク19の位置
および放射基準線Lに基づき放射基準線Lからマーク19
までの周方向離隔角度Aを測定して該マーク19の角度位
置を検出する。
【0014】そして、この画像処理装置22が、検出した
マーク19の角度位置、詳しくは離隔角度Aおよびタイヤ
17の直径Dに関する出力信号を制御装置38に送ると、制
御装置38はこれら離隔角度Aおよび直径Dから離隔角度
Aに対応するタイヤ17の外周長を求め、該外周長(直線
距離)とコンベア11の走行速度から回転付与部材25をタ
イヤ17に接触させる接触時間、即ち電磁弁31に制御信号
を出力してシリンダ27のピストンロッド28を突出させる
時間、を求めるとともに、この接触時間を記憶してお
く。一方、タイヤ17は連続走行しているコンベア11によ
り位置検出ステーションKからタイヤ回転ステーション
Tに搬送されるが、このタイヤ17がタイヤ回転ステーシ
ョンTに到達すると、制御装置38は電磁弁31に制御信号
を接触時間の間だけ出力してシリンダ27のピストンロッ
ド28を突出させ、回転付与部材25を搬送中のタイヤ17の
トレッド部外周に接触させる。この結果、タイヤ17は回
転付与部材25上を前方に向かって転動し、これにより、
該タイヤ17は中心G回りに強制的に離隔角度Aだけ回転
され、マーク19が放射基準線L上まで移動される。そし
て、接触時間が経過すると、電磁弁31は初期位置に切換
わってシリンダ27のピストンロッド28が引っ込み、回転
付与部材25がタイヤ17の搬送経路から退避する。このよ
うにタイヤ回転手段39はタイヤ17を所定角度、即ち離隔
角度Aだけ中心G回りに回転させられればよいので、構
造は簡単なものでよく、安価に製作することができる。
【0015】このようにして回転されたタイヤ17は、さ
らに、連続走行しているコンベア11によりタイヤ回転ス
テーションTから読取りステーションYまで搬送される
が、この読取りステーションYにタイヤ17が到達する
と、コンベア11の直上に静置されたリーダー41は、放射
基準線L上に位置しているマーク19を読み取る。そし
て、このようにして読み取られた情報は、処理装置に送
られた後、解読、判定されて各種装置に出力される。こ
のようにタイヤ17の搬送中にタイヤ回転手段39によって
マーク19の位置を修正するとともに、静置されたリーダ
ー41によってこのマーク19を読み取るようにしたので、
コンベア11の搬送速度はこれらのものの制限を受けるこ
とはなく、この結果、作業能率が向上する。また、コン
ベア11はタイヤ17がいずれのステーションK、T、Yに
到達したときも停止させる必要はなく、作業能率をさら
に向上させることができる。
【0016】図4、5はこの発明の第2実施例を示す図
である。この実施例においては、第1実施例における回
転付与部材25、シリンダ27、電磁弁31、エア源33、消音
器35の代わりに、タイヤ17を左右両側から挟持しながら
回転させるコンベア装置45を設けるようにしている。こ
こで、コンベア装置45はコンベア11の直上に設置された
水平な支持プレート46を有し、この支持プレート46上に
は左右方向に延びる水平な2本のシリンダ47、48が取り
付けられている。これらのシリンダ47、48のピストンロ
ッド49、50の先端には可動体51、52がそれぞれ取り付け
られ、これらの可動体51、52には複数の垂直なローラ5
3、54がそれぞれ回転可能に支持され、これらのローラ5
3、54にはコンベア11の搬送方向に延び、タイヤ17の直
径とほぼ等距離だけ離れたコンベアベルト55、56がそれ
ぞれ掛け渡されている。57、58は前記可動体51、52にそ
れぞれ取り付けられたサーボモータであり、これらのモ
ータ57、58は前記いずれかのローラ53、54を駆動回転さ
せ、コンベアベルト55、56を同一方向に異なった速度で
走行、ここでは、コンベアベルト56をコンベア11と等速
度で、一方、コンベアベルト55をコンベアベルト56より
高速で走行させている。この結果、これらコンベアベル
ト55、56が走行しているときに、これらコンベアベルト
55、56間にタイヤ17が搬入されて挟持されると、該タイ
ヤ17はこれらコンベアベルト55、56の走行速度差によっ
て中心G回りに回転される。このときのコンベアベルト
55、56の走行速度、即ちモータ57、58の回転速度は制御
装置38が前記離隔角度Aおよび直径Dに基づいて制御
し、マーク19がいずれの位置にあっても該マーク19をタ
イヤ17がコンベアベルト55、56間を通過する間に放射基
準線L上に移動させる。なお、コンベアベルト55、56の
走行速度をマーク19の位置に拘らず不変とするととも
に、コンベアベルト55、56によるタイヤ17の挟持時間を
制御装置38によって制御することにより、マーク19を放
射基準線L上に移動させるようにしてもよい。このよう
にすれば、マーク19を高速かつ高精度で放射基準線L上
に移動させることができる。また、マーク19が設けられ
るタイヤ17の種類が変更されてその直径が変化、例えば
小径となった場合には、図6に示すように、シリンダ4
7、48のピストンロッド49、50を引っ込めてコンベアベ
ルト55、56を互いに接近させタイヤ17を挟持するように
すればよい。さらに、この実施例においては、ローラ12
を位置検出ステーションKとタイヤ回転ステーションT
との中間位置で傾斜状態から水平状態に変化させるよう
にしている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、構造簡単でかつ安価でありながら、高能率でタイヤ
上のマークを読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す概略平面図であ
る。
【図2】図1のIーI矢視図である。
【図3】図1のIIーII矢視図である。
【図4】この発明の第2実施例を示すタイヤ回転ステー
ション近傍の概略平面図である。
【図5】図4のIIIーIII矢視断面図である。
【図6】小径のタイヤを回転させるときの図5と同様の
断面図である。
【符号の説明】
11…コンベア 17…タイヤ 18…側壁 19…マーク 23…位置検出手段 39…タイヤ回転手段 41…読取り手段 K…位置検出ステーショ
ン T…タイヤ回転ステーション Y…読取りステーション G…タイヤ中心 L…放射基準線 A…離隔角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側壁にマークが設けられたタイヤを該マー
    クが上向きとなった状態で連続走行しているコンベアに
    より搬送しながら位置検出ステーション、タイヤ回転ス
    テーション、読取りステーションを次々と通過させ、前
    記位置検出ステーションにおいては、前記マークのタイ
    ヤ中心を通る放射基準線からの離隔角度を測定して該マ
    ークの角度位置を検出し、タイヤ回転ステーションにお
    いては、前記検出したマークの角度位置を基にタイヤを
    中心回りに回転させることにより該マークを放射基準線
    上まで移動させ、読取りステーションにおいては、コン
    ベアの直上に静置された読取り手段により前記放射基準
    線上に位置するマークを読み取るようにしたことを特徴
    とするタイヤ上のマーク読取り方法。
  2. 【請求項2】位置検出ステーション、タイヤ回転ステー
    ション、読取りステーションを順次貫き、連続走行する
    ことにより、側壁にマークが設けられたタイヤを該マー
    クが上向きとなった状態で位置検出ステーションから読
    取りステーションに向かって連続搬送するコンベアと、
    位置検出ステーションにタイヤが到達したとき、前記マ
    ークのタイヤ中心を通る放射基準線からの離隔角度を測
    定して該マークの角度位置を検出する位置検出手段と、
    タイヤ回転ステーションにタイヤが到達したとき、前記
    検出したマークの角度位置を基にタイヤを中心回りに回
    転させることにより該マークを放射基準線上まで移動さ
    せるタイヤ回転手段と、読取りステーションにおけるコ
    ンベアの直上に静置され、読取りステーションにタイヤ
    が到達したとき、前記放射基準線上に位置するマークを
    読み取る読取り手段と、を備えたことを特徴とするタイ
    ヤ上のマーク読取り装置。
  3. 【請求項3】前記放射基準線はコンベアの搬送方向に対
    して直交する直線と平行である請求項2記載のタイヤ上
    のマーク読取り装置。
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