JPH07300091A - 折畳みハウス付きポンツーン - Google Patents

折畳みハウス付きポンツーン

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Publication number
JPH07300091A
JPH07300091A JP9491094A JP9491094A JPH07300091A JP H07300091 A JPH07300091 A JP H07300091A JP 9491094 A JP9491094 A JP 9491094A JP 9491094 A JP9491094 A JP 9491094A JP H07300091 A JPH07300091 A JP H07300091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deck
pontoon
house
submerged
hatch cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP9491094A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kobayashi
▲昇▼ 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP9491094A priority Critical patent/JPH07300091A/ja
Publication of JPH07300091A publication Critical patent/JPH07300091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重量物の運搬などのために十分な広さのデッ
キ面が形成され、沖合で空間的に充分にゆとりのある基
地が確保されるようにする。 【構成】 浮力を生じさせる没水部21が両側部に形成
されたカタマラン構造または両側部と中央部とに形成さ
れたトリマラン構造の本体10であって、上面には平坦
なデッキ11が形成され、このデッキ11上には折畳み
可能なハウス用の支柱5を立てるための支柱用係止穴1
3が形成され、上記本体の没水部21内は折畳み可能な
ハウス用支柱5などの部材を収容する物入れ空間50が
形成され、その上側のデッキ11にはハッチカバー12
が形成され、上記ハッチカバー12はデッキ11の上面
と面一になるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浮き桟橋などとして
利用したり、沖合で停泊させて、そこをマリンスポーツ
の基地として使用するなどの利用が可能な折畳みハウス
付きポンツーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、マリンスポーツが盛んになり、海
上での遊具も種々提案されている。例えば、大型のボー
トで沖合に行き、そこで停泊して海上でそのボートを基
地として釣りなどを楽しみ、あるいはその大型のボート
を基地として小型のボートで航走を楽しむなどしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、大型の
ボートを使用して多人数で沖合に出る場合は、大型のボ
ート自体が非常に高価であり、またその割には居住空間
が狭く、沖合で基地として使用するには空間的にゆとり
がないという問題がある。また重量物の運搬を行ない、
沖合で釣りなどの基地として利用する場合、重量物の運
搬のためにはデッキは完全な平面が形成されていること
が望ましいが、釣りなどの基地としては風よけや日よけ
があることが望ましい。
【0004】この発明は、このような従来の課題の解決
のためになされたものであり、重量物の運搬などの際に
は十分な広さの平面が形成され、沖合で空間的に充分に
ゆとりのある基地が確保される折畳みハウス付きポンツ
ーンを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、浮力を生じ
させる没水部が両側部に形成されたカタマラン構造また
は両側部と中央部とに形成されたトリマラン構造の本体
であって、上面にはほぼ平坦なデッキが形成され、この
デッキ上には折畳み可能なハウス用の支柱を立てるため
の支柱用係止穴が形成され、上記本体の没水部内には折
畳み可能なハウス用支柱などの部材を収容する物入れ空
間が形成され、その上側のデッキには開閉可能なハッチ
カバーが形成されているものである。
【0006】上記ハッチカバーはデッキ面とほぼ面一に
なるように設置されていることが好ましい。またデッキ
部材と船体部材とがそれぞれFRPの型成形で一体に形
成され、それらが互いの周縁部で接合されることにより
ポンツーンが形成されるようにすることが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成では、1つの利用態様として、ハッチ
カバーを閉鎖するとともに係止穴に栓を取付けてデッキ
上を平坦面とすれば、充分な広さの平面が形成されるこ
とになり、このため岸壁に係留して、浮き桟橋として利
用することができ、また重量物の運搬手段としても利用
することができる。また適宜の曳航手段によってポンツ
ーンを所定の場所まで曳航してそこで停泊させれば、沖
合で空間的に充分にゆとりのある基地が確保されること
になり、このポンツーンを沖合の基地としてデッキ上か
らの釣りを行なうなどすることができる。またハッチカ
バーを開いて物入れ空間中の支柱などを取出し、係止穴
に立てるとともに、シートを張ってハウスを組立て、こ
れによって基地としての機能を高めることができる。
【0008】またこの下部本体は、下部両側部に没水部
が下方に突出して形成されているために、平底の構造の
場合に比較して没水部により大きな収容空間(物入れ)
が形成されて物入れを設置する上で有利である。また没
水部によりポンツーンの長さ方向の剛性が高められ、さ
らに幅方向の安定性(復元力)も増大することになるた
めに、最小限の材料で充分なデッキ面積が確保できると
いう利点もある。さらにカタマランやトリマランの構造
では、水上の運搬が容易であるととともに、陸揚げした
際に陸上での座りがよいという利点もある。
【0009】
【実施例】図1〜図3において、折畳みハウス付きポン
ツーン10は上面に平坦なデッキ11が形成された上部
本体1と、下部両側に浮力を生じさせる没水部21が形
成された下部本体2とが互いに周縁部で接合されて構成
されている。この上部本体1と下部本体2とはそれぞれ
FRPの型成形によって一体に形成されている。この上
部本体1は、図5に示すようにデッキ11を構成する上
面の平坦部の周縁部が直角に折り曲げられて、その先端
部(下端部)は外向きに延びた後さらに下向きに延びた
周縁部16が形成されている。また下部本体2は、図3
〜図5に示すように両側部に下向きに突出して互いに平
行に延びる没水部21が形成されてその間に上向きの突
出部22が形成された箱状体からなり、周縁部上端部は
図5に示すように直角に折り曲げられて外向きに延びた
周縁部26が形成され、この周縁部26が上記上部本体
1の周縁部16の下面に当接して適宜の接着剤で接着さ
れて内部に密閉空間が形成されている。このように上部
本体1と下部本体2との接合部に周縁部16と26とを
形成して両者を突合わせ接合するようにすると、この突
合わせ面のみを正確な平面とすることは比較的容易であ
るために、両者の接合部を正確に合わせて確実な接着が
行なわれるようにすることができる。なお、上記周縁部
16の先端部17と下部本体2の側部とをビス18によ
って結合させるようにしてもよい。
【0010】上記密閉空間中には、没水部21に相当す
る部分に大きな(深さの大きな)空間が形成されるため
に、この部分に図3に仮想線で示すような物入れ空間4
0が形成され、ここに例えばビルジポンプ4およびそれ
を駆動するためのバッテリ5を収容するようにし、この
ビルジポンプ4にはホース43を介してビルジ吸い込み
口41と吐出口42とを連結させるようにしてもよい。
また他方の側の没水部21の内部には、図2に示すよう
な折畳み可能なハウス用の構成部品が収容される物入れ
空間50が形成されている。この構成部品としては、種
々の形状のハウス用支柱5やシート6などがある。
【0011】またデッキ11には、上記支柱5を立てる
ための支柱用係止穴13がこの実施例では6個形成さ
れ、物入れ空間50の上側には開閉可能なハッチカバー
12が取付けられ、また物入れ空間40の上側に一対の
ハッチカバー15が形成されている。この係止穴13に
は、通常は穴を塞いで表面を平滑にする栓3が取付けら
れるようにしている。またデッキ11の四隅には係留ま
たは曳航のためのボラード14が形成されている。上記
ハッチカバー12はその表面がデッキ11の表面と面一
になるように、図6に示すような構成となっている。す
なわち、ハッチカバー12が取付けられるハッチ開口部
120の周縁には上開きの溝121がデッキ11と一体
に形成されるとともに、その先端部にはパッキン受け1
22が形成され、ハッチカバー12の周縁折り曲げ部1
25がこの溝121に嵌入されるとともに、このパッキ
ン受け122上に設置されたパッキン123上にハッチ
カバー12の裏面が圧着されることによりシールがなさ
れるようにしている。ハッチカバー15も、図示は省略
しているが、上記同様にデッキ11の上面と面一に形成
されるとともにシール構造で閉鎖されるように構成され
ている。なお、溝121中に溜った水を逃がすために、
この溝121からデッキ11の側端まで延びる排水溝1
7を形成してもよい。
【0012】上記下部本体2の底部は、図4に示すよう
にその下部に浮力を生じさせる没水部21が両側部に形
成された、いわゆるカタマラン型となっているが、没水
部が両側部と中央部とに形成されたトリマラン型として
もよい。
【0013】上記構成において、折畳みハウス付きポン
ツーン10を利用する1つの態様としては、ハッチカバ
ー12,15を閉鎖するとともに係止穴13に栓3を取
付けてデッキ11上を平坦面とし、ボラード14に適宜
のロープを係止させることによって岸壁に係留して、浮
き桟橋として利用することができる。またジェット推進
艇など適宜の曳航手段によってボラード14に係止され
たロープを引張り、ポンツーン10を所定の場所まで曳
航し、所定の場所で停泊させ、アンカー用ロープの基端
部をこのボラード14に係止させてアンカーを降ろすよ
うにしてもよい。そしてこのポンツーン10を基地とし
てデッキ11上からの釣りを行なうなどすることができ
る。またハッチカバー12を開いて物入れ空間50中の
支柱5を取出し、係止穴13に立てるとともに、シート
6を張ってハウスを組立て、その出入口61から出入り
し、窓62から釣竿を延ばすなどしてハウスを利用して
海上での遊びを楽しむことができる。
【0014】またこの下部本体2は、下部両側部に没水
部21が下方に突出して形成されているために、平底の
構造の場合に比較して没水部21により大きな収容空間
(物入れ)が形成されて物入れを設置する上で有利であ
る。また没水部21によりポンツーン10の長さ方向の
剛性が高められ、さらに幅方向の安定性(復元力)も増
大することになるために、最小限の材料で充分なデッキ
面積が確保できるという利点もある。さらにカタマラン
やトリマランの構造では、水上の運搬が容易であるとと
ともに、陸揚げした際に陸上での座りがよいという利点
もある。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、1つの利用態様として、ハッチカバーを閉鎖すると
ともに係止穴に栓を取付けてデッキ上を平坦面とすれ
ば、充分な広さの平面が形成されることになり、このた
め岸壁に係留して、浮き桟橋として利用することがで
き、また重量物の運搬手段としても利用することができ
る。また適宜の曳航手段によってポンツーンを所定の場
所まで曳航してそこで停泊させれば、沖合で空間的に充
分にゆとりのある基地が確保されることになり、このポ
ンツーンを沖合の基地としてデッキ上からの釣りを行な
うなどすることができる。またハッチカバーを開いて物
入れ空間中の支柱などを取出し、係止穴に立てるととも
に、シートを張ってハウスを組立て、これによって基地
としての機能を高めることができる。
【0016】またこの下部本体は、下部両側部に没水部
が下方に突出して形成されているために、平底の構造の
場合に比較して没水部により大きな収容空間(物入れ)
が形成されて物入れを設置する上で有利である。また没
水部によりポンツーンの長さ方向の剛性が高められ、さ
らに幅方向の安定性(復元力)も増大することになるた
めに、最小限の材料で充分なデッキ面積が確保できると
いう利点もある。さらにカタマランやトリマランの構造
では、水上の運搬が容易であるととともに、陸揚げした
際に陸上での座りがよいという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す組立てハウス設置状態
の斜視図である。
【図2】組立てハウス分解状態の図1相当図である。
【図3】図1の分解斜視図である。
【図4】図1の底面斜視図である。
【図5】図1の上部本体と下部本体との接合部の断面図
である。
【図6】デッキとハッチカバーとの関係を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 上部本体 2 下部本体 5 ハウス用支柱 6 ハウス用シート 11 デッキ 12,15 ハッチカバー 13 支柱用係止穴 21 没水部 40,50 物入れ空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮力を生じさせる没水部が両側部に形成
    されたカタマラン構造または両側部と中央部とに形成さ
    れたトリマラン構造の本体であって、上面にはほぼ平坦
    なデッキが形成され、このデッキ上には折畳み可能なハ
    ウス用の支柱を立てるための支柱用係止穴が形成され、
    上記本体の没水部内には折畳み可能なハウス用支柱など
    の部材を収容する物入れ空間が形成され、その上側のデ
    ッキには開閉可能なハッチカバーが形成されていること
    を特徴とする折畳みハウス付きポンツーン。
  2. 【請求項2】 上記ハッチカバーはデッキ面とほぼ面一
    になるように設置されていることを特徴とする請求項1
    記載の折畳みハウス付きポンツーン。
  3. 【請求項3】 デッキ部材と船体部材とがそれぞれFR
    Pの型成形で一体に形成され、それらが互いの周縁部で
    接合されることによりポンツーンが形成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の折畳みハウス付き
    ポンツーン。
JP9491094A 1994-05-09 1994-05-09 折畳みハウス付きポンツーン Pending JPH07300091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9491094A JPH07300091A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 折畳みハウス付きポンツーン

Applications Claiming Priority (1)

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JP9491094A JPH07300091A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 折畳みハウス付きポンツーン

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JPH07300091A true JPH07300091A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14123172

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JP9491094A Pending JPH07300091A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 折畳みハウス付きポンツーン

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JP (1) JPH07300091A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013191322A1 (ko) * 2012-06-20 2013-12-27 Hwang Munjin 루프박스 겸용 보트
KR101950805B1 (ko) * 2018-11-23 2019-05-22 주식회사 삼우이엔지 부유식 해상시설물
CN110397307A (zh) * 2019-08-05 2019-11-01 陈力行 一种两栖框架房

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013191322A1 (ko) * 2012-06-20 2013-12-27 Hwang Munjin 루프박스 겸용 보트
KR101950805B1 (ko) * 2018-11-23 2019-05-22 주식회사 삼우이엔지 부유식 해상시설물
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