JP2568441B2 - フローティングプール - Google Patents

フローティングプール

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JP2568441B2
JP2568441B2 JP1163100A JP16310089A JP2568441B2 JP 2568441 B2 JP2568441 B2 JP 2568441B2 JP 1163100 A JP1163100 A JP 1163100A JP 16310089 A JP16310089 A JP 16310089A JP 2568441 B2 JP2568441 B2 JP 2568441B2
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Kajima Corp
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人工的マリンレジャーランドとして洋上に
形成するプールに関する。
〔従来の技術〕
マリンレジャーランドでは、水泳、ダイビング、釣
り、ヨットやボートなどの舟遊び等、種々の娯楽に対す
る設備を設けているが、このうち水泳については、例え
ば地形や水質などの条件をもとに海辺に遊泳可能な安全
な範囲を定めてここを遊泳場として設定したり、また、
陸上の動物の屋内外に構築物としてプールを設けてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
陸上に設置するプールの場合は、水深や距離などが規
制されていて安全ではあるが屋内プールはもちろんのこ
と、屋外のものであっても外界の自然との触れ合いが少
なく、変化に乏しいものである。
この点、海辺部の遊泳場は自然に直接接することはで
きるが、安全面等で設定場所が海辺部の一定範囲に限定
されているため、やはり変化に乏しく、海洋の雄大性な
どその特殊な面白さを充分に取入れることができなかっ
た。
そこで、従来、安全性は確保しつつ、海洋独自の面白
味を充分に取入れることができ、娯楽性を向上できるプ
ールとして、特願昭49−56434号公報、特開昭50−45432
号公報、特開昭50−119318号公報、実願昭47−28370号
(実開昭−48−105107号)のマイクロフィルム、実願昭
60−130307号(実開昭62−37596号)のマイクロフィル
ムがある。
これらはいずれも、多数のブロック状のフロータを矩
形の環状に連繋し、該フロータにより囲まれて形成され
る空間の下方底部および側部にネットを張設してなり、
海上に浮上させ、かつ曵船により移動可能なフローティ
ングプールが開示されている。
しかし、これら特願昭49−56434号公報、特開昭50−4
5432号公報、特開昭50−119318号公報、実願昭47−2837
0号(実開昭48−105107号)のマイクロフィルム、実願
昭60−130307号(実願昭62−37596号)のマイクロフィ
ルムは、フロータを組み合わせた形状が矩形であるた
め、とくに構造的に弱い部分として長辺部の中央部分で
これと直交する波を受けた場合にはフロータの連繋がく
ずれやすい。しかもこれに加えて、フロータは軽量化は
図るために、発泡スチロールを材料としたり、硬質プラ
スチックを中空な立方体にしたものであるが、このよう
な脆弱な表面からなるものに直接蝶番などの連結金具を
取付けて相互に隣接するフロータ同士を連結しているの
で、例えば高い波や強風にさらされるなどの強い外力を
受けた場合にはこの連結金具が破損してフロータ相互の
連繋が外れてしまうおそれがあり、安全性に問題があっ
た。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、海洋独
自の面白味を充分に取入れて娯楽性を向上させることに
加えて、各フロータ相互の結合強度が高く、しかもフロ
ータを組合せた全体の形状も強度が高くて安全性がきわ
めて高いフローティングプールを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、多数のブロック状
のフロータを環状に連繋し、該フロータにより囲まれて
形成される空間の下方底部及び側部にネットを張設して
浮上及び移動可能に形成するフローティングプールにお
いて、前記フロータは、平面くの字形のボックス体と直
方体の2種類からなり、端面にボルトまたはチャックな
どの締め具で結合する接合板を設け、前記平面くの字形
のボックス体からなるフロータを角部に、前記直方体か
らなるフロータを辺部に配置するように隣接するフロー
タ相互を前記接合板で接合し、六角形を基本とした環体
を形成することを要旨とするものである。
〔作用〕 本発明によれば、環状につなげた多数のブロック状の
フロータにより形成される空間の下方底部と側部とにネ
ットを張設してプールを構成したので、該プールは浮上
かつ移動可能であり、曵船で洋上の任意の場所に移動
し、セットできる。よって、洋上の希望の場所で遊泳し
たり、また、曵船中のプールで遊泳することもできる。
それに加えて、フロータの連繋した形状を六角形を基
本とした環状としたので各辺部の長さが短くでき、構造
上の強度を向上できる。とくに、この六角形の各角部は
結合にかかる負担が大きいが、ここには平面くの字形の
ボックス体からなるフロータを配置したので、各辺部が
受けた波などによる外力を隣接する辺部へ分散して伝達
するので耐力が高く、フロータの環状の連繋が壊れるこ
とはない。
しかも、各フロータには、隣接するものと突き合わせ
て接合する端面に接合板を設けているので、ボルトまた
はチャックなどの締め具で隣接するフロータ相互を結合
するにも接合板を介しているので結合部が破損するおそ
れはない。
また、フロータの環状の連繋を大型にする場合には、
例えば、2つの六角形の辺部同士を重合するようにして
この重合した辺部のフロータを取り除くことで大型の環
状とするので、このように六角形を基本として大型化が
図られるので強度の高さは維持される。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明のフローティングプールの実施例を示
す要部の斜視図、第2図は同上構成部材であるフロータ
を示す斜視図で、本発明のプールは、フロータ1及びネ
ット2と、フロータ1とネット2とを連結する連結部材
とより構成される。
フロータ1は第2図に示すように、平面くの字形のボ
ックス体と直方体の2種類からなり、多数の中空ブロッ
ク状体で構成され、材質として、発泡スチロールなどの
発泡樹脂、鋼、プレキャストコンクリート(PC)、木な
どを用い、左右両端部には接合部として、はこ抜きのボ
ルト継手3を設けるとともに端面にボルトまたはチャッ
クなどの締め具で結合する接合板4を取付けてある。
ネット2は、後述するように多数のフロータ1をつな
げて形成する空間の下方底面に合致する形状のものと、
側部の長手方向の長さとプールを形成したときの水深の
長さとがそれぞれ長手方向と短手方向に合致するものと
を用意する。
また、図中5は連結部材として、フロータ1の上部に
取付く手摺、6はフロータ1、ネット2及び手摺5を連
結するパイプ、7はフック状の固定金具を示す。
以上のようにして構成されるフロータ1、ネット2及
びパイプ6等の連結部材をもってプールの組立てるに
は、希望の大きさの六角形に合わせてフロータ1を適宜
数用意し、平面くの字形のフロータ1を角部に、直方体
のフロータ1を辺部に配置させる。この際、第3図に示
すように、各フロータ1,1の端面に設けてある接合板4,4
を突き合わせ、両接合板4,4をボルトまたはチャックな
どの締め具で結合する。
このようにして、複数のフロータ1,1…を順次つなぎ
合わせて、第1図に示すような六角形の環体を形成し、
かかるフロータ1,1…の上部外側縁にそって連結部材で
あるパイプ6を固定具7により連結する。
そして、このパイプ6上全周にわたって手摺5を立設
するとともに、フロータ1,1…の六角形の角部に位置す
る個所では、パイプ6をフロータ1の外面に沿ってプー
ルの水深に相当する長さ分だけ下方に向けて垂設し、こ
の垂設パイプ6,6…の下端をさらに別のパイプ6で水平
に連結する。
また、フロータ1,1…の下部外側縁と下方に水平に連
設されているパイプ6との間にネット2を張設し、ま
た、前記下方に水平に連設されたパイプ6により形成さ
れる六角形の環体の内部にネット2を張設する。
その結果、フロータ1,1…の側部下方とフロータ1,1…
により形成された六角形の環体の下方とにネット2が張
りめぐされ、ここに上面が開放面に、側面と底面とがネ
ット2により遮断された空間Aが形成され、この空間A
内に海水を流入してプール8が構成される。
このプール8の形状は第1実施例として第1図に示し
た六角形を基本形として、第4図の第2実施例に示すよ
うに、六角形のものを2つつなげ、接合部分を連通状態
にした大型の略8の字形の環体とすることもできる。
次に使用法について説明すると、六角形、またはこの
六角形を基本としてこれを2つつなげた略8の字形の環
体に組立てたプール8を第4図に示すようにして曵船9
で洋上の任意の場所へ曳航し、希望の場所でパイプ6に
取付けたワイヤー11先端のアンカー10を降ろし、ここに
係留する。
そして曵船9により移動中、また、係留状態で、プー
ル8内に遊泳すれば、プール8の空間A内へはネット2
を介して外部から海水が常に流入し常に新鮮な海中で泳
ぐことができる。
また、沖合の洋上であってもネット2で仕切られた空
間A内で遊泳することになるから、安全であり、ごみな
どの遊泳物も空間A内に侵入しないから泳ぎ易い。さら
に、海中や水底を見ながら遊泳できるので魚貝類などの
観察も行え、泳ぎと舟遊びとダイビングとを同時に楽し
むことができる。
さらに、大型客船などの付属設備として、船で曳航し
てプール8内で遊泳を楽しむことも可能である。
第6図、第7図は第3実施例を示すもので、さらに大
型の略円形の環体を形成したもので、この環体は前記第
2実施例と同様に、第1実施例の六角形を基本形とする
ものであり、プール8内にフロータ1,1…を適宜数連続
させて形成した仕切体12を突出し、かつ、下方からの係
留等により固定した浮島13を適宜点在させた。図中14は
浮島13上に植設した木を示す。
かかる大型のプール8は洋上に、先端にアンカー10を
取付けたワイヤー11で係留しておき、例えば該プール8
に船着き場あるいは海上ステージ15を付設しておき、こ
こに別途、船16で渡るようにする。
そして、このような大型のプール8では、フロータ1,
1…により囲まれている感じが少なくなって海洋の雄大
性を満喫できるとともに大きな開放感が得られ、浮島13
や仕切体12上で休息したり、あるいは浮島や仕切体12に
より形成される水路を迷路にみたて迷路遊びもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明のフローティングプールは、
洋上の任意の場所へプールを浮遊させて移動できるので
洋上の希望の場所で遊泳でき、娯楽性をさらに高めるこ
とができ、しかも、沖合遠くで遊泳する場所でもネット
で仕切られた内で泳ぐことになるので安全性は充分に確
保で、新規なマリンレジャーランドを簡単かつ安価に出
現させることができるものである。
これに加えて、各フロータ相互の結合強度が高く、し
かもフロータを組合せた全体の形状も強度が高くて安全
性がきわめて高いものである。
さらに、強度を維持して大型化が図れて、汎用性があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフローティングプールの第1実施例を
示す斜視図、第2図は同上プールの構成部材であるフロ
ータの斜視図、第3図はフロータの接合部を示す斜視
図、第4図は第2実施例を示す平面図、第5図は同上正
面図、第6図は第3実施例を示す平面図、第7図は同上
正面図である。 1……フロータ、2……ネット 3……ボルト継手、4……接合板 5……手摺、6……パイプ 7……固定金具、8……プール 9……曵船、10……アンカー 11……ワイヤー、12……仕切体 13……浮島、14……木 15……海上ステージ、16……舟 A……空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のブロック状のフロータを環状に連繋
    し、該フロータにより囲まれて形成される空間の下方底
    部及び側部にネットを張設して浮上及び移動可能に形成
    するフローティングプールにおいて、前記フロータは、
    平面くの字形のボックス体と直方体の2種類からなり、
    端面にボルトまたはチャックなどの締め具で結合する結
    合板を設け、前記平面くの字形のボックス体からなるフ
    ロータを角部に、前記直方体からなるフロータを辺部に
    配置するように隣接するフロータ相互を前記接合板で接
    合し、六角形を基本とした環体を形成することを特徴と
    したフローティングプール。
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