JPH07298904A - 履物用底 - Google Patents
履物用底Info
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- JPH07298904A JPH07298904A JP12946694A JP12946694A JPH07298904A JP H07298904 A JPH07298904 A JP H07298904A JP 12946694 A JP12946694 A JP 12946694A JP 12946694 A JP12946694 A JP 12946694A JP H07298904 A JPH07298904 A JP H07298904A
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Abstract
上する。 【構成】密封状態で内部が真空状態となっている断熱性
粒体の多数を、底体に平面状に配列させた設けたもの、
及びこれに用いる断熱性シート、断熱性粒体。
Description
作業用履物、長靴或は運動靴等の履物に用いる底に関す
るもので、特に断熱性を向上させた履物用底に係る。
が、作業や運動等各種目的に応じて使い分けられてい
る。このうち冬期や寒冷地で使用される履物にあって
は、接地面から伝えられる冷たさを遮断することが必要
であり、逆に高温の地面等で作業する場合には熱さを遮
断する必要がある。
断熱性を付与することが古くから提案されているが、こ
の多くは、発泡シートを中底と接地底との間に介在させ
たものである。
うに発泡シートを介在させた履物は、発泡シートの構成
上この層内の空隙を多くすることができず、十分な断熱
効果が得られない憾みがあった。しかも発泡シートは、
概して柔軟であるため底の部分が柔らかくなり過ぎ、履
物の種類によっては採用し得ないものもあった。
題点を改善する為になされたもので、その要旨とすると
ころは、密封状態で内部が真空状態となっている断熱性
粒体の多数を、底体に平面状に配列させて設けたことを
特徴とする履物用底及び密封状態で内部が真空状態とな
っている断熱性粒体の多数を、平面状に配列しかつ上下
2層のシートで挟着してなる断熱性シートを用い、これ
を底体に添わせて設けたことを特徴とする履物用底並び
にこれに用いる断熱性シート及び断熱性粒体にある。
1は本発明の地下たびに用いる履物用底を示しており、
図2は図1A−A’線の拡大断面図である。
脂で作られている接地底、2が布や合成樹脂からなる中
底であり、この両者1、2によって底体が構成されてい
る。そして3がこれら1、2間に積層された断熱性シー
トである。この断熱性シート3は、接地底1の上面に沿
うように重ねられ、さらにこの上面に中底2が重ねら
れ、これらが相互の界面で接着されている。
ト3A、3Bと多数の断熱性粒体4とから構成されてお
り、このうちのシート3A、3Bとしては、布、不織
布、ゴム又は合成樹脂からなっており、断熱性粒体4は
密封状態で内部が真空となっている。なお断熱性粒体4
は、ガラス又は合成樹脂で作られており、成形と同時に
内部を真空にして製造される。
態になっていて、本発明の底の断熱性を発揮させるため
のものであるが、その真空の度合いは断熱効果が得られ
る程度で良く、例えば10−2mmHgないし10−4
mmHg程度が好ましい。
は、球状、角状等特に限定されないが、図3に示すよう
に両端が閉塞された略円筒形状であると、パイプを過熱
して容易に製造することができ、又周面に圧力が加わっ
た場合も応力が集中することなく強度的にも優れてい
る。
種類によって選ばれるもので、例えば地下たびのように
薄い底が要求されるものにあっては、図3に示す円筒形
状の粒体の場合その直径が3mm〜5mm程度のものが
用いられる。なお、安全靴、長靴又は運動靴の場合は、
上記と同等もしくは数mm〜10mm程度のものが用い
られる。
に、その外表面にアルミニュウム、銅等の金属薄膜を形
成することができる。この金属薄膜は、金属蒸着の手法
によって形成するのが一般的である。
は、上下2層のシート3A、3Bによって挟着されてい
るが、規則的に配列する場合は図4及び図5の如くする
と良い。これらの例において矢印は、底の長手方向(前
後方向)を示しているが、図4のように底の長手方向に
粒体4の軸方向(図3の矢印方向)が直交するように配
列すると、底の長手方向の屈曲性が保持される。図5の
場合は、粒体4を交互に傾斜させて配列させたもので、
底の幅方向の屈曲性も加味したものである。これらの例
は、断熱性粒体4を規則的に配列させたものであるが、
本発明では勿論この例に限定されるものではなく、平面
状であれば不規則状であっても構わない。
場合、図2に示すように上下2層のシート3A、3Bに
必要に応じて接着剤を併用することによって断熱性粒体
4の多数を挟着するわけであるが、上下2層のシート3
A、3Bの伝熱を防止するため相互の間に若干の空間S
を設けておくことか必要である。
体に適用した例を説明したが、本発明はこれ以外の履
物、例えば安全靴、長靴、運動靴、登山靴、皮靴、草
履、サンダル等の履物底として広く適用できるものであ
る。
底体を上下に2分した成形体で構成し、上述した断熱性
粒体の多数を下方の成形体上に平面状に配列させ、上か
ら上方の成形体を重ね、周縁等で両者を接合一体化し
て、一挙に底を得るようにすることもできる。この場合
も上下の成形体間に若干の空間を設けておくことが望ま
しい。
下2層のシートの一方又は両方の面に予め断熱性粒体の
一部が納まる浅い溝を設けておき、この溝に断熱性粒体
を収納し、必要に応じて接着させながら、連続的に作る
こともできる。なお本発明に用いる断熱性シートは、履
物用に限られるものではなく、例えば建造物の壁や屋根
に用いる断熱性シート、保冷車の壁体に用いる断熱性シ
ートとしても使用することが可能である。
で、断熱性粒体の存在により底の断熱性が十分に発揮で
き、この結果履物の断熱効果の向上に寄与することがで
き、しかもその構成上底の軽量化も達成することができ
る利点がある。
である。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】密封状態で内部が真空状態となっている断
熱性粒体の多数を、底体に平面状に配列させて設けたこ
とを特徴とする履物用底。 - 【請求項2】密封状態で内部が真空状態となっている断
熱性粒体の多数を、平面状に配列しかつ上下2層のシー
トで挟着してなる断熱性シートを用い、これを底体に添
わせて設けたことを特徴とする履物用底。 - 【請求項3】両端が閉塞された略円筒形状である断熱性
粒体を用いることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の履物用底。 - 【請求項4】外表面に金属薄膜が形成されている断熱性
粒体を用いることを特徴とする請求項1、請求項2また
は請求項3に記載の履物用底。 - 【請求項5】密封状態で内部が真空状態となっている断
熱性粒体の多数を、平面状に配列しかつ上下2層のシー
トで挟着してなることを特徴とする、履物用底に用いる
断熱性シート。 - 【請求項6】両端が閉塞された略円筒形状である断熱性
粒体を用いることを特徴とする請求項5に記載の履物用
底に用いる断熱性シート。 - 【請求項7】外表面に金属薄腹が形成されている断熱性
粒体を用いることを特徴とする請求項5または請求項6
に記載の履物用底に用いる断熱性シート。 - 【請求項8】密封状態で内部が真空状態となっているこ
とを特徴とする履物用底に用いる断熱性粒体。 - 【請求項9】両端が閉塞された略円筒形状であることを
特徴とする請求項8に記載の履物用底に用いる断熱性粒
体。 - 【請求項10】外表面に金属薄膜が形成されていること
を特徴とする請求頂8または請求項9に記載にの履物用
底に用いる断熱性粒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12946694A JP2640214B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 履物用底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12946694A JP2640214B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 履物用底 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35472895A Division JPH08238700A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 断熱性シート及びこれに用いる断熱性粒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07298904A true JPH07298904A (ja) | 1995-11-14 |
JP2640214B2 JP2640214B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=15010195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12946694A Expired - Fee Related JP2640214B2 (ja) | 1994-05-06 | 1994-05-06 | 履物用底 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640214B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08238700A (ja) * | 1995-12-26 | 1996-09-17 | Rikiou:Kk | 断熱性シート及びこれに用いる断熱性粒体 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102012206094B4 (de) | 2012-04-13 | 2019-12-05 | Adidas Ag | Sohlen für Sportschuhe, Schuhe und Verfahren zur Herstellung einer Schuhsohle |
DE102013202291B4 (de) * | 2013-02-13 | 2020-06-18 | Adidas Ag | Dämpfungselement für Sportbekleidung und Schuh mit einem solchen Dämpfungselement |
USD776410S1 (en) | 2013-04-12 | 2017-01-17 | Adidas Ag | Shoe |
-
1994
- 1994-05-06 JP JP12946694A patent/JP2640214B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08238700A (ja) * | 1995-12-26 | 1996-09-17 | Rikiou:Kk | 断熱性シート及びこれに用いる断熱性粒体 |
Also Published As
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