JPH07297808A - 赤外線多重伝送方式および該方式に用いる赤外線多重信号送信装置、赤外線多重信号受信装置並びに赤外線多重伝送装置 - Google Patents

赤外線多重伝送方式および該方式に用いる赤外線多重信号送信装置、赤外線多重信号受信装置並びに赤外線多重伝送装置

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JPH07297808A
JPH07297808A JP6088345A JP8834594A JPH07297808A JP H07297808 A JPH07297808 A JP H07297808A JP 6088345 A JP6088345 A JP 6088345A JP 8834594 A JP8834594 A JP 8834594A JP H07297808 A JPH07297808 A JP H07297808A
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Noboru Shinozaki
昇 篠崎
Seiichi Kubo
誠一 久保
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伝送品質を低下させることなく、赤外線による
即時性情報と非即時性情報との同時伝送を可能にするこ
とを目的とする。 【構成】動画映像や音声などの即時性情報を、例えば、
パルス位置変調して一定パルス幅の第1被変調パルスを
生成し、文字や図形などの非即時性情報を、例えば、パ
ルス幅変調して繰り返し周期が一定の図1(b)の第2
被変調パルスを生成し、前記第1被変調パルスに、前記
第2被変調パルスを副搬送パルスとして重畳して図1
(a)の多重伝送信号としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線を用いたデータ
伝送に関し、さらに詳しくは、動画映像や音声に代表さ
れる即時性情報と文字や図形に代表される非即時性情報
とを多重伝送する赤外線多重伝送方式およびこの多重伝
送方式に好適な赤外線多重信号送信装置、赤外線多重信
号受信装置並びに赤外線多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、赤外線伝送を用いた機器として、
リモコン装置やPDAなどがある。図5は、従来のリモ
コン装置のブロック図である。
【0003】同図において、30はリモコン送信器、3
6はテレビジョン受像機などに備えられているリモコン
受信器である。
【0004】リモコン送信器30は、送信データをパル
ス位置変調するパルス位置変調部31と、このパルス位
置変調部31の出力に応じて赤外線を発光する発光部3
5とを備えており、発光部35は、トランジスタ34、
抵抗33および赤外LED32から成る。一方、リモコ
ン受信器36は、赤外線を受光して電気信号に変換する
電気信号変換部37と、この電気信号から受信データを
復調するパルス位置復調部38とを備えている。
【0005】このような構成を有する従来のリモコン装
置の動作を説明する。
【0006】先ず、リモコン送信器30に送信データが
入力されると、パルス位置変調部31でシリアルデータ
に変換され、ビット値に応じて発生間隔を変化させたパ
ルスを出力する。このパルス位置変調部31から出力さ
れたパルスは、発光部35のトランジスタ34のベース
に入力され、エミッタ−コレクタ間を短絡することによ
り、電流が流れて赤外LED32が発光して赤外線を送
出する。
【0007】リモコン受信器30では、受信した赤外線
を、電気信号変換部37で電気信号パルスに変換し、パ
ルス位置復調部38でパルス位置に応じたビット値に変
換し、パラレルデータを生成して受信データとして出力
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では、赤外線伝送によってテレビジョン受像機な
どの被制御機器の電源のオン・オフやチャンネルの切換
えといった制御操作を単に行うだけであり、マルチメデ
ィアの進展に伴うより広い用途、例えば、パソコンから
パソコンへ映像および制御情報を赤外線伝送するといっ
たように、動画映像や音声などの即時性情報を、制御デ
ータ等の非即時性情報と同時に伝送するといったことは
できないものであった。
【0009】また、即時性情報と非即時性情報とを赤外
線伝送する場合に、時分割伝送が考えられるが、非即時
性情報の伝送時において、即時性情報の伝送に待ち時間
が生じて伝送品質を低下させ、あるいは、非即時性情報
の伝送優先順位が低く設定されて待ち時間が長くなると
いった難点がある。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、伝送品質を低下させることなく、赤外線によ
る即時性情報と非即時性情報との同時伝送を可能にする
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0012】すなわち、本発明の赤外線多重伝送方式
は、即時性情報と非即時性情報とを赤外線で多重伝送す
る赤外線多重伝送方式であって、前記即時性情報を、パ
ルス変調して一定パルス幅の第1被変調パルスを生成
し、前記非即時性情報を、パルス変調して繰り返し周期
が一定の第2被変調パルスを生成し、前記第1被変調パ
ルスに、前記第2被変調パルスを副搬送パルスとして重
畳して伝送するものである。
【0013】本発明の赤外線多重信号送信装置は、一定
パルス幅の第1被変調パルスに、送信データをパルス変
調した繰り返し周期が一定の第2被変調パルスを、副搬
送パルスとして重畳して送信する赤外線多重信号送信装
置であって、一定パルス幅の前記第1被変調パルスの出
力開始時のエッジ検出により、前記一定パルス幅よりも
繰り返し周期が短い搬送パルスの出力を開始するととも
に、前記第1被変調パルスの出力終了時のエッジ検出に
より前記搬送パルスの出力を終了するクロック生成部
と、前記第1被変調パルスの出力開始時のエッジ検出に
より動作を開始して前記送信データを取り込み、前記ク
ロック生成部で生成された搬送パルスにより前記送信デ
ータをシリアルに変換し、前記第1被変調パルスの出力
終了時のエッジ検出により動作を終了するシリアル変換
部と、前記シリアル変換部で生成したシリアルデータの
ビット値に対応して前記クロック生成部で生成された搬
送パルスのパルス幅を変化させて出力するパルス生成部
とを備えている。
【0014】さらに、本発明の赤外線多重信号送信装置
は、周囲の赤外線量を電気信号に変換する電気信号変換
部と、前記電気信号の直流成分を取り出すLPF部と、
前記第1被変調パルスの前記一定パルス幅に相当する区
間に重畳された前記副搬送パルスの前記区間における最
初のエッジ発生によりホールド信号の出力を開始すると
ともに、前記区間における最後のエッジ発生の後にホー
ルド信号の出力を終了するホールド信号出力部と、前記
LPF部で生成された直流信号に対応した電流調整電圧
を生成するとともに、前記ホールド信号出力期間に亘っ
て前記ホールド信号出力開始時点での前記電流調整電圧
を出力する電流調整電圧設定部と、前記第1被変調パル
スに、前記第2被変調パルスが前記副搬送パルスとして
重畳された信号に応じた赤外線を出力する発光部とを備
え、前記電流調整電圧設定部から出力される電流調整電
圧で前記発光部の赤外線量の調整を行うものである。
【0015】本発明の赤外線多重信号受信装置は、一定
パルス幅の第1被変調パルスに、送信データをパルス変
調した繰り返し周期が一定の第2被変調パルスを、副搬
送パルスとして重畳した伝送信号を受信する赤外線多重
信号受信装置であって、前記1被変調パルスの前記一定
パルス幅に相当する区間に重畳された前記副搬送パルス
の前記区間における最初のエッジ発生により起動信号を
生成するとともに、前記区間における最後のエッジ発生
により終了信号を生成するカウンター部と、前記第1被
変調パルスに重畳された前記副搬送パルスのパルス幅に
対応したビット変換を行って出力するパルス幅検出ビッ
ト変換部と、前記カウンター部で生成された起動信号に
より起動状態に入ってパルス幅検出ビット変換部により
生成されたビット値を、前記第1被変調波に重畳された
前記副搬送パルスのエッジにより取り込んでパラレルデ
ータに変換して出力するパラレルデータ変換部と、前記
第1被変調パルスに重畳された前記副搬送パルスを除去
した第1被変調パルスを生成する副搬送パルス除去部と
を備えている。
【0016】本発明の赤外線多重伝送装置は、前記赤外
線多重信号送信装置と前記赤外線多重信号受信装置とで
構成されている。
【0017】
【作用】本発明の赤外線多重伝送方式によれば、動画映
像や音声などの即時性情報を、例えば、パルス位置変調
して一定パルス幅の第1被変調パルスを生成し、文字や
図形などの非即時性情報を、例えば、パルス幅変調して
繰り返し周期が一定の第2被変調パルスを生成し、前記
第1被変調パルスに、前記第2被変調パルスを副搬送パ
ルスとして重畳して多重伝送するので、伝送品質を低下
させることなく、同時伝送が可能となる。
【0018】本発明の赤外線多重信号送信装置によれ
ば、即時性情報をパルス変調して第1被変調パルスと
し、非即時性情報をパルス変調した第2被変調パルスと
し、第2被変調パルスを、第1被変調パルスに重畳して
送信することにより、即時性情報と非即時性情報とを多
重して送信することができる。
【0019】さらに、本発明の赤外線多重信号送信装置
によれば、周囲の赤外線量に応じて、発光部から出力す
る赤外線量の調整を行うので、許容外来赤外線量よりも
外来赤外線量が高い環境下においても赤外線伝送を保証
することができるとともに、許容外来赤外線量よりも外
来赤外線量が低い環境下においては、消費電力を低減す
ることができる。
【0020】本発明の赤外線多重信号受信装置によれ
ば、多重して送信される即時性情報と非即時性情報とを
分離して復調することができる。
【0021】本発明の赤外線多重伝送装置によれば、伝
送品質を低下させることなく、即時性情報と非即時性情
報との同時伝送が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例につい
て、詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例の赤外線多重伝
送方式の伝送信号の波形図である。ここで、同図(a)
は、パルス位置変調により生成されたパルス幅T0の第
1被変調パルスに、後述の副搬送パルスが重畳された伝
送信号を示し、同図(b)は、パルス幅変調により生成
されて前記第1被変調パルスに、副搬送パルスとして重
畳された繰り返し周期(パルス発生周期)Tckである第
2被変調パルスを示している。
【0024】また、同図(b)において、パルス幅TD
のパルスは、ビット値「1」に対応し、パルス幅TD
のパルスは、ビット値「0」に対応している。
【0025】この実施例では、動画映像や音声などの即
時性情報は、同図(a)のパルス位置変調により伝送
し、文字や図形などの非即時性情報は、同図(b)のパ
ルス幅変調により伝送する。
【0026】この実施例の赤外線多重伝送方式は、動画
映像や音声などの即時性情報は、パルス位置変調による
第1被変調パルスとし、文字や図形などの非即時性情報
は、パルス幅変調による第2被変調パルスとし、この第
2被変調パルスを、第1被変調パルスに副搬送波として
重畳して伝送するものであり、これによって、時分割伝
送では生じる即時性情報の伝送品質の低下を解消できる
とともに、非即時性情報の伝送待ち時間を短縮すること
が可能となる。
【0027】図2は、本発明の赤外線多重伝送方式に適
用される赤外線多重信号送信装置の一実施例の要部のブ
ロック図である。
【0028】この実施例の赤外線多重信号送信装置は、
動画映像や音声などの即時性情報は、パルス位置変調に
よる第1被変調パルスとし、文字や図形などの非即時性
情報は、パルス幅変調による第2被変調パルスとし、こ
の第2被変調パルスを、第1被変調パルスに副搬送波と
して重畳して送信するものである。
【0029】動画映像や音声などの即時性情報は、従来
と同様の図示しないパルス位置変調手段によってパルス
位置変調されて一定パルス幅T0の第1被変調パルスと
して入力される。
【0030】この実施例の赤外線多重信号送信装置は、
入力される一定パルス幅T0の第1被変調パルスの出力
開始時の立ち上がりエッジの検出により、一定パルス幅
0よりも繰り返し周期Tckが短い搬送パルスの出力を
開始するとともに、第1被変調パルスの出力終了時の立
ち下がりエッジの検出により前記搬送パルスの出力を終
了するクロック生成部1と、第1被変調パルスの出力開
始時の立ち上がりエッジの検出により動作を開始して非
即時性情報の送信データを取り込み、クロック生成部1
で生成された搬送パルスにより前記送信データをシリア
ルに変換し、第1被変調パルスの出力終了時の立ち下が
りエッジの検出により動作を終了するシリアル変換部2
と、このシリアル変換部2で生成したシリアルデータの
ビット値が「1」の時には、パルス幅TDのパルスを生
成し、前記シリアルデータのビット値が「0」の時に
は、パルス幅TD’のパルスを生成し、前記搬送パルス
に同期した繰り返し周期Tckのパルスを出力するパルス
生成部3とを備えている。
【0031】すなわち、この実施例の赤外線多重信号送
信装置のパルス生成部3からは、動画映像や音声などの
即時性情報がパルス位置変調された第1被変調パルス
に、文字や図形などの非即時性情報からなる送信データ
が、パルス幅変調された第2被変調パルスが、副搬送波
として重畳された図1(a)の伝送信号が出力されるこ
とになる。
【0032】したがって、この実施例の赤外線多重信号
送信装置によれば、動画映像や音声などの即時性情報と
文字や図形などの非即時性情報とを、多重して伝送する
ことができる。
【0033】図3は、本発明の赤外線多重伝送方式に適
用される赤外線多重信号受信装置の一実施例の要部のブ
ロック図であり、図2の赤外線多重信号送信装置からの
伝送信号を受信するのに好適な装置である。
【0034】この実施例の赤外線多重信号受信装置は、
上述のようにして図2の赤外線多重信号送信装置から送
信される伝送信号の第1被変調パルスの一定パルス幅T
0に相当する区間に重畳された副搬送パルスの最初の立
ち上がりエッジの発生により起動信号を生成するととも
に、前記区間における最後の立ち下がりエッジの発生に
より終了信号を生成するカウンター部11と、第1被変
調パルスに重畳された副搬送パルスのパルス幅がTD
時には、シリアルデータのビット値「1」を出力し、前
記パルス幅がTD’の時には、シリアルデータのビット
値「0」を出力するパルス幅検出ビット変換部12と、
カウンター部11からの起動信号により起動状態に入っ
てパルス幅検出ビット変換部12により生成されたビッ
ト値を、第1被変調波に重畳された副搬送パルスの立ち
上がりエッジにより取り込んでパラレルデータに変換し
て出力するパラレルデータ変換部10と、記第1被変調
パルスに重畳された副搬送パルスを除去した第1被変調
パルスを生成する副搬送パルス除去部13とを備えてい
る。
【0035】カウンター部11では、第1被変調パルス
の一定パルス幅T0に相当する区間に重畳された副搬送
パルスのパルス数は、予め決まっているので、そのパル
ス数に基づいて、最初のパルスの立ち上がりエッジある
いは最後のパルスの立ち下がりエッジであることを判別
するものである。
【0036】この実施例の赤外線多重信号受信装置にお
いては、パラレル変換部10からは、文字や図形などの
非即時性情報からなる受信データが出力されることにな
り、副搬送波除去部13からは、動画映像や音声などの
即時性情報がパルス位置変調された第1被変調パルスが
出力されることになり、この第1被変調パルスを、従来
と同様の図示しない復調手段で復調することにより、動
画映像や音声などの即時性情報を得ることができる。
【0037】すなわち、この実施例の赤外線多重信号受
信装置によれば、多重伝送された動画映像や音声などの
即時性情報と文字や図形などの非即時性情報とを、容易
に分離することができる。
【0038】図4は、本発明の他の実施例の赤外線多重
信号送信装置の要部のブロック図である。
【0039】この実施例の赤外線多重信号送信装置は、
周囲の赤外線量に応じて発光部24から送出する赤外線
量を調整するものであり、送信データの変調は、図2の
実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0040】この実施例の赤外線多重信号送信装置は、
周囲の赤外線量を電気信号に変換する電気信号変換部2
2と、この電気信号変換部22からの電気信号の直流成
分を取り出すLPF部21と、上述のように第1被変調
パルスの一定パルス幅T0に相当する区間に重畳された
副搬送パルスの最初の立ち上がりエッジの発生によりホ
ールド信号の出力を開始するとともに、前記区間におけ
る最後の立ち下がりエッジの発生の後にホールド信号の
出力を終了するホールド信号出力部23と、前記LPF
部21で生成された直流信号に対応した電流調整電圧を
生成するとともに、前記ホールド信号出力期間t(t>
0)に亘って前記ホールド信号出力開始時点での前記
電流調整電圧を出力する電流調整電圧設定部20と、第
1被変調パルスに、前記副搬送パルスとして重畳された
信号を、バッファ25を介してトランジスタ26のベー
スに与えて赤外LED28からの赤外線の出力をオンオ
フする発光部24とを備えており、電流調整電圧を、エ
ミッタ抵抗29を有するトランジスタ27のベースに与
えることにより、赤外LED28に流れる電流を調整し
ている。
【0041】LPF部21は、外来赤外線のノイズの影
響をなくすために平滑化するものであり、電流調整電圧
設定部20は、外来赤外線よりもやや高い赤外線量で送
信できるような電圧を設定する。
【0042】このような構成を有する赤外線多重信号送
信装置では、周囲の環境が、従来の許容最大赤外線量よ
りも高い外来赤外線量であったとしても、高い赤外線量
で送信するので、赤外線伝送が保証されることになり、
また、外来赤外線量が低い環境下では、低い赤外線量で
送信するので、消費電力を抑制することができる。
【0043】この図4に示されるように、周囲の赤外線
量に応じて送信する赤外線量を調整する構成は、図2に
示される送信信号以外にも適用できるのは勿論であり、
従来例の送信信号、例えば、単に送信データをパルス位
置変調した信号の場合にも適用できるものであり、この
場合には、パルス位置変調した一定パルス幅の期間に亘
ってホールド信号を出力するようにすればよい。
【0044】本発明の赤外線多重伝送装置は、例えば、
図2の赤外線多重信号装置および図3の赤外線多重信号
受信装置によって構成され、あるいは、図4の赤外線多
重信号送信装置および図3の赤外線多重信号受信装置に
よって構成されるものである。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動画映像
や音声などの即時性情報と文字や図形などの非即時性情
報とを、伝送品質を低下させることなく、多重して伝送
することが可能となる。
【0046】さらに、本発明の赤外線多重信号送信装置
によれば、周囲の赤外線量に応じて、発光部から出力す
る赤外線量の調整を行うので、許容外来赤外線量よりも
外来赤外線量が高い環境下においても赤外線伝送を保証
することができるとともに、許容外来赤外線量よりも外
来赤外線量が低い環境下においては、消費電力を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の赤外線伝送方式の伝送信号
の波形図である。
【図2】本発明の一実施例の赤外線多重信号送信装置の
要部のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の赤外線多重信号受信装置の
要部のブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例の赤外線多重信号送信装置
のブロック図である。
【図5】従来例のブロック図である。
【符号の説明】
1 クロック生成部 2 シリアル変換部 3 パルス生成部 10 パラレル変換部 11 カウンター部 12 パルス幅検出ビット変換部 13 副搬送パルス除去部 20 電流調整電圧設定部 21 LPF部 22 電気信号変換部 23 ホールド信号出力部 24 発光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/14 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 即時性情報と非即時性情報とを赤外線で
    多重伝送する赤外線多重伝送方式であって、 前記即時性情報を、パルス変調して一定パルス幅の第1
    被変調パルスを生成し、 前記非即時性情報を、パルス変調して繰り返し周期が一
    定の第2被変調パルスを生成し、 前記第1被変調パルスに、前記第2被変調パルスを副搬
    送パルスとして重畳して伝送することを特徴とする赤外
    線多重伝送方式。
  2. 【請求項2】 一定パルス幅の第1被変調パルスに、送
    信データをパルス変調した繰り返し周期が一定の第2被
    変調パルスを、副搬送パルスとして重畳して送信する赤
    外線多重信号送信装置であって、 一定パルス幅の前記第1被変調パルスの出力開始時のエ
    ッジ検出により、前記一定パルス幅よりも繰り返し周期
    が短い搬送パルスの出力を開始するとともに、前記第1
    被変調パルスの出力終了時のエッジ検出により前記搬送
    パルスの出力を終了するクロック生成部と、 前記第1被変調パルスの出力開始時のエッジ検出により
    動作を開始して前記送信データを取り込み、前記クロッ
    ク生成部で生成された搬送パルスにより前記送信データ
    をシリアルに変換し、前記第1被変調パルスの出力終了
    時のエッジ検出により動作を終了するシリアル変換部
    と、 前記シリアル変換部で生成したシリアルデータのビット
    値に対応して前記クロック生成部で生成された搬送パル
    スのパルス幅を変化させて出力するパルス生成部と、 を備えたことを特徴とする赤外線多重信号送信装置。
  3. 【請求項3】 周囲の赤外線量を電気信号に変換する電
    気信号変換部と、 前記電気信号の直流成分を取り出すLPF部と、 前記第1被変調パルスの前記一定パルス幅に相当する区
    間に重畳された前記副搬送パルスの前記区間における最
    初のエッジ発生によりホールド信号の出力を開始すると
    ともに、前記区間における最後のエッジ発生の後にホー
    ルド信号の出力を終了するホールド信号出力部と、 前記LPF部で生成された直流信号に対応した電流調整
    電圧を生成するとともに、前記ホールド信号出力期間に
    亘って前記ホールド信号出力開始時点での前記電流調整
    電圧を出力する電流調整電圧設定部と、 前記第1被変調パルスに、前記第2被変調パルスが前記
    副搬送パルスとして重畳された信号に応じた赤外線を出
    力する発光部とを備え、 前記電流調整電圧設定部から出力される電流調整電圧で
    前記発光部の赤外線量の調整を行う前記請求項第2項記
    載の赤外線多重信号送信装置。
  4. 【請求項4】 一定パルス幅の第1被変調パルスに、送
    信データをパルス変調した繰り返し周期が一定の第2被
    変調パルスを、副搬送パルスとして重畳した伝送信号を
    受信する赤外線多重信号受信装置であって、 前記1被変調パルスの前記一定パルス幅に相当する区間
    に重畳された前記副搬送パルスの前記区間における最初
    のエッジ発生により起動信号を生成するとともに、前記
    区間における最後のエッジ発生により終了信号を生成す
    るカウンター部と、 前記第1被変調パルスに重畳された前記副搬送パルスの
    パルス幅に対応したビット変換を行って出力するパルス
    幅検出ビット変換部と、 前記カウンター部で生成された起動信号により起動状態
    に入ってパルス幅検出ビット変換部により生成されたビ
    ット値を、前記第1被変調波に重畳された前記副搬送パ
    ルスのエッジにより取り込んでパラレルデータに変換し
    て出力するパラレルデータ変換部と、 前記第1被変調パルスに重畳された前記副搬送パルスを
    除去した第1被変調パルスを生成する副搬送パルス除去
    部と、 を備えたことを特徴とする赤外線多重信号受信装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項第2項記載の赤外線多重信号
    送信装置および前記請求項第4項記載の赤外線多重信号
    受信装置を備えた赤外線多重伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項第3項記載の赤外線多重信号
    送信装置および前記請求項第4項記載の赤外線多重信号
    受信装置を備えた赤外線多重伝送装置。
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