JPH07297626A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

Info

Publication number
JPH07297626A
JPH07297626A JP9157794A JP9157794A JPH07297626A JP H07297626 A JPH07297626 A JP H07297626A JP 9157794 A JP9157794 A JP 9157794A JP 9157794 A JP9157794 A JP 9157794A JP H07297626 A JPH07297626 A JP H07297626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna device
substrate
radiator
capacitor
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9157794A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Harufumi Bandai
治文 萬代
Toshifumi Oida
敏文 笈田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9157794A priority Critical patent/JPH07297626A/ja
Publication of JPH07297626A publication Critical patent/JPH07297626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguide Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でありながら高い利得を得ることがで
き、かつ実装作業の容易なアンテナ装置を提供する。 【構成】 基板19と、基板19に実装された金属板よ
りなる放射体11とを有し、放射体11には、基板19
側に延びる給電端子、グランド端子15及び静電容量接
続端子17が設けられており、上記給電端子、グランド
端子15及び静電容量接続端子17により基板19に対
して放射体11が固定されており、容量接続端子17と
グランド電位との間にコンデンサが接続されているアン
テナ装置27。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低導体損の放射体とプ
リント基板とを組み合わせてなるアンテナ装置に関し、
例えば移動体通信機器において好適に用いられるアンテ
ナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナ装置では、利得や反射損失など
の特性に優れていることが要求されており、さらに、移
動体通信機器に用いるアンテナ装置では、より小型のも
のが要求されている。
【0003】従来、移動体通信機器に用いられる小型の
アンテナとしては、逆F型アンテナ装置(Invert
ed−F antenna)が知られている。逆F型ア
ンテナ装置の一例は、F.Fujimoto、A.He
nderson、K.Hirasawa及びJ.R.J
ames著「Small Aentennas」(Re
search Studies Press Lt
d.,England)に記載されている。
【0004】上記逆F型アンテナ装置の一例を、図1を
参照して説明する。逆F型アンテナ装置1は、アース電
位に接続されるグランド板2と、グランド板2の上方
に、グランド板2と平行に配置された金属板よりなる放
射板3とを有する。放射板3は、電波を放射する機能を
果たす。放射板3の側縁から、グランド板2の方向に延
ばされたショートピン4が放射板3と一体に設けられて
いる。ショートピン4は、グランド板2に電気的に接続
されている。従って、放射板3は、グランド板2に対し
てショートピン4により短絡されている。また、グラン
ド板2には、同軸ケーブル接続部2aが形成されてお
り、該同軸ケーブル接続部2aに、同軸ケーブルやコネ
クタ等が接続され、それにより放射板3に給電が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1は、逆F型アンテ
ナ装置の模式図であるが、実際にプリント回路基板上に
グランド電極を形成し、それによって上記グランド板2
を構成する場合には、同軸コネクタや同軸ケーブル接続
部2aを構成するために、プリント回路基板に同軸接続
部2aを形成しなければならない。さらに、プリント回
路基板に形成された同軸接続部に、同軸コネクタや同軸
ケーブルを接続しなければならなかった。従って、プリ
ント回路基板のアンテナ装置1が設けられている側とは
反対側の主面から、同軸コネクタや同軸ケーブルが突出
さぜるを得ず、アンテナ装置の小型化の大きな妨げとな
っていた。
【0006】また、逆F型アンテナ装置1では、放射板
3の寸法により利得が変化する。すなわち、放射板3の
寸法を小さくすればするほど、逆F型アンテナ装置1の
利得が低下する。移動体通信機器に用いられる逆F型ア
ンテナ装置1では、上記放射板3の共振周波数の波長の
1/10程度以下とした場合には、十分な利得を得るこ
とができなかった。すなわち、従来の逆F型アンテナ装
置1では、小型でありながら高利得のアンテナ装置を実
現することは非常に困難であった。
【0007】本発明の目的は、小型でありながら高い利
得を得ることができ、かつ実装作業の容易なアンテナ装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の広い局面によれ
ば、基板と、基板に実装されており、かつ低導体損の材
料よりなる放射体とを備え、上記放射体が、平板状の放
射部と、放射部の側縁から上記基板側に延ばされてお
り、かつ基板に取り付けられる給電端子、グランド端子
及び静電容量接続端子とを有し、上記容量接続端子とグ
ランド電位との間に接続されたコンデンサをさらに備え
るアンテナ装置が提供される。
【0009】本発明において上記容量接続端子に接続さ
れるコンデンサは、種々の態様で構成することができ
る。例えば、上記コンデンサは、基板の少なくとも一部
の層を誘電体層として用いることにより構成され得る。
このような構造の例としては、上記基板の一方主面に容
量取り出し電極を、他方主面に容量取り出し電極と対向
するように形成されたグランド電極を形成した構造、あ
るいは容量取り出し電極及び容量取り出し電極に基板の
一部の層を介して対向するように配置されたグランド電
極の少なくとも一方を基板内に形成した構造を挙げるこ
とができる。
【0010】さらに、上記コンデンサは、基板上に実装
されたコンデンサ素子で構成されてもよい。また、上記
コンデンサは、基板上に形成された一対の電極間に誘電
体層を介在させた構造によって構成することも可能であ
る。
【0011】上記のように、本発明において容量接続端
子に接続されるコンデンサは、種々の態様で構成するこ
とができ、このようなコンデンサの形態は、アンテナ装
置において上記放射体に接続されるコンデンサの必要と
する容量値に応じて適宜選択し得る。
【0012】もっとも、上記のように、基板の少なくと
も一部の層を誘電体層として用いて構成されたコンデン
サが好ましく、その場合には、別部品としてのコンデン
サ素子を用意する必要がない。すなわち、別部品として
のコンデンサ素子を用意し、基板上に実装するといった
作業を省略することができ、実装作業を簡略化すること
ができる。
【0013】本発明のある特定的な局面では、上記基板
が、複数の端子挿入孔を有し、上記給電端子、グランド
端子及び容量接続端子が、上記端子挿入孔にそれぞれ挿
入されて放射体が基板に固定される。
【0014】また、本発明の別の特定的な局面によれ
ば、上記基板上に、給電電極、グランド電極及び電極ラ
ンドが形成されており、放射体の給電端子、グランド端
子及び容量接続端子が、それぞれ、先端において基板に
平行に折り曲げられた接合部を有する。上記給電端子、
グランド端子及び容量接続端子の各接合部が、基板上に
形成された上記給電電極、グランド電極及び電極ランド
にそれぞれ接合される。
【0015】上記のように、本発明の放射体は、種々の
態様で取り付けられるが、給電のための同軸接続部を基
板に構成せずともよく、かつ同軸コネクタや同軸ケーブ
ルを用いずにアンテナの実装構造を実現することができ
る。
【0016】なお、上記放射体を構成する低導体損の材
料としては、銅もしくは銅合金などのような金属材料を
例示することができるが、これらの金属材料と同様の導
体損が得られる限り、特に限定されるものではない。
【0017】
【発明の作用及び効果】本発明のアンテナ装置は、上記
のように、基板に放射体が実装された状態で構成されて
いる。この場合、放射体の上記給電端子、グランド端子
及び静電容量接続端子が基板に取り付けられることによ
り、放射体が基板に実装されている。従って上記基板
を、従来からアンテナ装置を実装するのに用いられてい
るプリント回路基板等で構成した場合、上記給電端子、
グランド端子及び静電容量接続端子をプリント回路基板
上の電極やプリント回路基板に設けられた孔を利用して
取り付けることができる。すなわち、同軸コネクタや同
軸ケーブルを用いて給電を行うものでないため、汎用さ
れているプリント回路基板を上記基板として用いて、本
発明のアンテナ装置を構成することができるため、アン
テナ装置の実装構造を簡略化することができる。
【0018】しかも、本発明のアンテナ装置では、放射
部とグランド電位との間に、上記容量接続端子を介して
コンデンサが接続されている。このコンデンサによる静
電容量は、放射部の分布インダクタンスと直列に挿入さ
れることになるため、上記コンデンサによりアンテナ装
置の共振周波数が低下し、従って、より小型であり、か
つ利得の高いアンテナ装置を提供することが可能とな
る。
【0019】さらに、上記給電端子及びグランド端子
が、放射部の側縁から基板側に延ばされており、該給電
端子とグランド端子との間の距離を調整することによ
り、放射部からグランド端子を介してグランド電位に接
続される部分の分布インダクタンス値が調整され、従っ
て、アンテナ装置全体のインピーダンスを、周辺回路の
インピーダンスと容易に整合させることができる。
【0020】
【実施例の説明】図2は、本発明の第1の実施例のアン
テナ装置に用いられる放射体を示す斜視図であり、図3
は、第1の実施例のアンテナ装置の断面図であり、図3
(a)は図2のA−A線に沿う部分に相当する階段断面
図であり、図3(b)はB−B線に沿う断面図である。
【0021】図2を参照して、放射体11は、銅もしく
は銅合金のような金属材料よりなる金属板を図示の形状
に機械加工することにより得られている。放射体11
は、平面形状が長方形の放射部12を有する。放射部1
2は、電波を送受信する機能を果たす。放射部12の一
方の短辺側側縁からは、放射部12の幅のまま下方に折
り曲げられた折曲部13が形成されている。折曲部13
の先端側に、幅の狭い給電端子14及びグランド端子1
5が折曲部13と一体に形成されている。本実施例で
は、後述のように、給電端子14及びグランド端子15
が、それぞれ、プリント回路基板の挿入孔に挿入される
ため、折曲部13の下端13aの位置を決定することに
より、放射板12とプリント回路基板の上面との間の間
隔を決定することができる。
【0022】放射部12の他方の短辺側側縁からも、放
射部12の幅と同一幅の折曲部16が下方に折り曲げら
れて形成されている。折曲部16の先端には、幅の狭い
容量接続端子17が折曲部16と一体に形成されてい
る。
【0023】また、放射部12の長辺側の両側縁から下
方に折り曲げられて、補強片18a,18bが形成され
ている。補強片18a,18bは、放射体11の機械的
強度を高めるために設けられている。
【0024】図3(a),(b)を参照して、上記放射
体11は、プリント回路基板19に取り付けられてい
る。この取り付けは、プリント回路基板19に設けられ
た挿入孔19a〜19cを利用して行われている。すな
わち、プリント回路基板19には、給電端子14が挿入
される挿入孔19aと、上記グランド端子15が挿入さ
れる挿入孔19bと、容量接続端子17が挿入される挿
入孔19cとが形成されている。 取り付けに際して
は、挿入孔19aに給電端子14を、上記挿入孔19b
にグランド端子15を、挿入孔19cに容量接続端子1
7を挿入することにより、放射体11がプリント回路基
板19に対して図示のように位置決めされる。この場
合、上記折曲部13の下端13aがプリント回路基板1
9の上面に当接する位置で挿入が終了される。従って、
前述したように、上記折曲部13の下端13aの位置、
すなわち放射部12から下端13aまでの距離を定めて
おくことにより、グランド端子15の挿入深度及び放射
部12とプリント回路基板19の上面との間の距離を決
定することができる。
【0025】プリント回路基板19の下面には、グラン
ド電極20が形成されている。そして、グランド電極2
0が、はんだ21により、挿入孔19bに挿入されたグ
ランド端子15に電気的に接続されている。
【0026】また、図3(b)に示すように、プリント
回路基板19の上面には、給電電極22が形成されてい
る。この給電電極22は、挿入孔19aに挿入された給
電端子14にはんだ23により電気的に接続されてい
る。他方、図3(a)から明らかなように、グランド電
極20にプリント回路基板19の一部の層24を介して
対向するように、容量取り出し電極25がプリント回路
基板19に内に形成されている。容量取り出し電極25
は、挿入孔19cに露出するように形成されており、か
つ挿入孔19cに注入されたはんだ26により容量接続
端子17に電気的に接続されている。
【0027】従って、本実施例では、放射体11及び上
記プリント回路基板19を用意し、上記固定作業を行う
だけで、アンテナ装置27を構成することができる。す
なわち、同軸コネクタや同軸ケーブルを用いないため、
プリント回路基板19の下面側の構造を簡略化すること
ができる。また、実装作業も、上記放射体11をプリン
ト回路基板19に上記のように取り付けるだけでよいた
め、容易に行われ得る。
【0028】本実施例のアンテナ装置27の等価回路を
図4に示す。図4において、14は給電端子を示し、L
1 は放射体11の分布インダクタンスを示し、L2 は、
放射部12からグランド端子15を介してプリント回路
基板19のグランド電極20に接続される部分の分布イ
ンダクタンスを示す。この分布インダクタンスL2 は、
上記給電端子14とグランド端子15との間の距離を調
整することにより調節可能である。従って、給電端子1
4とグランド端子15との間の距離を調整することによ
り、インダクタンスL1 及びL2 の割合を調整すること
ができ、従って周辺回路とのインピーダンス整合を容易
に図ることができる。
【0029】また、本実施例のアンテナ装置27では、
上記容量取り出し電極25とグランド電極20とが誘電
体層である基板層24を介して積層されてコンデンサが
構成されている。従って、図4に示すコンデンサC
1 が、放射体とアース電位との間に接続されることにな
る。よって、上記コンデンサC1 の静電容量により、ア
ンテナ装置の共振周波数が低下し、従ってより小型のア
ンテナ装置を構成することができる。
【0030】本実施例のアンテナ装置の指向特性を図5
に示す。図5の指向特性は、放射部12の長さ10.0
mm、幅6.3mm及び図3における放射部12とプリ
ント回路基板19との間の高さ4.0mmの寸法を有
し、かつ共振周波数1.9GHzのアンテナ装置を作成
した場合の特性を示す。図5から明らかなように、最大
利得−2dBが得られており、かつほぼ無指向性のアン
テナ装置を実現し得ることがわかる。また、上記寸法
は、最も大きな部分で送受信される電波の波長の1/1
6程度であり、従って従来の逆F型アンテナ装置に比べ
て全体寸法を大幅に小さくし得ることがわかる。
【0031】図6は、本発明の第2の実施例に係るアン
テナ装置を説明するための斜視図である。第2の実施例
のアンテナ装置は、第1の実施例のアンテナ装置で用い
られた放射体11とほぼ同様に構成された放射体31を
有する。放射体31が放射体11と異なるところは、折
曲部13,16に一体に設けられた給電端子、グランド
端子及び容量接続端子の先端が、プリント回路基板32
の基板面と平行に折り曲げられていることにある。その
他の点については、放射体31と放射体11の同一部分
については、同一の参照番号を付することにより、詳細
な説明は省略する。
【0032】すなわち、放射体31では、折曲部13に
設けられた給電端子34及びグランド端子35の先端
に、プリント回路基板32の基板面に平行に折り曲げら
れた接合部34a,35aが形成されている。同様に、
折曲部16に設けられた容量接続端子37の先端にも、
プリント回路基板32の基板面に平行に折り曲げられた
接合部37aが形成されている。なお、本実施例では、
上記接合部34a,35a,37aは、図示のように放
射体31の外側に延びるように形成されているが、放射
体31の内側に延びるように折り曲げられていてもよ
い。
【0033】他方、プリント回路基板32の上面には、
給電電極38、グランド電極39及び電極ランド40が
形成されている。上記接合部34aは、給電電極38
に、接合部35aはグランド電極39に、接合部37a
は電極ランド40に、それぞれ、はんだにより接合され
ている。従って、上記はんだによる接合により、放射体
31がプリント回路基板32に固定されるとともに、給
電端子34及びグランド端子35が給電電極38及びグ
ランド電極39に電気的に接続されている。
【0034】また、プリント回路基板32の上面には、
上記放射体31内においてチップ型コンデンサ41が表
面実装されている。チップ型コンデンサ41の一方の電
極は、略図的に示す電気的接続部42により容量接続端
子37に電気的に接続されている。電気的接続部42
は、プリント回路基板32上に形成された電極パターン
あるいはボンディングワイヤー等により形成することが
できる。
【0035】また、チップ型コンデンサ41の他方の電
極は、プリント回路基板32上に形成された上記グラン
ド電極39あるいは他のグランド電極パターンに電気的
に接続されている。
【0036】第2の実施例のアンテナ装置においても、
上記のように、給電端子34、グランド端子35及び容
量接続端子37を用いてプリント回路基板32に放射体
31を固定することにより、アンテナ装置の実装構造が
容易に得られる。また、本実施例では、プリント回路基
板32に挿入孔を形成する必要がないため、すなわち放
射体31を上記のようにプリント回路基板32に表面実
装することができるため、アンテナ装置を構成するため
の実装作業を、より一層簡略化することができる。
【0037】本実施例においても、給電端子34とグラ
ンド端子35との間の距離を調整することにより第1の
実施例と同様に、周辺回路とのインピーダンス整合を容
易に図ることができる。また、本実施例においても、チ
ップ型コンデンサ41が容量接続端子37とグランド電
位との間に接続されるため、第1の実施例の場合と同様
に、アンテナ装置の共振周波数を低下させることがで
き、それによってアンテナ装置の小型化を促進すること
ができる。
【0038】第1の実施例のアンテナ装置では、容量接
続端子とグランド電子との間に接続されるコンデンサ
は、プリント回路基板19内に形成された容量取り出し
電極25と、プリント回路基板19の下面に形成された
グランド電極パターン20とにより構成されていたが、
プリント回路基板19の少なくとも一部の層を用いてコ
ンデンサを構成する構造としては、容量取り出し電極及
び容量取り出し電極に対向されるグランド電極の少なく
とも一方がプリント回路基板19に内蔵されておればよ
い。すなわち、図3Aに示したコンデンサとは逆に、容
量取り出し電極25をプリント回路基板19の基板面に
形成し、グランド電極20に接続されるグランド電極を
プリント回路基板19内に内蔵させてもよい。あるい
は、プリント回路基板19の上面に容量取り出し電極を
形成し、グランド電極20との間で静電容量を取り出す
ように構成してもよい。この場合には、プリント回路基
板19の厚み方向の全ての部分がコンデンサを構成する
ための誘電体層として機能する。
【0039】さらに、図6に示した実施例では、コンデ
ンサとしてチップ型コンデンサ41を示したが、コンデ
ンサ素子としては、チップ型のコンデンサ素子に限ら
ず、リード端子付きのコンデンサ素子を用いてもよい。
また、チップ型コンデンサ素子41としては、積層コン
デンサなどの適宜のコンデンサ素子を用いることができ
る。
【0040】また、図7に示すように、容量接続端子1
7に接続される容量取り出し電極44をプリント回路基
板19の上面に形成し、容量取り出し電極44上に誘電
体ペーストを印刷することにより誘電体層45を形成
し、誘電体層45上にグランド電位に接続されるグラン
ド電極46を形成することによりコンデンサ部を構成し
てもよい。すなわち、プリント回路基板19の基板面に
おいて印刷法により導電性材料や誘電体材料を印刷する
ことによりコンデンサ部を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の逆F型アンテナ装置を説明するための模
式的部分切欠斜視図。
【図2】本発明の第1の実施例に用いられる放射体を示
す斜視図。
【図3】(a)は、本発明の第1の実施例のアンテナ装
置の断面図を示し、図2に示した放射体における一点鎖
線A−Aに沿う部分に相当する部分の階段断面図。
(b)は、図2の一点鎖線B−Bに沿う部分の断面図。
【図4】第1の実施例のアンテナ装置の等価回路を示す
図。
【図5】第1の実施例のアンテナ装置の指向特性を示す
図。
【図6】本発明の第2の実施例を説明するための斜視
図。
【図7】コンデンサの他の例を説明するための要部拡大
断面図。
【符号の説明】
11…放射体 12…放射部 14…給電端子 15…グランド端子 17…容量接続端子 24…コンデンサを構成するプリント回路基板の一部の
層 25…容量取り出し電極 27…アンテナ装置 31…放射体 32…プリント回路基板 34…給電端子 35…グランド端子 38…給電電極 39…グランド電極 40…電極ランド 41…チップ型コンデンサ 44…容量取り出し電極 45…誘電体層 46…グランド電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板に実装されておりかつ低導体損の材料よりなる
    放射体とを備え、 前記放射体が、平板状の放射部と、放射部の側縁から前
    記基板側に延ばされており、かつ基板に取り付けられる
    給電端子、グランド端子及び静電容量接続端子とを有
    し、 前記容量接続端子と、グランド電位との間に接続された
    コンデンサをさらに備える、アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサが基板の少なくとも一部
    の層を誘電体層として構成されている、請求項1に記載
    のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサが、基板の少なくとも一
    部の層を挟んで対向するように配置された容量取り出し
    電極及びグランド電極を有し、容量取り出し電極が、前
    記容量接続端子に電気的に接続されている、請求項2に
    記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサが、基板の一方主面上に
    形成された容量取り出し電極と、容量取り出し電極に積
    層された誘電体層と、上記誘電体層を介して容量取り出
    し電極に対向するように形成されたグランド電極とを有
    する、請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサが、基板上に実装された
    コンデンサ素子である、請求項1に記載のアンテナ装
    置。
JP9157794A 1994-04-28 1994-04-28 アンテナ装置 Pending JPH07297626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9157794A JPH07297626A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9157794A JPH07297626A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 アンテナ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07297626A true JPH07297626A (ja) 1995-11-10

Family

ID=14030399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9157794A Pending JPH07297626A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07297626A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09232854A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動無線機用小型平面アンテナ装置
JPH1041736A (ja) * 1996-07-26 1998-02-13 Saitama Nippon Denki Kk 板状アンテナ
JP2002016429A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板実装形板状アンテナ
JP2002290137A (ja) * 2001-01-19 2002-10-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ
US6975272B2 (en) 2003-11-27 2005-12-13 Alps Electric Co., Ltd. Circularly polarized wave antenna device suitable for miniaturization
JP2010526471A (ja) * 2007-05-03 2010-07-29 イーエムダブリュ カンパニー リミテッド 多重帯域アンテナ及びそれを備える無線通信装置
JP2012129582A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp 板状アンテナおよびこれを用いた無線機
JP2012147263A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Sony Corp アンテナ・モジュール並びに無線通信装置
JP2014027418A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Denso Wave Inc アンテナ装置
JP2014027416A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Denso Wave Inc アンテナ装置
JP2016226056A (ja) * 2016-10-04 2016-12-28 株式会社デンソーウェーブ アンテナ装置
JP2018117258A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 板状アンテナおよびこれを用いた無線機
US10267921B2 (en) 2015-12-25 2019-04-23 Seiko Epson Corporation Electronic device
US10607785B2 (en) 2016-01-29 2020-03-31 Seiko Epson Corporation Electronic component and electronic device

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09232854A (ja) * 1996-02-20 1997-09-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動無線機用小型平面アンテナ装置
JPH1041736A (ja) * 1996-07-26 1998-02-13 Saitama Nippon Denki Kk 板状アンテナ
JP2002016429A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板実装形板状アンテナ
JP2002290137A (ja) * 2001-01-19 2002-10-04 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ
US6975272B2 (en) 2003-11-27 2005-12-13 Alps Electric Co., Ltd. Circularly polarized wave antenna device suitable for miniaturization
JP2010526471A (ja) * 2007-05-03 2010-07-29 イーエムダブリュ カンパニー リミテッド 多重帯域アンテナ及びそれを備える無線通信装置
JP2012129582A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp 板状アンテナおよびこれを用いた無線機
JP2012147263A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Sony Corp アンテナ・モジュール並びに無線通信装置
JP2014027418A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Denso Wave Inc アンテナ装置
JP2014027416A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Denso Wave Inc アンテナ装置
US10267921B2 (en) 2015-12-25 2019-04-23 Seiko Epson Corporation Electronic device
US10607785B2 (en) 2016-01-29 2020-03-31 Seiko Epson Corporation Electronic component and electronic device
JP2016226056A (ja) * 2016-10-04 2016-12-28 株式会社デンソーウェーブ アンテナ装置
JP2018117258A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 板状アンテナおよびこれを用いた無線機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5912647A (en) Antenna unit
US5537123A (en) Antennas and antenna units
JP4336643B2 (ja) アンテナ構造部分が給電構造部分に取り付けられた改良された誘電体アンテナとその製造方法
JP3180683B2 (ja) 表面実装型アンテナ
US5760746A (en) Surface mounting antenna and communication apparatus using the same antenna
KR100548057B1 (ko) 트리오 랜드구조를 갖는 표면실장 안테나 장치
EP0648023B1 (en) Portable communicator with diversity reception
EP1102346A1 (en) Surface mounting antenna and communication apparatus using the same antenna
JP3206825B2 (ja) プリントアンテナ
JP3232895B2 (ja) 表面実装型アンテナ及びその周波数調整方法
JP2002232223A (ja) チップアンテナおよびアンテナ装置
US6903691B2 (en) Surface-mount type antenna and antenna apparatus
JPH07297626A (ja) アンテナ装置
US20060290575A1 (en) Antenna integrated into a housing
JP2003017930A (ja) アンテナ素子、無線通信装置
US6646619B2 (en) Broadband antenna assembly of matching circuitry and ground plane conductive radiating element
JP3253255B2 (ja) 携帯無線機用アンテナおよびそれを用いた携帯無線機
US5777587A (en) Surface-mounted antenna
EP0684661B1 (en) Antenna unit
JP2830743B2 (ja) シールドループアンテナ
CN114221113A (zh) 一种双频wifi天线及电子设备
JPH0637533A (ja) 逆f型プリントアンテナ
JP3417729B2 (ja) 平面アンテナ
JP2001024426A (ja) アンテナ素子及びそれを用いた円偏波アンテナ装置
JP3038295B2 (ja) 平面アンテナ