JPH0729722Y2 - 直流モ−タ - Google Patents

直流モ−タ

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JPH0729722Y2
JPH0729722Y2 JP1986110794U JP11079486U JPH0729722Y2 JP H0729722 Y2 JPH0729722 Y2 JP H0729722Y2 JP 1986110794 U JP1986110794 U JP 1986110794U JP 11079486 U JP11079486 U JP 11079486U JP H0729722 Y2 JPH0729722 Y2 JP H0729722Y2
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JP
Japan
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commutator
thrust receiver
brushes
brush
motor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986110794U
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JPS6317558U (ja
Inventor
誠一 柿沼
武志 村岡
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は直流モータに係り、特にブラシの間に組込まれ
る整流子の端部をスラスト受けで受けるようにした直流
モータに関する。
〔考案の概要〕
本考案は、整流子の端部を受けるスラスト受けの直径を
整流子の直径よりも大きく構成し、整流子をブラシの間
に挿入する際にこれらのブラシを外周側に押すための治
具として上記スラスト受けを利用するようにしたもので
あって、これによって整流子の組込みの作業性を改善す
るようにしたものである。
〔従来の技術〕
一般に直流モータにおいては、電機子コイルの回転角度
に応じてこのコイルに通ずる電流の切換えを行なう必要
がある。そこで従来よりロータに整流子を設け、この整
流子をブラシと摺接させて電流の切換えを行なうように
していた。従ってこのような直流モータにおいては、第
6図に示すように整流子をブラシの間に挿入して組込む
必要がある。
このような組込みを行なう場合には、従来はつぎのよう
にして行なわれていた。すなわち電機子コイル1ととも
に回転軸2に設けられている整流子3をフロントブラケ
ット4に支持されているブラシ5の間に挿入して組込む
場合には、第6図Bに示すように、スプリング6が圧縮
されるようにピッグテール7によってブラシ5を半径方
向外周側に移動させるようにしており、対向するブラシ
5の間の間隔を整流子3の直径よりも大きくしていた。
そしてこのような状態においてロータを下降させること
によって、第6図Cに示すように整流子3をブラシ5の
間に挿入するようにしていた。これによって回転軸2の
先端部が軸受けブッシュ8によって支持されるととも
に、整流子3の端部がスラスト受け9で受けられるよう
になっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の直流モータにおける整流子の組立て方
法によれば、スプリング6を圧縮しながらブラシ5を半
径方向外方に移動させなければならず、このためにピッ
グテール7を両側に引張って行なわなければならなかっ
た。このような作業は非常に面倒であって、これによっ
て整流子の組立ての作業性を悪化させていた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、整流子の組立ての作業性、特に整流子をブラシの間
に挿入する際の作業性を改善するようにした直流モータ
を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ブラシの間に組込まれる整流子の端部をスラ
スト受けで受けるようにした直流モータにおいて、前記
スラスト受けの直径を前記整流子の直径よりも大きく構
成するとともに、前記前記スラスト受けの外周部を筒状
に構成し、円周方向の1ケ所にスリットを形成して半径
方向に弾性変形可能にし、前記スラスト受けをブラシの
間に挿入して筒状の外周部でブラシを受けるようにし、
前記整流子の端部で前記スラスト受けを押しながら前記
整流子を軸線方向に移動すると、前記整流子がブラシの
間に挿入されるとともに、前記スラスト受けが所定の位
置に組込まれるようにしたものである。
〔作用〕
従って本考案によれば、スラスト受けによってブラシを
半径方向外周側に押した状態で整流子をブラシの間に挿
入することによって、整流子の組立てを行なうことが可
能になる。よってブラシを手で外周側に押しておく必要
がなくなり、整流子の組立ての作業性が著しく改善され
ることになる。
〔実施例〕
以下本考案を図示の一実施例につき説明する。第4図お
よび第5図は本考案の一実施例に係る直流モータを示す
ものであって、このモータは合成樹脂成形体から成るフ
ロントブラケット10を備えており、このブラケット10に
よってビスを介してヨークを構成するカップ状のケース
12が支持されている。ケース12の内周面にはマグネット
13が固着されており、ステータを形成している。マグネ
ット13の内側にはロータコア14が配されており、回転軸
15に固着され、この軸15とともに回転するようになって
いる。そしてロータコア14にはコイル16がボビン17を介
して巻装されるようになっている。
ロータコア14に巻装された電機子コイル16は整流子18と
接続されるとともに、整流子18がブラシ19と摺接するよ
うになっている。ブラシ19はブラシホルダ20によって摺
動可能に支持されており、しかもブラシホルダ20内には
スプリング21が配されている。このスプリング21はブラ
シ19を整流子18に押圧するようになっている。従ってロ
ータコイル16の回転に応じて電流の切換えが行なわれる
ことになる。
上記ブラシホルダ20によって保持されるブラシ19には第
5図に示すようにピッグテール24が接続されるようにな
っている。そして一方のブラシ19と接続されているピッ
グテール24にはブレーカ25が接続されるとともに、この
ブレーカ25を介して外部電線26と接続されるようになっ
ている。これに対してもう1つのブラシ19のピックテー
ル24は絶縁基板27上の端子28を介して外部電線26と接続
されるようになっている。また絶縁基板27には上記ピッ
グテール24を受入れるための切込み29が形成されるよう
になっている。
以上のような構成において、ブラシ19および整流子18を
通して電機子コイル16に通電を行なうと、これによって
モータが回転することになり、このモータの回転は、フ
ロントブラケット10の前端側に突出している回転軸15に
よって取出されることになる。そして電機子コイル16に
供給される電流は、上記ブラシ19と摺接する整流子18に
よって切換えられるようになっている。
上記電機子コイル16への電流の切換えを行なうための整
流子18はこのようにブラシ19と摺接するようになってい
る。従って整流子18はブラシ19の間に挿入する必要があ
る。この挿入の動作を第1図〜第3図につき説明する
と、この挿入のための治具としてスラスト受け32が用い
られるようになっている。スラスト受け32は第2図およ
び第3図に示すように、リング状をなすとともに、円周
方向の1か所にスリット33が形成されており、これによ
って弾性変形可能になっている。そしてフロントブラケ
ット10には上記スラスト受け32を受入れるためのリング
状の溝34が形成されるようになっている。さらにフロン
トブラケット10には回転軸15の先端部を支持するための
軸受けブッシュ35とオイルの漏れを防止するオイルシー
ル36とが装着されるようになっている。
整流子18をブラシ19の間に挿入する場合には、スラスト
受け32を治具として用いる。すなわち第1図Aに示すよ
うにこのスラスト受け32をブラシ19の間に挿入し、これ
によってブラシ19が半径方向外周側へ移動した状態で保
持されるようにする。そしてこの状態において、第1図
Bに示すように上方からロータを下降させ、スラスト受
け32の中心孔に回転軸15の先端部を挿入する。そしてこ
の状態において静かにロータを下方へ移動させる。する
とスラスト受け32はブラシ19間を下方へ移動することに
なる。しかもスラスト受け32の方が整流子18よりも大き
な直径になっているため、スラスト受け32によって押し
拡げられたブラシ19の間に容易に整流子18が挿入される
ようになる。そしてロータを完全に下降させるようにす
ると、スラスト受け32がブラシ19から離れてフロントブ
ラケット10の溝34内に収納されるようになり、回転軸15
は軸受けブッシュ35およびオイルシール36と接触する。
そしてブラシ19はスプリング21によって押されて整流子
18に押圧されることになる。
このように本実施例に係る直流モータによれば、ブラシ
19の間に治具を兼ねるスラスト受け32を挿入した状態で
ロータを単に押込むだけで整流子18をブラシ19間に挿入
して組立てることが可能になり、これによって整流子18
の組立ての作業性が著しく改善されることになる。また
押込まれたスラスト受け32はそのままの位置で整流子18
の端部を受けることになるために、従来必要としていた
スラスト受け用のワッシャが必要でなくなる。従って後
から治具32を取外す必要もなくなる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、整流子の端部を受けるスラスト
受けの直径を整流子の直径よりも大きく構成し、整流子
をブラシの間に挿入する際にこれらのブラシを外周側に
押すための治具としてスラスト受けを利用するようにし
たものであって、整流子の直径よりも大きな寸法のスラ
スト受けの外周部を筒状に構成し、円周方向の1ケ所に
スリットを形成して半径方向に弾性変形可能にし、スラ
スト受けをブラシの間に挿入して筒状の外周部でブラシ
を受けるようにし、整流子の端部でスラスト受けを押し
ながら整流子を軸線方向に移動すると、整流子がブラシ
の間に挿入されるとともに、スラスト受けが所定の位置
に組込まれるようにしたものである。従ってこのような
構成によれば、整流子を組込む際にブラシを外周側に手
で引張っておく必要がなくなり、このために整流子の組
立ての作業性を改善することが可能になる。とくに本考
案によれば、スラスト受けの外周部がストレートな筒状
に構成されているために、整流子の端部でスラスト受け
を押しながら整流子を軸線方向に移動させても、整流子
の挿入の際にブラシが押し広げられることがなく、不自
然な力がブラシに加わらず、これによって整流子を円滑
に挿入するとともに、スラスト受けを所定の位置に確実
に組込むことが可能になる。またスラスト受けにはその
円周方向の1ケ所にスリットが形成されて半径方向に弾
性変形可能になっているために、寸法誤差を変形によっ
て吸収することができ、組立ての作業性が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る直流モータの整流子の
組立ての動作を順を追って示す縦断面図、第2図はスラ
スト受けの平面図、第3図は同外観斜視図、第4図はモ
ータの全体の構造を示す縦断面図、第5図はフロントブ
ラケットの正面図、第6図は従来の整流子の組込みの動
作を順を追って説明する縦断面図である。 なお図面に用いた符号において、 10……フロントブラケット 18……整流子 19……ブラシ 21……スプリング 32……スラスト受け 33……スリット 34……リング状の溝 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシの間に組込まれる整流子の端部をス
    ラスト受けで受けるようにした直流モータにおいて、前
    記スラスト受けの直径を前記整流子の直径よりも大きく
    構成するとともに、前記スラスト受けの外周部を筒状に
    構成し、円周方向の1ケ所にスリットを形成して半径方
    向に弾性変形可能にし、前記スラスト受けを前記ブラシ
    の間に挿入して筒状の外周部でブラシを受けるように
    し、前記整流子の端部で前記スラスト受けを押しながら
    前記整流子を軸線方向に移動すると、前記整流子が前記
    ブラシの間に挿入されるとともに、前記スラスト受けが
    所定の位置に組込まれるようにしたことを特徴とする直
    流モータ。
JP1986110794U 1986-07-18 1986-07-18 直流モ−タ Expired - Lifetime JPH0729722Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986110794U JPH0729722Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 直流モ−タ

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JP1986110794U JPH0729722Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 直流モ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6317558U JPS6317558U (ja) 1988-02-05
JPH0729722Y2 true JPH0729722Y2 (ja) 1995-07-05

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ID=30990127

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JP1986110794U Expired - Lifetime JPH0729722Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 直流モ−タ

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JPS6317558U (ja) 1988-02-05

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