JPH0729684A - 直列点灯回路の断芯検出装置 - Google Patents

直列点灯回路の断芯検出装置

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JPH0729684A
JPH0729684A JP5176574A JP17657493A JPH0729684A JP H0729684 A JPH0729684 A JP H0729684A JP 5176574 A JP5176574 A JP 5176574A JP 17657493 A JP17657493 A JP 17657493A JP H0729684 A JPH0729684 A JP H0729684A
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time
disconnection
core
detection unit
lamp
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JP5176574A
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English (en)
Inventor
Riyouji Douya
屋 良 司 銅
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 灯火に対応して設けられる多数の端末部の故
障を容易に診断することのできる直列点灯回路の灯火断
芯検出装置を得る。 【構成】 灯火L〜Lの断芯が検出された時に交流
電源1の出力を第1の回数だけ瞬間停止させると共に、
子側装置の応答に伴う断芯検出信号によって灯火断芯位
置を検出する一方、断芯した灯火の位置を検出する以外
の時点で交流電源1の出力を第2の回数だけ瞬間停止さ
せると共に、子側装置の応答に伴う断芯検出信号の有無
に応じて端末装置が正常か否かを判定するようにしてい
る。好ましくは、子側装置の診断時における断芯の発生
を検出し、この断芯検出に応じて子側装置の応答状態を
変化させ、これを親側装置10で検出するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定電流型の交流電源に
一次側が直列接続された多数の変流器の二次側にそれぞ
れ灯火を接続して構成される直列点灯回路に係り、特に
灯火の断芯が発生した時にどの灯火が断芯したかを検出
する断芯検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空港の滑走路の照明には、この種の直列
点灯回路が用いられている。この直列点灯回路には、多
数の灯火のうちで、どの灯火が断芯したか、すなわち、
断芯位置を検出する断芯位置検出装置が設けられてい
る。
【0003】従来の断芯位置検出装置として、灯火毎に
それぞれ断芯を検出して変流器の二次側を開閉制御する
端末部を設けると共に、交流電源側には、交流電源の出
力電圧及び出力電流の各波形の変化から灯火の断芯を検
出する断芯検出部と、この断芯検出部の出力に基いて断
芯位置を検出する親局とを設けたものがあった。この断
芯位置検出装置の概略動作を以下に説明する。
【0004】先ず、多数の灯火のうちのいずれかに断芯
が発生すると、整流器の二次側は開放状態となり、交流
電源の出力電圧波形と出力電流波形とが変化する。交流
電源側の断芯検出部はこれらの波形変化から断芯の発生
を検出する。次に、断芯の発生を検出すると、親局は交
流電源の出力を灯火の点灯に支障のない時間だけ瞬間停
止させる。
【0005】一方、断芯が発生した灯火に対応する端末
部はこの灯火の断芯を検出し、所定の時間を経過後に変
流器の二次側を短絡し、短絡状態を保持する。そして、
交流電源出力の瞬間停止を検出すると、この瞬間停止時
点から灯火にそれぞれ割り当てられた判定時間τm (m=
1,2,3…n )の経過後に一定時間T(T<τm )だけ短
絡を解除する。
【0006】このとき、交流電源側の断芯検出部は上述
したと同様にして断芯を検出する。この断芯の検出に応
じて、親局は交流電源出力の瞬間停止時点と、瞬間停止
以降の断芯検出時点との時間差から断芯した灯火を決定
する。ここで、複数の灯火が断芯しておれば、断芯検出
部は一定期間に灯火の断芯数に対応する回数だけ断芯発
生を検出するので、親局はそれぞれ瞬間停止からの時間
を計数して断芯位置を検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の直列点
灯回路の灯火断芯検出装置は、灯火の断芯検出時にこの
灯火が接続されていた変流器の二次側を短絡し、瞬間停
止を検出した時に短絡を解除するように端末部が動作す
ることを前提としている。
【0008】しかるに、灯火が正常であるにも拘らず端
末部自体の故障によって変流器の二次側を短絡してしま
ったり、あるいは、灯火の断芯時に変流器の二次側を短
絡したが交流電源の瞬間停止後に端末部自体の故障によ
って短絡を解除しなかった場合には、この端末部に対応
する灯火の断芯を親局側で検出できないという問題があ
った。
【0009】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、灯火に対応して設けられる多数の端末部
の故障を容易に診断することのできる直列点灯回路の灯
火断芯検出装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の装置
は、前記子側装置が、灯火毎に割当てられた判定時間、
全灯火に共通の短絡解除時間及び負荷開放時間を設定す
る時間設定部と、灯火の断芯を検出する断芯検出部と、
交流電源の瞬間停止を検出する瞬間停止検出部と、断芯
検出部が灯火の断芯を検出したときこの灯火が接続され
た変成器の二次側を短絡し、短絡後に瞬間停止検出部が
第1の回数の瞬間停止を検出したとき、この第1の回数
の瞬間停止から時間設定部に設定された判定時間を経過
した時点で時間設定部に設定された短絡解除時間だけ短
絡を解除する短絡部と、瞬間停止検出部が第2の回数の
瞬間停止を検出したとき、この第2の回数の瞬間停止か
ら時間設定部に設定された判定時間を経過した時点で時
間設定部に設定された負荷開放時間だけ変成器の二次側
を開放する開放部と、を備え、親側装置が、交流電源の
出力波形の変動を検出する変動検出手段と、交流電源の
出力を、灯火の点灯に支障のない時間だけ瞬間停止させ
る電源制御部と、変動検出手段の出力に基いて、灯火の
断芯を検出する断芯検出部と、断芯検出部が断芯検出信
号を出力したとき、第1の回数だけ瞬間停止させる信号
を電源制御部に与えると共に、この瞬間停止時点から断
芯検出部が断芯検出信号を出力するまでの時間を測定
し、この時間が判定時間のいずれに対応しているかによ
って断芯した灯火の位置を検出する断芯位置検出部と、
断芯位置検出部が断芯灯火の位置を検出する以外の時点
で、第2の回数だけ瞬間停止させる信号を電源制御部に
与えると共に、この瞬間停止時点から判定時間の経過後
に、断芯検出部が断芯検出信号を出力するか否かにより
端末装置が正常か否かを診断する端末診断部と、を備え
たものである。
【0011】請求項2に記載の装置は、子側装置が、灯
火毎に割当てられた判定時間、全灯火に共通の短絡解除
時間及び第1、第2の負荷開放時間を設定する時間設定
部と、灯火の断芯を検出する断芯検出部と、交流電源の
瞬間停止を検出する瞬間停止検出部と、断芯検出部が灯
火の断芯を検出したときこの灯火が接続された変成器の
二次側を短絡し、短絡後に瞬間停止検出部が第1の回数
の瞬間停止を検出したとき、この第1の回数の瞬間停止
から時間設定部に設定された判定時間を経過した時点で
時間設定部に設定された短絡解除時間だけ短絡を解除す
る短絡部と、瞬間停止検出部が第2の回数の瞬間停止を
検出し、かつ、この第2の瞬間停止から時間設定部に設
定された判定時間を経過するまで断芯検出部が灯火の断
芯を検出しないとき、この判定時間を経過した時点で時
間設定部に設定された第1の負荷開放時間だけ変成器の
二次側を開放し、瞬間停止検出部が第2の回数の瞬間停
止を検出し、かつ、この第2の瞬間停止から時間設定部
に設定された判定時間を経過するまで断芯検出部が灯火
の断芯を検出したとき、この判定時間を経過した時点で
時間設定部に設定された第2の負荷開放時間だけ変成器
の二次側を開放する開放部と、を備え、親側装置が、交
流電源の出力波形の変動を検出する変動検出手段と、交
流電源の出力を、灯火の点灯に支障のない時間だけ瞬間
停止させる電源制御部と、変動検出手段の出力に基い
て、灯火の断芯を検出する断芯検出部と、断芯検出部が
断芯検出信号を出力したとき、第1の回数だけ瞬間停止
させる信号を電源制御部に与えると共に、この瞬間停止
時点から断芯検出部が断芯検出信号を出力するまでの時
間を測定し、この時間が判定時間のいずれに対応してい
るかによって断芯した灯火の位置を検出する断芯位置検
出部と、断芯位置検出部が断芯灯火の位置を検出する以
外の時点で、第2の回数だけ瞬間停止させる信号を電源
制御部に与えると共に、この瞬間停止時点から判定時間
の経過後に、断芯検出部が第1または第2の負荷開放時
間に対応する断芯検出信号を出力するか否かにより端末
装置が正常か否かを診断し、断芯検出信号の出力時間が
第2の負荷開放時間に対応するとき、診断した端末装置
に対応する灯火を断芯と判定する端末診断部と、を備え
たものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の装置においては、灯火の断芯
が検出された時に交流電源の出力を第1の回数だけ瞬間
停止させると共に、子側装置の応答に伴う断芯検出信号
によって灯火断芯位置を検出する一方、断芯した灯火の
位置を検出する以外の時点で交流電源の出力を第2の回
数だけ瞬間停止させると共に、子側装置の応答に伴う断
芯検出信号の有無に応じて端末装置が正常か否かを判定
するようにしているので、多数の端末部の故障を容易に
診断することができる。請求項2に記載の装置おいて
は、さらに、子側装置の診断時における断芯の発生を検
出し、この断芯検出に応じて子側装置の応答状態を変化
させ、これを親側装置で検出するようにしたので、子側
装置の診断時に断芯が発生したとしても、その断芯及び
その位置を確実に検出することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す実施例によって本発明を詳
細に説明する。図1は本発明の全体の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、交流電源1に接続された定
電流電源装置2から直列点灯回路5に定電流が供給され
る。直列点灯回路5は一次側が直列接続された変流器C
1 ,CT2 ,…,CTn と、これらの変流器の二次側
にそれぞれ接続された灯火L1 ,L2 ,…,Ln とでな
り、このような構成により各灯火の輝度は一定に維持さ
れる。また、変流器CT1 ,CT2 ,…,CTn の二次
側には灯火の断芯を検出して回路の短絡、開放の制御を
する子側装置としての端末部R1 ,R2 ,…,Rn が接
続されている。
【0014】一方、定電流電源装置2に対応して、変流
器3、変圧器4、断芯検出部6及び親局10が設けられ、
これらが親側装置を構成している。ここで、変流器3は
定電流電源装置2の出力電流を、変圧器4は定電流電源
装置2の出力電圧をそれぞれ検出するものであり、断芯
検出部6は変流器3及び変圧器4の出力信号波形の変化
に基いていずれかの灯火が断芯状態にあることを検出し
て、断芯信号を親局10に与える。親局10は電源制御部
7、断芯位置検出部8及び端末診断部9で構成されてい
る。このうち、電源制御部7は制御信号に応じて灯火の
点灯に支障のない時間だけ定電流電源装置2の出力を瞬
間停止させるものである。断芯位置検出部8は灯火にそ
れぞれ割当てられた判定時間τ1 ,τ2 ,…,τn をそ
れぞれ記憶しておき、電源制御部7に何等の指令を与え
ない状態で断芯検出部6が断芯信号を出力したとき、1
回の瞬間停止信号を電源制御部7に与え、さらに、この
瞬間停止時点から再度断芯信号が与えられるまでの時間
を測定して断芯した灯火の位置を検出するものである。
端末診断部9は同じく、灯火にそれぞれ割当てられた判
定時間τ1 ,τ2 ,…,τn をそれぞれ記憶しておき、
断芯位置検出部8の断芯位置検出動作とは関係のない任
意の時間に、2回の瞬間停止信号を電源制御部7に与
え、さらに、この瞬間停止時点からそれぞれ灯火に割当
てられた時間の経過後に断芯検出部6から断芯信号が出
力されるか否かにより端末部の異常の有無を判定し、さ
らに、断芯信号の継続時間によって、新たに発生した断
芯を検出して断芯位置検出部8にその位置信号を与える
ものである。
【0015】なお、図1に示した端末部R1 ,R2
…,Rn の内部構成はいずれも同一であり、端末部R1
を例にとって図2を用いてその構成を説明する。この端
末部R1 は、灯火L1 の両端電圧が過大になったことを
検出する過電圧検出部21と、変流器CT1 の二次側に接
続された変流器26の出力信号に基いて電流が断たれたこ
と、すなわち、交流電源の瞬間停止を検出する電流断検
出部25と、灯火L1 に割当てられた判定時間τ1 、所定
の短絡解除時間、第1及び第2の負荷開放時間を設定す
る時間設定部24と、変流器CT1 の二次側を短絡する短
絡部Xと、変流器CT1 の二次側を開放する開放部Yと
を備えている。
【0016】このうち、短絡部Xは変流器CT1 の二次
側に並列に接続されたサイリスタ部22と、過電圧検出部
21及び電流断検出部25の出力信号に基づきサイリスタ部
22をオン状態にさせ、時間間設定部24に設定された時間
の経過後に一定時間Tだけサイリスタ部22をオフ状態に
する短絡制御部23とで構成されている。また、開放部Y
は灯火L1 と変流器CT1 との間に常閉接点が接続され
たリレー27と、電流断検出部25が2回の瞬間停止を検出
してからの新たな断芯を検出してこれを記憶する断芯記
憶部28と、電流断検出部25が2回の瞬間停止を検出して
から時間設定部24に設定された時間の経過後に、接点を
開放するようにリレー27の電流を制御する開放制御部29
とで構成されている。
【0017】上記のように構成された本実施例の動作
を、図3のタイムチャートをも参照して以下に説明す
る。
【0018】先ず、灯火L1 が断芯したとき、変流器C
1 の二次側が開放に近い状態となり過電圧が発生す
る。この過電圧を端末部R1 の過電圧検出部21が検出し
短絡部Xの短絡制御部23に通知する。短絡制御部23はこ
の通知を受けると、親側装置で断芯を検出するに要する
時間の経過後にサイリスタ部22をターンオンさせて変流
器CT1 の二次側を短絡させる。
【0019】一方、灯火L1 が断芯したとき定電流電源
装置2から見た負荷インピーダンスが変化する。これに
より定電流電源装置2の出力電圧及び出力電流の各波形
が変化する。断芯検出部6はこの変化に基いて灯火の断
芯を検出し、断芯信号を出力する。なお、検出原理は特
公昭61-15556号公報に開示され、公知であるのでその説
明を省略する。このように断芯検出部6が断芯信号を出
力すると、断芯位置検出部8が電源制御部7に対して1
回の瞬間停止指令を電源制御部7に与える。そこで、電
源制御部7は灯火の点灯に支障のない1サイクル時間だ
け定電流電源装置2の出力を瞬間停止させる。
【0020】このとき、変流器CT1 の二次側を短絡状
態にした端末部Rでは、電流断検出部25によって1回の
瞬間停止を検出する。この電流断検出部25の1回の瞬間
停止信号に応動して短絡制御部23は、時間設定部24に設
定された判定時間τ1 の経過後に、同じく時間設定部24
に設定された一定の短絡解除時間Tだけサイリスタ部22
をオフ状態にして短絡を解除する。
【0021】この短絡解除に応じて親側装置の断芯検出
部6は再度断芯の発生を検出して断芯信号を出力する。
そこで、断芯位置検出部8は電源制御部7に対して1回
の瞬間停止指令を与えてから、再度の断芯信号が出力さ
れるまでの時間と、内部に記憶した判定時間τ1
τ2 ,…,τn とを比較し、この時間が判定時間τ1
一致したとき、灯火L1 が断芯したものと判定する。
【0022】なお、他の灯火L2 、L3 ,…,Ln に対
応する端末部R2 、R3 ,…,Rnは、それぞれ短絡解
除時間及び負荷開放時間と共に、判定時間τ2 、τ3
…,τn (τ1 <τ2 <τ3 ,…,τn )を設定した時
間設定部を有しており、対応する灯火の断芯検出時に上
述したと全く同様に動作する。また、これらの端末部の
動作に応じて定電流電源装置2に対応して設けられた親
側装置も上述したと同様に動作して断芯灯火の位置を検
出する。
【0023】次に、親側装置の端末診断部9は断芯位置
の検出とは異なる任意時刻にて、端末部が正常に動作す
るか否かの診断をするべく、2回の瞬間停止指令を電源
制御部7に与える。そこで、電源制御部7は灯火の点灯
に支障のない2サイクル時間だけ定電流電源装置2の出
力を瞬間停止させる。図3(a) はこの状態を示したもの
で、時刻t1 から時刻t2 までの1サイクル期間と、時
刻t3 から時刻t4 までの1サイクル期間に瞬間停止が
行なわれる。この2回の瞬間停止に対して、全ての端末
部R1 ,R2 ,…,Rn の各開放部Yは、それぞれ灯火
が断芯状態であると否とに拘らず応動するが、その動作
を端末部R1 について説明する。電流断検出部25が2回
の瞬間停止信号を出力すると、開放制御部29はこれを検
出し、時間設定部24に設定されている判定時間τ1
に、同じく、時間設定部24に設定された負荷開放時間a
だけリレー27を励磁してその接点を開放させる。すなわ
ち、図3(b) に示したように、時刻t4 から判定時間τ
1 を経過した時刻t5 から時刻t6 まで変流器CT1
二次側を開放する。これに応じて、定電流電源装置2の
出力電圧波形は図3(c) に示すように変化し、出力電流
波形は図3(d) に示すように変化する。
【0024】このように、定電流電源装置2の出力波形
が変化すると、断芯検出部6は断芯信号を出力する。こ
の時、断芯位置検出部8は2回の瞬間停止信号が与えら
れた後の断芯発生信号であることを判別して応動せず、
その代わりに、端末診断部9が応動する。この場合、端
末診断部9は2回の瞬間停止が行なわれた時刻t4 から
断芯検出部6が断芯信号を出力するまでの時間を計数
し、この時間と内部に記憶した判定時間τ1 ,τ2
…,τn とを比較し、この時間が判定時間τ1 と一致し
たとき、灯火L1 に対応する端末部R1 が正常に動作す
るものと判定し、反対に時間τ1 を計数した時点で断芯
信号が出力されない時には端末部R1 が異常であると判
定する。
【0025】他の灯火L2 ,L3 ,…,Ln に対応する
端末部R2 ,R3 ,…,Rn も、それぞれ判定時間
τ2 ,τ3 ,…,τn (τ1 <τ2 <τ3 ,…,τn
を経過した時点にてそれぞれ負荷開放時間aだけ変流器
CT2 ,CT3 ,…,CTn の二次側を開放させるよう
に動作する。また、これらの端末部の動作に応じて定電
流電源装置2に対応して設けられた親側装置も同様にし
て端末部R2 ,R3 ,…,Rn が正常に動作するか否か
の判定をする。しかして、端末部R1 ,R2 ,…,Rn
の全てが正常であれば、時刻t3 から判定時間τ1 ,τ
2 ,…,τn を経過した時刻毎に時間aだけ断芯検出部
6から断芯信号が出力され、端末診断部9は全ての端末
部R1 ,R2 ,…,Rn が正常であることを判定する。
【0026】ところで、上述した端末部の診断時のτm
(m=1,2,3,…n )時間内に、新たな断芯が発生したとす
ると、この断芯したことの情報は別の形で断芯検出をし
ない限り永久に得られないことになる。そこで、本実施
例では端末部に断芯記憶部28を設けると共に、時間設定
部24に前述した負荷開放時間aの他にもう一つの負荷開
放時間(a+b)を記憶させておく。断芯記憶部28は電
流断検出部25が2回の瞬間停止を検出した後に、過電圧
検出部21から断芯信号が出力されたときこれを記憶す
る。このように、断芯記憶部28に新たな断芯が記憶され
たとき、開放制御部29は時間設定部24に設定された判定
時間τ1 の経過後に、同じく時間設定部24に記憶された
負荷開放時間(a+b)だけリレー27を励磁して変流器
CTの二次側を負荷開放時間(a+b)だけ開放する。
【0027】一方、親側装置の端末診断部9は時刻t4
から判定時間τ1 を経過後の断芯検出信号の継続時間が
(a+b)であるとき、端末部R1 が正常に動作してい
ると判定すると共に、この判定中に新たに断芯が発生し
たことを検出して、その内容を断芯位置検出部8に通知
する。
【0028】図3(e),(f) は、理解を容易にするため
に、端末部Rp に新たな断芯が発生した場合を示したも
ので、時刻t4 からτp を経過する途中の時刻t7 にて
灯火Lp が断芯したとする。このとき、変流器CTp
二次側は判定時間τp を経過した時刻t8 から(a+
b)時間を経過した時刻t9 まで開放される。この結
果、端末部の診断中に、灯火が断芯しても、これらを見
逃すことなく全ての断芯を検出することができる。
【0029】なお、上記実施例では端末部の診断中に新
たな断芯が発生しないときにa時間だけ変流器の二次側
を開放し、新たな断芯が発生したときに(a+b)時間
だけ変流器の二次側を開放させたが、例えば、断芯がな
いときに1回だけ変流器の二次側を開放し、断芯があっ
たときに2回に亘って変流器の二次側を開放するように
すると共に、端末診断部9は断芯検出信号が1回出力さ
れたか、2回出力されたによって新たな断芯の有無を判
定するように構成することもできる。
【0030】また、上記実施例では定電流電源装置2を
1回瞬間停止させて断芯位置検出を、2回瞬間停止させ
て端末部の診断をしたが、これら瞬間停止の回数は適宜
に選択することができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1の記載された装置によれぱ、多数の端末部の故障
を容易に診断することができ、請求項2に記載された装
置によれば、さらに、子側装置の診断時に断芯が発生し
たとしても、その断芯及びその位置を確実に検出するこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック
図。
【図2】本発明の一実施例の主要素の詳細な構成を示す
ブロック図。
【図3】本発明の一実施例の動作を説明するためのタイ
ムチャート。
【符号の説明】
1 交流電源 2 定電流電源装置 5 直列点灯回路 6 断芯検出部 7 電源制御部 8 断芯位置検出部 9 端末診断部 10 親局 21 過電圧検出部 22 サイリスタ部 23 短絡制御部 24 時間設定部 25 電流断検出部 27 リレー 28 断芯記憶部 29 開放制御部 CT1 変流器 L1 灯火 R1 端末部 X 短絡部 Y 開放部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電流型の交流電源に一次側が直列接続さ
    れた多数の変成器の二次側にそれぞれ灯火を接続した直
    列点灯回路の前記灯火にそれぞれ対応して設けられた子
    側装置と前記交流電源に対応して設けられた親側装置と
    でなり、 前記子側装置は、 灯火毎に割当てられた判定時間、全灯火に共通の短絡解
    除時間及び負荷開放時間を設定する時間設定部と、 灯火の断芯を検出する断芯検出部と、 交流電源の瞬間停止を検出する瞬間停止検出部と、 前記断芯検出部が灯火の断芯を検出したときこの灯火が
    接続された前記変成器の二次側を短絡し、短絡後に前記
    瞬間停止検出部が第1の回数の瞬間停止を検出したと
    き、この第1の回数の瞬間停止から前記時間設定部に設
    定された判定時間を経過した時点で前記時間設定部に設
    定された短絡解除時間だけ短絡を解除する短絡部と、 前記瞬間停止検出部が第2の回数の瞬間停止を検出した
    とき、この第2の回数の瞬間停止から前記時間設定部に
    設定された判定時間を経過した時点で前記時間設定部に
    設定された負荷開放時間だけ前記変成器の二次側を開放
    する開放部と、 を備え、 前記親側装置は、 前記交流電源の出力波形の変動を検出する変動検出手段
    と、 前記交流電源の出力を、前記灯火の点灯に支障のない時
    間だけ瞬間停止させる電源制御部と、 前記変動検出手段の出力に基いて、灯火の断芯を検出す
    る断芯検出部と、 前記断芯検出部が断芯検出信号を出力したとき、第1の
    回数だけ瞬間停止させる信号を前記電源制御部に与える
    と共に、この瞬間停止時点から前記断芯検出部が断芯検
    出信号を出力するまでの時間を測定し、この時間が前記
    判定時間のいずれに対応しているかによって断芯した灯
    火の位置を検出する断芯位置検出部と、 前記断芯位置検出部が断芯灯火の位置を検出する以外の
    時点で、第2の回数だけ瞬間停止させる信号を前記電源
    制御部に与えると共に、この瞬間停止時点から前記判定
    時間の経過後に、前記断芯検出部が断芯検出信号を出力
    するか否かにより前記端末装置が正常か否かを診断する
    端末診断部と、 を備えたことを特徴とする直列点灯回路の断芯検出装
    置。
  2. 【請求項2】定電流型の交流電源に一次側が直列接続さ
    れた多数の変成器の二次側にそれぞれ灯火を接続した直
    列点灯回路の灯火の断芯位置を検出するに当たり、前記
    灯火にそれぞれ対応して設けられた子側装置と前記交流
    電源に対応して設けられた親側装置とでなり、 前記子側装置は、 灯火毎に割当てられた判定時間、全灯火に共通の短絡解
    除時間及び第1、第2の負荷開放時間を設定する時間設
    定部と、 灯火の断芯を検出する断芯検出部と、 交流電源の瞬間停止を検出する瞬間停止検出部と、 前記断芯検出部が灯火の断芯を検出したときこの灯火が
    接続された前記変成器の二次側を短絡し、短絡後に前記
    瞬間停止検出部が第1の回数の瞬間停止を検出したと
    き、この第1の回数の瞬間停止から前記時間設定部に設
    定された判定時間を経過した時点で前記時間設定部に設
    定された短絡解除時間だけ短絡を解除する短絡部と、 前記瞬間停止検出部が第2の回数の瞬間停止を検出し、
    かつ、この第2の瞬間停止から前記時間設定部に設定さ
    れた判定時間を経過するまで前記断芯検出部が灯火の断
    芯を検出しないとき、この判定時間を経過した時点で前
    記時間設定部に設定された第1の負荷開放時間だけ前記
    変成器の二次側を開放し、前記瞬間停止検出部が第2の
    回数の瞬間停止を検出し、かつ、この第2の瞬間停止か
    ら前記時間設定部に設定された判定時間を経過するまで
    前記断芯検出部が灯火の断芯を検出したとき、この判定
    時間を経過した時点で前記時間設定部に設定された第2
    の負荷開放時間だけ前記変成器の二次側を開放する開放
    部と、 を備え、 前記親側装置は、 前記交流電源の出力波形の変動を検出する変動検出手段
    と、 前記交流電源の出力を、前記灯火の点灯に支障のない時
    間だけ瞬間停止させる電源制御部と、 前記変動検出手段の出力に基いて、灯火の断芯を検出す
    る断芯検出部と、 前記断芯検出部が断芯検出信号を出力したとき、第1の
    回数だけ瞬間停止させる信号を前記電源制御部に与える
    と共に、この瞬間停止時点から前記断芯検出部が断芯検
    出信号を出力するまでの時間を測定し、この時間が前記
    判定時間のいずれに対応しているかによって断芯した灯
    火の位置を検出する断芯位置検出部と、 前記断芯位置検出部が断芯灯火の位置を検出する以外の
    時点で、第2の回数だけ瞬間停止させる信号を前記電源
    制御部に与えると共に、この瞬間停止時点から前記判定
    時間の経過後に、前記断芯検出部が前記第1または第2
    の負荷開放時間に対応する断芯検出信号を出力するか否
    かにより前記端末装置が正常か否かを診断し、断芯検出
    信号の出力時間が前記第2の負荷開放時間に対応すると
    き、診断した端末装置に対応する灯火を断芯と判定する
    端末診断部と、 を備えたことを特徴とする直列点灯回路の断芯検出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020028726A (ko) * 2000-10-11 2002-04-17 황순란 다수의 전등 및 안정기의 고장상태를 한곳에서 표시하는방법과 그장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020028726A (ko) * 2000-10-11 2002-04-17 황순란 다수의 전등 및 안정기의 고장상태를 한곳에서 표시하는방법과 그장치

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