JPH07296596A - テストモード回路を備えた半導体記憶装置 - Google Patents

テストモード回路を備えた半導体記憶装置

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JPH07296596A
JPH07296596A JP6084622A JP8462294A JPH07296596A JP H07296596 A JPH07296596 A JP H07296596A JP 6084622 A JP6084622 A JP 6084622A JP 8462294 A JP8462294 A JP 8462294A JP H07296596 A JPH07296596 A JP H07296596A
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JP
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memory cell
test mode
bit line
level
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JP6084622A
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English (en)
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Tomio Suzuki
富夫 鈴木
Masanori Hayashigoe
正紀 林越
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小リークしているメモリセルを短時間で検
出し、テスト時間を短縮し、テストに要するコストを削
減できるテストモード回路を備えた半導体記憶装置を提
供する。 【構成】 テストモードを検出したことに応じて、ビッ
ト線BL11,/BL11とセンスアンプ21とを接続
するゲートトランジスタQ21とQ22のゲート電位を
通常動作時よりも低くしたVcc−Vthレベルに設定
し、メモリセル容量C11に書込まれる電位レベルを下
げ、リークしているメモリセル容量を判別する時間を短
縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテストモード回路を備
えた半導体記憶装置に関し、特に、メモリセルトランジ
スタとメモリセル容量とを含むメモリセルの不良を発見
するためのテストモード回路を備えた半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMの記憶容量は、2〜3年に4倍
のペースで増加してきており、最近では16MビットD
RAMや64MビットDRAMが製品化されつつある。
この記憶容量の増大に伴ってテスト時間も同様に増加し
てきており、DRAMのテスト時間を如何に短縮してテ
ストコストを下げるかが重要になってきている。DRA
Mをテストして検出される不良の多くは、数ビット不良
がほとんどであり、これはメモリセルに蓄えられた電荷
が微小にリークし、製品規格で定められたリフレッシュ
間隔後に読出すと(16MDRAMではリフレッシュ間
隔=64msec)不良になるというものである。この
微小リークするメモリセルを持ったDRAMを検出する
ためには、種々の条件でテストをする必要があり、膨大
なテスト時間を要していた。これらのテストの一例とし
てディスターブリフレッシュ試験が知られている。
【0003】図13はディスターブリフレッシュ試験を
行なう動作を説明するために、隣接するメモリセルを示
した図であり、図14はディスターブリフレッシュ試験
の動作を説明するためのタイムチャートである。
【0004】図13において、ビット線BLiとワード
線WLi,WLi+1のそれぞれの交点にはメモリセルト
ランジスタQi,Qi+1とメモリセル容量Ci,Ci+1
が接続されていて、メモリセル容量Ci,Ci+1の一方
の電極には定電圧VCP(=1/2・Vcc)が与えられ
ている。
【0005】ワード線WLiが図14(a)に示すよう
に「H」レベルになると、メモリセルトランジスタQi
がオンし、メモリセル容量Ciに蓄積された「L」レベ
ルの情報が図14(c)に示すようにメモリセルトラン
ジスタQiを介してビット線BLiに読出され、図示し
ないセンスアンプによって増幅される。
【0006】ところで何らかの要因により、メモリセル
トランジスタQiに隣接するメモリセルトランジスタQ
+1のしきい値電圧Vth+1が設計値よりも行く場合、図
14(d)に示すように、メモリセル容量Ci+1に記憶
されている「H」レベルのV SN+1の情報が徐々にビッ
ト線BLiにリークする。たとえば、16MビットDR
AMなどを製造する場合、微小な塵などが付着すること
により、数ビットのメモリセルトランジスタのしきい値
電圧が低くなってしまうことがある。
【0007】そこで、このような数ビットのしきい値の
電圧の低いメモリセルトランジスタを含む半導体集積回
路を除くために、ディスターブリフレッシュ試験が行な
われる。すなわち、たとえば図13におけるメモリセル
トランジスタQi+1のしきい値電圧Vth+1が低いもの
と仮定し、メモリセル容量Ciに「L」のデータが書込
まれ、メモリセル容量Ci+1に「H」レベルのデータが
書込まれ、メモリセル容量Ciのデータが繰返し読出さ
れる。メモリセルトランジスタQi+1が接続されている
ビット線BLiの電位が「L」であるため、メモリセル
トランジスタQi+1にドレイン・ソース間の電圧が生
じ、サブスレッショルド電流が流れる。しきい値電圧V
thi+1が低いと、このサブスレッショルド電流が大き
く、データが失われてしまう。したがって、メモリセル
容量Ci+1のデータを読出し、書込んだデータとの一致
を判別し、一致していなければメモリセルトランジスタ
Qi +1のしきい値電圧が設計値よりも低いことを判別で
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のディ
スターブリフレッシュ試験では、特定のワード線を一定
時間活性し続けたときの、そのワード線に隣接するワー
ド線に繋がったメモリセル以外のセルのデータ保持時間
を検証する場合、一般のセルにデータを読み書きする時
間に比べて、メモリセルのデータ保持保証時間の方が十
分長いため、ディスターブリフレッシュ試験に要する時
間は、メモリセルに読み書きする時間を無視して表わす
と、(ワード線の本数)×(ワード線を活性化する時
間)×(同時に動作するブロック数)になる。たとえ
ば、16MDRAMの場合、ワード線の本数は1638
4本であり、ワード線を活性化する時間に64msec
要し、同時に動作するメモリブロック数は4となる。こ
のため、約262secのテスト時間を要し、試験時間
が長くなるという問題点があった。
【0009】それゆえに、この発明の主たる目的は、テ
ストモード時にメモリセルへの書込レベルを通常動作時
に比べて低くすることにより、微小リークしているメモ
リセルを短時間で検出でき、テスト時間を短縮してテス
トに要するコストを削減できるようなテストモード回路
を備えた半導体記憶装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数行のワード線と、複数列のビット線対と、それぞれ
が複数行のワード線のうちの1本と複数列のビット線対
のうちの1本のビット線とに接続される複数のメモリセ
ルトランジスタと、各メモリセルトランジスタに接続さ
れるメモリセル容量とを含むメモリセルアレイを有し、
複数のメモリセルトランジスタのうち、予め定めるしき
い値電圧よりも低いしきい値電圧のメモリセルトランジ
スタをテストモードで判別するためのテスト回路を備え
たテストモード回路を備えた半導体記憶装置であって、
テストモードを検出するためのテストモード検出手段
と、テストモード検出手段からのテストモード検出信号
に応じて、メモリセル容量に書込まれる電位レベルを通
常動作時よりも低い電位レベルとなるように制御するた
めの制御手段を備えて構成される。
【0011】請求項2に係る発明は、さらに各メモリセ
ル容量から対応のメモリトランジスタを介して各ビット
線対に読出される電位差を増幅するための複数のセンス
アンプと、複数のセンスアンプと複数のビット線対との
間に接続されるゲートトランジスタとを含み、制御手段
はテストモード検出手段からのテストモード検出信号に
応じて、各ゲートトランジスタのゲート電位を通常動作
時よりも低くして、メモリセル容量に書込まれる電位を
低くするための電位設定手段を含む。
【0012】請求項3に係る発明では、メモリセルアレ
イは、センスアンプの両側に配置される2組のメモリセ
ルアレイを含み、ゲートトランジスタは、センスアンプ
と一方側のメモリセルアレイの複数のビット線対との間
に接続される第1のゲートトランジスタと、センスアン
プと他方側のメモリセルアレイの複数のビット線対との
間に接続される第2のゲートトランジスタとを含み、制
御手段は第1または第2のゲートトランジスタを切換え
るための切換信号を発生する切換信号発生手段を含み、
電位設定手段はテストモード検出信号に応じて、第1ま
たは第2の切換信号の電位を通常動作時よりも低く設定
する。
【0013】請求項4に係る発明では、請求項2または
3の電位設定手段は、テストモード検出信号に応じて、
電源電圧からそのしきい値電圧だけ低い電位を出力する
ための制御トランジスタを含む。
【0014】請求項5に係る発明では、請求項1の発明
に加えて、さらに駆動信号に応じて各メモリセル容量か
ら対応のメモリトランジスタを介して各ビット線対に読
出される電位差を増幅するための複数のセンスアンプを
含み、制御手段はテストモード検出信号に応じて、駆動
信号のレベルを通常動作時に比べて可変し、ビット線対
間の電位を低くすることによってメモリセル容量に書込
まれる電位レベルを低くする電位設定手段を含む。
【0015】請求項6に係る発明では、請求項4におけ
る複数のセンスアンプは、第1の駆動信号に応じて各ビ
ット線対に読出される高電位側のビット線電位を高める
ための高電位側センスアンプを含み、電位設定手段は、
テストモード検出信号に応じて、第1の駆動信号のレベ
ルを通常動作時よりも低くすることによって、高電位側
のビット線電位を低くし、メモリセル容量に書込まれる
電位レベルを低くするための第1の電位設定手段を含
む。
【0016】請求項7に係る発明では、請求項6におけ
る第1の電位設定手段は、テストモード検出信号に応じ
て電源電圧からそのしきい値電圧だけ低い電圧を出力す
るための制御トランジスタを含む。
【0017】請求項8に係る発明では、請求項5におけ
るセンスアンプは第2の駆動信号に応じて各ビット線対
に読出される低電位側のビット線電位を低くするための
低電位側センスアンプを含み、電位設定手段は、テスト
モード検出信号に応じて、第2の駆動信号のレベルを通
常動作時よりも高くすることによって、低電位側のビッ
ト線電位を高くし、メモリセル容量に書込まれる電位レ
ベルを低くするための第2の電位設定手段を含む。
【0018】請求項9に係る発明では、請求項8の第2
の電位設定手段は、テストモード検出信号に応じて、接
地電位からそのしきい値電圧だけ高い電圧を出力するた
めの制御トランジスタを含む。
【0019】
【作用】請求項1に係る発明は、テストモードを検出し
たことに応じて、メモリセル容量に書込まれる電位レベ
ルを通常動作時よりも低い電位レベルとなるように制御
することにより、微小リークしているメモリセルを短時
間で検出できる。
【0020】請求項2に係る発明では、センスアンプと
ビット線対との間に接続されるゲートトランジスタのゲ
ート電位を、テストモードを検出したことに応じて通常
動作時よりも低くし、メモリセル容量に書込まれる電位
を低くする。
【0021】請求項3に係る発明では、センスアンプの
両側にメモリセルアレイを配置したいわゆるシェアード
センスアンプを構成し、センスアンプと一方側のメモリ
セルアレイの複数のビット線対との間に第1のゲートト
ランジスタを接続し、センスアンプと他方側のメモリセ
ルアレイの複数のビット線対との間に第2のゲートトラ
ンジスタを接続し、切換信号によって第1または第2の
ゲートトランジスタを切換えかつテストモードを検出し
たことに応じて第1または第2の切換信号の電位を通常
動作時よりも低くする。
【0022】請求項4に係る発明では、請求項2または
3の電位設定手段は、テストモード検出信号に応じて、
電源電圧から制御トランジスタのしきい値電圧だけ低い
電位を出力する。
【0023】請求項5に係る発明では、テストモードを
検出したことに応じて、センスアンプの駆動信号のレベ
ルを通常動作時に比べて可変し、ビット線対間の電位を
低くすることによって、メモリセル容量に書込まれる電
位レベルを低くし、微小リークしているメモリセルを短
時間で検出する。
【0024】請求項6に係る発明では、センスアンプの
うち、各ビット線対に接続される高電位側のビット線電
位を高めるための高電位側センスアンプを駆動するため
の第1の駆動信号のレベルをテストモードの検出に応じ
て通常動作時よりも低くし、高電位側のビット線電位を
低くし、メモリセル容量に書込まれる電位レベルを低く
して微小リークしているメモリセルを容易に検出する。
【0025】請求項7に係る発明では、テストモード検
出信号に応じて、電源電圧から制御トランジスタのしき
い値電圧だけ低い電圧を出力して第1の駆動信号のレベ
ルを通常動作時よりも低くする。
【0026】請求項8に係る発明では、センスアンプの
うち各ビット線対に読出される低電位側のビット線電位
を低くするための低電位側センスアンプに与えられる第
2の駆動信号のレベルをテストモードの検出に応じて通
常動作時よりも高く設定し、低電位側のビット線電位を
高くし、メモリセル容量に書込まれる電位レベルを低く
する。
【0027】請求項9に係る発明では、請求項8におけ
る第2の駆動信号のレベルを高くするために、制御トラ
ンジスタのしきい値電圧だけ接地電位よりも高める。
【0028】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の全体の構成を示
すブロック図である。この図1に示した実施例は、2つ
のメモリセルアレイに対して1つのセンスアンプを共有
するいわゆるシェアードセンスアンプを用いたDRAM
1にこの発明が適用される。DRAM1は、テストモー
ド検出回路を含む制御信号発生回路3を内蔵しており、
さらに従来のDRAMと同様にして、アドレスバッファ
2と行デコーダ41,42とワード線駆動回路51,5
2と列デコーダ6とメモリセルアレイ7,8とI/Oゲ
ート9と入力回路10と出力回路11とを含む。アドレ
スバッファ2はアドレス信号Aiを受け、Xアドレス信
号を行デコーダ41,42に与え、Yアドレス信号を列
デコーダ6に与える。行デコーダ41,42はXアドレ
ス信号が入力されたことに応じてワード線駆動信号WL
iをワード線駆動回路51,52に与え、ワード線駆動
回路51,52によってメモリセルアレイ7,8のワー
ド線が活性化される。列デコーダ6はYアドレス信号が
入力されたことに応じて、I/Oゲート9を介してビッ
ト線を選択する。入力回路10は外部から入力されたデ
ータをI/Oゲート9に与え、出力回路11はメモリセ
ルアレイ7,8から読出され、I/Oゲート9を介して
与えられたデータを外部に出力する。
【0029】図2は図1に示したメモリセルアレイの構
成を示す図である。図2において、メモリセルアレイ7
は複数行のワード線WL11,WL12,WL13と、
複数列のビット線対BL1,/BL1,BL2,/BL
2を含む。そして、ワード線WL11とビット線対のう
ちの一方のビット線BL11との交点にメモリセルトラ
ンジスタQ11とメモリセル容量C11とからなるメモ
リセルが接続される。同様にして、WL11とBL1
2,WL12と/BL11,WL12と/BL12,W
L13とBL11,WL13とBL12のそれぞれの交
点にもメモリセルトランジスタQ12〜Q16とメモリ
セル容量C12〜C16とからなるメモリセルが接続さ
れている。
【0030】メモリセルアレイ8も同様にして、複数行
のワード線WL21〜WL23と複数列のビット線BL
21,/BL21,BL22,/BL22を含み、WL
21とBL21,WL21とBL22,WL22と/B
L21,WL22と/BL22,WL22と/BL2
1,WL22と/BL22,WL23とBL21,WL
23とBL22のそれぞれの交点にもメモリセルトラン
ジスタQ21〜Q26とメモリセル容量C21〜C26
からなるメモリセルが接続される。
【0031】ビット線BL11,/BL11とBL2
1,/BL21はI/Oゲート91に接続され、ビット
線BL12,/BL12とBL22,/BL22はI/
Oゲート92に接続されている。
【0032】図3は2つのメモリセルアレイの一部とI
/Oゲートの電気回路図である。図3において、I/O
ゲート91はセンスアンプ21とビット線イコライズプ
リチャージ回路22とnチャネルトランジスタQ21,
Q22,Q30〜Q35を含む。センスアンプ21は、
nチャネルトランジスタQ23とQ24とがクロスカッ
プルに接続され、第1の駆動信号S2Nに応じて駆動さ
れ、ビット線対のうちの高電位側のビット線電位を高め
るためのnチャネルクロスカップルセンスアンプと、p
チャネルトランジスタQ25とQ26とがクロスカップ
ル接続され、第2の駆動信号S2Pに応じて駆動され、
低電位側のビット線電位を低くするpチャネルクロスカ
ップルリストア回路とを含む。ビット線イコライズプリ
チャージ回路22はnチャネルトランジスタQ27〜Q
29を含み、1/2・Vccの定電圧VBLおよびビット
線イコライズ信号BLEQによってビット線対BL1
1,/BL11,BL21,/BL21をイコライズ・
プリチャージする。
【0033】nチャネルトランジスタQ21とQ22は
第1の切換信号BLI1に応じて、ビット線BL11と
/BL11をセンスアンプ21に接続し、nチャネルト
ランジスタQ32とQ33は第2の切換信号BLI2に
応じて、ビット線BL21,/BL21とセンスアンプ
21とを接続する。
【0034】nチャネルトランジスタQ30とQ31は
列デコード信号Yiに応じて、I/O線23と/I/O
線24とをセンスアンプ21に接続する。nチャネルト
ランジスタQ34とQ35はI/O線23と/I/O線
24の負荷回路であって、I/O線23と/I/O線2
4とをVcc−Vthレベルに充電する。
【0035】図4は図3に示した回路の動作を説明する
ためのタイムチャートである。まず、読出動作について
説明するが、この読出動作は従来のDRAMと同じであ
る。すなわち図4(a)に示すローアドレスストローブ
信号/RASが「L」レベルに立下がると、後述の図5
に示す切換信号発生回路によって第2の切換信号BLI
2が図4(f)に示すように通常動作時の電位Va(た
とえば7V)から0Vに切換えられる。その結果、nチ
ャネルトランジスタQ32とQ33とがオフし、メモリ
セルアレイ8とセンスアンプ21とが切離される。この
とき、第1の切換信号BLI1は図4(e)で示すよう
に電位Vaに設定されている。このため、nチャネルト
ランジスタQ21とQ22がオンし、メモリセルアレイ
7がセンスアンプ21に接続されている。
【0036】次に、ローアドレスストローブ信号/RA
Sに応答して、ワード線WL11が図4(d)に示すよ
うに0Vから電位Vpp(通常昇圧電位、たとえば7
V)に立上がり、メモリセルトランジスタQ11が導通
する。このとき、図4(m)に示すように、イコライズ
信号BLEQが「L」レベルにされていて、ビット線対
BL11,/BL11は1/2・Vccのビット線保持
電位VBLにプリチャージされており、メモリセル容量C
11からビット線BL11に電荷が伝達され、図4
(g)に示すように、ビット線BL11と/BL11と
の間に電位差を生じる。そして、図4(h)に示すよう
に、センスアンプ駆動信号S2Nが1/2・Vccから
0Vに立下り、図4(i)に示すように、センスアンプ
駆動信号S2Pが1/2・Vccから電源電圧Vccに
立上がると、センスアンプ21が駆動され、ビット線B
L11と/BL11間の電位差がセンスアンプ21によ
って増幅される。その後、列デコード信号Yiが「H」
レベルにされ、nチャネルトランジスタQ30とQ31
がオンし、センスアンプ21で増幅されたデータがI/
O線23と/I/O線24に出力され、出力回路11を
介して外部に出力される。
【0037】次に、通常動作時におけるデータの書込動
作について説明する。書込制御信号/Wが図4(j)に
示すように「L」レベルになり、書込データが入力回路
10に入力されると、入力回路13からI/O線23,
/I/O線24に書込データが伝達される。図1に示し
た列デコーダ6によってYアドレス信号がデコードさ
れ、列デコード信号Yiが図4(l)に示すように電源
電圧Vccに立上がると、nチャネルトランジスタQ3
0とQ31がオンする。さらに、ビット線切換信号BL
I1が電位Vaに立ち上がってnチャネルトランジスタ
Q21とQ22がオンし、I/O線23,/I/O線2
4に伝達された書込データがnチャネルトランジスタQ
21を介してビット線BL11,/BL11に伝達され
る。このとき、ワード線WL11は電位Vppに立上が
っており、メモリセルトランジスタQ11がオンし、ビ
ット線BL11に伝達された書込データがメモリセルト
ランジスタQ11を介してメモリセル容量C11に書込
まれる。
【0038】次に、ローアドレスストローブ信号/RA
Sに応答して、ワード線駆動信号が電位Vppから0V
に立下り、メモリセルトランジスタQ11がオフし、メ
モリセル容量C11がビット線BL11から切離され
る。ワード線WL11が0Vに立下がったことに応答し
て、ビット線切換信号BLI1,センスアンプ駆動信号
S2N,S2P,ビット線イコライズ信号BLEQがリ
セットされ、ビット線BL11,/BL11の電位が約
1/2・Vccのビット線保持電位VBLに保持される。
【0039】次にテストモード時の動作について説明す
る。テストモード時には、nチャネルトランジスタQ2
1とQ22のゲートに与えられる第1の切換信号BLI
1と、nチャネルトランジスタQ32とQ33のゲート
に与えられる第2の切換信号BLI2のレベルを通常動
作時のレベルVa(=6〜8V)よりもたとえばVcc
−Vthのように低くすることによってメモリセル容量
C11,C21に書込まれる電位を低くし、微小リーク
するメモリセルを容易に検出できるようにする。
【0040】次に、第1および第2の切換信号BLI1
とBLI2のレベルを通常動作時よりも低くするための
構成について説明する。
【0041】図5は切換信号発生回路を示す電気回路図
であり、第1および第2の切換信号BLI1とBLI2
のレベルを切換える2つの切換回路を含む。ローアドレ
スストローブ信号/RASに基づいて、図1に示した制
御回路から/RASD信号が出力され、NORゲート2
1,22のそれぞれの一方入力端に与えられる。アドレ
ス信号A0 がNORゲート21の他方入力端に与えられ
るとともに、インバータ23で反転されてNORゲート
22の他方入力端に与えられる。NORゲート21の出
力はnチャネルトランジスタQ41とQ45のゲートに
与えられるとともに、インバータ24で反転されてnチ
ャネルトランジスタQ43のゲートに与えられる。nチ
ャネルトランジスタQ41のソースは接地され、ドレイ
ンはPチャネルトランジスタQ42のドレインとpチャ
ネルトランジスタQ44のゲートに接続される。Pチャ
ネルトランジスタQ42とQ44のそれぞれのソースに
は、電位Vppが与えられる。pチャネルトランジスタ
Q44のドレインはnチャネルトランジスタQ43のド
レインとpチャネルトランジスタQ42のゲートとpチ
ャネルトランジスタQ46のゲートとに接続される。n
チャネルトランジスタQ43のソースは接地され、pチ
ャネルトランジスタQ46のソースには電位Vppが与
えられ、ドレインはpチャネルトランジスタQ45のド
レインに接続され、この接続点から第1の切換信号BL
I1が出力される。nチャネルトランジスタQ45のソ
ースは接地される。
【0042】他方の切換回路は、インバータ25とnチ
ャネルトランジスタQ51,Q53,Q55と、pチャ
ネルトランジスタQ52,Q54,Q56とを含み、一
方の切換回路と同様にして接続され、第2の切換信号B
LI2のレベルが切換られる。
【0043】図6は図5に示した切換回路の動作を説明
するためのタイムチャートである。次に、図6を参照し
ながら図5の切換回路の動作について説明する。/RA
SD信号が図6(a)に示すように、電源電圧Vccか
ら0Vに立下り、アドレス信号A0 が図6(b)に示す
ように0Vであれば、ノードn1は図6(c)に示すよ
うに電源電圧Vccのレベルとなり、ノードn2は図6
(d)に示すように0Vとなる。このため、nチャネル
トランジスタQ41とQ45はオンするが、インバータ
24の出力が「L」レベルになるため、nチャネルトラ
ンジスタQ43がオフする。nチャネルトランジスタQ
41がオンしたことによって、pチャネルトランジスタ
Q44がオンし、ノードn3は図6(e)に示すよう
に、切換信号駆動信号Vppと同じ電位Vaとなる。こ
のため、pチャネルトランジスタQ46がオフし、nチ
ャネルトランジスタQ45がオンしているため、第1の
切換信号BLI1は図6(g)に示すように0Vとな
る。
【0044】他方の切換回路は、ノードn2が0Vであ
るため、nチャネルトランジスタQ51とQ55がオフ
し、インバータ25の出力が「H」レベルになるため、
nチャネルトランジスタQ53がオンし、ノードn4は
図6(f)に示すように0Vとなり、pチャネルトラン
ジスタQ56がオンし、nチャネルトランジスタQ55
がオフしているため、第2の切換信号BLI2として電
位Vaが出力される。
【0045】すなわち、アドレス信号A0 が0Vのと
き、第1の切換信号BLI1は電位Vaを保持し、第2
の切換信号BLI2は電位Vaから0Vとなる。そし
て、アドレス信号A0 が電源電圧Vccのときには、第
1の切換信号BLI1が電位Vaから0Vに変化し、第
2の切換信号BLI2は電位Vaを保持する。
【0046】図7は切換信号駆動信号発生回路を示す電
気回路図である。この図7に示した切換信号駆動信号発
生回路は、通常動作時の切換信号駆動信号Vppに対し
てテストモード時にはVcc−Vthのレベルを切換信
号駆動信号Vppとして出力し、図5に示した切換回路
に供給する。
【0047】このためにモード検出回路31はローアド
レスストローブ信号/RAS,コラムアドレスストロー
ブ信号/CAS,書込信号/W,アドレス信号A1に応
じてテストモードを検出する。ここで、テストモード時
におけるアドレス信号A1は通常動作時における「H」
レベルよりも高い所定の電圧に設定されている。モード
検出回路31は通常動作モードを検出したときにはレベ
ルVa,テストモードを検出したときには0Vとなるテ
ストモード切換信号φT を出力し、発振回路32とイン
バータ33とに与える。発振回路32はNANDゲート
321とインバータ322,323および324を含
み、モード切換信号φT が電源電圧Vccレベルになる
と発振する。発振回路32の発振出力は容量C34を介
してnチャネルトランジスタQ61のソースとnチャネ
ルトランジスタQ62のゲートおよびドレインに与えら
れる。nチャネルトランジスタQ61のゲートとドレイ
ンには電源電圧Vccが与えられ、nチャネルトランジ
スタQ62のソースはnチャネルトランジスタQ63の
ソースに接続されるとともに、その接続点から切換信号
駆動信号Vppが出力される。nチャネルトランジスタ
Q63のゲートにはインバータ33によってモード切換
信号φT が反転されて与えられる。
【0048】図8は図7に示した切換信号駆動信号発生
回路の動作を説明するためのタイムチャートである。次
に、図8を参照して、図7に示した切換信号駆動信号発
生回路の動作について説明する。図8(a)に示すよう
に、ローアドレスストローブ信号/RASが立下がった
とき、図8(b)に示すように、コラムアドレスストロ
ーブ信号/CASがVILレベル(通常0〜0.8V),
図8(c)に示すように書込信号/WがVILレベル,図
8(d)に示すようにアドレス信号A1が通常動作時の
電源電圧Vccレベル(=5V)よりも高い電位(たと
えば8〜9V)であることをモード検出回路31が検出
すると、モード切換信号φT を図8(e)に示すように
0Vにする。モード切換信号φT が0Vになると、テス
トモードに入り、発振回路32が発振動作を停止し、イ
ンバータ33によってモード切換信号φT が反転される
ため、nチャネルトランジスタQ63がオンし、切換信
号駆動信号Vppのレベルが電位Va(通常6〜8V程
度)から、図8(f)に示すように、Vcc−Vth
(通常2〜3V程度)になる。このように、モード切換
信号φT が0Vになるテストモードサイクルにおいて、
微小リークのあるメモリセルを検出するためのテストが
行なわれる。
【0049】次に、このテストモードサイクルから抜け
るためには、ローアドレスストローブ信号/RASが立
下り、コラムアドレスストローブ信号/CASがVIL
ベルになり、書込信号/WがVIHレベル(通常2.4〜
6V程度)になり、アドレス信号A1が任意のレベルで
あるように設定されると、モード検出回路31はモード
切換信号φT を電源電圧Vccレベルにする。すなわ
ち、ノーマルモードサイクルとなる。実際に、半導体メ
モリをメモリボードに組込んで使用する場合は、ノーマ
ルモードサイクルで使用される。このノーマルモードサ
イクルにおいては、モード切換信号φT が電源電圧Vc
cレベルであるため、nチャネルトランジスタQ63が
オフし、発振回路32が発振し、その発振出力に応じて
容量34が充放電され、nチャネルトランジスタQ61
によって電位が高められ、切換信号駆動信号Vppはも
との電位Vaとなる。
【0050】したがって、この発明の実施例によれば、
アドレス信号A1を通常動作時の電源電圧よりも高い電
位に設定してテストモードに移り、切換信号駆動信号V
ppのレベルを通常動作時の電位Vaよりも低いVcc
−Vthに設定し、この切換信号駆動信号Vppに基づ
いて、第1および第2のビット線切換信号BLI1、B
LI2の電位をVcc−Vthに設定したので、メモリ
セル容量C11、C21に書込まれる電位を低くするこ
とができ、微小リークするメモリセルの検出を容易にす
ることができ、テスト時間を短縮できる。
【0051】図9は図3に示した入力回路の一例を示す
電気回路図である。図9において、入力回路は駆動回路
34と出力回路35とを含む。駆動回路34はインバー
タ343〜347とNORゲート341,342とを含
む。書込信号/WがNORゲート341,342の一方
入力端に入力され、データがNORゲート342の他方
入力端に与えられるとともにインバータ343で反転さ
れてNORゲート341の他方入力端に与えられる。N
ORゲート341の出力はインバータ344,345を
介して出力回路35に含まれるnチャネルトランジスタ
Q61とQ64のゲートに与えられる。NORゲート3
42の出力はインバータ346と347を介してnチャ
ネルトランジスタQ62とQ63の各ゲートに与えられ
る。nチャネルトランジスタQ61のドレインには電源
電圧Vccが与えられ、そのソースはnチャネルトラン
ジスタQ62のドレインに接続されるとともに、その接
続点から/I/O出力信号が出力される。nチャネルト
ランジスタQ63のドレインには電源電圧Vccが与え
られ、そのソースはnチャネルトランジスタQ64のド
レインに接続されるとともに、その接続点から/I/O
出力信号が出力される。
【0052】図10は図9に示した入力回路の動作を説
明するためのタイムチャートである。図10(a)に示
すように、書込信号/Wが立下り、データが図10
(b)に示すように、0Vのとき、NORゲート341
の出力は「L」レベルとなり、インバータ344,34
5を介して「L」レベル信号がnチャネルトランジスタ
Q61とQ64の各ゲートに与えられ、これらのトラン
ジスタがオフする。一方、NORゲート342の出力は
「H」レベルとなり、この「H」レベル信号がインバー
タ346と347を介してnチャネルトランジスタQ6
2とQ63のゲートに与えられ、これらのトランジスタ
がオンする。したがって、I/O出力信号が図10
(c)に示すように「L」となり、/I/O出力信号は
図10(d)に示すように「H」レベルとなる。逆に、
書込信号/Wが立下り、データが「H」レベルになる
と、I/O出力信号が「H」レベルとなり、/I/O出
力信号が「L」となる。
【0053】図11はこの発明の他の実施例を示す図で
ある。この実施例は、テストモード時にセンスアンプ駆
動信号S2PのレベルをVcc−Vthとなるようにし
たものである。すなわち、図3に示したセンスアンプ2
1に与えられるセンスアンプ駆動信号S2Pの電位は通
常の読出時には、前述の図4(i)に示すように、1/
2・Vccレベルから電源電圧Vccのレベルに立上げ
られるが、テストモード時にはVcc−Vthのレベル
にする。
【0054】このため、図7と同様にして構成されたモ
ード検出回路31から出力されるモード検出信号φT
インバータ41で反転され、pチャネルトランジスタQ
65のゲートに与えられる。pチャネルトランジスタQ
65のドレインとpチャネルトランジスタQ66のドレ
インには電源電圧Vccが与えられ、pチャネルトラン
ジスタQ65のソースはpチャネルトランジスタQ66
のソースとゲートに接続されるとともに、pチャネルト
ランジスタQ67のドレインに接続される。pチャネル
トランジスタQ67のゲートには、ワード線駆動信号の
立上がりに応答して生成される制御信号φP が与えられ
る。
【0055】この実施例では、モード検出回路31によ
ってテストモードが検出され、モード検出信号φT がイ
ンバータ41で反転されてpチャネルトランジスタQ6
5のゲートに与えられると、このpチャネルトランジス
タQ65がオンしかつpチャネルトランジスタQ66も
オンする。そして、ワード線の立上がりに応答して、制
御信号φP が「L」レベルになると、pチャネルトラン
ジスタQ67がオンし、Vcc−Vthのレベル信号が
センスアンプ駆動信号S2Pとして出力される。
【0056】したがって、この実施例によればテストモ
ード時にセンスアンプ駆動信号S2Pのレベルを下げる
ようにしたのでメモリセル容量C11に書込まれるレベ
ルを下げることができ、本来ビット線に読出されるべき
データが「H」レベルであるものが、メモリセル容量C
11からの微小リークによって「L」レベルになってし
まうメモリセルを容易に判別できる。
【0057】図12はこの発明のさらに他の実施例を示
す図である。前述の図11に示した実施例では、テスト
モード検出時に、センスアンプ駆動信号S2Pのレベル
をVcc−Vthに設定したが、この図12に示した実
施例では、センスアンプ21に与えられるセンスアンプ
駆動信号S2Nのレベルを、通常動作電位では0Vに設
定し、テストモード検出時にはVthに設定する。
【0058】このために、モード検出回路31によって
検出されたモード検出信号φT がnチャネルトランジス
タQ69のゲートに与えられ、nチャネルトランジスタ
Q69のソースが接地される。nチャネルトランジスタ
Q69のドレインはnチャネルトランジスタQ70のゲ
ートとドレインに接続されるとともに、nチャネルトラ
ンジスタQ68のソースに接続される。nチャネルトラ
ンジスタQ70のソースは接地され、nチャネルトラン
ジスタQ68のゲートにはワード線の立上がりに応答し
て立上がる制御信号φN が与えられる。nチャネルトラ
ンジスタQ68のドレインからセンスアンプ駆動信号S
2Nが出力される。
【0059】この実施例ではテストモード検出信号φT
が「H」レベルになると、nチャネルトランジスタQ6
9がオンするとともに、nチャネルトランジスタQ70
がオンし、ワード線が立上がると、制御信号φN により
nチャネルトランジスタQ68がオンし、0Vに対し
て、nチャネルトランジスタQ68のしきい値電圧Vt
hだけ高い電位がセンスアンプ駆動信号S2Nとして出
力される。
【0060】したがって、この実施例によれば、メモリ
セル容量C11に書込まれる下限のレベルを上げ、それ
によって上限とのレベル差を下げることによって、本来
ビット線に読出されるべきデータが「L」レベルである
にもかかわらず、「H」レベルになってしまうメモリセ
ルを容易に判断できる。
【0061】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、テストモ
ードを検出したことに応じて、メモリセル容量に書込ま
れる電位レベルを通常動作よりも低い電位レベルとなる
ように制御するようにしたもので、微小リークしている
メモリセルを短時間で検出でき、半導体記憶装置のテス
ト時間を短縮でき、テストに要するコストを削減でき
る。
【0062】請求項2に係る発明では、センスアンプと
ビット線対との間に設けられているゲートトランジスタ
のゲート電位を通常動作時よりも低い電位にして、メモ
リセル容量に書込まれる電位を低くすることによって、
微小リークしているメモリセルの判別時間を短縮でき
る。
【0063】請求項3に係る発明によれば、1つのセン
スアンプに対して2組のメモリセルアレイを設け、セン
スアンプと2組のメモリセルアレイのビット線対とを接
続するそれぞれのゲートトランジスタのゲート電位を通
常動作時よりも低い電位にして、それぞれのメモリセル
アレイに書込まれる電位を低くすることによって、微小
リークしているメモリセルの判別時間を短縮できる。
【0064】請求項5に係る発明では、テストモードを
検出したことに応じて、ビット線対間の電位を低くし
て、メモリセル容量に書込まれる電位レベルを低くする
ことによって、微小リークしているメモリセルの判別時
間を短縮する。
【0065】請求項6に係る発明では、テストモードを
検出したことに応じて、高電位側のビット線電位を高め
るための高電位側センスアンプを駆動する駆動信号のレ
ベルを通常動作時よりも低くすることによって、高電位
側のビット線電位を低くし、メモリセル容量に書込まれ
る電位レベルを低くして、微小リークしているメモリセ
ルの判別時間を短縮できる。
【0066】請求項8に係る発明では、ビット線対に読
出される低電位側のビット線電位を低くするための低電
位側センスアンプを駆動するための駆動信号を、テスト
モードに応じて動作時よりも高くし、低電位側のビット
線電位を高くし、メモリセル容量に書込まれる電位レベ
ルを低くして、微小リークしているメモリセルの判別時
間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 図1に示したメモリセルアレイの構成を示す
図である。
【図3】 2つのメモリセルアレイの一部のI/Oゲー
トの電気回路図である。
【図4】 図3に示した回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図5】 切換信号発生回路を示す電気回路図である。
【図6】 図5に示した切換信号発生回路の動作を説明
するためのタイムチャートである。
【図7】 切換信号駆動信号発生回路を示す電気回路図
である。
【図8】 図7に示した切換信号駆動信号発生回路の動
作を説明するためのタイムチャートである。
【図9】 入力回路の一例を示す電気回路図である。
【図10】 図9に示した入力回路の動作を説明するた
めのタイムチャートである。
【図11】 この発明の他の実施例を示す図である。
【図12】 この発明のさらに他の実施例を示す図であ
る。
【図13】 従来のDRAMにおけるメモリセルアレイ
の一部を示す図である。
【図14】 図13に示したワード線に接続されたメモ
リセル容量の情報を読出す場合の動作を示すタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1 DRAM、2 アドレスバッファ、3 制御信号発
生回路、6 列デコーダ、7,8 メモリセルアレイ、
9 I/Oゲート、10 入力回路、11 出力回路、
21,22,341,342 NORゲート、23〜2
5,33,322〜324,344〜347 インバー
タ、31 モード検出回路、32 発振回路、34 駆
動回路、35 出力回路、41,42 行デコーダ、5
1,52ワード線駆動回路。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数行のワード線と、複数列のビット線
    対と、それぞれが前記複数行のワード線のうちの1本と
    前記複数列のビット線対のうちの1本のビット線とに接
    続される複数のメモリセルトランジスタと、前記各メモ
    リセルトランジスタに接続されるメモリセル容量とを含
    むメモリセルアレイを有し、前記複数のメモリセルトラ
    ンジスタのうち、予め定めるしきい値電圧よりも低いし
    きい値電圧のメモリセルトランジスタをテストモードで
    判別するためのテストモード回路を備えた半導体記憶装
    置であって、 前記テストモードを検出するためのテストモード検出手
    段、および前記テストモード検出手段からのテストモー
    ド検出信号に応じて、前記メモリセル容量に書込まれる
    電位レベルを通常動作時よりも低い電位レベルとなるよ
    うに制御するための制御手段を備えた、テストモード回
    路を備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記各メモリセル容量から対応
    のメモリセルトランジスタを介して前記各ビット線対に
    読出される電位差を増幅するための複数のセンスアンプ
    と、 前記複数のセンスアンプと前記複数のビット線対との間
    に接続されるゲートトランジスタとを含み、 前記制御手段は、前記テストモード検出手段からのテス
    トモード検出信号に応じて、前記各ゲートトランジスタ
    のゲート電位を通常動作時よりも低くして、前記メモリ
    セル容量に書込まれる電位を低くするための電位設定手
    段を含む、請求項1のテストモード回路を備えた半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイは、前記センスア
    ンプの両側に配置される2組のメモリセルアレイを含
    み、 前記ゲートトランジスタは、 前記センスアンプと一方側のメモリセルアレイの複数の
    ビット線対との間に接続される第1のゲートトランジス
    タと、 前記センスアンプと他方側のメモリセルアレイの複数の
    ビット線対との間に接続される第2のゲートトランジス
    タとを含み、 前記制御手段は、前記第1または第2のゲートトランジ
    スタを切換えるための切換信号を発生する切換信号発生
    手段を含み、 前記電位設定手段は、前記テストモード検出信号に応じ
    て、前記切換信号発生手段から発生される第1または第
    2の切換信号の電位を通常動作時よりも低くする手段を
    含む、請求項2のテストモード回路を備えた半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 前記電位設定手段は、前記モード検出信
    号に応じて、電源電圧からそのしきい値電圧だけ低い電
    位を出力するための制御トランジスタを含む、請求項2
    または3のテストモード回路を備えた半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 さらに、駆動信号に応じて、前記各メモ
    リセル容量から対応のメモリセルトランジスタを介して
    前記各ビット線対に読出される電位差を増幅するための
    複数のセンスアンプを含み、 前記制御手段は、前記テストモード検出信号に応じて、
    前記駆動信号のレベルを通常動作時に比べて可変し、前
    記ビット線対間の電位を低くすることによって、前記メ
    モリセル容量に書込まれる電位レベルを低くする電位設
    定手段を含む、請求項1のテストモード回路を備えた半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のセンスアンプは、第1の駆動
    信号に応じて、前記各ビット線対に読出される高電位側
    のビット線電位を高めるための高電位側センスアンプを
    含み、 前記電位設定手段は、前記テストモード検出信号に応じ
    て、前記第1の駆動信号のレベルを通常動作時よりも低
    くすることによって、前記高電位側のビット線電位を低
    くし、前記メモリセル容量に書込まれる電位レベルを低
    くするための第1の電位設定手段を含む、請求項5のテ
    ストモード回路を備えた半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電位設定手段は、前記テスト
    モード検出信号に応じて、電源電圧からそのしきい値電
    圧だけ低い電圧を出力するための制御トランジスタを含
    む、請求項5のテストモード回路を備えた半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 前記センスアンプは、第2の駆動信号に
    応じて、各ビット線対に読出される低電位側のビット線
    電位を低くするための低電位側センスアンプを含み、 前記電位設定手段は、前記テストモード検出信号に応じ
    て、前記第2の駆動信号のレベルを通常動作時よりも高
    くすることによって、前記低電位側のビット線電位を高
    くし、前記メモリセル容量に書込まれる電位レベルを低
    くするための第2の電位設定手段を含む、請求項5のテ
    ストモード回路を備えた半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の電位設定手段は、前記テスト
    モード検出信号に応じて、接地電位からそのしきい値電
    圧だけ高い電圧を出力するための制御トランジスタを含
    む、請求項8のテストモード回路を備えた半導体記憶装
    置。
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