JPH0729454Y2 - 測量用レーザ光投光装置 - Google Patents
測量用レーザ光投光装置Info
- Publication number
- JPH0729454Y2 JPH0729454Y2 JP9004689U JP9004689U JPH0729454Y2 JP H0729454 Y2 JPH0729454 Y2 JP H0729454Y2 JP 9004689 U JP9004689 U JP 9004689U JP 9004689 U JP9004689 U JP 9004689U JP H0729454 Y2 JPH0729454 Y2 JP H0729454Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- laser light
- relay
- optical axis
- surveying
- Prior art date
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- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、測量用レーザ光投光装置に関し、さらに詳し
くは、投影・視準望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸を一致
させる調整機構を改良した測量用レーザ光投光装置に関
する。
くは、投影・視準望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸を一致
させる調整機構を改良した測量用レーザ光投光装置に関
する。
（従来技術） トンネル等の土木工事や大型建造物の工事において、レ
ーザ光を所定位置に所定方向を向けて設定し、これを工
事の基準とすることが行われている。レーザ光の上記設
定は、通常レーザ光発振器と一体で互いに光軸を一致さ
せた投影・視準望遠鏡を有するいわゆる測量用レーザ光
投光装置を使用し、該投影・視準望遠により目標点を視
準することによって行っている。
ーザ光を所定位置に所定方向を向けて設定し、これを工
事の基準とすることが行われている。レーザ光の上記設
定は、通常レーザ光発振器と一体で互いに光軸を一致さ
せた投影・視準望遠鏡を有するいわゆる測量用レーザ光
投光装置を使用し、該投影・視準望遠により目標点を視
準することによって行っている。
ところで、上記測量用レーザ光投光装置の光学系は、第
３図に示すように、光軸11上の、対物レンズ１、合焦レ
ンズ２、集光レンズ３、リレーレンズ４、５、及びレー
ザ光発振管６からなる。これらの光学要素は、レーザ光
発振器６から射出されたレーザ光はリレーレンズ４、５
によってリレーされ、集光レンズ３によって内部結像点
Ｐ′に結像（集光）し、さらに、合焦レンズ２及び対物
レンズ１によって目標点Ｐに結像（集光）するように配
置される。
３図に示すように、光軸11上の、対物レンズ１、合焦レ
ンズ２、集光レンズ３、リレーレンズ４、５、及びレー
ザ光発振管６からなる。これらの光学要素は、レーザ光
発振器６から射出されたレーザ光はリレーレンズ４、５
によってリレーされ、集光レンズ３によって内部結像点
Ｐ′に結像（集光）し、さらに、合焦レンズ２及び対物
レンズ１によって目標点Ｐに結像（集光）するように配
置される。
なお、本光学系の合焦レンズ２と集光レンズ３の間に
は、ハーフミラー（図示せず）が配置され、その反射光
軸上に接眼レンズ（図示せず）が配置される。従って、
対物レンズ１及び合焦レンズ２においては投影・視準望
遠鏡の光軸とレーザ光の光軸が一致し、この一致がなさ
れていない場合には、投影・視準望遠鏡による視準点に
レーザ光が到達しないことになる。
は、ハーフミラー（図示せず）が配置され、その反射光
軸上に接眼レンズ（図示せず）が配置される。従って、
対物レンズ１及び合焦レンズ２においては投影・視準望
遠鏡の光軸とレーザ光の光軸が一致し、この一致がなさ
れていない場合には、投影・視準望遠鏡による視準点に
レーザ光が到達しないことになる。
ところで、投影・視準望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸が
一致させるための調節機構は、集光レンズ３を光軸11に
対し直角方向に移動させて調節するように構成されてい
る。
一致させるための調節機構は、集光レンズ３を光軸11に
対し直角方向に移動させて調節するように構成されてい
る。
（考案が解決しょうとする問題点） 上述した従来の測量用レーザ光投光装置においては、投
影・視準望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸とを一致させる
ための調節機構は、集光レンズ３を光軸11に対し直角方
向に移動させているが、投影・視準望遠鏡の倍率を高く
し、かつ光路長を短くするために、集光レンズ３の焦点
距離は比較的短く、集光レンズ３の僅かな移動によって
もレーザ光の光軸11が大きく移動してしまい、調整作業
が困難であり、また調整後に投影・視準望遠鏡の光軸と
レーザ光の光軸のずれが生じやすいという問題があっ
た。
影・視準望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸とを一致させる
ための調節機構は、集光レンズ３を光軸11に対し直角方
向に移動させているが、投影・視準望遠鏡の倍率を高く
し、かつ光路長を短くするために、集光レンズ３の焦点
距離は比較的短く、集光レンズ３の僅かな移動によって
もレーザ光の光軸11が大きく移動してしまい、調整作業
が困難であり、また調整後に投影・視準望遠鏡の光軸と
レーザ光の光軸のずれが生じやすいという問題があっ
た。
本考案は、従来の測量用レーザ光投光装置のこのような
問題点に鑑みてなされたものであって、投影・視準望遠
鏡の光軸とレーザ光の光軸を一致させるための光軸の微
調整を容易に行うことができ、かつ調整後の光学系が使
用中の振動や温度変化等の外部要因によって投影・視準
望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸とのずれが生じるおそれ
の少ない測量用レーザ光投光装置を提供することを目的
とする。
問題点に鑑みてなされたものであって、投影・視準望遠
鏡の光軸とレーザ光の光軸を一致させるための光軸の微
調整を容易に行うことができ、かつ調整後の光学系が使
用中の振動や温度変化等の外部要因によって投影・視準
望遠鏡の光軸とレーザ光の光軸とのずれが生じるおそれ
の少ない測量用レーザ光投光装置を提供することを目的
とする。
（考案の構成） 本考案は、レーザ光発振器より射出されたレーザ光を導
くためのリレー光学系と、該リレー光学系により導かれ
たレーザ光を集光レンズで内部結像点に結像し、さらに
目標点に集光させる投影光学系とを有する測量用レーザ
光投光装置において、前記リレー光学系の集光レンズ側
のリレーレンズの焦点距離を前記集光レンズの焦点距離
よりも長くし、さらに前記リレーレンズを光軸に対し垂
直方向に移動させる機構を設けたことを特徴とする測量
用レーザ光投光装置である。
くためのリレー光学系と、該リレー光学系により導かれ
たレーザ光を集光レンズで内部結像点に結像し、さらに
目標点に集光させる投影光学系とを有する測量用レーザ
光投光装置において、前記リレー光学系の集光レンズ側
のリレーレンズの焦点距離を前記集光レンズの焦点距離
よりも長くし、さらに前記リレーレンズを光軸に対し垂
直方向に移動させる機構を設けたことを特徴とする測量
用レーザ光投光装置である。
（実施例） 以下、本考案の測量用レーザ光投光装置の実施例を図に
基づいて説明する。第３図に示す光学系において、集光
レンズ３側のリレーレンズ４は、集光レンズ３の焦点距
離よりも長い焦点距離をもつ。第１図に示すように、筺
体10内において、集光レンズ３を支持する固定レンズ枠
20が配置されている。さらに、リレーレンズ４が調節レ
ンズ枠９によって支持され、リレーレンズ５が固定レン
ズ枠22によって支持されている。
基づいて説明する。第３図に示す光学系において、集光
レンズ３側のリレーレンズ４は、集光レンズ３の焦点距
離よりも長い焦点距離をもつ。第１図に示すように、筺
体10内において、集光レンズ３を支持する固定レンズ枠
20が配置されている。さらに、リレーレンズ４が調節レ
ンズ枠９によって支持され、リレーレンズ５が固定レン
ズ枠22によって支持されている。
筺体10には、第２図に示すように、それぞれの同一円周
上に90°の間隔で円孔が設けられ、調整レンズ枠９に
は、それぞれの同一円周上に90°の間隔で螺子孔が設け
られ、これらに嵌合された４本の調整螺子８によって調
節レンズ枠９が筺体10に取り付けられている。従って、
調整螺子８を回転させることによって、リレーレンズ４
をその光軸に対し直角方向に移動させてレーザ光の光軸
11を投影・視準望遠鏡の光軸に一致させることができ
る。
上に90°の間隔で円孔が設けられ、調整レンズ枠９に
は、それぞれの同一円周上に90°の間隔で螺子孔が設け
られ、これらに嵌合された４本の調整螺子８によって調
節レンズ枠９が筺体10に取り付けられている。従って、
調整螺子８を回転させることによって、リレーレンズ４
をその光軸に対し直角方向に移動させてレーザ光の光軸
11を投影・視準望遠鏡の光軸に一致させることができ
る。
（考案の効果） 従来の測量用レーザ光投光装置の調整機構においては、
第４図に示すように、光軸０に対してΔｙずれた位置に
あった集光レンズ３′を光軸０上の３で示す位置へ移動
させたとする。この時の内部結像点のP1の移動量dy
1は、 dy1＝Δｙ となる。従って、目標点Ｐでのレーザ光の移動量y1は、
対物レンズ１と合焦レンズ２の合成焦点距離f0と焦光レ
ンズ３の焦点距離f3との比によって決定される投影倍率
に相当する分だけ拡大される。すなわち、 一方、本考案によれば、第５図に示すように、光軸０に
対しΔｙずれた位置の集光レンズ４′を光軸０上の４の
位置へ移動させたとする。コリメータレンズ４の移動量
Δｙに対し内部結像点Ｐ′の移動量dy2はリレーレンズ
４の焦点距離をf4、リレーレンズ４射出後のレーザ光の
傾き角をθとすると、 従って、目標点Ｐでのレーザ光の移動量y2は 上式（１）（２）において、f0＝308m/m、f3＝8.8m/m、
f4＝15.7m/m、Δｙ＝1m/m、とすると、 従って、本考案によれば、従来例に比較して調整レンズ
の同一の移動量に対して約50％の調整量を得ることがで
き、調整が容易で、かつ調整後これらのずれが発生し難
いという効果を得ることができる。
第４図に示すように、光軸０に対してΔｙずれた位置に
あった集光レンズ３′を光軸０上の３で示す位置へ移動
させたとする。この時の内部結像点のP1の移動量dy
1は、 dy1＝Δｙ となる。従って、目標点Ｐでのレーザ光の移動量y1は、
対物レンズ１と合焦レンズ２の合成焦点距離f0と焦光レ
ンズ３の焦点距離f3との比によって決定される投影倍率
に相当する分だけ拡大される。すなわち、 一方、本考案によれば、第５図に示すように、光軸０に
対しΔｙずれた位置の集光レンズ４′を光軸０上の４の
位置へ移動させたとする。コリメータレンズ４の移動量
Δｙに対し内部結像点Ｐ′の移動量dy2はリレーレンズ
４の焦点距離をf4、リレーレンズ４射出後のレーザ光の
傾き角をθとすると、 従って、目標点Ｐでのレーザ光の移動量y2は 上式（１）（２）において、f0＝308m/m、f3＝8.8m/m、
f4＝15.7m/m、Δｙ＝1m/m、とすると、 従って、本考案によれば、従来例に比較して調整レンズ
の同一の移動量に対して約50％の調整量を得ることがで
き、調整が容易で、かつ調整後これらのずれが発生し難
いという効果を得ることができる。
第１図は本考案の測量用レーザ光投光装置の断面図、第
２図は第１図の線II-IIに沿った断面図、第３図は測量
用レーザ光投光装置の光学図、第４図は従来の測量用レ
ーザ光投光装置の調整説明図、第５図は本考案の測量用
レーザ光投光装置の調整説明図である。 １……対物レンズ ２……合焦レンズ ３……集光レンズ ４……リレーレンズ ５……リレーレンズ ６……レーザ光発振器 ７……レーザ光 ８……調整ビス ９……リレーレンズ枠 11……レーザ光の光軸 Ｐ′……内部結像点
２図は第１図の線II-IIに沿った断面図、第３図は測量
用レーザ光投光装置の光学図、第４図は従来の測量用レ
ーザ光投光装置の調整説明図、第５図は本考案の測量用
レーザ光投光装置の調整説明図である。 １……対物レンズ ２……合焦レンズ ３……集光レンズ ４……リレーレンズ ５……リレーレンズ ６……レーザ光発振器 ７……レーザ光 ８……調整ビス ９……リレーレンズ枠 11……レーザ光の光軸 Ｐ′……内部結像点
Claims (1)
- 【請求項１】レーザ光発振器より射出されたレーザ光を
導くためのリレー光学系と、該リレー光学系により導か
れたレーザ光を集光レンズで内部結像点に結像し、さら
に目標点に集光させる投影光学系とを有する測量用レー
ザ光投光装置において、前記リレー光学系の集光レンズ
側のリレーレンズの焦点距離を前記集光レンズの焦点距
離よりも長くし、さらに前記リレーレンズを光軸に対し
垂直方向に移動させる機構を設けたことを特徴とする測
量用レーザ光投光装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9004689U JPH0729454Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 測量用レーザ光投光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9004689U JPH0729454Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 測量用レーザ光投光装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328410U JPH0328410U (ja) | 1991-03-20 |
| JPH0729454Y2 true JPH0729454Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31639590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9004689U Expired - Lifetime JPH0729454Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 測量用レーザ光投光装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729454Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002242652A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用排気消音装置 |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP9004689U patent/JPH0729454Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0328410U (ja) | 1991-03-20 |
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