JPH07294129A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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Publication number
JPH07294129A
JPH07294129A JP8046494A JP8046494A JPH07294129A JP H07294129 A JPH07294129 A JP H07294129A JP 8046494 A JP8046494 A JP 8046494A JP 8046494 A JP8046494 A JP 8046494A JP H07294129 A JPH07294129 A JP H07294129A
Authority
JP
Japan
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dried
drying
tank
materials
drying tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP8046494A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Yamashita
剛志 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication of JPH07294129A publication Critical patent/JPH07294129A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄部品を効率よく乾燥する。 【構成】 乾燥槽1内に乾燥物支持部材7を移動可能に
設け、乾燥雰囲気下にて振動発生手段11、13により
乾燥物支持部材23を振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥装置に関し、特に
水性洗浄液により洗浄された各種部品を乾燥する乾燥装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄、銅、アルミニウムなどを素材とする
各種機械部品に付着している切削油などの除去、金属の
プレス加工時に使用しているプレス油の製品からの除
去、各種機械部品の塗装前の脱脂洗浄、あるいはメッキ
前の脱脂洗浄などを、地球環境保全のために有機溶剤を
使用せずに水性洗浄液を使用して行うことが推進されて
いる。
【0003】洗浄されて洗浄液により濡れている部品を
乾燥する乾燥装置としては、温風により部品を乾燥する
温風式乾燥装置、乾燥槽内に配置された加熱手段により
部品を乾燥する加熱式乾燥装置、乾燥槽内の真空吸引と
大気開放とを繰り返して部品を乾燥する真空吸引式乾燥
装置、温風式乾燥装置と真空吸引式乾燥装置との組合せ
による温風・真空吸引複合式乾燥装置などが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上述の何れの乾燥装
置においても、被乾燥物が水性洗浄液により濡れている
場合には、水性洗浄液の蒸発性、液切れ性の悪さによ
り、被乾燥物が有機溶剤により洗浄されている場合に比
して長い乾燥時間を要すると云う問題がある。また多数
の小物部品を一度に乾燥するような場合には、隣接する
部品の面同士が接合していると、接合面部分の乾燥が充
分に行われないと云う問題がある。
【0005】本発明は、上述の問題点に着目してなされ
たものであり、水性洗浄液により濡れた被乾燥物であっ
ても、長い乾燥時間を要することなく被乾燥物の全面を
効率よく確実に乾燥する乾燥装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による乾燥装置は、乾燥槽と、前記乾燥槽
内を乾燥雰囲気にする乾燥手段と、前記乾燥槽内に移動
可能に配置された乾燥物支持部材と、前記乾燥物支持部
材に振動を与える振動発生手段とを有することを特徴と
している。
【0007】本発明による乾燥装置においては、前記振
動発生手段は前記乾燥物支持部材を磁気吸引する電磁コ
イルにより構成され、前記電磁コイルには交流電流が供
給されてよい。また本発明による乾燥装置においては、
前記乾燥手段は、乾燥槽内に温風を供給する温風供給手
段、乾燥槽内に配置された加熱手段、乾燥槽内を真空吸
引する真空吸引手段のうちの少なくとも一つ、あるいは
それらの組合せであってよい。
【0008】
【作 用】乾燥手段により乾燥槽内に与えられた乾燥状
態下にて被乾燥物に振動により揺さぶりが与えられる。
これにより被乾燥物表面の水分などが振り払われ、また
被乾燥物表面に付着している水分などが液滴になり、そ
れの表面積が増え、乾燥が促進される。
【0009】また被乾燥物に揺さぶりが与えられること
により、隣接する被乾燥物が相互に振動的変位を生じ、
隣接する被乾燥物の面同士が接合した不動状態のまま乾
燥が行われることが回避される。振動発生手段が乾燥物
支持部材を磁気吸引する電磁コイルにより構成され、こ
の電磁コイルに交流電流が供給されることにより、電磁
コイルが間欠的に励磁し、乾燥物支持部材が間欠的に磁
気吸引され、乾燥物支持部材が振動する。
【0010】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明による乾燥装置の
一実施例を示している。乾燥装置は乾燥槽1を有してい
る。乾燥槽1は、槽本体3と、槽本体3に開閉可能に装
着された蓋体5とにより密閉圧力容器として構成されて
いる。
【0011】乾燥槽1内には乾燥物支持台7がばね9に
より三次元的に移動可能にフローティング支持された態
様にて配置されている。乾燥物支持台7上には被乾燥物
Wを入れた乾燥物収容篭10が載置される。乾燥槽1の
両側には各々振動発生手段としての電磁コイル11と1
3が設けられている。電磁コイル11と13は各々、乾
燥物支持台7の両側に設けられた側端片15、17をプ
ランジャとして動作し、交流電源19により互いに逆方
向に50〜60Hz程度の周波数の交流電流を通電され
る。
【0012】これにより電磁コイル11、13は特別な
発振回路などを必要とすることなく乾燥物支持台7に図
にて左右方向の振動を与える。この振動による乾燥物支
持台7の振幅は1〜20mm程度で、また振動数は20
0〜8000回/min程度であってよい。乾燥槽1内
には空気吹き出し部材21が固定配置され、乾燥槽1の
外側にはブロワ23とヒータ25とが設けられている。
ブロワ23は、空気取入れ側をダクト27により乾燥槽
1の空気循環取出し口29に連通接続され、空気吹き出
し側を途中にヒータ25が接続されたダクト31によっ
て空気吹き出し部材21に連通接続されている。また乾
燥槽1内には遠赤外線ヒータ33が配置されている。
【0013】乾燥槽1には空気吸引口35が形成されて
おり、空気吸引口35は途中に気液分離器37が接続さ
れたダクト39により真空ポンプ41に連通接続されて
いる。次に上述の如き構成よりなる乾燥装置の動作を説
明する。先ず蓋体5を開いて乾燥槽1内の乾燥物支持台
7上に被乾燥物Wを入れた乾燥物収容篭10を載置し、
この作業の完了後に蓋体5を閉じて乾燥槽1を密閉す
る。
【0014】この状態にてヒータ25を発熱させ、加熱
空気、即ち温風をブロワ23によって空気吹き出し部材
21へ送り、温風を空気吹き出し部材21より乾燥槽1
へ吹き出す。また遠赤外線ヒータ33を発熱させる。こ
れにより乾燥槽1内は乾燥雰囲気になり、乾燥物支持台
7上の乾燥物収容篭10内に収容された被乾燥物Wが乾
燥される。
【0015】上述のような乾燥状態下にて、交流電源1
9により電磁コイル11と13に互いに逆方向に交流電
流を通電して乾燥物支持台7に図にて左右方向の振動を
与える。これにより乾燥物支持台7と共に乾燥物支持台
7上の乾燥物収容篭10が揺れ動き、乾燥物収容篭10
内の被乾燥物Wが篭内にて揺さぶられ、被乾燥物W同士
が篭内にて相対移動する。
【0016】乾燥物収容篭10内の被乾燥物Wが篭内に
て揺さぶられることにより、被乾燥物表面に付着してい
る水滴などが振り払われるようにして被乾燥物表面より
除去されることを促進され、また被乾燥物表面に付着し
ている水分などが液滴になり、それの表面積が増え、蒸
発乾燥が促進される。また隣接する被乾燥物の面同士が
接合した不動状態のまま乾燥が行われることが回避さ
れ、被乾燥物Wの全面が適切に乾燥される。
【0017】所定時間に亘って上述の如き乾燥動作が行
われると、その乾燥動作が一旦停止され、真空ポンプ4
1がポンプ動作し、乾燥槽1内が真空吸引され、乾燥槽
1内の排気が行われる。乾燥槽1内が所定時間に亘って
真空吸引されると、次に乾燥槽1内が大気圧に戻され、
そして再び上述の乾燥動作が再開され、以降、真空吸
引、大気開放、乾燥動作が所定回数繰り返されることに
より乾燥を完了する。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による乾燥装置によれば、乾燥状態下にて被乾燥物が振
動により揺さぶられることにより、被乾燥物表面に付着
している水分などを振り払う作用が付加され、また被乾
燥物表面に付着している水分などが液滴化することによ
り、被乾燥物表面よりの水分の除去、蒸発が促進される
から、被乾燥物が水性洗浄液により濡れている場合であ
っても、長い時間を要することなく十分な乾燥が行われ
る。
【0019】また被乾燥物に揺さぶりが与えられること
により、隣接する被乾燥物が相互に振動的変位を生じ、
隣接する被乾燥物の面同士が接合した不動状態のまま乾
燥が行われることが回避され、被乾燥物全面が適切に乾
燥されることになる。振動発生手段が乾燥物支持部材を
磁気吸引する電磁コイルにより構成され、この電磁コイ
ルに交流電流が供給されることにより、特別な発振回路
などを必要とすることなく乾燥物支持部材が振動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乾燥装置の一実施例を示すシステ
ム構成図。
【符号の説明】
1…乾燥槽 7…乾燥物支持台 11、13…電磁コイル 19…交流電源 21…空気吹き出し部材 23…ブロワ 25…ヒータ 33…遠赤外線ヒータ 37…気液分離器 41…真空ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥槽と、前記乾燥槽内を乾燥雰囲気に
    する乾燥手段と、前記乾燥槽内に移動可能に配置された
    乾燥物支持部材と、前記乾燥物支持部材に振動を与える
    振動発生手段とを有することを特徴とする乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記振動発生手段は前記乾燥物支持部材
    を磁気吸引する電磁コイルにより構成され、前記電磁コ
    イルには交流電流が供給されることを特徴とする請求項
    1に記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥手段は、乾燥槽内に温風を供給
    する温風供給手段、乾燥槽内に配置された加熱手段、乾
    燥槽内を真空吸引する真空吸引手段のうちの少なくとも
    一つ、あるいはそれらの組合せであることを特徴とする
    請求項1または2に記載の乾燥装置。
JP8046494A 1994-04-19 1994-04-19 乾燥装置 Pending JPH07294129A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046494A JPH07294129A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8046494A JPH07294129A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 乾燥装置

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JPH07294129A true JPH07294129A (ja) 1995-11-10

Family

ID=13718988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8046494A Pending JPH07294129A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 乾燥装置

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JP (1) JPH07294129A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019211089A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社アサヒテクノ 常温真空乾燥方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019211089A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社アサヒテクノ 常温真空乾燥方法

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