JPH07294123A - 熱処理装置 - Google Patents
熱処理装置Info
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- JPH07294123A JPH07294123A JP8642694A JP8642694A JPH07294123A JP H07294123 A JPH07294123 A JP H07294123A JP 8642694 A JP8642694 A JP 8642694A JP 8642694 A JP8642694 A JP 8642694A JP H07294123 A JPH07294123 A JP H07294123A
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Abstract
て熱処理を行う熱処理装置で、ウエブ下面への熱風噴射
のみでもウエブを安定して搬送することができる乾燥効
率の高い熱処理装置を提供すること。 【構成】 ウエブ14の走行路の下方に並設され、前記
ウエブ14の幅方向へ斜上方に向って熱風を噴射する噴
射口20を有する複数のノズル19と、前記各ノズル1
8の前記噴射方向反対側の位置に近接され、前記ウエブ
14を幅方向において支持する支持ロール28とよりな
るものである。
Description
関するものである。
等のウエブを乾燥または熱処理する装置は種々提案され
ている。
においては、その初期乾燥段階で塗工面である上面に熱
風を噴射すると、表面皮膜の形成や気泡の発生等の問題
が生じるため、様々な改良がなされている。
持し、ウエブの下方に設けたノズルより熱風を未塗工面
であるウエブ下面に垂直に噴射して、上面の熱処理を行
う装置や、あるいは、ウエブ表面に沿って平行に、且
つ、ウエブの走行方向に逆向きに熱風を流すカウンター
フロー方式の装置や、あるいは、ウエブの両面より熱を
輻射して乾燥する装置等がある。
の下面より熱風を噴射する装置では、ウエブが上方に押
し上げられてウエブを安定に搬送することができないと
いう問題がある。そこで、良好に乾燥するためには、常
にウエブ上面にも熱風を噴射してウエブの浮き上りを抑
えつけなければならず、上述したような表面皮膜の形成
や気泡の発生等の問題が生じる。
グノズル等からの微弱の熱風を吹付ける必要があり、乾
燥効率が低いという問題がある。しかも、支持ロールに
ウエブを抱かせるために、アーチを取って、熱処理装置
の長手方向においてウエブを断面円弧状に走行させた
り、更に、ウエブを走行させるために支持ロールを駆動
させなければならないという問題もある。
平行流であるため、ウエブ下面のみに熱風を流す場合、
乾燥効率が低いという問題がある。また、ウエブ上面に
も熱風を流す場合には、上述したような問題が発生す
る。
では塗工面雰囲気の空気の移動が少いため、塗工液中の
溶媒の蒸発速度が遅く乾燥効率が低いという問題があ
る。
面への熱風噴射のみでもウエブを安定して搬送すること
ができる乾燥効率の高い熱処理装置を提供することを目
的とする。
理装置は、熱処理室内を走行するウエブに熱風を噴射し
て熱処理を行う熱処理装置であって、前記ウエブの走行
路の下方に並設され、前記ウエブの幅方向へ斜上方に向
って熱風を噴射する噴射口を有する複数のノズルと、前
記各ノズルの前記噴射方向反対側の位置に近接され、前
記ウエブを幅方向において支持する支持ロールとよりな
るものである。
室内を走行するウエブに熱風を噴射して熱処理を行う熱
処理装置であって、前記ウエブの走行路の下方に並設さ
れ、前記ウエブの幅方向へ斜上方に向って熱風を噴射す
る噴射口と、その噴射口の近傍から前記噴射方向とは反
対方向に延びる仕切板とを有する複数のノズルと、前記
各ノズルの仕切板の前記噴射方向反対側の位置に近接さ
れ、前記ウエブを幅方向において支持する支持ロールと
よりなるものである。
口から熱風を噴射すると、噴射方向の反対側の位置、即
ち、そのノズルとそれに近接した支持ロールとの間の空
間が負圧になり、走行するウエブがその支持ロールに引
きつけられる。
ノズルとその熱風噴射方向反対側の位置に設けられた支
持ロールとの間の空間を上下に仕切って、ウエブ下方の
空間が狭くなるので、ノズルの噴射口から熱風を噴射す
るとその空間が負圧になり、走行するウエブがその支持
ロールに引きつけられる。
する。
10の縦断面図であり、図2は、その要部拡大縦断面図
である。
に取囲まれた熱処理室12を有し、その熱処理室12内
を前後方向に走行するウエブ14の乾燥等の熱処理を行
う。熱処理室12の前面および後面には、水平に細長く
開口した帯状のウエブ14の入口12aと出口12bが
夫々設けられいる。
の走行路の下方に設けられたチャンバである。このチャ
ンバ16は、ウエブ14の全幅よりやや大きい幅を有
し、熱処理室の入口12a付近から出口12b付近まで
延びている。
れたノズルであり、ウエブ14の走行路に沿って所定間
隔にて並設されている。本実施例の場合は8個並設され
ている。各ノズル18は、細長い箱状でチャンバ16の
ほぼ全幅にわたって設けられており、チャンバ16から
熱風が供給されるように連通した構造になっている。ま
た、ノズル18は、チャンバ16より上方に突出した前
壁18aと上壁18bと後壁18cとを有し、上壁18
bから後壁18cへは、なだらかに傾斜して弯曲した壁
面18dを有する。
て熱風を噴射するノズルの噴射口である。この噴射口2
0は、各ノズル18の前上部にほぼ全幅にわたって、細
長いスリット状に設けられている。即ち、ノズル18の
前壁18aの頂部にて斜上後方に傾斜する第1延設部2
4と、ノズル18の上壁18bの前縁にて斜下前方に傾
斜する第2延設部26とに挾れて形成されている。これ
によって、ウエブの幅方向において斜上後方に熱風が噴
射される(図2参照)。
する支持ロールである。この支持ロール28は、各ノズ
ル18について、その熱風噴射方向の反対側の位置に近
接して水平に配されており、その両端が図示しない回転
軸と軸受とにより、回転自在に設けられている。支持ロ
ール28は、ウエブ14と接触するその周壁の頂部が、
ノズル18の噴射口20よりも若干高くなるようになさ
れており、噴射口20にウエブ14をできるだけ近づけ
るようにしている。
た仕切板である。この仕切板30は、第1延設部24か
らそれに近接する支持ロール28に向って斜下前方に傾
斜し、その支持ロール28の直前まで延びて、ノズル1
8と支持ロール28との間の空間を上下に仕切ってい
る。
れた熱風循環装置であり、送風機、フィルター、熱交換
器、ダクト等からなる。この熱風循環装置は、熱処理室
12の出口12b付近の下部より空気を吸い込み、チャ
ンバ16に熱風を供給して、熱処理室12内部で熱風を
循環させる。
および出口12b付近に設けられた案内ロールである。
エブ14の幅方向に、ノズル18の噴射口20が斜上後
方に向って熱風を噴射する。そのノズル18の前方には
近接して支持ロール28が設けられているので、熱風の
噴射方向の反対側、即ち、ノズル18と支持ロール28
との間の空間が負圧になり、その上方を走行するウエブ
14は、下方に沈み込み、支持ロール28に抱かれるよ
うになる。よって、ウエブ14が上方に浮き上ったりせ
ず、安定に搬送させることができる。ここで、支持ロー
ル28は回転自在のフリーロールであるため、ウエブ1
4により容易に回転する。
コアンダ効果により、ノズル18の上壁18bから弯曲
した壁面18d、更に後壁18cに沿って流れようとす
るため、ウエブ14をノズル18の上方またはその後方
においては、下方に引きつけて、後方に位置する次の支
持ロール28への接触角を大きくすることができる。
れに近接する支持ロール28との間の空間体積を極小化
することができ、ウエブ14の下方への吸引力を大きく
することができる。また、仕切板30が噴射口20近傍
からノズル18と一体に設けられているので、噴射口2
0と支持ロール28とを実質的に極力近づけることがで
きる。即ち、噴射口20と支持ロール28とを近接させ
ることが、装置の設計上困難な場合でも、この仕切板3
0により容易に上記の効果が得られる。
ブ14の走行方向と同じ向きに熱風を噴射する場合につ
いて説明したが、ノズル18がウエブ14の走行方向と
逆向きに熱風を噴射するようにしても、即ち、図2にお
いてウエブ14が右から左に走行するようにしても、上
述したような同様な効果が得られる。
10の要部拡大縦断面図である。この実施例は、支持ロ
ール28間のピッチが長い場合に適しており、支持ロー
ル28の両側にノズル18、19が設けられている。
接して設けられており、ウエブ14の走行方向と同じ向
きで、かつ、斜上方に熱風を噴射する噴射口20を有す
る。このノズル18は、図2のノズル18と同じ構成を
有する。
接して設けられており、ウエブ14の走行方向と逆向き
で、かつ、斜上方に熱風を噴射する噴射口21を有す
る。この噴射口21は、ノズル19の後壁19cの頂部
にて斜上前方に傾斜する第1延設部25と、ノズル19
の上壁19bの後縁にて斜下後方に傾斜する第2延設部
27とに挾れてスリット状に形成されている。また、ノ
ズル19の上壁19bから前壁19aへは、なだらかに
傾斜して弯曲した壁面19dを有する。
設部24、25に仕切板30が、前述した実施例の仕切
板30と同様に設けられている。
の前方と後方の両方において、ウエブ14が下方に引き
つけられ、1本の支持ロール28に対してウエブ14が
より広い面で抱かれるようになるので、支持ロール28
間のピッチを長くすることができ、支持ロール28の本
数を減らすことができる。
あれば、ウエブ14の上方から熱風を全く吹かずに、ウ
エブ14を安定して走行されることができ、上面に塗工
液を塗布したウエブを乾燥する際にも、その初期乾燥段
階における表面被膜の形成等の問題を回避して良好に乾
燥することができる。また、ウエブ14の下面には、あ
る程度の角度を有する斜下方からの熱風が噴射されるの
で、平行流に比べて乾燥効率が良い。
に抱かせるために、その走行路に沿って支持ロールを断
面アーチ状に配設する必要がなく、水平に配設すること
ができる。また、ウエブ14が回転自在の支持ロール2
8に抱かれるように走行してそれを回転させるので、支
持ロール28を積極的に駆動させる必要がない。
風噴射の効果に影響をあたえない程度であれば、ウエブ
14の上面に熱風を吹いてもよい。特に、上面に塗工液
を塗布したウエブ14を乾燥させ、更に架橋反応等の熱
処理を行う場合には、その初期乾燥段階後にその上面に
も熱風を供給することによって、より反応を促進させる
ことができる。
の下面への熱風噴射のみでも、ウエブが上方に浮き上が
ることがなく、ウエブを安定して搬送することができ、
また、斜めの角度を有する熱風を噴射するので乾燥効
率、即ち熱伝達率が高い。
切板により容易にウエブを支持ロールに引きつけること
ができる。また、仕切板が噴射口の近傍にノズルと一体
化して設けられているので、ノズルと支持ロール間の距
離を実質的に極小化することができる。
である。
縦断面図である。
大縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】熱処理室内を走行するウエブに熱風を噴射
して熱処理を行う熱処理装置であって、 前記ウエブの走行路の下方に並設され、前記ウエブの幅
方向へ斜上方に向って熱風を噴射する噴射口を有する複
数のノズルと、 前記各ノズルの前記噴射方向反対側の位置に近接され、
前記ウエブを幅方向において支持する支持ロールとより
なることを特徴とする熱処理装置。 - 【請求項2】熱処理室内を走行するウエブに熱風を噴射
して熱処理を行う熱処理装置であって、 前記ウエブの走行路の下方に並設され、前記ウエブの幅
方向へ斜上方に向って熱風を噴射する噴射口と、その噴
射口の近傍から前記噴射方向とは反対方向に延びる仕切
板とを有する複数のノズルと、 前記各ノズルの仕切板の前記噴射方向反対側の位置に近
接され、前記ウエブを幅方向において支持する支持ロー
ルとよりなることを特徴とする熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8642694A JP2838360B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8642694A JP2838360B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 熱処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07294123A true JPH07294123A (ja) | 1995-11-10 |
JP2838360B2 JP2838360B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13886579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8642694A Expired - Lifetime JP2838360B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838360B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP8642694A patent/JP2838360B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2838360B2 (ja) | 1998-12-16 |
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