JPH0729366U - オリフィス弁 - Google Patents

オリフィス弁

Info

Publication number
JPH0729366U
JPH0729366U JP6098393U JP6098393U JPH0729366U JP H0729366 U JPH0729366 U JP H0729366U JP 6098393 U JP6098393 U JP 6098393U JP 6098393 U JP6098393 U JP 6098393U JP H0729366 U JPH0729366 U JP H0729366U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
perforated
orifice
valve body
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6098393U
Other languages
English (en)
Inventor
浩 國友
Original Assignee
株式会社クボタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP6098393U priority Critical patent/JPH0729366U/ja
Publication of JPH0729366U publication Critical patent/JPH0729366U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding Valves (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路のゴミ詰まりが防止できかつ良好に流量
制御ができ、管路を全開にできるオリフィス弁を提供す
ることを目的とする。 【構成】 弁体17が全閉位置にある場合においては、
弁体17を構成する内側有孔弁21を外側有孔弁20の
内側でスライドすることにより、外側有孔弁20の外側
オリフィス22a,23aの開口量を制御して被制御流
体16の流量を制御する。この外側オリフィス22a,
23aの開口がない場合には、流路19を完全に閉塞し
て被制御流体16の流れを停止する。弁体17が全開位
置にある場合においては、流路19を完全に開放して被
制御流体16の流量を最大にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管路の開閉と被制御流体の流量制御を行うオリフィス弁に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来のオリフィス弁の一例としては特公昭62−3342号公報などに開示さ れている。
【0003】 このような従来のオリフィス弁は図4に示すように構成されている。環状の本 体1には、下流側に環状のくぼみ2が形成され、上流側にリップ3aが設けられ た環状の圧縮部分3が形成されている。
【0004】 また、このオリフィス弁には、上流側に位置する可動有孔板4と下流側に位置 する固定有孔板6とが配設されている。可動有孔板4は、横断面が円形で先の径 が小さくなった円錐形のオリフィス5が形成されており、くぼみ2内にリップ3 aおよび固定有孔板6に当接するようにして配設されている。固定有孔板6は、 下流側には先が開いていない円筒形のオリフィス7が形成されており、くぼみ2 内に肩部8に当接するようにして配設されている。これらのオリフィス5,7は 閉塞することができる。
【0005】 このようなオリフィス弁は組み立てられた状態で、パイプ9内に挿入されてお り、パイプ9のフランジ10,11の間をボルト12で締めつけることにより取 り付けられている。また、本体1のフランジ10,11との当接面にはパイプ9 とこの外部とをシールする密封リング13および14が取り付けられている。
【0006】 可動有孔板4は、ハンドル15を回転することにより固定有孔板6とリップ3 との間で滑動でき、オリフィス7を部分的にまたは全面的に閉塞することができ る。
【0007】 このようにしてオリフィス弁により生じるヘッド損失の程度を調節することで 、パイプ9の流路を矢印Fの方向に流れる被制御流体の流量を制御する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、パイプ9内には、つねに可動有孔板 4および固定有孔板6が配置されており、このためパイプ9内に流される被制御 流体にゴミなどが混在して流れた場合には、このゴミなどが可動有孔板4や固定 有孔板6に引っ掛かってこれらのオリフィス5,7の目づまりが発生し易い。こ 結果、可動有孔板4や固定有孔板6にさらにゴミが詰まったり、可動有孔板4に よる被制御流体の流量制御が良好に行うことができなくなったりするという問題 点がある。
【0009】 また、可動有孔板4と固定有孔板6の各オリフィス5,7の開口を一致させて 、被制御流体の流量が最大になるように可動有孔板4を調整した場合においても 、パイプ9内には、この流路をつねに横切った状態で可動有孔板4および固定有 孔板6が配置されるので、被制御流体は、バタフライ弁を用いた場合のように速 い流速では流すことができないという問題点もある。
【0010】 本考案は、被制御流体にゴミなどが混在して流れた場合でも、パイプ9内にゴ ミ詰まりが発生することが防止でき、つねに被制御流体の流量制御が良好に行う ことができ、必要に応じて被制御流体を速い流速で流すことができるオリフィス 弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案のオリフィス弁は、弁箱の流路を横切る方向に出退し、前記流路の全域 を閉塞する全閉位置と前記流路の全域を開放する全開位置とにわたって出退する 弁体を有した弁装置において、前記弁体は、複数のオリフィスを有する一対の有 孔弁からなり、一側の有孔弁に対して他側の有孔弁をスライド自在に配置し、前 記スライドにより前記オリフィスの開口量を制御するように構成したことを特徴 とする。
【0012】
【作用】
この構成によると、弁体が全閉位置にある場合においては、弁体を構成し複数 のオリフィスを有する一対の有孔弁の一方がスライドすることにより、有孔弁の オリフィスの開口量を制御して弁箱の流量を制御する。このオリフィスの開口が ない場合には、弁箱の流路を完全に閉塞して弁箱の流れを停止する。
【0013】 弁体が全開位置にある場合においては、弁箱の流路を完全に開放して弁箱の流 量を最大にする。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づいて説明する。 本実施例のオリフィス弁は図1に示すように構成されている。ここでは、例と して被制御流体16を矢印のように流す場合について説明する。従って、図に対 して左を上流側とし右を下流側とする。17は、弁箱18の内部において、被制 御流体16が流れる流路19を横切る方向に出退自在に配置された弁体である。 この弁体17は、弁体17の外側を構成する外側有孔弁20と外側有孔弁20の 内側に配設された内側有孔弁21との一対の有孔弁で構成されている。外側有孔 弁20は上流側に位置する上流側有孔弁22と下流側に位置する下流側有孔弁2 3とで構成され、上流側有孔弁22および下流側有孔弁23には、横断面が円形 で円錐台形の複数のオリフィスである外側オリフィス22a,23aが、弁体1 7の外側方向に径を拡げた状態で形成されている。内側有孔弁21は、横断面が 円形で円筒形の複数のオリフィスである内側オリフィス24が形成され、外側有 孔弁20に対してスライド自在に配置されている。内側有孔弁21を、これに接 続された弁駆動軸25を矢印Aおよび矢印Bのようにスライドさせることにより 、外側オリフィス22a,23aの開口量を制御する。このように構成された弁 体17は、弁駆動軸25を矢印Aおよび矢印Bのように駆動することにより、流 路19の全域を閉塞する全閉位置と流路19の全域を開放する全開位置とにわた って出退される。
【0015】 なお、ここでは外側有孔弁20は、上流側有孔弁22および下流側有孔弁23 の上端が上部フラウンジ26で接続され、下端が下部フランジ27で接続されて 、上流側有孔弁22と下流側有孔弁23の間隔が下方向に狭まったテーパ状に形 成されている。また、内側有孔弁21は外側有孔弁20のテーパ形状に沿ってく さび状に形成されている。このため、弁体17が全閉位置にある場合において、 外側有孔弁20と弁箱18との接触や外側有孔弁20と内側有孔弁21との接触 がよくなり、弁体17と弁箱18との間のシール性が向上する。また、弁体17 を弁駆動軸25によりA方向に持ち上げて流路19から抜く際には、外側有孔弁 20と弁箱18との接触面や外側有孔弁20と内側有孔弁21との接触面の面圧 が直ぐになくなり、弁体17の開動が容易になる。
【0016】 このように構成されたオリフィス弁の動作を以下に説明する。 弁体17が全閉位置にある場合を図1と図2に基づいて説明する。図1は、内 側有孔弁21が弁駆動軸25によりB方向にスライドされて外側有孔弁20の外 側オリフィス22a,23aの開口が完全になくなった場合を示している。この 場合には、弁体17が流路19を完全に閉塞して被制御流体16の流れを停止す る。図2は、内側有孔弁21が弁駆動軸25により図1の位置からA方向にスラ イドされて、外側オリフィス22a,23aと内側オリフィス24の開口が完全 に一致した場合を示している。この場合には、外側有孔弁20の外側オリフィス 22a,23aの開口量が最大になるように制御し、弁体17が全閉位置にある 場合において、被制御流体16の流量が最大になるように制御する。ここで、内 側有孔弁21を図1に示す位置から図2に示す位置までスライドさせることによ り、外側オリフィス22a,23aの開口量が連続して制御され、弁体17が全 閉位置にある場合において、被制御流体16の流量が自在に制御される。
【0017】 図3は、弁体17が全開位置にある場合を示している。この状態は、内側有孔 弁21を図2に示す位置からさらにスライドさせ、内側有孔弁21の上部を上部 フラウンジ26の下面に当接させて外側有孔弁20を内側有孔弁21とともに持 ち上げることにより実現される。この場合には、流路19を完全に開放して、弁 体17の全開閉動作において被制御流体16の流量を最大にする。
【0018】 この構成により、被制御流体16にゴミなどが混在して流れた場合でも、弁箱 18を含む管路においてゴミ詰まりが発生することが防止でき、つねに被制御流 体16の流量制御が良好に行うことができ、必要に応じて流路19を完全に開放 し被制御流体16を速い流速で流すことができる。
【0019】 上記の実施例では、上流側有孔弁22と下流側有孔弁23からなる外側有孔弁 20と、内側有孔弁21とで一対の有孔弁を構成したが、外側有孔弁20として 上流側有孔弁22あるいは下流側有孔弁23のどちらか一方と、内側有孔弁21 とで一対の有孔弁を構成し、これらのうちの上流側に位置する有孔弁のオリフィ スを、上流側の径を大きくした円錐台形に形成することによっても、同様の効果 が得られる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、弁体が全閉位置にある場合においては、弁体を構成し複数の オリフィスを有する一対の有孔弁の一方がスライドすることにより、有孔弁のオ リフィスの開口量を制御して弁箱の流量を制御できる。このオリフィスの開口が ない場合には、弁箱の流路を完全に閉塞して弁箱の流れを停止できる。
【0021】 弁体が全開位置にある場合においては、弁箱の流路を完全に開放して弁箱の流 量を最大にできる。 以上により、被制御流体にゴミなどが混在して流れた場合でも、パイプ9内に ゴミ詰まりが発生することが防止でき、つねに被制御流体の流量制御が良好に行 うことができ、必要に応じて被制御流体を速い流速で流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のオリフィス弁の構成図
【図2】同実施例の弁体全閉の説明図
【図3】同実施例の弁体全開の説明図
【図4】従来のオリフィス弁の構成図
【符号の説明】
20 外側有孔弁 21 内側有孔弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の流路を横切る方向に出退し、前記
    流路の全域を閉塞する全閉位置と前記流路の全域を開放
    する全開位置とにわたって出退する弁体を有した弁装置
    において、前記弁体は、複数のオリフィスを有する一対
    の有孔弁からなり、一側の有孔弁に対して他側の有孔弁
    をスライド自在に配置し、前記スライドにより前記オリ
    フィスの開口量を制御するように構成したオリフィス
    弁。
JP6098393U 1993-11-15 1993-11-15 オリフィス弁 Pending JPH0729366U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6098393U JPH0729366U (ja) 1993-11-15 1993-11-15 オリフィス弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6098393U JPH0729366U (ja) 1993-11-15 1993-11-15 オリフィス弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729366U true JPH0729366U (ja) 1995-06-02

Family

ID=13158183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6098393U Pending JPH0729366U (ja) 1993-11-15 1993-11-15 オリフィス弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729366U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517755A (ja) * 2008-04-14 2011-06-16 サンダー ローズ エンタープライズィズ、 インコーポレイテッド イコライザポートを備えたゲートバルブ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011517755A (ja) * 2008-04-14 2011-06-16 サンダー ローズ エンタープライズィズ、 インコーポレイテッド イコライザポートを備えたゲートバルブ
KR101433324B1 (ko) * 2008-04-14 2014-08-22 썬더 로즈 엔터프라이시스 인크. 이퀄라이저 포트를 갖는 게이트 밸브
EP2274542B1 (en) * 2008-04-14 2016-11-09 Thunder Rose Enterprises, Inc. Gate valve with equalizer port

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3542338A (en) Throttling valve
US5431188A (en) Flow trim for choke
US4051042A (en) Fluid flow filtering arrangement
CA2031609C (en) Valve
US3920044A (en) Device for obtaining quiet operation of valves, more particularly pressure reducing valves
US4624281A (en) Control valve
JPS623342B2 (ja)
CN100480559C (zh) 阀塞
US5156188A (en) Flow control valve
US4825906A (en) Angle pattern control valve
KR102080603B1 (ko) 스템용 가이드부를 구비한 리플레이스 시트 및 이를 포함하는 밸브
JPH0729366U (ja) オリフィス弁
JPH0683946U (ja) ニードルバルブ
JPS59166222A (ja) 逆洗可能なろ過装置
EP3234423B1 (de) Ventil zur steuerung der strömung eines fluides
DE10064782C2 (de) Hubventil
JPH0828718A (ja) オリフィス弁
JP2580700Y2 (ja) 多孔可変オリフィス弁
WO2002070931A1 (en) A device of a closable fluid flow valve, special use of the valve and a method associated with the closing and opening of the valve
DE2722889A1 (de) Selbstschlussventil
JPS6032463Y2 (ja) スリ−ブ弁
DE19600567A1 (de) Vorrichtung zur Drosselung eines eine Leitung passierenden Fluidstromes
JPH09269071A (ja) ディスクシャッター式弁におけるシール構造
JPS62194075A (ja) 固体粒子懸濁液用流量調節弁
EP1558865B2 (de) Gasventil