JPH07293533A - ねじ、及びこれ用の締め付け工具 - Google Patents
ねじ、及びこれ用の締め付け工具Info
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- JPH07293533A JPH07293533A JP7110250A JP11025095A JPH07293533A JP H07293533 A JPH07293533 A JP H07293533A JP 7110250 A JP7110250 A JP 7110250A JP 11025095 A JP11025095 A JP 11025095A JP H07293533 A JPH07293533 A JP H07293533A
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 108090000623 proteins and genes Proteins 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B23/00—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool
- F16B23/0007—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool characterised by the shape of the recess or the protrusion engaging the tool
- F16B23/003—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool characterised by the shape of the recess or the protrusion engaging the tool star-shaped or multi-lobular, e.g. Torx-type, twelve-point star
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B23/00—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool
- F16B23/0069—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool with holes to be engaged with corresponding pins on the tool or protruding pins to be engaged with corresponding holes on the tool
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B23/00—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool
- F16B23/0092—Specially shaped nuts or heads of bolts or screws for rotations by a tool with a head engageable by two or more different tools
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- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
- Lasers (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 締め付けるのに小さい力で済むだけでなく、
製造速度が高く、ポンチとねじ付け工具の先端とが破損
し難くく、これらに耐摩耗性をもたらす、ねじと、これ
用の締め付け工具とを提供する。 【構成】 ねじ回しの先端と噛み合うようにした凹部
を、軸線を同じくして備えたタイプのねじが、平面図で
見ると、全体形状が６個の面取りされた頂部を有する星
形形状をしており、凹部の側壁は、外開きになっている
とともに、ねじの軸線に対し、７°と１５°の間の角度
で傾斜する。星形の面取りされた頂部の側面は、凹凸が
ないフラットな面からなり、これらの側面は、対をなし
て、凹部の側壁に、断面が二等辺三角形である６個の対
応する突起を形成し、二等辺三角形の頂点の角度は、実
質的に９０°であり、二等辺三角形の高さは、二等辺三
角形の底辺の長さの半分に、実質的に等しい。締め付け
工具は、ねじの凹部の側壁と噛み合う先端を備える。
製造速度が高く、ポンチとねじ付け工具の先端とが破損
し難くく、これらに耐摩耗性をもたらす、ねじと、これ
用の締め付け工具とを提供する。 【構成】 ねじ回しの先端と噛み合うようにした凹部
を、軸線を同じくして備えたタイプのねじが、平面図で
見ると、全体形状が６個の面取りされた頂部を有する星
形形状をしており、凹部の側壁は、外開きになっている
とともに、ねじの軸線に対し、７°と１５°の間の角度
で傾斜する。星形の面取りされた頂部の側面は、凹凸が
ないフラットな面からなり、これらの側面は、対をなし
て、凹部の側壁に、断面が二等辺三角形である６個の対
応する突起を形成し、二等辺三角形の頂点の角度は、実
質的に９０°であり、二等辺三角形の高さは、二等辺三
角形の底辺の長さの半分に、実質的に等しい。締め付け
工具は、ねじの凹部の側壁と噛み合う先端を備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじと、このねじを締
めまたは緩める工具とに関するもので、ねじは、ねじ締
めまたはねじを緩める工具の先端と噛み合う凹部を頭部
に軸線を同じくして備えたタイプのものであり、以下工
具を、簡明化のため締め付け工具という。
めまたは緩める工具とに関するもので、ねじは、ねじ締
めまたはねじを緩める工具の先端と噛み合う凹部を頭部
に軸線を同じくして備えたタイプのものであり、以下工
具を、簡明化のため締め付け工具という。
【０００２】
【従来の技術】上述したタイプのねじは、例えば、フィ
リップス（Ｐｈｉｌｉｐｓ）又はポジドライブ（Ｐｏｚ
ｉｄｒｉｖｅ）と呼ばれる断面を持つ、昔からあるね
じ、又はトークス（Ｔｏｒｘ）又はティップス（Ｔｉｐ
ｓ）と呼ばれるねじとして知られている。最新式の機械
を用いて高い生産速度（１分当たり８００個にも登るね
じ個数）で製造する場合、特にフィリップス及びポジド
ライブ型のねじは、何十年にわたって知られていること
であるが、ねじの頭部に凹部を冷間形成するのに用いる
器具（ポンチ）が破断しやすいことに基づく一連の問題
が生じており、このため、製造速度のかなりの低下をも
たらしている。
リップス（Ｐｈｉｌｉｐｓ）又はポジドライブ（Ｐｏｚ
ｉｄｒｉｖｅ）と呼ばれる断面を持つ、昔からあるね
じ、又はトークス（Ｔｏｒｘ）又はティップス（Ｔｉｐ
ｓ）と呼ばれるねじとして知られている。最新式の機械
を用いて高い生産速度（１分当たり８００個にも登るね
じ個数）で製造する場合、特にフィリップス及びポジド
ライブ型のねじは、何十年にわたって知られていること
であるが、ねじの頭部に凹部を冷間形成するのに用いる
器具（ポンチ）が破断しやすいことに基づく一連の問題
が生じており、このため、製造速度のかなりの低下をも
たらしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かなりの研究及び実験
の結果、この欠点は、最新式の高速製造機械に求められ
ている単位時間当たりの高い衝撃回数に、ポンチをさら
すと、たやすく破損する極めて薄い部品で、ポンチが形
成されていることが主な理由であることが結論付けられ
た。同様な理由で、この様なねじに用いるドライバー又
は締め付け工具の先端も、摩耗が速く、先端の構成部品
の幾つかも、破損しやすい。
の結果、この欠点は、最新式の高速製造機械に求められ
ている単位時間当たりの高い衝撃回数に、ポンチをさら
すと、たやすく破損する極めて薄い部品で、ポンチが形
成されていることが主な理由であることが結論付けられ
た。同様な理由で、この様なねじに用いるドライバー又
は締め付け工具の先端も、摩耗が速く、先端の構成部品
の幾つかも、破損しやすい。
【０００４】これら公知のねじはまた、ドライバー又は
電動締め付け工具の先端がねじの凹部から抜けない様に
するため、ねじを締め付けるとき、ドライバー又は電動
締め付け工具により、大きな軸線方向押付け力を加えな
ければならないという、些細なこととは言えない欠点も
ある。ねじの締め付けに必要な軸線方向押付け力は、ね
じが十分に頑丈でないと（例えば、ラミネーションの場
合）、ねじが差込まれる部品を変形させる程にも達する
ことがある。
電動締め付け工具の先端がねじの凹部から抜けない様に
するため、ねじを締め付けるとき、ドライバー又は電動
締め付け工具により、大きな軸線方向押付け力を加えな
ければならないという、些細なこととは言えない欠点も
ある。ねじの締め付けに必要な軸線方向押付け力は、ね
じが十分に頑丈でないと（例えば、ラミネーションの場
合）、ねじが差込まれる部品を変形させる程にも達する
ことがある。
【０００５】上述した、トークス又はティップス型のね
じは、ねじ込み先端がねじの凹部から逃げるという欠点
を持っていない。この点、この種のねじは、その凹部
が、平面図で見ると波形の星形形状をしており、凹部の
側壁が、円筒面になっていて、円筒面の準線（ｄｉｒｅ
ｃｔｒｉｘ）は、星形形状をしており、母線（ｇｅｎｅ
ｒａｔｒｉｃｅｓ）は、ねじの軸線と平行である。さら
に、凹部の、従って、凹部を形成するのに用いるポンチ
の形状と、この様なねじに適した締め付け工具の先端の
形状は、かなりしっかりしたもので、最新式の機械の高
い稼働速度に対抗できる。しかしながら、これに用いる
ポンチは、その独特な湾曲面形状のために、製造するの
にかなり高くつく。さらに、凹部がラッパ状に広がって
いないため、凹部の冷間成形を複雑化し、理論的に可能
な最大個数と比べて、単位時間当たりに得られるねじの
個数が著しく減少してしまう。この結果、この様なねじ
のコストは、従来の様な凹部を備えたねじのコストと比
べて極めて高いものである。
じは、ねじ込み先端がねじの凹部から逃げるという欠点
を持っていない。この点、この種のねじは、その凹部
が、平面図で見ると波形の星形形状をしており、凹部の
側壁が、円筒面になっていて、円筒面の準線（ｄｉｒｅ
ｃｔｒｉｘ）は、星形形状をしており、母線（ｇｅｎｅ
ｒａｔｒｉｃｅｓ）は、ねじの軸線と平行である。さら
に、凹部の、従って、凹部を形成するのに用いるポンチ
の形状と、この様なねじに適した締め付け工具の先端の
形状は、かなりしっかりしたもので、最新式の機械の高
い稼働速度に対抗できる。しかしながら、これに用いる
ポンチは、その独特な湾曲面形状のために、製造するの
にかなり高くつく。さらに、凹部がラッパ状に広がって
いないため、凹部の冷間成形を複雑化し、理論的に可能
な最大個数と比べて、単位時間当たりに得られるねじの
個数が著しく減少してしまう。この結果、この様なねじ
のコストは、従来の様な凹部を備えたねじのコストと比
べて極めて高いものである。
【０００６】本発明の目的は、締め付けるのに小さな力
で済むにもかかわらず、冷間成形ねじ用の最新式機械に
より可能な最大個数に等しい単位時間当たりの個数で製
造でき、凹部は、凹部を冷間形成するためのポンチと、
締め付け工具の先端とが、破断しにくい形状をしてお
り、凹部と締め付け工具の先端とが、高い耐摩耗性を有
するねじを提供することにより、公知の凹部を備えたね
じの上述した欠点を解消することにある。
で済むにもかかわらず、冷間成形ねじ用の最新式機械に
より可能な最大個数に等しい単位時間当たりの個数で製
造でき、凹部は、凹部を冷間形成するためのポンチと、
締め付け工具の先端とが、破断しにくい形状をしてお
り、凹部と締め付け工具の先端とが、高い耐摩耗性を有
するねじを提供することにより、公知の凹部を備えたね
じの上述した欠点を解消することにある。
【０００７】
【発明の開示】この目的は、本発明による凹部を備えた
ねじと、このねじを締め付け又は緩める工具とにより達
成される。
ねじと、このねじを締め付け又は緩める工具とにより達
成される。
【０００８】詳述すると、このねじは、平面図で見る
と、全体形状が６個の面取りされた頂部を有する星形形
状をした、軸線を同じくする凹部を備え、凹部の側壁
は、外開きになっており、凹部の側壁を構成する面が、
ねじの軸線に対し、７度と１５度の間の角度で傾斜し、
星形の面取りされた頂部の側面は、凸凹がないフラット
な面からなり、これらフラットな面は、対をなして、凹
部の側壁に、断面が二等辺三角形である６個の対応する
突起を形成し、二等辺三角形の頂点の角度は、実質的に
９０度であり、二等辺三角形の高さは、二等辺三角形の
底辺の長さの半分に実質的に等しいことを特徴とする。
と、全体形状が６個の面取りされた頂部を有する星形形
状をした、軸線を同じくする凹部を備え、凹部の側壁
は、外開きになっており、凹部の側壁を構成する面が、
ねじの軸線に対し、７度と１５度の間の角度で傾斜し、
星形の面取りされた頂部の側面は、凸凹がないフラット
な面からなり、これらフラットな面は、対をなして、凹
部の側壁に、断面が二等辺三角形である６個の対応する
突起を形成し、二等辺三角形の頂点の角度は、実質的に
９０度であり、二等辺三角形の高さは、二等辺三角形の
底辺の長さの半分に実質的に等しいことを特徴とする。
【０００９】凹部の開き角が、７度と１５度の間である
と、ねじ穴形成速度を高くすることができ（ポンチを、
形成した凹部からたやすく引き抜くことができる）、ま
た、ねじを、締め付け工具に多大な軸線方向力を加える
ことなく締め付けることができる。
と、ねじ穴形成速度を高くすることができ（ポンチを、
形成した凹部からたやすく引き抜くことができる）、ま
た、ねじを、締め付け工具に多大な軸線方向力を加える
ことなく締め付けることができる。
【００１０】本発明による締め付け工具は、上述したね
じの側壁と噛み合う先端を備えることを特徴とする。
じの側壁と噛み合う先端を備えることを特徴とする。
【００１１】ねじの凹部内での締め付け工具の先端のセ
ンタリングを容易にするため、締め付け工具の先端の端
面は、先端と軸線を同じくする円錐面を構成するように
するとよい。このため、凹部の内壁にある、断面が三角
形状の突起の外端面は、ねじと軸線を同じくする同一の
円錐面上にあり、その頂点は、ねじの先端を向いてお
り、この円錐面の開き角は、締め付け工具の端部の円錐
面の開き角よりも大であるか又はこれと等しくするとよ
い。凹部の底は、円錐面形状とし、円錐面の中心がねじ
の軸線上に位置し、締め付け工具の円錐端を収容できる
様にするとよい。
ンタリングを容易にするため、締め付け工具の先端の端
面は、先端と軸線を同じくする円錐面を構成するように
するとよい。このため、凹部の内壁にある、断面が三角
形状の突起の外端面は、ねじと軸線を同じくする同一の
円錐面上にあり、その頂点は、ねじの先端を向いてお
り、この円錐面の開き角は、締め付け工具の端部の円錐
面の開き角よりも大であるか又はこれと等しくするとよ
い。凹部の底は、円錐面形状とし、円錐面の中心がねじ
の軸線上に位置し、締め付け工具の円錐端を収容できる
様にするとよい。
【００１２】無理やりねじを緩めたりまた他の安全上の
理由から緩めることができないねじを形成するには、軸
線を同じくする杭状物を、凹部の底に設けるとよい。
理由から緩めることができないねじを形成するには、軸
線を同じくする杭状物を、凹部の底に設けるとよい。
【００１３】この場合、締め付け工具の先端が、その端
面に、この杭状物を収容する軸線を同じくする窪みを備
えていないと、この締め付け工具を用いてこの様なねじ
を緩めることはできなくなる。
面に、この杭状物を収容する軸線を同じくする窪みを備
えていないと、この締め付け工具を用いてこの様なねじ
を緩めることはできなくなる。
【００１４】
【実施例】本発明について、本発明によるねじと、同じ
く本発明による締め付け工具とについての実施例に関す
る以下の説明により更に明らかにする。以下の説明は、
添付図面を参照しながら行なう。
く本発明による締め付け工具とについての実施例に関す
る以下の説明により更に明らかにする。以下の説明は、
添付図面を参照しながら行なう。
【００１５】図１及び図２から明らかな様に、本発明に
よるねじ１０は、全体的に円筒形状の頭部１２を備え、
その上面１４には、凹部１６が形成されている。このね
じ１０（首下部２６は、その頭部近傍のみが図２に示さ
れている）は、従来のねじとは、この凹部１６の形状の
点で異なっている。本発明による凹部は、平面図で見る
と、６個の頂部を備えた星形形状をしており、これら６
個の頂部は、面取りを施されると共に湾曲していて、面
取り面は、頂点がねじ１０の軸線上にある円錐面上に位
置する。この円錐面の開き角Ａは、実施例の場合２０°
であるが、この開き角は、１４°以上でなければなら
ず、しかも最高３０°とすることができる。この点につ
いては、後で明らかにする。従って、凹部１６の側壁の
フラットな（凹凸がないという意味）面１８は、ねじ１
０の軸線２２に対し１０°の角度で傾斜している。凹部
１６の側壁の他のフラットな（凹凸がないという意味）
面２０は、これらの各対が、凹部１６に突出する断面が
三角形状の突起を構成しているが、同様に、ねじ１０の
軸線２２に対し１０度の角度で傾斜している。凹部１６
の底２４は、１５０度の開き角を持つ軸線を同じくする
円錐面２４となっている。
よるねじ１０は、全体的に円筒形状の頭部１２を備え、
その上面１４には、凹部１６が形成されている。このね
じ１０（首下部２６は、その頭部近傍のみが図２に示さ
れている）は、従来のねじとは、この凹部１６の形状の
点で異なっている。本発明による凹部は、平面図で見る
と、６個の頂部を備えた星形形状をしており、これら６
個の頂部は、面取りを施されると共に湾曲していて、面
取り面は、頂点がねじ１０の軸線上にある円錐面上に位
置する。この円錐面の開き角Ａは、実施例の場合２０°
であるが、この開き角は、１４°以上でなければなら
ず、しかも最高３０°とすることができる。この点につ
いては、後で明らかにする。従って、凹部１６の側壁の
フラットな（凹凸がないという意味）面１８は、ねじ１
０の軸線２２に対し１０°の角度で傾斜している。凹部
１６の側壁の他のフラットな（凹凸がないという意味）
面２０は、これらの各対が、凹部１６に突出する断面が
三角形状の突起を構成しているが、同様に、ねじ１０の
軸線２２に対し１０度の角度で傾斜している。凹部１６
の底２４は、１５０度の開き角を持つ軸線を同じくする
円錐面２４となっている。
【００１６】凹部１６を形成するのに用いるポンチ（図
示せず）と、締め付け工具の先端とが、両方とも確実に
十分にがっしりとなる様にするため、６個の面取りした
頂部を備えた星形形状を、凹部１６用に選択し、星形の
これら頂部の面２０を、フラットな面とし、これらの面
の各対により、凹部１６の側壁に、断面が二等辺三角形
状をした６個の角度的に等距離の突起を形成し、これら
三角形の二等辺が、側面２０により構成される。各対の
側面２０の間の角度Ｃは、９０°であり、三角形の高さ
Ｄは、三角形の底辺Ｅの長さの半分に等しい。この角度
は、９０°とは若干異ならせてもよいが、作業の複雑化
を招くので、実際上９０°の使用が余儀なくされる。
示せず）と、締め付け工具の先端とが、両方とも確実に
十分にがっしりとなる様にするため、６個の面取りした
頂部を備えた星形形状を、凹部１６用に選択し、星形の
これら頂部の面２０を、フラットな面とし、これらの面
の各対により、凹部１６の側壁に、断面が二等辺三角形
状をした６個の角度的に等距離の突起を形成し、これら
三角形の二等辺が、側面２０により構成される。各対の
側面２０の間の角度Ｃは、９０°であり、三角形の高さ
Ｄは、三角形の底辺Ｅの長さの半分に等しい。この角度
は、９０°とは若干異ならせてもよいが、作業の複雑化
を招くので、実際上９０°の使用が余儀なくされる。
【００１７】締め付け工具の先端の自動調心を行なうた
め（締め付け工具の先端についての後述の説明参照）、
対をなすフラットな側面２０により形成される三角形状
の突起の上端２８は、ねじ１０と軸線を同じくする円錐
面上にあり、この円錐面は、１５０°の開き角Ｂ（図２
参照）を有する。
め（締め付け工具の先端についての後述の説明参照）、
対をなすフラットな側面２０により形成される三角形状
の突起の上端２８は、ねじ１０と軸線を同じくする円錐
面上にあり、この円錐面は、１５０°の開き角Ｂ（図２
参照）を有する。
【００１８】符号１０で示すようなねじを得るには、冷
間成形によりねじを製造する機械は、ねじの頭部と衝突
した後に、ねじの頭部に凹部１６を作り出すポンチを備
える必要がある。こうして凹部は、基本的に、このポン
チにより残された痕跡である。この様な機械をフルに稼
働させるには、開き角Ａが、１４°以上である必要があ
る。さもないと、製造率が、ポンチの引き抜き困難性の
ために低下してしまう。
間成形によりねじを製造する機械は、ねじの頭部と衝突
した後に、ねじの頭部に凹部１６を作り出すポンチを備
える必要がある。こうして凹部は、基本的に、このポン
チにより残された痕跡である。この様な機械をフルに稼
働させるには、開き角Ａが、１４°以上である必要があ
る。さもないと、製造率が、ポンチの引き抜き困難性の
ために低下してしまう。
【００１９】一方、開き角Ａは、３０°を越えてはなら
ず、さもないと、ねじを締め付けるねじ回しにより、極
めて大きな軸線方向の力を加えなければならず、上述し
たように、この事が、本発明が解消しようとしている事
柄である。
ず、さもないと、ねじを締め付けるねじ回しにより、極
めて大きな軸線方向の力を加えなければならず、上述し
たように、この事が、本発明が解消しようとしている事
柄である。
【００２０】図７及び８には、締め付け工具３０の先端
の一部が示してある。この先端３２は、全体が円筒形状
をしていて、ねじ１０の凹部１６の側壁と噛み合う形状
にされた、雄形の自由端３４を備える。締め付け工具３
０に関しては、先端３２の自由端面３６が、円錐形状で
あり、先端と軸線を同じくし、好ましくは、開き角が、
ねじ１０の凹部１６の底をなす円錐面２４の開き角と等
しいか、又はとにかく凹部の底部をなす円錐面の開き角
以上であること以外については、説明を付け加えること
はない。
の一部が示してある。この先端３２は、全体が円筒形状
をしていて、ねじ１０の凹部１６の側壁と噛み合う形状
にされた、雄形の自由端３４を備える。締め付け工具３
０に関しては、先端３２の自由端面３６が、円錐形状で
あり、先端と軸線を同じくし、好ましくは、開き角が、
ねじ１０の凹部１６の底をなす円錐面２４の開き角と等
しいか、又はとにかく凹部の底部をなす円錐面の開き角
以上であること以外については、説明を付け加えること
はない。
【００２１】先端３２は、他の部分が従来のタイプにな
っている、締め付け工具の一部である場合に限られず、
先端３２は、電動ドライバー、又はドライバーとしても
機能する電動ドリルの交換可能なビットであってもよ
い。
っている、締め付け工具の一部である場合に限られず、
先端３２は、電動ドライバー、又はドライバーとしても
機能する電動ドリルの交換可能なビットであってもよ
い。
【００２２】図３及び４に示すねじ５０と、図１および
２のねじ１０との唯一の相違は、適当な幅をもつ、直径
方向に位置付けた２個のスロット５１を、頭部５２の上
面５４に形成した点にある。こうすると、本発明による
ねじ回しが手元にない場合、従来のドライバーで、ねじ
５０を締めたり緩めたりすることができる。
２のねじ１０との唯一の相違は、適当な幅をもつ、直径
方向に位置付けた２個のスロット５１を、頭部５２の上
面５４に形成した点にある。こうすると、本発明による
ねじ回しが手元にない場合、従来のドライバーで、ねじ
５０を締めたり緩めたりすることができる。
【００２３】安全のため又は無理やりねじを緩めるのを
防止するために、この独特な締め付け工具を持っていな
い人によって、ねじが緩められるのを防止する必要があ
る場合には、図５及び６に示し、符号７０を付した実施
例のものを用いるとよい。
防止するために、この独特な締め付け工具を持っていな
い人によって、ねじが緩められるのを防止する必要があ
る場合には、図５及び６に示し、符号７０を付した実施
例のものを用いるとよい。
【００２４】図から明らかな様に、ねじ７０とねじ１０
との唯一の相違は、軸線を同じくする杭状物７３が、凹
部７６の底８４から上方に突出していることである。こ
のため、図７及び８で符号３０で示した形状に加え、先
端３２の自由端面３６の中央に、杭状物７３を収容でき
る軸線を同じくする窪み（図示せず）を備えたねじ回し
を用いないと、ねじ７０を緩めることはできない。杭状
物７３は、例えば、目的を異にするねじ間での区別化を
もたらすため、直径を異ならせたり、断面形状を異なら
せたりして、汎用性のないドライバー又は適切な工具に
よってのみねじを緩める事ができる様にしてもよい事は
明らかである。
との唯一の相違は、軸線を同じくする杭状物７３が、凹
部７６の底８４から上方に突出していることである。こ
のため、図７及び８で符号３０で示した形状に加え、先
端３２の自由端面３６の中央に、杭状物７３を収容でき
る軸線を同じくする窪み（図示せず）を備えたねじ回し
を用いないと、ねじ７０を緩めることはできない。杭状
物７３は、例えば、目的を異にするねじ間での区別化を
もたらすため、直径を異ならせたり、断面形状を異なら
せたりして、汎用性のないドライバー又は適切な工具に
よってのみねじを緩める事ができる様にしてもよい事は
明らかである。
【図１】本発明によるねじの第１実施例の上から見た平
面図である。
面図である。
【図２】図１の線２ー２における軸線方向部分縦断面図
である。
である。
【図３】ねじの頭部に、従来のドライバーにも適するよ
うにしたタイプのスロットを設けた、第２実施例の上か
ら見た平面図である。
うにしたタイプのスロットを設けた、第２実施例の上か
ら見た平面図である。
【図４】図３の線４ー４における軸線方向部分縦断面図
である。
である。
【図５】不当なねじの緩め又は安全のための杭状物を設
けた、第３実施例の上から見た平面図である。
けた、第３実施例の上から見た平面図である。
【図６】図５の線６ー６における軸線方向部分縦断面図
である。
である。
【図７】本発明による締め付け工具の先端の側面図であ
る。
る。
【図８】図７の矢印８の方向から見た図である。
Claims (10)
- 【請求項１】 ねじを締めまたは緩める工具の先端と噛
み合う凹部を、頭部に軸線を同じくして備え、この凹部
は、平面図で見ると、全体形状が６個の面取りされた頂
部を有する星形形状をしており、凹部の側壁は、外開き
になっているタイプのねじにおいて、凹部の側壁を形成
する面は、ねじの軸線に対し、７°と１５°の間の角度
で傾斜し、星形の側面は、凹凸がないフラットな面から
なり、これら星形の側面は、対をなして、凹部の側壁
に、断面が二等辺三角形である６個の対応する突起を形
成し、二等辺三角形の頂点の角度は、実質的に９０°で
あり、二等辺三角形の高さは、二等辺三角形の底辺の長
さの半分に、実質的に等しいことを特徴とするねじ。 - 【請求項２】 請求項１の記載において、前記６個の突
起の外端面は、ねじを軸線を同じくし、頂点がねじの先
端を向いた、同じ円錐面上にある、ねじ。 - 【請求項３】 請求項２の記載において、前記円錐面の
開き角は、１５０°である、ねじ。 - 【請求項４】 請求項２または３の記載において、前記
凹部の底は、ねじと軸線を同じくする円錐面として形成
され、その頂点は、ねじの先端を向いている、ねじ。 - 【請求項５】 請求項４の記載において、前記円錐面の
開き角は、１５０°である、ねじ。 - 【請求項６】 請求項１ないし５のいずれか１の記載に
おいて、前記ねじの凹部の底には、軸線を同じくする杭
状物が、設けられた、ねじ。 - 【請求項７】 請求項１ないし６のいずれか１の記載に
おいて、前記凹部が形成される、ねじの頭部の面に、従
来のねじ回しと噛み合う、２個のスロットを、直径方向
に設けた、ねじ。 - 【請求項８】 ねじの側壁と噛み合う先端を備えたこと
を特徴とする、請求項１に記載したねじを締めたり緩め
たりするための工具。 - 【請求項９】 請求項８の記載において、前記工具の先
端の端面は、工具の先端の軸線と軸線を同じくする円錐
形状であり、その頂点は、外側を向き、円錐面の開き角
は、前記ねじの凹部の円錐底面の開き角よりも大である
かまたはこれと等しい、工具。 - 【請求項１０】 請求項８または９の記載において、前
記先端の端面には、前記ねじの凹部の底面から突出する
軸線を同じくする杭状物を収容可能な窪みを、軸線を同
じくして設けた工具。
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