JPH072930Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH072930Y2
JPH072930Y2 JP1988140550U JP14055088U JPH072930Y2 JP H072930 Y2 JPH072930 Y2 JP H072930Y2 JP 1988140550 U JP1988140550 U JP 1988140550U JP 14055088 U JP14055088 U JP 14055088U JP H072930 Y2 JPH072930 Y2 JP H072930Y2
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JP
Japan
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screw shaft
pin
tubular portion
upper half
mounting plate
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JP1988140550U
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JPH0262077U (ja
Inventor
桂一郎 松田
Original Assignee
木村新株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2枚の取付板を枢着軸で開閉可能に枢着した
蝶番に関するものである。
(従来の技術) この種の蝶番で、結合される2つの物体の相対位置を前
記枢着軸の軸心方向に調整し得るような蝶番としては、
例えば実願昭55−11000号(実開昭56−112256号)のマ
イクロフィルムや実願昭47−20005号(実開昭48−96727
号)のマイクロフィルムに開示されているように、蝶番
の両取付板から上下に同心状に直列する各1つの軸受用
筒部を連設し、上側の筒部には、下側の筒部内に遊嵌す
る下向き突出部を有するピンを内嵌固着し、下側の筒部
の下端に螺合させた螺軸の上端で前記ピンの下端を支持
するように構成したものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来の蝶番では、螺軸の回転操作の不手際
で当該螺軸が簡単に抜け落ちないようにするために、当
該螺軸の螺合深さを深くすると、当該螺軸が螺嵌する筒
部に対するピンの遊嵌深さが浅くなって不安定になる。
逆に、螺軸が螺嵌する筒部に対するピンの遊嵌深さを深
くして安定性を向上させると、螺軸の螺合深さが浅くな
って、螺軸の回転操作の不手際で当該螺軸が簡単に抜け
落ちる恐れがある。
また、このような問題点を解決し得る構成として、実開
昭54−136476号公報に記載されているように、螺軸が螺
嵌する筒部とピンが遊嵌する筒部とを異ならしめ、螺軸
の上端に形成した大径部で上下調整する側の筒部の下端
を支持するようにしたものも知られているが、このよう
な構成では、螺軸の回転操作に伴って回転する大径部に
より上下調整する筒部を支持するのであるから、螺軸の
回転操作時の回転抵抗が非常に大きくなり、操作が容易
でなくなる。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために
成されたものであって、その特徴を後述する実施例の参
照符号を付して示すと、2枚の取付板(32,33)と、枢
着軸(34)とから成り、 一方の取付板(32)には少なくとも上下2つの軸受用筒
部(35a,35b)が設けられ、他方の取付板(33)には当
該2つの筒部(35a,35b)間の一定範囲内で上下移動自
在な軸受用筒部(36)が設けられ、 枢着軸(34)は、螺軸(27)とピン(39)とから成り、 螺軸(37)は、最下端に位置する筒部(35b)内に螺嵌
する下半螺軸部(37c)と、直上の筒部(36)内に遊嵌
する上半ピン部(37d)と、筒部(35b)の下方に突出す
る回転操作部(37a)とを有するもので、下半螺軸部(3
7c)は上半ピン部(37d)よりも大径であり、 ピン(39)は、螺軸(37)の上半ピン部(37d)と略同
一径のもので、当該上半ピン部(37d)が遊嵌する筒部
(36)内とそれより上方の筒部(35a)内とにわたって
遊嵌するとともに、下端が螺軸(37)の上半ピン部(37
d)の上端に当接し、そして螺軸(37)の下半螺軸部(3
7c)が螺合する筒部(35b)を有しない方の取付板(3
8)の筒部(36)に固着して成る点に特徴を有する。
(実施例) 以下に本発明の一実施例に係る蝶番を使用した折れ戸装
置を添付の例示図に基づいて説明する。
折れ戸装置の全体の構成を示す第1図および第2図にお
いて、1は2枚の戸本体2,3から成る折れ戸であって、
両戸本体2,3は隣接側辺どうしが蝶番4によって垂直軸
心の周りに折曲自在に連結されている。各戸本体2,3の
遊辺上端には、蝶番5,6を介して吊下用ローラユニット
7,8が取付けられ、各戸本体2,3の遊辺下端には、蝶番9,
10を介して下部ガイドローラユニット11,12が取付けら
れている。
13は吊下用ガイドレールであって、吊下用ローラユニッ
ト7,8に軸支されている各2個の吊下用水平軸ローラ14
が嵌合している。15は下部ガイドレールであって、下部
ガイドローラユニット11,12に軸支されている各2個の
振れ止め用垂直軸ローラ16が嵌合している。
第3図〜第6図に示すように、吊下用ローラユニット7,
8の基板17は、その上端内側に2個の吊下用水平軸ロー
ラ14を水平支軸18により軸支するとともに、下端部が蝶
番5,6の一方の取付板32に重ねた状態で固着一体化して
いる。当該蝶番5,6の他方の取付板33は、戸本体2,3の背
面に木捻子19により固着されている。
また基板17には、水平方向に出退移動自在な押し出しピ
ン20と、この押し出しピン20を押し出し方向に付勢する
スプリング21とを備えた押し出し手段22が取付けられて
いる。この押し出し手段22は、第1図仮想線に示すよう
に折れ戸1を連続平面状に展開させて開口部23を閉じた
とき、当該開口部23の左右両端の柱部24の側面によって
押し出しピン20がスプリング21の付勢力に抗して押し込
まれるものである。
さらに基板17には、両吊下用水平軸ローラ14の中間下方
位置で、戸本体浮き上がり防止用ローラ27が水平支軸28
により軸支されている。29は、戸本体2,3を折り畳んだ
ときに両戸本体2,3の吊下用ローラユニット7,8における
基板17どうしが直接当接するのを防止する緩衝ゴムであ
り、基板17の側辺に取付けられている。
吊下用ガイドレール13は、第3図および第5図に示すよ
うに、開口部上側の鴨居30に、高さおよび傾斜角度調整
手段31を介して取付けられている。
本考案の蝶番は、吊下用ローラユニット7,8を戸本体2,3
に取付けるための蝶番5,6として使用されている。即
ち、当該蝶番5,6は、第3図および第4図に示すように
2枚の取付板32,33と両取付板を互いに枢着する枢着軸3
4とから構成され、一方の取付板32には上下一対の軸受
用筒部35a,35bが同心状に形成され、他方の取付板33に
は、上下一対の軸受用筒部35a,35b間の間隔よりも短い
1つの軸受用筒部36が形成され、これら3つの軸受用筒
部35a,36,35b内を枢着軸34が貫通している。
枢着軸34は、螺軸37とピン39とから構成され、螺軸37
は、下端の回転操作部37aと下半螺軸部37cと上半ピン部
37dとから成り、下半螺軸部37cは上半ピン部37dよりも
大径である。しかして下半螺軸部37cは下端の軸受用筒
部35bに螺嵌し、上半ピン部37dは中央の軸受用筒部36内
に遊嵌し、下端の回転操作部37aは下端の軸受用筒部35b
の下方に突出している。37bは、下端の軸受用筒部35bの
直下で下半螺軸部37cに螺嵌されたロックナットであ
る。
ピン39は、螺軸37の上半ピン部37dと略同一径のもので
あって、上端の軸受用筒部35aと中央の軸受用筒部36と
にわたって挿通され、下端が螺軸37の上半ピン部37dの
上端に当接する状態で中央の軸受用筒部36にノックピン
38で固着されている。
しかして螺軸37の下半螺軸部37cが螺嵌する下端軸受用
筒部35bを有する取付板32が、戸本体2,3の重量を受ける
吊下用ローラユニット7,8の基板17に固着され、他方の
取付板33が戸本体2,3に取付けられている。
上記の構成によれば、第1図実線で示すように折り畳み
状態の折れ戸1を、その戸本体2,3の中間連結部(蝶番
4の位置)を押して連続平面状に展開させることによ
り、収納空間26の開口部23が閉じられ、折れ戸1の隣接
連結部(蝶番4の位置)を手前に引き出すようにして折
り畳むことにより、開口部23を開くことができるのであ
るが、前記のように展開状態の折れ戸1が開口部23を閉
じたとき、当該折れ戸1の両端面(戸本体2,3の遊端
面)が柱部24の側面に対し平行状態となるように、両蝶
番5,6により折れ戸1のレベル調整を行う。
即ち、第3図は折れ戸1を上昇限高さまで吊り上げた状
態を示しており、中央の軸受用筒部36の上端が上端軸受
用筒部35aの下端に当接している。係る状態から折れ戸
1を下降させるときは、回転操作部37aを利用して螺軸3
7を下降方向に回転操作して下端軸受用筒部35bに対し下
降させることにより、ピン39を介して螺軸37の上端(上
半ピン部37dの上端)に支持されている取付板33が折れ
戸1の自重によって追従下降する。この下降は、中央の
軸受用筒部36の下端が下端軸受用筒部35の上端に当接す
るレベルまで許容される。
下降させた折れ戸1を上昇させるときは、螺軸37を上昇
方向に回転操作し、その上端によりピン39および取付板
38を介して折れ戸1を押し上げれば良い。ロックナット
37bが併用されているときは、調整後に当該ロックナッ
ト37bを締結して螺軸37を下端軸受用筒部35b(取付板3
2)に固定すれば良い。
(考案の作用および効果) 本考案の蝶番は上記実施例のように実施し且つ使用し得
るものであって、係る本考案の蝶番によれば、両取付板
(32,33)で開閉可能に連結される2つの物体の相対的
高さを螺軸(37)の回転操作により一定範囲内で簡単に
調整することができるのであるが、特に本考案の構成に
よれば次のような作用効果が得られる。
即ち、螺軸(37)の下半螺軸部(37c)は、最下端の軸
受用筒部(35b)の全長にわたって螺合貫通させること
ができるので、当該筒部(35b)の全長を適当に長くし
て下半螺軸部(37c)の螺合深さを深くし、ねじ戻し方
向の回転操作量が多少多すぎても螺軸(37)が抜け落ち
てしまうことがないように構成することができる。
しかも、当該螺軸(37)の上半ピン部(37d)は、直上
の軸受用筒部(36)内に遊嵌して、当該筒部(36)内に
おいてピン(39)の下端を支持しているので、螺軸(3
7)の高さ調整を行っても、当該螺軸の上半ピン部(37
d)と筒部(36)との嵌合深さに変化はなく、各軸受用
筒部(35a,35b,36)に対する枢着軸(34)全体としての
嵌合量に変化は生じない。
さらに本考案の構成によれば、螺軸の上半ピン部(37
d)が遊嵌する筒部は、螺軸の下半螺軸部(37c)が螺嵌
する内径の大きな筒部(35a)とは異なり、当該上半ピ
ン部(37d)によって支持されるピン(39)が遊嵌する
筒部(36)であって、そしてこれら上半ピン部(37d)
とピン(39)とは略同一径であるから、筒部(36)の内
径を上半ピン部(37d)が円滑に相対回転し得るように
設定して、両取付板(32,33)をがたつきなく円滑に相
対開閉運動させることができる。
また、螺軸の上半ピン部(37d)で支持されるピン(3
9)を筒部(36)に固着したので、従来のように螺軸(3
7)に筒部(36)の下端を支持する支持用フランジ面を
形成する必要がなくなるばかりでなく、螺軸(37)の回
転操作時に作用する回転抵抗が小さく、螺軸(37)の回
転操作を軽く容易に行うことができる。螺軸(37)の下
半螺軸部(37c)が上半ピン部(37d)よりも大径である
ことは、強度アップと耐久性を高めるのに役立つ。
従って本考案の蝶番は、強度および安定性が螺軸(37)
による高さ調整によって変化することがなくて常に安全
に使用することのでき、しかも耐久性にも優れ、安価に
実施することができる蝶番として、各種用途に活用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は折れ戸の全体の構成を説明する概略平面図、第
2図は同背面図、第3図は要部の詳細を示す一部縦断背
面図、第4図は第3図のA−A線断面図、第5図は第3
図の縦断側面図、第6図は同要部の平面図である。 5,6…本考案による蝶番、32,33…取付板、34…枢着軸、
35a,35b…取付板32側の軸受用筒部、36…取付板33側の
軸受用筒部、37…螺軸、37a…回転操作部、37b…ロック
ナット、37c…下半螺軸部、37d…上半ピン部、38…ノッ
クピン、39…ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の取付板(32,33)と、枢着軸(34)
    とから成り、 一方の取付板(32)には少なくとも上下2つの軸受用筒
    部(35a,35b)が設けられ、他方の取付板(33)には当
    該2つの筒部(35a,35b)間の一定範囲内で上下移動自
    在な軸受用筒部(36)が設けられ、 枢着軸(34)は、螺軸(37)とピン(39)とから成り、 螺軸(37)は、最下端に位置する筒部(35b)内に螺嵌
    する下半螺軸部(37c)と、直上の筒部(36)内に遊嵌
    する上半ピン部(37d)と、筒部(35b)の下方に突出す
    る回転操作部(37a)とを有するもので、下半螺軸部(3
    7c)は上半ピン部(37d)よりも大径であり、 ピン(39)は、螺軸(37)の上半ピン部(37d)と略同
    一径のもので、当該上半ピン部(37d)が遊嵌する筒部
    (36)内とそれより上方の筒部(35a)内とにわたって
    遊嵌するとともに、下端が螺軸(37)の上半ピン部(37
    d)の上端に当接し、そして螺軸(37)の下半螺軸部(3
    7c)が螺合する筒部(35b)を有しない方の取付板(3
    3)の筒部(36)に固着して成る蝶番。
JP1988140550U 1988-10-27 1988-10-27 蝶 番 Expired - Lifetime JPH072930Y2 (ja)

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JPH0262077U JPH0262077U (ja) 1990-05-09
JPH072930Y2 true JPH072930Y2 (ja) 1995-01-30

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ID=31404825

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543562Y2 (ja) * 1972-02-17 1979-02-19
JPS54136476U (ja) * 1978-03-17 1979-09-21
JPS56112256U (ja) * 1980-01-31 1981-08-29

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