JPH07293061A - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

Info

Publication number
JPH07293061A
JPH07293061A JP8825994A JP8825994A JPH07293061A JP H07293061 A JPH07293061 A JP H07293061A JP 8825994 A JP8825994 A JP 8825994A JP 8825994 A JP8825994 A JP 8825994A JP H07293061 A JPH07293061 A JP H07293061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion hole
tumbler
cylinder
stopper
spring insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8825994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Sato
要一 佐藤
Shigenori Kaguma
重範 鹿熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP8825994A priority Critical patent/JPH07293061A/ja
Publication of JPH07293061A publication Critical patent/JPH07293061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダの外周からのタンブラの突出高さを
規制するストッパの補強を図る。 【構成】 シリンダ2のタンブラ挿入孔9にタンブラを
挿入し、シリンダ2のスプリング挿入孔17にタンブラ
を付勢するスプリングを挿入し、スプリング挿入孔17
の開口縁の一部の肉をスプリング挿入孔17の内側に加
締めて倒すことにより、シリンダ2からのタンブラの突
出高さを規制するストッパ19を形成し、タンブラを突
出させる凹部が内周の一部に形成された外筐にシリンダ
2を回転自在に嵌合してなるシリンダ錠において、スプ
リング挿入孔17の開口縁の加締める部分を直線状に定
めたことにより、スプリング挿入孔17の開口縁の一部
を内側に加締めてストッパ19を形成したときに、スト
ッパ19の先端を直線状に揃え、スプリング挿入孔17
の内側方向へのストッパ19の突出長さ及び肉厚をその
ストッパの全幅において一定以上の値に定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーにより施錠及び解
錠するシリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、一般的なシリンダ錠の構造につい
て説明する。図4(a)は縦断正面図、同図(b)は一
部の縦断側面図で、図中、1は各種の扉等に装着される
外筐である。この外筐1には丸棒状のシリンダ2を回転
自在に保持する嵌合孔3と、この嵌合孔3の内周の一部
に形成された凹部4,5とが形成されている。シリンダ
2の形状については図5の平面図を併用して説明する
が、このシリンダ2には、キー6を抜き差し自在に挿入
するキー溝7と、キー6の側面に形成されたガイド溝
(図示せず)が摺動自在に嵌合されるガイドリブ8と、
キー溝7と直交する複数のタンブラ挿入孔9と、これら
のタンブラ挿入孔9の一側に配置されたスプリング挿入
孔10とが形成されている。
【0003】図4(a)(b)に示すように、前記タン
ブラ挿入孔9にはそれぞれ板状のタンブラ11が摺動自
在に挿入されている。これらのタンブラ11には、前記
キー6が挿入される角孔12と、前記スプリング挿入孔
10内を摺動する突片13とが形成されている。この場
合、タンブラ11は対応するキー6の形状に合わせて角
孔12の位置が定められたものが選択されてタンブラ挿
入孔9に組み込まれている。また、図4(a)に示すよ
うに、前記タンブラ11は前記スプリング挿入孔10に
挿入されたコイルスプリング14の圧力を前記突片13
で受けることにより一方向に付勢されているが、前記シ
リンダ2の外周の一部に形成されたストッパ15により
シリンダ2の外周面からの突出高さが制限されている。
このストッパ15は、前記外筐1に組み込む前の前記シ
リンダ2の下部外周面を治具(図示せず)により受け、
この状態で図6に示すようにスプリング挿入孔10の開
口縁の片側(キー溝7から遠くなる方向の一側)をパン
チ16で内側に倒すように加締めることによって形成さ
れている。
【0004】このような構造のシリンダ錠では、通常、
タンブラ11はコイルスプリング14の付勢力により一
端がシリンダ2の外周面から外筐1の凹部4又は凹部5
に突出する。この状態では、シリンダ2は組み込まれた
タンブラ11に対応するキー6を挿入しない限り回転運
動が禁止されて施錠又は解錠状態にセットされる。図4
(b)に示すように、シリンダ2に組み込まれタンブラ
11に対応するキー6を矢印X方向から挿入すると、タ
ンブラ11はコイルスプリング14の付勢力に抗してキ
ー6によって矢印Y方向に動かされ、先端縁がシリンダ
2の外周面と一致するまでタンブラ挿入孔9内に後退す
る。したがって、キー6を回すことによりシリンダ2を
回転させることが可能となる。この場合、シリンダ2と
外筐1とには互いに係合することによりシリンダ2の回
転角を規制する係止部(図示せず)が形成されているた
め、シリンダ2が停止する位置でキー6を抜くことによ
り、タンブラ11がコイルスプリング14の付勢力によ
りシリンダ2の外周面から凹部5又は凹部4に突出す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5及び図
7(a)に示すように、スプリング挿入孔10の断面形
状は円形であるので、このスプリング挿入孔10の開口
縁のキー溝7から遠くなる方向の片側を加締めると、図
7(b)に示すようにストッパ15の先端縁15aの形
状は凹状に弧を描くような形状となる。図7(a)にお
いて、パンチ16が当たる幅をaとすると、パンチ16
の両側が当たる部分b,dにおけるストッパ15の突出
長さは比較的長くなるが、パンチ16の中心部が当たる
部分cにおけるストッパ15の突出量は不足する。この
結果、部分cではストッパ15の肉厚も不足する。ま
た、シリンダ2が脆弱な亜鉛ダイカストで形成されてい
ることにも起因してストッパ15がタンブラ11の突片
13との当接により破損することがある。これにより、
タンブラ11がコイルスプリング14の付勢力によって
シリンダ2から飛び出す問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、キーが挿入さ
れるキー溝と、板状のタンブラを前記キー溝と直交する
方向に摺動自在に保持するタンブラ挿入孔と、このタン
ブラ挿入孔の一側に連通されて前記タンブラの一側から
突出する突片を前記シリンダの外周方向に付勢するコイ
ルスプリングを挿入するスプリング挿入孔とを有するシ
リンダを設け、前記スプリング挿入孔の開口縁の肉を前
記スプリング挿入孔の内側に加締めて倒すことにより前
記突片に当接するストッパを形成し、前記タンブラを突
出させる凹部が内周の一部に形成された外筐に前記シリ
ンダを回転自在に嵌合してなるシリンダ錠において、前
記スプリング挿入孔の開口縁の加締める部分を直線状に
定めたシリンダ錠である。
【0007】
【作用】本発明によれば、スプリング挿入孔の開口縁の
加締める部分を直線状に定めたことにより、スプリング
挿入孔の開口縁の一部を内側に加締めてストッパを形成
したときに、ストッパの先端を直線状に揃えることがで
き、これにより、スプリング挿入孔の内側方向へのスト
ッパの突出長さ及びストッパの肉厚をそのストッパの全
幅において一定以上に値に定めることが可能となる。
【0008】
【実施例】本発明の第一の実施例について説明する。本
実施例は、キーが挿入されるキー溝と、板状のタンブラ
を前記キー溝と直交する方向に摺動自在に保持するタン
ブラ挿入孔と、このタンブラ挿入孔の一側に連通されて
前記タンブラの一側から突出する突片を前記シリンダの
外周方向に付勢するコイルスプリングを挿入するスプリ
ング挿入孔とを有するシリンダを設け、前記スプリング
挿入孔の開口縁の前記キー溝から遠くなる方向の片側の
肉を前記スプリング挿入孔の内側に加締めて倒すことに
より前記突片に当接するストッパを形成し、前記タンブ
ラを突出させる凹部が内周の一部に形成された外筐に前
記シリンダを回転自在に嵌合してなるシリンダ錠におい
て、前記スプリング挿入孔の少なくとも前記キー溝から
遠くなる方向の片側半分の断面形状を前記キー溝と平行
な平坦面をもつ矩形形状に定めたことを特徴とするシリ
ンダ錠である。
【0009】以下、図1及び図2に基づいて具体的に説
明する。図4ないし図7において説明した従来例と同一
構造の部分については同一符号を用い説明も省略する。
シリンダ2には、キー6を抜き差し自在に挿入するキー
溝7と、キー6の側面に形成されたガイド溝(図示せ
ず)が摺動自在に嵌合されるガイドリブ8と、キー溝7
と直交する複数のタンブラ挿入孔9と、これらのタンブ
ラ挿入孔9の一側に配置されたスプリング挿入孔17と
が形成されている。
【0010】ここで、前記スプリング挿入孔17のキー
溝7側から遠くなる方向の片側半分の断面形状をキー溝
7と平行な平坦面18をもつ矩形形状に定めることによ
り、スプリング挿入孔17の開口縁は、キー溝7から遠
くなる片側においてキー溝7と平行になる部分と、その
部分と直交してタンブラ挿入孔17と平行になる部分と
の形状を直線状に定めたものである。本実施例におい
て、スプリング挿入孔17のキー溝7側の片側半分の断
面形状を半円形状に定めたが、その半円形状の部分を矩
形形状にしても、換言すればスプリング挿入孔17全体
の断面形状を略正方形にしてもコイルスプリング14の
伸縮動作を妨げるものではない。なお、外筐1、キー
6、タンブラ11、コイルスプリング14等の他の部品
については従来例と同様である。
【0011】このような構成において、図6において説
明した場合と同様に、スプリング挿入孔17の開口縁の
キー溝7から遠くなる片側の肉をパンチ16で内側に加
締めることにより、シリンダ2にストッパ19が形成さ
れる。この場合、スプリング挿入孔17の加締め側の内
面には平坦面18が形成されているため、図2(b)に
示すように、ストッパ19の先端縁20をキー溝7と平
行に均一に揃えることができる。これにより、スプリン
グ挿入孔17の内側方向へのストッパ19の突出長さ及
びストッパ19の肉厚をそのストッパ19の全幅におい
て一定以上の値に定めることが可能となる。したがっ
て、ストッパ19の強度を向上させ、シリンダ2からの
タンブラ11の飛び出しを防止することが可能となる。
【0012】次いで、本発明の第二の実施例を図3に基
づいて説明する。本実施例は、スプリング挿入孔17の
開口縁の加締め位置を変えた実施例である。すなわち、
前述したように、スプリング挿入孔17の開口縁は、キ
ー溝7から遠くなる片側においてキー溝7と平行になる
部分と、その部分と直交してタンブラ挿入孔17と平行
になる部分との形状が直線状に定められているので、タ
ンブラ挿入孔17と平行となる少なくとも一側を加締め
てストッパ19を形成する例である。この場合において
も前記実施例と同様の目的を達成することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は、スプリング挿入孔の開口縁の
加締める部分を直線状に定めたことにより、スプリング
挿入孔の開口縁の一部を内側に加締めてストッパを形成
したときに、ストッパの先端を直線状に揃えることがで
き、これにより、スプリング挿入孔の内側方向へのスト
ッパの突出長さ及びストッパの肉厚をそのストッパの全
幅において一定以上に値に定めることができ、したがっ
て、ストッパの強度を向上させ、シリンダからのタンブ
ラの飛び出しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるシリンダの平面
図である。
【図2】そのシリンダのスプリング挿入孔の部分を示す
もので、(a)はストッパを形成する前の状態を示す一
部の平面図、(b)はストッパを形成した状態を示す一
部の平面図である。
【図3】本発明の第二の実施例におけるシリンダのスプ
リング挿入孔の部分を示す平面図である。
【図4】従来例を示すもので、(a)はシリンダ錠を示
す縦断正面図、(b)はシリンダとキーとタンブラとの
関係を示す一部の縦断側面図である。
【図5】そのシリンダの平面図である。
【図6】そのシリンダにストッパを形成した状態を示す
縦断正面図である。
【図7】そのシリンダのスプリング挿入孔の部分を示す
もので、(a)はストッパを形成する前の状態を示す一
部の平面図、(b)はストッパを形成した状態を示す一
部の平面図である。
【符号の説明】
1 外筐 2 シリンダ 4,5 凹部 6 キー 7 キー溝 9 タンブラ挿入孔 11 タンブラ 13 突片 14 コイルスプリング 17 スプリング挿入孔 19 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーが挿入されるキー溝と、板状のタン
    ブラを前記キー溝と直交する方向に摺動自在に保持する
    タンブラ挿入孔と、このタンブラ挿入孔の一側に連通さ
    れて前記タンブラの一側から突出する突片を前記シリン
    ダの外周方向に付勢するコイルスプリングを挿入するス
    プリング挿入孔とを有するシリンダを設け、前記スプリ
    ング挿入孔の開口縁の肉を前記スプリング挿入孔の内側
    に加締めて倒すことにより前記突片に当接するストッパ
    を形成し、前記タンブラを突出させる凹部が内周の一部
    に形成された外筐に前記シリンダを回転自在に嵌合して
    なるシリンダ錠において、前記スプリング挿入孔の開口
    縁の加締める部分を直線状に定めたことを特徴とするシ
    リンダ錠。
JP8825994A 1994-04-26 1994-04-26 シリンダ錠 Pending JPH07293061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8825994A JPH07293061A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 シリンダ錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8825994A JPH07293061A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 シリンダ錠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07293061A true JPH07293061A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13937890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8825994A Pending JPH07293061A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 シリンダ錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07293061A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7007520B1 (en) Combination lock
US20060032280A1 (en) Pick-resistant wafer tumbler lock with sidebars
EP1373667B1 (en) Push lock
KR101298411B1 (ko) 전방 로딩 자물쇠 조립체
US5540071A (en) Lock cylinder with a body having integral spring retainer
US5186029A (en) Padlock
US7225651B2 (en) Pick-resistant wafer tumbler lock with sidebars
US20080314104A1 (en) Lock cylinder structure
JP2002295074A (ja) シリンダ錠
US4682484A (en) Tumbler plate cylinder lock
JPH07293061A (ja) シリンダ錠
US6003351A (en) Structure for a mortise lock
JP2001234648A (ja) シリンダー錠
JP3809064B2 (ja) シリンダ錠
JP3654848B2 (ja) シリンダ錠
US20080236226A1 (en) Cylinder Tumbler Lock Mechanism
JPH01299968A (ja) サイドバーロック装置
JP3943846B2 (ja) シリンダ錠
JPH0723492Y2 (ja) シリンダ錠
JP2002285741A (ja) シリンダ錠
KR800001546Y1 (ko) 도어용 괘정구
EP0990803B1 (en) Latch
AU727454B2 (en) A lock cylinder with plate or wafer tumblers
JP2557609Y2 (ja) シリンダ錠
JP2565066Y2 (ja) シリンダ錠

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000808