JPH0729304Y2 - クラッチカバー組立体 - Google Patents
クラッチカバー組立体Info
- Publication number
- JPH0729304Y2 JPH0729304Y2 JP1989145700U JP14570089U JPH0729304Y2 JP H0729304 Y2 JPH0729304 Y2 JP H0729304Y2 JP 1989145700 U JP1989145700 U JP 1989145700U JP 14570089 U JP14570089 U JP 14570089U JP H0729304 Y2 JPH0729304 Y2 JP H0729304Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch cover
- clutch
- diaphragm spring
- inner peripheral
- cover assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のクラッチ装置に使用されるクラッチカ
バー組立体に関する。
バー組立体に関する。
従来の技術 一般にクラッチカバー組立体は、第3図〜第4図に示す
ように、ダイヤフラムスプリング7をクラッチカバー1
の支点部8で支持し、このダイヤフラムスプリング7の
外周端でプレッシャプレート4をフライホイール2側へ
押圧して、プレッシャプレート4とフライホイール2の
間にクラッチディスク12を挾圧するようになっている。
又、図外のクラッチレリーズベアリングでダイヤフラム
スプリング7の内周端を第3図中左側へ押し込むことに
より、プレッシャプレート4を押圧するダイヤフラムス
プリング7のばね力を解除し、クラッチを切るようにな
っている(例えば、実開昭61−81017号公報参照)。
ように、ダイヤフラムスプリング7をクラッチカバー1
の支点部8で支持し、このダイヤフラムスプリング7の
外周端でプレッシャプレート4をフライホイール2側へ
押圧して、プレッシャプレート4とフライホイール2の
間にクラッチディスク12を挾圧するようになっている。
又、図外のクラッチレリーズベアリングでダイヤフラム
スプリング7の内周端を第3図中左側へ押し込むことに
より、プレッシャプレート4を押圧するダイヤフラムス
プリング7のばね力を解除し、クラッチを切るようにな
っている(例えば、実開昭61−81017号公報参照)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のクラッチカバー組立体
は、ダイヤフラムスプリング7の支点部8がクラッチカ
バー1の内周端に設けられていたため、ダイヤフラムス
プリング7のみをばね力が強い高荷重用のものに取り替
えて使用する場合、ダイヤフラムスプリング7を支持す
る支点部8に大きな支点反力が生じ、クラッチカバー1
が大きく撓み変形する。とりわけ、クラッチを切る際、
クラッチカバー1が大きく撓み変形すると、図外のクラ
ッチレリーズベアリング(ダイヤフラムスプリング7の
内周端)の移動量に対して、プレッシャプレート4の移
動量を所定量確保することができず、クラッチ切れ不良
を生じる虞れがあることが指摘されていた。
は、ダイヤフラムスプリング7の支点部8がクラッチカ
バー1の内周端に設けられていたため、ダイヤフラムス
プリング7のみをばね力が強い高荷重用のものに取り替
えて使用する場合、ダイヤフラムスプリング7を支持す
る支点部8に大きな支点反力が生じ、クラッチカバー1
が大きく撓み変形する。とりわけ、クラッチを切る際、
クラッチカバー1が大きく撓み変形すると、図外のクラ
ッチレリーズベアリング(ダイヤフラムスプリング7の
内周端)の移動量に対して、プレッシャプレート4の移
動量を所定量確保することができず、クラッチ切れ不良
を生じる虞れがあることが指摘されていた。
課題を解決するための手段 本考案は上記従来技術の課題を解決するために案出され
たものであり、クラッチカバーの支持片の内周側に環状
部を設けると共に、前記各支持片の両側に、支持片の外
周側のクラッカバー一般部と前記環状部とを連結するよ
うに補強用リブを設けたことを特徴としている。
たものであり、クラッチカバーの支持片の内周側に環状
部を設けると共に、前記各支持片の両側に、支持片の外
周側のクラッカバー一般部と前記環状部とを連結するよ
うに補強用リブを設けたことを特徴としている。
作用 クラッカバーの支持片周域を環状部と補強用リブとによ
って補強することにより、クラッチ操作時におけるクラ
ッチカバーの支点部の変位量を少なくする。
って補強することにより、クラッチ操作時におけるクラ
ッチカバーの支点部の変位量を少なくする。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図〜第2図において1はフライホイール2に固定す
るクラッチカバーである。そして、このクラッチカバー
1には、弾性変形可能な板状のストラッププレート3を
介してプレッシャプレート4を軸方向移動可能に連結し
てある。又、このクラッチカバー1には、円周方向複数
箇所を切り起こして支持片たるフック部分5を形成し、
ここに支点リング6,6と共にダイヤフラムスプリング7
を係合して、そのフック部分5をかしめることによりダ
イヤフラムスプリング7を支持する支点部8を形成して
ある。そして、さらにクラッチカバー1には、前記フッ
ク部分5の内周側に環状部9を形成し、この環状部9の
内周端にフランジ10を形成してあり、加えて、前記各フ
ック部分5の周方向両側には、フック部分5の外周側の
クラッチカバー一般部1aと内周側の前記環状部9とを連
結するように補強用リブ11を形成してある。
るクラッチカバーである。そして、このクラッチカバー
1には、弾性変形可能な板状のストラッププレート3を
介してプレッシャプレート4を軸方向移動可能に連結し
てある。又、このクラッチカバー1には、円周方向複数
箇所を切り起こして支持片たるフック部分5を形成し、
ここに支点リング6,6と共にダイヤフラムスプリング7
を係合して、そのフック部分5をかしめることによりダ
イヤフラムスプリング7を支持する支点部8を形成して
ある。そして、さらにクラッチカバー1には、前記フッ
ク部分5の内周側に環状部9を形成し、この環状部9の
内周端にフランジ10を形成してあり、加えて、前記各フ
ック部分5の周方向両側には、フック部分5の外周側の
クラッチカバー一般部1aと内周側の前記環状部9とを連
結するように補強用リブ11を形成してある。
ダイヤフラムスプリング7は、上記したようにクラッチ
カバー1の支点部8で支持してあり、その外周端がプレ
ッシャプレート4に当接し、その内周端が図外のクラッ
チレリーズベアリングに係合されるようになっている。
そして、このダイヤフラムスプリング7は、その内周端
が図外のクラッチレリーズベアリングにより第1図中左
側方向へ押し込まれない限り、常時プレッシャプレート
4をフライホイール2側へ押圧する。
カバー1の支点部8で支持してあり、その外周端がプレ
ッシャプレート4に当接し、その内周端が図外のクラッ
チレリーズベアリングに係合されるようになっている。
そして、このダイヤフラムスプリング7は、その内周端
が図外のクラッチレリーズベアリングにより第1図中左
側方向へ押し込まれない限り、常時プレッシャプレート
4をフライホイール2側へ押圧する。
以上の実施例構造によれば、図外のクラッチレリーズベ
アリングによりダイヤフラムスプリング7の内周端を図
中左側へ押圧すると、ダイヤフラムスプリング7が支点
部8の支点リング6を中心として第1図中時計回り方向
に回動する。従って、プレッシャプレート4は、ストラ
ッププレート3のばね力により、ダイヤフラムスプリン
グ7の外周端の動きに追随して第1図中右方向へ移動す
る。この結果、クラッチディスク12とフライホイール2
の摩擦係合が解除される(クラッチが切れる)。
アリングによりダイヤフラムスプリング7の内周端を図
中左側へ押圧すると、ダイヤフラムスプリング7が支点
部8の支点リング6を中心として第1図中時計回り方向
に回動する。従って、プレッシャプレート4は、ストラ
ッププレート3のばね力により、ダイヤフラムスプリン
グ7の外周端の動きに追随して第1図中右方向へ移動す
る。この結果、クラッチディスク12とフライホイール2
の摩擦係合が解除される(クラッチが切れる)。
この際、支点部8は、ダイヤフラムスプリング7の内周
端を第1図中左側へ押圧する力(クラッチ操作力)を受
けることとなる。従って、クラッチカバー1は、図中左
側方向へ撓み変形することとなるが、支点部8の内周側
に形成した環状部9及び補強用リブ11によって補強して
あるため、その変形量を従来例に比較して少なくするこ
とができる。
端を第1図中左側へ押圧する力(クラッチ操作力)を受
けることとなる。従って、クラッチカバー1は、図中左
側方向へ撓み変形することとなるが、支点部8の内周側
に形成した環状部9及び補強用リブ11によって補強して
あるため、その変形量を従来例に比較して少なくするこ
とができる。
尚、第1図に示すクラッチ接続時、クラッチカバー1の
支点部8は、プレッシャプレート4をフライホイール2
側へ押圧するダイヤフラムスプリング7のばね力の作用
を受けるため、図中右側へ撓み変形するが、その変形量
も従来例に比較して少なくすることができる。
支点部8は、プレッシャプレート4をフライホイール2
側へ押圧するダイヤフラムスプリング7のばね力の作用
を受けるため、図中右側へ撓み変形するが、その変形量
も従来例に比較して少なくすることができる。
このように、本実施例は、クラッチカバー1の撓み変形
量を少なくできるため、ダイヤフラムスプリング7を高
荷重用のものに取り替えて使用しても、クラッチレリー
ズベアリング(図示せず)の移動量に対し、プレッシャ
プレート4の移動量を所定量確保することができ、クラ
ッチ切れ不良を招来することがない。又、本実施例によ
れば、クラッチカバー1の板厚を厚くして剛性を高める
ものでないため、クラッチカバー組立体を構成する他の
部品については従来部品を変形することなく使用するこ
とができる。
量を少なくできるため、ダイヤフラムスプリング7を高
荷重用のものに取り替えて使用しても、クラッチレリー
ズベアリング(図示せず)の移動量に対し、プレッシャ
プレート4の移動量を所定量確保することができ、クラ
ッチ切れ不良を招来することがない。又、本実施例によ
れば、クラッチカバー1の板厚を厚くして剛性を高める
ものでないため、クラッチカバー組立体を構成する他の
部品については従来部品を変形することなく使用するこ
とができる。
考案の効果 以上述べたように本考案は、クラッチカバーの支持片の
内周側に環状部を設けると共に、各支持片の両側に支持
片の外周側のクラッチカバー一般部と前記環状部とを連
結するように補強用リブを設け、クラッチカバーの支持
片の周域を環状部と補強用リブとによって補強するよう
にしたため、クラッチ操作時におけるクラッチカバーの
支点部の変位量を少なくすることができる。従って、ダ
イヤフラムスプリングをばね力の強い高荷重用のものに
替えて使用してもプレッシャプレートの所定の移動量を
確保することができ、クラッチ切れ不良を招来すること
がない。
内周側に環状部を設けると共に、各支持片の両側に支持
片の外周側のクラッチカバー一般部と前記環状部とを連
結するように補強用リブを設け、クラッチカバーの支持
片の周域を環状部と補強用リブとによって補強するよう
にしたため、クラッチ操作時におけるクラッチカバーの
支点部の変位量を少なくすることができる。従って、ダ
イヤフラムスプリングをばね力の強い高荷重用のものに
替えて使用してもプレッシャプレートの所定の移動量を
確保することができ、クラッチ切れ不良を招来すること
がない。
第1図は本考案の一実施例を示すクラッチカバー組立体
の断面図(第2図のII−II線に沿う断面図)、第2図は
同正面図、第3図は従来のクラッチカバー組立体の断面
図(第4図のIII−III線に沿う断面図)、第4図は同正
面図である。 1……クラッチカバー、1a……クラッチカバー一般部、
2……フライホイール、4……プレッシャプレート、5
……フック部分(支持片)、7……ダイヤフラムスプリ
ング、9……環状部。
の断面図(第2図のII−II線に沿う断面図)、第2図は
同正面図、第3図は従来のクラッチカバー組立体の断面
図(第4図のIII−III線に沿う断面図)、第4図は同正
面図である。 1……クラッチカバー、1a……クラッチカバー一般部、
2……フライホイール、4……プレッシャプレート、5
……フック部分(支持片)、7……ダイヤフラムスプリ
ング、9……環状部。
Claims (1)
- 【請求項1】クラッチカバーの端面に設けられた複数個
の支持片でダイヤフラムスプリングを支持し、このダイ
ヤフラムスプリングの外周端でプレッシャプレートをフ
ライホイール側へ押圧するようにしたクラッチカバー組
立体において、前記クラッチカバーの支持片の内周側に
環状部を設けると共に、前記各支持片の両側に、支持片
の外周側のクラッチカバー一般部と前記環状部とを連結
するように補強用リブを設けたことを特徴とするクラッ
チカバー組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989145700U JPH0729304Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | クラッチカバー組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989145700U JPH0729304Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | クラッチカバー組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384428U JPH0384428U (ja) | 1991-08-27 |
JPH0729304Y2 true JPH0729304Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31692324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989145700U Expired - Lifetime JPH0729304Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | クラッチカバー組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729304Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2843289A1 (de) * | 1978-10-04 | 1980-04-17 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Reibungskupplung |
JPS5565730A (en) * | 1978-11-13 | 1980-05-17 | Aisin Seiki Co Ltd | Clutch assembly |
JPS62209226A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-14 | Daikin Mfg Co Ltd | クラツチカバ−組立体 |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP1989145700U patent/JPH0729304Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384428U (ja) | 1991-08-27 |
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