JPH07292628A - 車止め等の路上設置体 - Google Patents

車止め等の路上設置体

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JPH07292628A
JPH07292628A JP9118094A JP9118094A JPH07292628A JP H07292628 A JPH07292628 A JP H07292628A JP 9118094 A JP9118094 A JP 9118094A JP 9118094 A JP9118094 A JP 9118094A JP H07292628 A JPH07292628 A JP H07292628A
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JP
Japan
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road
main body
transparent
coating
car stop
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JP9118094A
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Shigeru Hirota
茂 廣田
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、道路景観を損いにくいととも
に車両の運転者等にとって夜間の視認性を向上できると
ともに、その視認性能を長期間に渡り維持できる車止め
等の路上設置体を得ることにある。 【構成】道路上に立設される本体6の道路上に突出する
本体主部6aの表面全体にコーテング層7が被着され
る。このコーテング層7が、本体主部6aの表面に接着
される透明な外装被膜12と、この被膜12の膜厚より
も大径であって外装被膜12の表面から突出して設けら
れる無数の微小粒径の透明反射球13とを備えてなる。
それにより、車止め5のどこが車両のライトで照射され
ても、その照射された部位にある無数の透明反射球群で
入射光を再帰反射させて、運転者に車止めを容易に視認
させることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば歩車道境界部に
立設されて車両または歩行者の通行を妨げる通行止め用
として、或いは、ガードレール、ガードパイプ、ガード
ケーブル等のように車両を道路上に留めるための安全防
護柵の支柱等に使用される車止め等の路上設置体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両または歩行者の通行を妨げる車止め
は路上設置体の一種である。この車止めは、車両が車道
から歩道へ侵入する通行を妨げるための障害物として道
路の歩車道境界部に立設されるが、それ自体に発光機能
を有していないため、車両の運転手にとって夜間の視認
性がきわめて悪い。
【0003】そこで、この視認性を少しでも向上させる
ための手段として従来は、車止めの表面に局部的に光反
射性のシートまたはテープを、貼り付けたり、巻き付け
ている。また、この他にも、高輝度プラスチックにより
丸形や角形に形成されたリフレクタを、車止めの表面に
局部的に貼り付けたり、埋め込んだりすることも行われ
ている。これらの光反射手段は、それに入射したヘッド
ライド等からの光を反射させ、それにより夜間において
車止めを視認できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光反射手段は
路上設置体の表面に局部的に装着されその大きさが小さ
い(これは余りに光反射手段を大きくすることは路上設
置体の意匠を大きく損うことに起因している。)ことと
あいまって、光の反射に対して方向性が生じるために、
従来の車止めなどの路上設置体は車両の運転者等にとっ
て夜間の視認性がさ程よくないという問題があり、さら
に、経年変化や故意の悪戯等により、光反射手段が剥が
れ、外れ易いという問題がある。
【0005】また、路上設置体はそれが設置された道路
景観の一部をなすが、この設置体に対して前記光反射手
段は局部的に装着されているので、この手段と路上設置
体との意匠の一体感が損われ易い。そのため、路上設置
体を原因として道路景観が損われ易いという問題もあ
る。
【0006】本発明の第1の目的は、道路景観を損いに
くいとともに車両の運転者等にとって夜間や薄暗い時の
視認性を向上できるとともに、その視認性能を長期間に
渡り維持できる車止め等の路上設置体を得ることにあ
る。また、本発明の第2の目的は、視認性をより向上で
きるとともに、道路景観についての演出性に優れる車止
め等の路上設置体を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明に係る車止め等の道路設置体は、道路
上に立設される本体の前記道路上に突出する本体主部の
表面のうち少なくとも周部表面の略全体にコーテング層
を被着し、このコーテング層が、前記本体主部の表面に
接着される外装被膜と、この被膜の膜厚よりも大径であ
って、前記外装被膜全体に渡って満遍なく分散し、か
つ、前記外装皮膜にその表面から突出して設けられる無
数の微小粒径の透明反射球とを備えてなるものである。
また、前記第1の目的を達成するために、本発明に係る
車止め等の道路設置体は、前記外装被膜を透明と下物で
ある。
【0008】
【作用】前記構成において、コーテング層の外装被膜
は、それ自体の接着性により道路上に突出する本体主部
の少なくとも周部表面の略全体を覆って接着されるとと
もに、この外装被膜全体にわたって満遍なく分散して設
けられる無数の透明反射球を接着して保持する。このコ
ーテング層は、車両のヘッドライド等の外部光源から本
体主部に照射された光を反射する。この反射における主
体はコーテング層の外装被膜の表面から突出された無数
の微小粒径の透明反射球であり、これら反射球は、球状
であるから、入射された光を再帰反射により、入射光と
平行にして入射光と逆方向に反射する。
【0009】したがって、この路上設置体においては、
その任意箇所を任意方向から車両のライト等で照射され
たときに、その照射された箇所全体が、その箇所にある
無数の透明反射球群で入射光を再帰反射させて、運転者
に路上設置体の存在を視認させることができる。
【0010】そして、以上のようにして入射光を反射す
るコーテング層は、本体主部における少なくとも周部表
面の略全体に被着されているから、製品全体としての意
匠の一体感を得ることができるとともに、本体主部の表
面に対し部分的に光反射手段を取付けたものと異なり、
故意または経年変化でコーテング層が剥がれ落ちること
を防止できる。
【0011】また、外装皮膜が透明である点を特徴とし
た路上設置体にあっては、再帰反射以外にも、透明反射
球の内外面での反射および透明反射球間に入射する光を
透過させて、それらの反射光を得て、反射効率を高める
ことができるとともに、外装皮膜で覆われた本体主部側
の情報を視認させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る車止めの
使用状況を示す概念図であって、同図中1aは道路の車
道、1bは道路の歩道、2は車道1a上を走行する四輪
自動車などの車両、3は歩道1bに立設された街路灯、
4は歩行者である。
【0013】図1中5は本発明に係る路上設置体として
の車止めである。車止め5は、車両2または歩行者4の
通行を妨げて交通の安全を図るために、歩車道1a、1
bの境界部に所定間隔ごとに立設されている。図2〜図
5等に示されるように車止め5は、本体6と、コーテン
グ層7とを備えている。
【0014】立体物である本体6は、図2および図3に
示されるように本体主部6aの下面中央部に、断面が円
または各の柱状をなす埋め込み部6bを一体に突設して
形成されている。本体主部6aは、その上端部が略半球
状に丸められているとともに、この上端部から埋め込み
部6b側下端に向かうに従い次第に拡径されるテーパを
有した縦長の略円錐台状をなしている。
【0015】本体主部6aは、それに機能上から要請さ
れる耐候性、耐衝撃性、および防錆性等に優れる素材、
例えば合成樹脂、アルミニューム合金、石材、その他、
適当な素材、またはこれらを組合わせてなる複合材料で
形成されている。
【0016】図3に示されるように本体主部6aは、そ
の埋め込み部6bを前記歩車道境界部に埋め込むととも
に、本体主部6aを道路上に突出させて設置されてい
る。なお、図3中8は埋め込み部6bの下端を支持する
礎石層、9は埋め込み部6bの周囲を埋めたコンクリー
ト、10は車止め5が道路から抜けることを防止するア
ンカー金具である。アンカー金具10は、埋め込み部6
bをその軸直角方向に貫通して設けられ、その両端部が
コンクリート9に挿入されている。
【0017】コーテング層7は、本体主部6aの表面の
うち少なくとも上面および下面を除く周部の表面の略全
体、例えば本実施例では本体主部6aの下面を除く全表
面に隙間なく被着されている。このコーテング層7は、
図5に示されるようにベース被膜11と、外装被膜12
と、無数の透明反射球13とを備えてなる。
【0018】ベース被膜11は、外装被膜12の内側に
設けられるものであって、本体主部6aの全表面に直接
接して被着されている。このベース被膜11は、車止め
5全体の色模様を決定するために複数色を有していても
よいが、本実施例の場合には、特に、反射特性をより大
きくして夜間や薄暗い時などの視認性をより向上させる
ために一色のメタリック層で形成されている。
【0019】外装被膜12には夜間時などの視認性をよ
り向上させるために透明なアクリル樹脂系の塗料が採用
されている。この被膜12はそれ自体の接着性によりベ
ース被膜11の表面に直接被着されている。つまり、外
装被膜12はベース被膜11を介して本体主部6aの全
表面に隙間なく被着されている。この外装被膜12の膜
厚は30μm程度である。
【0020】図5に示す各透明反射球13は、例えば外
装皮膜12と同じ比重の透明アクリル樹脂により、 100
μm〜 400μmの微小な粒径に成形された真球等のビー
ズ状部材である。これら無数の透明反射球13は外装被
膜12全体にわたって満遍なく分散して設けられ、外装
被膜12に接着して保持されている。そして、これら無
数の透明反射球13は、その粒径が外装被膜12の膜厚
より大きいことに基づき、夫々外装被膜12の表面から
突出して設けられる。
【0021】なお、ここに「透明」とは無色透明の場合
は勿論のこと、多少の色付けがなされたいわゆる着色透
明の場合も含んでいるが、本実施例では再帰反射におけ
る光の減衰を抑制して高い反射効率を得るために無色透
明の透明反射球13を採用している。また、無数の透明
反射球13はいずれも同一粒径でも差支えないが、夜間
等の視認性をより向上させるために、粒径が異なる複数
種、例えば大小2種対の透明反射球13を採用してい
る。
【0022】また、前記構成の車止め5は、図6に示さ
れた本体製作工程15と、ベース被膜装着工程16と、
外装工程17とを経て製造される。すなわち、本体製作
工程15は、適当な素材から三次元的形態の車止め5の
本体6を作る工程である。ベース被膜装着工程16は、
本体6の少なくとも本体主部6aの下面を除く全表面に
対して、例えば空気の力で動作する噴射機を用いてベー
ス被膜11となる原料を吹き付けて塗装し、その後、自
然乾燥または適当な乾燥手段で強制乾燥させて、ベース
被膜11を本体6に被着する工程である。
【0023】外装工程17は、本体主部6aの全表面に
被着されたベース被膜11の表面に対して、例えば空気
の力で動作する噴射機を用いて外装被膜12と無数の透
明反射球13とを混ぜて撹拌したものを吹き付けて塗装
し、その後、外装被膜12を自然乾燥または適当な乾燥
手段で強制乾燥させて、外装被膜12と無数の透明反射
球13とをベース被膜11上に被着する工程である。
【0024】この外装工程17において、本実施例では
外装被膜12と透明反射球13とは同じ比重のアクリル
系の樹脂で形成されるから、前記混合において、比重差
により透明反射球13が沈殿して偏ることがない。その
ため、外装被膜12を作るアクリル系樹脂液中に透明反
射球13を満遍なく分散させて本体主部6aの表面に吹
き付けることができる。しかも、既述のように比重差が
ないことから、本体主部6aの周面のように立っている
部分にアクリル系樹脂液とともに吹き付けられた透明反
射球13が、アクリル系樹脂液の乾燥が完了するまでの
間に下方へ移動することが少ない。
【0025】したがって、無数の透明反射球13を外装
被膜12に対して偏りなく、この被膜12の被着領域全
体にわたって満遍なく分散して均一な密度に設けること
ができる。
【0026】また、以上の製法においては、透明反射球
13の吹き付けを外装被膜12をなす材料液とともに実
施するから、吹き付けに伴う透明反射球13の欠損が少
ない。したがって、高品質な車止め5を歩留まりよく得
ることができる。しかも、既述のように本体主部6aの
下面を除く全表面に被着するから、外装被膜12および
透明反射球13の被着作業に当たり、被着を要しない部
分をマスク材で覆うマスキングの手間およびその引き剥
がしの手間が不用である。そのため、製造性が良い。
【0027】次に、前記構成の車止め5の作用を説明す
る。この車止め5のコーテング層7は、車両2のヘッド
ライド2a等の外部光源から本体主部6aに照射された
光を反射する。この反射における主体は,外装被膜12
の表面から突出された無数の微小粒径の真球状をなす透
明反射球13である。この反射は再帰反射である。
【0028】すなわち、図5において実線の光路Aで代
表して示されるように各透明反射球13に入射された外
部光は、当該透明反射球13の内部で反射された後に、
入射光と平行にして、この入射光とは逆方向に向けて透
明反射球13外に出射される。この再帰反射光は車両の
運転者側に向かうので、運転者にとっての認識が容易で
ある。
【0029】加えて、以上の再帰反射は、車止め5の本
体主部6aに対して、車両2側が任意に照射した箇所全
体について行なわれる。つまり、照射された箇所にある
無数の透明反射球13群で光を再帰反射させて、運転者
に車止め5の存在を視認させることができる。
【0030】このように任意に照射された箇所全体で光
を再帰反射させることができるので、反射面積が大き
く、かつ、反射光が運転者以外の方向に反射されること
がないので、夜間等における車止め5の視認性が極めて
良い。したがって、車止め5の存在、ひいては歩車道1
a、1bの境界を運転者に容易に分からしめることがで
き、道路通行上の安全を図ることができる。
【0031】しかも、本実施例において無数の透明反射
球13群は種々の粒径が異なるもので形成されているか
ら、これら反射球13の内外面での反射が特に繰り返さ
れ易く、その結果、コーテング層7に対して外部光が入
射された部分で様々な方向に光を乱反射させることがで
きる。なお、透明反射球13の内表面での乱反射光の光
路Bは図5中点線で代表して示される。
【0032】その上、透明反射球13を保持している外
装被膜12が透明であるので、前記乱反射がより助長さ
れる。すなわち、透明な外装皮膜12に入射した光は、
図5中一点鎖線の光路Cで代表して示されるように外装
皮膜12を透過してベース皮膜11により鏡面反射さ
れ、或いはその後透明反射球13の外面で乱反射され
る。特に、ベース皮膜11はメタリック層であるので、
そこでの反射特性は優れている。
【0033】したがって、これらの反射が前記再帰反射
の他にも生じるので、本体主部6aの照射された部分で
の反射効率が高く、その分、より確実に車止め5を視認
させることができる。
【0034】そして、外装被膜12が透明であることに
より、本体主部6a側の地の情報、つまり、本実施例に
おいてはメタリック層からなるベース皮膜11の情報
を、前記反射により車止め5を見る人に伝えることがで
きるので、その意味でも、車止め5の夜間等における視
認性を向上できる。
【0035】また、以上は夜間等における主としてヘッ
ドライトで照明された場合の作用であるが、既述の各反
射はヘッドライト照明に限らず、街路灯3による照明、
および月の光、日中の光等の外部光においても生じる。
そして、この反射は、車止め5に対する視点の変化によ
り、都度変化するので、歩行者4が車止め5を視認する
場合には、反射の揺らぎを感じさせることができ、その
視認性がよい。
【0036】なお、歩道等に車止め5の近傍にこの車止
め5と対向する埋め込み照明器具等の外部スポット照明
器具を道路等に設置して、それにより車止め5に直接光
を当てる場合には、歩行者4および運転者に対する視認
効果がより向上され、夜間等における車止め5による道
路景観の演出性を向上できる。
【0037】また、既述のコーテング層7は本体主部6
aの下面以外の全表面を被着しているから、製品全体と
しての意匠の一体感を得ることができ、光反射手段とし
てのコーテング層が全体の意匠を損なう原因とはならな
い。そのため、道路景観を損いにくく空間演出性に優れ
る車止め5を提供できる。
【0038】しかも、光反射手段としてのコーテング層
7は、既述のように本体主部6aの下面を除く全表面を
被着しているから、本体主部6aの表面に対し局部的に
光反射手段を取付けたものと異なり、故意または経年変
化でコーテング層7が剥がれ落ちることが少ない。した
がって、車両2の運転者等に対する夜間等の視認性能を
長期間に渡り維持できるとともに、日中等における道路
空間に対する車止め5による道路景観の優れた演出性も
長期間に渡り維持できる。
【0039】なお、本発明は前記一実施例には制約され
ない。例えば、車止め5等の形態は図7に示される角形
形状をはじめとして種々の形に任意に定めることができ
る。この例は、以上の外観形状のみが前記一実施例とは
異なり、それ以外の構成は図7に図示されない部分を含
めて図1〜図6に示した前記一実施例の車止め5と同じ
構成であるので、図示されない構成については図1〜図
6をもって代用するとともに、図示される同一構成部分
には一実施例と同一の符号を付して、それらの構成の説
明およびそれに基づく作用効果の説明については省略す
るが、これらの同一部分についても本実施例に係る車止
め5の構成の一部をなすことは勿論である。
【0040】また、本発明の実施において、外装皮膜1
2を不透明な材料製としてもよく、その場合にはベース
皮膜11を省略できる。しかも、外装皮膜12が透明で
あって、かつ、ベース皮膜11を設けて実施する場合に
おいては、ベース皮膜11はメタリック層に代えて目立
つ色彩ないしは配色の塗膜としてもよい。
【0041】また、本体主部6の表面に透明反射球13
を装着する方法としては、外装皮膜12を熱可能塑性合
成樹脂で形成し、この樹脂層を加熱軟化させた状態で、
ガラス製等の透明反射球13を吹付けて接着保持させる
ことで実施してもよい。さらに、本体6ないしは本体主
部6aを合成樹脂製とし、その成形型の内面に、FRP
(繊維強化プラスチック)等のゲルコートとして予め塗
布した後、成形型内に合成樹脂材料を注入充填し成形を
行うことにより、成形された本体主部6aの表面に透明
反射球13を接着保持させることで実施することもでき
る。
【0042】また、前記各実施例は本体主部6aの下面
以外の全表面にコーテング層7を被着したが、本発明の
実施に当たりコーテング層7の被着領域は、本体主部6
aの上端部、または、周部表面の一部についてはなくて
もよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1に
係る車止め等の路上設置体によれば、任意方向から車両
のライト等で照射された任意箇所について、当該箇所の
大きさ範囲内にある無数の透明反射球群で光を再帰反射
させて、運転者等に視認させることができるから、夜間
および薄暗いときの視認性を向上できる。そして、光反
射手段として本体主部の略全体に被着されているコーテ
ング層は、路上設置体全体の意匠を損なう原因とはなら
ないため、道路景観を損いにくく空間演出性に優れる路
上設置体を提供できる。しかも、既述のように本体主部
の略全体に被着されたコーテング層は、従来のように本
体主部の表面に対し局部的に光反射手段を取付けたもの
と異なり、故意または経年変化でコーテング層が剥がれ
落ちることが少ないので、車両の運転者等に対する夜間
等の視認性能を長期間に渡り維持できる。
【0044】また、本発明の請求項1に係る車止め等の
路上設置体によれば、反射効率が高まるので、視認性を
より向上できるとともに、外装皮膜で覆われた本体主部
側の情報を視認させることができるので、道路景観につ
いての演出性に優れた路上設置体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車止めの使用状況を示
す概念図。
【図2】(A)は同一実施例に係る車止めの構成を示す
斜視図。(B)は同一実施例に係る車止めの構成を示す
正面図。
【図3】同一実施例に係る車止めの道路への設置構造を
示す図。
【図4】同一実施例に係る車止めの上部を拡大して示す
断面図。
【図5】同一実施例に係る車止めの要部を拡大して示す
断面図。
【図6】同一実施例に係る車止めを製造する肯定を示す
ブロック図。
【図7】本発明の他の実施例に係る車止めの構成を一部
切欠して示す斜視図。
【符号の説明】
5…車止め(路上設置体)、 6…本体、6
a…本体主部、 7…コーテング
層、12…外装皮膜、 13…透
明反射球。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路上に立設される本体の前記道路上に突
    出する本体主部の表面のうち少なくとも周部表面の略全
    体にコーテング層を被着し、このコーテング層が、前記
    本体主部の表面に接着される外装被膜と、この被膜の膜
    厚よりも大径であって、前記外装被膜全体に渡って満遍
    なく分散し、かつ、前記外装皮膜にその表面から突出し
    て設けられる無数の微小粒径の透明反射球とを備えてな
    ることを特徴とする車止め等の路上設置体。
  2. 【請求項2】前記外装被膜が透明である請求項1記載の
    車止め等の路上設置体。
JP9118094A 1994-04-28 1994-04-28 車止め等の路上設置体 Pending JPH07292628A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001098517A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Sekisui Jushi Co Ltd 支柱下部に反射体を備えた車止め支柱
JP2008069544A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 道路標識柱
CN112942153A (zh) * 2021-01-26 2021-06-11 哈尔滨工业大学 道路安全岛及其施工方法

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