JPH07292063A - ポリウレタンおよび弾性繊維 - Google Patents

ポリウレタンおよび弾性繊維

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JPH07292063A
JPH07292063A JP6086623A JP8662394A JPH07292063A JP H07292063 A JPH07292063 A JP H07292063A JP 6086623 A JP6086623 A JP 6086623A JP 8662394 A JP8662394 A JP 8662394A JP H07292063 A JPH07292063 A JP H07292063A
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祥記 井戸
Satoshi Nakamura
智 中村
Hajime Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高分子ジオ−ル、MDIを主成分とする有機ジ
イソシアネ−ト、低分子ジオ−ルから、耐熱性、弾性回
復性に優れたポリウレタン、特にポリウレタン弾性繊維
を得ようとするものである。 【構成】高分子ジオ−ル、MDIを主成分とする有機ジ
イソシアネ−ト、低分子ジオ−ルとして(a) 3つ以上の
芳香環を有し、(b) それらがXで連結され、(c)それぞ
れの芳香環がY、Zを有してなる化合物を少なくとも用
いることにより、耐熱性、弾性回復性に優れたポリウレ
タン、特にポリウレタン弾性繊維を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性回復性、耐熱性に
優れるポリウレタンに関するものであり、詳しくは有機
ジイソシアネ−トの主成分として4、4’−ジフェニル
メタンジイソシアネ−ト(MDI)を用いた弾性回復
性、耐熱性に優れるポリウレタンおよびそれから得られ
る弾性繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンの製造に用いられる有機ジ
イソシアネ−トは、4、4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネ−ト(MDI)、トリレンジイソシアネ−ト(T
DI)などの芳香族ジイソシアネ−ト、イソホロンジイ
ソシアネ−ト(IPDI)、4、4’−ジシクロヘキシ
ルジイソシアネ−ト(HMDI)などの脂環族ジイソア
ネ−ト、1、6−ヘキサンジイソシアネ−ト(HDI)
などの脂肪族ジイソシアネ−トがあげられるが、ポリウ
レタンの諸物性、コストなどの観点でMDIが用いられ
るケ−スが多く、特に弾性繊維の分野ではその傾向が顕
著である。
【0003】しかしながら、高分子ジオ−ル、主として
MDI、低分子ジオ−ルから製造されるポリウレタンの
弾性回復性、耐熱性は必ずしも満足できるものではな
い。特に弾性繊維分野では、その弱点のために用途的制
約を受けざるをえない。
【0004】このために優れた耐熱性や弾性回復性を有
するポリウレタンを得ようとする試みは、例えば特公昭
63−53287号公報、特公昭63−53288号公
報、特開平3−213515号公報などで検討されてき
ているが、その性能は満足されたものとはいえない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
高分子ジオ−ル、主としてMDI、低分子ジオ−ルから
優れた耐熱性、弾性回復性を有するポリウレタンを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、少なく
とも、高分子ジオ−ル、有機ジイソシアネ−ト、及び低
分子ジオ−ルとからなるポリウレタンであって、前記有
機ジイソシアネ−トの主成分として4、4’−ジフェニ
ルメタンジイソシアネ−トを用い、低分子ジオ−ルとし
て(a) 3つ以上の芳香環を有し、(b) それら各芳香環が
Xで連結され、(c) それぞれの芳香環がY、Zを有して
なる化合物を少なくとも用いることを特徴とするポリウ
レタンであり、 (但し、X=CH2 ,CO,O,S,SO,SO2 ,C
H(CH3 ),C(CH3 2 ,CCl2 ,CF2 ,C
Br2 Y={O(CH2 )m}nOH;1≦m≦4,0≦n≦
4 COO(CH2 )pOH,S(CH2 )pOH,(CH
2 )pOH;1≦p≦4 Z=CqH2q+1(0≦q≦4),Cl,F,Br) 又、低分子ジオ−ルとして化1の化合物を少なくとも用
いることを特徴とする前記のポリウレタンであり、さら
に前記のポリウレタンから製造されたポリウレタン弾性
繊維である。
【0007】本発明に用いられる高分子ジオ−ルとして
は、1、4−ブタンジオ−ル、1、6−ヘキサンジオ−
ル、2、2−ジメチル−1、3−プロパンジオ−ル、
1、8−オクタンジオ−ルなどのようなポリヒドキシル
化合物と、アリ−ルカ−ボネ−ト、例えばジフェニルカ
−ボネ−トとのエステル交換反応により得られるポリカ
−ボネ−トジオ−ル、エチレンカ−ボネ−トをエチレン
グリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ブチレングリコ−
ル、、ネオペンチルグリコ−ルなどの多価アルコ−ルと
反応させ、次いでえられた反応混合物をアジピン酸、ア
ゼライン酸、セバシン酸等の有機ジカルボン酸と反応さ
せた物、ポリカプロラクトンのようなポリエステルグリ
コ−ルとアルキレンカ−ボネ−トとの反応物などで例示
されるポリエステルポリカ−ボネ−トジオ−ル、ポリテ
トラメチレンエ−テルグリコ−ルに代表されるポリエ−
テルジオ−ル、ポリエチレンアジペ−トに代表されるポ
リエステルジオ−ル、およびポリカプロラクトンジオ−
ルなどがあげられるが、これらは1種で用いても、2種
以上を混合してもさしつかえない。
【0008】また、有機ジイソシアネ−トとしては、4
・4´−ジフェニルメタンジイソシアネ−トを主成分と
するが、20モル%までの範囲で1・5−ナフタレンジ
イソシアネ−ト、1・4−フェニレンジイソシアネ−
ト、2・4−トリレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレ
ンジイソシアネ−ト、1・4−シクロヘキサンジイソシ
アネ−ト、4・4´−ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネ−ト、イソホロンジイソシアネ−トのような他の有
機ジイソシアネ−トを併用してもよい。
【0009】低分子量ジオ−ルとしては、具体例として
下記化2〜化4でしめされる化合物を用いることができ
る。
【0010】
【化2】 Y=O(CH2 )2 OH
【0011】
【化3】 Y=O(CH2 )4 OH
【0012】
【化4】 Y=O(CH2 )2 OH
【0013】また、これらの化合物はエチレングリコ−
ル、プロピレングリコ−ル、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオ−ル、ヒドロキシエチルハイドロ
キノン、シクロヘキサンジメタノ−ル、またo,o’−
ジヒドロキシジフェニルメタン、o,p’−ジヒドロキ
シジフェニルメタン、p,p’−ジヒドロキシジフェニ
ルメタン、およびそれらの混合物、o,o’−ジヒドロ
キシジフェニルスルフィド、o,p’−ジヒドロキシジ
フェニルスルフィド、p,p’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、およびそれらの混合物、p,p’−ジヒ
ドロキシジフェニルケトン、o,o’−ジヒドロキシジ
フェニルケトン、o,p’−ジヒドロキシジフェニルケ
トン、およびそれらの混合物、p,p’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、o,o’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、o,p’−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、およびそれらの混合物などのエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなどの付加
体と併用することが好ましい。これまでのポリウレタン
で一般的に用いられている1、4−ブタンジオ−ルやヒ
ドロキシエチルハイドロキノンだけでは、本発明のよう
な耐熱性や弾性回復性に優れたポリウレタンを得ること
ができない。
【0014】本発明における高分子ジオ−ルと低分子ジ
オ−ルの比は各々の分子量やポリウレタンの所望物性な
どにより種々変え得るが、両者の合計モル数に対しジイ
ソシアネ−トのモル数は1.02〜1.25の範囲が望
ましい。この比が小さすぎると耐熱性、弾性回復性が低
下するし、大きすぎると溶融粘度が小さい、固化速度が
遅い、表面の接着性が大きくなり、生産性が低下する。
【0015】本発明のポリウレタンは、溶融法、溶液法
など公知のウレタン化技術を用いて製造することができ
るが、コスト、作業環境などを考慮した場合、溶融法で
製造することが好ましい。たとえば、高分子ジオ−ルま
たはこれと低分子ジオ−ルの化合物を約40〜100℃
に予熱した後、これらの混合物の合計モル数とイソシア
ネ−ト基の比が1:1.02〜1.25となる割合の量
のジイソシアネ−トを加え、短時間に強力にかき混ぜた
後、約50〜180℃、窒素下で放置することによりポ
リウレタンが得られる。また、ウレタンプレポリマ−を
経由してポリウレタンを得る方法を用いることもでき
る。また、必要に応じて他のトリオ−ルやトリイソシア
ネ−トなどの3官能成分を併用しても良い。
【0016】またポリウレタンの製造に当たっては、ポ
リウレタンの製造において通常使用されている、触媒、
活性剤、消泡剤、滑剤、また紫外線吸収剤、黄変防止剤
などの安定剤、顔料、帯電防止剤、表面処理剤、難燃
剤、防黴剤、補強剤の任意の成分を必要に応じて使用す
ることができる。
【0017】本発明のポリウレタンは、樹脂、成形物、
フィルム、弾性繊維などに広範囲に利用できるが、なか
でも弾性繊維とした場合に優れた耐熱性、弾性回復性を
有する弾性繊維を得ることができる。また本発明の弾性
繊維は溶融紡糸、乾式紡糸、湿式紡糸等の紡糸方法で生
産することができるが、コスト、繊維の均質性などの観
点から、溶融紡糸を行うことが望ましい。
【0018】本発明のポリウレタンの溶融紡糸に使用す
る紡糸装置や紡糸条件は、ポリウレタンの内容、目的と
する繊維の太さ、重合法等により種々異なりえるが、通
常、重合した直後の溶融したポリマ−を押し出し式紡糸
装置に供給し、紡糸温度180〜240℃、紡糸速度1
000m/分以下、特に600m/分以下で紡糸するの
が好ましい。また、見かけドラフト率は50以上、好ま
しくは100以上とするのが良い。また、紡糸した糸条
を巻き取り機によりボビンに巻き取る際の紡糸テンショ
ンは0.1g/d以下、好ましくは0.05g/d以下
とする。
【0019】また、巻き取られた糸条を低湿下で、ハ−
ドセグメントのガラス転移温度付近で熱処理し、ハ−ド
セグメントとソフトセグメントの相分離を十分に進行さ
せることが好ましい。これらの方法により、一般に、太
さが約5〜100デニ−ル//フィラメントのポリウレ
タン弾性繊維を得ることができるが、本発明に用いられ
るポリウレタン弾性繊維は、デニ−ルが15〜100の
範囲が適当であり、好ましくは40〜80である。これ
らの弾性繊維は、カバリング糸や裸糸の状態で使用され
る。
【0020】次に本発明を実施例をもって具体的に説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。また、実施例中の%は重量%である。さらに下記の
例において、対数粘度、耐熱性、弾性回復率は下記の方
法により測定した。
【0021】《評価試料の作成》ポリウレタンポリマ−
をヒ−トプレス機により240℃でフィルム化した。熱
処理を施す場合は、窒素下、120℃で16時間実施し
た(比較例は220℃でフィルム化)。
【0022】《対数粘度の測定》ポリマ−0.0750
gを0.05規定−ジブチルアミン/N,N−ジメチル
アセトアミド溶媒25mlに溶解し、このポリマ−溶液
10mlをオストワルド粘度計にとり、30℃の恒温槽
中で落下秒数を測定して以下の式より対数粘度
(ηinh )を求めた。 ηinh ={ln(t/t0 )}/C t :ポリマ−溶液の落下秒数(秒) t0 :溶媒の落下秒数(秒) C :ポリマ−溶液の濃度(g/dl) 以上の方法により、フィルムの対数粘度を測定した。
【0023】《耐熱性の測定》試料(厚さ約0.1mm
のフィルム)を100%伸長下、160℃(乾熱)で1
分間加熱し、冷却後リラックスした時の試料長を測定
し、次式より耐熱性を求めた。 耐熱性(%)={(加熱後の長さ−試料長)/試料長}
×100 優れた耐熱性を有するポリウレタン弾性体は、伸長下の
加熱による永久変形が起こりにくいため、上記式により
定義した耐熱性は小さい値となる。
【0024】《弾性回復率の測定》試料(厚さ約0.1
mmのフィルム)を300%伸長後リラックスし、再び
300%伸長したときの150%伸長時の応力を測定
し、1回目の150%伸長時の応力に対する割合を次式
から求めた。 弾性回復率(%)=(2回目の150%伸長時の応力/
1回目の150%伸長時の応力)×100 優れた弾性回復性を有するポリウレタン弾性体は、伸長
による構造破壊が起こりにくいため、上記式により定義
した弾性回復率は大きな値となる。
【0025】−実施例1、2− 両末端に水酸基を持つ数平均分子量2000のポリエス
テルカ−ボネ−トジオ−ル(1、6−ヘキサンジオ−ル
にε−カプロラクトンを付加反応させて得られるジオ−
ルとアルキレンカ−ボネ−トとのエステル交換反応で重
合)100重量部、ジヒドロキシジフェニルメタンのエ
チレンオキサイド付加物(p,p’体35%、o,o’
体15%、o,p’体50%の混合物;BPFEOと略
す)3O.9重量部、前記の化2で示した化合物(置換
基の位置は4,2’,4”である)1.7重量部(BP
FEO−3と略す)、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト46.3重量部(NCO/OH=1.15)を室温、
窒素下で約1分間激しく攪拌した後、テフロンバットに
移し、窒素気流下180℃で30分重合した。ヒ−トプ
レス機で作成たフィルムを窒素気流下、120℃で16
時間、熱処理した物を、熱処理前のフィルムとともに測
定に供した。
【0026】−実施例3− NCO/OH比を1.02として重合した以外は実施例
1と同様の実験を行った(熱処理後フィルムのみ)。
【0027】−実施例4− 両末端に水酸基を持つ数平均分子量2000のポリブチ
レンアジペ−トを用いて重合した以外は実施例1と同様
の実験を行った(熱処理後フィルムのみ)。 −比較例1− 低分子ジオ−ルとして、ヒドロキシエチルハイドロキノ
ン(HEHQと略す)を用いた以外は、実施例3と同様
の実験を行った(熱処理後フィルムのみ)。
【0028】−比較例2− NCO/OH比を1.15として重合した以外は比較例
1と同様の実験を行った(熱処理後フィルムのみ)。
【0029】−比較例3− 両末端に水酸基を持つ数平均分子量1800のポリテト
ラメチレンエ−テルジオ−ルとジフェニルメタンジイソ
シアネ−トとをモル比1:1.6の割合で反応させプレ
ポリマ−を得、ついでエチレンジアミンで鎖延長を行
い、ポリマ−濃度30%(溶媒はN,N−ジメチルアセ
トアミド)で2000ポイズ(30℃)の粘度のポリウ
レタン溶液を得た。この溶液から溶媒キャスト法により
得たポリウレタンフィルムを測定に供した。上記の各実
施例、比較例の各測定結果等を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、高分子ジオ−ル、有機
ジイソシアネ−トの主成分としてMDI、低分子ジオ−
ルからなるポリウレタンにおいて、低分子ジオ−ルとし
て(a)3つ以上の芳香環を有し、(b) それらがXで連結
され、(c) それぞれの芳香環がY、Zを有してなる化合
物を少なくとも用いることにより、耐熱性、弾性回復性
に優れるポリウレタン、特に耐熱性、弾性回復性に優れ
るポリウレタン弾性繊維を得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、高分子ジオ−ル、有機ジイソ
    シアネ−ト、及び低分子ジオ−ルとからなるポリウレタ
    ンであって、前記有機ジイソシアネ−トの主成分として
    4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ−トを用い、
    低分子ジオ−ルとして(a) 3つ以上の芳香環を有し、
    (b) それら各芳香環がXで連結され、(c)それぞれの芳
    香環がY、Zを有してなる化合物を少なくとも用いるこ
    とを特徴とするポリウレタン。 (但し、X=CH2 ,CO,O,S,SO,SO2 ,C
    H(CH3 ),C(CH3 2 ,CCl2 ,CF2 ,C
    Br2 Y={O(CH2 )m}nOH;1≦m≦4,0≦n≦
    4 COO(CH2 )pOH,S(CH2 )pOH,(CH
    2 )pOH;1≦p≦4 Z=CqH2q+1(0≦q≦4),Cl,F,Br)
  2. 【請求項2】低分子ジオ−ルとして化1の化合物を少な
    くとも用いることを特徴とする請求項1に記載のポリウ
    レタン。
  3. 【請求項3】請求項1のポリウレタンから製造されたポ
    リウレタン弾性繊維。 【化1】 Y={O(CH2 )m}nOH;1≦m≦4,0≦n≦
    4 COO(CH2 )pOH,S(CH2 )pOH,(CH
    2 )pOH;1≦p≦4 Yは同一であっても、別であっても良く、またCH2
    対してそれぞれo位であっても、p位であっても、o位
    とp位であっても良く、またそれらの混合物であっても
    良い。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001074922A1 (fr) * 1998-10-05 2001-10-11 Battelle Memorial Institute Polyurethanne et fibre elastique en polyurethanne

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001074922A1 (fr) * 1998-10-05 2001-10-11 Battelle Memorial Institute Polyurethanne et fibre elastique en polyurethanne

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