JPH07291659A - 着色セラミック組成物ならびにそれを使用したガラス板の製造法およびガラス板 - Google Patents

着色セラミック組成物ならびにそれを使用したガラス板の製造法およびガラス板

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JPH07291659A
JPH07291659A JP3570095A JP3570095A JPH07291659A JP H07291659 A JPH07291659 A JP H07291659A JP 3570095 A JP3570095 A JP 3570095A JP 3570095 A JP3570095 A JP 3570095A JP H07291659 A JPH07291659 A JP H07291659A
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glass
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glass plate
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Jiro Chiba
次郎 千葉
Shuji Taguchi
修二 田口
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】無機成分がガラス粉末55〜75重量%、金属
粉末1〜17重量%、鱗片状耐火物フィラー1〜25重
量%および耐熱性着色顔料13〜30重量%とからなる
着色セラミック組成物。 【効果】この着色セラミック組成物の層の上に銀の層を
形成した場合、銀の隠蔽に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に自動車用窓ガラス
の周縁に銀ペーストと重ね刷りされガラス表面に焼き付
けられる着色セラミック組成物ならびにそれを使用した
ガラス板の製造法およびガラス板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より既に自動車の窓ガラス周辺には
黒色系セラミックカラーが主には意匠性付与の目的で使
われている。また、同時にセラミックペーストの上に防
曇用ヒーターとして銀ペーストが重ね刷りされ焼成さ
れ、着色セラミック層、銀層が形成される。この場合、
従来のセラミックカラーであると車外から見た場合、銀
のパターンが見えてしまう問題がある。
【0003】その原因は、上部の銀ペーストが焼き付け
過程において下部の着色セラミック中を銀イオンとして
移動し、ガラス板の面に到達し還元されることによって
銀コロイドとなり、茶褐色の発色を呈するためと考えら
れている。この銀コロイドが車外から銀のパターンとし
て認識されてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した銀イ
オンのセラミックカラー中への移動を抑止することによ
って、車外から見て銀のパターンがまったく見えない着
色セラミック組成物およびそれを使用したガラス板の製
造法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、無機成分がガ
ラス粉末55〜75重量%、金属粉末1〜17重量%、
鱗片状耐火物フィラー1〜25重量%および耐熱性着色
顔料13〜30重量%とからなる着色セラミック組成物
ならびにそれを使用したガラス板の製造法およびガラス
板である。
【0006】本発明の着色セラミック組成物において、
ガラス粉末の含有量は55重量%より少ないと焼結不足
となり好ましくない。一方、その含有量が75重量%よ
り多いと所望の色調を得るための顔料含有量が少なくな
りすぎ、また、銀の移動抑止剤としての鱗片状耐火物フ
ィラーの含有量が少なくなりすぎ、本発明の目的が達成
されない。望ましくは62〜73重量%の範囲である。
【0007】金属粉末は、銀イオンの拡散移動を抑制す
る。その含有量が1重量%より少ないとその効果はほと
んど発現しない。一方、その含有量が17重量%より多
くてもその効果は飽和するとともに、ガラス粉末の含有
量が少なくなるので、焼結不良を生じやすい。望ましく
は3〜12重量%の範囲である。かかる金属としては、
Fe、Si、Al、Zn、W、Zrがその効果に優れる
ので好ましい。これらの金属は、単独で使用されまたは
併用される。
【0008】鱗片状耐火物フィラーは、銀イオンがガラ
ス板表面に到達する距離を増大することにより、銀イオ
ンがガラス板表面に到達するのを抑制し、結果的に、銀
の拡散防止の効果がある。その含有量が1重量%より少
ないとその効果はほとんどない。一方、その含有量が2
5重量%より多いと焼結不足となる。望ましくは、3〜
20重量%の範囲、最も好ましくは5〜15重量%の範
囲である。
【0009】ここで鱗片状とは、扁平な形状をいう。具
体的にはアスペクト比で規定できる。すなわち、耐火物
フィラー粒子に内接する最大の球の径をa、耐火物フィ
ラー粒子に外接する最小の球の径をbとすると、アスペ
クト比Aは、A=b/aで表せる。
【0010】本発明で「鱗片状」であるとは、体積重み
付けで平均アスペクト比Aがおおよそ5以上となるよう
なものを指す。
【0011】耐火物フィラー粒子のアスペクト比があま
りに大きいと、セラミック組成物をガラス板に塗布、焼
成した後のセラミック層のガラス板への付着強度が低下
する傾向がある。特にひっかきに対して剥離を生じやす
い。この観点から、アスペクト比Aはおおよそ15以下
となることが好ましい。
【0012】鱗片状耐火物フィラーとしては、上記アス
ペクト比の条件に加え、大きさが2〜70μm、厚みが
10μm以下のものが好ましい。鱗片状耐火物フィラー
の大きさが2μmより小さいと、銀の拡散防止効果が少
なく、70μmより大きいと、セラミック組成物をペ−
ストにしてガラス板表面に印刷する際の作業性が低下
し、いずれも好ましくない。一方、その厚みが10μm
より厚いと、形成されるセラミック層の表面が凹凸にな
るので好ましくない。
【0013】かかる鱗片状耐火物フィラーとしては、マ
イカ、アルミナ、モンモリロナイト、ベントナイト、シ
リカの鱗片状耐火物フィラーがその効果に優れるので好
ましい。これらの鱗片状耐火物フィラーは単独で使用さ
れまたは併用される。
【0014】耐熱性着色顔料は、所望の色調とするため
に必須である。その含有量が13重量%より少ないと色
調が淡くなりすぎ好ましくない。その含有量が30重量
%より多いと焼結不足となる。望ましくは15〜25重
量%の範囲である。耐熱性着色顔料としては、Cu−C
r系、F−Co−Cr系の黒色顔料、TiO2 系の白色
顔料が例示される。
【0015】前記したガラス粉末の少なくとも一部は結
晶質ガラスであることが望ましい。非晶質ガラスはガラ
ス粉末中に30重量%まで含有されても支障ない。非晶
質ガラスの含有量が30重量%より多いと、次の点で好
ましくない。すなわち、着色セラミック組成物のペース
ト、銀ペーストの焼成を、ガラス板の曲げ加工と同時に
行う場合、着色セラミック組成物が曲げ加工に使用する
型に付着し、作業を行うことができなかったり、作業性
が低下する。
【0016】この結晶質ガラスとは、600〜750℃
の温度に1時間保持したとき、30重量%以上が結晶す
るものをいう。この結晶質ガラスとしては次の組成のも
のが好ましい。
【0017】すなわち、重量%表示で、 PbO 55〜70、 B23 0〜 8、 SiO2 18〜35、 Al23 0.5〜 5、 TiO2 5〜15、 Li2 O+Na2 O+K2 O 0〜 2、 F 0〜 2、 SnO2 +ZrO2 0〜 3 からなる。
【0018】このうちPbOは、PbTiO3 結晶を析
出させることおよび低融点化のための成分である。その
含有量が55%より少ないとガラスの軟化点が高くなり
すぎ好ましくない。一方、その含有量が70%より多い
とガラス板の熱膨張より大きくなり好ましくない。望ま
しくは56〜69%の範囲である。
【0019】B23 は、フラックス剤として使用でき
る。その含有量が8%より多いと耐酸性が低下し好まし
くない。望ましくは6%以下である。
【0020】SiO2 は、ガラスネットワークフォーマ
であり、その含有量が18%より少ないと軟化点が低く
なりすぎるとともに熱膨張が大きくなりすぎ好ましくな
い。一方、その含有量が35%より多いとガラスの軟化
点が高くなりすぎる。望ましくは20〜33%の範囲で
ある。
【0021】Al23 は、耐薬品性向上および析出結
晶量の制御のための成分であり、その含有量が0.5%
より少ないとそれら効果が少なくなるので好ましくな
い。一方、その含有量が5%より多いとガラスの軟化点
が高くなりすぎ好ましくない。望ましくは1〜3%であ
る。
【0022】TiO2 は、PbTiO3 結晶析出のため
の成分である。その含有量が5%より少ないと析出する
結晶量が少なく好ましくない。一方、その含有量が15
%より多いとガラスの溶解過程で失透がおこり好ましく
ない。望ましくは7〜13%である。
【0023】Li2 O、Na2 O、K2 Oは、耐薬品性
向上のために一種または二種以上併せて使用できる。た
だし、これらの含有量が合量で2%より多いと熱膨張が
大きくなりすぎるので好ましくない。
【0024】Fは、Li2 O、Na2 O、K2 Oと同様
の目的で使用できる。ただし、その効果は2%で飽和す
る。望ましくは1%以下である。
【0025】SnO2 、ZrO2 は、耐薬品性向上の目
的で一種または二種併せて使用できる。ただし、これら
の含有量が合量で3%より多いと軟化点が高くなりすぎ
好ましくない。望ましくは2%以下である。
【0026】一方、非晶質ガラスは、焼結構造の緻密化
および焼き付け作業温度領域の範囲内にて色調などの物
性変化を小さく抑える目的で使用できる。この非晶質ガ
ラスとしては次の組成のものが好ましい。
【0027】すなわち、重量%表示で、 PbO 55〜70、 B23 0〜 8、 SiO2 20〜35、 Al23 0.5〜 5、 TiO2 0〜 5、 Li2 O+Na2 O+K2 O 0〜 2、 F 0〜 2、 SnO2 +ZrO2 0〜 3 からなる。
【0028】このうち、PbOは、フラックス成分であ
り、その含有量が55%より少ないと軟化点が高くなり
すぎ、その含有量が70%より多いと軟化点が低くなり
すぎいずれも好ましくない。望ましくは56〜69%で
ある。
【0029】B23 は、PbOと同様フラックス成分
として使用できる。その含有量が8%より多いと耐薬品
性が低下し好ましくない。望ましくは6%以下である。
【0030】SiO2 は、ネットワークフォーマであ
る。その含有量が20%より少ないと軟化点が低くなり
すぎるとともに熱膨張が大きくなりすぎ好ましくない。
一方、その含有量が35%より多いと軟化点が高くなり
すぎる。望ましくは23〜32%である。
【0031】Al23 は、耐薬品性向上の目的で使用
する。その含有量が0.5%より少ないとその効果はほ
とんどない。一方、その含有量が5%より多いと軟化点
が高くなりすぎる。望ましくは1〜3%の範囲である。
【0032】TiO2 は、耐薬品性向上の目的で使用で
きる。その含有量が5%より多いと軟化点が高くなりす
ぎるため好ましくない。望ましくは3%以下である。
【0033】Li2 O、Na2 O、K2 Oは、耐薬品性
向上の目的で一種または二種以上併せて使用できる。た
だしこれらの含有量が合量で2%より多いと熱膨張が大
きくなりすぎるので好ましくない。望ましくは1.5%
以下である。
【0034】Fは耐薬品性向上の目的で使用できる。た
だし、その含有量が2%より多くてもその効果は飽和す
る。望ましくは1%以下である。
【0035】SnO2 、ZrO2 は、耐薬品性向上の目
的で一種または二種併せて使用できる。ただし、これら
の含有量が合量で3%より多いと軟化点が高くなりす
ぎ、望ましくは2%以下である。
【0036】また、ガラス粉末として、重量%表示で、 Bi23 50〜75、 SiO2 10〜35、 B23 0〜15、 TiO2 0〜10、 Li2 O 0〜15、 Na2 O 0〜15、 K2 O 0〜15、 BaO 0〜15 からなる結晶質ガラスも使用できる。
【0037】また、ガラス粉末として、重量%表示で、 ZnO 35〜45、 SiO2 27〜40、 B23 10〜20、 Li2 O 0〜 5、 Na2 O 0〜10、 K2 O 0〜 5 からなる結晶質ガラスも使用できる。
【0038】かかる着色セラミック組成物は、通常、有
機ビヒクルと混合し、ペーストにして使用される。この
有機ビヒクルとしては、エチルセルロース等の高分子樹
脂をテルピネオール等の溶剤に溶解したものが使用され
る。
【0039】かかる着色セラミック組成物を使用したガ
ラス板の製造に際しては、かかる着色セラミック組成物
を上記のようにしてペーストにし、このペーストをガラ
ス板表面の少なくとも一部、通常、ガラス板の周縁部に
塗布し、着色セラミックのペースト層を形成する。この
ペーストの塗布は、通常スクリーン印刷法が使用され
る。
【0040】次いで、このペースト層の少なくとも一部
に、銀ペーストを印刷により塗布する。この銀ペースト
としては公知のものが使用される。次いで、この銀ペー
スト等の印刷されたガラス板を焼成して、表面に着色セ
ラミック層、銀層の形成されたガラス板を製造する。こ
の焼成は、600〜750℃の温度に数分〜数十分間保
持することにより達成される。またこの焼成と同時に、
ガラス板は、プレス法、自重曲げ法などによって所望の
形状に曲げ加工されてもよい。
【0041】ガラス板としては、通常の建築用ガラスと
して使用されているソーダライムシリカガラス、すなわ
ち、SiO2 :65〜75重量%、Al23 :0〜5
重量%、CaO:7〜12重量%、MgO:0〜6重量
%、Na2 O:10〜15重量%、K2 O:0〜5重量
%からなるものが挙げられる。ガラス板の厚み、大きさ
は特に限定されない。
【0042】
【作用】従来使用されている着色セラミック組成物を用
いた場合は、焼成過程で銀がガラス中に銀イオンとして
溶け込み、かつ拡散移動してガラス板面で還元され銀コ
ロイドが生成され茶褐色を呈することによって銀のパタ
ーンが車外から見えてしまう。これに対し、本発明によ
る着色セラミック組成物を用いると、車外から銀のパタ
ーンが見えない、すなわち、銀のパターンを隠蔽できる
理由は、ガラス中に溶けた銀イオンを急速に金属粉末に
より銀コロイドとし拡散移動種を低減するだけでなく、
鱗片状耐火物フィラーの導入により銀イオンのガラス板
面までの到達を防止することによると考えられる。
【0043】
【実施例】目標組成となるように各原料を調合し、これ
を白金坩堝に入れ、1300〜1500℃で1〜2時間
撹拌しつつ加熱溶解した。次いでこれを水砕またはフレ
ーク状とし、さらにボールミル等の粉砕機により平均粒
子径1〜5μm程度となるよう粉砕し、表1、表2記載
の組成(単位:重量%)のガラス粉末を得た。表1、表
2において、結晶とは結晶質ガラスを、非晶とは非晶質
ガラスを示す。
【0044】得られたガラス粉末、金属粉末、鱗片状耐
火物フィラーおよび耐熱性着色顔料を表1、表2記載の
重量割合になるよう混合し、これに高分子樹脂(一般的
に用いられているエチルセルロースを使用)と溶剤系
(α−テルピネオール)からなる有機ビヒクルを用いて
混練し、3〜8万cPの粘度となるよう調整し、着色セ
ラミック組成物のペーストを作成した。
【0045】用いた金属粉末、鱗片状耐火物フィラーの
種類は、表1、表2に記載した。表1、表2の鱗片状耐
火物フィラーの種類において、イはマイカ、ロはアルミ
ナ、ハはモンモリロナイト、ニはベントナイト、ホはシ
リカを示す。
【0046】得られたペーストをソーダライムシリカガ
ラス板上にスクリーン印刷によって焼成後のセラミック
層の厚さが15μm程度となるように印刷し、120℃
で15分程度乾燥し、着色セラミック組成物の層を形成
した。次いでこの着色セラミック組成物の層の上に銀ペ
ーストを同じスクリーン印刷法により印刷し、120
℃、15分程度の乾燥後、650〜700℃の温度に設
定された雰囲気中に直接入れ、約5分間放置し焼成した
後炉外に取りだした。
【0047】冷却後、印刷面の反対側すなわちソーダラ
イムシリカガラス板を通して焼き付けられた着色セラミ
ックを目視観察を行い、銀の印刷パターンが見えるか否
か、すなわち隠蔽の有無を判定し、その結果を表1、表
2に併記した。
【0048】また、結晶質ガラス、非晶質ガラスの物性
を測定し、その結果も表1、表2に併記した。その単位
は、転移点:℃、軟化点:℃、結晶化温度:℃、、熱膨
張率:10-7/℃である。
【0049】さらに、実工程を想定した成形時の型離れ
性として、着色セラミック組成物のペーストを塗布した
ガラス板についても評価(優:実工程において着色セラ
ミック組成物と型との付着が生じないと判断されるも
の、不可:この付着を生じると判断されたもの)し、そ
の結果も表1、表2に併記した。
【0050】比較例として、本発明以外の着色セラミッ
ク組成物を用い、同様にして、ガラス板に着色セラミッ
ク組成物、銀ペーストの層を形成し、焼成し、そのガラ
ス板について同様に評価した。その結果も表1に併記し
た。
【0051】表1、表2より、本発明による着色セラミ
ック組成物は、銀の隠蔽に優れることがわかる。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明による着色セラミック組成物を用
いることにより、銀の拡散移動を抑制し、隠蔽が確保さ
れるとともに本発明による組成物は基本的には結晶質ガ
ラスをベースとしたものであり、実工程における成形時
の型離れ性も良好であり、品質面と製造歩留まり面の双
方を満足できる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機成分がガラス粉末55〜75重量%、
    金属粉末1〜17重量%、鱗片状耐火物フィラー1〜2
    5重量%および耐熱性着色顔料13〜30重量%とから
    なる着色セラミック組成物。
  2. 【請求項2】前記ガラス粉末は、少なくとも一部が結晶
    質ガラスである請求項1記載の着色セラミック組成物。
  3. 【請求項3】前記結晶質ガラスは、重量%表示で、 PbO 55〜70、 B23 0〜 8、 SiO2 18〜35、 Al23 0.5〜 5、 TiO2 5〜15、 Li2 O+Na2 O+K2 O 0〜 2、 F 0〜 2、 SnO2 +ZrO2 0〜 3 からなる請求項2記載の着色セラミック組成物。
  4. 【請求項4】前記結晶質ガラスは、重量%表示で、 Bi23 50〜75、 SiO2 10〜35、 B23 0〜15、 TiO2 0〜10、 Li2 O 0〜15、 Na2 O 0〜15、 K2 O 0〜15、 BaO 0〜15 からなる請求項2記載の着色セラミック組成物。
  5. 【請求項5】前記結晶質ガラスは、重量%表示で、 ZnO 35〜45、 SiO2 27〜40、 B23 10〜20、 Li2 O 0〜 5、 Na2 O 0〜10、 K2 O 0〜 5 からなる請求項2記載の着色セラミック組成物。
  6. 【請求項6】前記ガラス粉末は、結晶質ガラスと非晶質
    ガラスとからなり、非晶質ガラスは、重量%表示で、 PbO 55〜70、 B23 0〜 8、 SiO2 20〜35、 Al23 0.5〜 5、 TiO2 0〜 5、 Li2 O+Na2 O+K2 O 0〜 2、 F 0〜 2、 SnO2 +ZrO2 0〜 3 からなる請求項1〜5いずれか1項記載の着色セラミッ
    ク組成物。
  7. 【請求項7】前記金属粉末は、Fe、Si、Al、Z
    n、W、Zrから選ばれた少なくとも一種の金属の粉末
    である請求項1〜6いずれか1項記載の着色セラミック
    組成物。
  8. 【請求項8】前記鱗片状耐火物フィラーは、マイカ、ア
    ルミナ、モンモリロナイト、ベントナイトおよびシリカ
    から選ばれた少なくとも一種の鱗片状耐火物フィラーで
    ある請求項1〜7いずれか1項記載の着色セラミック組
    成物。
  9. 【請求項9】請求項1〜8いずれか1項記載の着色セラ
    ミック組成物をペーストにし、該ペーストをガラス板表
    面の少なくとも一部に塗布し着色セラミックのペースト
    層を形成し、これを焼成して表面に着色セラミック層を
    形成するガラス板の製造法。
  10. 【請求項10】請求項1〜8いずれか1項記載の着色セ
    ラミック組成物をペーストにし、該ペーストをガラス板
    表面の少なくとも一部に塗布し着色セラミックのペース
    ト層を形成し、該ペースト層の一部に銀ペーストを重ね
    て塗布し、焼成して表面に着色セラミック層、銀層を形
    成するガラス板の製造法。
  11. 【請求項11】請求項1〜8いずれか1項記載の着色セ
    ラミック組成物を含むペースト層を焼成することによっ
    て得られたセラミック層を表面の少なくとも一部に設け
    たガラス板。
  12. 【請求項12】以下のものを備えたガラス板。 1)ガラス板表面の少なくとも一部に設けられてなる、
    請求項1〜8いずれか1項記載の着色セラミック組成物
    を含むペースト層を焼成することによって得られた着色
    セラミック層。 2)着色セラミック層の一部に重ねて設けられた銀層。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6905990B2 (en) * 2000-06-29 2005-06-14 Okuno Chemical Industries Co., Ltd. Ceramic color composition and method for bending flat glass
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WO2014112526A1 (ja) * 2013-01-15 2014-07-24 旭硝子株式会社 アルカリバリア層形成用コート液及び物品

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