JPH07291333A - バイアル容器 - Google Patents
バイアル容器Info
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- JPH07291333A JPH07291333A JP6103413A JP10341394A JPH07291333A JP H07291333 A JPH07291333 A JP H07291333A JP 6103413 A JP6103413 A JP 6103413A JP 10341394 A JP10341394 A JP 10341394A JP H07291333 A JPH07291333 A JP H07291333A
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- Japan
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- plug
- stopper
- posture
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- bottle mouth
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Abstract
容易で、かつ、廃棄の際にガラス又は合成樹脂よりなる
容器とゴムなどの栓の材質別のリサイクルが合理的に行
えるバイアル容器を提供することにある。 【構成】 ゴムなどの弾性材料よりなる通針可能な栓基
部12の外周に、上向きの開栓可能姿勢と、びん口14
の外周面にフィットする下向きの密封姿勢の2姿勢が反
転可能に得られる肉薄で、而も筒状構造のシール筒15
を一体に形成するとともに、前記栓基部12の下面にび
ん口14に密嵌される筒構造の栓部16を一体に形成し
て栓体Aを構成せしめ、該栓体Aの栓部16に、びん容
器13の内部と外部とを連通する通気手段17,18を
設けたことを特徴とする。
Description
関する。
は、図37に示すように、アルミ材料よりなるプロテク
ター1の上面に、スコアーなどの破断容易線2で囲まれ
た破断部3を形成し、この破断部3に合成樹脂製蓋体
(以下フリップオフキャップと称する)4の内面に形成
した係合突部5を鳩目構造で止着せしめ、一方、前記プ
ロテクター1内に栓部6aに通気切欠き7を形成したゴ
ム栓6を嵌着し、該ゴム栓6をバイアルびん8のびん口
8aに浮き上り状に嵌合させた姿勢でバイアルびん8内
の薬剤を凍結乾燥させ、凍結乾燥後はゴム栓6を完全に
密栓するとともに、プロテクター1の裾部を巻締機によ
り巻締めしたものである。その使用に当っては図に示す
ように、フリップオフキャップ4を介して破断部3を破
断させ、露出したゴム栓6上部を滅菌するとともに、こ
の部分に注射器の針を刺通して蒸溜水などの液体をバイ
アルびん8中に注入して凍結乾燥せる薬剤を溶解し、こ
の薬剤液をシリンジなどに注取し投与するようにしたも
のである。
は次のような課題がある。 (a)バイアル容器が、ガラス,アルミ,合成樹脂,ゴ
ム材の4種類から構成されており、廃棄焼却処理時に夫
々の材質に分別する必要があり、その分別に多くの時間
と労力を要する。 (b)アルミ製プロテクターをホッパー中に滞留させ、
このプロテクターをフィーダーを介してバイアルびんに
冠冒させる過程において、ホッパーの中で滞留転動中に
アルミ屑が発生し、このアルミ屑がフリップオフキャッ
プを汚染する可能性がある。 (c)凍結乾燥装置への運搬途中でゴム栓が浮き上り脱
落するおそれがある。 (d)アルミ製プロテクターの巻締部に対応するバイア
ルびん口部が不透明なため、びん口部の検査が困難であ
る。 (e)蓋体を除去し破断部を露出した際に、破断部の周
囲にアルミの剪断部が生じ、これに滅菌用の脱脂綿が引
っかかって残り、ゴム栓上面露出部の清拭殺菌に支障を
来す。
よる分別がきわめて容易で、かつ、廃棄の際にガラス又
は合成樹脂よりなる容器とゴムなどの栓の材質別のリサ
イクルが合理的に行えるバイアル容器を提供することに
ある。
し、目的を達成するための本発明の構成は、ゴムなどの
弾性材料よりなる通針可能な栓基部の外周に、上向きの
開栓可能姿勢と、びん口の外周面にフィットする下向き
の密封姿勢の2姿勢が反転可能に得られる肉薄で、而も
筒状構造のシール筒を一体に形成するとともに、前記栓
基部の下面にびん口に密嵌される筒構造の栓部を一体に
形成して栓体を構成せしめ、該栓体の前記栓部に、びん
容器の内部と外部とを連通する通気手段を設けたもので
ある。
栓部をびん口に嵌合させ、通気手段の連通作用で凍結乾
燥が行え、凍結乾燥後はシール筒を反転させ通気手段を
閉塞した密封姿勢とすることができる。使用済み後廃棄
する時には、びん容器と栓体とを分離し、材質別のリサ
イクルが容易であり、また、廃棄焼却処理時における材
料による分別がきわめて容易である。
詳細を説明する。図1〜図3は第1実施例を示し、図4
〜図6は第2実施例を、図7〜図9は第3実施例を、図
10〜図12は第4実施例を、図13〜図15は第5実
施例を、図16〜図18は第6実施例を、図19〜図2
1は第7実施例を、図22〜図24は第8実施例を、図
25〜図27は第9実施例を、図28〜図30は第10
実施例を、図31〜図33は第11実施例を、図34は
第12実施例を、図36は第13実施例を、そして図3
6は第14実施例を示している。
る。Aは前記第1〜14実施例に共通的に使用される栓
体である。該栓体Aは次のように構成されている。ゴム
などの弾性材料よりなる通針可能部11を中央部に形成
した栓基部12の外周に、図1,図2に示すような上向
きの開栓可能姿勢と、図3に示すように、ガラス又は合
成樹脂材料からなるびん容器13に形成したびん口14
の外周面にフィットする下向きの密封姿勢の2姿勢が反
転可能に得られる肉薄で、而も、筒状構造のシール筒1
5を一体に形成するとともに、前記栓基部12の下面に
前記びん口14に密嵌される筒構造の栓部16を一体に
形成したものである。第1実施例は、前記栓体Aを構成
する栓部16の一側に、該栓部16の上方まで達し、か
つ、前記栓基部12の下面に形成されるとともに、外部
に通ずる通気溝17の一端に連通する切欠部18を形成
したものである。そしてこの実施例は図2に示すよう
に、前記栓体Aを構成する栓部16をびん口14に対し
て全打栓した状態で凍結乾燥を行い、凍結乾燥後は図3
に示すように、前記シール筒15を下向き反転させてこ
のシール筒15をびん口14の外周面に気密的にフィッ
トさせる。また必要に応じ密封姿勢のシール筒15の外
面に合成樹脂シート19をシュリンク包装させる。図4
〜図6に示す第2実施例は、前記栓体Aを構成する栓部
16の一側に、栓基部12の下面に達する切欠部20を
設けたものである。この実施例は、図5に示すように栓
部16をびん口14に対して半打栓の状態に施栓し、前
記切欠部20によりびん容器13の内部を外部に連通さ
せた姿勢で連結乾燥を行い、凍結乾燥後は図6に示すよ
うに、栓部16を根元まで全打栓するとともに、シール
筒15を下向きに反転させてこのシール筒15をびん口
14の外周面に気密的にフィットさせる。図7〜図9に
示す第3実施例は、前記栓体Aを構成する栓部16の一
側に、上部を残してその下方に切欠部21を設けたもの
で、この実施例は、図8に示すように栓部16を前記切
欠部21が閉塞されないようにびん口14に対して半打
栓し、この状態で凍結乾燥を行い、凍結乾燥後は図9に
示すように、栓部16を根元まで全打栓するとともに、
シール筒15を下向きに反転させてこのシール筒15を
びん口14の外周面に気密的にフィットさせるようにし
たものである。
り、該実施例は前記各実施例とは異り、前記栓体Aを構
成する栓部16の一側上部に、上端が前記栓基部12の
下面に接する比較的径大の通気孔22を設けたものであ
る。この実施例は、図11に示すように、前記通気孔2
2が閉塞されないようにびん口14に対して半打栓し、
この状態で凍結乾燥を行い、凍結乾燥終了後は図12に
示す如く栓部16を根元まで全打栓するとともに、シー
ル筒15を下向きに反転してこのシール筒15をびん口
14の外周面に気密的にフィットさせる。図13〜図1
5に示す第5実施例は、前記栓体Aを構成する栓部16
の一側中途部に比較的径大の通気孔23を形成したもの
で、図14に示すように前記通気孔23が閉塞されない
ようびん口14に対して半打栓し、この姿勢で凍結乾燥
を行い、凍結乾燥後は図15に示すように栓部16を根
元まで全打栓するとともに、シール部15を下向きに反
転してこのシール筒15をびん口14の外周面に気密的
にフィットさせる。
ついて説明する。前記栓体Aを構成する栓部16の一側
外面に、該栓部16の上端まで達し、かつ、前記栓基部
12の下面に形成されるとともに、外部に通ずる通気溝
24の一端に連通する通気溝25を形成したものであ
る。この実施例は図17に示すように、前記栓部16を
びん口14に対して全打栓した状態で凍結乾燥を行い、
凍結乾燥が終了後は図18に示すように、前記シール筒
15を下向きに反転させてこのシール筒15をびん口1
4の外周面に気密的にフィットさせる。図19〜図21
の第7実施例は、前記栓体Aを構成する栓部16の一側
外面に、栓基部12の下面に達する通気溝26を形成し
たものである。この実施例は、図20に示す如く栓部1
6をびん口14に対して半打栓の状態に施栓し、前記通
気溝26を介してびん容器13の内部を外部に連通させ
た姿勢で凍結乾燥を行い、凍結乾燥後は図21に示すよ
うに、栓部16を根元まで全打栓するとともに、シール
筒15を下向きに反転させてこのシール筒15をびん口
14の外周面に気密的にフィットさせる。図22〜図2
4に示す第8実施例は、前記栓体Aを構成する栓部16
の一側外面に、上部を残してその下方に通気溝27を形
成したもので、この実施例は、図23に示すように栓部
16を前記通気溝27が閉塞されないようにびん口14
に対して半打栓し、この状態で凍結乾燥を行い、凍結乾
燥後は図24に示すように、栓部16を根元まで全打栓
するとともに、シール筒15を下向きに反転させてこの
シール筒15をびん口14の外周面に気密的にフィット
させるものである。
を説明すると、前記栓体Aを構成する栓部16の外面に
等間隔毎に少くとも3条の突条28を上下方向に一体形
成するとともに、前記栓基部12の下面に前記突条28
に連なり、かつ、栓基部12の外周縁部に至る短尺の突
条29を一体形成せしめ、前記栓部16に設けた突条2
8の外側端をびん口14の内径に適嵌せしめ、栓体Aか
つびん口14に嵌合されたときに、突条28の高さに見
合った等間隔の間隙30が、栓部16とびん口14の内
面間に形成されるようにしたものである。尚突条28の
下端には、栓部16のびん口14に対する嵌合をスムー
ズにするためのテーパー面28aが形成してある。この
実施例は、図26に示すように前記栓部16をびん口1
4に対して全打栓した姿勢で凍結乾燥を行い、凍結乾燥
後は図27に示す如く、前記シール筒15を下向きに反
転させてこのシール筒15をびん口14の外周面に気密
的にフィットさせる。図28〜図30について第10実
施例を説明すると、前記栓体Aを構成する栓部16の外
面に、この栓部16の上端に至る少くとも3条の突条3
1を等間隔毎に一体形成したもので、他は前記第9実施
例と同様であるので詳細な説明は省略する。図中31a
は突条31の下端に設けたテーパー面である。この実施
例は、図29に示すように栓部16をびん口14に対し
て半打栓の状態で凍結乾燥を行い、凍結乾燥後は図30
に示すように栓部16の根元まで全打栓するとともに、
シール筒15を下向きに反転させてこのシール筒15を
びん口14の外周面に気密的にフィットさせる。図31
〜図33に示す第11実施例は、前記栓体Aを構成する
栓部16の上部を残し、中途部より下方に径小の栓部1
6aを形成せしめ、この栓部16aの外面に前記栓部1
6の周面と同高で、かつ、少くとも3条の突条32を等
間隔毎に一体形成したものである。図中32aは突条3
2の下端に形成したテーパー面である。この実施例は図
32に示すように、栓部16aの突条32部をびん口1
4に半打栓した状態で凍結乾燥を行い、凍結乾燥後は図
33に示すように栓部16の根元まで全打栓するととも
に、シール筒15を下向きに反転させてシール筒15を
びん口14の外周面に気密的にフィットさせる。
施例で説明せる栓部16の外面に一体形成した突条28
の下部を、該栓部16の中途までとしたものである。図
35に示す第13実施例は、前記第10実施例における
栓体16の外面に一体形成した突条31を、栓部16の
中途までとしたものである。更に、図36に示す第14
実施例は、前記第11実施例の変形であって、栓部16
aに一体形成した突条32を栓部16aの中途までとし
たものである。これら実施例の作用は夫々の属する実施
例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
のような効果が得られる。 (a)シール筒を上向きの開栓可能姿勢とした状態で栓
部をびん口に嵌合させ、少くとも栓体部に設けた通気手
段を介してびん容器の内部を外気と連通せしめて凍結乾
燥を行い、凍結乾燥後はシール筒を下向きに反転させ密
封姿勢とすることができる。 (b)バイアル容器開栓可能姿勢と密封姿勢の2姿勢が
得られる栓体と、ガラス又は合成樹脂材料よりなるびん
容器によって構成されるため、使用済み後における廃棄
焼却処理時に材料による分別が全く不要で取扱いがきわ
めて容易であるとともに、ガラス材又は合成樹脂材より
なる容器とゴムなどの栓材の材質別のリサイクルが合理
的に、而も、簡便に行える。
る。
のような効果が得られる。 (a)シール筒を上向きの開栓可能姿勢とした状態で栓
部をびん口に嵌合させ、少くとも栓体部に設けた通気手
段を介してびん容器の内部を外気と連通せしめて凍結乾
燥を行い、凍結乾燥後はシール筒を下向きに反転させ密
封姿勢とすることができる。 (b)バイアル容器開栓可能姿勢と密封姿勢の2姿勢が
得られる栓体と、ガラス又は合成樹脂材料よりなるびん
容器によって構成されるため、使用済み後における廃棄
焼却処理時に材料による分別がきわめて容易であるとと
もに、ガラス材又は合成樹脂材よりなる容器とゴムなど
の栓材の材質別のリサイクルが合理的に、而も、簡便に
行える。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴムなどの弾性材料よりなる通針可能な
栓基部の外周に、上向きの開栓可能姿勢と、びん口の外
周面にフィットする下向きの密封姿勢の2姿勢が反転可
能に得られる肉薄で、而も筒状構造のシール筒を一体に
形成するとともに、前記栓基部の下面にびん口に密嵌さ
れる筒構造の栓部を一体に形成して栓体を構成せしめ、
該栓体の前記栓部に、びん容器の内部と外部とを連通す
る通気手段を設けたことを特徴とするバイアル容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6103413A JP2739560B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | バイアル容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6103413A JP2739560B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | バイアル容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07291333A true JPH07291333A (ja) | 1995-11-07 |
JP2739560B2 JP2739560B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14353368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6103413A Expired - Lifetime JP2739560B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | バイアル容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739560B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112351805A (zh) * | 2018-06-21 | 2021-02-09 | 贝克顿·迪金森公司 | 带通气套环的肠内注射器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63134944U (ja) * | 1987-02-24 | 1988-09-05 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6103413A patent/JP2739560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63134944U (ja) * | 1987-02-24 | 1988-09-05 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112351805A (zh) * | 2018-06-21 | 2021-02-09 | 贝克顿·迪金森公司 | 带通气套环的肠内注射器 |
CN112351805B (zh) * | 2018-06-21 | 2022-10-04 | 贝克顿·迪金森公司 | 带通气套环的肠内注射器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2739560B2 (ja) | 1998-04-15 |
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Legal Events
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