JPH07330007A - バイアル容器 - Google Patents

バイアル容器

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Publication number
JPH07330007A
JPH07330007A JP6145603A JP14560394A JPH07330007A JP H07330007 A JPH07330007 A JP H07330007A JP 6145603 A JP6145603 A JP 6145603A JP 14560394 A JP14560394 A JP 14560394A JP H07330007 A JPH07330007 A JP H07330007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottle mouth
stopper
plug
posture
vial container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6145603A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Miura
秀雄 三浦
Kenji Araki
健治 荒木
Ikuo Araki
郁雄 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARAKI KOGYO KK
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
ARAKI KOGYO KK
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARAKI KOGYO KK, Sankyo Co Ltd filed Critical ARAKI KOGYO KK
Priority to JP6145603A priority Critical patent/JPH07330007A/ja
Publication of JPH07330007A publication Critical patent/JPH07330007A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凍結乾燥用の通気路の構成を簡素化し、か
つ、廃棄焼却処理時に材料による分別がきわめて容易で
あるばかりでなく、廃棄の際にガラス又は合成樹脂より
なる容器とゴムなどの栓の材質別のリサイクルが合理的
に行えるバイアル容器を提供することにある。 【構成】 ゴムなどの弾性材料よりなる通針可能な栓基
部12の外周に、上向きの開栓可能姿勢と、びん口14
の外周面にフィットする下向きの密封姿勢の2姿勢が反
転可能に得られる肉薄で、而も筒状構造のシール筒15
を一体に形成するとともに、前記栓基部12の下面に、
びん口14内面に少くとも2個所以上の複数部位で接触
17aし、非接触部17bとびん口14内面との間に凍
結乾燥用の通気路16を形成する栓部17を一体に形成
して栓体Aを構成せしめたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイアル容器の改善に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に知られているバイアル容器
は、図14に示すように、アルミ材料よりなるプロテク
ター1の上面に、スコアーなどの破断容易線2で囲まれ
た破断部3を形成し、この破断部3に合成樹脂製蓋体
(以下フリップオフキャップと称する)4の内面に形成
した係合突部5を鳩目構造で止着せしめ、一方、前記プ
ロテクター1内に栓部6aに通気切欠き7を形成したゴ
ム栓6を嵌着し、該ゴム栓6をバイアルびん8のびん口
8aに浮き上り状に嵌合させた姿勢でバイアルびん8内
の薬剤を凍結乾燥させ、凍結乾燥後はゴム栓6を完全に
密栓するとともに、プロテクター1の裾部を巻締機によ
り巻締めしたものである。その使用に当っては図に示す
ように、フリップオフキャップ4を介して破断部3を破
断させ、露出したゴム栓6上部を滅菌するとともに、こ
の部分に注射器の針を刺通して蒸溜水などの液体をバイ
アルびん8中に注入して凍結乾燥せる薬剤を溶解し、こ
の薬剤液をシリンジなどに注取し投与するようにしたも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のバイアル容器に
は次のような課題がある。 (a)バイアル容器が、ガラス,アルミ,合成樹脂,ゴ
ム材の4種類から構成されており、廃棄焼却処理時に夫
々の材質に分別する必要があり、その分別に多くの時間
と労力を要する。 (b)アルミ製プロテクターをホッパー中に滞留させ、
このプロテクターをフィーダーを介してバイアルびんに
冠冒させる過程において、ホッパーの中で滞留転動中に
アルミ屑が発生し、このアルミ屑がフリップオフキャッ
プを汚染する可能性がある。 (c)凍結乾燥装置への運搬途中でゴム栓が浮き上り脱
落するおそれがある。 (d)アルミ製プロテクターの巻締部に対応するバイア
ルびん口部が不透明なため、びん口部の検査が困難であ
る。 (e)蓋体を除去し破断部を露出した際に、破断部の周
囲にアルミの剪断部が生じ、これに滅菌用の脱脂綿が引
っかかって残り、ゴム栓上面露出部の清拭殺菌に支障を
来す。
【0004】本発明の目的は、凍結乾燥用の通気路の構
成を簡素化し、かつ、廃棄焼却処理時に材料による分別
がきわめて容易であるばかりでなく、廃棄の際にガラス
又は合成樹脂よりなる容器とゴムなどの栓の材質別のリ
サイクルが合理的に行えるバイアル容器を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決
し、目的を達成するための本発明の構成は、ゴムなどの
弾性材料よりなる通針可能な栓基部の外周に、上向きの
開栓可能姿勢と、びん口の外周面にフィットする下向き
の密封姿勢の2姿勢が反転可能に得られる肉薄で、而も
筒状構造のシール筒を一体に形成するとともに、前記栓
基部の下面に、びん口内面に少くとも2個所以上の複数
部位で接触し、非接触部とびん口内面との間に凍結乾燥
用の通気路を形成する栓部を一体に形成して栓体を構成
せしめたこと、前記栓部の断面形状を楕円形とし、長径
部両端にびん口内面に接する接触部を形成し、短径部と
びん口内面間に通気路を形成したこと、および、前記栓
部の断面形状を多角形とし、各角稜部にびん口内面に接
する接触部を形成し、この各角稜部間とびん口内面との
間に複数の通気路を形成したものである。
【0006】
【作用】シール筒を上向きの開栓可能姿勢とした状態で
楕円形又は多角形状の栓部をびん口に半打栓嵌合させる
ことにより、自動的に栓部の非接触部とびん口内面との
間に通気路を構成することができ、この通気路の連通作
用で凍結乾燥が行え、凍結乾燥後は、シール筒を反転さ
せ通気路を閉塞した密封姿勢とすることができる。使用
済み後廃棄する時には、びん容器と栓体とを分離し、材
質別のリサイクルが容易であり、また、廃棄焼却処理時
における材料による分別がきわめて容易である。
【0007】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は栓部を楕円形状とした栓体の正面図、図
2は図1の側面図、図3は図1の下面図、図4は栓体の
栓部をびん口に対して半打栓した凍結乾燥姿勢を示す縦
断正面図、図5はびん口に栓部を全打栓しシール筒を密
封姿勢とした縦断正面図、図6は栓基部にびん口に適嵌
する円形栓部と、楕円形栓部を形成した栓体の正面図、
図7は図6の側面図、図8は図5の下面図、図9は栓体
の楕円形栓部をびん口に対して半打栓した凍結姿勢を示
す縦断正面図、図10はびん口に栓部を全打栓しシール
筒を密封姿勢とした縦断正面図、図11aは栓部の断面
形状を正三角形とした栓体の下面図、bは栓基部にびん
口に適嵌する円形栓部を設けた栓体の下面図、図12a
は栓部の断面形状を正方形状とした栓体の下面図、bは
栓基部にびん口に適嵌する円形栓部を設けた栓体の下面
図、図13aは栓部の断面形状を正六角形とした栓体の
下面図、bは栓基部にびん口に適嵌する円形栓部を設け
た栓体の下面図である。
【0008】図1〜図5に示す実施例に基いてその構成
を説明する。Aは栓体で、この栓体Aは次のように構成
されている。ゴムなどの弾性材料よりなる通針可能部1
1を中央部に形成した栓基部12の外周に、図1,図2
又は図4で示すような上向きの開栓可能姿勢と、図5に
示す如く、ガラス又は合成樹脂材料からなるびん容器1
3に形成した円形のびん口14の外周面にフィットする
下向きの密封姿勢の2姿勢が反転可能に得られるように
構成した肉薄で、而も、筒状構造のシール筒15を一体
に形成する。一方、前記栓基部12の下面に、前記びん
口14内面と接触する少くとも2個所以上の接触部17
aを設けるとともに、この接触部17a間に形成される
非接触部17bとびん口14の内面との間に凍結乾燥用
の通気路16を構成するようにした断面形状が楕円形
で、かつ、筒構造の栓部17を一体形成したもので、栓
体Aは上述のように構成されている。尚、この栓部17
は充実構造でも機能しうることから、図面に示されるよ
うな筒構造に特定されることはない。このように構成さ
れた栓体Aの使用に当っては図4に示すように、栓体A
を構成する前記栓部17をこれの接触部17aを介しび
ん口14に対して半打栓し、栓部17の非接触部17b
とびん口14の内面との間に自動的、かつ、自然に形成
される通気路16によってびん容器13内と外気とを連
通させた状態で凍結乾燥を行い、凍結乾燥後は図5に示
す如く栓部17を全打栓して栓基部12の下面をびん口
14上面に密接させるとともに、開栓可能姿勢にある前
記シール筒15を下向きに反転させ、このシール筒15
をびん口14の外周面に気密的にフィットさせ密封姿勢
とする。また、必要に応じ密封姿勢のシール筒15の外
面に熱収縮性合成樹脂シート18をシュリンク包装する
ようにしたものである。
【0009】次に、図6〜図10に示す実施例について
説明すると、この実施例は前述した実施例に対し、栓部
17の基部、即ち、前記栓基部12の下面にびん口14
に適嵌する円形栓部17cを一体形成したものである。
この実施例は、凍結乾燥後前記栓部17を全打栓したと
き、びん口14の開口上部に円形栓部17cが密嵌さ
れ、気密性をより高めることができるとともに、栓体A
のびん口14に対する安定性の向上が図れるようにした
ものであり、その他の機能は先に述べた実施例と同様で
あるので、同一構成部分には同じ記号を付すことによっ
て詳細な説明は省略する。
【0010】図11a,b〜図13a,bは、前記栓体
Aを構成する栓部17の断面形状を多角形状に構成した
別実施例を示しており、機能は前述した両実施例と同一
であることから、同一構造部分には同一の記号を付すこ
とによって詳細な説明は省略する。以上のことから明ら
かなように、本願発明の栓部構成は図示実施例のものに
特定されることはない。
【0011】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)シール筒の上向きの開栓可能姿勢とした状態で、
びん口内面に少くとも2個所以上の複数部位で接触する
ように構成した栓部を、びん容器のびん口に対し半打栓
状態に嵌合させることにより、栓体に設けた非接触部と
びん口内面との間に自動的、かつ、自然に通気路を形成
することができ、この通気路を介してびん容器の外気と
連通せしめて凍結乾燥を行い、凍結乾燥後はシール筒を
下向きに反転させびん容器を密封することができる。 (b)バイアル容器開栓可能姿勢と密封姿勢の2姿勢が
得られる栓体と、ガラス又は合成樹脂材料よりなるびん
容器によって構成されるため、使用済み後における廃棄
焼却処理時に材料による分別がきわめて容易であるとと
もに、ガラス材又は合成樹脂材よりなる容器とゴムなど
の栓材の材質別のリサイクルが合理的に、而も、簡便に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】栓部を楕円形状とした栓体の正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の下面図である。
【図4】栓体の栓部をびん口に対して半打栓した凍結乾
燥姿勢を示す縦断正面図である。
【図5】びん口に栓部を全打栓しシール筒を密封姿勢と
した縦断正面図である。
【図6】栓基部にびん口に適嵌する円形栓部と、楕円形
栓部を形成した栓体の正面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図5の下面図である。
【図9】栓体の楕円形栓部をびん口に対して半打栓した
凍結姿勢を示す縦断正面図である。
【図10】びん口に栓部を全打栓しシール筒を密封姿勢
とした縦断正面図である。
【図11】aは栓部の断面形状を正三角形とした栓体の
下面図である。bは栓基部にびん口に適嵌する円形栓部
を設けた栓体の下面図である。
【図12】aは栓部の断面形状を正方形状とした栓体の
下面図である。bは栓基部にびん口に適嵌する円形栓部
を設けた栓体の下面図である。
【図13】aは栓部の断面形状を正六角形とした栓体の
下面図である。bは栓基部にびん口に適嵌する円形栓部
を設けた栓体の下面図である。
【図14】従来技術の分解断面図である。
【符号の説明】
A 栓体 11 通針可能部 12 栓基部 13 びん容器 14 びん口 15 シール筒 16 通気路 17 栓部 17a 接触部 17b 非接触部 17c 円形栓部 18 熱収縮性合成樹脂シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 郁雄 横浜市中区山下町166番地 荒木工業株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムなどの弾性材料よりなる通針可能な
    栓基部の外周に、上向きの開栓可能姿勢と、びん口の外
    周面にフィットする下向きの密封姿勢の2姿勢が反転可
    能に得られる肉薄で、而も筒状構造のシール筒を一体に
    形成するとともに、前記栓基部の下面に、びん口内面に
    少くとも2個所以上の複数部位で接触し、非接触部とび
    ん口内面との間に凍結乾燥用の通気路を形成する栓部を
    一体に形成して栓体を構成せしめたことを特徴とするバ
    イアル容器。
  2. 【請求項2】 前記栓部の断面形状を楕円形とし、長径
    部両端にびん口内面に接する接触部を形成し、短径部と
    びん口内面間に通気路を形成した請求項1記載のバイア
    ル容器。
  3. 【請求項3】 前記栓部の断面形状を多角形とし、各角
    稜部にびん口内面に接する接触部を形成し、この各角稜
    部間とびん口内面との間に複数の通気路を形成した請求
    項1記載のバイアル容器。
JP6145603A 1994-06-03 1994-06-03 バイアル容器 Pending JPH07330007A (ja)

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JP6145603A JPH07330007A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 バイアル容器

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JP6145603A JPH07330007A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 バイアル容器

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ID=15388874

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JP (1) JPH07330007A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH114873A (ja) * 1997-06-18 1999-01-12 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ
JPH1119177A (ja) * 1997-07-08 1999-01-26 Naigai Kasei Kk 医療用キャップ
JP2014051948A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Kubota Corp エンジンの検油装置
JP2016087114A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 信越ポリマー株式会社 ゴム栓及び注出入機構

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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