JPH07290171A - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JPH07290171A
JPH07290171A JP10909094A JP10909094A JPH07290171A JP H07290171 A JPH07290171 A JP H07290171A JP 10909094 A JP10909094 A JP 10909094A JP 10909094 A JP10909094 A JP 10909094A JP H07290171 A JPH07290171 A JP H07290171A
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JP
Japan
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pipe
rotary shaft
tube
output
torque
Prior art date
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JP10909094A
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English (en)
Inventor
Satoshi Sato
敏 佐藤
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KUWANTAI SYST KK
Original Assignee
KUWANTAI SYST KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熟練を要さず誰でも正確な圧接力によってパ
イプを管板に圧接固定することができるものである。 【構成】 回転軸11cをACサーボモータ16の出力
回転軸16aに連結し、かつ、前記ACサーボモータの
前記出力回転軸に加わるトルクを検出するトルクセンサ
16bを取付け、該トルクセンサ値が予め設定したトル
ク値に達した時に、前記ACサーボモータへの通電を遮
断させるべき出力を送出するようにした拡管装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ボイラーにお
ける熱交換器を構成する金属パイプと、該パイプを取付
ける管板との接合を、前記パイプの外径を広げて管板に
対して圧接固定するための拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記したような熱交換器におけるパイプ
は、熱湯や蒸気が通過するために腐食したり管厚が薄く
なることがあることから、腐食や管厚が薄くなったパイ
プのみを交換する必要が生じる。そのため、パイプを管
板に溶接等の手段によって固定したのでは、前記交換の
際に不便であることから、以下に説明するチューブエキ
スパンダと呼ばれる工具を使用して、パイプの管板と対
応する部分を拡管して管板に圧接固定している。
【0003】以下、チューブエキスパンダの構成につい
て図7と共に説明する。1は後述するフリー管を回転自
在に軸支する固定管、2は前記固定管1の先端より突出
している部分の外周面に斜めに複数の長孔2aが形成さ
れたフリー管、3は前記フリー管2内を前後動自在に挿
通され、基端がエアーモータの回転軸に連結された回転
軸にして、先端に向かって径が小さく先細に形成されて
いる。
【0004】4は前記フリー管2の前記長孔2aに一部
がのぞくように、該長孔2a内に挿入されたローラにし
て、前記回転軸3の前後動によって長孔2aからの突出
量が変化し、フリー管2の先端側の外径が変化するよう
に構成されている。
【0005】次に、前記したチューブエキスパンダを使
用してパイプAを管板Bに圧接固定する方法について図
8〜図9と共に説明する。パイプAを管板Bに形成され
た孔B1 内に挿入した状態で、該パイプA内にフリー管
2を挿入する。この挿入状態においてローラ4は、管板
Bの孔B1 に位置するパイプAの内周面に対向してい
る。(図9参照)
【0006】また、この状態にあっては、ローラ4はパ
イプAの内周面とは当接していないが、作業者が手に持
っている駆動源を前進させることにより回転軸3の外径
が太くなることから、ローラ4は放射方向に長孔2a内
において移動し、該ローラ4はパイプAの内周面に当接
する。
【0007】この当接した状態において、駆動源によっ
て回転軸3を回転させると、ローラ4はパイプAの内周
に当接した状態で回転軸3とパイプAとの摩擦力によっ
て自転し、これに伴ってフリー管2はローラ4と共に回
転する。そして、回転軸3が回転しながら徐々に前進す
るに従って、ローラ4はパイプAの内周に圧接される。
【0008】このような圧接状態になると、ローラ4が
フリー管2に対して斜めに配置されていることから、ロ
ーラ4と回転軸3との間で生じる軸方向分力のために、
該回転軸3は自動的に前進するようになる。そして、回
転軸3が前進すると、ローラ4はフリー管2の長孔2a
からさらに外方に突出するので、パイプAの外周を管板
Bの孔B1 に押し付け、パイプAは管板Bの孔B1 に圧
接されて、肉圧が減少した分直径が大きくなろうとする
力により、パイプAと管板Bとは圧接固定される。(図
10参照)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したパ
イプAの管板Bへの圧接固定は、作業者が駆動源を手に
持ってチューブエキスパンダの先端をパイプA内に挿入
し、パイプAの管板Bの孔B1 への圧接力(すなわち、
回転軸3の前進量によって決まる)を経験によって行っ
ていたために、この作業には熟練を要すると共に作業性
が悪く、かつ、圧接力にバラツキが生じるといった問題
があった。
【0010】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、熟練を要さず誰でも
正確な圧接力によってパイプを管板に圧接固定すること
ができる拡管装置を提供せんとするにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の拡管装置は前記
した問題点を解決せんとするもので、その手段は、先端
に向かって径が細くなる回転軸と、該回転軸が前後動自
在に挿通され周面に斜めの長孔が形成されたフリー管
と、該フリー管の前記長孔内に収納され前記回転軸が前
進することにより周面より突出するローラと、前記フリ
ー管を回転自在に軸支する固定管とから構成され、フリ
ー管をパイプ内に挿通した状態で前記回転軸を回転させ
ながら前進させることにより前記パイプを拡管するチュ
ーブエキスパンダを用いる拡管装置であって、前記回転
軸をACサーボモータの出力回転軸に連結し、かつ、前
記ACサーボモータの前記出力回転軸に加わるトルクを
検出するトルクセンサを取付け、該トルクセンサ値が予
め設定したトルク値に達した時に、前記ACサーボモー
タへの通電を遮断させるべき出力を送出するようにした
拡管装置である。
【0012】また、先端に向かって径が細くなる回転軸
と、該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長孔
が形成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に収
納され前記回転軸が前進することにより周面より突出す
るローラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定管
とから構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態で
前記回転軸を回転させながら前進させることにより前記
パイプを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管装
置であって、前記回転軸をACサーボモータの出力回転
軸に連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力回
転軸に加わるトルクを検出するトルクセンサと、回転角
度を検出する回転検出センサを取付け、前記ローラが前
記パイプの内周面に当接した時点のトルク値を検出して
から、前記回転検出センサによる回転角度が予め設定し
た回転角度に達した時に、前記ACサーボモータへの通
電を遮断させるべき出力を送出するようにした拡管装置
である。
【0013】さらに、先端に向かって径が細くなる回転
軸と、該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長
孔が形成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に
収納され前記回転軸が前進することにより周面より突出
するローラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定
管とから構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態
で前記回転軸を回転させながら前進させることにより前
記パイプを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管
装置であって、前記回転軸をACサーボモータの出力回
転軸に連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力
回転軸に加わるトルクを検出するトルクセンサを取付け
ると共に、前記ACサーボモータ、または、前記回転軸
の前後動を検出する移動量検出センサを取付け、前記ロ
ーラが前記パイプの内周面に当接した時点のトルク値を
検出してから、前記ローラの軸方向移動量が予め設定し
た移動量に達した時に、前記ACサーボモータへの通電
を遮断させるべき出力を送出するようにした拡管装置で
ある。
【0014】また、先端に向かって径が細くなる回転軸
と、該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長孔
が形成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に収
納され前記回転軸が前進することにより周面より突出す
るローラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定管
とから構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態で
前記回転軸を回転させながら前進させることにより前記
パイプを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管装
置であって、前記回転軸をACサーボモータの出力回転
軸に連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力回
転軸に加わるトルクを検出するトルクセンサと、回転角
度を検出する回転検出センサを取付け、また、前記AC
サーボモータまたは前記回転軸の前後動を検出する移動
量検出センサを取付け、前記ローラが前記パイプの内周
面に当接した時点のトルク値を検出してから、前記回転
角度または移動量の単位回転角度または移動量当たりの
トルク増加分を演算し、その仮想傾斜線が横軸と交叉す
る点を逆算し、その点を基準に前記回転角度または移動
量を検出し、その検出値が予め設定した値に達した時
に、前記ACサーボモータへの通電を遮断させるべき出
力を送出するようにした拡管装置である。
【0015】また、前記ACサーボモータへの通電を遮
断させるべき出力によってACサーボモータへの通電を
遮断するようにしたり、表示ランプ等の表示器を点灯す
るようにしてもよく、さらに、ACサーボモータへの通
電を遮断させるべき出力の値が予め設定した上下限値よ
りオーバーしている場合に、NG信号を送出して拡管が
不良であることを表示するようにしてもよい。
【0016】
【作用】前記した如く構成した本発明の拡管装置は、A
Cサーボモータを駆動した状態において回転軸が前進す
ると、ローラがフリー管の長孔から突出してパイプの内
周面に当接し、さらに、前記回転軸が前進するに従って
ローラの突出量が増加してパイプを拡管する。この時
の、前記ACサーボモータの出力回転軸に加わるトルク
をトルクセンサによって検出し、この検出値が予め設定
したトルク値になった時に、前記ACサーボモータへの
通電を遮断する信号を出力し、該モータを停止させ、あ
るいは表示器を点灯し、さらに、所定の圧接力以上であ
ったり以下であった場合にはNG出力を送出して、これ
を表示するようにしたものである。
【0017】また、ローラがフリー管の長孔から突出し
てパイプの内周面に当接した時のACサーボモータの出
力回転軸に加わるトルクを検出し、この検出時より該モ
ータの回転角度を回転角度検出センサによって検出し、
該回転角度が予め設定した回転角度に達した時に、前記
ACサーボモータへの通電を遮断する信号を出力し、該
モータを停止させ、あるいは表示器を点灯し、さらに、
所定の圧接力以上であったり以下であった場合にはNG
出力を送出して、これを表示するようにしたものであ
る。
【0018】さらに、ローラがフリー管の長孔から突出
してパイプの内周面に当接した時のACサーボモータの
出力回転軸に加わるトルクを検出し、この検出時より回
転軸の突出量を移動量検出センサによって検出し、該移
動量が予め設定した移動量に達した時に、前記ACサー
ボモータへの通電を遮断する信号を出力し、該モータを
停止させ、あるいは表示器を点灯し、さらに、所定の圧
接力以上であったり以下であった場合にはNG出力を送
出して、これを表示するようにしたものである。
【0019】また、ローラがフリー管の長孔から突出し
てパイプの内周面に当接した時のACサーボモータの出
力回転軸に加わるトルクを検出し、回転角度または移動
量の単位回転角度または移動量当たりのトルク増加分を
演算し、その仮想傾斜線が横軸と交叉する点を逆算し、
その点を基準に前記回転角度または移動量を検出し、そ
の検出値が予め設定した値に達した時に、前記ACサー
ボモータへの通電を遮断する信号を出力し、該モータを
停止させ、あるいは表示器を点灯し、さらに、所定の圧
接力以上であったり以下であった場合にはNG出力を送
出して、これを表示するようにしたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る拡管装置の一実施例を図
1と共に説明する。11は従来例において説明したと同
一構造のチューブエキスパンダにして、固定管11a、
フリー管11b、回転軸11cおよびローラ11dより
構成されている。そして、前記固定管11aは基台12
の起立片12aに形成された孔内に挿通固定されてい
る。
【0021】13は前記基台12の上面に形成されたガ
イドレール12bにガイドされ前後動するスライド板、
14は前記基台12上に取付けられ、突出杆14aの先
端に前記スライド板13が取付けられたエアーシリンダ
等のシリンダにして、弱い力でスライド板13を移動さ
せる。また、このシリンダ14には、突出杆14aの移
動量を検出するための移動量検出センサ15が取付けら
れている。
【0022】16は前記スライド板13に取付けられた
ACサーボモータにして、その出力回転軸16aに前記
チューブエキスパンダ11の回転軸11cの基端が取付
けられ、ACサーボモータ16の回転によって回転軸1
1cは回転する。また、このACサーボモータ16内に
は出力回転軸16aに加わるトルクを検出するトルクセ
ンサ16bと、出力回転軸16aの回転角度を検出する
エンコーダ等の回転角度検出センサ16cが装備されて
いる。なお、これらの各部材は図示しない重量助力装置
で保持された状態でケーシング内に収納され、このケー
シングを作業者が手に持って拡管作業を行うものであ
る。
【0023】次に、図2のコントロール回路について説
明する。17はコンピュータにして、CPU17aと、
このCPU17aとの間でデータのやり取りを行うRO
M17bとRAM17cとから構成されている。そし
て、このコンピュータ17の入力端には図示しない入力
装置を介して前記ACサーボモータ16のトルクセンサ
16bよりのトルク値と回転角度検出センサ16cより
の回転角度および移動量検出センサ15よりの移動距離
が入力されている。また、コンピュータ17の出力端に
は図示しない出力装置を介してACサーボモータ16を
駆動するためのモータ駆動装置18と、表示器19とが
接続されている。
【0024】次に前記した構造の拡管装置によって管板
BにパイプAを取付ける方法について説明する。先ず、
トルクセンサ16bよりの出力のみによって拡管作業を
行う場合を図4のフローチャート図と共に説明する。
【0025】作業者は図示しないケーシングを手に持っ
てフリー管11bを管板Bの孔内に挿通されているパイ
プA内に挿入する。この状態において、ACサーボモー
タ16に通電して回転軸11cを回転させる(ステップ
S1)。この時、フリー管11b内のローラ11dは回
転軸11cの細い径の部分に位置しているので、ローラ
11dはパイプAの内周面に当接することはない。ま
た、ACサーボモータ16内のトルクセンサ16bはト
ルクの検出を開始する。
【0026】次いで、シリンダ14にエアーを供給し、
スライド板13を前進させるとACサーボモータ16全
体が前進(図1において左方向)し、従って、フリー管
11a内の回転軸11cも前進し、径の太い部分がロー
ラ11dに当接して、該ローラ11dをフリー管11b
の長孔より放射方向に突出させる。これにより、ローラ
11dはパイプAの内周面に当接し、回転軸11cの前
進に伴って拡管する。
【0027】そして、ローラ11dが相当な圧接力によ
ってパイプAの内周面に圧接されると、該ローラ11d
がパイプAの内周面および回転軸11cの外周面に対し
て斜めに当接しているので、回転軸11cとローラ11
dとの間で発生する軸方向分力によって、回転軸11c
はシリンダ14の突出力(弱い力)とは関係なく自分自
身で前進するようになる。
【0028】また、ローラ11dを回転させるための回
転軸11cをACサーボモータ16で駆動する出力回転
軸16aは図3のようなトルクを発生する。このトルク
値をトルクセンサ16bが検出する。このトルクセンサ
16bからの出力をCPU17aが常時検出し、前記ト
ルク値がRAM17cにメモリされた予め設定した値に
達したか否かを検出する(ステップS2)。なお、この
RAM17cにメモリされているトルク値は、予め実験
的に拡管作業を行った結果、拡管状態が適正であると判
断された時の値である。
【0029】そして、CPU17aがトルクセンサ16
bよりの値が予め設定したトルク値(図3のT2 )に達
したと判断すると、該CPU17aはACサーボモータ
16を停止させるべき信号をモータ駆動回路18に送出
し(ステップS3)、この出力を得たモータ駆動回路1
8はACサーボモータ16を停止させる。なお、CPU
17aよりの前記信号によって表示ランプ等の表示器1
9を点灯させ作業者がACサーボモータ16の電源が切
れたことを知ることができる。
【0030】また、前記したサーボモータ16を停止さ
せた時におけるトルク値と、予め設定した上下限値との
値とを比較して(ステップS4)、前記トルク値が上下
限値を越えている場合および下回っている場合には、N
Gと判定して圧接量が異常であるとの表示を表示器で行
い(ステップS5)、適正な場合には制御動作は終了す
る(ステップS6)。
【0031】次に、ACサーボモータ16の回転角度を
検出することにより、拡管作業を行う場合を図5のフロ
ーチャート図と共に説明する。ACサーボモータ16を
駆動(ステップS1)させながら、該ACサーボモータ
16をシリンダ14によって前進させ回転軸11cを前
進させることまでは前記実施例と同じである。
【0032】このステップS1の状態においてCPU1
7aはトルクセンサ16bよりのトルク値を検出し、ロ
ーラ11dがパイプAの内周面に当接してトルク値が急
激に上昇し始める値(図3のT1 )に達したか否かを監
視する(ステップS12)。このトルク値T1 に達した
と判断すると、CPU17aは回転角度検出センサ16
cよりの出力によってACサーボモータ16の回転角度
をカウントする(ステップS13)。
【0033】そして、CPU17aは前記回転角度がR
AM17cにメモリされた予め設定した値に達したか否
かを監視する(ステップS14)。なお、このRAM1
7cにメモリされている回転角度は、予め実験的に拡管
作業を行った結果、拡管状態が適正であると判断された
時の回転角度である。
【0034】このCPU17aの監視において、該CP
U17aが値が予め設定した回転角度に達した(図3の
1 に対応する回転角度)と判断すると、前記図4にお
けると同じステップS3となり、ACサーボモータ16
を停止させ、あるいは表示器19を点灯させる。
【0035】また、前記したサーボモータ16を停止さ
せた時における回転角度と、予め設定した上下限値との
値とを比較して(ステップS15)、前記回転角度が上
下限値を越えている場合および下回っている場合には、
NGと判定して圧接量が異常であるとの表示を表示器で
行い(ステップS5)、適正な場合には制御動作は終了
する(ステップS6)。
【0036】次に、ACサーボモータ16の移動量を検
出することにより、拡管作業を行う場合を図6のフロー
チャート図と共に説明する。ACサーボモータ16を駆
動(ステップS1)させながら、該ACサーボモータ1
6をシリンダ14によって前進させ回転軸11cを前進
させることまでは前記実施例と同じである。
【0037】このステップS1の状態においてCPU1
7aはトルクセンサ16bよりのトルク値を検出し、ロ
ーラ11dがパイプAの内周面に当接してトルク値が急
激に上昇し始める値(図3のT1 )に達したか否かを監
視する(ステップS12)。このトルク値T1 に達した
と判断すると、CPU17aはシリンダ14に装備され
た移動量検出センサ15よりの出力によってACサーボ
モータ16の移動量、すなわち、回転軸11dの移動量
を計測する(ステップS23)。
【0038】そして、CPU17aは前記移動量がRA
M17cにメモリされた予め設定した値に達したか否か
を監視する(ステップS24)。なお、このRAM17
cにメモリされている移動量は、予め実験的に拡管作業
を行った結果、拡管状態が適正であると判断された時の
移動量である。
【0039】このCPU17aの監視において、該CP
U17aが値が予め設定した回転角度に達した(図3の
1 に対応する移動量)と判断すると、前記図4におけ
ると同じステップS3となり、ACサーボモータ16を
停止させ、あるいは表示器19を点灯させる。
【0040】また、前記したサーボモータ16を停止さ
せた時における移動量と、予め設定した上下限値との値
とを比較して(ステップS25)、前記移動量が上下限
値を越えている場合および下回っている場合には、NG
と判定して圧接量が異常であるとの表示を表示器で行い
(ステップS5)、適正な場合には制御動作は終了する
(ステップS6)。
【0041】次に、回転角度あるいは移動量の単位回転
角度または移動量当たりのトルク増加分を演算すること
により、拡管作業を行う場合を図7の特性図と図8のフ
ローチャート図と共に説明する。先ず、CPU17aの
ROM17cに、回転角度または移動量測定開始トルク
Tsと回転角度または移動量測定終了トルクTrおよび
目標回転角度または目標移動量Atの値を初期設定して
おく。
【0042】この初期設定の後に、ACサーボモータ1
6を駆動(ステップS1)させながら、該ACサーボモ
ータ16をシリンダ14によって前進させ回転軸11c
を前進させる。このステップS1の状態においてCPU
17aはトルクセンサ16bよりのトルク値が、回転角
度または移動量計測開始トルクTsに達したか否かを監
視する(ステップS31)。
【0043】そして、前記測定トルクが計測開始トルク
Tsに達したと判断すると、CPU17aは、その時点
における回転角度または移動量Asをメモリする(ステ
ップS32)。次に、CPU17aはトルクセンサ16
bよりのトルク値が、回転角度または移動量計測終了ト
ルクTrに達したか否かを監視し(ステップS33)、
測定トルクが計測終了トルクTrに達したと判断する
と、CPU17aは、その時点における回転角度または
移動量Arをメモリする(ステップS34)。
【0044】次いで、CPU17aは図7における特性
曲線の傾斜率K=Tr−Ts/Ar−Asを演算し(ス
テップS35)、この傾斜率を有する一次曲線T=KA
−Rと横軸との交点Zを演算する(ステップS36)。
そして、このZからのの値が予め設定した目標回転角度
または移動量Atに達したか否かを監視し(ステップS
37)、達したと判断するとACサーボモータ16を停
止させる信号を出力し(ステップS3)あるいは表示器
19を点灯させる。
【0045】また、前記したサーボモータ16を停止さ
せた時における前記目標値Atと、予め設定した実際の
目標値Atの上下限値との値とを比較して(ステップS
38)、前記移動量が上下限値を越えている場合および
下回っている場合には、NGと判定して圧接量が異常で
あるとの表示を表示器で行い(ステップS5)、適正な
場合には制御動作は終了する(ステップS6)。
【0046】
【発明の効果】本発明は前記したように、回転軸を回転
させる駆動源としてACサーボモータを使用し、回転軸
の回転角度を正確に制御できるようにし、かつ、該回転
軸に加わるトルクを検出するトルクセンサを取付け、該
トルクセンサよりの値が予め最良である拡管の状態にお
けるトルク値に達したときに、モータを停止させるべき
信号を出力するようにした。
【0047】また、前記トルクセンサの外にACサーボ
モータの回転角度を検出する回転角度検出センサを設
け、ローラがパイプの内周面に当接しトルクセンサがト
ルク値の変化を検出した時点からの前記回転角度を検出
し、この回転角度が予め最良である拡管の状態における
回転角度に達したときに、モータを停止させるべき信号
を出力するようにした。
【0048】さらに、前記トルクセンサの外にACサー
ボモータの移動量(回転軸の移動量)を検出する移動量
検出センサを設け、ローラがパイプの内周面に当接しト
ルクセンサがトルク値の変化を検出した時点からの前記
移動量を検出し、この移動量が予め最良である拡管の状
態における移動量に達したときに、モータを停止させる
べき信号を出力するようにした。
【0049】また、前記トルクセンサの外に回転角度を
検出する回転検出センサあるいはACサーボモータまた
は前記回転軸の前後動を検出する移動量検出センサを取
付け、前記ローラが前記パイプの内周面に当接した時点
のトルク値を検出してから、前記回転角度または移動量
の単位回転角度または移動量当たりのトルク増加分を演
算し、その仮想傾斜線が横軸と交叉する点を逆算し、そ
の点を基準に前記回転角度または移動量を検出し、その
検出値が予め設定した値に達した時に、前記ACサーボ
モータへの通電を遮断させるべき出力を送出するように
したことから、熟練者でない作業者であっても最適な拡
管によってパイプを管板等に嵌合固定できる。
【0050】しかも、前記ACサーボモータへの通電を
遮断させるべき信号と、予め設定した目標値の上下限値
とを比較して、その上下限値の値より外れている場合に
はNG信号を出力して、拡管が適正でない表示を行うの
で、製造された製品の信頼性が向上する等の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る拡管装置の実施例を示す正面図で
ある。
【図2】拡管装置を制御するためのコントロール回路で
ある。
【図3】拡管動作を示す特性図である。
【図4】第1実施例のフローチャート図である。
【図5】第2実施例のフローチャート図である。
【図6】第3実施例のフローチャート図である。
【図7】拡管動作を示す特性図である。
【図8】第4実施例のフローチャート図である。
【図9】チューブエキスパンダの正面図である。
【図10】パイプを管板に嵌合固定した状態の断面図であ
る。
【図11】チューブエキスパンダを使用してパイプを管板
に圧接する前の動作を示す断面図である。
【図12】チューブエキスパンダを使用してパイプを管板
に圧接した状態の動作を示す断面図である。
【符号の説明】
11 チューブエキスパンダ 11a 固定管 11b フリー管 11c 回転軸 11d ローラ 12 基台 13 スライド板 14 シリンダ 15 移動量検出センサ 16 ACサーボモータ 16b トルクセンサ 16c 回転角度検出センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に向かって径が細くなる回転軸と、
    該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長孔が形
    成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に収納さ
    れ前記回転軸が前進することにより周面より突出するロ
    ーラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定管とか
    ら構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態で前記
    回転軸を回転させながら前進させることにより前記パイ
    プを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管装置で
    あって、前記回転軸をACサーボモータの出力回転軸に
    連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力回転軸
    に加わるトルクを検出するトルクセンサを取付け、該ト
    ルクセンサ値が予め設定したトルク値に達した時に、前
    記ACサーボモータへの通電を遮断させるべき出力を送
    出するようにしたことを特徴とする拡管装置。
  2. 【請求項2】 先端に向かって径が細くなる回転軸と、
    該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長孔が形
    成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に収納さ
    れ前記回転軸が前進することにより周面より突出するロ
    ーラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定管とか
    ら構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態で前記
    回転軸を回転させながら前進させることにより前記パイ
    プを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管装置で
    あって、前記回転軸をACサーボモータの出力回転軸に
    連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力回転軸
    に加わるトルクを検出するトルクセンサと、回転角度を
    検出する回転検出センサを取付け、前記ローラが前記パ
    イプの内周面に当接した時点のトルク値を検出してか
    ら、前記回転検出センサによる回転角度が予め設定した
    回転角度に達した時に、前記ACサーボモータへの通電
    を遮断させるべき出力を送出するようにしたことを特徴
    とする拡管装置。
  3. 【請求項3】 先端に向かって径が細くなる回転軸と、
    該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長孔が形
    成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に収納さ
    れ前記回転軸が前進することにより周面より突出するロ
    ーラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定管とか
    ら構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態で前記
    回転軸を回転させながら前進させることにより前記パイ
    プを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管装置で
    あって、前記回転軸をACサーボモータの出力回転軸に
    連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力回転軸
    に加わるトルクを検出するトルクセンサを取付けると共
    に、前記ACサーボモータまたは前記回転軸の前後動を
    検出する移動量検出センサを取付け、前記ローラが前記
    パイプの内周面に当接した時点のトルク値を検出してか
    ら、前記ローラの軸方向移動量が予め設定した移動量に
    達した時に、前記ACサーボモータへの通電を遮断させ
    るべき出力を送出するようにしたことを特徴とする拡管
    装置。
  4. 【請求項4】 先端に向かって径が細くなる回転軸と、
    該回転軸が前後動自在に挿通され周面に斜めの長孔が形
    成されたフリー管と、該フリー管の前記長孔内に収納さ
    れ前記回転軸が前進することにより周面より突出するロ
    ーラと、前記フリー管を回転自在に軸支する固定管とか
    ら構成され、フリー管をパイプ内に挿通した状態で前記
    回転軸を回転させながら前進させることにより前記パイ
    プを拡管するチューブエキスパンダを用いる拡管装置で
    あって、前記回転軸をACサーボモータの出力回転軸に
    連結し、かつ、前記ACサーボモータの前記出力回転軸
    に加わるトルクを検出するトルクセンサと、回転角度を
    検出する回転検出センサを取付け、また、前記ACサー
    ボモータまたは前記回転軸の前後動を検出する移動量検
    出センサを取付け、前記ローラが前記パイプの内周面に
    当接した時点のトルク値を検出してから、前記回転角度
    または移動量の単位回転角度または移動量当たりのトル
    ク増加分を演算し、その仮想傾斜線が横軸と交叉する点
    を逆算し、その点を基準に前記回転角度または移動量を
    検出し、その検出値が予め設定した値に達した時に、前
    記ACサーボモータへの通電を遮断させるべき出力を送
    出するようにしたことを特徴とする拡管装置。
  5. 【請求項5】 前記ACサーボモータへの通電を遮断さ
    せるべき出力によってACサーボモータへの通電を遮断
    するようにしたことを特徴とする前記請求項1乃至4の
    拡管装置。
  6. 【請求項6】 前記ACサーボモータへの通電を遮断さ
    せるべき出力によって表示ランプ等の表示器を点灯する
    ようにしたことを特徴とする前記請求項1乃至4の拡管
    装置。
  7. 【請求項7】 前記ACサーボモータへの通電を遮断さ
    せるべき出力の値が予め設定した上下限値よりオーバー
    している場合に、NG信号を送出して拡管が不良である
    ことを表示するようにしたことを特徴とする前記請求項
    1乃至4の拡管装置。
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