JPH07290048A - 自動洗浄装置付浄水器 - Google Patents

自動洗浄装置付浄水器

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JPH07290048A
JPH07290048A JP8454294A JP8454294A JPH07290048A JP H07290048 A JPH07290048 A JP H07290048A JP 8454294 A JP8454294 A JP 8454294A JP 8454294 A JP8454294 A JP 8454294A JP H07290048 A JPH07290048 A JP H07290048A
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光幸 中園
Toshiyuki Kubota
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、中空糸膜部の目詰まりを防ぎ、加
えて浄水器の有害物質の除去能が劣化するのを防止し、
浄水器内部で微生物が繁殖するのを抑制でき、さらにこ
れを自動的に行う自動洗浄装置付浄水器を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明は、給水管1と吐出管12と浄水ユニ
ット13を備え、浄水ユニット13には原水供給口3と
逆洗用入口10及び浄水吐出口6と逆洗用出口11を設
け、供給された水を給水管1から原水供給口3まで導く
第1の給水系と、供給された水を給水管1から逆洗用入
口10まで導く第2の給水系を配設するとともに、吐出
される水を浄水吐出口6から吐出管12まで導く第1の
吐出系と、吐出される水を逆洗用出口11から吐出管1
2まで導く第2の吐出系を配設して、供給された水また
は吐出される水の温度によって流路を切り換える第1の
流路切り換え手段と第2の流路切り換え手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱水を利用することで
浄水器の内部を自動的に洗浄することができる自動洗浄
装置付浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我国においては、河川や地下水を各地方
自治体別で浄水化して各家庭や事業所等に水道水として
供給している。この浄水化を担う浄水場では、この河川
の水や地下水を大量にかつ安全な水道水とするためにい
ろいろな薬品を添加処理して各家庭や事業所等に供給し
ている。しかし近年水源となっている河川や地下水の水
質が悪化してきているため、大量の水道水を短時間のう
ちに相当強力に処理する必要性がでてきており、河川の
下流地域の浄水場等では最終段階で塩素を大量に添加し
て処理している。このため水道水がおいしくないだと
か、カルキ臭い等という声を聞くことが多くなってい
る。しかも、このような急速処理では処理できなかった
フミン質等の有機物が塩素と反応してクロロホルム等と
なりトリハロメタン等の発ガン性物質が水道水中に発生
するようなことが多々起こっている。
【0003】そこで各家庭や事業所等で水道水を浄化す
る必要に迫られて、10数年前から活性炭を主体として
カルキ臭等を取り除く浄水器が使用されてきている。現
在では、微細なゴミも除去できる中空糸膜を活性炭と組
み合わせた浄水器が主流になっている。しかしこのよう
な浄水器は洗浄水を逆方向に流して洗浄する逆洗を行わ
ないと、次第に浄化能力が低下していくものである。こ
うした事情を背景に活性炭と中空糸膜を逆洗する先行技
術が提案されている。しかしこの先行技術は、現在一般
化している湯水混合栓から吐出される熱水に対してとく
に対策をしておらず、誤って熱水を流した場合には活性
炭が劣化してしまうようなことがあった。こうした熱水
対策のため外部に熱水を排出する流路切り換え装置付き
浄水器も従来提案されている(特開平2−9488号公
報)。これは熱水が進入すると形状記憶合金からなる温
度感知弁で流路を切り換え、熱水を強制的に外部に排出
するというものである。しかしこの先行技術は熱水を浄
水器内に侵入させないことで単に活性炭の劣化を回避す
るものにすぎず、活性炭の再生を行ったり逆洗を行うた
めの装置は別に必要であった。ところでこの先行技術の
ように熱水は高温すぎたりすると場合によって活性炭を
劣化させることもあるが、適当な条件のときには逆に活
性炭を再生することのできるものである。先行技術には
熱水を逆洗のために用いる方法も提案されている。しか
しこれは手動で流路を切り換えて熱水を導いて活性炭の
再生を図るもので、人為的な切り換え操作が必要なため
活性炭の再生時期を忘れて再生しないまま浄水器を使用
することが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように現在主流と
なっている活性炭と中空糸膜を利用した浄水器では、微
細なゴミも除去できる反面すぐに目詰まりが生じて浄化
能力が低下していくという問題点があった。
【0005】また水道水中の有害物質には、トリハロメ
タン類や低沸点有機ハロゲン化合物等の発ガン性物質、
またはシマジン等の農薬類、あるいはカビ臭等の原因と
なるジオスミン等、数多くのものが存在する。とくにト
リハロメタン類は発ガン性が強く問題の多いものであ
る。これらの有害物質は、浄水器の活性炭に吸着されて
除去されるのであるが、残念なことにこれはすぐに飽和
量に達してしまって浄水器の使用初期にしか除去できな
いものであった。加えて活性炭に一旦吸着されたこれら
有害物質は再度容易に脱離するため、有害物質が濃縮さ
れた形で再度水道水中に混入し、平均的な水道水よりも
高い濃度でこれらが検出される場合すらあった。
【0006】有害物質以外にもこの他微生物の増殖とい
う問題がある。それは、浄水器の活性炭層では殺菌力の
あるカルキが除去されて浄水が滞留しているため、逆に
微生物がそこで繁殖し、浄水器本来の目的と裏腹になっ
てしまうことである。
【0007】本発明は、これら従来の問題点を解決する
ためのものであって、中空糸膜の目詰まりを防ぎ、加え
て浄水器の有害物質の除去能が劣化するのを防止し、浄
水器内部で微生物が繁殖するのを抑制でき、さらにこれ
を自動的に行う自動洗浄装置付浄水器を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動洗浄装置付
浄水器は、給水管と吐出管と浄水ユニットを備え、浄水
ユニットには原水供給口と逆洗用入口及び浄水吐出口と
逆洗用出口を設け、供給された水を給水管から原水供給
口まで導く第1の給水系と、供給された水を給水管から
逆洗用入口まで導く第2の給水系を配設するとともに、
吐出される水を浄水吐出口から吐出管まで導く第1の吐
出系と、吐出される水を逆洗用出口から吐出管まで導く
第2の吐出系を配設して、供給された水の温度が低けれ
ば第1の給水系を選択し高ければ第2の給水系を選択す
る第1の流路切り換え手段と、供給された水または吐出
される水の温度が低ければ第1の吐出系を選択し高けれ
ば第2の吐出系を選択する第2の流路切り換え手段を備
えたことを特徴とするものである。
【0009】本発明の自動洗浄装置付浄水器は、浄水ユ
ニット内に活性炭層と中空糸膜部が設けられているのが
適当である。
【0010】また本発明の自動洗浄装置付浄水器は、第
2の流路切り換え手段が第1の流路切り換え手段と連動
して切り換えられるのが好ましい。
【0011】さらに本発明の自動洗浄装置付浄水器は、
第1の流路切り換え手段と第2の流路切り換え手段の少
なくとも一方が感温流路切り換え弁であるのが望まし
い。
【0012】この感温流路切り換え弁は、形状記憶合金
からなる付勢体によって切り換えられるのが適当であ
る。
【0013】また本発明の自動洗浄装置付浄水器は、第
1の流路切り換え手段と第2の流路切り換え手段が温度
センサで検出した温度信号で流路を切り換える流路切り
換え弁であることを特徴とする。
【0014】本発明の自動洗浄装置付浄水器は、温度の
高い水の通過するところをステンレスで構成するのが適
当である。
【0015】
【作用】本発明の自動洗浄装置付浄水器は、第1の流路
切り換え手段と第2の流路切り換え手段を備えているか
ら、温度の高い水を流すと自動的に流路が切り換わって
浄水器内の流れ方向が変更され、浄水ユニット内で捕捉
されたごみや有害物質を逆洗することができる。これに
より微生物等の繁殖を止めることができる。
【0016】活性炭層と中空糸膜部を備えているから、
中空糸膜部の微細なごみによる目詰まりを取り除くこと
ができ、さらに吸着していた有害物質を脱離させること
により活性炭層の吸着能を再生することができる。
【0017】また第2の流路切り換え手段が第1の流路
切り換え手段と連動して切り換えられるものであるか
ら、給水系と吐出系の流路の切り換えの時間遅れがなく
なり、迅速に流路を切り換えることができる。
【0018】第1の流路切り換え手段と第2の流路切り
換え手段の少なくとも一方が感温流路切り換え弁である
から、コンパクトな構成にすることができる。形状記憶
合金からなる付勢体によって切り換えると、さらに簡単
で耐久性に優れたものにすることができる。
【0019】また本発明の自動洗浄装置付浄水器は、第
1の流路切り換え手段と第2の流路切り換え手段が温度
センサで検出した温度信号で流路を切り換える流路切り
換え弁であるから、確実な切り換えをすることができ
る。
【0020】さらに温度の高い水が通過するところをス
テンレス製とするから、浄水器の材質が溶解して水質を
損なうことはない。
【0021】
【実施例】以下、本発明の自動洗浄装置付浄水器の一実
施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発
明の一実施例における自動洗浄装置付浄水器の浄水時の
概略図、図2は本発明の一実施例における自動洗浄装置
付浄水器の逆洗時の概略図である。
【0022】図1において、1は給水管、2は第1の流
路切り換え手段である入口感温流路切り換え弁、3は原
水供給口、9は逆洗バイパス管、10は逆洗用入口であ
る。ここで逆洗用というのは逆洗のほか再生用も含めて
指称している。第1流路切り換え手段は、感温弁である
ほか、温度センサで検出した温度信号によって駆動手段
を制御して流路を切り換える流路切り換え弁でもよい。
これは電磁弁等が適当である。この場合確実な切り換え
が期待できる。これら部材の材質は、感温部等の必要箇
所を除いてステンレス製である。入口感温流路切り換え
弁2のところで給水管1は2つに分かれ、一方が逆洗バ
イパス管9となり、他方はそのまま原水供給口3に接続
されている。ここで給水管1に給水される水には、水道
水や井戸水等の温度の低い原水か、いったん給湯システ
ム等で温度を上げられた場合等の温度の高い水があり、
ここでは感温弁や温度センサの設定温度以上の温度の水
を熱水、それ以下を原水と呼称することにする。この給
水管1から原水供給口3まで原水を導く管路が第1の給
水系を構成するものであり、給水管1から逆洗用入口1
0まで導く逆洗パイパス管9が第2の給水系を構成する
ものである。13は浄水ユニット、4は活性炭層、5は
中空糸膜部、6は浄水吐出口である。そして7は浄水バ
イパス管、8は第2の流路切り換え手段である出口感温
流路切り換え弁、11は逆洗用出口、12は吐出管であ
る。この第2流路切り換え手段は、第1流路切り換え手
段と同様、温度センサで検出した温度信号によって駆動
手段を制御して流路を切り換える流路切り換え弁であっ
てよい。電磁弁等が適当である。この場合確実な切り換
えを行うことができる。浄水ユニット13の熱水と接触
する部分は、活性炭層4と中空糸膜部5等の必要箇所を
除いてほとんどステンレスで構成されている。なお浄水
ユニット13の背面に設けられた逆洗用入口10には逆
止弁(図示せず)が設けられている。浄水吐出口6から
吐出管12にまで浄水を導く浄水バイパス管7が第1の
吐出系を構成するものであり、逆洗用出口11から吐出
管12まで導く管路が第2の吐出系を構成するものであ
る。第1の吐出系と第2の吐出系の2つの流路が合流す
るところに出口感温流路切り換え弁8が設けられてい
る。これら2つの吐出系も必要箇所を除いてステンレス
製である。
【0023】次にこの一実施例の入口感温流路切り換え
弁2と出口感温流路切り換え弁8の構成について説明す
る。入口感温流路切り換え弁2は図1と図2の拡大図に
示したような構成をしている。出口感温流路切り換え弁
8も基本的に同一の構成である。21は、給水管1に接
続された入口開口20が側面に形成され、原水供給口3
へ接続される開口27と逆洗バイパス管9に接続される
開口28が両端面に形成された円筒状の弁本体である。
この弁本体21の内部には、弁体24を付勢する形状記
憶合金からなる螺旋状付勢体26が、開口28に対向し
て円筒部23の外周を周回するように設けられている。
この弁体24は、同時に開口27の内部に設置されたス
プリング25にも取り付けられている。スプリング25
の付勢力が螺旋状付勢体26の付勢力を上回ったとき、
弁体24は開口28側を閉鎖する。またスプリング25
の付勢力が螺旋状付勢体26の付勢力を下回ったとき弁
体24は弁座22に着座し、開口27を閉鎖する。従っ
て形状記憶合金が変形する設定温度以下の浄水が入口感
温流路切り換え弁2に導入されたときには、螺旋状付勢
体26は縮んだままの状態であり、スプリング25の付
勢力が加わって弁体24が開口28を閉鎖する。また形
状記憶合金の変形する設定温度以上の熱水が入口感温流
路切り換え弁2に導入されたときには、螺旋状付勢体2
6は伸張した状態となり、スプリング25の付勢力に打
ち勝って弁体24で開口27を閉鎖することになる。
【0024】以上は入口感温流路切り換え弁2の構成に
ついて説明したものであるが、これは出口感温流路切り
換え弁8についても図示はしないが基本的に同一であ
る。ただ出口感温流路切り換え弁8においては、入口感
温流路切り換え弁2の開口28に対応した開口28’
(図示せず)が逆洗用出口11に接続されるのと、入口
感温流路切り換え弁2の入口開口20に対応した入口開
口20’(図示せず)が吐出管12に接続されるのと、
入口感温流路切り換え弁2の開口27に対応した開口2
7’(図示せず)が浄水バイパス管7に接続される点で
相違するだけである。
【0025】なお感温部は形状記憶合金に限らず、温度
検知できこれによって切り換え弁を駆動できるものであ
れば、どのようなものでも構わない。また入口感温流路
切り換え弁2の設定温度と、出口感温流路切り換え弁8
の設定温度は同一(例えば35℃〜80℃)であっても
よいし、入口感温流路切り換え弁2の設定温度(例えば
35℃〜80℃)と出口感温流路切り換え弁8の設定温
度(入口感温流路切り換え弁2より所定温度低く例えば
30℃〜45℃)を異ならせてもよい。
【0026】ところで以上の実施例においては、26が
形状記憶合金製の螺旋状付勢体、25がスプリングであ
ったが、これは逆に26がスプリング26’(図示せ
ず)、25が形状記憶合金製の螺旋状付勢体25’(図
示せず)であってもよい。形状記憶合金の特性は逆の特
性となる。前者の場合、熱水が入口開口20を通って流
入する部位に形状記憶合金製の螺旋状付勢体26が配置
されることになり、熱応答性が優れたものとなる。これ
に対し後者の場合、形状記憶合金が伸張したときに最も
押圧力が強いという特徴がいかされた構成となる。
【0027】さて上記一実施例の動作について以下説明
する。浄水使用時には給水管1を通って水道水等の原水
が供給される。この原水は水温が低いため入口感温流路
切り換え弁2に到達すると、形状記憶合金製の螺旋状付
勢体26の縮小状態とスプリング25の押圧力で、弁体
24を円筒部23の端部弁座に着座させる。このため逆
洗バイパス管9への流路は遮断され、原水は第1の給水
系を通って原水供給口3に送り込まれる。原水供給口3
に入った原水は図示していないプレフィルターを通って
大きなゴミを取り除かれてから活性炭層4に注ぎ込まれ
る。ここでカルキ臭の原因である次亜塩素酸が活性炭の
触媒作用で塩素イオンに分解される。これと同時に活性
炭層4ではトリハロメタン類や低沸点有機ハロゲン化合
物等の発ガン性物質、あるいはシマジン等の農薬類、ジ
オスミン等のカビ臭等有害物質が吸着除去される。活性
炭層4を通り抜けた水は次に中空糸膜部5を通る。ここ
で、0.1〜0.01μmの細孔により微細なごみまで
濾過される。そして浄水吐出口6を通って浄水バイパス
管7に進入し、出口感温流路切り換え弁8に到達する。
ここでもし出口感温流路切り換え弁8が浄水バイパス管
7を閉鎖していたとしても、原水は水温が低いから、形
状記憶合金の螺旋状付勢体26とスプリング25の作用
でこれは開放され、逆洗用出口11側が閉鎖される。ま
た水が浄水バイパス管7経由で出口感温流路切り換え弁
8に到達する以外に、原水が直接逆洗用出口11から出
口感温流路切り換え弁8に到達することもあり、このよ
うな場合にはこの時点で直ちに形状記憶合金製の螺旋状
付勢体26が作用し、浄水バイパス管7が開放され逆洗
用出口11が閉鎖されることになる。
【0028】次に熱水が送られて逆洗する場合を説明す
ると、熱水は給水管1を通って入口感温流路切り換え弁
2のところに到達する。水温が高いため入口感温流路切
り換え弁2は原水供給口3への流路を閉鎖する。このた
め熱水は逆洗バイパス管9を通って浄水ユニット13の
背面の逆洗用入口10の逆止弁から中空糸膜部5の中に
入る。中空糸膜部5では流体抵抗が大きいため、熱水は
一旦浄水吐出口6から浄水バイパス管7を通って出口感
温流路切り換え弁8に到達する。すると熱水の温度を感
知して出口感温流路切り換え弁8の螺旋状付勢体26は
直ちに応答する。すなわち、もし逆洗用出口11が閉
鎖、浄水バイパス管7が開放されていた場合には直ちに
切り換わって、逆洗用出口11の方が開放されることに
なる。これによって熱水は浄水バイパス管7を通って流
れることはできなくなり、すべての熱水が中空糸膜部5
を逆洗した後、活性炭層4に導入され活性炭層4の再生
をしてから浄水ユニット13の前面の逆洗用出口11か
ら吐出されるようになる。このように熱水を流したとき
には流路が切り換わり、とくに浄水ユニット13内では
流れの方向を逆方向にすることができるから、中空糸膜
部5を自動的に逆洗することができる。また熱水は逆洗
バイパス管9を通る間に放熱によって少し温度降下を生
じてから中空糸膜部5に入り、さらにここで流体抵抗に
よって流速が落ちるため放熱が進み、活性炭層4に入る
ときには再生に適した温度になっている。従って逆洗バ
イパス管9を設け、中空糸膜部5をうまく利用すること
により活性炭層4を再生することができるのである。上
記一実施例ではこのように熱水を利用して自動的に流路
切り換えを行って逆洗、再生を行うものであるから、浄
水器の寿命を格段に伸ばすことができるものである。
【0029】ところでこのように本発明の一実施例は逆
洗、再生によって浄水器の寿命を伸ばすことができるの
であるが、何故逆洗、再生が浄水器の寿命を伸ばすこと
に寄与するのかを以下詳しく説明する。このためにまず
浄水器の寿命が一般に何によって支配されるのかから説
明することにする。
【0030】浄水器の寿命がつきる原因には、大きくい
って2つあり、それは水量が充分得られなくなる場合
と、水の臭気、有害成分が充分除去できなくなる場合の
2つである。まず第1の充分な水量が得られなくなると
いう原因は、主として中空糸膜部5の目詰まりである。
とくに多く発生するのは、水中にコロイド状態で浮遊し
ている無機金属塩類が中空糸膜部5で捕捉されることで
ある。例えば古い配管が敷設され赤水が出てくるような
アパート等では、水中に無機金属塩が多く含まれている
ため、浄水器の寿命がその分短くなるといったことが起
こるのはよく知られている通りである。また赤水のよう
な設備側の事情によらずとも、水道水そのものに金属塩
が多く含まれることも頻繁に生じている。それは河川等
が相当汚れていて、しかも大量に処理しなくてはならな
いという事情のある浄水場から供給される水道水であ
る。このような浄水場では汚れた水をきれいにするため
前処理が必要で塩化アルミニウム水溶液を添加してpH
調製し沈澱漕で沈澱処理しているが、この添加液が金属
塩の形で水道水中に含まれ浄水場から一部流出してしま
うのである。すなわち原水の汚れがひどいため添加する
塩化アルミニウム水溶液の量も自然増加し、流出するア
ルミニウムの量も増加する。また大量に浄化処理する必
要があるため沈澱漕での滞留時間が不足することから、
充分処理しきれずにそのまま水道水として供給されるよ
うなことも生じ、水道水に有機物や無機金属塩類が多く
含まれるといったことが生じるのである。しかも困った
ことにこのような水道水の有機物の中には微生物が多く
存在するため、対策上、殺菌剤として塩素を多量に添加
する必要が出てくる。従ってこのような水道水はアルミ
ニウムイオンや水酸化物が多いほか、概してカルキ臭が
強いものであり、場合によっては水中の有機物と塩素が
反応しトリハロメタンが高濃度で検出されることが生じ
るのである。さらに、金属イオンの状態で流出するよう
な場合であっても水中のpHが7.5以上になると水酸
化金属塩となって析出するため、水道水のpHが高いと
ころでは浄水器の寿命は短くなるのである。これらの場
合に中空糸膜部5に目詰まりが発生し、充分な水量が得
られなくなって浄水器の寿命がつきることになる。
【0031】続いて水の臭気、有害成分を除去できなく
なるという第2の原因を説明する。これは除去すべき臭
気、有害成分の量が多くなりすぎて活性炭層4の除去能
の限界を越えてしまうことである。活性炭を再生しない
限り、活性炭層4で吸着可能な臭気、有害成分の総量は
決まっている。従って臭気、有害成分濃度が高いところ
ではその分寿命が短くなる。臭気、有害成分は、原水が
汚れており大量供給しなければならない浄水場ほど発生
し易い。何故このような浄水場でこうした問題が発生す
るかについては第1の原因の説明の中で述べた通りであ
る。こうした浄水場から供給される水を使用する場合に
は充分な水量が得られなくなるか、臭気、有害成分を除
去できなくなるかのいずれかで浄水器の寿命はつきるこ
とになる。そして以上から活性炭を再生することが浄水
器の寿命を伸ばす大きな要因となるのが分かる。
【0032】さて再生をするにはどのような方法で行う
のがよいのかについて説明すると、再生方法には大別し
て3つの方法がある。第1は一旦加熱して吸着物質を焼
却し水蒸気で再生する水蒸気賦活法であり、第2は酸や
アルカリ、有機溶媒で吸着物質を洗浄する化学的洗浄法
であり、第3は活性炭の吸着能の温度特性を利用して行
う熱水洗浄法である。このうち第1の水蒸気賦活法が一
般的に行われることが多いがこの方法は大規模な装置が
必要であり、第2の化学洗浄法も特殊な溶剤が必要であ
って、浄水器の活性炭の再生には適当でない。この点第
3の熱水洗浄法は大規模な装置は必要なく簡単に活性炭
を再生することができる。
【0033】そこで本実施例においては上記2つの寿命
のつきる原因を一挙に解決して浄水器の寿命を伸ばすた
めに、熱水洗浄法を用いて再生するという技術手段を採
用するとともに、これによって洗浄を行っている。しか
も同時に自動化も達成することができるものである。す
なわち活性炭をいためる可能性のある熱水を、逆に流路
の自動切り換えに利用したうえで、中空糸膜部5を逆洗
し、あわせて管路系や中空糸膜部5等で適当な温度に降
下調整された熱水を活性炭層4の再生に利用するのであ
る。従って本実施例は浄水器の寿命を格段に伸ばすこと
ができ、中空糸膜部5の目詰まりの原因である微細なゴ
ミを洗浄し、活性炭層4の臭気、有害物質の除去能が低
下するのを防止することができるのである。
【0034】次に本実施例の効果を確認するために、従
来の浄水器との比較試験を行った。いずれも中空糸膜部
5付きの浄水器である。実験条件は原水として一般の水
道水を使用し、水圧 1kgf/cm2、浄水使用量
10l/日、水温 15〜20℃を21カ月間測定し
た。ただ本実施例のみ2週間に1度、熱水(75℃)を
10リットル流し、約20分間程度かけて逆洗を行っ
た。図3はこのときの本発明の一実施例における浄水器
の流量の経年変化図、図4は本発明の一実施例における
残留塩素濃度除去率の経年変化図、図5は本発明の一実
施例におけるトリハロメタン除去率の経年変化図であ
る。図6は本発明の一実施例における浄水器使用時の流
量−圧力特性図である。
【0035】図3に示すように、3カ月後から本実施例
の浄水器の1分間当りの流量は従来例と比較して13〜
17%、平均15%上昇しているのが分かる。すなわち
逆洗によって本実施例では平均15%程度目詰まりが改
善されたといってよい。
【0036】また図4から分かるように、残留塩素除去
率は、従来例が12カ月過ぎから劣化を始めるのに対
し、本実施例は21カ月まで除去率91%を保ってい
る。このとき従来例は83%にすぎず、8%近い開きが
存在する。
【0037】図5記載のリハロメタン除去率についてみ
ると、従来例は2カ月過ぎから急激に除去能が劣化し、
10%程度にまで落ち込むのに対し、本実施例は徐々に
は劣化していくが21カ月まで除去率74%以上を保っ
ている。
【0038】トリハロメタン除去に関し追加的に実験し
たのが、図6の浄水器使用時の流量−圧力特性図であ
る。実験は浄水使用時の水温である18℃の水道水と、
逆洗時の水温である75℃の水道水で行った。このとき
測定したトリハロメタンの水中濃度が(表1)である。
図6によれば浄水時の流量−圧力特性はほとんど変わり
がない。しかし逆洗時、本実施例の流量−圧力特性は浄
水時と比較して、非常に流量が低下している。これは中
空糸膜部5の流体抵抗のためと考えられ、これによって
熱水がゆっくり流れて活性炭層4との接触時間を大幅に
長くすることができ、ひいては(表1)記載のように活
性炭層4に吸着されているトリハロメタンの脱離を効率
よくできるのである。
【0039】
【表1】
【0040】以上の実験結果からも本実施例は、残留塩
素除去率を低下させることなく浄水器の中空糸膜部5お
よび活性炭層4の目詰まりを減少させ、寿命を延ばすこ
とができるものである。そしてとくに強調したいのは、
従来できなかったトリハロメタンを長期にわたって除去
することが可能になったことである。
【0041】ところで本実施例では逆洗のため熱水を流
しているから、浄水器の材質によっては熱水によりこの
材質が熱水中に溶け出し水質が損なわれることがあるた
め、耐熱性に優れ熱水中に溶解することのないステンレ
スを使用している。従って熱水を流しても水質が損なわ
れる心配はほとんどない。これを確認するため、熱水の
通過するところをすべてステンレス製とした本実施例
と、これをABS樹脂から形成した従来例とで比較試験
を行った。実験は水道水を用いて行い、水温 75℃、
圧力 1kgf/cm2の条件下で行った。図7は、こ
の結果を示す逆洗時の処理水のCOD値(化学的酸素消
費量)の経時変化図である。これによれば従来例のAB
S樹脂で形成した場合は経時的にCOD値が上昇してい
るのに対し、本実施例においてはこれが増加していな
い。従来例は熱水に触れてABS樹脂が少しずつ水に溶
解しているからである。ステンレスを用いる外にも、耐
熱性があり熱水に溶解しなければどのような材料でも構
わない。
【0042】次に、本発明の自動洗浄装置付浄水器の他
の実施例について図面を参照しながら説明する。図8は
本発明の他の実施例における自動洗浄装置付浄水器の浄
水時の概略図、図9は本発明の他の実施例における自動
洗浄装置付浄水器の逆洗時の概略図である。
【0043】図8、図9において、図1と同じ符号を付
したものは図1の場合と同じものを示すので、これらに
ついては説明を省略する。14はこの実施例の感温流路
切り換え弁である。すなわち図1の実施例の場合との相
違点を上げると、感温流路切り換え弁14は、第1の流
路切り換え手段である入口感温流路切り換え弁2’と第
2の流路切り換え手段である出口流路切り換え弁8’と
が一体化されており、感温部が付いているのは入口感温
流路切り換え弁2’側だけであって、出口流路切り換え
弁8’側には感温部は設けられておらず、単に入口感温
流路切り換え弁2’に連動して駆動されるものにすぎな
い。すなわち給水管1を通って導入された熱水が感温流
路切り換え弁14の感温部によって温度検知され、第1
の給水系から第2の給水系に給水流路が切り換えられる
とともに、吐出系の2つの流路も第1の吐出系から第2
の吐出系に同時に切り換えられるものである。感温部は
図1の実施例の場合と同じで形状記憶合金製の螺旋状付
勢体であって、この形状記憶合金製の螺旋状付勢体とス
プリングで3方向切り換え弁を2つ併設した弁棒を駆動
するのである。この螺旋状付勢体とスプリングは弁棒の
両側にそれぞれ取り付けられている。そして弁ケースに
は給水管1から螺旋状付勢体にまで熱水誘導路が形成さ
れており、ここからさらに吐出管12にまで誘導路が形
成されている。弁棒を収容した弁ケースの給水管1側と
吐出管12側には、弁棒が移動したとき弁棒に開けられ
た連通孔が給水管1と吐出管12に常に接続できるよう
に長溝が2カ所設けられている。連通孔の他端側の弁ケ
ースは、連通孔がそれぞれ逆洗バイパス管9か原水供給
口3のどちらか、あるいは逆洗用出口11か浄水バイパ
ス管7に連通できるような配置で切り換え孔が穿孔され
ている。浄水器として使用しているとき熱水が形状記憶
合金製の螺旋状付勢体のところに到達すると、この螺旋
状付勢体が伸張し、給水管1と逆洗バイパス管9とを連
通せしめ、かつ逆洗用出口11と吐出管12を連通する
切り換え位置に弁棒を押圧する。また温度の低い原水が
送られてくる浄水時には、形状記憶合金からなる螺旋状
付勢体は縮んで給水管1と原水供給口3とを連通し、同
時に浄水バイパス管7と吐出管12を連通する位置に切
り換えるものである。
【0044】従って浄水を得るとき、原水は給水管1か
ら感温流路切り換え弁14を介して原水供給口3に送り
込まれる。原水供給口3に入った原水は図示していない
プレフィルターを通って大きなゴミを取り除かれて活性
炭層4に注ぎ込まれる。ここで有害物質が吸着除去され
る。活性炭層4を通り抜けた水は中空糸膜部5を通って
微細なごみまで濾過される。浄水吐出口6を通った後浄
水バイパス管7に進入し、感温流路切り換え弁14に再
び到達し、吐出管12から吐出される。熱水が送られて
逆洗する場合には、熱水は給水管1を通って感温流路切
り換え弁14のところに到達し、逆洗バイパス管9に入
る。そして浄水ユニット13の背面の逆洗用入口10か
ら中空糸膜部5の中に入り、中空糸膜部5を逆洗した
後、活性炭層4に導入され活性炭層4の再生をしてから
浄水ユニット13の前面の逆洗用出口11から吐出され
る。
【0045】従ってこの他の実施例の場合、感温流路切
り換え弁14の入口側に熱水が到達したら同時に全流路
を切り換えることができるので、切り換え時間の短縮が
はかれるものである。(表2)は、図8記載の感温流路
切り換え弁14を用いて給水側と吐出側の流路切り換え
を同時に連動して行った場合と、図1記載の入口感温流
路切り換え弁2と出口感温流路切り換え弁8をそれぞれ
独立して駆動させる場合の切り換え時間を計測したもの
である。浄水時から逆洗開始までの切り換え時間Aと、
逆洗時から浄水開始までの切り換え時間Bについて比較
している。なお入口感温流路切り換え弁2と出口感温流
路切り換え弁8の設定温度は、同一の温度で75℃とな
っている。
【0046】
【表2】
【0047】(表2)に示すとおり、弁が連動して動く
と切り換え時間が短縮されて、熱水が導入さえると同時
に迅速に流路を切り換えることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明の自動洗浄装置付浄水器は、設定
温度以上の温度の高い水を流すと自動的に流路が切り換
わって浄水器内の流れは逆方向になり、吸着していた有
害物質を脱離させ浄水器の再生を図ることができる。温
度の高い水で自動的に逆洗するから、洗浄忘れもなく、
浄水器内部で微生物等が繁殖することも少なくなる。
【0049】また活性炭層と中空糸膜部を備えているか
ら、中空糸膜部の微細なごみによる目詰まりを取り除く
ことができ、さらに吸着していた有害物質を脱離させる
ことにより活性炭層の吸着能を再生することができる。
【0050】さらに第2の流路切り換え手段が第1の流
路切り換え手段に連動して流路を切り換えるものである
から、給水系と吐出系の流路の切り換えの時間遅れがな
くなり、迅速に流路を切り換えることができる。
【0051】第1の流路切り換え手段と第2の流路切り
換え手段の少なくとも一方が感温流路切り換え弁である
から、コンパクトな構成にすることができる。形状記憶
合金からなる付勢体によって切り換える流路切り換え弁
にすると、さらに簡単で耐久性に優れたものにすること
ができる。
【0052】また本発明の自動洗浄装置付浄水器は、第
1の流路切り換え手段と第2の流路切り換え手段が温度
センサで検出した温度信号で流路を切り換える流路切り
換え弁であるから、確実な切り換えをすることができ
る。
【0053】さらに温度の高い水が通過するところをス
テンレス製とするから、浄水器の材質が溶解して水質を
損なうことはない。
【0054】本発明の自動洗浄装置付浄水器は、トリハ
ロメタン等の有害物質を除去することができ、浄水器の
寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動洗浄装置付浄水
器の浄水時の概略図
【図2】本発明の一実施例における自動洗浄装置付浄水
器の逆洗時の概略図
【図3】本発明の一実施例における浄水器の流量の経年
変化図
【図4】本発明の一実施例における残留塩素濃度除去率
の経年変化図
【図5】本発明の一実施例におけるトリハロメタン除去
率の経年変化図
【図6】本発明の一実施例における浄水器使用時の流量
−圧力特性図
【図7】本発明の一実施例における逆洗時の処理水のC
OD値(化学的酸素消費量)の経時変化図
【図8】本発明の他の実施例における自動洗浄装置付浄
水器の浄水時の概略図
【図9】本発明の他の実施例における自動洗浄装置付浄
水器の逆洗時の概略図
【符号の説明】
1 給水管 2 入口感温流路切り換え弁 3 原水供給口 4 活性炭層 5 中空糸膜部 6 浄水吐出口 7 浄水バイパス管 8 出口感温流路切り換え弁 9 逆洗バイパス管 10 逆洗用入口 11 逆洗用出口 12 吐出管 13 浄水ユニット 14 感温流路切り換え弁 20、20’ 入口開口 21 弁本体 22 弁座 23 円筒部 24 弁体 25、26’ スプリング 26、25’ 螺旋状付勢体 27、28、27’、28’ 開口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水管と吐出管と浄水ユニットを備え、前
    記浄水ユニットには原水供給口と逆洗用入口及び浄水吐
    出口と逆洗用出口を設け、供給された水を前記給水管か
    ら前記原水供給口まで導く第1の給水系と、供給された
    水を前記給水管から前記逆洗用入口まで導く第2の給水
    系を配設するとともに、吐出される水を前記浄水吐出口
    から前記吐出管まで導く第1の吐出系と、吐出される水
    を前記逆洗用出口から前記吐出管まで導く第2の吐出系
    を配設して、供給された水の温度が低ければ前記第1の
    給水系を選択し高ければ前記第2の給水系を選択する第
    1の流路切り換え手段と、供給された水または吐出され
    る水の温度が低ければ前記第1の吐出系を選択し高けれ
    ば前記第2の吐出系を選択する第2の流路切り換え手段
    を備えたことを特徴とする自動洗浄装置付浄水器。
  2. 【請求項2】前記浄水ユニット内には活性炭層と中空糸
    膜部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    自動洗浄装置付浄水器。
  3. 【請求項3】前記第2の流路切り換え手段が、前記第1
    の流路切り換え手段と連動して切り換えられることを特
    徴とする請求項1又は2記載の自動洗浄装置付浄水器。
  4. 【請求項4】前記第1の流路切り換え手段と前記第2の
    流路切り換え手段の少なくとも一方が感温流路切り換え
    弁であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の自動洗浄装置付浄水器。
  5. 【請求項5】前記感温流路切り換え弁が、形状記憶合金
    からなる付勢体によって切り換えられることを特徴とす
    る請求項4記載の自動洗浄装置付浄水器。
  6. 【請求項6】前記第1の流路切り換え手段と前記第2の
    流路切り換え手段が、温度センサで検出した温度信号で
    流路を切り換える流路切り換え弁であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の自動洗浄装置付浄水
    器。
  7. 【請求項7】温度が高い水の通過するところはステンレ
    スで構成した請求項1〜6のいずれかに記載の自動洗浄
    装置付浄水器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105271553A (zh) * 2015-11-11 2016-01-27 张仁秀 多功能家用净水器
CN112390300A (zh) * 2019-08-18 2021-02-23 杜宁峻 带电控反冲切换装置的净水器之双通道单层刚性管路结构

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CN105271553A (zh) * 2015-11-11 2016-01-27 张仁秀 多功能家用净水器
CN112390300A (zh) * 2019-08-18 2021-02-23 杜宁峻 带电控反冲切换装置的净水器之双通道单层刚性管路结构

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