JPH07288924A - 可搬型電源装置 - Google Patents

可搬型電源装置

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JPH07288924A
JPH07288924A JP10187194A JP10187194A JPH07288924A JP H07288924 A JPH07288924 A JP H07288924A JP 10187194 A JP10187194 A JP 10187194A JP 10187194 A JP10187194 A JP 10187194A JP H07288924 A JPH07288924 A JP H07288924A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを低減してむだを省くことが可能な可
搬型電源装置を提供する。 【構成】 発電機1の出力側は、発電機1から過電流が
供給されたときにその供給を停止するための過電流検出
保護ユニット2に接続され、過電流検出保護ユニット2
の出力ラインは、漏電を検出するための漏電電流検出ユ
ニット3を構成するコア31,32を挿通して、2つの1
20Vの出力コンセント4,5および240Vの出力コ
ンセント6に接続されている。過電流検出保護ユニット
2には、引きはずしコイル25が配設され、その出力端
子C,Dは外部に露出し、過電流検出保護ユニット2
は、その端子C,Dを介して漏電電流検出ユニット3と
接続されている。漏電電流検出ユニット3は、コア31
に巻装される発振コイル33、コア32に巻装される検出
コイル34および制御部38を有し、着脱可能な別体によ
り構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外の携帯電源や非常
用電源として使用されるエンジン発電機等の可搬型電源
装置に関し、特に、接地して使用するためのアース端子
を備えた可搬型電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、設置場所や負荷の種別等に応じ
て、必要により接地して使用するためのアース端子を備
えた可搬型電源装置が提案されている。そして、かかる
可搬型電源装置を実際に接地して使用する場合には、高
価な漏電遮断器を取り付ける必要が生じる場合も多い。
【0003】これに対し、この種の電源装置は、通常、
負荷側がショートしたり過負荷となった場合のために過
電流遮断器を備えていることに着目して、例えば、実公
昭58−365号公報に記載の回路遮断器のように、過
電流を検出するとともに漏電をも検出して、いずれの状
態でも出力を遮断し保護する両者兼用の回路遮断器を予
め設けておくことも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の可搬型電源装置では、電源装置を接地する必要のな
い場合や漏電遮断器の必要のない場合であっても、両者
の機能を備えた回路遮断器を備えるために、コストの上
昇等、非常にむだの多い装置になる。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、コストを低減してむだを省くことが可能な可搬型電
源装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、負荷へ電力を供給する出力ラインに流れる負
荷電流が過大になったことを検出する過電流検出器と、
これによって駆動されて負荷への電力供給を遮断する遮
断回路とにより一体に構成された過電流検出保護ユニッ
トを備えたアース端子付の可搬型電源装置において、前
記過電流検出保護ユニット内の前記遮断回路を駆動する
信号入力ラインを前記過電流検出保護ユニットの外部へ
も露出させて露出入力端子を形成し、この露出入力端子
には、前記過電流検出保護ユニットとは別体に着脱自在
に形成した漏電電流を検出するための漏電電流検出ユニ
ットの出力線を接続可能に構成し、この漏電電流検出ユ
ニットの出力線を接続している状態では前記漏電電流検
出ユニットからの漏電電流検出信号によっても前記過電
流検出保護ユニットの遮断回路を駆動して前記出力ライ
ンから負荷へ供給される電力を遮断するように構成した
ことを特徴とする。
【0007】また、好ましくは、前記遮断回路は、出力
ライン中に設けた遮断用のスイッチ部と、このスイッチ
部を駆動するソレノイド部とを有し、このソレノイド部
には、前記出力ラインを巻装して構成する過電流検出用
の引きはずしコイルと前記信号入力ラインを巻装して構
成する引きはずしコイルとを設けることによって、前記
出力ラインの過電流検出信号および前記露出入力端子か
ら入力される漏電検出信号のいずれによっても前記スイ
ッチ部を駆動して負荷へ供給される電力の遮断が可能と
なるように構成したことを特徴とする。
【0008】さらに、好ましくは、前記ソレノイド部の
うちの前記信号ラインを巻装して構成する引きはずしコ
イル部には固定鉄心を設けると共に、この引きはずしコ
イル部に隣接する過電流検出用の引きはずしコイル部に
は進退自在なプランジャ型鉄心を設け、このプランジャ
型鉄心は前記固定鉄心から離れる方向へスプリングで付
勢されるように構成したことを特徴とする。
【0009】また、さらに、好ましくは、前記漏電電流
検出ユニットは、発振コイルを巻装したコアと検出コイ
ルを巻装したコアとを一対にしてこれに前記出力ライン
を挿通して構成される検出部と、この検出部の出力信号
を増幅して前記露出入力端子へ供給する増幅回路とによ
り構成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明に依れば、漏電電流を検出
して出力を遮断する必要がある場合には、遮断回路を駆
動する信号入力ラインを過電流保護ユニットの外部に露
出させて形成された露出入力端子に、過電流検出保護ユ
ニットとは別体の漏電電流検出ユニットの出力線を接続
する。この漏電電流検出ユニットの出力線を接続してい
る状態では、漏電電流検出ユニットからの漏電電流検出
信号によっても過電流検出保護ユニットの遮断回路が駆
動され、出力ラインから負荷へ供給される電力が遮断さ
れる。
【0011】請求項2記載の発明に依れば、出力ライン
の過電流検出信号または前記露出入力端子から入力され
る漏電検出信号のいずれかが生じると、遮断回路は、そ
のソレノイド部によりスイッチ部を駆動して負荷へ供給
される電力を遮断する。
【0012】請求項3記載の発明に依れば、過電流検出
の場合は過電流の大きさの程度に応じて、通常の遮断器
と同じ遅延動作をもたせることができると共に、漏電電
流検出の場合はただちに遮断動作を行わせることができ
る。
【0013】請求項4記載の発明に依れば、漏電電流検
出ユニットは、出力ラインの接地側、非接地側に拘らず
漏電が発生するとその検出部の出力信号は増幅回路によ
り増幅されて前記露出入力端子へ供給される。従って、
いわゆる二重地絡をも簡単に防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係る可搬型電
源装置の概略構成を示す図であり、同図において、本実
施例の可搬型電源装置は、図示しないエンジンで駆動さ
れるエンジン駆動型の発電機1と、該発電機1から過電
流が供給されたときにその供給を停止するための過電流
検出保護ユニット2と、漏電を検出するための漏電電流
検出ユニット3と、2つの出力電圧、例えば120Vの
出力コンセント4,5および240Vの出力コンセント
6とにより構成されている。そして、漏電電流検出ユニ
ット3は、電源装置本体に対し着脱可能な別体で形成さ
れている。
【0016】前記発電機1は、図示しない固定子に巻装
された出力巻線11と、該出力巻線11に対して電気的に
90゜の位相差を有するように、前記固定子に巻装され
た励磁巻線12と、界磁巻線13が巻装された回転子14
と、整流器15とにより主として構成されている。励磁
巻線12は、整流器15に接続され、整流器15は、スリ
ップリング16,17を介して界磁巻線13に接続されて
いる。また、出力巻線11には、その両端に端子A,B
が設けられ、その中間点に端子Nが設けられており、こ
の端子Nはアース端子Eに接続され、作業形態に応じて
接地配線可能に構成されている。なお、本実施例で用い
た発電機1は周知の構成から成るものであり、また、実
際には図示されていない他の構成要素を有しているが、
本発明の特徴部分ではないため、その図示および説明を
省略する。
【0017】前記過電流検出保護ユニット2は、過電流
を検出する過電流検出コイル21,22と、発電機1から
供給される電流によって発生する過電流検出コイル
1,22の起磁力に応じて発電機1からの電力供給をオ
ン/オフ制御するためのスイッチ23,24と、前記過電
流検出コイル21に磁束を誘起することにより発生する
起磁力に応じて前記スイッチ23をオン/オフ制御する
ための引きはずしコイル25とにより構成されている。
そして、前記出力巻線11の端子A,Bは、それぞれ過
電流検出保護ユニット2の入力端子A′,B′に接続さ
れ、引きはずしコイル25の両端は、端子C,Dを介し
て前記漏電電流検出ユニット3の端子C′,D′に接続
されている。なお、スイッチ23,24は連動して働くよ
うに構成され、例えば、過電流が過電流検出コイル21
のみから検出され、スイッチ23がオフされたときに
は、同時にスイッチ24もオフされる。
【0018】図2は、前記スイッチ23、過電流検出コ
イル21および引きはずしコイル25から成るブレーカ2
6の構造を示す断面図である。
【0019】同図に示すように、ブレーカ26は、共通
コア27に前記過電流検出コイル21および引きはずしコ
イル25が巻装されており、共通コア27は、引きはずし
コイル25が巻装されている開口側部分に嵌合固着され
た固定鉄心210と、その内部に摺動自在に嵌装されてい
るプランジャ(プランジャ型鉄心)28とで構成されて
おり、このプランジャ28は、スプリング29により固定
鉄心2010から離れる方向に付勢されている。211は、
共通コア27の励磁によって吸着自在な可動片であり、
吸着が発生しない常時はスプリング(図示せず)によっ
て図示位置へ付勢されていて、スイッチ23をオン状態
に維持するように構成されている。そして、スイッチ2
3は、過電流検出コイル21に過電流が流れたとき、また
は、引きはずしコイル25に電流が供給されたときに、
可動片211がコイル21または25の起磁力によりスプリ
ングの付勢力に抗して吸着されたときにスイッチ23
オフ状態になり、前記発電機1からの電力供給が遮断さ
れ、かつリセット操作が行われるまでオフ状態が継続さ
れるように構成されている。
【0020】次に、スイッチ23がオフされるまでの動
作を詳述すると、過電流検出コイル21に過電流が流れ
たとき、これが定格を少し上回る、例えば定格の約1.
5倍程度の電流である場合には、プランジャ28がスプ
リング29の付勢力に抗して下方向に引き寄せられると
ともにこのプランジャ28の移動によって空心状態が徐
々に解消されて磁力が増して、約20秒後に可動片211
を吸着して上述のようにスイッチ23をオフにする。
【0021】過電流検出コイル21を流れる過電流が、
例えば定格の約20倍程度の大電流であるときには、空
心コイル状態であるにも拘らず、大電流による強い磁力
によって直ちに可動片211を吸着して、約0.02秒程
度でスイッチ23をオフにする。
【0022】また、引きはずしコイル25に漏電検出に
よる電流が供給されたときには、固定鉄心210の存在に
より強い磁力が発生して直ちに可動片211を吸着してス
イッチ23をオフにする。
【0023】なお、図1において、スイッチ24および
過電流検出コイル22から成るブレーカ27は、上記ブレ
ーカ26から引きはずしコイル25を除いた点が異なるの
みであるため、その構造の説明を省略する。
【0024】前記漏電電流検出ユニット3は、前記出力
巻線11の各端子A,B,Nからの3本の出力線を挿通
するコア31,32と、コア31に巻装され、該コア31
に磁束を誘起させるための発振コイル33と、コア32
巻装され、該コア32内に誘起された磁束を検出するた
めの検出コイル34と、コア32内に磁束を誘起させ、漏
電電流検出ユニット3が正しく動作するか否かを確認す
るためのテスト用コイル35と、このテストを行うため
のテストボタン36と、漏電電流が検出され、電力の供
給が遮断されたことをユーザに知らせるための漏電表示
ボタン37と、前記発振コイル33に発振電流を供給した
り、前記コア32に誘起された磁束を検出したりするた
めの制御部38とにより構成されている。そして、制御
部38には、端子A″,N′を介して、前記発電機1の
端子A,Nから120Vの電圧が供給され、制御部38
は、端子C′,D′を介して前述した過電流検出保護ユ
ニット2の端子C,Dに接続されている。上述のように
構成されている漏電電流検出ユニット3は、端子C′,
D′を介して過電流検出保護ユニット2の入力端子C,
D(露出入力端子)に着脱自在に接続されている。
【0025】図3は、漏電電流検出ユニット3の詳細な
構成を示す電気回路図である。
【0026】同図において、端子N′はソレノイド10
を介して、また、端子A″は直接、整流器11に接続さ
れ、さらに、整流器11は、サイリスタ12や電圧供給
回路13等を介してICから成る漏電検出回路(以下、
「IC」という)14に接続されている。そして、ソレ
ノイド10の両端は、前記端子C′,D′に接続され、
サイリスタ12のゲートは、IC14に接続されてい
る。ここで、サイリスタ12は、漏電電流が検出された
とき、即ち、IC14によりゲートをオン状態にする電
圧が供給されたときに、整流器11からの半波整流出力
をソレノイド10に供給するとともに端子C′,D′を
介して前記図1の引きはずしコイル25に供給するため
のものである。また、ソレノイド10は、前記漏電表示
ボタン37を制御するためのもので、上述のように漏電
電流が検出されるとソレノイド10に半波整流電流が供
給されて磁束が発生し、その起磁力により漏電表示ボタ
ン37が飛び出して漏電検出によるスイッチオフが表示
されるように構成されている。
【0027】また、IC14には、前記発振コイル33
および検出コイル34が接続され、IC14は、発振コ
イル33に発振電流を供給するとともに検出コイル34
励起される磁束を検出する。
【0028】さらに、前記テスト用コイル35は、テス
トボタン36を介して端子N′,A″に接続され、テス
トボタン36をオンすると、テスト用コイル35に120
Vの交流電圧が供給され、前記コア32に磁束が励起さ
れるように構成されている。
【0029】なお、図3には、上述した構成要素の他に
もコンデンサ、抵抗等の構成要素が図示されているが、
本発明の特徴部分ではないので、その説明を省略する。
【0030】図1に戻り、出力コンセント4は、出力巻
線11の端子A,Nに接続され、出力コンセント5は、
出力巻線11の端子N,Bに接続され、さらに、出力コ
ンセント6は、出力巻線11の端子A,Bに接続され、
各出力コンセント4〜6にはそれぞれ所定の電圧が供給
される。
【0031】以上のように構成された可搬型電源装置の
制御動作を、図4に基づいて説明する。
【0032】図4は、本実施例のエンジン駆動型の発電
機のアース端子を接地して使用している状態において、
接地側の電路が地絡した場合になされる制御動作を説明
するための図であり、本実施例のエンジン駆動型の発電
機にコードリール等の長い電路21を介して、例えば、
負荷である電動工具22を接続したときに、接地側の電
路が地絡した場合を示している。
【0033】同図において、接地側が地絡しただけなの
で漏電電流は流れない。したがって、コア31,32を挿
通する部分の出力ライン23には、地絡していない場合
と同一の電流が流れ、その出力ラインに流れる往路およ
び復路の電流の大きさを単純に比較するのみでは、漏電
電流が流れているか否かの判別をすることはできない。
しかし、制御部38により発振コイル33に発振電流が供
給されて、コア31に磁束φ1が発生され、これにより微
小な電流がループbのように流れる。この微小な電流に
よりコア32に磁束φ2が発生し、検出コイル34に電圧
が誘起され、制御部38に供給される。制御部38は、こ
の電圧を検出すると、前記サイリスタ12にゲート信号
を供給してオン状態とし、これにより引きはずしコイル
5に電流が供給され、スイッチ23がオフされ、漏電状
態の出力は遮断される。
【0034】以上説明したように、本実施例に依れば、
電源装置を接地して使用せず且つ地絡が起こらないよう
な環境で使用するような場合には、漏電電流検出ユニッ
ト3を取り付けずに発電機1および過電流検出保護ユニ
ット2のみで可搬型電源装置を構成し、一方、電源装置
を接地して使用する場合には、適宜本実施例のように漏
電電流検出ユニット3を取り付けて可搬型電源装置を構
成することができるので、コストを低減してむだを省く
ことが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
負荷へ電力を供給する出力ラインに流れる負荷電流が過
大になったことを検出する過電流検出器と、これによっ
て駆動されて負荷への電力供給を遮断する遮断回路とに
より一体に構成された過電流検出保護ユニットを備えた
アース端子付の可搬型電源装置において、前記過電流検
出保護ユニット内の前記遮断回路を駆動する信号入力ラ
インを前記過電流検出保護ユニットの外部へも露出させ
て露出入力端子を形成し、この露出入力端子には、前記
過電流検出保護ユニットとは別体に着脱自在に形成した
漏電電流を検出するための漏電電流検出ユニットの出力
線を接続可能に構成し、この漏電電流検出ユニットの出
力線を接続している状態では前記漏電電流検出ユニット
からの漏電電流検出信号によっても前記過電流検出保護
ユニットの遮断回路を駆動して前記出力ラインから負荷
へ供給される電力を遮断するように構成し、また、好ま
しくは、前記遮断回路は、出力ライン中に設けた遮断用
のスイッチ部と、このスイッチ部を駆動するソレノイド
部とを有し、このソレノイド部には、前記出力ラインを
巻装して構成する過電流検出用の引きはずしコイルと前
記信号入力ラインを巻装して構成する引きはずしコイル
とを設けることによって、前記出力ラインの過電流検出
信号および前記露出入力端子から入力される漏電検出信
号のいずれによっても前記スイッチ部を駆動して負荷へ
供給される電力の遮断が可能となるように構成したの
で、コストを低減してむだを省くことが可能となる効果
を奏する。
【0036】さらに、好ましくは、前記ソレノイド部の
うちの前記信号ラインを巻装して構成する引きはずしコ
イル部には固定鉄心を設けると共に、この引きはずしコ
イル部に隣接する過電流検出用の引きはずしコイル部に
は進退自在なプランジャ型鉄心を設け、このプランジャ
型鉄心は前記固定鉄心から離れる方向へスプリングで付
勢されるように構成したので、過電流検出の場合は過電
流の大きさの程度に応じて、通常の遮断器と同じ遅延動
作をもたせることができると共に、漏電電流検出の場合
はただちに遮断動作を行わせることができる。
【0037】また、さらに、好ましくは、前記漏電電流
検出ユニットは、発振コイルを巻装したコアと検出コイ
ルを巻装したコアとを一対にしてこれに前記出力ライン
を挿通して構成される検出部と、この検出部の出力信号
を増幅して前記露出入力端子へ供給する増幅回路とによ
り構成したので、いわゆる二重地絡をも簡単に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る可搬型電源装置の概略
構成を示す図である。
【図2】図1のブレーカ26の構造を示す断面図であ
る。
【図3】図1の漏電電流検出ユニット3の詳細な構成を
示す電気回路図である。
【図4】本実施例に係る可搬型電源装置の制御動作を説
明するための図である。
【符号の説明】
2 過電流検出保護ユニット 21,22 過電流検出コイル(過電流検出器、過電流検
出時の引きはずしコイル) 23,24 スイッチ(スイッチ部) 25 引きはずしコイル 3 漏電電流検出ユニット 31,32 コア 33 発振コイル 34 検出コイル 38 制御部(増幅回路) C,D 端子(露出入力端子)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷へ電力を供給する出力ラインに流れ
    る負荷電流が過大になったことを検出する過電流検出器
    と、これによって駆動されて負荷への電力供給を遮断す
    る遮断回路とにより一体に構成された過電流検出保護ユ
    ニットを備えたアース端子付の可搬型電源装置におい
    て、 前記過電流検出保護ユニット内の前記遮断回路を駆動す
    る信号入力ラインを前記過電流検出保護ユニットの外部
    へも露出させて露出入力端子を形成し、 この露出入力端子には、前記過電流検出保護ユニットと
    は別体に着脱自在に形成した漏電電流を検出するための
    漏電電流検出ユニットの出力線を接続可能に構成し、こ
    の漏電電流検出ユニットの出力線を接続している状態で
    は前記漏電電流検出ユニットからの漏電電流検出信号に
    よっても前記過電流検出保護ユニットの遮断回路を駆動
    して前記出力ラインから負荷へ供給される電力を遮断す
    るように構成したことを特徴とする可搬型電源装置。
  2. 【請求項2】 前記遮断回路は、出力ライン中に設けた
    遮断用のスイッチ部と、このスイッチ部を駆動するソレ
    ノイド部とを有し、このソレノイド部には、前記出力ラ
    インを巻装して構成する過電流検出用の引きはずしコイ
    ルと前記信号入力ラインを巻装して構成する引きはずし
    コイルとを設けることによって、前記出力ラインの過電
    流検出信号および前記露出入力端子から入力される漏電
    検出信号のいずれによっても前記スイッチ部を駆動して
    負荷へ供給される電力の遮断が可能となるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の可搬型電源装置。
  3. 【請求項3】 前記ソレノイド部のうちの前記信号ライ
    ンを巻装して構成する引きはずしコイル部には固定鉄心
    を設けると共に、この引きはずしコイル部に隣接する過
    電流検出用の引きはずしコイル部には進退自在なプラン
    ジャ型鉄心を設け、このプランジャ型鉄心は前記固定鉄
    心から離れる方向へスプリングで付勢されるように構成
    したことを特徴とする請求項2記載の可搬型電源装置。
  4. 【請求項4】前記漏電電流検出ユニットは、発振コイル
    を巻装したコアと検出コイルを巻装したコアとを一対に
    してこれに前記出力ラインを挿通して構成される検出部
    と、 この検出部の出力信号を増幅して前記露出入力端子へ供
    給する増幅回路とにより構成したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の可搬型電源装置。
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